JPH0527602Y2 - - Google Patents

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JPH0527602Y2
JPH0527602Y2 JP11744288U JP11744288U JPH0527602Y2 JP H0527602 Y2 JPH0527602 Y2 JP H0527602Y2 JP 11744288 U JP11744288 U JP 11744288U JP 11744288 U JP11744288 U JP 11744288U JP H0527602 Y2 JPH0527602 Y2 JP H0527602Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は隣接する建築構造物の目地を覆う目地
カバーの連結機構の改良に関するものである。
〈従来技術〉 建築構造物間の目地を一枚のカバー板で覆う目
地カバーにあつて、特開昭61−200237号に開示さ
れている様に、左右に隣接する建築構造物の目地
に沿つて設けられる固定体から挟持片を内方へ突
出させ、左右の挟持片の後面に、両端が当接する
橋絡杆体を、螺子杆によつて、カバー板に回動可
能に連結しておき、カバー板の装着時には、該橋
絡杆体を傾斜させて配置してから、カバー板を目
地に被着し、該橋絡体を回転させ、その両端を前
記挟持片に位置させ、目地カバーの表面に突出さ
せた螺子杆の頭部を回転して、橋絡杆体をカバー
板側に近接させて、その両端を挟持片に当接し、
カバー板と橋絡杆体とで挟持片を挟持することに
より、該カバー板を目地に被着するようにしたも
のが提案された。
このものは、建築構造物相互に地震等により目
地に沿つて相対移動を生じた場合にあつても、カ
バー板が建築構造物に直接固定されていないか
ら、該相対移動を無理なく吸収し得る利点を有す
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、上述の構成であると、カバー板を被
着した後に、カバー板表面に露出する螺子杆の頭
部を操作することにより、橋絡杆体を両固定体の
挟持片間に差渡し状に配設し、かつ該連結軸の螺
子込み操作により固定するものであつて、橋絡杆
体の位置関係及び、保持強度等を視覚により確認
することができない。
このため、橋絡杆体による連結に信頼性がな
く、カバー板に支持される多数本の橋絡杆体のう
ちの数本が、全く挟持片と係合していない場合も
あり、建築構造物の相対移動により、簡単に目地
カバー板が離脱する等の不都合が予測される。
本考案は、前記構成の欠点を除去することを目
的とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、左右に隣接する建築構造物の目地に
沿つて夫々設けられる固定体から、内方へ突成さ
せた左右の挟持片と、 取付杆体に、複数の連結軸を垂持して、各連結
軸を、左右の挟持片の前面に両端が当接する上部
橋絡杆体と、左右の挟持片の後面に両端が当接す
る下部橋絡杆体とに夫々形成した中心孔に順次挿
通し、該連結軸の挿通端側に設けたバネ掛け片
と、下部橋絡杆体との間に押圧ばねを付装してな
る連結装置と、 前記取付杆体に固定される目地を覆うカバー板
とを備えたことを特徴とするものである。
尚、ここで、左右、前後は相対的概念であつ
て、本考案の目地カバーは、隣接する両側壁、隣
接する両屋上面等、種々の位置関係の隣接する建
築構造物x,x間の目地を覆うために用いられ
る。
〈作用〉 まず連結装置の、取付杆体に支持された複数対
の下部橋絡杆の両端を固定体の挟持片の後面に当
接してから、押圧ばねに抗して取付杆体及び上部
橋絡杆を引張しながら回動し、上部橋絡杆の両端
を固定体の挟持片に位置させる。このとき、押圧
ばねの弾発作用により、上部橋絡杆と、下部橋絡
杆体の両端は近接方向に付勢され、これにより挟
持片に挟圧状に弾接する。このため、連結装置は
挟持片に連結され、目地に差渡し状に保持され
る。そして、目地の中央で、該目地に沿つて、配
設された取付杆体上に、カバー板を被せ、取付杆
体に螺子等を螺着して固定する。そしてこれによ
り、該カバー板は両建築構造物を跨いで、目地を
覆うこととなる。
〈実施例〉 添付図面は本考案の一実施例を示し、目地yを
介して隣接する建築構造物x,xの側壁に適用し
たものである。
目地yの両側角部には、内面に略L形のフラン
ジ材2,2が固定された縁取り材1,1が埋設施
工されている。前記フランジ材2,2の内奥に
は、目地yを覆う耐火帯3の端部が固定される。
前記フランジ材2,2の内方突出片には、アル
ミ押出し型材から成る固定体5がその取付け鍔6
を支持して連結されている。前記固定体5の前端
にはパツキン7を保持するコ字形保持片8が突成
され、内面中腹部に左右内方へT形の挟持片10
が突出している。さらには、その後端には内方へ
開口して止水板12の端縁を固着する保持片13
が連成されている。
15は連結装置であつて、第2図に示す様に、
取付杆体16と、複数の上部橋絡杆体17a及び
下部橋絡杆体17bとを螺子杆からなる連結軸1
9で連結してなる。
前記取付杆体16は、断面コ字状の長尺状金属
杆からなり、その両側片の所定下端位置に、前記
連結軸19が挿通する吊孔20を形成した吊持板
21が複数差渡しされ、吊孔20の直上面には、
連結軸19の挿通を可能とする操作孔22が形成
されている。そして、連結軸19が操作孔22か
ら吊孔20に挿通され、その頭部を吊持板21に
係止して、垂持されている。
前記橋絡杆体17a,17bは、断面コ字状を
しており、その中央部に中心孔23a,23bが
形成され、両端部に突出片24a,24a及び突
出片24b,24bが取付けられている。そして
橋絡杆体17a,17bは、突出片24a,24
aと突出片24b,24bが対向する位置関係と
してから、連結軸19を中心孔23a,23bに
順次挿通し、該連結軸19の突出端側から、押圧
ばね25を嵌挿した後に、ナツト状のバネ掛け片
26を、連結軸19に螺着する。
而して、連結軸19により一体化されて、連結
装置15が構成されることとなる。
カバー板30は、その両側端が縁取り枠1,1
の間隔以上の幅とし、その端縁をコ字状に曲成し
て、後面に止水用植毛テープ31が貼着される。
カバー板30の中央部には略コ字状の陥没溝32
が形成され、該陥没溝32の下底に、連結用挿通
孔33が、定間隔で穿設されている。
前記構成の組み付け手順について説明する。
あらかじめ、目地yを耐火帯3、止水板12で
覆う。そして、連結装置15の下部橋絡杆体17
bを目地y内に入れて、その両端の突出片24
b,24bを両側の固定体5の挟持片10に当接
する位置とする。この当接位置の下部橋絡杆体1
7bは、目地yに略45度傾斜させて差渡した状態
が基準位置とされる。
このとき挟持片10の内面には、T形片の端部
により、係止突起11が構成されているから、該
突出片24は、この係止突起11を跨いで該挟持
片10の主表面に当接することとなる。
次に取付杆体16、上部橋絡杆体17aを押圧
ばね25に抗して引張し、上部橋絡杆体17aを
回動して、その両端の突出片24a,24aを挟
持片10の前面に当接し、橋絡杆体17a,17
bの突出片24a,24a,24b,24bで前
記挟持片10を挟圧する。このとき前記係止突起
11により、その離脱が防止される。この橋絡杆
体17a,17bの差渡し状態にあつて、上述し
た様に、45度傾斜した状態を夫々基準状態として
いる。そしてこれにより、目地yの間隔が設計基
準よりも広い場合には、該橋絡杆体17a,17
bの傾斜角を緩和させて左右方向に沿つた方向と
すればよく、また狭い場合には、さらに傾斜させ
ればよく、同一の連結装置15により、種々の間
隔の目地yに対応できることとなる。尚、上部橋
絡杆体17aと下部橋絡杆体17bの位置関係
は、平行としても良いが、逆傾斜させて交叉状と
しても良い。
而して、連結装置15は、挟持片10,10間
で連結され、各橋絡杆体17a,17b対の連結
状態を視認できることとなる。
次に、連結装置15の前面にカバー板30を覆
い、陥没溝32の挿通孔33から固定螺子34を
通して、取付杆体16に螺着する。この螺着施工
にあつては、挿通孔33から、取付杆体16に小
径の案内孔35を穿設加工しておき、固定螺子3
4にラツピング螺子を用いて、該螺子34を案内
孔に挿入し、螺子切りしながら螺進して固定する
等の手段が採用される。尚、取付杆体16にあら
かじめ螺子孔を形成しておいても良い。
これにより、該カバー板30は、その両端の植
毛テープ31を縁取り枠1,1前面に当接し、か
つ挟持片10,10の前端に設けたパツキン7に
圧接して、水封状に目地yを覆うこととなる。そ
してその後に、前記陥没溝32には、コーキング
材36を埋入し、固定螺子34の頭部を覆う。
この取付け状態において、地震や暴風雨等によ
つて建築構造物x,x相互が揺動した場合におい
て、挟持片10,10は左右方向に長く、突出片
24の微摺動を可能としてあるから、挟持片10
と橋絡杆体17a,17b間の相対的移動により
吸収される。このときカバー板30は、縁取り枠
1,1と直接固定されていないから、植毛テープ
31が縁取り枠1,1の前を摺擦することとな
る。而して、カバー板30に歪を生じることなく
該移動を許容し得る。また建築構造物x,xに前
後方向への相対移動を生じたときには、橋絡杆体
17a,17b、カバー板30は、緩傾斜して、
その移動を吸収することとなる。さらにまた目地
に沿つて建築構造物x,xが移動した場合にも、
突出片24,24が挟持片10,10の長手方向
に摺擦して、この移動を吸収できることとなる。
前記実施例は、隣接する建築構造物x,xの、
側壁間の目地yに対応する構成について説明した
が、屋上面間の目地yを覆う場合についても、適
用できる。この場合には、挟持片10,10を目
地yの角部に立上状に設け、カバー板を笠型と
し、その両端を屋上面から離間する等の構成が採
用され得る。
〈考案の効果〉 本考案は上述の説明によつて明らかにしたよう
に、カバー板30の固定に先立つて、連結装置1
5を建築構造物x,xの目地yの両側に設けた挟
持片10,10に連結するものであるから、その
連結状態を視認することができ、このため、カバ
ー板30の連結を確実かつ所定強度を維持して施
すことができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示し、第1図は
横断平面図、第2図は要部の分離斜視図である。 5,5……固定体、10,10……挟持片、1
5……連結装置、16……取付杆体、17a……
上部橋絡杆体、17b……下部橋絡杆体、19…
…連結軸、20……吊孔、23a,23b……中
心孔、24a,24b……突出片、25……押圧
ばね、30……カバー板、33……挿通孔、34
……固定螺子、x,x……建築構造物、y……目
地。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 左右に隣接する建築構造物の目地に沿つて夫々
    設けられる固定体から、内方へ突成させた左右の
    挟持片と、 取付杆体に、複数の連結軸を垂持して、各連結
    軸を、左右の挟持片の前面に両端が当接する上部
    橋絡杆体と、左右の挟持片の後面に両端が当接す
    る下部橋絡杆体とに夫々形成した中心孔に順次挿
    通し、該連結軸の挿通端側に設けたバネ掛け片
    と、下部橋絡杆体との間に押圧ばねを付装してな
    る連結装置と、 前記取付杆体に固定される目地を覆うカバー板
    とを備えたことを特徴とする目地カバー。
JP11744288U 1988-09-06 1988-09-06 Expired - Lifetime JPH0527602Y2 (ja)

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JPH0239003U JPH0239003U (ja) 1990-03-15
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JP2557461Y2 (ja) * 1991-10-21 1997-12-10 株式会社日本アルミ 壁用の伸縮継手
JP2599137Y2 (ja) * 1993-02-04 1999-08-30 ドーエイ外装 有限会社 目地カバ―装置

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JPH0239003U (ja) 1990-03-15

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