JPH05260920A - おから加工食品材料 - Google Patents

おから加工食品材料

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JPH05260920A
JPH05260920A JP4091810A JP9181092A JPH05260920A JP H05260920 A JPH05260920 A JP H05260920A JP 4091810 A JP4091810 A JP 4091810A JP 9181092 A JP9181092 A JP 9181092A JP H05260920 A JPH05260920 A JP H05260920A
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JP
Japan
Prior art keywords
okara
bean
processed food
processed
food material
Prior art date
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Pending
Application number
JP4091810A
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English (en)
Inventor
Katsuichi Koizumi
勝市 小泉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は豆腐や豆乳を作るときの残牢としてで
きるおからを利用した食品材料に関する。 【構成】本発明はおからまたはその加工品に納豆菌を接
種し、発酵させて加工食品材料としたものである。更に
前記おからの加工品は、おからを凍結したものを擂潰し
たものを材料としてもよい。更にまたおからをすりつぶ
して液状化した加工食品材料としてもよい。更にこの液
状化したおからから水分を除いてパウダー化した加工食
品材料としてもよい。 【効果】本発明のおから加工食品材料は、もともと大豆
が原料となっているため、この材料を使用すれば食物繊
維とタンパク質に恵まれた食品が得られる。更におから
の利用はいわば廃物利用であるから、原材料費はほとん
どかからず、安価な食品材料を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は豆腐や豆乳を作るときに
できるおからを利用した食品材料に関する。
【0002】
【発明の背景】豆腐や豆乳を作るときにできるおから
は、食物繊維が多くビタミンBも豊富であるにもかかわ
らず、その一部が食用や家畜材料に使われる他は、大半
がごみとして捨てられている。しかも有機物であるおか
らは、ごみとしての処理も容易ではないため、回収費用
も含め、処理は有料となっている。
【0003】そこで、うどんやハンバーグに混ぜて使用
するなど、おからを利用した商品が開発されているが、
これだけではおからを全て利用することはできず、更に
広範におからを利用することが望まれていた。
【0004】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景に
鑑みなされたものであって、おからをそのまま食品に取
り込んで利用することはもとより広範な食品材料として
利用できるようにおからに特別な加工を施したおから加
工食品材料の開発を試みたものである。
【0005】
【発明の構成】
【目的達成の手段】即ち本出願に係る第一の発明たるお
から加工食品材料は、おからまたはその加工品に納豆菌
を接種し、発酵させて成ることを特徴として成るもので
ある。
【0006】また本出願に係る第二の発明たるおから加
工食品材料は、前記要件に加えて前記おからの加工品
は、おからを凍結したものを擂潰したものであることを
特徴として成るものである。
【0007】更に本出願に係る第三の発明たるおから加
工食品材料は、おからをすりつぶして液状化して成るこ
とを特徴として成るものである。
【0008】更にまた本出願に係る第四の発明たるおか
ら加工食品材料は、前記要件に加えて前記液状化したお
からから水分を除いてパウダー化して成ることを特徴と
して成るものである。これら発明により前記目的を達成
しようとするものである。
【0009】
【発明の作用】本発明では、おからに納豆菌を混ぜ発酵
させたり、おからを凍結したものを擂潰したり、またお
からを液状化し或いはこれから水分を除いてパウダー化
して、これらを食品材料とするから、おからを種々の食
品の材料として広範に利用することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明を具体的に説明する。まず納豆菌
を使用したおから加工食品材料について説明する。この
ものは通常豆腐や豆乳を作る際にできるおからに納豆菌
を接種し、これを室あるいは温湿度制御可能な発酵室に
入れて、温度40〜45℃、湿度85〜90%の環境下
で18〜20時間発酵させることにより得られる。
【0011】ここで納豆菌は通常納豆を作るときと同様
に、1ミリリットル当たり一億以上の納豆菌胞子含むも
のを、おからほぼ60キログラムに対して5〜10ミリ
リットルを煮沸ずみの殺菌水3〜5リットルで薄めて用
いる。
【0012】尚、室等に入れてから4〜6時間で納豆菌
の代謝熱によって品温が上昇し始めるから、品温が50
°に近づいたら強制通風等により冷却して品温上昇を防
ぐ。また発酵を終えたおからは外気で放冷するが温度が
高まると二次発酵を招くので、その後もなるべく低温で
保存する。またおからそのものではなく、おからの加工
品に納豆菌を接種してもよい。
【0013】ここでおからの加工品は、例えばおからを
凍結したものを擂潰機で擂潰したものが挙げられる。因
みにこのように凍結した後に加工を施すことで、おから
に含まれる繊維質が切断し易くなってその加工性能も向
上する。またこのように擂潰したおからは再凍結して保
存すれば、長期間保存することができるから、必要に応
じて、これに納豆菌を接種して発酵させればよい。
【0014】更に納豆菌で発酵させたおからをペレタイ
ザで粒状にして外見が納豆に見えるように加工を施して
もよいし、納豆菌入りおからを乾燥して、これを粉末状
にしてふりかけとしてもよい。
【0015】更にまた納豆菌で発酵させたおからにチー
ズを混入したり、おからを納豆菌で発酵中にチーズの半
製品を混ぜ合わせ、おからとチーズを一緒に発酵させる
などの方法により、チーズ入りの食品材料としてもよ
い。尚、これらチーズ入りの食品材料を乾燥して粉末化
し、ふりかけとすることもできる。また以上の食品材料
には口舌感に変化をもたせるため納豆やこれを引き割っ
たものを混入してもよい。
【0016】次に他の実施例について説明する。おから
はそれ自体85%の水分を含むものであるから、おから
をすり鉢等ですり潰して乳化に近い液状とすることがで
きる。この液状物は、そのまま豆乳として飲料に用いて
もよいし、この液状物に乳酸菌を加えて乳酸菌飲料とす
ることもできる。
【0017】またおからの液状物は、再度豆腐の原料と
して、またはその一部原料として使用することができる
し、遠心分離機等を用いて水分を除いてパウダー状のお
から加工食品材料とすることもできる。因みにこのよう
なパウダー状のおから加工食品材料は、そば、うどん等
の麺類やパン等に混ぜて用いることができる他、餃子の
皮と具、コロッケの具やだんご、更には餅、煎餅など種
々の食品材料として用いることができる。またおからは
水分を85%含むから腐敗し易く、真夏には2〜3時間
しかもたないが、パウダー状のおから加工食品材料は、
含水率が低いから、密封包装すれば長期間の保存をする
ことができる。
【0018】尚、以上述べたおから加工食品材料を製造
するにあたり、原料となるおからには、おからが出来た
時点でワサビやニンニクをパウダーまたはみじん切りし
たものを混ぜ合わせておくことで、おからの腐敗を防止
することができる。因みにワサビやニンニクを混入して
も納豆菌の発酵作用への影響はなく、これらが混入され
た食品材料は独特の風味を有するものである。
【0019】
【発明の効果】本発明ではおからに納豆菌を接種して発
酵させたり、おからをすり潰して液状化し、あるいはこ
れから水分を除いてパウダー化したものを食品の材料と
したから、おから特有のかさかさした感じがなく、従っ
て広い範囲の食品材料として適用することができる。
【0020】またこのおから加工食品材料は、もともと
大豆が原料となっているため、この材料を使用すれば食
物繊維とタンパク質に恵まれた食品が得られる。更にお
からの利用はいわば廃物利用であるから、原材料費はほ
とんどかからず、安価な食品材料を提供することができ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【発明の背景】豆腐や豆乳を作るときにできるおから
は、食物繊維が多くビタミンBも豊富であるにもかかわ
らず、その一部が食用や家畜料に使われる他は、大半
がごみとして捨てられている。しかも有機物であるおか
らは、ごみとしての処理も容易ではないため、回収費用
も含め、処理は有料となっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】尚、以上述べたおから加工食品材料を製造
するにあたり、原料となるおからには、おからが出来た
時点でワサビやニンニクをパウダーまたはみじん切り
したものを混ぜ合わせておくことで、おからの腐敗を防
止することができる。因みにワサビやニンニクを混入し
ても納豆菌の発酵作用への影響はなく、これらが混入さ
れた食品材料は独特の風味を有するものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 おからまたはその加工品に納豆菌を接種
    し、発酵させて成ることを特徴とするおから加工食品材
    料。
  2. 【請求項2】 前記おからの加工品は、おからを凍結し
    たものを擂潰したものであることを特徴とする請求項1
    記載のおから加工食品材料。
  3. 【請求項3】 おからをすりつぶして液状化して成るこ
    とを特徴とするおから加工食品材料。
  4. 【請求項4】 前記液状化したおからから水分を除いて
    パウダー化して成ることを特徴とする請求項3記載のお
    から加工食品材料。
JP4091810A 1992-03-17 1992-03-17 おから加工食品材料 Pending JPH05260920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4091810A JPH05260920A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 おから加工食品材料

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4091810A JPH05260920A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 おから加工食品材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05260920A true JPH05260920A (ja) 1993-10-12

Family

ID=14036988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4091810A Pending JPH05260920A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 おから加工食品材料

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JP (1) JPH05260920A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100675678B1 (ko) * 2005-06-28 2007-01-30 홍재훈 비지분리단백, 그 제조방법 및 그를 사용하여 제조된청국장

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100675678B1 (ko) * 2005-06-28 2007-01-30 홍재훈 비지분리단백, 그 제조방법 및 그를 사용하여 제조된청국장

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