JPH05251361A - ゲート及び真空処理装置 - Google Patents

ゲート及び真空処理装置

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JPH05251361A
JPH05251361A JP4883492A JP4883492A JPH05251361A JP H05251361 A JPH05251361 A JP H05251361A JP 4883492 A JP4883492 A JP 4883492A JP 4883492 A JP4883492 A JP 4883492A JP H05251361 A JPH05251361 A JP H05251361A
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chamber
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雅也 小林
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岳 黒川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、基板等の真空処理に好適で、安価
でシンプルな構造、高安定性、高信頼性であるゲートお
よびそのゲートを有する真空処理装置を実現する。 【構成】 真空室A、基板等の処理のための真空室Bお
よび両真空室を仕切るゲート104を有する装置におい
て、そのゲートは真空室A、Bの圧力差が有る状態で、
基板103等をはさみながら真空室Bを所定の真空度に
保持するもので、可動部分101を1個としてシールす
ることを特徴とし、そのゲート104を配備した真空処
理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空中で基板の表面を
処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の真空処理装置例えばアッシャー、
エッチャー、薄膜形成装置等においては、基板を連続し
て投入する場合特にロール状の基板の場合、基板や処理
室の部品を交換する時に基板が連続しているために投入
室、処理室等の全室をリークして基板や部品を交換する
必要があった。処理を常温で行なっている場合には、も
との状態に復帰するためには処理室内の清掃、処理室壁
面に吸着したガスや水分を除去するための真空度だし、
前処理例えばスパッタ装置であれば酸化されたターゲッ
ト表面を清浄にするためのプレスパッタ、蒸着装置であ
れば酸化された蒸着原料を加熱蒸発して表面を除去する
作業等が必要であるので、処理装置の稼動率を著しく下
げたり作業の手間が大変であったりした。特に処理を高
温で行なっている場合には上記の作業に加えて加熱装置
のスイッチを遮断して温度を下げる必要がありもとの状
態に復帰するためには上記の作業に加えて加熱装置によ
る昇温、所定の温度になるまでのコントロール等が必要
であるため、処理装置の稼動率を著しく下げていたり作
業の手間が大変であったりした。
【0003】例えばスパッタ装置の場合は、投入室と処
理室のリークに15分、処理室の清掃に3時間、真空度
だしおよびプレスパッタに1日が必要であった。
【0004】高温エッチング装置の場合には、処理室の
冷却に5時間、投入室と処理室のリークに15分、処理
室の清掃に3時間、真空度だしおよび前処理に1日、昇
温・温度コントロールに4時間が必要であった。
【0005】それに対して特開平3−30419号公報
に基板をはさみながら所定の真空度を保持するゲートが
開示されたがシールのための可動部分が複数存在し、構
造が複雑で高価となり安定性ひいては信頼性に欠けてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例ではゲート
の構造が複雑で、高価となり安定性ひいては信頼性に問
題があった。本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、安価でシンプ
ルな構造、高安定性、高信頼性であるゲートおよびその
ゲートを有する真空処理装置を実現することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明はゲー
トの可動部分を1個にすることによって構造をシンプル
にしゲートの安定性および信頼性の向上を可能にしたも
のである。またゲートの可動する弁部分とそれに対応す
る支持部(シート)との基板または支持体に接する部位
の材質を弾性体とすることによりシール性の向上を可能
にした。本発明によれば、ゲートにより基板または支持
体をはさみながら処理室を所定の真空に保持する機能を
ゲートに設けることにより基板または支持体や処理室内
の部品を新しいものと交換できるようにし、基板、支持
体、部品交換時の作業性および装置の休止時間及び立ち
上げ時間の短縮化が実現される。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本発明のゲート
およびそのゲートを有する真空処理装置の説明を行な
う。 実施例1 図1は本発明のゲートの概略図であり、(a)は側面
図、(b)は可動部101の正面図である。同図におい
て104はゲートのハウジング、101はゲートの可動
部、102は支持部、105はゲートの駆動機構、10
3は基板である。ゲートの可動部101は基板103を
はさみ、ガス(気体)及び堆積不用物を遮断するための
弁部106およびガス及び堆積不用物遮断用の弁部10
7を有し、ゲート駆動部105によって駆動されて、ゲ
ートが開閉される。基板103に接する可動部101の
弁部と支持部102との基板または支持体に接する部位
の材料の組み合わせとしては下記のA〜Dの4通りの場
合がある。
【0009】
【表1】 弾性体の例としては例えば、バイトン、ネオプレンゴ
ム、テフロン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS
樹脂等が挙げられ、金属の例としてはアルミニウム、ス
テンレス、チタニウム、アルミニウムの表面処理品、ス
テンレス鋼の表面処理品等が挙げられる。
【0010】図2は可動部101により種々の厚みの基
板103をはさんだ際に弾性体のつぶれ量が変化したと
きのゲートを介してもれる空気のもれ量を測定したグラ
フである。図2より実用上の排気特性を考慮すれば組み
合わせA,Bでは使用する基板103の厚みは弾性体の
つぶれしろより小さいことが必要であり、基板103の
厚みは弾性体のつぶれしろの2/3以下が望ましい。シ
ール性ではC<A,D<Bの順番で良く、耐久性ではB
<A,D<Cの順番で良い。 実施例2 図3はロール状の基板301を真空中でエッチング処理
する装置であり、302は基板301の投入室、303
は基板301の処理室、304は取り出し室、305は
各室を排気する真空ポンプ、306,307は本発明の
ゲート、308,309,310は真空バルブである。
まず投入室302を大気圧に戻し基板301を投入す
る。このとき処理室303は真空バルブ309を開して
真空ポンプ305により排気してすでに真空状態にあ
る。真空バルブ308を開して真空ポンプ305にて投
入室302を真空に引く。所定の圧力に達した時点でゲ
ート306を開して基板301を処理室303に搬送し
てエッチング処理を行なう。同時に取り出し室304で
はエッチング処理済みの基板301を巻き取る。セット
した基板301が終端に近づいた時点でゲート306に
より基板301をはさみ真空バルブ308を閉して投入
室302を大気圧に戻す。その後新しい基板をセットし
前の基板の残りと連結して、先と同様の手順を繰り返し
処理を行なう。処理を終わった基板301は取り出し室
304に搬送され、全ての基板の処理が終了した時点で
今度はゲート307を閉して基板301をはさみ込み取
り出し室304を大気圧に戻す。そして基板301を取
り出し真空バルブ310を開して真空ポンプ305にて
所定の真空度まで真空引きする。その後ゲート307を
開して搬送、処理を再開する。本発明のゲートを有する
処理装置と従来の場合の処理装置との装置稼動率の結果
を表1に示す。休止時間はリークから真空度出しまでの
時間とし、稼動率はエッチング時間/(エッチング時間
+休止時間)×100%である。ゲートの可動部と支持
部の組み合わせとしては、可動部を金属とし支持部を金
属とした。その理由は常温のエッチングでは高真空の真
空度を要求されないためである。従来の場合の装置稼動
率の測定は図3に挙げた装置において本発明のゲート3
06,307を開したままの状態で行なった。本発明で
は処理室を真空保持できるため表1に示すように処理室
清浄や真空度出しのための時間が短縮でき、その装置稼
動率は84%に向上する。
【0011】
【表2】 実施例3 図4はロール状の基板401を真空中でヒーター411
を用いて加熱しながらエッチング処理する装置である。
402は基板401の投入室、403は処理室、404
は基板401の取り出し室、405は投入室402、処
理室403、取り出し室404を真空排気する真空ポン
プであり、406,407は本発明のゲートバルブ、4
08,409,410は真空バルブである。まず投入室
402を大気圧に戻し基板401を投入する。このとき
処理室403は本発明のゲート406を閉し真空バルブ
409を開して真空ポンプ405にて排気されており所
定の真空度になっているとする。真空バルブ408を開
して真空ポンプ405にて投入室402を真空に引く。
所定の真空度に達した時点でゲート406を開して基板
401を処理室403に連続的に搬送してエッチング処
理を行なう。同時に取り出し室404ではエッチング処
理済みの基板401を巻き取る。セットした基板401
が終端に近づいた時点でゲート406により基板401
をはさみ大気圧に戻す。その後新しい基板をセットし、
先と同様の手順を繰り返し行なう。本発明の処理装置を
使用した場合と従来の場合との装置稼動率の結果を表2
に示す。休止時間は冷却から真空度出し、昇温までの時
間とし、稼動率はエッチング時間/(エッチング時間+
休止時間)×100%である。ゲートの可動部と支持部
の組み合わせとしては、可動部を弾性体とし支持部を金
属とした。その理由は高温のエッチングではヒーターの
焼けを防止する目的で高い真空度のシール性が要求され
るためである。従来の場合の装置稼動率の測定は図4に
挙げた装置において本発明のゲート406、407を開
したままの状態で行なった。本発明では処理室をヒータ
ーをONして温度コントロールしながら真空保持できる
ため処理室冷却や昇温時間を省略、処理室清浄や真空度
出しのための時間が短縮でき、その装置稼動率は89%
に向上する。
【0012】
【表3】 実施例4 図5は光ディスクの成膜装置であり、501は基板、5
02は基板の投入室、503,504,505,506
は基板の成膜室、509,510は本発明のゲートバル
ブ、507は基板の取り出し室である。508は真空ポ
ンプ、511,512,513は真空バルブ、514は
キャリヤベルトである。まず投入室502を大気圧に戻
し基板501を投入する。このとき処理室503〜50
6は本発明のゲート509を閉し真空バルブ512を開
して真空ポンプ508にて排気されており所定の真空度
になっている。真空バルブ511を開して真空ポンプ5
08にて投入室502を真空に引く。所定の圧力に達し
た時点でゲート509を開して基板501をキャリヤベ
ルト514上にセットして基板501を503〜506
の成膜室に連続的に搬送して成膜室503で下地の保護
層である窒化シリコン膜(膜厚800オングストロー
ム)、成膜室504で記録層であるTbFeCo膜(膜
厚300オングストローム)、成膜室505で上地の保
護層である窒化シリコン膜(膜厚800オングストロー
ム)、成膜室506で反射層のアルミニウム膜(膜厚5
00オングストローム)の成膜を順次スパッタリングに
より行なう。キャリヤベルト514が終端に近づいた時
点、もしくは基板501がなくなった時点でゲート50
9によりキャリヤベルト514をはさみ真空バルブ51
1を閉して投入室502を大気圧に戻す。その後新しい
キャリヤベルト514もしくは新しい基板501をセッ
トし、投入室502を真空引きし、先と同様の手順を繰
り返し行なう。基板501もしくは巻き取ったキャリヤ
ベルト514の取り出しはゲート510によりキャリヤ
ベルト514をはさみ込み真空バルブ513を閉して取
り出し室507を大気圧に戻す。本発明ゲートを有する
成膜装置を使用した場合と従来の場合との装置稼動率の
結果を表3に示す。休止時間はリークから真空度出しま
での時間とし、稼動率は成膜時間/(成膜時間+休止時
間)×100%とした。ゲートの可動部と支持部の組み
合わせとしては、可動部を弾性体とし支持部を弾性体と
した。その理由は光磁気ディスクの成膜では酸素や水分
に敏感なターゲットの酸化を防止する目的で高い真空度
のシール性が要求されるためである。従来の場合の装置
稼動率の測定は図5に挙げた装置において本発明のゲー
ト509,510を開したままの状態で行なった。本発
明では処理室を真空保持できるため処理室清浄や真空度
出しのための時間が短縮でき、その装置稼動率は88%
に向上する。
【0013】
【表4】 本実施例ではキャリヤベルトを送り出し、巻取の場合で
説明したが、これに限定されるわけではなくループ状に
して追加あるいは交換不要にすることも可能である。 比較例 図6はロール状の基板に成膜する従来の太陽電池の成膜
装置であり、601は基板、602は基板601の投入
室、603は昇温及び基板の表面清浄のための昇温・ア
ッシャー室、604は反射層のためのAlスパッタ成膜
室、605はN層のCVD成膜室、606はI層のCV
D成膜室、607はP層のCVD成膜室、608は透明
電極膜であるZnOスパッタ成膜室、609は基板の取
り出し室、610は真空ポンプ、611,612,61
3は真空バルブである。従来では602から609まで
の全室を大気に戻してロール状の基板601をセットし
て真空バルブ611,612,613を開して真空ポン
プ610により排気して所定の真空度に達して前処理を
行なった後に成膜を行なっていた。基板601が終端に
近づいた時点または所定の成膜を行なった時点で、全室
を大気圧に戻して基板の交換作業または成膜室の清浄を
行なっていた。 実施例5 図7は本発明の太陽電池の成膜装置であり、701は基
板、702は基板の投入室、703は昇温及び基板の表
面清浄のための昇温・アッシャー室、704は反射層の
ためのAlスパッタ成膜室、705はN層のCVD成膜
室、706はI層のCVD成膜室、707はP層のCV
D成膜室、708は透明電極膜であるITOスパッタ成
膜室、709は基板の取り出し室、710は真空ポン
プ、711,712,713は真空バルブ、714,7
15は本発明のゲートバルブを示す。本発明の実施例5
においてはまずゲート714と真空バルブ711を閉し
て投入室702を大気圧に戻し基板701を投入する。
このとき成膜室703〜708は真空バルブ712を開
して真空ポンプ710にて排気されており所定の真空度
になっているとする。真空バルブ711を開して真空ポ
ンプ710にて投入室702を真空に引く。所定の真空
度に達した時点でゲート714を開して基板を703〜
708の成膜室に連続的に搬送して所定の成膜を順次C
VDにより行なう。同時に取り出し室709では成膜済
みの基板701を巻き取る。セットした基板701が終
端に近づいた時点でゲート714により基板をはさみ投
入室702を大気圧に戻す。その後新しい基板701を
セットし、前の基板の残りと連結して投入室702を真
空引きし、先と同様の手順を繰り返し行なう。本発明の
成膜装置を使用した場合(図7)と従来の場合(図6)
との装置稼動率の結果を表4に示す。ゲートの可動部と
支持部の組み合わせとしては、可動部,支持部とも弾性
体とした。その理由は太陽電池の成膜ではヒーターの焼
け防止と高真空度成膜の目的で高い真空度のシール性が
要求されるためである。従来の場合の装置稼動率の測定
は図6に挙げた比較例の装置において行なった。
【0014】なお、表中清浄頻度とは成膜何回に一度処
理室清浄をするかの頻度であり、大気開放頻度でもあ
る。平均清浄時間は成膜1回当たりの清浄時間、休止時
間はリークから真空度出しまでの時間、稼動率は成膜時
間/(成膜時間+休止時間)×100%とした。
【0015】本発明では処理室をヒーターをONして温
度コントロールしながら真空保持できるため処理室清浄
や真空度出しのための時間が短縮でき、その装置稼動率
は87%に向上する。
【0016】
【表5】 実施例6 図8は本発明の太陽電池の成膜装置で、図7に挙げたゲ
ート714,715に加えて防着板の交換頻度の多いI
層の成膜室806の両端にも本発明のゲートを設けた成
膜装置である。図8において801は基板、802は基
板801の投入室、803は昇温及び基板の表面洗浄の
ための昇温・アッシャー室、804は反射層のためのA
lスパッタ成膜室、805はN層のCVD成膜室、80
6はI層のCVD成膜室、807はP層のCVD成膜
室、808は透明電極膜であるITOスパッタ成膜室、
809は基板の取り出し室、810は真空ポンプ、81
1,812,813,814,815は真空バルブを示
す。816,817,818,819は本発明のゲート
バルブである。
【0017】従来はかかる成膜室806を清浄、部品交
換するために昇温・アッシャー室803や成膜室80
4,805,807,808を大気に戻す必要があっ
た。この本発明の成膜装置においては所定量の成膜の後
に成膜室806の清浄、部品交換が必要になった場合、
本発明のゲート817,818により基板801をはさ
んだ状態で真空バルブ813を閉して成膜室806を大
気に戻す。所定の清浄、部品交換が終了した時点で真空
ポンプ810にて真空バルブ813を開して所定の真空
度まで引いて前処理を終了した時点で成膜を再開する。
防着板の交換頻度の多いI層の成膜室806の両端にも
本発明のゲートを設けることにより実施例6図8の成膜
装置の稼動率は実施例5図7の成膜装置と比較して表
5,6に示すごとく向上した。なお、表中稼動率は成膜
時間/(成膜時間+休止時間)×100%とした。ゲー
トの可動部と支持部の組み合わせとしては、可動部,支
持部とも弾性体とした。その理由は先と同様で太陽電池
の成膜ではヒーターの焼け防止と高真空度成膜の目的で
高い真空度のシール性が要求されるためである。
【0018】
【表6】
【0019】
【表7】
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明のゲート及び
真空処理装置はシールのための可動部を1個にすること
によって構造をシンプルにしコストダウン、ゲートの安
定性および信頼性が向上する。またゲートの可動部の弁
部分と支持部(シート)の基板または支持体に接する部
位の材質を弾性体とすることによりシール性が向上す
る。本発明による真空処理装置を用いれば、処理室の真
空度を保持できるため処理を常温で行なっている場合に
は元の状態に復帰するためには処理室内の清掃、処理室
壁面に吸着したガスや水分を除去するための真空度だ
し、前処理(例えばスパッタ装置であれば酸化されたタ
ーゲット表面を清浄にするためのプレスパッタ、蒸着装
置であれば酸化された蒸着原料を加熱蒸発して表面を除
去する作業等)が不要となり処理装置の稼動率を著しく
向上し作業の手間を省略することができる。特に処理を
高温で行なっている場合には上記の作業に加えて加熱装
置を遮断して温度を下げる作業が不要となり、もとの状
態に復帰するために上記の作業に加えて必要な加熱装置
による昇温、所定の温度になるまでのコントロール等が
不要となり処理装置の稼動率を向上したり作業の手間を
省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲートの概略図である。
【図2】弾性体のつぶれしろの割合とそのときのもれ量
をプロットしたグラフである。
【図3】本発明の実施例2の真空エッチング装置の構成
を示す概略図である。
【図4】本発明の実施例3の真空高温エッチング装置の
構成を示す概略図である。
【図5】本発明の実施例4の光ディスク成膜装置の構成
を示す概略図である。
【図6】比較例として従来の太陽電池成膜装置の構成を
示す概略図である。
【図7】本発明の実施例5の太陽電池成膜装置の構成を
示す概略図である。
【図8】本発明の実施例5の図7の場合に加えてI層成
膜室の両側にもゲートを付加した実施例6の太陽電池成
膜装置の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
101 本発明のゲート可動部 102 本発明のゲート支持部 103,301,401,501,601,701,8
01 基板 104 本発明のゲートのハウジング 105 本発明のゲートの駆動機構 302,402,502,602,702,802
基板の投入室 303,403 エッチングの処理室 304,404,507,609,709,809
取り出し室 305,405,508,610,710,810
真空ポンプ 306,307,406,407,509,510,7
14,715,816,817,818,819 本
発明のゲート 308,309,310,408,409,410,5
11,512,513,611,612,613,71
1,712,713,811,812,813,81
4,815 真空バルブ 411 ヒーター 503 保護層のスパッタ成膜室 504 記録層のスパッタ成膜室 505 保護層のスパッタ成膜室 506 反射層のスパッタ成膜室 514 キャリヤベルト 603,703,803 昇温・アッシャー室 604,704,804 反射層のためのAlスパッ
タ成膜室 605,705,805 N層のCVD成膜室 606,706,806 I層のCVD成膜室 607,707,807 P層のCVD成膜室 608,708,808 透明電極膜であるITOス
パッタ成膜室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気圧と真空を繰り返す真空室Aと基板
    を搬入して所定の処理をする真空室Bと、真空室Aと真
    空室Bとを仕切るゲートとを有する装置において、前記
    真空室Aと真空室Bの圧力差が有る状態で基板または支
    持体をはさみながら真空室Bの所定の真空度を保持する
    ゲートの可動部分が1個でシールすることを特徴とする
    ゲート。
  2. 【請求項2】 請求項1のゲートの可動部分の弁部分に
    おいて基板または支持体に接する部位の材質が弾性体で
    あることを特徴とする請求項1記載のゲート。
  3. 【請求項3】 請求項1のゲートの支持部(シート)に
    おいて、基板または支持体に接する部位の材質が弾性体
    であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    ゲート。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    のゲートを有する真空処理装置。
JP04048834A 1992-03-05 1992-03-05 ゲート及び真空処理装置 Expired - Lifetime JP3122216B2 (ja)

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