JPH05293575A - シリンダ錠の内部構造部材組立方法 - Google Patents

シリンダ錠の内部構造部材組立方法

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JPH05293575A
JPH05293575A JP12671992A JP12671992A JPH05293575A JP H05293575 A JPH05293575 A JP H05293575A JP 12671992 A JP12671992 A JP 12671992A JP 12671992 A JP12671992 A JP 12671992A JP H05293575 A JPH05293575 A JP H05293575A
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JP
Japan
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tumbler
partition plate
carrier
pin
tumblers
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Application number
JP12671992A
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English (en)
Inventor
Noriya Wada
憲也 和田
Hideaki Kataho
秀明 片保
Shinji Sugizaki
真二 杉崎
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダ錠の内部構造部材であるタンブラと
仕切板との組立体を形成する工程を簡単な機構で、しか
も容易に自動化できるようにする。 【構成】 所定枚数のタンブラ1をタンブラキャリア1
0のタンブラ収容部11内に立設状態にすると共に、そ
の回転方向の向きが揃うように配膳し、またこれとは別
個に所定枚数の仕切板3を仕切板キャリア12の仕切板
収容部13に立設状態に配膳し、この仕切板キャリア1
2内で仕切板3のスリット3aを一直線状に並べるため
に、仕切板キャリア12の一端側に位置する仕切板3の
スリット3aに仕切板整列部材21を当接させて、この
仕切板整列部材21を捩じ回すように進行させて、順次
仕切板3のスリット3aに挿通させ、さらにタンブラキ
ャリア10を仕切板キャリア12に接合させて、各ピン
挿通孔2,4が重なり合う状態でタンブラ1と仕切板3
とが交互に位置するように組み合わせ、次いでこれらピ
ン挿通孔2,4に支軸ピン6を挿通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダ錠の内部構造
部材を構成するタンブラ及び仕切板を交互に配置して、
それらに設けたピン挿通孔に支軸ピンを挿通することに
よって組み立てるシリンダ錠の内部構造部材組立方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダ錠は、その錠に適合する鍵を差
し込んだ時にのみ一直線状に並ぶタンブラを間に仕切板
を挟んで複数枚本体シリンダの内部に装着し、このよう
にタンブラが一直線に並ぶとロッキングバーの係合が外
れ、本体シリンダが回転可能な状態となるように構成さ
れる。タンブラは略C字状の部材からなり、異なる形状
のものを複数枚適宜組み合わせて用いられる。また、仕
切板は薄板円板状の部材からなり、その中央部には鍵を
挿通させるためのスリットが形成され、またロッキング
バーを収容する凹部が形成される。これらタンブラ及び
仕切板は交互に配置されて、支軸ピンによって串刺しさ
れ、また仕切板にはこれに加えて回転規制ピンを挿通さ
れている。一方、タンブラはこの支軸ピンを中心として
回動可能となっている。
【0003】これらタンブラと仕切板との組立体を形成
するために、従来は、手作業によって、支軸ピンにタン
ブラ及び仕切板を1枚ずつ交互に挿通させるようにして
組み付けるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タンブラ
は、選択される種類及び組み付けられる枚数が多ければ
多い程好ましい。また、このタンブラの開口部の向きも
同一方向だけでなく、反対方向にも装着される。しかし
ながら、この多種類の中からタンブラを1枚ずつ選択し
て、その向きを調整しながら支軸ピンに挿通させ、しか
もタンブラと交互に仕切板を支軸ピンに挿通させる作業
は極めて面倒で生産性が悪く、また誤組み付けのおそれ
もある等の問題点があり、この組み付け作業の自動化に
対する要請は極めて強い。
【0005】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決するためになされたものであって、その目的とすると
ころは、タンブラ及び仕切板の組み付け作業を自動化で
きるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、所定枚数のタンブラをタンブラキャ
リア内に、立設状態にし、その回転方向の向きが揃うよ
うに配膳するタンブラ配膳工程と、所定枚数の仕切板を
仕切板キャリアに立設状態に配膳する配膳工程と、仕切
板キャリアの一端側に位置する仕切板のスリット形成部
に仕切板整列部材を当接させて、この仕切板整列部材を
捩じ回すように進行させて、順次仕切板のスリットに挿
通させることによって、これら仕切板の回転方向の向き
を調整する仕切板の方向調整工程と、タンブラキャリア
と仕切板キャリアとを対向配設することによって、各ピ
ン挿通孔が重なり合う状態でタンブラと仕切板とが交互
に位置するように組み合わせるタンブラ−仕切板組み合
わせ工程と、このタンブラと仕切板との組立体における
ピン挿通孔に支軸ピンを挿入するピン挿入工程とから構
成したことをその特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明においては、まずタンブラと仕切板とを
別々に配膳する。この配膳用の治具として、タンブラ及
び仕切板をそれぞれ立設状態に収容するタンブラキャリ
ア及び仕切板キャリアを用いる。このような治具を用い
ることによって、タンブラ及び仕切板の自動作業、とり
わけ複数種類の中から選択して用いられるタンブラの供
給を自動化できる。即ち、適宜のパーツフィーダ等から
なる部品供給装置によって複数種類あるタンブラを、そ
の種類毎に別々に供給するようになし、タンブラキャリ
アをこの部品供給装置における各部品供給部に対面する
位置に搬送させ、この間に順次各タンブラ収容部にタン
ブラを1枚ずつ落とし込むようにする。また、仕切板の
供給はタンブラと独立して行うことができ、しかもこの
仕切板は同じものが用いられるので、仕切板キャリアを
ピッチ送りする間に順次各仕切板収容部に仕切板を供給
できる。
【0008】それぞれのキャリアに所要数のタンブラ及
び仕切板が収容されたときに、タンブラは各収容部にほ
ぼ正確に位置決めするように収容させる。ここで、タン
ブラはその形状が略C字状の部材であり、しかもその一
端にばね部片が取り付けられている関係から、その回転
方向の位置は比較的制御し易い。しかしながら、仕切板
は、その外形が円形となっていることから、必ずしもそ
の回転方向における方向性を制御できない。そこで、仕
切板は、仕切板キャリアに配膳後にその回転方向の位置
調整を行う。この調整は鍵を挿通させるためのスリット
を基準として、スリットが一直線に並ぶように調整す
る。このために、仕切板整列部材を用いるが、この仕切
板整列部材としては、スリットに挿通される関係から、
鍵そのものまたはそれに類似する形状のものを用いれば
良い。ただし、スリットはその方向性がランダムになっ
ていることから、仕切板整列部材を単純に押し込むので
はなく、ドリル状に捩じ回しながら進行させる。これに
よって、まず仕切板整列部材の先端が仕切板キャリアの
端部に位置する仕切板と当接し、この仕切板整列部材と
当該の仕切板のスリットとの方向性が一致したところで
この部位を通過し、次の仕切板に当接する。これによっ
て、他端に位置する仕切板のスリットに仕切板整列部材
が挿通されると、これら各スリットが一直線に並ぶよう
に仕切板の方向調整が行われる。
【0009】一方、タンブラについては、タンブラキャ
リアに収容させる時にほぼ正確に方向調整を行うが、な
お若干の位置ずれが生じるおそれもある。このために、
タンブラについても、その方向性の微調整を行うのが好
ましく、また後続の工程でタンブラキャリアと仕切板キ
ャリアとが接合されるが、タンブラキャリアを反転させ
る場合には、その内部に収容したタンブラが脱落しない
ように保持する必要もあることから、タンブラの方向制
御及び保持を行うようにするのが好ましい。このタンブ
ラを方向微調整した状態でその位置に位置決め保持する
ために、タンブラの中央部分に形成されている開口の部
分に挿入可能なタンブラ挿通材を用いる。ただし、タン
ブラはほぼ回転方向の方向性が揃っているので、このタ
ンブラ挿通部材を押し込むだけで挿通させることができ
る。
【0010】次に、一方側のキャリア、例えばタンブラ
キャリアを反転させて、仕切板キャリア上に対向配設し
て両キャリアを直接または間にスぺーサを介して接合す
る。これによって、タンブラと仕切板とが交互に配置さ
れると共に、両者のピン挿通孔が一致した状態となり、
このピン挿通孔に支軸ピンを挿通させる。ここで、タン
ブラと仕切板とを組み合わせた状態では、両者のピン挿
通孔の軸線が完全に一致しないことがある。また、支軸
ピンはピン挿通孔に対してあまりクリアランスがなく、
しかもピン挿通孔へのガイド性を良好ならしめる構造と
はなっていない。このために、支軸ピンを直接ピン挿通
孔に挿入するのはかなり困難な場合もある。そこで、先
端が尖ったガイドピンを用い、まずガイドピンをピン挿
通孔に挿入して、ピン挿通孔を正確に一直線状となるよ
うに配列し直す。この状態から、ガイドピンを引き戻す
か、またはそのまま通過させ、この間に支軸ピンをこれ
に追従させてピン挿通孔に挿入する。このようにすれ
ば、円滑かつ確実に支軸ピンを挿通させることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1にタンブラとそれを収容するタ
ンブラキャリアを、また図2には仕切板とそれを収容す
る仕切板キャリアを示す。これらの図から明らかなよう
に、タンブラ1は略C字状の部材からなり、その形状が
異なる複数種類のものを用意し、これらから選択して組
み付けられる。このタンブラ1には、その一端にばね部
片1aが連結されており、またこのばね部片1aの連結
部近傍位置にはピン挿通孔2が穿設されている。一方、
仕切板3は円板状の薄板からなり、その中央部には、鍵
が通過するスリット3aが形成され、かつ一対のピン挿
通孔4,5が穿設されている。一方のピン挿通孔4には
タンブラ1のピン挿通孔2と共に支軸ピン6が串刺し状
に挿通され、また他方のピン挿通孔5には回転規制ピン
7が挿通されている。ここで、支軸ピン6はタンブラ1
を仕切板3に対して相対回転自在に支承するものであ
り、回転規制ピン7は複数設けられている仕切板3相互
間で相対回転しないように規制するためのものである。
仕切板3の一端部には、さらにロッキングバー(図示せ
ず)が係脱するための凹部8が形成されている。
【0012】タンブラ1を収容するタンブラキャリア1
0は、タンブラ1をほぼ鉛直状態に収容するタンブラ収
容部11を所定の間隔をもって所要数形成したケーシン
グであり、また仕切板キャリア12も、タンブラ1と同
数の仕切板2を所定間隔をもって収容する仕切板収容部
13を形成したケーシングであって、これらタンブラキ
ャリア10と仕切板キャリア12とは、その両側壁10
a,10aと12a,12aとは、直接または間にスぺ
ーサを介して接合するように重ね合せることができるよ
うになっている。両者を重ね合せた時にその間の相対位
置決めを行うための位置決めピン14が仕切板キャリア
12の側壁12aに突設されており、またタンブラキャ
リア10にはこの位置決めピン14が嵌入する位置決め
孔15がその側壁10aに形設されている。また、仕切
板キャリア12には位置決め用の突条16がその底面か
ら出没可能に臨んでおり、常時においては図示しないば
ね等の付勢手段で突出する状態に付勢されている。この
位置決め用突条16は仕切板3の凹部8に係入すること
によって、仕切板3を所定の位置に保持するためのもの
である。
【0013】ここで、タンブラ1は略C字状の部材であ
り、しかも一端部にはばね部片1aが連結されている関
係から、その回転方向の位置を制御した状態でタンブラ
キャリア10に収容させるのは比較的困難ではない。た
だし、このタンブラ1の供給時に若干位置ずれするのを
防止できない。また、仕切板3には凹部8が設けられて
はいるものの、全体形状が円形となっていることから、
その位置を正確に制御した状態で仕切板キャリア12に
収容させるのは極めて困難である。このために、タンブ
ラキャリア10及び仕切板キャリア12に、それぞれ所
定数配膳されたタンブラ1及び仕切板3の回転方向の向
き、即ち方向を揃える機構を備えている。タンブラキャ
リア10にはタンブラ挿通部材20を用い、また仕切板
キャリア12には仕切板整列部材21が用いられる。
【0014】仕切板3の方向揃えは仕切板3に設けたス
リット3aを基準として行う。従って、仕切板整列部材
21としては、鍵と同じ形状のものを用いることができ
る。タンブラ1はその中央の開口部を基準として方向揃
えを行うが、このタンブラ1はそれぞれ異なる形状のも
のであることから、タンブラキャリア10に、そのタン
ブラ収容部11の配列方向に向けて形成したガイド溝1
7に沿って挿通ガイドする。また、タンブラキャリア1
0は反転させて、仕切板キャリア12に接合させること
から、このようにタンブラ挿通部材20をガイド溝17
に挿通することによって、タンブラ1が反転時にタンブ
ラキャリア10から脱落するのを防止するタンブラ保持
機能を発揮する。
【0015】而して、タンブラ1を、仕切板3を間に挟
んで複数枚配列し、これらタンブラ1及び仕切板3に設
けたピン挿通孔2,4に支軸ピン6を挿通するように組
み立てるが、その方法を以下に説明する。
【0016】まず、タンブラ1と仕切板3とは、タンブ
ラキャリア10及び仕切板キャリア12を用いてそれぞ
れ別個に配膳する。即ち、タンブラキャリア10,仕切
板キャリア12に所定のピッチ間隔をもって形成した各
収容部11,13にそれぞれ所定のタンブラ1及び仕切
板3を供給する。タンブラ1,仕切板3の配膳作業は部
品供給装置(図示せず)を用いて自動的に行うことがで
きる。即ち、タンブラ1または仕切板3を多数収納した
部品供給部からタンブラ1及び仕切板3をそれぞれ1枚
ずつ分離して各キャリア10,12の所定の収容部1
1,13に落とし込むようにすればよい。その供給時に
は、部品供給部またはキャリア10,12のいずれかを
移動させる必要があるが、位置決め機構の簡略化,位置
決め精度等の見地から、キャリア側を移動させるように
構成するのが好ましい。仕切板3は同じものを供給する
ので、仕切板キャリア12をピッチ送りして、一端側の
仕切板収容部13から順に仕切板3を仕切板キャリア1
2に供給する。また、タンブラ1については、複数種類
の中から選択し、かつその向きを調整した上で供給しな
ければならないので、供給装置におけるタンブラ供給部
をその種類に見合った数だけ直線状に配列して、タンブ
ラキャリア10における各タンブラ収容部11を、それ
に対応するタンブラ供給部と対面する位置に順次位置決
めして、タンブラ1を1枚ずつ供給させるようにする。
これによってタンブラ1をタンブラキャリア10に、ま
た仕切板3が仕切板キャリア12に配膳される。
【0017】タンブラ1及び仕切板3がそれぞれタンブ
ラキャリア10,仕切板キャリア12に供給されると、
それらの回転方向の調整を行う。ここで、タンブラ1は
ほぼ正確に方向が制御された状態で配膳されていること
から、必ずしもその方向調整は行わなくとも良いが、後
続のタンブラ−仕切板組み合わせ工程及びピン挿通工程
の関係から、タンブラ1については、その方向の微調整
を行うと共に、タンブラキャリア10から脱落しないよ
うに保持するために、タンブラ挿通部材20が用い、こ
のタンブラ挿通部材20をタンブラキャリア10に設け
たガイド溝17に沿って押し込むように挿通させること
によって、タンブラ1の方向の微調整を行うと共に、タ
ンブラキャリア10から脱落しないように保持する。こ
れに対して、仕切板3は仕切板キャリア12に収容させ
たときには、そのスリット3aの方向がランダムとなっ
ているので、単に仕切板整列部材21を押し込んだだけ
では方向調整を行うことができない。そこで、図2に矢
印で示したように、仕切板整列部材21をドリル状に捩
じ回しながら進行させる。この操作時においては、仕切
板3の回転によって仕切板キャリア12から飛び出さな
いようにするために、図3に示したように、蓋体18を
この仕切板キャリア12に装着する。また、位置決め用
突条16は仕切板キャリア12の底面より下方に引き下
げておく。これによって、仕切板整列部材21の先端が
仕切板3のスリット3aと一致したときに、この仕切板
3に仕切板整列部材21が挿入される。このようにして
順次1枚ずつ仕切板3が仕切板整列部材21により挿入
され、最後の仕切板3に挿入された後に、この仕切板整
列部材21が所定の角度位置となると、仕切板整列部材
21を停止させ、位置決め用突条16を突出させて、仕
切板3の凹部8に係合させる。然る後に、蓋体18を除
去することによって、図4に示した状態となる。ここ
で、タンブラ挿通部材20及び仕切板整列部材21は適
宜の駆動手段に接続することによって、タンブラ1,仕
切板3に自動的に挿入できる。
【0018】以上によりタンブラ1はタンブラキャリア
10内において正確に方向調整された状態で位置決めさ
れ、また仕切板3も仕切板キャリア12内で正確に位置
決めされる。そこで、図4に示した回転規制ピン7を仕
切板3のピン挿通孔5に挿入する。仕切板3は正確にそ
の方向性が揃った状態となっていることから、回転規制
ピン7は比較的容易に挿入することができる。
【0019】次に、図5に示したように、タンブラキャ
リア10を反転させて、間にスぺーサ19を介して仕切
板キャリア12の上に重ね合せる。即ち、仕切板キャリ
ア12の側壁12a,12aに突設した位置決めピン1
4をタンブラキャリア10の両側壁10a,10aに設
けた位置決め孔15を嵌入させるようにして重ね合せ
る。これによって、タンブラキャリア10に収容したタ
ンブラ1と仕切板キャリア12の仕切板3とが交互に位
置し、かつピン挿通孔2,4がほぼ一致する状態とな
る。なお、側壁10a,12aの上端面の高さとタンブ
ラ1及び仕切板3のピン挿通孔2,4の位置との関係か
ら、側壁10a,12aを直接接合させた時にピン挿通
孔2,4が一致する状態になるように設計されておれ
ば、スぺーサ19を介さず側壁10a,12aを直接接
合させるようにすれば良い。
【0020】この状態で、図6に示したように、タンブ
ラ1と仕切板3とにおけるピン挿通孔2,4内に支軸ピ
ン6を挿入する。ここで、タンブラ1はその形状がそれ
ぞれ異なっている関係から、タンブラ挿通部材20が挿
通されて位置決めされているにしても、その間に若干の
隙間が生じて、ピン挿通孔2とピン挿通孔4との位置が
ずれていることがある。また、支軸ピン6の先端には、
格別挿入性を円滑にするための加工等は施されていな
い。以上の点から、支軸ピン6の挿入を容易かつ円滑に
行うために、ガイドピン30を用いる。このガイドピン
30は、その先端30aが尖ったものである。そして、
このガイドピン30の先端30aをまず一側方向から挿
入し、他端に完全に突き抜けさせる。然る後、それを引
き戻しながら、反対方向から支軸ピン6を挿入する。こ
れによって、支軸ピン6は円滑にピン挿通孔2,4に挿
通される。
【0021】然る後に、図7に示したように、タンブラ
挿通部材20を抜き取り、また仕切板整列部材21が差
し込まれている場合には、この仕切板整列部材21も抜
き取った後に、タンブラキャリア10を除去し、さらに
して、両端に鍵挿入ガイド部材や端板等を装着して仕切
板整列部材21またはそれと同様の部材を差し込む。そ
して、仕切板キャリア12から取り外して、タンブラ1
を支軸ピン6を中心として180°相対回動させること
により、相隣接する仕切板3,3間に入り込ませる。こ
れによって、シリンダ錠の内部構造部材としてのタンブ
ラ1と仕切板3との組立体が形成される。
【0022】以上のように、タンブラ1及び仕切板3を
配膳する作業,タンブラ1及び仕切板3の方向調整,位
置決めを行う作業,これらを組み合わせる作業及びガイ
ドピンを用いて支軸ピン6を挿入する作業等、タンブラ
1と仕切板3との組立体を形成するための全工程を自動
化することが可能であり、しかもあまり複雑な機構や制
御を行う必要がない。このように、シリンダ錠の製造工
程における最も複雑な工程であるタンブラと仕切板との
組立工程を自動化できることは、シリンダ錠の製造を完
全に自動化することが可能になる。
【0023】なお、前述した実施例においては、タンブ
ラキャリア10を反転させて、仕切板キャリア12に重
ね合わせるようにしたが、仕切板キャリア12をタンブ
ラキャリア10上に重ね合わせるようにしても良い。ま
た、支軸ピン6はガイドピン30によりガイドされなが
ら挿入するようにしたが、例えばタンブラ挿通部材20
によりタンブラ1の方向性が厳格に制御される場合に
は、必ずしもガイドピン30を用いる必要はない。さら
に、部品供給装置からタンブラキャリア10にタンブラ
1を供給する時に、極めて正確に方向制御を行うように
なし、また仕切板キャリア12をタンブラキャリア10
上に重ね合わせるようにする場合には、タンブラ挿通部
材20の挿通及びガイドピン30の挿通は行わなくとも
良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、タンブラと仕切板
とをそれぞれタンブラキャリア及び仕切板キャリアに別
々に配膳して、これらタンブラキャリアと仕切板キャリ
アとを接合させて、支軸ピンを挿通するようにしたの
で、複数種類の中から選択して用いられるタンブラを仕
切板間に挟むようにして組み立てる作業を容易かつ円滑
に行うことができ、またその自動化も図れるようにな
り、さらには仕切板の方向調整を仕切板整列部材を用い
て、この仕切板整列部材を捩じ回すようにして仕切板に
挿入することによって、そのスリットの方向を揃えるよ
うにしているので、仕切板の配膳時に、その方向性を制
御する必要がなく、この点からも組立方法の自動化にと
って極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンブラ及びタンブラキャリアを示す外観図で
ある。
【図2】仕切板及び仕切板キャリアを示す外観図であ
る。
【図3】仕切板の方向調整を行う工程を示す説明図であ
る。
【図4】方向調整後の仕切板キャリアを示す外観図であ
る。
【図5】タンブラ−仕切板組み合わせ工程を示す説明図
である。
【図6】支軸ピン挿通工程を示す外観図である。
【図7】タンブラと仕切板との組立体を示す外観図であ
る。
【符号の説明】
1 タンブラ 2,4,5 ピン挿通孔 3 仕切板 6 支軸ピン 10 タンブラキャリア 11 タンブラ収容部 12 仕切板キャリア 13 仕切板収容部 20 タンブラ挿通部材 21 仕切板整列部材 30 ガイドピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンブラを、鍵挿通用のスリットを設け
    た仕切板を間に挟んで複数枚配列して、これらタンブラ
    及び仕切板に設けたピン挿通孔に支軸ピンを挿通するよ
    うに組み立てる方法において、 所定枚数のタンブラをタンブラキャリア内に、立設状態
    にし、その回転方向の向きが揃うように配膳するタンブ
    ラ配膳工程と、 所定枚数の仕切板を仕切板キャリアに立設状態に配膳す
    る配膳工程と、 仕切板キャリアの一端側に位置する仕切板のスリット形
    成部に仕切板整列部材を当接させて、この仕切板整列部
    材を捩じ回すように進行させて、順次仕切板のスリット
    に挿通させることによって、これら仕切板の回転方向の
    向きを調整する仕切板の方向調整工程と、 タンブラキャリアと仕切板キャリアとを対向配設するこ
    とによって、各ピン挿通孔が重なり合う状態でタンブラ
    と仕切板とが交互に位置するように組み合わせるタンブ
    ラ−仕切板組み合わせ工程と、 このタンブラと仕切板との組立体におけるピン挿通孔に
    支軸ピンを挿入するピン挿入工程と、から構成したこと
    を特徴とするシリンダ錠の内部構造部材組立方法。
  2. 【請求項2】 前記タンブラキャリアにタンブラを供給
    した後に、一端側から順次タンブラにタンブラ挿通部材
    を挿通させることによって、このタンブラキャリアに収
    容した各タンブラのピン挿通孔をその方向を調整した状
    態に位置決め保持するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のシリンダ錠の内部構造部材組立方法。
  3. 【請求項3】 前記ピン挿入工程は、先端が尖ったガイ
    ドピンをタンブラと仕切板との組立体の一端側に位置す
    る部材のピン挿通孔から順次挿通することにより各ピン
    挿通孔を正確に位置決めし、次いでこのガイドピンを抜
    き出しながら支軸ピンを挿通させることを特徴とする請
    求項1記載のシリンダ錠の内部構造部材組立方法。
JP12671992A 1992-04-21 1992-04-21 シリンダ錠の内部構造部材組立方法 Pending JPH05293575A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100799230B1 (ko) * 2006-12-01 2008-01-29 김천하 차량 로크용 키 제작 기구
JP2010024803A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Yuhshin Co Ltd キーシリンダのタンブラ組付装置

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KR100799230B1 (ko) * 2006-12-01 2008-01-29 김천하 차량 로크용 키 제작 기구
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