JPH05286103A - 積層シートの製造方法 - Google Patents

積層シートの製造方法

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JPH05286103A
JPH05286103A JP4096245A JP9624592A JPH05286103A JP H05286103 A JPH05286103 A JP H05286103A JP 4096245 A JP4096245 A JP 4096245A JP 9624592 A JP9624592 A JP 9624592A JP H05286103 A JPH05286103 A JP H05286103A
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JP
Japan
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laminated sheet
emulsion
resin
coating layer
electron beam
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JP4096245A
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Haruo Konishi
張夫 小西
Hiroyoshi Fujioka
弘斉 藤岡
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New Oji Paper Co Ltd
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New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電子線硬化樹脂をラミネート接着剤
として使用し、その長所を生かしつつ、いかなる基材に
も定量均一塗布が可能で、筋やパターン等の塗布ムラの
ない積層シートを製造する方法を提供するものである。 【構成】 1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイル
基を持つ重合性アクリレートのエマルジョンまたは前記
重合性アクリレートと熱可塑性樹脂との混合物であるエ
マルジョンを基材に塗布し、加熱乾燥により塗布層中の
水分の少なくとも一部を除去した後、別の基材を貼り合
わせ、電子線を照射して塗布層を硬化することを特徴と
する積層シートの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子線硬化樹脂エマルジ
ョンを接着剤として用いた各種積層シートの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】包装資材を中心に各種積層フィルムや用
紙が用いられており、この様な積層シートを製造する方
法としてはドライラミネーション、押し出しラミネーシ
ョン等の方法が知られている。しかし、これらのラミネ
ーションに用いられる接着剤は、いずれも酢酸エチル、
メチルエチルケトン、トルエン、キシレン、ヘキサン等
の有機溶剤に溶解して使用されるため、接着作業及び操
業時に、多量の有機溶剤が大気中に揮散し、作業環境を
著しく悪化させるという問題点を持っている。また、ラ
ミネート層に残留する微量の溶剤臭のために臭気を嫌う
食品包装等の用途には用いられなかった。
【0003】そこでウエットラミネーションとして水溶
性接着剤を使用する手段もあるが、塗布乾燥して貼り合
わせ後、硬化反応を進めるために高温乾燥処理が必要で
あり、また貼り合わされる基材も通気性のあるものに限
定される。そのため、反応型の接着剤を用いる方法もあ
るが、硬化のためには巻取り状態での長時間のエージン
グが必要で、接着剤のポットライフが短く、さらに水溶
性接着剤は接着後の耐水性や耐熱性に劣るという難点も
ある。
【0004】またホットメルトラミネーションでは熱可
塑性接着剤を使用するが、高温処理(100〜200
℃)が必要なため熱に弱い基材には不向きであるし、接
着後も耐熱性がないため、後加工で印刷や貼り合わせ等
の加熱工程がある場合には不適当である。これらを解決
する手段として接着剤に電子線硬化樹脂を使用する方法
が提案されている(特開昭56−127674号)。電
子線はエネルギーが高いため、厚いコートや多重積層ラ
ミネートができ、熱に弱い基材上の硬化が可能であり、
また硬化後の接着層は耐候、耐熱、耐薬品性等に優れて
いる。しかし、100%の樹脂分で塗布するために粘度
が上昇してしまい、塗布量をコントロールすることが困
難であり、さらに塗布手段によっては筋やパターン等の
塗布ムラが発生し、透明基材を使用する場合などには商
品価値を損なってしまう。また、粘度を下げるために希
釈モノマー等を併用する方法もあるが、これらも臭気や
刺激性等の原因となり、必ずしも満足な製品が得られて
いないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は電子線
硬化樹脂をラミネート接着剤として使用し、その長所を
生かしつつ、いかなる基材にも定量均一塗布が可能で、
筋やパターン等の塗布ムラのない積層シートを製造する
方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる現状に鑑み、本発
明者らは鋭意研究した結果、特定の重合性アクリレート
を含有する電子線硬化樹脂エマルジョンを基材に塗布
し、加熱乾燥により該塗布層中の水分を浮き(水分蒸発
による接着層の剥がれ)の発生しないレベルまで除去し
た後、別の基材を貼り合わせ、電子線を照射することに
より該塗布層を硬化して積層シートを得ると、上記の如
き問題が極めて効率よく解消されることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0007】
【作用】本発明において使用される電子線硬化樹脂エマ
ルジョンは、界面活性剤の存在下に重合性アクリレート
を加熱又は室温下で撹拌しつつ、水を添加することによ
って調製される水中油滴型エマルジョンである。本発明
では、水分を含んでいても充分な強度の接着力が得られ
るように、電子線硬化性樹脂として1分子中に2個以上
のアクリロイル基またはメタクリロイル基を持つ重合性
アクリレートを用いるが、この成分に充分な電子線硬化
性を与えるためにはアクリロイル基1個当りの分子量が
1000以下のものが好ましく、また、低沸点化合物に
特有な臭気を制御するためには、常圧における沸点が2
00℃以上であることが好ましい。
【0008】本発明で使用可能な重合性アクリレートと
しては、例えば次の[イ]〜[ホ]のアクリレートが挙
げられる。なお、以下の例示ではアクリレートを記載す
るが、勿論、これらに対応するメタクリレートも使用す
ることができる。
【0009】[イ]ポリオールポリアクリレート これは通常、ポリアルキレングリコール、2価以上の多
価アルコール又は2価以上の多価アルコールにアルキレ
ンオキサイドを付加した多価アルコールのポリアクリレ
ートとして得られる。具体的には (a)ネオペンチルアルコールジアクリレート (b)1,6−ヘキサンジオールジアクリレート (c)トリメチロールプロパントリアクリレート (d)ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート (e)ペンタエリスリトールテトラアクリレート (f)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート (g)ポリプロピレングリコールジアクリレート (h)トリメチロールプロパンのプロピレンオキサイド付
加物のトリアクリレート (i)グリセリンのプロピレンオキサイド付加物のトリア
クリレート (j)ペンタエリスリトールのプロピレンオキサイド付加
物のテトラアクリレート (k)ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物の
ジアクリレート などが挙げられる。
【0010】[ロ]ポリエステルアクリレート 通常、多価アルコールと多価カルボン酸及び/又はその
無水物とアクリル酸とをエステル化することによって得
られる。具体例としては (a)マレイン酸とエチレングリコールとのポリエステル
ジアクリレート (b)フタル酸とジエチレングリコールとのポリエステル
ジオールのジアクリレート (c)アジピン酸とトリエチレングリコールとのポリエス
テルジオールジアクリレート (d)テトラヒドロフタール酸とトリメチロールプロパン
とのポリエステルポリオールのポリアクリレートなどが
挙げられる。
【0011】[ハ]エポキシアクリレート これは通常分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポ
キシ樹脂やフェノール、クレゾール、ブチルフェノー
ル、オクチルフェノール、及びノニルフェノール等から
得られる各種フェノールノボラック樹脂とエピクロルヒ
ドリンとの反応からから得られるエポキシ樹脂に、アク
リル酸又はカルボキシレート基含有アクリレートとの多
塩基酸の混合物を反応させて得られる。具体例としては (a)ビスフェノールAジグリシジルエーテルのジアクリ
レート (b)ネオペンチルグリコールジグリシジルアクリレート (c)1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテルの
ジアクリレート などが挙げられる。
【0012】[ニ]ウレタンアクリレート 通常、多価アルコール、多価イソシアネート及び水酸基
含有アクリレートを反応させて得られる。具体的にはア
ジピン酸、セバシン酸、マレイン酸及びテレフタル酸等
の有機多塩基酸とエチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,4−ブチレンジオール及び1,6−ヘキサ
ンジオールなどからなるポリエステルジオールと、トリ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
4,4−ジフェニールメタンジイソシアネートと、2−
ヒドロキシエチルアクリレートとの付加生成物などが挙
げられる。
【0013】[ホ]その他の重合性アクリレート (a)ポリアクリロイルオキシリン酸エステル (b)ポリシロキサンポリアクリレート などが挙げられる。
【0014】なお、上記の如き重合性アクリレートは単
独でも2種以上を混合して用いてもよい。また、必要に
より他のアクリル系モノマーを添加することもできる。
【0015】また、重合性アクリレートと相溶性の良い
熱可塑性樹脂を添加することにより接着性を向上するこ
とができる。熱可塑性樹脂としては、例えば塩化ビニル
樹脂、酢酸ビニル樹脂、ビニルピロリドン樹脂、ビニル
ピロリドン−スチレンポリマー、塩素化ポリオレフィン
樹脂、塩化ゴム、クマロン・インデン樹脂、キシレン樹
脂、ロジン系樹脂(ロジンエステル、水添ロジンエステ
ルなど)、石油系樹脂(脂環族石油樹脂、脂肪族石油樹
脂など)、テルペン系樹脂(ポリテルペン樹脂、βピネ
ン樹脂など)、変成テルペン樹脂、スチレン−ブタジエ
ン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−
アクリル酸エステル共重合樹脂、エチレン−メタクリル
酸メチル共重合樹脂などが挙げられる。重合性アクリレ
ートと熱可塑性樹脂の混合比については特に限定するも
のではないが、一般に重合性アクリレート100重量部
に対し1〜100重量部の範囲である。1重量部未満で
は接着性向上の効果が得られず、100重量部を超える
と接着後、耐熱性に問題を生じる恐れがある。
【0016】次に、重合性アクリレート等のエマルジョ
ン化に使用する界面活性剤としては、例えばポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェノールエーテル、ソルビタン脂肪酸エステルなど
の非イオン性界面活性剤、脂肪酸塩、高級アルコール硫
酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
ナフタレン酸塩などの陰イオン界面活性剤、カルボシキ
シメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、
ポリエチレンオキシドなどの高分子界面活性剤等が挙げ
られ、これらを単独又は2種以上混合して用いることが
できる。なお、重合性アクリレート100重量部に対し
て界面活性剤は1〜20重量部、より好ましくは1〜1
0重量部を用いる。
【0017】上記のうちでも、HLB>10の非イオン
界面活性剤や高分子界面活性剤で乳化した後、デンプ
ン、カルボキシエチルセルロース、アルギン酸ソーダ、
メチルセルロース等の水溶性ポリマーあるいはポリビニ
ルブチラールエマルジョン等の水分散性重合体の少なく
とも1種を重合性アクリレート100重量部に対して3
〜40重量部混合すると安定性の良いエマルジョンを得
ることができる。
【0018】なお、このようにして得られたエマルジョ
ンは、必要に応じて可塑剤、レベリング剤、増粘剤、消
泡剤を配合したり、本発明以外の重合性アクリレート又
はメタアクリレートエマルジョンを電子線硬化性向上の
ために、また酢酸ビニルエマルジョン、酢酸ビニル−エ
チレンエマルジョン、塩化ビニル−塩化ビニリデンエマ
ルジョン等の水分散性重合体を接着性向上のために添加
して、本発明の塗液とすることができる。
【0019】このようにして調製された塗液は通常の塗
布手段により基材に塗布されるが、基材としては、例え
ばアート紙、コート紙、上質紙、和紙、合成紙、布、不
織布、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、塩化ビニルフィルム、酢酸ビニルフィルム、アルミ
箔、銅箔、スズ箔等が挙げられる。
【0020】塗布手段としては通常のコーティングヘッ
ド、例えばバー、グラビア、オフセットグラビア、ロー
ル、エアナイフ等が使用されるが、電子線硬化樹脂エマ
ルジョンの液粘度が20〜2000cpsであることが
重要で、特に紙、不織布、布等を塗布する場合、20c
ps未満であると塗布直後にエマルジョンが基材に浸透
してしまい充分な接着性が得られない、またポリエステ
ルフィルム等の透明な基材に塗布する場合、2000c
psを超えるとコーターヘッドによってはバー目やパタ
ーン等が発生し塗布ムラが生じる。
【0021】塗布量としては基材にも依存するが、乾燥
固形分で2〜25g/m2が適当である。2g/m2未満で
は充分な接着力が得られず、25g/m2を超えると電子
線による硬化が不充分になってしまう。このようにして
電子線硬化樹脂エマルジョンを塗布された基材は加熱乾
燥されるが、この時、貼り合わせ経時後の残余水分の蒸
発による「浮き」の発生を防止するためには、シートの
一方又は両方の材料が通気性のあるものならば塗布層中
の水分が15重量%以下、両方通気性のないものでも1
0重量%以下まで減少させればよい。
【0022】乾燥基材は別の基材と貼り合わされ、さら
に両面から加圧ロール等で圧着された後、電子線照射を
受けることにより塗布層が硬化される。電子線としては
コッククロフトワルトン型、パンデグラフ型、共振変圧
器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、
高周波型等の各種電子線加速器から放出された50〜1
000Kev、好ましくは100〜300Kevの範囲
のエネルギーを持つものが利用される。電子線を塗布層
に照射するためには、スポットビームを高速走査するか
リニアフィラメントから連続したカーテン状のビームを
照射する方法がとられる。なお、照射線量としては10
〜150KGy、好ましくは30〜100KGyの範囲
である。
【0023】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。ま
た、特に断りのない限り例中の部及び%はそれぞれ重量
部及び重量%を示す。
【0024】実施例1 オリゴエステルアクリレート(商品名:アロニックスM
−8060、東亜合成化学株式会社製)100部に非イ
オン性界面活性剤としてポリオキシエチレンノニルフェ
ニールエーテル(商品名:エマルゲン935、花王アト
ラス株式会社製)を10部加えて70℃で撹拌した後、
水分散性重合体(商品名:アロンHD−9、固形分70
%、東亜合成化学工業株式会社製)を30部添加して充
分撹拌した。続いてイオン交換水130部を徐々に滴下
しながら70℃で撹拌し、電子線硬化樹脂エマルジョン
を得た。エマルジョンの固形分は50%で粘度は40c
ps/25℃であった。
【0025】上記エマルジョンを80g/m2の上質紙に
固形分で15g/m2となるようメイヤーバーで手塗りし
熱風乾燥機の中で塗布層の水分が13%になるまで乾燥
した後、取り出して、80g/m2の上質紙と貼り合わせ
た後ローラーにて圧着する。それを低エネルギー電子線
加速器(Energy Science社製エレクトロ
カーテンCB−200)にて加速電圧175Kev、照
射線量40KGyで処理して積層シートを得た。
【0026】実施例2 実施例1においてオリゴエステルアクリレート100部
のところを塩化ポリエチレン(商品名:アデカプレンC
E−303、旭電化工業株式会社製)20部とオリゴエ
ステルアクリレート80部の混合物100部に置き換え
た以外は実施例1と同様にして積層シートを得た。
【0027】実施例3 塗布層上に貼り合わせる基材を50μのポリエステルフ
ィルムとした以外は実施例1と同様にして積層シートを
得た。
【0028】実施例4 貼り合わせる両基材を50μのポリエステルフィルムと
し、エマルジョンを乾燥塗布量で8g/m2になるように
塗布後、さらに加熱乾燥後の水分を8%にした以外は実
施例1と同様にして積層シートを得た。
【0029】比較例1 電子線硬化樹脂エマルジョンをイオン交換水で薄めて粘
度を15cpsにした以外は実施例1と同様にして積層
シートを得た。
【0030】比較例2 イオン交換水を46部に減らし、エマルジョンの固形分
を70%にして粘度を2300cpsにした以外は実施
例4と同様にして積層シートを得た。
【0031】比較例3 塗布層の加熱乾燥後の水分を18%にした以外は実施例
1と同様にして積層シートを得た。
【0032】比較例4 塗布層の乾燥コート量を1g/m2とした以外は実施例1
と同様にして積層シートを得た。
【0033】比較例5 オリゴエステルアクリレートをエマルジョンにしないで
N−ビニル2−ピロリドン(商品名:アロニックスM−
150、東亜合成化学工業株式会社製)で薄めて塗布
し、熱風乾燥機を通さなかった以外は実施例1と同様に
して積層シートを得た。
【0034】かくして得られた積層シートについて以下
の項目について評価を行ないその結果を[表1]に示し
た。 (1)接着層の剥離試験 積層シートの貼り合わせ部分を手で剥がした際の剥がれ
やすさについて調べた。
【0035】◎:非常に強くて全く剥がれない。 ○:剥がれない。 △:若干剥がれる。 ×:剥がれる。
【0036】(2)塗布ムラ 基材(ポリエステルフィルム)を通して接着層に筋又は
パターン等の塗布ムラが無いかを調べて目視判定した。 ○:全く無い。 △:若干有る。 ×:かなり有る。
【0037】(3)浮き 電子線照射を行なってから24時間後のシート(200
×300mm×10枚)に発生した浮きの個数を目視判
定した。(数の少ない程良い)
【0038】(4)臭気 臭気の有無を調べた。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】実施例の結果から明らかなように、本発
明の積層シートの製造方法では、電子線硬化樹脂をいか
なる基材にも定量均一塗布が可能で、筋やパターン等の
塗布ムラがなく、また接着面同士の浮きが発生しない積
層シートを得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/28 7141−4F C09J 4/00 JBM 7921−4J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子中に2個以上の(メタ)アクリロ
    イル基を持つ重合性アクリレートのエマルジョンを基材
    に塗布し、加熱乾燥により塗布層中の水分の少なくとも
    一部を除去した後、別の基材を貼り合わせ、電子線を照
    射して該塗布層を硬化することを特徴とする積層シート
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記エマルジョンが重合性アクリレート
    と熱可塑性樹脂との混合物である請求項1記載の積層シ
    ートの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記エマルジョンの粘度が20〜200
    0cpsである請求項1または2記載の積層シートの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記塗布層中の水分が15%以下になる
    ように加熱乾燥する請求項1,2または3記載の積層シ
    ートの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記基材が紙、合成紙、合成樹脂フィル
    ム、金属箔から選ばれる少なくとも一種である請求項
    1,2,3または4記載の積層シートの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09111218A (ja) * 1995-10-16 1997-04-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 接着剤用エマルション組成物及びその製造方法
JP2003313524A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Djk Kenkyusho:Kk 接着剤組成物
JP2005139305A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Toyo Kasei Kogyo Co Ltd 紫外線硬化型樹脂組成物
CN113796605A (zh) * 2021-07-22 2021-12-17 圣华盾防护科技股份有限公司 一种多次洗消的医用防护服面料及防护服

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