JPH05255381A - 17β−N−モノ置換カルバモイル−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オンによる前立腺癌予防剤 - Google Patents

17β−N−モノ置換カルバモイル−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オンによる前立腺癌予防剤

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JPH05255381A
JPH05255381A JP4329359A JP32935992A JPH05255381A JP H05255381 A JPH05255381 A JP H05255381A JP 4329359 A JP4329359 A JP 4329359A JP 32935992 A JP32935992 A JP 32935992A JP H05255381 A JPH05255381 A JP H05255381A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式I: [式中、R1 は水素、メチル又はエチル;R2 は、C1
〜12の直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、シクロアルキ
ルもしくはアラルキル、または所望によりC1〜2の1
個以上の低級アルキル置換基もしくは1個以上のハロゲ
ンを含む単環式アリールであり;R′、R″および
R′′′は水素またはメチルである。]の17β−N−
モノ置換カルバモイル−4−アザ−5α−アンドロスト
−1−エン−3−オンを含む前立腺癌予防剤。 【効果】 上記の化合物はテストステロン−5α−リダ
クターゼ阻害剤として、前立腺癌の症候のない患者に対
する前立腺癌の予防に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、17β−N−モノ置換
カルバモイル−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エ
ン−3−オン化合物を前立腺癌予防のためのテストステ
ロン−5α−リダクターゼ阻害剤として使用することに
関する。
【0002】
【従来の技術】今日まで、前立腺癌を予防するための薬
剤は知られていない。男性ホルモンを除くような処置
は、ほとんどの場合、性的機能障害および乳房女性化を
もたらし、予防的治療として受け入れられるものではな
い。
【0003】さらに、尋常性ざ瘡、脂漏症、女性多毛
症、男性部分禿頭症および良性の前立腺肥大などの望ま
しくない生理的発現が、テストステロンまたは類似の男
性ホルモンが代謝系に過剰に蓄積して生じる高男性ホル
モン刺激の結果であることは、その分野において周知で
ある。また、男性ホルモンは前立腺癌において重要な役
割を果たすことが実証されている。思春期前に去勢した
少年または男性ホルモンの代謝欠乏症をもつ者には前立
腺癌が発生しない。高男性ホルモン作用による望ましく
ない結果を阻止するための化学療法剤を提供すべく行っ
た初期の試みでは、望ましくないそれ自身のホルモン活
性を有するような、幾つかのステロイド性抗男性ホルモ
ンが見出された。例えば、エストロゲンは男性ホルモン
の効力を消すだけでなく、女性化効力も有する。また、
非ステロイド性抗男性ホルモンである、例えば4′−ニ
トロ−3′−トリフルオロメチルイソブチルアニリドも
開発されている(Neriら, Endo., Vol. 91, No. 2(197
2) 参照)。しかし、これらの物質は、ホルモン効力に
は欠けているものの、周辺で活性であって、天然の男性
ホルモンとレセプター部位の競合をし、従って、男性患
者自身または女性患者の男性胎児を女性化する傾向を有
する。
【0004】最近、いくつかの標的器官における男性ホ
ルモン活性の主な媒介物が5α−ジヒドロテストステロ
ンであり、それは、テストステロン−5α−リダクター
ゼの作用によってその標的器官で局所的に生成されるこ
とが知られるようになった。従って、テストステロン−
5α−リダクターゼの阻害剤が高男性ホルモン刺激の症
状を抑えたり軽減するのに役立つものと考えられ、説明
されている。Nayfehら, Steroids, 14, 269 (1969)は、
4−アンドロステン−3−オン−17β−カルボン酸メ
チルが in vitro でテストステロン−5α−リダクター
ゼの阻害剤であることを示した。次いで、Voigt and Hs
ia, Endocrinology, 92, 1216 (1973)、カナダ特許N
o.970,692は、上記エステルおよびその遊離酸
の4−アンドロステン−3−オン−17β−カルボン酸
が共に in vitro でテストステロン−5α−リダクター
ゼの活性阻害剤であることを示した。さらに、テストス
テロンまたは5α−ジヒドロテストステロンのいずれか
を局所投与すると雌ハムスターの側腹部器官である男性
ホルモン依存皮脂状構造の増大を引き起こすことが示さ
れた。しかし、4−アンドロステン−3−オン−17β
−カルボン酸またはそのメチルエステルを付随的に投与
すると、テストステロンにより誘発される反応は阻害す
るが、5α−ジヒドロテストステロンにより誘発される
反応は阻害しなかった。これらの結果は、それらの化合
物が、テストステロン−5α−リダクターゼ阻害能を有
する抗男性ホルモンであることを示すと解釈された。
【0005】多数の4−アザステロイド化合物が知られ
ている。例えば、米国特許第2,227,876号、同
第3,239,417号、同第3,264,301号、
同第3,285,918号、フランス特許第1,46
5,544号、Doorenbos andSolomons, J. Pharm. Sc
i. 62, 4, pp.638-640 (1973) 、Doorenbos and Brown,
J. Pharm. Sci., 60, No. 8, pp. 1234-1235 (1971) 、
およびDoorenbos and Kim, J. Pharm. Sci. 63, 4, pp.
620-622 (1974) を参照。
【0006】さらに、米国特許第4,377,584
号、同第4,220,775号、同第4,760,07
1号、同第4,859,681号および同第5,04
9,562号(Rasmusson ら)には、一群の4−アザ−
17β−置換−5α−アンドロスタン−3−オンが記載
されており、これらは、高男性ホルモン症状の治療に有
用であることが述べられている。しかし、引用したこれ
ら文献はいずれも、本発明の新規な17β−N−(モノ
置換)カルバモイル−4−アザ−5α−アンドロスト−
1−エン−3−オンが前立腺癌の予防に有用であること
は示唆していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前立腺癌の
症候のない患者を17β−N−(モノ置換)カルバモイ
ル−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ
ン化合物で治療することによる、ヒトの前立腺癌の予防
に関する。本明細書で使用する「症候がない」とは、病
気の明白な徴候、例えば前立腺壁上の腫瘍または嚢胞が
存在しない、または示されないことを意味する。しか
し、患者は、良性前立腺増殖症に付随する、前立腺に特
異的な抗体(PSA)が治療開始時に高水準になってい
てもいなくてもよい。
【0008】上記課題を達成し、副作用が許容可能であ
る方法は、他には知られていない。本明細書に記載した
化合物、特にフィナステリド、すなわち17β−(N−
t−ブチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロ
スト−1−エン−3−オンは、テストステロンレベルを
下げることなくDHTを去勢レベルまで低下させ、従っ
て、性的機能に関連した望ましくない副作用を生じな
い。フィナステリドを一人につき毎日1〜10mgp.
o.(経口)の用量で投与すると、前立腺癌の発生が予
防できる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記式I:
【0010】
【化2】
【0011】[式中、R1 は水素、メチルまたはエチル
であり;R2 は、炭素数1〜12の直鎖アルキル、分岐
鎖アルキル、シクロアルキルもしくはアラルキル、また
は所望により炭素数1〜2の1個以上の低級アルキル置
換基および/または1個以上のハロゲン(Cl、Fまた
はBr)置換基を含む単環式アリールであり;R′は水
素またはメチルであり;R″は水素またはβ−メチルで
あり;R′′′は水素、α−メチルまたはβ−メチルで
ある。]の化合物に関する。
【0012】本発明に適用できる化合物の好ましい態様
は、下記式:
【0013】
【化3】
【0014】[式中、R1 は水素、メチルまたはエチル
であり、R3 は炭素数4〜10の分岐鎖アルキル、シク
ロアルキルまたはアラルキルである。]で表される。
【0015】本発明の代表的な化合物としては、17β
−(N−t−アミルカルバモイル)−4−アザ−5α−
アンドロスト−1−エン−3−オン;17β−(N−t
−ヘキシルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロ
スト−1−エン−3−オン;17β−(N−t−ブチル
カルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1−
エン−3−オン;17β−(N−イソブチルカルバモイ
ル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−
オン;17β−(N−t−オクチルカルバモイル)−4
−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン;1
7β−(N−オクチルカルバモイル)−4−アザ−5α
−アンドロスト−1−エン−3−オン;17β−(N−
1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−アザ−5
α−アンドロスト−1−エン−3−オン;17β−(N
−ネオペンチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アン
ドロスト−1−エン−3−オン;17β−(N−2−ア
ダマンチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロ
スト−1−エン−3−オン;17β−(N−1−アダマ
ンチルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスト
−1−エン−3−オン;17β−(N−2−ノルボルニ
ルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1
−エン−3−オン;17β−(N−1−ノルボルニルカ
ルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エ
ン−3−オン;17β−(N−フェニルカルバモイル)
−4−アザ−4−メチル−5α−アンドロスト−1−エ
ン−3−オン;17β−(N−ベンジルカルバモイル)
−4−アザ−4−メチル−5α−アンドロスト−1−エ
ン−3−オン;17β−(N−t−アミルカルバモイ
ル)−4−アザ−4−メチル−5α−アンドロスト−1
−エン−3−オン;17β−(N−t−ヘキシルカルバ
モイル)−4−アザ−4−メチル−5α−アンドロスト
−1−エン−3−オン;17β−(N−t−ブチルカル
バモイル)−4−アザ−4−メチル−5α−アンドロス
ト−1−エン−3−オン;17β−(N−イソブチルカ
ルバモイル)−4−アザ−4−メチル−5α−アンドロ
スト−1−エン−3−オン;17β−(N−t−オクチ
ルカルバモイル)−4−アザ−4−メチル−5α−アン
ドロスト−1−エン−3−オン;17β−(N−オクチ
ルカルバモイル)−4−アザ−4−メチル−5α−アン
ドロスト−1−エン−3−オン;17β−(N−1,1
−ジエチルブチルカルバモイル)−4−アザ−4−メチ
ル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン;および
17β−(N−ネオペンチルカルバモイル)−4−アザ
−4−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ
ンならびに上記化合物の各々において4位の水素置換基
がメチルまたはエチルラジカルで置き変わった対応する
化合物或いはその逆のものが挙げられる。
【0016】また、上記で示した化合物のN−分岐鎖ア
ルキル置換基がメチル、エチル、プロピル、i−プロピ
ル、ブチル、フェニル、ベンジル、2−、3−または4
−トリル、キシリル、2−ブロモまたは2−クロロフェ
ニル、2,6−ジクロロまたは2,6−ジブロモフェニ
ル置換基で置き変わったものも代表的化合物として挙げ
られる。
【0017】本発明の式Iの化合物は、公知ステロイド
エステルである下記式II:
【0018】
【化4】
【0019】の17β−(カルボメトキシ)−4−アザ
−5α−アンドロスタン−3−オンを出発物質とする方
法で製造する。この方法は、(1)該出発物質を脱水素
してA環の1,2−位に二重結合を含む対応の化合物を
作り、(2)17−カルボメトキシ置換基をN−モノ置
換カルバモイル置換基に変換し、所望により、(3)A
環の窒素をアルキル化してA環にN−メチルまたは4−
エチル置換基を導入する工程を含む。本発明の方法を実
施する際には、工程1のステロイドA環の1,2−位の
脱水素を、A環の窒素に結合した水素以外の置換基がな
い4−アザ−5α−アンドロスタン−3−オン化合物を
使用して行うことが必須である。工程2は、1つ以上の
化学工程から成ることがあり、また所望により、工程1
の前、または工程1もしくは工程3の後に行ってもよ
い。
【0020】本発明の方法によれば、本発明の物質は、
(1)クロロベンゼンの還流下で17β−アルコキシカ
ルボニル−4−アザ−5α−アンドロスタン−3−オン
化合物III をベンゼンセレン酸無水物などの脱水素剤と
ともに加熱して17β−アルコキシカルボニル−4−ア
ザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン IV を生
成し、(2)工程1で生成した5α−アンドロスト−1
−エン−3−オン化合物をジメチルホルムアミドなどの
中性溶媒中、無水条件下で水素化ナトリウムと反応さ
せ、(3)得られた反応混合物をヨウ化アルキル(メチ
ルまたはエチル)と接触させて対応する17β−アルコ
キシカルボニル−4−アルキル−4−アザ−5α−アン
ドロスト−1−エン−3−オンVを生成し、(4)次い
で、還流温度下、該17β−アルコキシカルボニル−4
−アルキル−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン
−3−オンを水性メタノール性水酸化カリウムなどの強
塩基で加水分解した後、得られるステロイド酸:17β
−カルボキシ−4−アルキル−4−アザ−5α−アンド
ロスト−1−エン−3−オン VI を酸性化して単離し、
(5)次いで、該ステロイド酸を、トルエンなどの不活
性溶媒中でトリフェニルホスフィンおよび2,2′−ジ
ピリジルジスルフィドとともに還流することにより対応
する2−ピリジルチオエステルに変換し、得られる物
質:17β−(2−ピリジルチオカルボニル)−4−ア
ルキル−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3
−オン VIIをシリカゲルクロマトグラフィーにより単離
し、(6)次いで、該ピリジルチオエステルを適当な第
一アミン(例えば、t−ブチルアミン、n−ブチルアミ
ン、アニリン、ベンジルアミン、t−オクチルアミン、
アミン/テトラヒドロフラン)と反応させて所望の物質
である17β−N−置換カルバモイル−4−アルキル−
4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オンVI
IIを生成し、これをシリカゲルクロマトグラフィーによ
り単離することにより生成する。
【0021】本発明の方法によれば、対応する17β−
(N−R2 −カルバモイル)−4−アザ−5α−アンド
ロスト−1−エン−3−オン XIVは、上記反応工程を繰
り返せばよいが、その中の工程2、すなわち4−アザ−
5α−アンドロスト−1−エン−3−オンをナトリウム
アミド、次いでヨウ化メチルまたはエチルで処理する工
程を省き、中間体 XIIおよび XIII を経由することによ
り、17β−(アルコキシカルボニル)−4−アザ−5
α−アンドロスト−1−エン−3−オン IV から容易に
製造される。
【0022】A環の窒素上に唯一の置換基として水素の
みを有する本発明の化合物のさらに別の製造方法によれ
ば、A環の二重結合を最終工程で導入する。すなわち、
17β−アルコキシカルボニル−4−アザ−5α−アン
ドロスタン−3−オン IIIを加水分解して対応するステ
ロイド酸 IX :17β−カルボキシ−4−アザ−5α−
アンドロスタン−3−オンにし、次いで、対応するピリ
ジルチオエステル:17β−(2−ピリジルチオカルボ
ニル)−4−アザ−5α−アンドロスタン−3−オンX
に変換した後、そのエステルを式R2 −NH2 [式中、
2 は上記で定義した通りである。]のアミンで処理し
て17β−(N−R2 −カルバモイル)−4−アザ−5
α−アンドロスタン−3−オン XI を生成し、前述した
ように脱水素して化合物 XIVの17β−(N−R2 −カ
ルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エ
ン−3−オンを製造する。
【0023】17β−(N−R2 −カルバモイル)置換
基を式 VI 、XII または IX の17β−カルボキシ−ア
ンドロスタン化合物に導入する別の方法では、各々を、
Steroids, Vol. 35 #3, March 1980, p. 1-7に記載され
た方法と同様にして、ジシクロヘキシルカルボジイミド
および1−ヒドロキシベンゾトリアゾールで処理して1
7β−(1−ベンゾトリアゾールオキシカルボニル)−
4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン V
IIもしくは XIII (Xは1−ベンゾトリアゾールオキシ
である。)または17β−(1−ベンゾトリアゾールオ
キシカルボニル)−4−アザ−5α−アンドロスタン−
3−オンXを生成する。
【0024】上記反応を以下の図式で表す。
【0025】
【化5】
【0026】[式中、Xは2−ピリジルチオまたはベン
ゾトリアゾールオキシである。]
【0027】
【作用】上記方法に従って製造される本発明の化合物
は、すでに述べたように、テストステロン−5α−リダ
クターゼを特異的に阻害することができるので、前立腺
癌の予防において効力を有する精選抗男性ホルモンであ
る。
【0028】従って、本発明は特に、本発明の新規化合
物を全身投与または経口投与することによる男性の前立
腺癌の治療方法に関する。
【0029】すなわち、本発明は、本発明の新規治療方
法で使用するのに適する局所的および全身的薬剤組成物
の提供にも関する。
【0030】本発明の化合物を活性成分として含む前立
腺癌の予防に使用するための組成物は、例えば、錠剤、
カプセル、溶液もしくは懸濁物の形状での経口投与また
は静脈内注射によるなど、全身投与用の通常の賦形剤を
使用して種々の治療投与形態で投与することができる。
1日の用量は、1人につき1〜2,000mgの広範囲
にわたって変えることができ、好ましくは1〜200m
g、特に好ましくは1〜20mgである。組成物は、治
療を受ける患者に対する用量を症状により調整するため
に、0.1、1、5、10、25、50、100、15
0、250および500mgの適量の活性成分を含む錠
剤の形状で提供するのが好ましい。有効量の薬剤は、普
通、1日に約0.01mg〜約50mg/kg体重の用
量レベルで与える。好ましい範囲は、約0.1mg〜7
mg/kg体重/日であり、より好ましくは約0.1m
g〜約3mg/kg体重/日である。これらの用量は、
充分にその物質の毒性発現量以下である。本発明の化合
物を含むカプセルは、本発明の活性化合物をラクトース
およびステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシ
ウム、澱粉、タルクまたは他の担体と混合し、その混合
物をゼラチンカプセルに入れることにより製造できる。
錠剤は、活性成分をリン酸カルシウム、ラクトース、コ
ーンスターチまたはステアリン酸マグネシウムなどの通
常の錠剤化成分と混合することにより製造できる。液体
は、合成ゴムおよび天然ゴム(例えば、トラガカント、
アカシア、メチルセルロースなど)などの適当に香味を
付した懸濁剤または分散剤中に作る。使用できる他の分
散剤としては、グリセリンなどが挙げられる。非経口投
与に対しては、滅菌した懸濁物および溶液が望ましい。
静脈内投与を所望する場合は、一般に、適当な防腐剤を
含む等張性製剤を用いる。
【0031】
【実施例】上記で一般的に記載した本発明の新規化合物
の製造法を、以下の実施例によりさらに説明する。
【0032】実施例1:3−オキソ−4−アザ−5α−
アンドロスト−1−エン−17β−カルボン酸メチル 3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17−
カルボン酸メチル* 83.7gおよびベンゼンセレン酸
無水物126.5gのクロロベンゼン2.09lにおけ
る懸濁物を還流下で2時間加熱した。還流冷却器を蒸留
ヘッドに切り替えてその混合物をゆっくり蒸留し、反応
中(2時間)に生じた水を除去した。溶液を蒸発させる
と、198gの湿った残渣が得られた。その残渣をジク
ロロメタンの溶液にして飽和NaHCO3 水溶液および
飽和NaCl溶液で洗浄し、脱水蒸発乾固すると17
2.4gの物質が得られた。この物質を2.56kgの
シリカゲルによるクロマトグラフィーにかけた。最初に
ジクロロメタン(5l)で溶離し、次いで4:1のジク
ロロメタン/アセトンで溶離すると、所望の物質が8l
で溶離した(53.4g)。それをジエチルエーテルで
洗浄し、乾燥すると、49.5gの標記化合物が得られ
た。融点:278〜280℃。同様にして、下記化合物
を対応する1,2−不飽和誘導体に変えた。
【0033】
【化6】
【0034】 融点 1a R=CONHC(CH3 3 252〜254℃ 1b =CONHC(CH3 2 CH2 C(CH3 3 224〜226℃ *Rasmusson Johnston and Arth. 米国特許第4,377,584号(1983年3月22
日) 実施例2:4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−
アンドロスト−1−エン−17β−カルボン酸メチル 実施例1の生成物25gおよび水素化ナトリウム2.2
5gの乾燥ジメチルホルムアミド500mlにおける懸
濁物を窒素下で15分間攪拌した。ヨウ化メチル(15
ml)を滴下し、その混合物を室温で30分間攪拌し
た。さらにヨウ化メチル(5ml)を添加し、その混合
物を50℃で2時間加熱した。冷却後、混合物を水で希
釈して2lとした。冷却後、固体を分離すると25.4
gだった。融点:159〜161℃。
【0035】同様にして、下記化合物を対応する4−メ
チル誘導体に変えた。
【0036】
【化7】
【0037】 融点 2a R=CONHC(CH3 2 CH2 C(CH3 3 148〜150℃ アンドロスタン 2b =CONHC(CH3 3 153〜155℃ Δ−1−アンドロステン 2c =CONHC(CH3 2 CH2 C(CH3 3 168〜170℃ Δ−1−アンドロステン 実施例3:S−(2−ピリジル)4−メチル−3−オキ
ソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β
−チオカルボキシレート 実施例2の生成物25gのメタノール125mlにおけ
る懸濁物をKOH(*12.5g)の水溶液12.5m
lで処理した。4時間還流した後、その溶液を6NのH
Clで酸性にした後、水で希釈した。粗製の酸(23.
32g)を分離し、乾燥した。融点:300℃。
【0038】粗製の乾燥した酸(23g)、トリフェニ
ルホスフィン(36.45g)および2,2′−ジピリ
ジルジスルフィド(30.4g)をトルエン138ml
に懸濁し、室温で3時間攪拌した。その反応混合物を直
接、シリカゲル(4.5kg)のカラムクロマトグラフ
ィーにかけて9:1の酢酸エチル/アセトンで溶離する
と、所望の物質が20.4g得られた。融点:218〜
220℃。
【0039】アセトンを用いて溶離を続けると、メタノ
ール付加物質であるS−(2−ピリジル)1α−メトキ
シ−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンド
ロスタン−17β−チオカルボキシレート(融点:22
1〜223℃)5.2gが副成物として得られた。
【0040】3A:同様にして、実施例1の物質をS−
(2−ピリジル)3−オキソ−4−アザ−5α−アンド
ロスト−1−エン−17β−チオカルボキシレート(融
点:230〜232℃)に変えた。
【0041】3B:同様にして、3−オキソ−4−アザ
−5α−アンドロスタン−17−カルボン酸メチルをS
−(2−ピリジル)3−オキソ−4−アザ−5α−アン
ドロスタン−17β−チオカルボキシレート(融点:2
32〜234℃)に変えた。
【0042】実施例4:N−t−ブチル 4−メチル−
3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン
−17β−カルボキサミド 実施例3のピリジルチオエステル2.5gのテトラヒド
ロフラン70mlにおける懸濁物に無水t−ブチルアミ
ンを添加した。60分後、得られた溶液を蒸発させ、残
渣をクロマトグラフィー(シリカゲル125g)にかけ
た。20:1の酢酸エチル/ジクロロメタンで溶離する
と、1.5gの物質(融点:152〜154℃)が得ら
れた。
【0043】適当なアミンおよび適当なピリジルチオエ
ステルを使用して実施例を繰り返すと、下記の物質が得
られた。
【0044】4b:N−t−ブチル 3−オキソ−4−
アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサミ
ド、融点:275〜276℃ 4c:N−(2,4,4−トリメチル−2−ペンチル)
4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロス
ト−1−エン−17β−カルボキサミド、融点:168
〜170℃ 実施例5:5−オキソ−3,5−セコエチアン−3,2
0−ジオン酸 3−オキソ−4−エチエン−17β−オン酸200gの
t−ブタノール溶液(80℃)3.5lに、炭酸ナトリ
ウム198.4gの水溶液474mlを添加した。メタ
過ヨウ素酸ナトリウム948.5gおよび過マンガン酸
塩6.95gの温かい(65℃)水溶液3.5lを反応
混合物が80℃に維持される速度で添加した。添加後、
その混合物を還流下で1時間加熱し、室温で一夜放置し
た。無機塩を濾別し、ケーキ状物を225mlの水で洗
浄した。亜硫酸水素ナトリウムの5%水溶液を添加し
て、存在するヨウ素の量を少なくした。t−ブタノール
を減圧除去し、水性残渣を濃塩酸で酸性にした。分離し
たゴムをジクロロメタン中に抽出し、亜硫酸水素ナトリ
ウムの5%水溶液および塩化ナトリウムの飽和溶液で洗
浄した後、脱水濃縮乾固すると、オフホワイトの残渣
(214g)が得られた。その残渣をエーテルに懸濁
し、ヘキサンで希釈すると、結晶性物質が152g得ら
れた。融点:189〜192℃。
【0045】実施例5B:3−オキソ−4−アザ−5−
エチエン−20−オン酸 実施例5のジオン酸64.7gのエチレングリコール3
50mlにおける懸濁物を液体アンモニア80mlで処
理した。得られた溶液を3℃/分の速度で180℃まで
加熱し、その温度で15分間保持した。冷却後、1lの
水を添加し、その混合物を10%塩酸で酸性化してpH
を1.5にした。生成物を取り水洗し、風乾すると5
7.5gの物質が得られた。融点:310℃。
【0046】実施例5C:3−オキソ−4−アザ−5α
−エチアン−20−オン酸 実施例5Bの5−酸136gの酢酸溶液16.32ml
を、白金触媒(PtO2 16.32g)の存在下、60
℃、40psigで3時間水素添加した。触媒を除去
し、溶液を濃縮すると、粗生成物が128.2g得られ
た。その物質を3lの水で充分洗浄し、濾過し、風乾す
ると、125gの白色固体が得られた。融点:310
℃。
【0047】この物質は、3−オキソ−4−アザ−5α
−アンドロスタン−17β−カルボン酸メチル(3−オ
キソ−4−アザ−5α−エチエン−17β−オン酸メチ
ル)を7%のメタノール性水酸化カリウム中でけん化し
た後、酸性化することによっても得られる。
【0048】実施例5D:N−(2,4,4−トリメチ
ル−2−ペンチル)3−オキソ−4−アザ−5α−アン
ドロスタン−17β−カルボキサミド 実施例5Cの生成物5.0g、ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド3.35gおよび1−ヒドロキシベンズトリア
ゾール3.18gのジクロロメタン溶液500mlを室
温で一夜攪拌した。固体を濾別し、濾液を2,4,4−
トリメチル−2−ペンチルアミン(t−オクチルアミ
ン)で処理した。この溶液を室温に64時間放置した。
少量の固体を除去し、溶液を10%水酸化ナトリウム水
溶液、水、10%塩酸および塩化ナトリウムの飽和水溶
液で順次洗浄した。脱水・濃縮・乾固後、粗生成物を2
40gのシリカゲルに通し、3:7のアセトン/ジクロ
ロメタンで溶離すると5.5gの物質が得られた。融
点:250〜251℃。
【0049】実施例5E 2,4,4−トリメチル−2−ペンチルアミンの代わり
にt−ブチルアミンを使用して実施例5Dを繰り返し、
N−t−ブチル 3−オキソ−4−アザ−5α−アンド
ロスタン−17β−カルボキサミドを得た。融点:27
4〜276℃。
【0050】実施例6:17β−(N−1−アダマンチ
ルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1
−エン−3−オンの合成 実施例1の17−メチルエステル100mg(0.30
5ミリモル)を3.0mlのTHF(分子篩3Aにより
乾燥)に懸濁し、1−アダマンタンアミン183.0m
g(1.2ミリモル)を添加した。その懸濁物を5〜1
0℃に冷却した後、EtMgBrの2.0MTHF溶液
590μlを添加した。得られた混合物を10分間攪拌
した後、窒素下で1〜2時間還流した。その混合物を0
℃に冷却し、NH4 Clの飽和溶液(約10ml)で反
応停止した。有機層を分離し、水層を3倍体積のCH2
Cl2 で抽出した。
【0051】有機層を一緒にして、水で2回、塩化ナト
リウムの飽和溶液で2回洗浄し、MgSO4 で脱水して
濾過し、真空蒸発乾固した。EtOAcから再結晶する
と75.0mgの物質が得られた。MeOHから再結晶
し、110℃で2時間/0.1mmで乾燥すると、融点
が305〜306℃の物質が得られた。FABによる分
子量はM+ =451であった。計算値=451。
【0052】元素分析: 計算値(C29422 2 として):C,77.28 ;H,
9.40;N,6.21 実験値:C,76.84 ;H,9.73;N,5.93 実施例7:17β−(N−2−アダマンチルカルバモイ
ル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−
オンの合成 上述した実施例6の一般的方法に従うが、1−アダマン
タンアミンの代わりに2−アダマンタンアミン(水性中
和、EtOAc抽出および単離により製造する。)を使
用し、還流時間を1〜2時間の代わりに7時間にする
と、標記化合物が得られる。融点:284〜285℃。
【0053】実施例8:17β−(N−1−アダマンチ
ルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスタン−
3−オンの合成 実施例7で製造したアダマンチル誘導体100.0mg
を5.0mlの乾燥THFに溶解した。5%Pd/Cを
300mg添加し、室温、40psiで6.0時間水素
添加を行った。混合物をセライトにより濾過し、ケーキ
状物をTHFで3回洗浄し、溶媒を真空蒸発させると、
標記の粗生成物が97.0mg得られた。NMRは、オ
レフィンが存在しないことを示した。その粗物質を1
5.0gのシリカゲルカラム上におき、1:1のCH2
Cl2 /アセトンで溶離した。
【0054】画分を集めてTLCにかけると、単一スポ
ットの物質が得られ、その重量は77.98mgであっ
た。NMRは予期した構造と極めてよく一致した。Et
OAcから再結晶すると標記物質が65.59mg得ら
れた。融点:323〜324℃。
【0055】元素分析: 計算値(C29442 2 ・1/4H2 Oとして):
C,76.18 ;H,9.81;N,6.13 実験値:C,75.91 ;H,9.97;N,6.06 実施例9:3−オキソ−4−メチル−4−アザ−5α−
アンドロスト−1−エン−17β−カルボン酸メチル 実施例1の標記物質25gおよび水素化ナトリウム3.
35gの乾燥ジメチルホルムアミド500mlにおける
懸濁物を窒素下で15分間攪拌した。ヨウ化メチル(1
5ml)を滴下し、その混合物を室温で30分間攪拌し
た。ヨウ化メチルをさらに5ml添加し、その混合物を
50℃で2時間加熱した。冷却後、混合物を水で希釈し
て2lとした。冷却後、固体を分離し、25.4gの標
記物質を得た。融点:159〜161℃。
【0056】実施例10:S−(2−ピリジル)−3−
オキソ−4−メチル−4−アザ−5α−アンドロスト−
1−エン−17β−チオカルボキシレート 10(A):実施例9の生成物25gのメタノール12
5mlにおける懸濁物をKOH(12.5g)の水溶液
12.5mlで処理した。4時間還流した後、その溶液
を6NのHClで酸性にし、水で希釈した。粗製の酸
(23.32g)を分離し、乾燥した。融点は300℃
であった。
【0057】10(B):10Aの乾燥した粗製の酸
(23g)、トリフェニルホスフィン(36.45g)
および2,2′−ジピリジルジスルフィド(30.4
g)をトルエン138mlに懸濁し、室温で一夜攪拌し
た。翌日、結晶化が始まった。反応混合物を濾過し、残
渣を冷トルエン、次いで冷無水エーテルで洗浄した。1
10℃で真空乾燥すると、所望の標記チオピリジルエス
テルが20.4g得られた。融点:218〜220℃。
【0058】実施例11:17β−(N−1−アダマン
チルカルバモイル)−4−メチル−4−アザ−5α−ア
ンドロスト−1−エン−3−オンの合成 実施例10のチオピリジルエステル120mgを乾燥T
HF20mlに懸濁し、その懸濁物に窒素下で1−アダ
マンタンアミン175.0mgを添加した。反応を室
温、窒素下で16時間行った。その反応を、1:1のア
セトン/ヘキサンを使用して、シリカゲルTLCにより
モニターした。6時間後、TLCは、その反応がもっぱ
ら生成物に移行し、残留出発物質はごく少量であること
を示した。生成物をTLC(20cm×20cm、10
00μmシリカゲルプレート)により、1:1のアセト
ン/ヘキサンで溶離して分離した。生成物を酢酸エチル
から結晶化して、50.0mgの純粋物質を得た。融
点:202〜205℃。分子量(FAB)は465を示
した。計算値:465。再結晶により、標記物質が1
9.14mg得られた。融点:202〜202.5℃。
【0059】元素分析: 計算値(C30442 2 ・H2 Oとして):C,74.6
4 ;H,9.60;N,5.80 実験値:C,74.32 ;H,9.47;N,5.89 実施例12:3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロス
タン−17β−カルボン酸メチルの加水分解 実施例1の出発物質である17β−アンドロスタンカル
ボキシレートをKOHのイソプロパノールまたは水性メ
タノール水溶液(7%)により加水分解した後、酸性化
すると、対応する17β−カルボン酸が得られ、これを
実施例13で使用した。
【0060】実施例13:N−(1−アダマンチル)−
3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β
−カルボキサミド 実施例12の生成物5.0g、ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド3.35gおよび1−ヒドロキシベンズトリア
ゾール3.18gのジクロロメタン溶液500mlを室
温で一夜攪拌した。固体を濾別し、濾液を1−アダマン
タンアミンで処理した。この溶液を室温に64時間放置
した後、濾過し、その溶液を10%塩酸および塩化ナト
リウムの飽和水溶液で順次洗浄した。MgSO4 で脱水
後、濾過・濃縮した。粗生成物を240gのシリカゲル
に通して3:7のアセトン/ジクロロメタンで溶離する
と、標記物質が5.5g得られた。融点:323〜32
4℃。
【0061】実施例14:ベンズトリアゾール−1−イ
ル−3−オキソ−4−メチル−4−アザ−5α−アンド
ロスタン−17β−カルボキシレートの合成 3−オキソ−4−メチル−4−アザ−5α−アンドロス
タン−17β−カルボン酸メチル(Rasmusson ら, J. M
ed. Chem. 29, 2298-2315, 1986 参照)83.7gの懸
濁物を、KOHの7%水性メタノール水溶液により加水
分解した後、酸性化すると、対応する17β−カルボン
酸が得られた。
【0062】その酸を、実施例9に記載したように、直
ちにベンゾトリアゾイル−1−イル−3−オキソ−4−
メチル−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カ
ルボキシレートに変換した。活性化エステル(ベンゾト
リアゾイル誘導体)をTLC(4プレート、20cm×
20cm×20cm×1000μmのシリカゲル)にか
け、4:96のMeOH/CHCl3 で溶離して精製し
た。単離した生成物をエーテルで洗浄すると、活性エス
テルが得られた。融点:198〜200℃(分解)。
【0063】実施例15:17β−(N−1−アダマン
チルカルバモイル)−4−メチル−4−アザ−5α−ア
ンドロスタン−3−オンの合成 実施例14で製造した4−メチル−4−アザ−ベンゾト
リアゾール誘導体100.0mgをCH2 Cl2 20.
0mlに溶解した。その透明な溶液に1−アダマンタン
アミン127mgを添加した。反応混合物を室温、窒素
下で一夜攪拌した。
【0064】溶液をTeflon Acrodisc CRで濾過した後、
EtOAcから結晶化すると、26.32mgの物質が
得られた。融点:210〜217℃。さらに、その生成
物を、1:1のアセトン/ヘキサンを溶離剤として用い
て1.0gのシリカゲルカラム(EMシリカゲル)によ
り精製すると、再結晶後に21.75mgの標記物質が
白色針状結晶として得られた。融点:203〜205
℃。
【0065】元素分析: 計算値(C30462 2 ・1.5H2 Oとして):
C,73.58 ;H,9.68;N,5.62 実験値:C,73.15 ;H,9.30;N,5.67 実施例16:17β−(N−エキソ−2−ノルボルナニ
ルカルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1
−エン−3−オンのジアステレオマー合成 実施例10の対応する4−Hチオピリジルエステル(Ra
smusson ら, J. Med.Chem. 29, 2298-2315, 1986 参
照)100.0mgを窒素下で乾燥THF3.0mlに
溶解した。その透明な溶液に(±)ラセミ体エキソ−2
−アミノノルボルナン477μlを添加した。反応は、
室温、窒素下で16時間行った。反応混合物を真空蒸発
乾固した。
【0066】残渣をクロロホルムに溶解した。有機層を
2.5NのHClで3回、水で3回、飽和NaCl溶液
で3回洗浄し、MgSO4 で脱水し、濾過して、真空蒸
発乾固すると、56.3mgのジアステレオマー混合物
が得られた。
【0067】粗精製物をTLCクロマトグラフィー(2
プレート、20cm×20cm×500μmのシリカゲ
ル)にかけ、70:30のCHCl3 /アセトンで溶離
すると、43.4mgの標記物質が得られた。EtOA
cから再結晶すると、30mgの生成物が得られた。融
点:245〜245.9℃。上記構造は、NMR(CD
Cl3 )で確認した。
【0068】FABマススペクトル:C26382 2
としての計算値:m/e411;実験値:411 元素分析: 計算値(C26382 2 ・H2 Oとして):C,72.8
2 ;H,9.40;N,6.58 実験値:C,73.21 ;H,9.20;N,6.25 実施例17:17β−(N−1−アダマンチルメチルカ
ルバモイル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エ
ン−3−オンの合成 実施例16で使用したチオピリジルアザステロイド20
0.0mgを乾燥THF2.0mlに懸濁した。
【0069】その懸濁物に、室温、窒素下で、400μ
lの1−アミノメチレンアダマンタンを注射器により添
加した。数分後、黄色の透明な溶液が得られ、1/2時
間後に析出が生じた。窒素下で一夜反応させた。CH2
Cl2 で希釈し、順次、10%NaOHで2回、水で2
回、10%HClで2回、水で2回、最後に飽和NaC
l溶液で2回洗浄した。
【0070】有機層をMgSO4 で脱水し、濾過して真
空濃縮すると、物質が得られ(NMRで確認)、EtO
Acから再結晶すると、149.0mgの物質が得られ
た。融点:255〜257℃(分解)。
【0071】FABマススペクトル:計算値:m/e4
64+1=465;実験値:465
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリザベス・ストナー アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07090、ウエストフイールド、セント・マ ークス・アベニユー・423

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式: 【化1】 [式中、R1 は水素、メチルまたはエチルであり;R2
    は、炭素数1〜12の直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、
    シクロアルキルもしくはアラルキル、または所望により
    炭素数1〜2の1個以上の低級アルキル置換基および/
    または1個以上のハロゲン(Cl、FまたはBr)置換
    基を含む単環式アリールであり;R′は水素またはメチ
    ルであり;R″は水素またはβ−メチルであり;
    R′′′は水素、α−メチルまたはβ−メチルであ
    る。]の化合物の治療上有効な量を含む、前立腺癌の症
    候のないヒトのための前立腺癌予防剤。
  2. 【請求項2】 R1 が水素またはメチルであり;R2
    炭素数4〜8の分岐鎖アルキルであり;R′、R″およ
    びR′′′が水素であることを特徴とする請求項1に記
    載の予防剤。
  3. 【請求項3】 化合物が 17β−(N−t−ブチルカルバモイル)−4−アザ−
    4−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ
    ン;17β−(N−t−ブチルカルバモイル)−4−ア
    ザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン;17β
    −(N−イソブチルカルバモイル)−4−アザ−4−メ
    チル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン;17
    β−(N−イソブチルカルバモイル)−4−アザ−5α
    −アンドロスト−1−エン−3−オン;17β−(N−
    t−オクチルカルバモイル)−4−アザ−4−メチル−
    5α−アンドロスト−1−エン−3−オン;17β−
    (N−t−オクチルカルバモイル)−4−アザ−5α−
    アンドロスト−1−エン−3−オン;17β−(N−
    1,1−ジエチルブチルカルバモイル)−4−アザ−4
    −メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン;
    17β−(N−1,1−ジエチルブチルカルバモイル)
    −4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オ
    ン;17β−(N−t−ヘキシルカルバモイル)−4−
    アザ−4−メチル−5α−アンドロスト−1−エン−3
    −オン;17β−(N−t−ヘキシルカルバモイル)−
    4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン;
    17β−(N−2−アダマンチルカルバモイル)−4−
    アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン;17
    β−(N−1−アダマンチルカルバモイル)−4−アザ
    −5α−アンドロスト−1−エン−3−オン;17β−
    (N−2−ノルボルニルカルバモイル)−4−アザ−5
    α−アンドロスト−1−エン−3−オン;または17β
    −(N−1−ノルボルニルカルバモイル)−4−アザ−
    5α−アンドロスト−1−エン−3−オンであることを
    特徴とする請求項1に記載の予防剤。
  4. 【請求項4】 化合物が17β−(N−t−ブチルカル
    バモイル)−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン
    −3−オンであることを特徴とする請求項3に記載の予
    防剤。
JP4329359A 1991-12-17 1992-12-09 17β−N−モノ置換カルバモイル−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オンによる前立腺癌予防剤 Expired - Fee Related JP2538489B2 (ja)

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