JPH05261550A - 接着剤と溶接との併用接合方法 - Google Patents

接着剤と溶接との併用接合方法

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JPH05261550A
JPH05261550A JP8951592A JP8951592A JPH05261550A JP H05261550 A JPH05261550 A JP H05261550A JP 8951592 A JP8951592 A JP 8951592A JP 8951592 A JP8951592 A JP 8951592A JP H05261550 A JPH05261550 A JP H05261550A
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JP
Japan
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adhesive
welding
joining
adhesive tape
main
Prior art date
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Application number
JP8951592A
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English (en)
Inventor
Shoichiro Kaihara
正一郎 貝原
Hiroshi Sakamoto
博 坂本
Terumi Nakamura
照美 中村
Masaichi Koketsu
政一 纐纈
Takahiro Arakawa
敬弘 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来より本溶接の欠陥発生率を低減すると共
に、仮付け作業を一般作業員が代行できるようにする。 【構成】 発生ガスの少ない接着剤又は粘着テープ4に
より接合部材1,1を突合せて仮付け接着した後に前記
接合部材1,1を本溶接する。従来の仮付け溶接を行っ
た場合のような部分的な肉盛部分が生じないので、健全
な本溶接を行うことが可能となり、従来より本溶接の欠
陥発生率が大幅に低減される。又、仮付け作業において
溶接を必要としないので、仮付け作業を一般作業員が代
行することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着剤と溶接との併用
接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋼構造物や重量構造物を接合す
る場合には、開先部分を部分的に仮付け溶接しておき、
然る後、本溶接を行うようにしている。
【0003】例えば、図13に示す如く突合せた接合部
材1,1の開先部分2の上側を部分的に仮付け溶接し、
次いで図14に示す如く前記仮付け溶接した上から本溶
接するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の接合方法では、仮付け溶接により形成された部分的
な肉盛部分3の前後で本溶接の溶接欠陥が生じ易く、仮
付け溶接が本溶接の欠陥発生率を高める要因の一つとな
っているという問題があった。
【0005】又、従来の接合方法では仮付けを溶接によ
り行っていた為、仮付け作業にも溶接技術者が必要であ
り、一般作業員が仮付け作業を代行することができなか
ったが、最近の人手不足により溶接技術者の確保が困難
な状況では、仮付け作業を一般作業員が代行できるよう
にすることが望まれている。
【0006】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、従来より欠陥発生率を低減すると共に、仮付け作業
を一般作業員が代行できるようにすることを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、接着剤又は粘
着テープにより接合すべき接合部材同士を突合せて仮付
け接着し、然る後、前記両接合部材を本溶接することを
特徴とする接着剤と溶接との併用接合方法、及び接着剤
又は粘着テープにより接合すべき接合部材同士をT字状
に配して仮付け接着し、然る後、前記両接合部材を本溶
接することを特徴とする接着剤と溶接との併用接合方
法、及び前記接合部材を本溶接した後に接着剤又は粘着
テープによる仮付け部分をはつり、更に前記はつり部分
を溶接することを特徴とする接着剤と溶接との併用接合
方法、及び接着剤又は粘着テープにより接合すべき接合
部材の接合端部同士を重ね合わせて仮付け接着し、然る
後、前記接合端部のすみ肉部分を本溶接することを特徴
とする接着剤と溶接との併用接合方法、及び接着剤又は
粘着テープにより一方の接合部材を他方の接合部材表面
に仮付け接着し、然る後、前記他方の接合部材周囲のす
み肉部分を本溶接することを特徴とする接着剤と溶接と
の併用接合方法、及び前記接着剤又は粘着テープによる
仮付け接着を、本溶接を行うすみ肉部分に対し所要の離
間距離を隔てて行うことを特徴とする接着剤と溶接との
併用接合方法、に係るものである。
【0008】
【作用】従って本発明では、従来の仮付け溶接を行った
場合のような部分的な肉盛部分が生じないので、健全な
本溶接を行うことが可能となり、従来より欠陥発生率が
大幅に低減される。
【0009】又、仮付け作業において溶接を必要としな
いので、仮付け作業を一般作業員が代行することが可能
となる。
【0010】更に、仮付け部分をはつり、このはつり部
分を本溶接することによって、接合部に接着剤又は粘着
テープを残存させることなく接合部材の接合を完了する
ことができ、より強度の高い接合が可能となる。
【0011】接着剤又は粘着テープによる仮付け接着
を、本溶接を行うすみ肉部分に対し所要の離間距離を隔
てて行うことによって、接着剤又は粘着テープへの熱影
響を少なくしてガス発生を抑制することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0013】図1及び図2は本発明の方法の一実施例を
示すもので、図13及び図14と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしている。
【0014】図1に示す如く突合せた接合部材1,1の
開先部分2の対向面同士を、発生ガスの少ない接着剤又
は粘着テープ4により接合部材1,1を仮付け接着し、
次いで、図2に示す如く開先部分2の上側を本溶接す
る。
【0015】このとき、前記接着剤又は粘着テープ4の
粘着成分としては、シアノクリルレート系、低温硬化エ
ポキシ系等を除いて2液高性能エポキシ系やアクリル系
等の発生ガスの少ないものを採用することが好ましい。
【0016】例えば低温硬化エポキシ系の場合には、本
溶接を行う際の熱によりガスが発生する為、ブローホー
ル等の溶接欠陥が発生し易く、又、前記発生したガスの
臭気の為に作業空間の換気が必要となる等の不具合を招
くことになるからである。
【0017】又、粘着テープを使用して仮付け接着を行
う場合には図3に二点鎖線で示すように粘着テープを貼
着して使用しても良い。
【0018】従って上記実施例によれば、従来の仮付け
溶接を行った場合のような部分的な肉盛部分が生じない
ので、健全な本溶接を行うことができ、従来より本溶接
の欠陥発生率を大幅に低減することができる。
【0019】又、仮付け作業において溶接を必要としな
いので、仮付け作業を一般作業員が代行することができ
る。
【0020】尚、図4及び図5に示すように、T字状に
配した接合部材1,1同士を前述した図1及び図2の実
施例と同様にして接合できることは勿論である。
【0021】更に、図6は前述した図1及び図2の手順
と同様にして突合せた接合部材1,1の開先部分2の対
向面同士を発生ガスの少ない接着剤又は粘着テープ4に
より仮付け接着し、次いで、前記開先部分2の上側を本
溶接した状態を示しており、この状態から更に図6中鎖
線で示す仮付け部分5をはつり、次いで図7に示す如く
はつり部分5を本溶接すると、接合部に接着剤又は粘着
テープ4を残存させることなく接合部材1,1の接合を
完了することができ、より強度の高い接合が可能とな
る。
【0022】尚、図3及び図4の実施例においても前述
した図5及び図6の場合と同様に、接着剤又は粘着テー
プ4による仮付け部分をはつり、更に前記はつり部分を
本溶接することが可能である。
【0023】更に、図8及び図9は本発明の更に別の実
施例を示すもので、図8に示す如く接着剤又は粘着テー
プ4により接合部材1,1の接合端部1a,1aを重ね
合わせて仮付け接着した後に、図9に示す如く前記接合
端部1aのすみ肉部分6を本溶接するようにしている。
【0024】この実施例の場合には、接着剤又は粘着テ
ープ4による仮付け接着を、本溶接を行うすみ肉部分6
に対し所要の離間距離Lを隔てて行うことによって、接
着剤又は粘着テープ4への熱影響を少なくしてガス発生
を抑制することができ、よってシアノクリルレート系や
低温硬化エポキシ系の接着剤又は粘着テープ4を採用す
ることが可能となる。
【0025】又、実際の作業現場においては、例えば図
10に示す如く球状タンク(接合部材)7等を支持台8
で支持する際に、前記球状タンク7と支持台8との間に
パッド(接合部材)9を介在させて溶接を行うケースが
しばしばあるが、このような場合、図1に示す如く接着
剤又は粘着テープ4により前記パッド9を球状タンク7
表面に仮付け接着した後に、図12に示す如く前記パッ
ド9周囲のすみ肉部分6を本溶接することもできる。
【0026】この実施例の場合も前述した図8及び図9
の実施例の場合と同様に、接着剤又は粘着テープ4によ
る仮付け接着を、本溶接を行うパッド9周囲のすみ肉部
分6に対し所要の離間距離Lを隔てて行うようにすれ
ば、接着剤又は粘着テープ4への熱影響を少なくしてガ
ス発生を抑制することができる。
【0027】尚、本発明の接着剤と溶接との併用接合方
法は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】上記した本発明の接着剤と溶接との併用
接合方法によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し
得る。
【0029】(I)従来の仮付け溶接を行った場合のよ
うな部分的な肉盛部分が生じないので、健全な本溶接を
行うことができ、従来より本溶接の欠陥発生率を大幅に
低減することができる。
【0030】(II)仮付け作業において溶接を必要と
しないので、仮付け作業を一般作業員が代行することが
できる。
【0031】(III)請求項3の方法によれば、接合
部に接着剤又は粘着テープを残存させることなく接合部
材の接合を完了することができ、より強度の高い接合が
可能となる。
【0032】(IV)請求項6の方法によれば、接着剤
又は粘着テープへの熱影響を少なくしてガス発生を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一実施例において接合部材同士
を突合せて仮付け接着した状態を示す斜視図である。
【図2】図1の両接合部材を本溶接した状態を示す斜視
図である。
【図3】本発明の方法の一実施例において粘着テープを
使用して仮付けを行う場合の他の例を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の方法の別の実施例において接合部材同
士をT字状に配して仮付け接着した状態を示す斜視図で
ある。
【図5】図4の両接合部材を本溶接した状態を示す斜視
図である。
【図6】本発明の方法の更に別の実施例において仮付け
部分をはつる前の状態を示す正面図である。
【図7】図6のはつり部分を本溶接した状態を示す正面
図である。
【図8】本発明の方法の更に別の実施例において接合部
材の接合端部同士を重ね合わせて仮付け接着した状態を
示す斜視図である。
【図9】図8の接合端部のすみ肉部分を本溶接した状態
を示す斜視図である。
【図10】球状タンクと支持台との間にパッドを介在さ
せて溶接を行う場合を示す斜視図である。
【図11】本発明の方法の更に別の実施例においてパッ
ドを球状タンク表面に仮付け接着した状態を示す斜視図
である。
【図12】図11のパッド周囲のすみ肉部分を本溶接し
た状態を示す斜視図である。
【図13】従来例において仮付け溶接した状態を示す斜
視図である。
【図14】従来例において本溶接した状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 接合部材 1a 接合端部 4 接着剤又は粘着テープ 5 仮付け部分 6 すみ肉部分 7 球状タンク(接合部材) 9 パッド(接合部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 纐纈 政一 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 荒川 敬弘 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤又は粘着テープにより接合すべき
    接合部材同士を突合せて仮付け接着し、然る後、前記両
    接合部材を本溶接することを特徴とする接着剤と溶接と
    の併用接合方法。
  2. 【請求項2】 接着剤又は粘着テープにより接合すべき
    接合部材同士をT字状に配して仮付け接着し、然る後、
    前記両接合部材を本溶接することを特徴とする接着剤と
    溶接との併用接合方法。
  3. 【請求項3】 接合部材を本溶接した後に接着剤又は粘
    着テープによる仮付け部分をはつり、更に前記はつり部
    分を溶接することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    接着剤と溶接との併用接合方法。
  4. 【請求項4】 接着剤又は粘着テープにより接合すべき
    接合部材の接合端部同士を重ね合わせて仮付け接着し、
    然る後、前記接合端部のすみ肉部分を本溶接することを
    特徴とする接着剤と溶接との併用接合方法。
  5. 【請求項5】 接着剤又は粘着テープにより一方の接合
    部材を他方の接合部材表面に仮付け接着し、然る後、前
    記他方の接合部材周囲のすみ肉部分を本溶接することを
    特徴とする接着剤と溶接との併用接合方法。
  6. 【請求項6】 接着剤又は粘着テープによる仮付け接着
    を、本溶接を行うすみ肉部分に対し所要の離間距離を隔
    てて行うことを特徴とする請求項4又は5に記載の接着
    剤と溶接との併用接合方法。
JP8951592A 1992-03-13 1992-03-13 接着剤と溶接との併用接合方法 Pending JPH05261550A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237220A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Komatsu Ltd 溶接ロボットの制御方法およびこれにより溶接された被溶接材、溶接ロボットの制御プログラム
KR102533886B1 (ko) * 2021-12-02 2023-05-18 대해선박기술 주식회사 선박 구조체

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JP2007237220A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Komatsu Ltd 溶接ロボットの制御方法およびこれにより溶接された被溶接材、溶接ロボットの制御プログラム
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