JPH05274868A - メモリ制御装置 - Google Patents
メモリ制御装置Info
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- JPH05274868A JPH05274868A JP4098563A JP9856392A JPH05274868A JP H05274868 A JPH05274868 A JP H05274868A JP 4098563 A JP4098563 A JP 4098563A JP 9856392 A JP9856392 A JP 9856392A JP H05274868 A JPH05274868 A JP H05274868A
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- Japan
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- initialization
- memory
- signal
- dram
- area
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電源投入時におけるDRAMに対するダミー
サイクルを自動的に生成できるメモリ制御装置を得る。 【構成】 DRAM全領域のアドレス生成完了時点でリ
セットされる初期化フラグのラッチ信号に基づいて、D
RAMのダミーサイクルを生成するためのリフレッシュ
要求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初期化中信号
に基づいて生成した切り替え制御信号とDRAM制御信
号とによってDRAMの初期化制御を実行する。 【効果】 電源投入後のDRAM初期化中ハードウエア
で自動的にダミーサイクルを生成することができ、メモ
リ空間拡張時においてもハードウエアや初期化時間の大
幅な増加を防止できる。
サイクルを自動的に生成できるメモリ制御装置を得る。 【構成】 DRAM全領域のアドレス生成完了時点でリ
セットされる初期化フラグのラッチ信号に基づいて、D
RAMのダミーサイクルを生成するためのリフレッシュ
要求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初期化中信号
に基づいて生成した切り替え制御信号とDRAM制御信
号とによってDRAMの初期化制御を実行する。 【効果】 電源投入後のDRAM初期化中ハードウエア
で自動的にダミーサイクルを生成することができ、メモ
リ空間拡張時においてもハードウエアや初期化時間の大
幅な増加を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイナミックRAM
(以下DRAMという)にて形成され、初期化時間を保
証しなければならない大容量のメモリにおける、記憶内
容のリフレッシュや初期化を制御するメモリ制御装置に
関するものである。
(以下DRAMという)にて形成され、初期化時間を保
証しなければならない大容量のメモリにおける、記憶内
容のリフレッシュや初期化を制御するメモリ制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば特開昭63−23179
5号公報に示された従来のメモリ制御装置を示すブロッ
ク図である。図において、1は1つ以上のDRAMにて
形成されたメモリであり、2はそのアドレスバス、3は
同じくデータバスである。4はこのメモリ1を制御する
メモリコントローラであり、5はロウアドレスカウンタ
5aとコラムアドレスカウンタ5bとから成るメモリ1
のリフレッシュ・アドレス生成部、6はアドレスバス2
からのアドレスをメモリ1に伝えるマルチプレクサであ
る。7はメモリ1の初期化フラグがセットされるフリッ
プフロップであり、8はデータバス3を初期化したいデ
ータにドライブするデータバス・ドライバである。な
お、このようなメモリ制御装置の特徴は、初期化を示す
フラグがセットされている時にCPUとは独立にDRA
M初期化を行わせるようにした点にある。また、他の特
徴はDRAM初期化の際の書き込みデータをデータバス
・ドライバ8により設定可能とした点である。
5号公報に示された従来のメモリ制御装置を示すブロッ
ク図である。図において、1は1つ以上のDRAMにて
形成されたメモリであり、2はそのアドレスバス、3は
同じくデータバスである。4はこのメモリ1を制御する
メモリコントローラであり、5はロウアドレスカウンタ
5aとコラムアドレスカウンタ5bとから成るメモリ1
のリフレッシュ・アドレス生成部、6はアドレスバス2
からのアドレスをメモリ1に伝えるマルチプレクサであ
る。7はメモリ1の初期化フラグがセットされるフリッ
プフロップであり、8はデータバス3を初期化したいデ
ータにドライブするデータバス・ドライバである。な
お、このようなメモリ制御装置の特徴は、初期化を示す
フラグがセットされている時にCPUとは独立にDRA
M初期化を行わせるようにした点にある。また、他の特
徴はDRAM初期化の際の書き込みデータをデータバス
・ドライバ8により設定可能とした点である。
【0003】次に動作について説明する。図示されてい
ないCPUが初期化フラグセット用のフリップフロップ
7をセットすることによって、メモリコントローラ4が
リフレッシュサイクルに入ると同時に、データバス・ド
ライバ8がアクティブになる。なお、この場合、メモリ
1内のデータを“0”に初期化するために、上記データ
バス・ドライバ8はグラウンドに接続されている。メモ
リコントローラ4は、初期化フラグの信号を受けると、
ライトサイクルを、上記初期化フラグセット用のフリッ
プフロップ7が、図示されていないCPUによってリセ
ットされるまで継続する。このとき、リフレッシュ・ア
ドレス生成部5には,メモリコントローラ4から、クロ
ック(CLK)が入力され、アドレスはこのクロックに
よりインクリメントされる。
ないCPUが初期化フラグセット用のフリップフロップ
7をセットすることによって、メモリコントローラ4が
リフレッシュサイクルに入ると同時に、データバス・ド
ライバ8がアクティブになる。なお、この場合、メモリ
1内のデータを“0”に初期化するために、上記データ
バス・ドライバ8はグラウンドに接続されている。メモ
リコントローラ4は、初期化フラグの信号を受けると、
ライトサイクルを、上記初期化フラグセット用のフリッ
プフロップ7が、図示されていないCPUによってリセ
ットされるまで継続する。このとき、リフレッシュ・ア
ドレス生成部5には,メモリコントローラ4から、クロ
ック(CLK)が入力され、アドレスはこのクロックに
よりインクリメントされる。
【0004】上記初期化の動作中、図示されていないC
PUはメモリアクセスを行うことはできないが、別のジ
ョブを行うことは可能であり、効率が向上する。なお、
初期化が完了し、初期化フラグがリセットされた後のメ
モリ・リフレッシュは、RAS−ONLYまたはCAS
before RASを、メモリコントローラ4が行う。ま
た、この方式は初期化だけでなく、メモリ・リフレッシ
ュや、メモリをある特定のデータで書きつぶす際にも有
効に利用することができる。
PUはメモリアクセスを行うことはできないが、別のジ
ョブを行うことは可能であり、効率が向上する。なお、
初期化が完了し、初期化フラグがリセットされた後のメ
モリ・リフレッシュは、RAS−ONLYまたはCAS
before RASを、メモリコントローラ4が行う。ま
た、この方式は初期化だけでなく、メモリ・リフレッシ
ュや、メモリをある特定のデータで書きつぶす際にも有
効に利用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリ制御装置
は以上のように構成されているので、DRAMの特徴で
ある、電源投入後DRAM動作の前にRASあるいはR
AS/CASによる8回程度のダミーサイクルをハード
ウエアで確保することができず、そのためソフトウエア
でダミーサイクルとしてDRAMに対するアクセスを行
う必要があり、またDRAMに対するアドレス空間の増
加に伴って、リフレッシュ・アドレスの生成部5のハー
ドウエアとDRAM初期化の時間が増加してしまい、ま
た、DRAM領域初期化中はDRAMにアクセスするこ
とができないなどの問題点があった。
は以上のように構成されているので、DRAMの特徴で
ある、電源投入後DRAM動作の前にRASあるいはR
AS/CASによる8回程度のダミーサイクルをハード
ウエアで確保することができず、そのためソフトウエア
でダミーサイクルとしてDRAMに対するアクセスを行
う必要があり、またDRAMに対するアドレス空間の増
加に伴って、リフレッシュ・アドレスの生成部5のハー
ドウエアとDRAM初期化の時間が増加してしまい、ま
た、DRAM領域初期化中はDRAMにアクセスするこ
とができないなどの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたものであり、電源投入後のDRAM初期化
中ハードウエアで自動的にダミーサイクルを生成し、ま
たDRAMで構成されるアドレス空間領域の拡張時にお
いてもハードウエアの増加とDRAM初期化時間の大幅
な増大を防止できるメモリ制御装置を得ることを目的と
する。
めになされたものであり、電源投入後のDRAM初期化
中ハードウエアで自動的にダミーサイクルを生成し、ま
たDRAMで構成されるアドレス空間領域の拡張時にお
いてもハードウエアの増加とDRAM初期化時間の大幅
な増大を防止できるメモリ制御装置を得ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るメモリ制御装置は、電源の投入時にCPU側から送
られてくる初期化フラグをラッチした信号により、DR
AMのダミーサイクルを生成するためのリフレッシュ要
求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初期化中信号に
基づいて生成した切り替え制御信号とDRAM制御信号
とによって、DRAMの初期化を制御する初期化環境設
定コントロール部と、DRAM全領域のアドレスの生成
完了時点で初期化フラグのラッチをリセットするカウン
タ制御部とを設けたものである。
係るメモリ制御装置は、電源の投入時にCPU側から送
られてくる初期化フラグをラッチした信号により、DR
AMのダミーサイクルを生成するためのリフレッシュ要
求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初期化中信号に
基づいて生成した切り替え制御信号とDRAM制御信号
とによって、DRAMの初期化を制御する初期化環境設
定コントロール部と、DRAM全領域のアドレスの生成
完了時点で初期化フラグのラッチをリセットするカウン
タ制御部とを設けたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係るメモリ
制御装置は、DRAM制御信号を初期化中信号に基づい
てDRAMの全てに同時に出力するようにしたものであ
る。
制御装置は、DRAM制御信号を初期化中信号に基づい
てDRAMの全てに同時に出力するようにしたものであ
る。
【0009】また、請求項3に記載の発明に係るメモリ
制御装置は、メモリ領域をアクセス可領域とアクセス不
可領域とに分けて、アドレスバスおよびデータバスをバ
スドライバで分割し、アクセス可領域の初期化完了を示
すフラグ情報に基づく切り替え制御信号でこのバスドラ
イバを制御して、初期化の済んだアクセス可領域へのリ
ード・ライトを可能とするものである。
制御装置は、メモリ領域をアクセス可領域とアクセス不
可領域とに分けて、アドレスバスおよびデータバスをバ
スドライバで分割し、アクセス可領域の初期化完了を示
すフラグ情報に基づく切り替え制御信号でこのバスドラ
イバを制御して、初期化の済んだアクセス可領域へのリ
ード・ライトを可能とするものである。
【0010】また、請求項4に記載の発明に係るメモリ
制御装置は、CPUからのアクセスと初期化のためのア
クセスの調停を、初期化環境設定コントロール部からの
初期化中信号と、外部からのメモリコントローラ情報と
に基づいて行う調停部を設けたものである。
制御装置は、CPUからのアクセスと初期化のためのア
クセスの調停を、初期化環境設定コントロール部からの
初期化中信号と、外部からのメモリコントローラ情報と
に基づいて行う調停部を設けたものである。
【0011】また、請求項5に記載の発明に係るメモリ
制御装置は、リフレッシュ時にメモリに供給されるロウ
アドレスの上位ビットをデコードするデコーダと、初期
化の順番にロウアドレスの上位ビットが格納され、その
読み出しが前記デコーダの出力で制御される初期化順設
定レジスタを設けたものである。
制御装置は、リフレッシュ時にメモリに供給されるロウ
アドレスの上位ビットをデコードするデコーダと、初期
化の順番にロウアドレスの上位ビットが格納され、その
読み出しが前記デコーダの出力で制御される初期化順設
定レジスタを設けたものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明における初期化環境設定
コントロール部は、DRAM全領域のアドレスの生成完
了時点でリセットされる初期化フラグのラッチ信号に基
づいて、DRAMのダミーサイクルを生成するためのリ
フレッシュ要求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初
期化中信号に基づいて生成した切り替え制御信号とDR
AM制御信号によってDRAMの初期化制御を行うこと
により、DRAMのダミーサークルを自動的に生成可能
なメモリ制御装置を実現する。
コントロール部は、DRAM全領域のアドレスの生成完
了時点でリセットされる初期化フラグのラッチ信号に基
づいて、DRAMのダミーサイクルを生成するためのリ
フレッシュ要求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初
期化中信号に基づいて生成した切り替え制御信号とDR
AM制御信号によってDRAMの初期化制御を行うこと
により、DRAMのダミーサークルを自動的に生成可能
なメモリ制御装置を実現する。
【0013】また、請求項2に記載の発明におけるメモ
リ制御装置は、DRAM制御信号を全DRAMに同時に
出力することにより、DRAMのメモリ空間の増加に伴
うハードウエア、および初期化時間の増大を防止する。
リ制御装置は、DRAM制御信号を全DRAMに同時に
出力することにより、DRAMのメモリ空間の増加に伴
うハードウエア、および初期化時間の増大を防止する。
【0014】また、請求項3に記載の発明における初期
化環境設定コントロール部は、アクセス可領域とアクセ
ス不可領域とでアドレスバスおよびデータバスを分割し
ているバスドライバを、アクセス可領域の初期化完了を
示すフラグ情報に基づく切り替え制御信号によって制御
することにより、DRAM初期化中にCPUがアクセス
できる領域を確保する。
化環境設定コントロール部は、アクセス可領域とアクセ
ス不可領域とでアドレスバスおよびデータバスを分割し
ているバスドライバを、アクセス可領域の初期化完了を
示すフラグ情報に基づく切り替え制御信号によって制御
することにより、DRAM初期化中にCPUがアクセス
できる領域を確保する。
【0015】また、請求項4に記載の発明における調停
部は、初期化環境設定コントロール部からの初期化中信
号と外部からのメモリコントローラ情報とに基づいて生
成したCPUアクセス許可信号と初期化アクセス許可信
号を初期化環境設定コントロール部に出力することによ
り、CPUからのアクセスと初期化のためのアクセスと
を調停する。
部は、初期化環境設定コントロール部からの初期化中信
号と外部からのメモリコントローラ情報とに基づいて生
成したCPUアクセス許可信号と初期化アクセス許可信
号を初期化環境設定コントロール部に出力することによ
り、CPUからのアクセスと初期化のためのアクセスと
を調停する。
【0016】また、請求項5に記載の発明における初期
化順設定レジスタは、初期化の順番に格納されたロウア
ドレスの上位ビットの読み出しを、リフレッシュ・アド
レス生成部より出力されたロウアドレスの上位ビットの
デコード出力で制御することにより、初期化の順番をメ
モリ領域別に任意に設定可能とする。
化順設定レジスタは、初期化の順番に格納されたロウア
ドレスの上位ビットの読み出しを、リフレッシュ・アド
レス生成部より出力されたロウアドレスの上位ビットの
デコード出力で制御することにより、初期化の順番をメ
モリ領域別に任意に設定可能とする。
【0017】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は請求項1に記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図である。図において、1はDRAMによるメモ
リ、5はリフレッシュ・アドレス生成部、5aはロウア
ドレスカウンタ、5bはコラムアドレスカウンタ、8は
データバス・ドライバであり、図14に同一符号を付し
た従来のそれらと同一、あるいは相当部分であるため詳
細な説明は省略する。
する。図1は請求項1に記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図である。図において、1はDRAMによるメモ
リ、5はリフレッシュ・アドレス生成部、5aはロウア
ドレスカウンタ、5bはコラムアドレスカウンタ、8は
データバス・ドライバであり、図14に同一符号を付し
た従来のそれらと同一、あるいは相当部分であるため詳
細な説明は省略する。
【0018】また、9は図示されていないCPUからの
CPUアドレスバス、10はリフレッシュ・アドレス生
成部5の出力するアドレスのための初期化アドレスバス
であり、11はこのCPUアドレスバス9と初期化アド
レスバス10の切り替えを行うアドレス切り替え部であ
る。12は図示されていないCPUからのCPUデータ
バス、13はデータバス・ドライバ8の出力データのた
めの初期化データバスであり、14はこのCPUデータ
バス12と初期化データバス13の切り替えを行うデー
タ切り替え部である。15は初期化中にDRAMの環境
を制御する初期化環境設定コントロール部であり、16
はリフレッシュ・アドレス生成部5がDRAMの全領域
のアドレスを生成完了した時点で初期化環境設定コント
ロール部15にリセット信号を与えるカウンタ制御部で
ある。
CPUアドレスバス、10はリフレッシュ・アドレス生
成部5の出力するアドレスのための初期化アドレスバス
であり、11はこのCPUアドレスバス9と初期化アド
レスバス10の切り替えを行うアドレス切り替え部であ
る。12は図示されていないCPUからのCPUデータ
バス、13はデータバス・ドライバ8の出力データのた
めの初期化データバスであり、14はこのCPUデータ
バス12と初期化データバス13の切り替えを行うデー
タ切り替え部である。15は初期化中にDRAMの環境
を制御する初期化環境設定コントロール部であり、16
はリフレッシュ・アドレス生成部5がDRAMの全領域
のアドレスを生成完了した時点で初期化環境設定コント
ロール部15にリセット信号を与えるカウンタ制御部で
ある。
【0019】また、図2はカウンタ制御部16の内部構
成を示すブロック図であり、図において、21はリフレ
ッシュ・アドレス生成部5が発生するアドレスを監視し
ていて、DRAM全領域のアドレスの生成が完了したこ
とを検出するとリセット信号を発生させる初期化終了カ
ウントアップ認識部である。
成を示すブロック図であり、図において、21はリフレ
ッシュ・アドレス生成部5が発生するアドレスを監視し
ていて、DRAM全領域のアドレスの生成が完了したこ
とを検出するとリセット信号を発生させる初期化終了カ
ウントアップ認識部である。
【0020】さらに、図3は初期化環境設定コントロー
ル部15の内部構成を示すブロック図である。図におい
て、31は電源の投入時などにおける図示されていない
CPU側からの初期化フラグをラッチして、初期化中信
号を生成するフリップフロップ、32はその初期化中信
号をラッチするフリップフロップであり、33はフリッ
プフロップ32の出力信号に基づいてリフレッシュ要求
フラグを生成し、ダミーサイクルが終了するとフリップ
フロップ32をリセットするリセット信号を出力するリ
フレッシュ要求信号生成部である。34はDRAMを制
御するためのDRAM制御信号を生成するメモリコント
ローラ部であり、CPU側からのメモリコントロール情
報、フリップフロップ31からの初期化中信号、および
リフレッシュ要求信号生成部33からのリフレッシュ要
求フラグが入力され、このリフレッシュ要求フラグが立
っている時はリフレッシュサイクルの起動を行う。35
はアドレス切り替え部11およびデータ切り替え部14
への切り替え制御信号を生成するバッファ制御信号生成
部であり、36はメモリコントローラ部34の発生する
アクセス情報信号に基づいて、DRAM初期化中にリフ
レッシュ・アドレス生成部5に対してクロック(CL
K)の供給を行うクロック生成部である。
ル部15の内部構成を示すブロック図である。図におい
て、31は電源の投入時などにおける図示されていない
CPU側からの初期化フラグをラッチして、初期化中信
号を生成するフリップフロップ、32はその初期化中信
号をラッチするフリップフロップであり、33はフリッ
プフロップ32の出力信号に基づいてリフレッシュ要求
フラグを生成し、ダミーサイクルが終了するとフリップ
フロップ32をリセットするリセット信号を出力するリ
フレッシュ要求信号生成部である。34はDRAMを制
御するためのDRAM制御信号を生成するメモリコント
ローラ部であり、CPU側からのメモリコントロール情
報、フリップフロップ31からの初期化中信号、および
リフレッシュ要求信号生成部33からのリフレッシュ要
求フラグが入力され、このリフレッシュ要求フラグが立
っている時はリフレッシュサイクルの起動を行う。35
はアドレス切り替え部11およびデータ切り替え部14
への切り替え制御信号を生成するバッファ制御信号生成
部であり、36はメモリコントローラ部34の発生する
アクセス情報信号に基づいて、DRAM初期化中にリフ
レッシュ・アドレス生成部5に対してクロック(CL
K)の供給を行うクロック生成部である。
【0021】次に動作について説明する。図示されてい
ないCPUは電源投入時に初期化フラグを発生させる。
この初期化フラグは初期化環境設定コントロール部15
に入力され、フリップフロップ31はそれをラッチして
初期化中信号を発生する。この初期化中信号はフリップ
フロップ32を介してリフレッシュ要求信号生成部33
に入力される。リフレッシュ要求信号生成部33は通常
周期的にリフレッシュ要求フラグを発生しているが、こ
のフリップフロップ32からの信号が入力されると、ダ
ミーサイクルを生成するためにリフレッシュ要求フラグ
を出力する。ダミーサイクルが終了すれば、フリップフ
ロップ32はリフレッシュ要求信号生成部33からのリ
セット信号によってリセットされ、通常のDRAM初期
化状態となる。
ないCPUは電源投入時に初期化フラグを発生させる。
この初期化フラグは初期化環境設定コントロール部15
に入力され、フリップフロップ31はそれをラッチして
初期化中信号を発生する。この初期化中信号はフリップ
フロップ32を介してリフレッシュ要求信号生成部33
に入力される。リフレッシュ要求信号生成部33は通常
周期的にリフレッシュ要求フラグを発生しているが、こ
のフリップフロップ32からの信号が入力されると、ダ
ミーサイクルを生成するためにリフレッシュ要求フラグ
を出力する。ダミーサイクルが終了すれば、フリップフ
ロップ32はリフレッシュ要求信号生成部33からのリ
セット信号によってリセットされ、通常のDRAM初期
化状態となる。
【0022】即ち、リフレッシュ要求フラグを受けたメ
モリコントローラ部34はメモリ1にDRAM制御信号
の送出を行い、また、バッファ制御信号生成部35は前
記フリップフロップ31からの初期化中信号に従って、
アドレス切り替え部11、およびデータ切り替え部14
に切り替え制御信号を出力してその切り替えを行い、デ
ータバス・ドライバ8からのデータとリフレッシュ・ア
ドレス生成部5からのアドレスをDRAMに供給する。
一方、リフレッシュ要求フラグを受けたメモリコントロ
ーラ部34はクロック生成部36に対してアクセス情報
信号を送り、クロック生成部36はそれに基づいてDR
AM初期化期間中リフレッシュ・アドレス生成部5にク
ロックを送ってリフレッシュ用のアドレスを生成させ
る。リフレッシュ・アドレス生成部5がDRAM1の全
アドレスを生成してDRAMの全領域の初期化が完了す
ると、カウンタ制御部16の初期化終了カウントアップ
認識部21はリセット信号を生成し、このリセット信号
は初期化環境設定コントロール部15内のフリップフロ
ップ31をリセットすると同時に、図示されていないC
PUにも通知されてDRAMの初期化が終了する。
モリコントローラ部34はメモリ1にDRAM制御信号
の送出を行い、また、バッファ制御信号生成部35は前
記フリップフロップ31からの初期化中信号に従って、
アドレス切り替え部11、およびデータ切り替え部14
に切り替え制御信号を出力してその切り替えを行い、デ
ータバス・ドライバ8からのデータとリフレッシュ・ア
ドレス生成部5からのアドレスをDRAMに供給する。
一方、リフレッシュ要求フラグを受けたメモリコントロ
ーラ部34はクロック生成部36に対してアクセス情報
信号を送り、クロック生成部36はそれに基づいてDR
AM初期化期間中リフレッシュ・アドレス生成部5にク
ロックを送ってリフレッシュ用のアドレスを生成させ
る。リフレッシュ・アドレス生成部5がDRAM1の全
アドレスを生成してDRAMの全領域の初期化が完了す
ると、カウンタ制御部16の初期化終了カウントアップ
認識部21はリセット信号を生成し、このリセット信号
は初期化環境設定コントロール部15内のフリップフロ
ップ31をリセットすると同時に、図示されていないC
PUにも通知されてDRAMの初期化が終了する。
【0023】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
について説明する。図4は請求項2に記載の発明の一実
施例におけるメモリ1とその周辺機器を示すブロック図
であり、図5はそのDRAM制御信号セレクタ回路を示
すブロック図である。図において、41,42,43,
44は初期化データバス13、CPUデータバス12、
初期化アドレスバス10、CPUアドレスバス9の切り
替えを行うバスドライバである。また、51、52、5
3は初期化環境設定コントロール部15内部のメモリコ
ントローラ部34より生成されるDRAM制御信号であ
り、図5に示すDRAM制御信号セレクタ回路でセレク
トされたもので、51はDRAM1のメモリaに対する
実際のRAS、CAS信号、52は同じくメモリbに対
する実際のRAS、CAS信号、53は同じくメモリm
に対する実際のRAS、CAS信号である。
について説明する。図4は請求項2に記載の発明の一実
施例におけるメモリ1とその周辺機器を示すブロック図
であり、図5はそのDRAM制御信号セレクタ回路を示
すブロック図である。図において、41,42,43,
44は初期化データバス13、CPUデータバス12、
初期化アドレスバス10、CPUアドレスバス9の切り
替えを行うバスドライバである。また、51、52、5
3は初期化環境設定コントロール部15内部のメモリコ
ントローラ部34より生成されるDRAM制御信号であ
り、図5に示すDRAM制御信号セレクタ回路でセレク
トされたもので、51はDRAM1のメモリaに対する
実際のRAS、CAS信号、52は同じくメモリbに対
する実際のRAS、CAS信号、53は同じくメモリm
に対する実際のRAS、CAS信号である。
【0024】次に動作について説明する。図5のDRA
M制御信号セレクタ回路では、図に示されていないCP
U、またはリフレッシュ・アドレス生成部5からのDR
AM1のあるアドレスに対して、メモリaに対するRA
Sa、CASa、WRa信号51、メモリbに対するR
ASb、CASb、WRb信号52、メモリmに対する
RASm,CASm、WRm信号53が出力される。実
施例1のメモリコントローラ部34ではDRAM初期化
を行う場合、通常メモリバンクa、b、mごとにメモリ
aに対するRASa、CASa、WRa信号51、メモ
リbに対するRASb、CASb、WRb信号52、メ
モリmに対するRASm、CASm、WRm信号53を
出力し初期化を行う必要があった。そこで実施例2では
初期化環境設定コントロール部15内のフリップフロッ
プ31より出力される初期化中信号に基づいてメモリコ
ントローラ部34からのDRAM制御信号の選択を行う
ことにした。DRAM初期化中に初期化中信号がアクテ
ィブになり、図5に示すようなDRAM制御信号セレク
タ回路に入力されると、メモリbに対する実際のRAS
b、CASb信号52がメモリaに対する実際のRAS
a、CASa信号51、メモリmに対する実際のRAS
m、CASm信号53としても出力するようにゲートし
て、全メモリに対して同時にDRAM制御信号が出力さ
れ、全メモリを一括でクリアすることができ、アドレス
空間の増加に伴うリフレッシュ・アドレス生成部5のハ
ードウエアとDRAM初期化時間の増加を防止すること
ができる。
M制御信号セレクタ回路では、図に示されていないCP
U、またはリフレッシュ・アドレス生成部5からのDR
AM1のあるアドレスに対して、メモリaに対するRA
Sa、CASa、WRa信号51、メモリbに対するR
ASb、CASb、WRb信号52、メモリmに対する
RASm,CASm、WRm信号53が出力される。実
施例1のメモリコントローラ部34ではDRAM初期化
を行う場合、通常メモリバンクa、b、mごとにメモリ
aに対するRASa、CASa、WRa信号51、メモ
リbに対するRASb、CASb、WRb信号52、メ
モリmに対するRASm、CASm、WRm信号53を
出力し初期化を行う必要があった。そこで実施例2では
初期化環境設定コントロール部15内のフリップフロッ
プ31より出力される初期化中信号に基づいてメモリコ
ントローラ部34からのDRAM制御信号の選択を行う
ことにした。DRAM初期化中に初期化中信号がアクテ
ィブになり、図5に示すようなDRAM制御信号セレク
タ回路に入力されると、メモリbに対する実際のRAS
b、CASb信号52がメモリaに対する実際のRAS
a、CASa信号51、メモリmに対する実際のRAS
m、CASm信号53としても出力するようにゲートし
て、全メモリに対して同時にDRAM制御信号が出力さ
れ、全メモリを一括でクリアすることができ、アドレス
空間の増加に伴うリフレッシュ・アドレス生成部5のハ
ードウエアとDRAM初期化時間の増加を防止すること
ができる。
【0025】実施例3.なお、上記実施例1、及び実施
例2ではDRAM初期化中には図示されていないCPU
がDRAMに対してリード、ライトできない場合につい
て述べたが、図6に示すようにカウンタ制御部16に初
期化中リード・ライト領域確保要求信号の生成機能を持
たせることにより、DRAM初期化中のリード・ライト
が可能なシステムとすることも可能である。図6は請求
項3に記載したそのような発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、図7はその初期化中リード・ライト領域確
保要求信号を生成する機能を持ったカウンタ制御部16
の内部構成を示すブロック図である。図において、22
はDRAM初期化中にアクセスしたい領域の初期化が終
了したことを検出して、初期化中リード・ライト領域確
保要求信号を生成する初期化中メモリ領域確保要求フラ
グ生成部である。
例2ではDRAM初期化中には図示されていないCPU
がDRAMに対してリード、ライトできない場合につい
て述べたが、図6に示すようにカウンタ制御部16に初
期化中リード・ライト領域確保要求信号の生成機能を持
たせることにより、DRAM初期化中のリード・ライト
が可能なシステムとすることも可能である。図6は請求
項3に記載したそのような発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、図7はその初期化中リード・ライト領域確
保要求信号を生成する機能を持ったカウンタ制御部16
の内部構成を示すブロック図である。図において、22
はDRAM初期化中にアクセスしたい領域の初期化が終
了したことを検出して、初期化中リード・ライト領域確
保要求信号を生成する初期化中メモリ領域確保要求フラ
グ生成部である。
【0026】また、図8はDRAM初期化中リード・ラ
イト可能なメモリコントローラ出力セレクタ回路を示す
回路図であり、この場合、メモリコントローラ部34は
初期化中リード・ライト領域確保要求信号が入力され
て、その情報により、DRAMに対するDRAM制御信
号を生成し、バッファ制御信号生成部35は初期化中リ
ード・ライト領域確保要求信号と初期化中信号が入力さ
れ、それらの情報によってアドレス切り替え部11、デ
ータ切り替え部14の切り替え制御信号を生成する。図
9はこの実施例3におけるメモリ1とその周辺機器を示
すブロック図であり、図において、45はDRAM初期
化中に初期化データバス13とCPUデータバス12を
切り離すバスドライバ、46はDRAM初期化中にCP
Uアドレスバス9と初期化アドレスバス10を切り離す
バスドライバである。47は初期化中にもCPUがアク
セス可能なアクセス可領域で、メモリaにて構成され
て、他のメモリb、メモリmに比べてアドレス空間の小
さいDRAMを配置する。例えば実施例3では、メモリ
aの各素子の容量は256Kビット(64Kワード*4
ビット)とする。48は初期化中にはCPUがアクセス
できないアクセス不可領域であり、メモリb、メモリm
(n個づつ)より構成されてメモリaのアドレス空間よ
り大きいDRAMを使用する。ここでは、例えば容量1
6Mビット(4Mワード*4ビット)の素子が用いられ
る。
イト可能なメモリコントローラ出力セレクタ回路を示す
回路図であり、この場合、メモリコントローラ部34は
初期化中リード・ライト領域確保要求信号が入力され
て、その情報により、DRAMに対するDRAM制御信
号を生成し、バッファ制御信号生成部35は初期化中リ
ード・ライト領域確保要求信号と初期化中信号が入力さ
れ、それらの情報によってアドレス切り替え部11、デ
ータ切り替え部14の切り替え制御信号を生成する。図
9はこの実施例3におけるメモリ1とその周辺機器を示
すブロック図であり、図において、45はDRAM初期
化中に初期化データバス13とCPUデータバス12を
切り離すバスドライバ、46はDRAM初期化中にCP
Uアドレスバス9と初期化アドレスバス10を切り離す
バスドライバである。47は初期化中にもCPUがアク
セス可能なアクセス可領域で、メモリaにて構成され
て、他のメモリb、メモリmに比べてアドレス空間の小
さいDRAMを配置する。例えば実施例3では、メモリ
aの各素子の容量は256Kビット(64Kワード*4
ビット)とする。48は初期化中にはCPUがアクセス
できないアクセス不可領域であり、メモリb、メモリm
(n個づつ)より構成されてメモリaのアドレス空間よ
り大きいDRAMを使用する。ここでは、例えば容量1
6Mビット(4Mワード*4ビット)の素子が用いられ
る。
【0027】次に、動作について説明する。前述のよう
にメモリaはメモリb、メモリmに比べてアドレス空間
が小さいため、実施例2のDRAM初期化の方式を採用
すれば、メモリaで構成される初期化中にCPUがアク
セス可能なメモリ領域47は、メモリb、メモリmで構
成される初期化中にCPUがアクセスできないメモリ領
域48に比べて早くDRAM初期化が完了することにな
る。そこで、DRAM初期化中にアクセスしたい領域の
初期化が終了すると、カウンタ制御部16内の初期化中
メモリ領域確保要求フラグ生成部22より初期化中リー
ド・ライト領域確保要求信号が出力され、その信号はC
PUに通知されると共に、初期化環境設定コントロール
部15内部に入力され、バッファ制御信号生成部35に
入力される。また、バッファ制御信号生成部35には初
期化中信号も入力されていて、バッファ制御信号生成部
35は、この2つの信号によってDRAM全領域初期化
中状態、初期化中リード・ライト可能領域確保状態、C
PUがDRAM全領域リード・ライト可能状態の3通り
の状態を識別して、アドレス切り替え部11とデータ切
り替え部14の各バスドライバ41〜46を制御する。
にメモリaはメモリb、メモリmに比べてアドレス空間
が小さいため、実施例2のDRAM初期化の方式を採用
すれば、メモリaで構成される初期化中にCPUがアク
セス可能なメモリ領域47は、メモリb、メモリmで構
成される初期化中にCPUがアクセスできないメモリ領
域48に比べて早くDRAM初期化が完了することにな
る。そこで、DRAM初期化中にアクセスしたい領域の
初期化が終了すると、カウンタ制御部16内の初期化中
メモリ領域確保要求フラグ生成部22より初期化中リー
ド・ライト領域確保要求信号が出力され、その信号はC
PUに通知されると共に、初期化環境設定コントロール
部15内部に入力され、バッファ制御信号生成部35に
入力される。また、バッファ制御信号生成部35には初
期化中信号も入力されていて、バッファ制御信号生成部
35は、この2つの信号によってDRAM全領域初期化
中状態、初期化中リード・ライト可能領域確保状態、C
PUがDRAM全領域リード・ライト可能状態の3通り
の状態を識別して、アドレス切り替え部11とデータ切
り替え部14の各バスドライバ41〜46を制御する。
【0028】この3通りの状態における図9の各バスド
ライバ41〜46の切り替え遷移は、以下の表1に示す
通りであり、初期化中リード・ライト領域確保中状態で
は、DRAM初期化中でもCPUがアクセス可能なメモ
リ領域47に対しては、CPUからのCPUデータバス
12とCPUアドレスバス9が有効になり、初期化中C
PUがアクセスできないメモリ領域48に対しては、リ
フレッシュ・アドレス生成部5からの初期化とアドレス
バス10とデータバス・ドライバ8からの初期化データ
バス13が有効になる。
ライバ41〜46の切り替え遷移は、以下の表1に示す
通りであり、初期化中リード・ライト領域確保中状態で
は、DRAM初期化中でもCPUがアクセス可能なメモ
リ領域47に対しては、CPUからのCPUデータバス
12とCPUアドレスバス9が有効になり、初期化中C
PUがアクセスできないメモリ領域48に対しては、リ
フレッシュ・アドレス生成部5からの初期化とアドレス
バス10とデータバス・ドライバ8からの初期化データ
バス13が有効になる。
【0029】
【表1】
【0030】また、前記初期化中信号と初期化中リード
・ライト領域確保要求信号とは、図8に示すようにメモ
リコントローラ部34からのDRAM制御信号の選択の
情報として取り入れられ、初期化中リード・ライト可能
領域確保状態の場合には、メモリaに対する実際のRA
S、CAS信号51は、CPUの要求によって発生さ
れ、メモリbに対する実際のRAS、CAS信号52は
リフレッシュ・アドレス生成部5の要求によって発生さ
れ、メモリmに対する実際のRAS、CAS信号53
は、メモリbに対する実際のRAS、CAS信号52と
同様に出力されることとなる。以上の構成をもってDR
AM初期化中にDRAMアクセス可能となる。
・ライト領域確保要求信号とは、図8に示すようにメモ
リコントローラ部34からのDRAM制御信号の選択の
情報として取り入れられ、初期化中リード・ライト可能
領域確保状態の場合には、メモリaに対する実際のRA
S、CAS信号51は、CPUの要求によって発生さ
れ、メモリbに対する実際のRAS、CAS信号52は
リフレッシュ・アドレス生成部5の要求によって発生さ
れ、メモリmに対する実際のRAS、CAS信号53
は、メモリbに対する実際のRAS、CAS信号52と
同様に出力されることとなる。以上の構成をもってDR
AM初期化中にDRAMアクセス可能となる。
【0031】実施例4.また、上記実施例3では、DR
AM初期化中に初期化データバス13とCPUデータバ
ス12を切り離すバスドライバ45および、DRAM初
期化中にCPUアドレスバス9と初期化アドレスバス1
0を切り離すバスドライバ46を設けたものについて説
明したが、調停部を設けてCPUからのアクセスとDR
AMの初期化の処理を調停するようにしてもよい。図1
0は請求項4に記載したそのような発明の一実施例を示
すブロック図であり、図において、17は初期化環境設
定コントロール部15から出力される初期化中信号とC
PUからのメモリコントローラ情報とが入力され、それ
らに基づいてCPUアクセス許可信号と初期化アクセス
許可信号とを生成し、それを初期化環境設定コントロー
ル部15へ入力する調停部である。
AM初期化中に初期化データバス13とCPUデータバ
ス12を切り離すバスドライバ45および、DRAM初
期化中にCPUアドレスバス9と初期化アドレスバス1
0を切り離すバスドライバ46を設けたものについて説
明したが、調停部を設けてCPUからのアクセスとDR
AMの初期化の処理を調停するようにしてもよい。図1
0は請求項4に記載したそのような発明の一実施例を示
すブロック図であり、図において、17は初期化環境設
定コントロール部15から出力される初期化中信号とC
PUからのメモリコントローラ情報とが入力され、それ
らに基づいてCPUアクセス許可信号と初期化アクセス
許可信号とを生成し、それを初期化環境設定コントロー
ル部15へ入力する調停部である。
【0032】次に、動作について説明する。図示されて
いないCPUからのアクセスが発生した場合、メモリコ
ントロール情報が有意となり、調停部17よりCPUア
クセス許可信号が出力され、初期化環境設定コントロー
ル部15によるメモリ1へのアクセス動作が開始され
る、一方、DRAM初期化中は、初期化中信号が有意に
なり、調停部17より初期化アクセス許可信号が初期化
環境設定コントロール部15へ出力され、メモリ1のD
RAM初期化動作を実行する。メモリコントロール情報
と、初期化中信号の要求が同時に出力された場合は、調
停部17により優先順位が高い方のアクセス要求を許可
する。また、メモリコントロール情報と初期化中信号の
一方が出力されている場合は、他方の要求信号は出力さ
れない。以上の様に構成することにより、上記実施例3
と同様な動作が可能となる。
いないCPUからのアクセスが発生した場合、メモリコ
ントロール情報が有意となり、調停部17よりCPUア
クセス許可信号が出力され、初期化環境設定コントロー
ル部15によるメモリ1へのアクセス動作が開始され
る、一方、DRAM初期化中は、初期化中信号が有意に
なり、調停部17より初期化アクセス許可信号が初期化
環境設定コントロール部15へ出力され、メモリ1のD
RAM初期化動作を実行する。メモリコントロール情報
と、初期化中信号の要求が同時に出力された場合は、調
停部17により優先順位が高い方のアクセス要求を許可
する。また、メモリコントロール情報と初期化中信号の
一方が出力されている場合は、他方の要求信号は出力さ
れない。以上の様に構成することにより、上記実施例3
と同様な動作が可能となる。
【0033】実施例5.次に、この発明の実施例5を図
に基づいて説明する。図11は請求項5に記載した発明
の一実施例を示すブロック図であり、図10に示した実
施例4のシステム構成において、ロウアドレスカウンタ
5aの上位ビットを入力とするデコーダ18および、こ
のデコーダ18から出力されるジレスタ出力イネーブル
信号により出力が制御され、初期化順番にメモリ領域の
上位アドレスが格納されている初期化順設定レジスタ1
9を設けたものである。なお、この初期化順設定レジス
タ19の出力は、ロウアドレスカウンタ5aから出力さ
れるロウアドレスの下位ビットと合成され、アドレス切
り替え部11に入力される。
に基づいて説明する。図11は請求項5に記載した発明
の一実施例を示すブロック図であり、図10に示した実
施例4のシステム構成において、ロウアドレスカウンタ
5aの上位ビットを入力とするデコーダ18および、こ
のデコーダ18から出力されるジレスタ出力イネーブル
信号により出力が制御され、初期化順番にメモリ領域の
上位アドレスが格納されている初期化順設定レジスタ1
9を設けたものである。なお、この初期化順設定レジス
タ19の出力は、ロウアドレスカウンタ5aから出力さ
れるロウアドレスの下位ビットと合成され、アドレス切
り替え部11に入力される。
【0034】次に、動作について説明する。まず、メモ
リ初期化以前にCPUより初期化順設定レジスタ19
に、DRAM初期化をしたい順番にその領域の上位アド
レスを設定しておく。DRAM初期化の実行が開始され
た時、リフレッシュ・アドレス生成部5のロウアドレス
カウンタ5aはゼロであるので、デコーダ18から出力
されるレジスタ出力イネーブル信号はビット0が有意と
なり、初期化順設定レジスタ19中の該当する部分(#
0レジスタ)に設定された内容が初期化アドレスバス1
0に出力され、これが初期化する領域の上位アドレスと
なる。すなわち、初期化順設定レジスタ19の#0レジ
スタに設定された内容を上位アドレスとした領域が初期
化されることとなる。この領域の初期化が完了すると、
ロウアドレスカウンタ5aの出力中、デコーダ18に入
力されるビットがカウントアップされることとなり、レ
ジスタ出力イネーブル信号はビット1が有意となり、従
って、初期化順設定レジスタ19の#1レジスタに設定
された内容を上位アドレスとしたが領域が初期化され
る。同様な動作を順次初期化完了までくりかえす。ま
た、一定アドレス空間のDRAMの初期化が完了する
と、カウンタ制御部16からは初期化中リード・ライト
領域確保要求信号が出力される。すなわち、任意のアド
レス空間が初期化完了するとCPUから当該領域へのア
クセスが可能となる。
リ初期化以前にCPUより初期化順設定レジスタ19
に、DRAM初期化をしたい順番にその領域の上位アド
レスを設定しておく。DRAM初期化の実行が開始され
た時、リフレッシュ・アドレス生成部5のロウアドレス
カウンタ5aはゼロであるので、デコーダ18から出力
されるレジスタ出力イネーブル信号はビット0が有意と
なり、初期化順設定レジスタ19中の該当する部分(#
0レジスタ)に設定された内容が初期化アドレスバス1
0に出力され、これが初期化する領域の上位アドレスと
なる。すなわち、初期化順設定レジスタ19の#0レジ
スタに設定された内容を上位アドレスとした領域が初期
化されることとなる。この領域の初期化が完了すると、
ロウアドレスカウンタ5aの出力中、デコーダ18に入
力されるビットがカウントアップされることとなり、レ
ジスタ出力イネーブル信号はビット1が有意となり、従
って、初期化順設定レジスタ19の#1レジスタに設定
された内容を上位アドレスとしたが領域が初期化され
る。同様な動作を順次初期化完了までくりかえす。ま
た、一定アドレス空間のDRAMの初期化が完了する
と、カウンタ制御部16からは初期化中リード・ライト
領域確保要求信号が出力される。すなわち、任意のアド
レス空間が初期化完了するとCPUから当該領域へのア
クセスが可能となる。
【0035】実施例6.また、図12はこの発明の実施
例6を示すブロック図であり、図11に示した実施例5
のシステム構成に、さらに、初期化順設定レジスタ19
と同様に、デコーダ18からのレジスタ出力イネーブル
信号を出力制御に用いた初期化禁止レジスタ20を付加
したものである。なお、この初期化禁止レジスタ20の
出力信号である初期化禁止信号は初期化環境設定コント
ロール部15に入力される。
例6を示すブロック図であり、図11に示した実施例5
のシステム構成に、さらに、初期化順設定レジスタ19
と同様に、デコーダ18からのレジスタ出力イネーブル
信号を出力制御に用いた初期化禁止レジスタ20を付加
したものである。なお、この初期化禁止レジスタ20の
出力信号である初期化禁止信号は初期化環境設定コント
ロール部15に入力される。
【0036】次に、動作について説明する。まず、メモ
リ初期化以前にCPUより初期化順設定レジスタ19に
初期化順番を設定すると同時に、初期化してはならない
領域には、初期化禁止レジスタ20を有意に設定する。
実施例5の場合と同様の動作により、初期化禁止レジス
タ20の出力も#0レジスタから順次出力され、前記設
定により初期化禁止と設定された領域の初期化中は出力
される初期化禁止信号が有意となる。初期化環境設定コ
ントロール部15は、この初期化禁止信号が有意となる
と初期化動作を実行せずにアドレスカウンタのみカウン
トする。これにより、任意のメモリ領域の初期化を容易
に禁止でき、破壊されては困る領域はその内容を保存し
たまま、他の領域のみ初期化することが可能となり、当
該初期化機能を有効に活用できる。
リ初期化以前にCPUより初期化順設定レジスタ19に
初期化順番を設定すると同時に、初期化してはならない
領域には、初期化禁止レジスタ20を有意に設定する。
実施例5の場合と同様の動作により、初期化禁止レジス
タ20の出力も#0レジスタから順次出力され、前記設
定により初期化禁止と設定された領域の初期化中は出力
される初期化禁止信号が有意となる。初期化環境設定コ
ントロール部15は、この初期化禁止信号が有意となる
と初期化動作を実行せずにアドレスカウンタのみカウン
トする。これにより、任意のメモリ領域の初期化を容易
に禁止でき、破壊されては困る領域はその内容を保存し
たまま、他の領域のみ初期化することが可能となり、当
該初期化機能を有効に活用できる。
【0037】実施例7.さらに、図13はこの発明の実
施例7におけるカウンタ制御部の内部構成を示すブロッ
ク図であり、図7に示した実施例4のカウンタ制御部1
6の初期化中メモリ領域確保要求フラグ生成部22に、
CPUより設定可能な初期化完了領域設定レジスタ23
を接続し、その出力信号である初期化完了領域設定信号
を初期化中メモリ領域確保要求フラグ生成部22に入力
するようにしたものである。
施例7におけるカウンタ制御部の内部構成を示すブロッ
ク図であり、図7に示した実施例4のカウンタ制御部1
6の初期化中メモリ領域確保要求フラグ生成部22に、
CPUより設定可能な初期化完了領域設定レジスタ23
を接続し、その出力信号である初期化完了領域設定信号
を初期化中メモリ領域確保要求フラグ生成部22に入力
するようにしたものである。
【0038】次に、動作について説明する。まず、どの
程度の領域が初期化を完了した時点で初期化中メモリ領
域確保要求フラグ生成部22より出力する初期化中リー
ドライト領域確保要求信号を有意にするかを決定する情
報を、メモリ初期化以前にCPUより初期化完了領域設
定レジスタ23に設定しておく。この情報は、初期化中
メモリ領域確保要求フラグ生成部22に入力されリフレ
ッシュ・アドレス生成部5の出力と比較される。前記リ
フレッシュ・アドレス生成部5の出力が初期化完了領域
設定レジスタ23に設定された領域に達すると、初期化
中メモリ領域確保要求フラグ生成部22は、初期化中リ
ードライト領域確保要求信号を有意にする。これによ
り、部分的初期化完了を検出する領域を任意に設定する
ことが可能となり、部分的なメモリの初期化を必要に応
じてより小さくすることができ、初期化によるCPUの
アクセスの拘束時間を短縮することができる。
程度の領域が初期化を完了した時点で初期化中メモリ領
域確保要求フラグ生成部22より出力する初期化中リー
ドライト領域確保要求信号を有意にするかを決定する情
報を、メモリ初期化以前にCPUより初期化完了領域設
定レジスタ23に設定しておく。この情報は、初期化中
メモリ領域確保要求フラグ生成部22に入力されリフレ
ッシュ・アドレス生成部5の出力と比較される。前記リ
フレッシュ・アドレス生成部5の出力が初期化完了領域
設定レジスタ23に設定された領域に達すると、初期化
中メモリ領域確保要求フラグ生成部22は、初期化中リ
ードライト領域確保要求信号を有意にする。これによ
り、部分的初期化完了を検出する領域を任意に設定する
ことが可能となり、部分的なメモリの初期化を必要に応
じてより小さくすることができ、初期化によるCPUの
アクセスの拘束時間を短縮することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、DRAM初期化中に電源ON時の初期化フラグ
によってリフレッシュ要求信号生成部からメモリコント
ロール部に対しリフレッシュ要求するように構成したの
で、電源ON時のDRAMのダミーサイクルを自動的に
生成することができるメモリ制御装置が得られる効果が
ある。
よれば、DRAM初期化中に電源ON時の初期化フラグ
によってリフレッシュ要求信号生成部からメモリコント
ロール部に対しリフレッシュ要求するように構成したの
で、電源ON時のDRAMのダミーサイクルを自動的に
生成することができるメモリ制御装置が得られる効果が
ある。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、D
RAM初期化中の認識をして、全DRAMに対して制御
信号を同時に出力することにより一括でDRAMクリア
を行うように構成したので、DRAMメモリ空間増加に
伴うハードウエア、DRAM初期化時間の増加を防ぐこ
とができる効果がある。
RAM初期化中の認識をして、全DRAMに対して制御
信号を同時に出力することにより一括でDRAMクリア
を行うように構成したので、DRAMメモリ空間増加に
伴うハードウエア、DRAM初期化時間の増加を防ぐこ
とができる効果がある。
【0041】また、請求項3に記載の発明によれば、D
RAMのアドレス空間の差別化を行い、CPUの動作が
できる最小限のエリアをクリアすることと初期化を行う
アドレス・データバスをバッファで分割するように構成
したので、DRAM初期化中にCPUがアクセス可能な
領域を確保することができる効果がある。
RAMのアドレス空間の差別化を行い、CPUの動作が
できる最小限のエリアをクリアすることと初期化を行う
アドレス・データバスをバッファで分割するように構成
したので、DRAM初期化中にCPUがアクセス可能な
領域を確保することができる効果がある。
【0042】また、請求項4に記載の発明によれば、D
RAM初期化中に初期化データバスとCPUデータバス
や、CPUアドレスバスと初期化アドレスバスを切り離
すバスドライバに代えて、それらよりハードウエア量が
小さくてすむ調停部を設けるように構成したのでハード
ウエアの削減が可能となる効果がある。
RAM初期化中に初期化データバスとCPUデータバス
や、CPUアドレスバスと初期化アドレスバスを切り離
すバスドライバに代えて、それらよりハードウエア量が
小さくてすむ調停部を設けるように構成したのでハード
ウエアの削減が可能となる効果がある。
【0043】また、請求項5に記載の発明によれば、初
期化する領域の順番を任意に設定できるように構成した
ので、メモリ内のいずれの領域に対しても早期に部分的
な初期化が可能となり、どのようなシステムおよび、ソ
フトウエアに対しても柔軟に対応することができる効果
がある。
期化する領域の順番を任意に設定できるように構成した
ので、メモリ内のいずれの領域に対しても早期に部分的
な初期化が可能となり、どのようなシステムおよび、ソ
フトウエアに対しても柔軟に対応することができる効果
がある。
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるカウンタ制御部の内部構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】上記実施例における初期化環境設定コントロー
ル部の内部構成を示すブロック図である。
ル部の内部構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例2におけるメモリとその周辺
機器を示すブロック図である。
機器を示すブロック図である。
【図5】上記実施例におけるDRAM制御信号セレクタ
回路を示すブロック図である。
回路を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施例3を示すブロック図である。
【図7】上記実施例におけるカウンタ制御部の内部構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図8】上記実施例におけるメモリコントローラ出力セ
レクタ回路を示すブロック図である。
レクタ回路を示すブロック図である。
【図9】上記実施例におけるメモリとその周辺機器を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図10】この発明の実施例4を示すブロック図であ
る。
る。
【図11】この発明の実施例5を示すブロック図であ
る。
る。
【図12】この発明の実施例6を示すブロック図である
【図13】この発明の実施例7におけるカウンタ制御部
の内部構成を示すブロック図である。
の内部構成を示すブロック図である。
【図14】従来のメモリ制御装置を示すブロック図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 メモリ 15 初期化環境設定コントロール部 16 カウンタ制御部 17 調停部 18 デコーダ 19 初期化順設定レジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 メモリ制御装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイナミックRAM
(以下DRAMという)にて形成され、初期化時間を保
証しなければならない大容量のメモリにおける、記憶内
容のリフレッシュや初期化を制御するメモリ制御装置に
関するものである。
(以下DRAMという)にて形成され、初期化時間を保
証しなければならない大容量のメモリにおける、記憶内
容のリフレッシュや初期化を制御するメモリ制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば特開昭63−23179
5号公報に示された従来のメモリ制御装置を示すブロッ
ク図である。図において、1は1つ以上のDRAMにて
形成されたメモリであり、2はそのアドレスバス、3は
同じくデータバスである。4はこのメモリ1を制御する
メモリコントローラであり、5はロウアドレスカウンタ
5aとコラムアドレスカウンタ5bとから成るメモリ1
のリフレッシュ・アドレス生成部、6はアドレスバス2
からのアドレスをメモリ1に伝えるマルチプレクサであ
る。7はメモリ1の初期化フラグがセットされるフリッ
プフロップであり、8はデータバス3を初期化したいデ
ータにドライブするデータバス・ドライバである。な
お、このようなメモリ制御装置の特徴は、初期化を示す
フラグがセットされている時にCPUとは独立にDRA
M初期化を行わせるようにした点にある。また、他の特
徴はDRAM初期化の際の書き込みデータをデータバス
・ドライバ8により設定可能とした点である。
5号公報に示された従来のメモリ制御装置を示すブロッ
ク図である。図において、1は1つ以上のDRAMにて
形成されたメモリであり、2はそのアドレスバス、3は
同じくデータバスである。4はこのメモリ1を制御する
メモリコントローラであり、5はロウアドレスカウンタ
5aとコラムアドレスカウンタ5bとから成るメモリ1
のリフレッシュ・アドレス生成部、6はアドレスバス2
からのアドレスをメモリ1に伝えるマルチプレクサであ
る。7はメモリ1の初期化フラグがセットされるフリッ
プフロップであり、8はデータバス3を初期化したいデ
ータにドライブするデータバス・ドライバである。な
お、このようなメモリ制御装置の特徴は、初期化を示す
フラグがセットされている時にCPUとは独立にDRA
M初期化を行わせるようにした点にある。また、他の特
徴はDRAM初期化の際の書き込みデータをデータバス
・ドライバ8により設定可能とした点である。
【0003】次に動作について説明する。図示されてい
ないCPUが初期化フラグセット用のフリップフロップ
7をセットすることによって、メモリコントローラ4が
リフレッシュサイクルに入ると同時に、データバス・ド
ライバ8がアクティブになる。なお、この場合、メモリ
1内のデータを“0”に初期化するために、上記データ
バス・ドライバ8はグラウンドに接続されている。メモ
リコントローラ4は、初期化フラグの信号を受けると、
ライトサイクルを、上記初期化フラグセット用のフリッ
プフロップ7が、図示されていないCPUによってリセ
ットされるまで継続する。このとき、リフレッシュ・ア
ドレス生成部5には,メモリコントローラ4から、クロ
ック(CLK)が入力され、アドレスはこのクロックに
よりインクリメントされる。
ないCPUが初期化フラグセット用のフリップフロップ
7をセットすることによって、メモリコントローラ4が
リフレッシュサイクルに入ると同時に、データバス・ド
ライバ8がアクティブになる。なお、この場合、メモリ
1内のデータを“0”に初期化するために、上記データ
バス・ドライバ8はグラウンドに接続されている。メモ
リコントローラ4は、初期化フラグの信号を受けると、
ライトサイクルを、上記初期化フラグセット用のフリッ
プフロップ7が、図示されていないCPUによってリセ
ットされるまで継続する。このとき、リフレッシュ・ア
ドレス生成部5には,メモリコントローラ4から、クロ
ック(CLK)が入力され、アドレスはこのクロックに
よりインクリメントされる。
【0004】上記初期化の動作中、図示されていないC
PUはメモリアクセスを行うことはできないが、別のジ
ョブを行うことは可能であり、効率が向上する。なお、
初期化が完了し、初期化フラグがリセットされた後のメ
モリ・リフレッシュは、RAS−ONLYまたはCAS
before RASを、メモリコントローラ4が行う。ま
た、この方式は初期化だけでなく、メモリ・リフレッシ
ュや、メモリをある特定のデータで書きつぶす際にも有
効に利用することができる。
PUはメモリアクセスを行うことはできないが、別のジ
ョブを行うことは可能であり、効率が向上する。なお、
初期化が完了し、初期化フラグがリセットされた後のメ
モリ・リフレッシュは、RAS−ONLYまたはCAS
before RASを、メモリコントローラ4が行う。ま
た、この方式は初期化だけでなく、メモリ・リフレッシ
ュや、メモリをある特定のデータで書きつぶす際にも有
効に利用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリ制御装置
は以上のように構成されているので、DRAMの特徴で
ある、電源投入後DRAM動作の前にRASあるいはR
AS/CASによる8回程度のダミーサイクルをハード
ウエアで確保することができず、そのためソフトウエア
でダミーサイクルとしてDRAMに対するアクセスを行
う必要があり、またDRAMに対するアドレス空間の増
加に伴って、リフレッシュ・アドレスの生成部5のハー
ドウエアとDRAM初期化の時間が増加してしまい、ま
た、DRAM領域初期化中はDRAMにアクセスするこ
とができないなどの問題点があった。
は以上のように構成されているので、DRAMの特徴で
ある、電源投入後DRAM動作の前にRASあるいはR
AS/CASによる8回程度のダミーサイクルをハード
ウエアで確保することができず、そのためソフトウエア
でダミーサイクルとしてDRAMに対するアクセスを行
う必要があり、またDRAMに対するアドレス空間の増
加に伴って、リフレッシュ・アドレスの生成部5のハー
ドウエアとDRAM初期化の時間が増加してしまい、ま
た、DRAM領域初期化中はDRAMにアクセスするこ
とができないなどの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたものであり、電源投入後のDRAM初期化
中ハードウエアで自動的にダミーサイクルを生成し、ま
たDRAMで構成されるアドレス空間領域の拡張時にお
いてもハードウエアの増加とDRAM初期化時間の大幅
な増大を防止できるメモリ制御装置を得ることを目的と
する。
めになされたものであり、電源投入後のDRAM初期化
中ハードウエアで自動的にダミーサイクルを生成し、ま
たDRAMで構成されるアドレス空間領域の拡張時にお
いてもハードウエアの増加とDRAM初期化時間の大幅
な増大を防止できるメモリ制御装置を得ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るメモリ制御装置は、電源の投入時にCPU側から送
られてくる初期化フラグをラッチした信号により、DR
AMのダミーサイクルを生成するためのリフレッシュ要
求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初期化中信号に
基づいて生成した切り替え制御信号とDRAM制御信号
とによって、DRAMの初期化を制御する初期化環境設
定コントロール部と、DRAM全領域のアドレスの生成
完了時点で初期化フラグのラッチをリセットするカウン
タ制御部とを設けたものである。
係るメモリ制御装置は、電源の投入時にCPU側から送
られてくる初期化フラグをラッチした信号により、DR
AMのダミーサイクルを生成するためのリフレッシュ要
求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初期化中信号に
基づいて生成した切り替え制御信号とDRAM制御信号
とによって、DRAMの初期化を制御する初期化環境設
定コントロール部と、DRAM全領域のアドレスの生成
完了時点で初期化フラグのラッチをリセットするカウン
タ制御部とを設けたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係るメモリ
制御装置は、DRAM制御信号を初期化中信号に基づい
てDRAMの全てに同時に出力するようにしたものであ
る。
制御装置は、DRAM制御信号を初期化中信号に基づい
てDRAMの全てに同時に出力するようにしたものであ
る。
【0009】また、請求項3に記載の発明に係るメモリ
制御装置は、メモリ領域をアクセス可領域とアクセス不
可領域とに分けて、アドレスバスおよびデータバスをバ
スドライバで分割し、アクセス可領域の初期化完了を示
すフラグ情報に基づく切り替え制御信号でこのバスドラ
イバを制御して、初期化の済んだアクセス可領域へのリ
ード・ライトを可能とするものである。
制御装置は、メモリ領域をアクセス可領域とアクセス不
可領域とに分けて、アドレスバスおよびデータバスをバ
スドライバで分割し、アクセス可領域の初期化完了を示
すフラグ情報に基づく切り替え制御信号でこのバスドラ
イバを制御して、初期化の済んだアクセス可領域へのリ
ード・ライトを可能とするものである。
【0010】また、請求項4に記載の発明に係るメモリ
制御装置は、CPUからのアクセスと初期化のためのア
クセスの調停を、初期化環境設定コントロール部からの
初期化中信号と、外部からのメモリコントローラ情報と
に基づいて行う調停部を設けたものである。
制御装置は、CPUからのアクセスと初期化のためのア
クセスの調停を、初期化環境設定コントロール部からの
初期化中信号と、外部からのメモリコントローラ情報と
に基づいて行う調停部を設けたものである。
【0011】また、請求項5に記載の発明に係るメモリ
制御装置は、リフレッシュ時にメモリに供給されるロウ
アドレスの上位ビットをデコードするデコーダと、初期
化の順番にロウアドレスの上位ビットが格納され、その
読み出しが前記デコーダの出力で制御される初期化順設
定レジスタを設けたものである。
制御装置は、リフレッシュ時にメモリに供給されるロウ
アドレスの上位ビットをデコードするデコーダと、初期
化の順番にロウアドレスの上位ビットが格納され、その
読み出しが前記デコーダの出力で制御される初期化順設
定レジスタを設けたものである。
【0012】また、請求項6に記載の発明に係るメモリ
制御装置は、初期化してはならない領域を設定する初期
化禁止レジスタを、初期化順設定レジスタに付加したも
のである。
制御装置は、初期化してはならない領域を設定する初期
化禁止レジスタを、初期化順設定レジスタに付加したも
のである。
【0013】さらに、請求項7に記載の発明に係るメモ
リ制御装置は、初期化環境設定コントロール部に対して
出力する初期化中リードライト領域確保要求信号を、所
定の一部の領域の初期かが終了した時点で有意にすべ
く、該所定の領域を設定する初期化完了領域設定レジス
タをカウンダ制御部に設けたものである。
リ制御装置は、初期化環境設定コントロール部に対して
出力する初期化中リードライト領域確保要求信号を、所
定の一部の領域の初期かが終了した時点で有意にすべ
く、該所定の領域を設定する初期化完了領域設定レジス
タをカウンダ制御部に設けたものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明における初期化環境設定
コントロール部は、DRAM全領域のアドレスの生成完
了時点でリセットされる初期化フラグのラッチ信号に基
づいて、DRAMのダミーサイクルを生成するためのリ
フレッシュ要求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初
期化中信号に基づいて生成した切り替え制御信号とDR
AM制御信号によってDRAMの初期化制御を行うこと
により、DRAMのダミーサークルを自動的に生成可能
なメモリ制御装置を実現する。
コントロール部は、DRAM全領域のアドレスの生成完
了時点でリセットされる初期化フラグのラッチ信号に基
づいて、DRAMのダミーサイクルを生成するためのリ
フレッシュ要求を発生させ、そのリフレッシュ要求と初
期化中信号に基づいて生成した切り替え制御信号とDR
AM制御信号によってDRAMの初期化制御を行うこと
により、DRAMのダミーサークルを自動的に生成可能
なメモリ制御装置を実現する。
【0015】また、請求項2に記載の発明におけるメモ
リ制御装置は、DRAM制御信号を全DRAMに同時に
出力することにより、DRAMのメモリ空間の増加に伴
うハードウエア、および初期化時間の増大を防止する。
リ制御装置は、DRAM制御信号を全DRAMに同時に
出力することにより、DRAMのメモリ空間の増加に伴
うハードウエア、および初期化時間の増大を防止する。
【0016】また、請求項3に記載の発明における初期
化環境設定コントロール部は、アクセス可領域とアクセ
ス不可領域とでアドレスバスおよびデータバスを分割し
ているバスドライバを、アクセス可領域の初期化完了を
示すフラグ情報に基づく切り替え制御信号によって制御
することにより、DRAM初期化中にCPUがアクセス
できる領域を確保する。
化環境設定コントロール部は、アクセス可領域とアクセ
ス不可領域とでアドレスバスおよびデータバスを分割し
ているバスドライバを、アクセス可領域の初期化完了を
示すフラグ情報に基づく切り替え制御信号によって制御
することにより、DRAM初期化中にCPUがアクセス
できる領域を確保する。
【0017】また、請求項4に記載の発明における調停
部は、初期化環境設定コントロール部からの初期化中信
号と外部からのメモリコントローラ情報とに基づいて生
成したCPUアクセス許可信号と初期化アクセス許可信
号を初期化環境設定コントロール部に出力することによ
り、CPUからのアクセスと初期化のためのアクセスと
を調停する。
部は、初期化環境設定コントロール部からの初期化中信
号と外部からのメモリコントローラ情報とに基づいて生
成したCPUアクセス許可信号と初期化アクセス許可信
号を初期化環境設定コントロール部に出力することによ
り、CPUからのアクセスと初期化のためのアクセスと
を調停する。
【0018】また、請求項5に記載の発明における初期
化順設定レジスタは、初期化の順番に格納されたロウア
ドレスの上位ビットの読み出しを、リフレッシュ・アド
レス生成部より出力されたロウアドレスの上位ビットの
デコード出力で制御することにより、初期化の順番をメ
モリ領域別に任意に設定可能とする。
化順設定レジスタは、初期化の順番に格納されたロウア
ドレスの上位ビットの読み出しを、リフレッシュ・アド
レス生成部より出力されたロウアドレスの上位ビットの
デコード出力で制御することにより、初期化の順番をメ
モリ領域別に任意に設定可能とする。
【0019】また、請求項6に記載の発明におけるメモ
リ制御装置は、初期化してはならない領域を設定する初
期化禁止レジスタを、初期化順設定レジスタに付加した
ことにより、初期化してはならない領域の初期化が禁止
される。
リ制御装置は、初期化してはならない領域を設定する初
期化禁止レジスタを、初期化順設定レジスタに付加した
ことにより、初期化してはならない領域の初期化が禁止
される。
【0020】さらに、請求項7に記載の発明におけるメ
モリ制御装置は、初期化環境設定コントロール部に対し
て出力する初期化中リードライト領域確保要求信号を、
所定の一部の領域の初期化が終了した時点で有意にすべ
く、該所定の領域を設定する初期化完了領域設定レジス
タをカウンタ制御部に設けたことにより、部分的なメモ
リの初期化を必要に応じて小さくできる。
モリ制御装置は、初期化環境設定コントロール部に対し
て出力する初期化中リードライト領域確保要求信号を、
所定の一部の領域の初期化が終了した時点で有意にすべ
く、該所定の領域を設定する初期化完了領域設定レジス
タをカウンタ制御部に設けたことにより、部分的なメモ
リの初期化を必要に応じて小さくできる。
【0021】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は請求項1に記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図である。図において、1はDRAMによるメモ
リ、5はリフレッシュ・アドレス生成部、5aはロウア
ドレスカウンタ、5bはコラムアドレスカウンタ、8は
データバス・ドライバであり、図14に同一符号を付し
た従来のそれらと同一、あるいは相当部分であるため詳
細な説明は省略する。
する。図1は請求項1に記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図である。図において、1はDRAMによるメモ
リ、5はリフレッシュ・アドレス生成部、5aはロウア
ドレスカウンタ、5bはコラムアドレスカウンタ、8は
データバス・ドライバであり、図14に同一符号を付し
た従来のそれらと同一、あるいは相当部分であるため詳
細な説明は省略する。
【0022】また、9は図示されていないCPUからの
CPUアドレスバス、10はリフレッシュ・アドレス生
成部5の出力するアドレスのための初期化アドレスバス
であり、11はこのCPUアドレスバス9と初期化アド
レスバス10の切り替えを行うアドレス切り替え部であ
る。12は図示されていないCPUからのCPUデータ
バス、13はデータバス・ドライバ8の出力データのた
めの初期化データバスであり、14はこのCPUデータ
バス12と初期化データバス13の切り替えを行うデー
タ切り替え部である。15は初期化中にDRAMの環境
を制御する初期化環境設定コントロール部であり、16
はリフレッシュ・アドレス生成部5がDRAMの全領域
のアドレスを生成完了した時点で初期化環境設定コント
ロール部15にリセット信号を与えるカウンタ制御部で
ある。
CPUアドレスバス、10はリフレッシュ・アドレス生
成部5の出力するアドレスのための初期化アドレスバス
であり、11はこのCPUアドレスバス9と初期化アド
レスバス10の切り替えを行うアドレス切り替え部であ
る。12は図示されていないCPUからのCPUデータ
バス、13はデータバス・ドライバ8の出力データのた
めの初期化データバスであり、14はこのCPUデータ
バス12と初期化データバス13の切り替えを行うデー
タ切り替え部である。15は初期化中にDRAMの環境
を制御する初期化環境設定コントロール部であり、16
はリフレッシュ・アドレス生成部5がDRAMの全領域
のアドレスを生成完了した時点で初期化環境設定コント
ロール部15にリセット信号を与えるカウンタ制御部で
ある。
【0023】また、図2はカウンタ制御部16の内部構
成を示すブロック図であり、図において、21はリフレ
ッシュ・アドレス生成部5が発生するアドレスを監視し
ていて、DRAM全領域のアドレスの生成が完了したこ
とを検出するとリセット信号を発生させる初期化終了カ
ウントアップ認識部である。
成を示すブロック図であり、図において、21はリフレ
ッシュ・アドレス生成部5が発生するアドレスを監視し
ていて、DRAM全領域のアドレスの生成が完了したこ
とを検出するとリセット信号を発生させる初期化終了カ
ウントアップ認識部である。
【0024】さらに、図3は初期化環境設定コントロー
ル部15の内部構成を示すブロック図である。図におい
て、31は電源の投入時などにおける図示されていない
CPU側からの初期化フラグをラッチして、初期化中信
号を生成するフリップフロップ、32はその初期化中信
号をラッチするフリップフロップであり、33はフリッ
プフロップ32の出力信号に基づいてリフレッシュ要求
フラグを生成し、ダミーサイクルが終了するとフリップ
フロップ32をリセットするリセット信号を出力するリ
フレッシュ要求信号生成部である。34はDRAMを制
御するためのDRAM制御信号を生成するメモリコント
ローラ部であり、CPU側からのメモリコントロール情
報、フリップフロップ31からの初期化中信号、および
リフレッシュ要求信号生成部33からのリフレッシュ要
求フラグが入力され、このリフレッシュ要求フラグが立
っている時はリフレッシュサイクルの起動を行う。35
はアドレス切り替え部11およびデータ切り替え部14
への切り替え制御信号を生成するバッファ制御信号生成
部であり、36はメモリコントローラ部34の発生する
アクセス情報信号に基づいて、DRAM初期化中にリフ
レッシュ・アドレス生成部5に対してクロック(CL
K)の供給を行うクロック生成部である。
ル部15の内部構成を示すブロック図である。図におい
て、31は電源の投入時などにおける図示されていない
CPU側からの初期化フラグをラッチして、初期化中信
号を生成するフリップフロップ、32はその初期化中信
号をラッチするフリップフロップであり、33はフリッ
プフロップ32の出力信号に基づいてリフレッシュ要求
フラグを生成し、ダミーサイクルが終了するとフリップ
フロップ32をリセットするリセット信号を出力するリ
フレッシュ要求信号生成部である。34はDRAMを制
御するためのDRAM制御信号を生成するメモリコント
ローラ部であり、CPU側からのメモリコントロール情
報、フリップフロップ31からの初期化中信号、および
リフレッシュ要求信号生成部33からのリフレッシュ要
求フラグが入力され、このリフレッシュ要求フラグが立
っている時はリフレッシュサイクルの起動を行う。35
はアドレス切り替え部11およびデータ切り替え部14
への切り替え制御信号を生成するバッファ制御信号生成
部であり、36はメモリコントローラ部34の発生する
アクセス情報信号に基づいて、DRAM初期化中にリフ
レッシュ・アドレス生成部5に対してクロック(CL
K)の供給を行うクロック生成部である。
【0025】次に動作について説明する。図示されてい
ないCPUは電源投入時に初期化フラグを発生させる。
この初期化フラグは初期化環境設定コントロール部15
に入力され、フリップフロップ31はそれをラッチして
初期化中信号を発生する。この初期化中信号はフリップ
フロップ32を介してリフレッシュ要求信号生成部33
に入力される。リフレッシュ要求信号生成部33は通常
周期的にリフレッシュ要求フラグを発生しているが、こ
のフリップフロップ32からの信号が入力されると、ダ
ミーサイクルを生成するためにリフレッシュ要求フラグ
を出力する。ダミーサイクルが終了すれば、フリップフ
ロップ32はリフレッシュ要求信号生成部33からのリ
セット信号によってリセットされ、通常のDRAM初期
化状態となる。
ないCPUは電源投入時に初期化フラグを発生させる。
この初期化フラグは初期化環境設定コントロール部15
に入力され、フリップフロップ31はそれをラッチして
初期化中信号を発生する。この初期化中信号はフリップ
フロップ32を介してリフレッシュ要求信号生成部33
に入力される。リフレッシュ要求信号生成部33は通常
周期的にリフレッシュ要求フラグを発生しているが、こ
のフリップフロップ32からの信号が入力されると、ダ
ミーサイクルを生成するためにリフレッシュ要求フラグ
を出力する。ダミーサイクルが終了すれば、フリップフ
ロップ32はリフレッシュ要求信号生成部33からのリ
セット信号によってリセットされ、通常のDRAM初期
化状態となる。
【0026】即ち、リフレッシュ要求フラグを受けたメ
モリコントローラ部34はメモリ1にDRAM制御信号
の送出を行い、また、バッファ制御信号生成部35は前
記フリップフロップ31からの初期化中信号に従って、
アドレス切り替え部11、およびデータ切り替え部14
に切り替え制御信号を出力してその切り替えを行い、デ
ータバス・ドライバ8からのデータとリフレッシュ・ア
ドレス生成部5からのアドレスをDRAMに供給する。
一方、リフレッシュ要求フラグを受けたメモリコントロ
ーラ部34はクロック生成部36に対してアクセス情報
信号を送り、クロック生成部36はそれに基づいてDR
AM初期化期間中リフレッシュ・アドレス生成部5にク
ロックを送ってリフレッシュ用のアドレスを生成させ
る。リフレッシュ・アドレス生成部5がDRAM1の全
アドレスを生成してDRAMの全領域の初期化が完了す
ると、カウンタ制御部16の初期化終了カウントアップ
認識部21はリセット信号を生成し、このリセット信号
は初期化環境設定コントロール部15内のフリップフロ
ップ31をリセットすると同時に、図示されていないC
PUにも通知されてDRAMの初期化が終了する。
モリコントローラ部34はメモリ1にDRAM制御信号
の送出を行い、また、バッファ制御信号生成部35は前
記フリップフロップ31からの初期化中信号に従って、
アドレス切り替え部11、およびデータ切り替え部14
に切り替え制御信号を出力してその切り替えを行い、デ
ータバス・ドライバ8からのデータとリフレッシュ・ア
ドレス生成部5からのアドレスをDRAMに供給する。
一方、リフレッシュ要求フラグを受けたメモリコントロ
ーラ部34はクロック生成部36に対してアクセス情報
信号を送り、クロック生成部36はそれに基づいてDR
AM初期化期間中リフレッシュ・アドレス生成部5にク
ロックを送ってリフレッシュ用のアドレスを生成させ
る。リフレッシュ・アドレス生成部5がDRAM1の全
アドレスを生成してDRAMの全領域の初期化が完了す
ると、カウンタ制御部16の初期化終了カウントアップ
認識部21はリセット信号を生成し、このリセット信号
は初期化環境設定コントロール部15内のフリップフロ
ップ31をリセットすると同時に、図示されていないC
PUにも通知されてDRAMの初期化が終了する。
【0027】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
について説明する。図4は請求項2に記載の発明の一実
施例におけるメモリ1とその周辺機器を示すブロック図
であり、図5はそのDRAM制御信号セレクタ回路を示
すブロック図である。図において、41,42,43,
44は初期化データバス13、CPUデータバス12、
初期化アドレスバス10、CPUアドレスバス9の切り
替えを行うバスドライバである。また、51、52、5
3は初期化環境設定コントロール部15内部のメモリコ
ントローラ部34より生成されるDRAM制御信号であ
り、図5に示すDRAM制御信号セレクタ回路でセレク
トされたもので、51はDRAM1のメモリaに対する
実際のRAS、CAS信号、52は同じくメモリbに対
する実際のRAS、CAS信号、53は同じくメモリm
に対する実際のRAS、CAS信号である。
について説明する。図4は請求項2に記載の発明の一実
施例におけるメモリ1とその周辺機器を示すブロック図
であり、図5はそのDRAM制御信号セレクタ回路を示
すブロック図である。図において、41,42,43,
44は初期化データバス13、CPUデータバス12、
初期化アドレスバス10、CPUアドレスバス9の切り
替えを行うバスドライバである。また、51、52、5
3は初期化環境設定コントロール部15内部のメモリコ
ントローラ部34より生成されるDRAM制御信号であ
り、図5に示すDRAM制御信号セレクタ回路でセレク
トされたもので、51はDRAM1のメモリaに対する
実際のRAS、CAS信号、52は同じくメモリbに対
する実際のRAS、CAS信号、53は同じくメモリm
に対する実際のRAS、CAS信号である。
【0028】次に動作について説明する。図5のDRA
M制御信号セレクタ回路では、図に示されていないCP
U、またはリフレッシュ・アドレス生成部5からのDR
AM1のあるアドレスに対して、メモリaに対するRA
Sa、CASa、WRa信号51、メモリbに対するR
ASb、CASb、WRb信号52、メモリmに対する
RASm,CASm、WRm信号53が出力される。実
施例1のメモリコントローラ部34ではDRAM初期化
を行う場合、通常メモリバンクa、b、mごとにメモリ
aに対するRASa、CASa、WRa信号51、メモ
リbに対するRASb、CASb、WRb信号52、メ
モリmに対するRASm、CASm、WRm信号53を
出力し初期化を行う必要があった。そこで実施例2では
初期化環境設定コントロール部15内のフリップフロッ
プ31より出力される初期化中信号に基づいてメモリコ
ントローラ部34からのDRAM制御信号の選択を行う
ことにした。DRAM初期化中に初期化中信号がアクテ
ィブになり、図5に示すようなDRAM制御信号セレク
タ回路に入力されると、メモリbに対する実際のRAS
b、CASb信号52がメモリaに対する実際のRAS
a、CASa信号51、メモリmに対する実際のRAS
m、CASm信号53としても出力するようにゲートし
て、全メモリに対して同時にDRAM制御信号が出力さ
れ、全メモリを一括でクリアすることができ、アドレス
空間の増加に伴うリフレッシュ・アドレス生成部5のハ
ードウエアとDRAM初期化時間の増加を防止すること
ができる。
M制御信号セレクタ回路では、図に示されていないCP
U、またはリフレッシュ・アドレス生成部5からのDR
AM1のあるアドレスに対して、メモリaに対するRA
Sa、CASa、WRa信号51、メモリbに対するR
ASb、CASb、WRb信号52、メモリmに対する
RASm,CASm、WRm信号53が出力される。実
施例1のメモリコントローラ部34ではDRAM初期化
を行う場合、通常メモリバンクa、b、mごとにメモリ
aに対するRASa、CASa、WRa信号51、メモ
リbに対するRASb、CASb、WRb信号52、メ
モリmに対するRASm、CASm、WRm信号53を
出力し初期化を行う必要があった。そこで実施例2では
初期化環境設定コントロール部15内のフリップフロッ
プ31より出力される初期化中信号に基づいてメモリコ
ントローラ部34からのDRAM制御信号の選択を行う
ことにした。DRAM初期化中に初期化中信号がアクテ
ィブになり、図5に示すようなDRAM制御信号セレク
タ回路に入力されると、メモリbに対する実際のRAS
b、CASb信号52がメモリaに対する実際のRAS
a、CASa信号51、メモリmに対する実際のRAS
m、CASm信号53としても出力するようにゲートし
て、全メモリに対して同時にDRAM制御信号が出力さ
れ、全メモリを一括でクリアすることができ、アドレス
空間の増加に伴うリフレッシュ・アドレス生成部5のハ
ードウエアとDRAM初期化時間の増加を防止すること
ができる。
【0029】実施例3.なお、上記実施例1、及び実施
例2ではDRAM初期化中には図示されていないCPU
がDRAMに対してリード、ライトできない場合につい
て述べたが、図6に示すようにカウンタ制御部16に初
期化中リード・ライト領域確保要求信号の生成機能を持
たせることにより、DRAM初期化中のリード・ライト
が可能なシステムとすることも可能である。図6は請求
項3に記載したそのような発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、図7はその初期化中リード・ライト領域確
保要求信号を生成する機能を持ったカウンタ制御部16
の内部構成を示すブロック図である。図において、22
はDRAM初期化中にアクセスしたい領域の初期化が終
了したことを検出して、初期化中リード・ライト領域確
保要求信号を生成する初期化中メモリ領域確保要求フラ
グ生成部である。
例2ではDRAM初期化中には図示されていないCPU
がDRAMに対してリード、ライトできない場合につい
て述べたが、図6に示すようにカウンタ制御部16に初
期化中リード・ライト領域確保要求信号の生成機能を持
たせることにより、DRAM初期化中のリード・ライト
が可能なシステムとすることも可能である。図6は請求
項3に記載したそのような発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、図7はその初期化中リード・ライト領域確
保要求信号を生成する機能を持ったカウンタ制御部16
の内部構成を示すブロック図である。図において、22
はDRAM初期化中にアクセスしたい領域の初期化が終
了したことを検出して、初期化中リード・ライト領域確
保要求信号を生成する初期化中メモリ領域確保要求フラ
グ生成部である。
【0030】また、図8はDRAM初期化中リード・ラ
イト可能なメモリコントローラ出力セレクタ回路を示す
回路図であり、この場合、メモリコントローラ部34は
初期化中リード・ライト領域確保要求信号が入力され
て、その情報により、DRAMに対するDRAM制御信
号を生成し、バッファ制御信号生成部35は初期化中リ
ード・ライト領域確保要求信号と初期化中信号が入力さ
れ、それらの情報によってアドレス切り替え部11、デ
ータ切り替え部14の切り替え制御信号を生成する。図
9はこの実施例3におけるメモリ1とその周辺機器を示
すブロック図であり、図において、45はDRAM初期
化中に初期化データバス13とCPUデータバス12を
切り離すバスドライバ、46はDRAM初期化中にCP
Uアドレスバス9と初期化アドレスバス10を切り離す
バスドライバである。47は初期化中にもCPUがアク
セス可能なアクセス可領域で、メモリaにて構成され
て、他のメモリb、メモリmに比べてアドレス空間の小
さいDRAMを配置する。例えば実施例3では、メモリ
aの各素子の容量は256Kビット(64Kワード*4
ビット)とする。48は初期化中にはCPUがアクセス
できないアクセス不可領域であり、メモリb、メモリm
(n個づつ)より構成されてメモリaのアドレス空間よ
り大きいDRAMを使用する。ここでは、例えば容量1
6Mビット(4Mワード*4ビット)の素子が用いられ
る。
イト可能なメモリコントローラ出力セレクタ回路を示す
回路図であり、この場合、メモリコントローラ部34は
初期化中リード・ライト領域確保要求信号が入力され
て、その情報により、DRAMに対するDRAM制御信
号を生成し、バッファ制御信号生成部35は初期化中リ
ード・ライト領域確保要求信号と初期化中信号が入力さ
れ、それらの情報によってアドレス切り替え部11、デ
ータ切り替え部14の切り替え制御信号を生成する。図
9はこの実施例3におけるメモリ1とその周辺機器を示
すブロック図であり、図において、45はDRAM初期
化中に初期化データバス13とCPUデータバス12を
切り離すバスドライバ、46はDRAM初期化中にCP
Uアドレスバス9と初期化アドレスバス10を切り離す
バスドライバである。47は初期化中にもCPUがアク
セス可能なアクセス可領域で、メモリaにて構成され
て、他のメモリb、メモリmに比べてアドレス空間の小
さいDRAMを配置する。例えば実施例3では、メモリ
aの各素子の容量は256Kビット(64Kワード*4
ビット)とする。48は初期化中にはCPUがアクセス
できないアクセス不可領域であり、メモリb、メモリm
(n個づつ)より構成されてメモリaのアドレス空間よ
り大きいDRAMを使用する。ここでは、例えば容量1
6Mビット(4Mワード*4ビット)の素子が用いられ
る。
【0031】次に、動作について説明する。前述のよう
にメモリaはメモリb、メモリmに比べてアドレス空間
が小さいため、実施例2のDRAM初期化の方式を採用
すれば、メモリaで構成される初期化中にCPUがアク
セス可能なメモリ領域47は、メモリb、メモリmで構
成される初期化中にCPUがアクセスできないメモリ領
域48に比べて早くDRAM初期化が完了することにな
る。そこで、DRAM初期化中にアクセスしたい領域の
初期化が終了すると、カウンタ制御部16内の初期化中
メモリ領域確保要求フラグ生成部22より初期化中リー
ド・ライト領域確保要求信号が出力され、その信号はC
PUに通知されると共に、初期化環境設定コントロール
部15内部に入力され、バッファ制御信号生成部35に
入力される。また、バッファ制御信号生成部35には初
期化中信号も入力されていて、バッファ制御信号生成部
35は、この2つの信号によってDRAM全領域初期化
中状態、初期化中リード・ライト可能領域確保状態、C
PUがDRAM全領域リード・ライト可能状態の3通り
の状態を識別して、アドレス切り替え部11とデータ切
り替え部14の各バスドライバ41〜46を制御する。
にメモリaはメモリb、メモリmに比べてアドレス空間
が小さいため、実施例2のDRAM初期化の方式を採用
すれば、メモリaで構成される初期化中にCPUがアク
セス可能なメモリ領域47は、メモリb、メモリmで構
成される初期化中にCPUがアクセスできないメモリ領
域48に比べて早くDRAM初期化が完了することにな
る。そこで、DRAM初期化中にアクセスしたい領域の
初期化が終了すると、カウンタ制御部16内の初期化中
メモリ領域確保要求フラグ生成部22より初期化中リー
ド・ライト領域確保要求信号が出力され、その信号はC
PUに通知されると共に、初期化環境設定コントロール
部15内部に入力され、バッファ制御信号生成部35に
入力される。また、バッファ制御信号生成部35には初
期化中信号も入力されていて、バッファ制御信号生成部
35は、この2つの信号によってDRAM全領域初期化
中状態、初期化中リード・ライト可能領域確保状態、C
PUがDRAM全領域リード・ライト可能状態の3通り
の状態を識別して、アドレス切り替え部11とデータ切
り替え部14の各バスドライバ41〜46を制御する。
【0032】この3通りの状態における図9の各バスド
ライバ41〜46の切り替え遷移は、以下の表1に示す
通りであり、初期化中リード・ライト領域確保中状態で
は、DRAM初期化中でもCPUがアクセス可能なメモ
リ領域47に対しては、CPUからのCPUデータバス
12とCPUアドレスバス9が有効になり、初期化中C
PUがアクセスできないメモリ領域48に対しては、リ
フレッシュ・アドレス生成部5からの初期化とアドレス
バス10とデータバス・ドライバ8からの初期化データ
バス13が有効になる。
ライバ41〜46の切り替え遷移は、以下の表1に示す
通りであり、初期化中リード・ライト領域確保中状態で
は、DRAM初期化中でもCPUがアクセス可能なメモ
リ領域47に対しては、CPUからのCPUデータバス
12とCPUアドレスバス9が有効になり、初期化中C
PUがアクセスできないメモリ領域48に対しては、リ
フレッシュ・アドレス生成部5からの初期化とアドレス
バス10とデータバス・ドライバ8からの初期化データ
バス13が有効になる。
【0033】
【表1】
【0034】また、前記初期化中信号と初期化中リード
・ライト領域確保要求信号とは、図8に示すようにメモ
リコントローラ部34からのDRAM制御信号の選択の
情報として取り入れられ、初期化中リード・ライト可能
領域確保状態の場合には、メモリaに対する実際のRA
S、CAS信号51は、CPUの要求によって発生さ
れ、メモリbに対する実際のRAS、CAS信号52は
リフレッシュ・アドレス生成部5の要求によって発生さ
れ、メモリmに対する実際のRAS、CAS信号53
は、メモリbに対する実際のRAS、CAS信号52と
同様に出力されることとなる。以上の構成をもってDR
AM初期化中にDRAMアクセス可能となる。
・ライト領域確保要求信号とは、図8に示すようにメモ
リコントローラ部34からのDRAM制御信号の選択の
情報として取り入れられ、初期化中リード・ライト可能
領域確保状態の場合には、メモリaに対する実際のRA
S、CAS信号51は、CPUの要求によって発生さ
れ、メモリbに対する実際のRAS、CAS信号52は
リフレッシュ・アドレス生成部5の要求によって発生さ
れ、メモリmに対する実際のRAS、CAS信号53
は、メモリbに対する実際のRAS、CAS信号52と
同様に出力されることとなる。以上の構成をもってDR
AM初期化中にDRAMアクセス可能となる。
【0035】実施例4.また、上記実施例3では、DR
AM初期化中に初期化データバス13とCPUデータバ
ス12を切り離すバスドライバ45および、DRAM初
期化中にCPUアドレスバス9と初期化アドレスバス1
0を切り離すバスドライバ46を設けたものについて説
明したが、調停部を設けてCPUからのアクセスとDR
AMの初期化の処理を調停するようにしてもよい。図1
0は請求項4に記載したそのような発明の一実施例を示
すブロック図であり、図において、17は初期化環境設
定コントロール部15から出力される初期化中信号とC
PUからのメモリコントローラ情報とが入力され、それ
らに基づいてCPUアクセス許可信号と初期化アクセス
許可信号とを生成し、それを初期化環境設定コントロー
ル部15へ入力する調停部である。
AM初期化中に初期化データバス13とCPUデータバ
ス12を切り離すバスドライバ45および、DRAM初
期化中にCPUアドレスバス9と初期化アドレスバス1
0を切り離すバスドライバ46を設けたものについて説
明したが、調停部を設けてCPUからのアクセスとDR
AMの初期化の処理を調停するようにしてもよい。図1
0は請求項4に記載したそのような発明の一実施例を示
すブロック図であり、図において、17は初期化環境設
定コントロール部15から出力される初期化中信号とC
PUからのメモリコントローラ情報とが入力され、それ
らに基づいてCPUアクセス許可信号と初期化アクセス
許可信号とを生成し、それを初期化環境設定コントロー
ル部15へ入力する調停部である。
【0036】次に、動作について説明する。図示されて
いないCPUからのアクセスが発生した場合、メモリコ
ントロール情報が有意となり、調停部17よりCPUア
クセス許可信号が出力され、初期化環境設定コントロー
ル部15によるメモリ1へのアクセス動作が開始され
る、一方、DRAM初期化中は、初期化中信号が有意に
なり、調停部17より初期化アクセス許可信号が初期化
環境設定コントロール部15へ出力され、メモリ1のD
RAM初期化動作を実行する。メモリコントロール情報
と、初期化中信号の要求が同時に出力された場合は、調
停部17により優先順位が高い方のアクセス要求を許可
する。また、メモリコントロール情報と初期化中信号の
一方が出力されている場合は、他方の要求信号は出力さ
れない。以上の様に構成することにより、上記実施例3
と同様な動作が可能となる。
いないCPUからのアクセスが発生した場合、メモリコ
ントロール情報が有意となり、調停部17よりCPUア
クセス許可信号が出力され、初期化環境設定コントロー
ル部15によるメモリ1へのアクセス動作が開始され
る、一方、DRAM初期化中は、初期化中信号が有意に
なり、調停部17より初期化アクセス許可信号が初期化
環境設定コントロール部15へ出力され、メモリ1のD
RAM初期化動作を実行する。メモリコントロール情報
と、初期化中信号の要求が同時に出力された場合は、調
停部17により優先順位が高い方のアクセス要求を許可
する。また、メモリコントロール情報と初期化中信号の
一方が出力されている場合は、他方の要求信号は出力さ
れない。以上の様に構成することにより、上記実施例3
と同様な動作が可能となる。
【0037】実施例5.次に、この発明の実施例5を図
に基づいて説明する。図11は請求項5に記載した発明
の一実施例を示すブロック図であり、図10に示した実
施例4のシステム構成において、ロウアドレスカウンタ
5aの上位ビットを入力とするデコーダ18および、こ
のデコーダ18から出力されるレジスタ出力イネーブル
信号により出力が制御され、初期化順番にメモリ領域の
上位アドレスが格納されている初期化順設定レジスタ1
9を設けたものである。なお、この初期化順設定レジス
タ19の出力は、ロウアドレスカウンタ5aから出力さ
れるロウアドレスの下位ビットと合成され、アドレス切
り替え部11に入力される。
に基づいて説明する。図11は請求項5に記載した発明
の一実施例を示すブロック図であり、図10に示した実
施例4のシステム構成において、ロウアドレスカウンタ
5aの上位ビットを入力とするデコーダ18および、こ
のデコーダ18から出力されるレジスタ出力イネーブル
信号により出力が制御され、初期化順番にメモリ領域の
上位アドレスが格納されている初期化順設定レジスタ1
9を設けたものである。なお、この初期化順設定レジス
タ19の出力は、ロウアドレスカウンタ5aから出力さ
れるロウアドレスの下位ビットと合成され、アドレス切
り替え部11に入力される。
【0038】次に、動作について説明する。まず、メモ
リ初期化以前にCPUより初期化順設定レジスタ19
に、DRAM初期化をしたい順番にその領域の上位アド
レスを設定しておく。DRAM初期化の実行が開始され
た時、リフレッシュ・アドレス生成部5のロウアドレス
カウンタ5aはゼロであるので、デコーダ18から出力
されるレジスタ出力イネーブル信号はビット0が有意と
なり、初期化順設定レジスタ19中の該当する部分(#
0レジスタ)に設定された内容が初期化アドレスバス1
0に出力され、これが初期化する領域の上位アドレスと
なる。すなわち、初期化順設定レジスタ19の#0レジ
スタに設定された内容を上位アドレスとした領域が初期
化されることとなる。この領域の初期化が完了すると、
ロウアドレスカウンタ5aの出力中、デコーダ18に入
力されるビットがカウントアップされることとなり、レ
ジスタ出力イネーブル信号はビット1が有意となり、従
って、初期化順設定レジスタ19の#1レジスタに設定
された内容を上位アドレスとしたが領域が初期化され
る。同様な動作を順次初期化完了までくりかえす。ま
た、一定アドレス空間のDRAMの初期化が完了する
と、カウンタ制御部16からは初期化中リード・ライト
領域確保要求信号が出力される。すなわち、任意のアド
レス空間が初期化完了するとCPUから当該領域へのア
クセスが可能となる。
リ初期化以前にCPUより初期化順設定レジスタ19
に、DRAM初期化をしたい順番にその領域の上位アド
レスを設定しておく。DRAM初期化の実行が開始され
た時、リフレッシュ・アドレス生成部5のロウアドレス
カウンタ5aはゼロであるので、デコーダ18から出力
されるレジスタ出力イネーブル信号はビット0が有意と
なり、初期化順設定レジスタ19中の該当する部分(#
0レジスタ)に設定された内容が初期化アドレスバス1
0に出力され、これが初期化する領域の上位アドレスと
なる。すなわち、初期化順設定レジスタ19の#0レジ
スタに設定された内容を上位アドレスとした領域が初期
化されることとなる。この領域の初期化が完了すると、
ロウアドレスカウンタ5aの出力中、デコーダ18に入
力されるビットがカウントアップされることとなり、レ
ジスタ出力イネーブル信号はビット1が有意となり、従
って、初期化順設定レジスタ19の#1レジスタに設定
された内容を上位アドレスとしたが領域が初期化され
る。同様な動作を順次初期化完了までくりかえす。ま
た、一定アドレス空間のDRAMの初期化が完了する
と、カウンタ制御部16からは初期化中リード・ライト
領域確保要求信号が出力される。すなわち、任意のアド
レス空間が初期化完了するとCPUから当該領域へのア
クセスが可能となる。
【0039】実施例6.また、図12はこの発明の実施
例6を示すブロック図であり、図11に示した実施例5
のシステム構成に、さらに、初期化順設定レジスタ19
と同様に、デコーダ18からのレジスタ出力イネーブル
信号を出力制御に用いた初期化禁止レジスタ20を付加
したものである。なお、この初期化禁止レジスタ20の
出力信号である初期化禁止信号は初期化環境設定コント
ロール部15に入力される。
例6を示すブロック図であり、図11に示した実施例5
のシステム構成に、さらに、初期化順設定レジスタ19
と同様に、デコーダ18からのレジスタ出力イネーブル
信号を出力制御に用いた初期化禁止レジスタ20を付加
したものである。なお、この初期化禁止レジスタ20の
出力信号である初期化禁止信号は初期化環境設定コント
ロール部15に入力される。
【0040】次に、動作について説明する。まず、メモ
リ初期化以前にCPUより初期化順設定レジスタ19に
初期化順番を設定すると同時に、初期化してはならない
領域には、初期化禁止レジスタ20を有意に設定する。
実施例5の場合と同様の動作により、初期化禁止レジス
タ20の出力も#0レジスタから順次出力され、前記設
定により初期化禁止と設定された領域の初期化中は出力
される初期化禁止信号が有意となる。初期化環境設定コ
ントロール部15は、この初期化禁止信号が有意となる
と初期化動作を実行せずにアドレスカウンタのみカウン
トする。これにより、任意のメモリ領域の初期化を容易
に禁止でき、破壊されては困る領域はその内容を保存し
たまま、他の領域のみ初期化することが可能となり、当
該初期化機能を有効に活用できる。
リ初期化以前にCPUより初期化順設定レジスタ19に
初期化順番を設定すると同時に、初期化してはならない
領域には、初期化禁止レジスタ20を有意に設定する。
実施例5の場合と同様の動作により、初期化禁止レジス
タ20の出力も#0レジスタから順次出力され、前記設
定により初期化禁止と設定された領域の初期化中は出力
される初期化禁止信号が有意となる。初期化環境設定コ
ントロール部15は、この初期化禁止信号が有意となる
と初期化動作を実行せずにアドレスカウンタのみカウン
トする。これにより、任意のメモリ領域の初期化を容易
に禁止でき、破壊されては困る領域はその内容を保存し
たまま、他の領域のみ初期化することが可能となり、当
該初期化機能を有効に活用できる。
【0041】実施例7.さらに、図13はこの発明の実
施例7におけるカウンタ制御部の内部構成を示すブロッ
ク図であり、図7に示した実施例3のカウンタ制御部1
6の初期化中メモリ領域確保要求フラグ生成部22に、
CPUより設定可能な初期化完了領域設定レジスタ23
を接続し、その出力信号である初期化完了領域設定信号
を初期化中メモリ領域確保要求フラグ生成部22に入力
するようにしたものである。
施例7におけるカウンタ制御部の内部構成を示すブロッ
ク図であり、図7に示した実施例3のカウンタ制御部1
6の初期化中メモリ領域確保要求フラグ生成部22に、
CPUより設定可能な初期化完了領域設定レジスタ23
を接続し、その出力信号である初期化完了領域設定信号
を初期化中メモリ領域確保要求フラグ生成部22に入力
するようにしたものである。
【0042】次に、動作について説明する。まず、どの
程度の領域が初期化を完了した時点で初期化中メモリ領
域確保要求フラグ生成部22より出力する初期化中リー
ドライト領域確保要求信号を有意にするかを決定する情
報を、メモリ初期化以前にCPUより初期化完了領域設
定レジスタ23に設定しておく。この情報は、初期化中
メモリ領域確保要求フラグ生成部22に入力されリフレ
ッシュ・アドレス生成部5の出力と比較される。前記リ
フレッシュ・アドレス生成部5の出力が初期化完了領域
設定レジスタ23に設定された領域に達すると、初期化
中メモリ領域確保要求フラグ生成部22は、初期化中リ
ードライト領域確保要求信号を有意にする。これによ
り、部分的初期化完了を検出する領域を任意に設定する
ことが可能となり、部分的なメモリの初期化を必要に応
じてより小さくすることができ、初期化によるCPUの
アクセスの拘束時間を短縮することができる。
程度の領域が初期化を完了した時点で初期化中メモリ領
域確保要求フラグ生成部22より出力する初期化中リー
ドライト領域確保要求信号を有意にするかを決定する情
報を、メモリ初期化以前にCPUより初期化完了領域設
定レジスタ23に設定しておく。この情報は、初期化中
メモリ領域確保要求フラグ生成部22に入力されリフレ
ッシュ・アドレス生成部5の出力と比較される。前記リ
フレッシュ・アドレス生成部5の出力が初期化完了領域
設定レジスタ23に設定された領域に達すると、初期化
中メモリ領域確保要求フラグ生成部22は、初期化中リ
ードライト領域確保要求信号を有意にする。これによ
り、部分的初期化完了を検出する領域を任意に設定する
ことが可能となり、部分的なメモリの初期化を必要に応
じてより小さくすることができ、初期化によるCPUの
アクセスの拘束時間を短縮することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、DRAM初期化中に電源ON時の初期化フラグ
によってリフレッシュ要求信号生成部からメモリコント
ロール部に対しリフレッシュ要求するように構成したの
で、電源ON時のDRAMのダミーサイクルを自動的に
生成することができるメモリ制御装置が得られる効果が
ある。
よれば、DRAM初期化中に電源ON時の初期化フラグ
によってリフレッシュ要求信号生成部からメモリコント
ロール部に対しリフレッシュ要求するように構成したの
で、電源ON時のDRAMのダミーサイクルを自動的に
生成することができるメモリ制御装置が得られる効果が
ある。
【0044】また、請求項2に記載の発明によれば、D
RAM初期化中の認識をして、全DRAMに対して制御
信号を同時に出力することにより一括でDRAMクリア
を行うように構成したので、DRAMメモリ空間増加に
伴うハードウエア、DRAM初期化時間の増加を防ぐこ
とができる効果がある。
RAM初期化中の認識をして、全DRAMに対して制御
信号を同時に出力することにより一括でDRAMクリア
を行うように構成したので、DRAMメモリ空間増加に
伴うハードウエア、DRAM初期化時間の増加を防ぐこ
とができる効果がある。
【0045】また、請求項3に記載の発明によれば、D
RAMのアドレス空間の差別化を行い、CPUの動作が
できる最小限のエリアをクリアすることと初期化を行う
アドレス・データバスをバッファで分割するように構成
したので、DRAM初期化中にCPUがアクセス可能な
領域を確保することができる効果がある。
RAMのアドレス空間の差別化を行い、CPUの動作が
できる最小限のエリアをクリアすることと初期化を行う
アドレス・データバスをバッファで分割するように構成
したので、DRAM初期化中にCPUがアクセス可能な
領域を確保することができる効果がある。
【0046】また、請求項4に記載の発明によれば、D
RAM初期化中に初期化データバスとCPUデータバス
や、CPUアドレスバスと初期化アドレスバスを切り離
すバスドライバに代えて、それらよりハードウエア量が
小さくてすむ調停部を設けるように構成したのでハード
ウエアの削減が可能となる効果がある。
RAM初期化中に初期化データバスとCPUデータバス
や、CPUアドレスバスと初期化アドレスバスを切り離
すバスドライバに代えて、それらよりハードウエア量が
小さくてすむ調停部を設けるように構成したのでハード
ウエアの削減が可能となる効果がある。
【0047】また、請求項5に記載の発明によれば、初
期化する領域の順番を任意に設定できるように構成した
ので、メモリ内のいずれの領域に対しても早期に部分的
な初期化が可能となり、どのようなシステムおよび、ソ
フトウエアに対しても柔軟に対応することができる効果
がある。
期化する領域の順番を任意に設定できるように構成した
ので、メモリ内のいずれの領域に対しても早期に部分的
な初期化が可能となり、どのようなシステムおよび、ソ
フトウエアに対しても柔軟に対応することができる効果
がある。
【0048】また、請求項6に記載の発明によれば、初
期化してはならない領域を設定する初期化禁止レジスタ
を、初期化順設定レジスタに付加するように構成したの
で、初期化してはならない領域の初期化を禁止できる効
果がある。
期化してはならない領域を設定する初期化禁止レジスタ
を、初期化順設定レジスタに付加するように構成したの
で、初期化してはならない領域の初期化を禁止できる効
果がある。
【0049】さらに、請求項7に記載の発明によれば、
初期化環境設定コントロール部に対して出力する初期化
中リードライト領域確保要求信号を、所定の一部の領域
の初期化が終了した時点で有意にすべく、該所定の領域
を設定する初期化完了領域設定レジスタをカウンタ制御
部に設けるように構成したので、部分的なメモリの初期
化を必要に応じて小さくできる。
初期化環境設定コントロール部に対して出力する初期化
中リードライト領域確保要求信号を、所定の一部の領域
の初期化が終了した時点で有意にすべく、該所定の領域
を設定する初期化完了領域設定レジスタをカウンタ制御
部に設けるように構成したので、部分的なメモリの初期
化を必要に応じて小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるカウンタ制御部の内部構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】上記実施例における初期化環境設定コントロー
ル部の内部構成を示すブロック図である。
ル部の内部構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例2におけるメモリとその周辺
機器を示すブロック図である。
機器を示すブロック図である。
【図5】上記実施例におけるDRAM制御信号セレクタ
回路を示すブロック図である。
回路を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施例3を示すブロック図である。
【図7】上記実施例におけるカウンタ制御部の内部構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図8】上記実施例におけるメモリコントローラ出力セ
レクタ回路を示すブロック図である。
レクタ回路を示すブロック図である。
【図9】上記実施例におけるメモリとその周辺機器を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図10】この発明の実施例4を示すブロック図であ
る。
る。
【図11】この発明の実施例5を示すブロック図であ
る。
る。
【図12】この発明の実施例6を示すブロック図である
【図13】この発明の実施例7におけるカウンタ制御部
の内部構成を示すブロック図である。
の内部構成を示すブロック図である。
【図14】従来のメモリ制御装置を示すブロック図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 メモリ 15 初期化環境設定コントロール部 16 カウンタ制御部 17 調停部 18 デコーダ 19 初期化順設定レジスタ
Claims (5)
- 【請求項1】 1つ以上のダイナミックRAMによって
構成されるメモリの初期化をハードウエアにて行うメモ
リ制御装置において、前記ダイナミックRAMのダミー
サイクルを生成するためのリフレッシュ要求を、電源投
入時に送られてくる初期化フラグをラッチした初期化中
信号に基づいて生成し、当該リフレッシュ要求に基づく
切り替え制御信号によって前記メモリへのアドレスおよ
びデータをダイナミックRAM初期化のためのものと切
り替えるとともに、前記リフレッシュ要求に基づくダイ
ナミックRAM制御信号によって前記ダイナミックRA
Mの初期化制御を行う初期化環境設定コントロール部
と、前記ダイナミックRAMの全領域のアドレスの生成
完了時点で前記初期化フラグのラッチをリセットするカ
ウンタ制御部とを設けたことを特徴とするメモリ制御装
置。 - 【請求項2】 前記初期化中信号に基づいて、前記ダイ
ナミックRAM制御信号を前記ダイナミックRAMの全
てに対して同時に出力することを特徴とする請求項1に
記載のメモリ制御装置。 - 【請求項3】 前記メモリの領域を、ダイナミックRA
Mの初期化中であっても、当該領域の初期化が済めば他
からリード・ライトを許可するアクセス可領域と、ダイ
ナミックRAMの初期化が全て終了するまでは他からの
リード・ライトを禁止するアクセス不可領域とに分け、
前記初期化環境設定コントロール部は、前記初期化中信
号と前記アクセス可領域の初期化完了を示すフラグ情報
に基づいて、全領域初期化中状態、初期化中リード・ラ
イト可能領域確保状態、および全領域リード・ライト可
能状態のそれぞれに対応した切り替え制御信号によっ
て、前記メモリへのアドレスおよびデータの切り替えを
行うことを特徴とする請求項2に記載のメモリ制御装
置。 - 【請求項4】 前記初期化環境設定コントロール部から
の初期化中信号と外部からのメモリコントロール情報と
から、CPUアクセス許可信号と初期化アクセス許可信
号を生成し、それを前記初期化環境設定コントロール部
に出力する調停部を設けたことを特徴とする請求項1に
記載のメモリ制御装置。 - 【請求項5】 前記メモリにリフレッシュ時に供給され
るロウアドレスの上位ビットをデコードするデコーダ
と、前記メモリの初期化順に従って前記ロウアドレスの
上位ビットが格納され、前記デコーダの出力によってそ
の読み出しが制御される初期化順設定レジスタとを設け
たことを特徴とする請求項4に記載のメモリ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098563A JPH05274868A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | メモリ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098563A JPH05274868A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | メモリ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05274868A true JPH05274868A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=14223153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4098563A Pending JPH05274868A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | メモリ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05274868A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002534739A (ja) * | 1998-12-31 | 2002-10-15 | インテル・コーポレーション | アップグレード・デバイスがインストールされるとグラフィックス・デバイスを使用不可にする方法および装置 |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP4098563A patent/JPH05274868A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002534739A (ja) * | 1998-12-31 | 2002-10-15 | インテル・コーポレーション | アップグレード・デバイスがインストールされるとグラフィックス・デバイスを使用不可にする方法および装置 |
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