JPH0525042A - 水溶性ビタミン類を含有する組成物 - Google Patents

水溶性ビタミン類を含有する組成物

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JPH0525042A
JPH0525042A JP3334850A JP33485091A JPH0525042A JP H0525042 A JPH0525042 A JP H0525042A JP 3334850 A JP3334850 A JP 3334850A JP 33485091 A JP33485091 A JP 33485091A JP H0525042 A JPH0525042 A JP H0525042A
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soluble
composition
feed
fatty acid
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JP3334850A
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Zenzo Fujiwara
善三 藤原
Haruaki Fukui
晴朗 福井
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水溶性ビタミン類をその水溶液自体、あるいは
その水溶液と油脂との乳化液として、水産用固形飼料に
容易に添加可能な粉末状組成物を提供する。 【構成】水溶液性ビタミン類に、リン脂質、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリグリセロール重合脂肪酸エステル
及びコール酸混合物を含有する乳化剤及び乳化安定剤と
して水溶性ゼラチンを配合してなる乳化性かつ水溶性の
粉末状組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水溶性ビタミン類に、乳
化剤および乳化安定剤を配合してなる乳化性かつ水溶性
の粉末状組成物であり、水とともに油中水型乳化物を形
成しうる粉末状組成物であって、例えばその水溶液自体
を、あるいはその水溶液を油脂と乳化した後に、水産用
固形飼料に添加するのに適した組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ビタミン類は、それぞれが固有の生理活
性を有するため栄養学上非常に重要であり、このうちの
いずれか一つが欠乏あるいは不足しても、動物に種々の
栄養生理学的障害をもたらす。また、ビタミン類は一般
に脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの2種に大別される
が、後者の水溶性ビタミンは前者に比べ体内蓄積性が小
さく、欠乏を来し易い。このような水溶性ビタミン類と
しては、ビタミンB1,B2,B6,B12,C、ニコチン
酸、パントテン酸、イノシトール、ビオチン、葉酸、コ
リン等が挙げられるが、なかでもヒトでは欠乏により壊
血病の原因となることがよく知られているL−アスコル
ビン酸(ビタミンC)は、ヒトのみならず、陸上動物,
水産動物においても、その欠乏は重大な栄養生理学的障
害をもたらす。特に、水産動物においては、その殆んど
がアスコルビン酸の生合成能を欠くために生理機能上必
要とするアスコルビン酸の全量を飼料から摂取しなけれ
ばならず、水産用飼料にはアスコルビン酸の添加は必須
である。
【0003】しかしながら、アスコルビン酸類は非常に
不安定であり、高温時あるいはアルカリ性水溶液中にお
いて、また空気中の酸素によって、容易に分解または酸
化されるという欠点を有しており、特に各種ミネラルの
共存時この傾向が著しいため、飼料への添加が非常に困
難である。すなわち飼料に添加したアスコルビン酸は、
酸化または分解されて生理活性を失うため、飼料中のア
スコルビン酸量はしばしば栄養要求量以下の濃度にまで
低下する。上記の問題点を解決するため、例えば、より
安定な塩類の使用(特公昭48−2195)、より安定
な製剤の使用(特公昭56−16779)または、より
安定なエステル誘導体の使用(特開昭62−17514
2)などが提案され、実施も試みられているが、いまだ
安定性および経済性等の面で満足できるものは見出され
ていないのが実状である。また、アスコルビン酸には上
記の栄養学的な意義のほかに、栄養学的要求量以上の水
準で動物に与えた時の効果、いわゆる大量投与効果の面
からの有用性もよく知られている。水産動物においても
一定の水準以上のアスコルビン酸投与時の有用性とし
て、細菌性疾病に対する抵抗力の向上、上皮,筋肉の外
傷の治癒および回復の促進、環境水中の重金属や農薬に
よる中毒の発現率の低下などが認められている。
【0004】飼料中での安定性の問題対策および大量投
与効果への期待から、飼料中に含まれているアスコルビ
ン酸に加えて、給餌に際してアスコルビン酸を添加する
ことは多くの水産動物(例えば養殖魚,エビなど)の育
成過程で実施されており、このためのアスコルビン酸類
単品またはそれを含有する種々の添加剤が市販されてい
る。しかしながら、これらの添加剤は固形飼料への添加
に適しているとは云えなかった。すなわち、成形してな
い粉末飼料、生餌への添加を目的とする添加剤は散剤で
あれば水または油に対する溶解性あるいは分散性に関係
なく均一に添加できるが、いわゆるペレット、クラング
ル、顆粒餌などと呼ばれる固形飼料に添加する添加剤の
場合は、水に完全に溶解するか、あるいは飼料油(フィ
ードオイル)と均質に乳化して飼料に吸着浸透できるも
のである必要がある。すなわち、水への溶解あるいは油
への分散が不完全でアスコルビン酸を含む組成物が固形
飼料に吸着、浸透せず、単に飼料の表面に付着している
だけでは、給餌する際に水中に離散する割合が大きく、
水産動物に十分に摂取されず、望まれる効果を発揮しえ
ない。また、例えばエビや稚仔魚のように飼料給餌から
摂取までに時間を要することが多い水産動物の場合は、
添加されたアスコルビン酸の溶出(リーチング)ができ
るだけ少ないことが要求されるため、水溶液として直接
添加するよりは、飼料油と均一に乳化し、水に分散しに
くくしてから添加することが望まれる。さらに、固形飼
料の種類によっては、稚仔魚用の微粒子状の餌とかアユ
用などの顆粒餌のように、形状が崩れ易く、水を加える
とダンゴ状に密着してしまうものもあるが、この場合
は、通常これらの飼料に3〜10%の割合で添加されて
いる飼料油と添加剤水溶液とを乳化できれば、問題なく
アスコルビン酸を固形飼料に添加することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点を解決す
る方法として、水溶性で、かつその水溶液が容易に飼料
油と乳化しうる、すなわち乳化性であるアスコルビン酸
類含有組成物の使用が望まれる。しかしながら、水溶性
ビタミンであるアスコルビン酸を水溶液として添加でき
る製剤は種々あるが、同時に飼料油とも特別な装置を用
いることなく均一なアスコルビン酸の乳化液がつくれる
製剤はなかった。また、飼料用のアスコルビン酸含有乳
化油脂組成物(ポリグリセロール重合脂肪酸エステルを
油相に対して2%以上混合することを特徴とするもの
(特公昭63−36727))があるが、この組成物は
油脂に混合して飼料に添加できるが水には溶解しないた
め、油脂を使用しない餌に添加できない欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
点を解決するために、水に溶け易く、かつ飼料油脂とも
養殖現場において容易に乳化ないし混合できる水溶性ビ
タミン、好ましくはアスコルビン酸含有添加物を提供す
ることにある。また、本発明組成物を使用することによ
って、あらゆる形体の水産用飼料に、アスコルビン酸を
種々の濃度で必要な時に添加して給餌することを可能に
した。すなわち、本発明の組成物は、水溶性ビタミン類
に乳化剤及び乳化安定剤を配合してなる水溶性でかつ乳
化性(水とともに油中水型乳剤を形成しうる)の粉末状
組成物である。ここで述べる「水とともに油中水型乳化
剤を形成しうる」とは、本発明組成物の水溶液を油脂と
混合することにより油中水型乳化剤が形成されることを
意味する。
【0007】ここで、本発明にいう乳化剤とは、コール
酸混合物および一般の食品用乳化剤であるソルビタン脂
肪酸エステル、ポリグリセロール重合脂肪酸エステルお
よびリン脂質などを含有する混合物である。さらに詳し
くは、リン脂質としては、例えば、大豆レシチン、卵黄
レシチンなどが挙げられ、安価で変質しにくい大豆レシ
チンが好ましく用いられる。ソルビタン脂肪酸エステル
としては、例えばソルビタンモノラウレート,ソルビタ
ンモノパルミテート,ソルビタンモノステアレート,ソ
ルビタンモノオレエートなどが挙げられ、好ましくはソ
ルビタンモノオレエートが用いられる。また、ポリグリ
セロール重合脂肪酸エステルとしては、平均重合度2〜
5のポリグリセリンと平均重合度3〜7の脂肪酸重合物
とのモノ、ジ、トリ、テトラ、ペンタなどのエステルな
どが挙げられ、脂肪酸としては、リシノール酸、モノま
たジヒドロキシステアリン酸またはこれらを含有する混
合物たとえばヒマシ油脂肪酸などがあげられるが、ポリ
グリセロール重合脂肪酸エステルとしてはポリグリセロ
ール重合リシノレインエステル、特に、「ポエムPR−
200」(食品添加物,HLB=約1.5;理研ビタミ
ン(株)製造)などが好ましく用いられる。
【0008】コール酸混合物としては、デオキシコール
酸、ケノデオキシコール酸、ウルソデオキシコール酸、
ヒオデオキシコール酸、β−ヒオデオキシコール酸、コ
ール酸、ヒオコール酸、ヒオコール酸I,II,およびI
V、リトコール酸などのコール酸誘導体またはこれらの
グリシン、タウリンなどの抱合体およびこれらの塩の2
種以上を含む混合物が挙げられるが、好ましくは、コー
ル酸を主成分として45〜75%含んでいる動物胆汁乾
燥物が用いられる。動物胆汁乾燥物は、魚類、鳥類、哺
乳類(例えば、ウシ、ウサギ、ブタ、シカ、イヌ、ヒツ
ジ、ヤギ、クマ、ネズミなど)などから得ることができ
るが、なかでも安価に大量入手可能な牛胆汁乾燥物が好
ましく用いられる。これらの動物胆汁乾燥物粉末(以
下、胆汁粉末と略記することがある)、一般には牛の胆
汁粉末は、養魚用添加物の組成の1つとして広く用いら
れている。しかしながら、胆汁粉末は、胆汁酸,コレス
テロール,脂肪酸胆汁色素,アルカリホスファターゼな
どを含み食物中の油脂の腸内での乳化及び水解を助けて
油脂の消化吸収を促す生理物質であって、その乳化作用
は弱く、製剤、食品、飼料等の乳化剤として使われるこ
とはなかった。また、水産用飼料に添加されている目的
も強肝、食欲増進等の生理作用を主眼としたものが一般
である。本発明者らは胆汁粉末と上記の乳化剤との組合
せにおいて水溶性でかつすぐれた乳化作用を有する乳化
剤混合物が得られることを見い出したものである。胆汁
粉末そのものは極めて吸湿性が強いため一般に可溶性デ
キストリンなどの賦形剤で希釈(倍散)して用いられて
いるが水溶性でかつ、本発明の組成物の成分に影響を与
えない賦形剤であればいずれを使用して希釈されたもの
を用いてもよい。
【0009】本発明の乳化剤は、例えば含有する乳化剤
の組成物中の比率をリン脂質(好ましくは大豆レシチ
ン)2〜3重量%好ましくは約2.5重量%、ソルビタ
ン脂肪酸エステル(好ましくはソルビタンモノオレエー
ト)2〜3重量%好ましくは約2.5重量%、ポリグリ
セロール重合脂肪酸エステル4〜6重合%好ましくは約
5重量%として、これらの構成比が好ましくは約1:
1:2重量部に組合せた混合物約1重量部に対して、胆
汁粉末を胆汁乾燥物として約0.4〜0.6重量部組合
せ、全体として組成物に約12〜18重量%,好ましく
は15重量%程度配合したとき本発明の目的を達するに
十分な結果が得られる。
【0010】本発明の乳化安定剤としては、一般に乳化
安定剤として使用されているカルボキシメチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム、デンプン等の高粘性物で
は、本発明の組成物の使用時に継粉を生じるので、調製
時の作業性はやや悪いものの使用可能である。乳化性お
よび作業性の面から、水溶性ゼラチンが好ましく用いら
れる。ここに述べる水溶性ゼラチンとは、ゼラチンを酵
素や化学的手法等を用いて加水分解することにより得ら
れるポリペプタイドであり、低分子ゼラチンとも呼ば
れ、一般には食品の起泡剤,保水剤又は製剤基剤として
広く使用されている。しかし、比較的粘性が低いため乳
化安定剤としての水産用飼料への添加は知られていなか
った。本発明物らは、水溶性ゼラチンが冷水にも速やか
に溶解し、保護コロイド性があり、かつ低粘性である点
に着目し、乳化安定剤として使用したところ、本発明の
組成物の乳化状態を良好に保ち、また継粉を生じない等
本発明の乳化安定剤として適当であることが判明した。
水溶性ゼラチンは、本発明の組成物に、乳化剤混合物と
同程度以上の配合比率で、好ましくは約20〜30重量
%配合されることが好ましい。
【0011】本発明の水溶性ビタミン類とは、上記の水
溶性ビタミン、そのエステル(例えば、リボフラビン酪
酸エステルなど)、アミド(例えば、ニコチン酸アミド
など)及びこれらの塩(例えば、L−アスコルビン酸ナ
トリウム、L−アスコルビン酸カルシウム、塩酸チアミ
ン、硝酸チアミン、塩酸ピリドキシン、D−及びDL−
パントテン酸カルシウムなど)であり、本発明の組成物
にこれらの2種以上が含まれることが望ましく、また、
水溶性ビタミン類の組合せは自由であるが特にアスコル
ビン酸と他の水溶性ビタミンとの組合せで組成物に含ま
れることが好ましい。これらの水溶性ビタミン類の本発
明の組成物への配合比率は自由であるが、例えば、アス
コルビン酸の配合では最高60%程度にするのが適当で
ある。また、本発明の組成物の飼料への添加率は、アス
コルビン酸等の添加目的によるが、栄養学的補給及び大
量投与効果を含めて通常はアスコルビン酸として0.0
1〜0.1重量%(飼料1kg当り100〜1000mg)
となるように組成物を添加すればよい。このような本発
明組成物の好ましい組合せの範囲としては、 水溶性ビタミン 40〜65% 乳化剤 12〜18% 乳化安定剤(水溶性ゼラチン) 20〜30% が挙げられる。このうち乳化剤は、大豆レシチン2〜3
%,ソルビタンモノオレート2〜3%,ポリグリセロー
ル重合脂肪酸4〜6%を1:1:2の重量比で混合した
もの1に対して牛胆汁乾燥粉末0.4〜0.6重量部を混
合したものが極めて好ましく用いられる。
【0012】また、本発明の組成物を飼料に添加する方
法としては、例えば発泡性(多孔性)の海産魚用固形飼
料などの飼料に約20〜40重量%の水を吸着させ、軟
らかくして水産動物に与える場合には、吸着する水にあ
らかじめ本発明の組成物を溶解しておけばよく、また、
上記のように水の使用をできるだけ抑えることが望まれ
る場合、例えばエビの餌やアユなどの顆粒餌の場合に
は、本発明の組成物を1〜2倍重量程度の少量の水で溶
解後に本発明の組成物の20〜60倍重量程度の飼料油
を加えて(油相に対する乳化剤の比率は、レシチン,ソ
ルビタンモノオレエートが各0.03〜0.15%程度、
ポリグリセロール重合脂肪酸エステルと胆汁粉末が各
0.07〜0.3%程度となることが好ましい。)、撹拌
又は振とう乳化して飼料に吸着すればよく、そのほかの
あらゆる飼料に上記の何れかの方法あるいはそれを改変
した方法で本発明の組成物は添加できる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に関して実験例ならびに実施
例を示して説明するが、これらが本発明の範囲を制限す
るものでないことは云うまでもない。 実験例1 〔表1〕に示した種々の組成(%)の組成物について、
(1)その2倍重量の水への溶解性及び(2)溶解した
ものについては、その水溶液に組成物の40倍重量にあ
たる大豆油を加えて撹拌混合した時の乳化性を比較し
た。その結果、〔表1〕に示すとおり本発明の組成物を
含む製剤が水溶性、乳化性ともにすぐれていた。
【表1】 * ポエム PR−200(理研ビタミン(株)製造) ** 牛胆汁乾燥物30%,可溶性デキストリン70%
の粉末 *** 記号:○ 良好 △ やや良好 × 不良
【0014】実施例1 〔表2〕に示す本発明組成物を予め飼料の30重量%の
水道水に溶解後、市販の海産魚用発泡固形飼料(商品
名:マリン3号又はマリン4号;太洋漁業製造)に、飼
料1kg当り1.2g(アスコルビン酸として600ppm添
加)の割合で吸着させ、ブリ稚魚(体重20g)に毎
日、日間給餌率5〜8%で午前と午後の2回にわけて2
ケ月間給餌して、同一条件で本発明の組成物を添加せず
飼育した魚と比較した。その結果、添加群では肝臓アス
コルビン酸濃度,赤血球数,ヘマトクリット値,アルブ
ミンなどの血液性状,体重,体長に改善が認められ、ま
たへい死率も添加群の方が低かった。
【表2】 ──────────────────────────── 原 材 料 組成比(%) ──────────────────────────── アスコルビン酸 50.0 ビタミンB1硝酸塩 0.2 イノシトール 1.0 大豆レシチン 2.5 ソルビタンモノオレエート 2.5 ポリグリセロール重合脂肪酸エステル* 5.0 牛胆汁30%粉末** 15.0 水溶性ゼラチン 23.8 ──────────────────────────── * ポエム PR−200(理研ビタミン(株)製造) ** 牛胆汁乾燥物30%,可溶性デキストリン70%
の粉末
【0015】実施例2 実施例1に記載の本発明組成物10gを20gの水道水
で溶解後、400gの大豆油を加えて撹拌混合して乳化
後、ウシエビ飼料(ステージ1〜3号,台栄飼料製造)
1kg当り乳化液を5g吸着させて、ウシエビ(体重0.
2g)に毎日,日間給餌率2〜8%で5ケ月間給餌し約
27gにまで飼育した所、添加しないエビの生存率が4
0%に対して添加群では75%の生存率を示した。
【0016】実施例3 〔表3〕に示す本発明組成物20gを40gの水道水に
溶解後、これに魚油(フィードオイルΩ;理研ビタミン
(株)製造)1kgを加えて撹拌,混合してつくった乳化
液を20kgのアユ用固形飼料(養鮎用No.4C;日本配
合飼料製造)に均一に吸着して、養殖アユ(体重約23
g)の池に日間給餌率6%(1日3回分与)で約1ケ月
間給餌して、同一条件で本発明組成物を添加せずに飼育
した池の養殖アユと比較した結果、本発明組成物を添加
した池の飼料効率と養殖アユの細菌性疾病死亡率に改善
が認められた。
【表3】 ───────────────────────────── 原 材 料 組成比(重量%) ───────────────────────────── アスコルビン酸カルシウム塩 50.0 ビタミンB1硝酸塩 1.5 大豆レシチン 2.6 ソルビタンモノオレエート 2.6 ポリグリセロール重合脂肪酸エステル* 5.2 牛胆汁30%粉末** 17.6 水溶性ゼラチン 20.5 ───────────────────────────── * ポエム PR−200(理研ビタミン(株)製造) ** 牛胆汁乾燥物30%,可溶性デキストリン70%
の粉末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/14 8413−4C 31/19 8413−4C 31/44 31/455 31/505 31/525 47/14 H 7329−4C 47/24 H 7329−4C 47/28 H 7329−4C 47/34 H 7329−4C 47/42 J 7329−4C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性ビタミン類に、乳化剤および乳化安
    定剤を配合してなる乳化性かつ水溶性の粉末状組成物。
  2. 【請求項2】乳化剤が、リン脂質,ソルビタン脂肪酸エ
    ステル,ポリグリセロール重合脂肪酸エステルおよびコ
    ール酸混合物を含有する乳化剤である請求項1記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】乳化剤が、大豆レシチン,ソルビタンモノ
    オレート,ポリグリセロール重合脂肪酸エステルおよび
    動物胆汁乾燥物からなる混合物である請求項1または2
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】乳化安定剤が、水溶性ゼラチンである請求
    項1ないし3記載の組成物。
  5. 【請求項5】水溶性ビタミン類が、アスコルビン酸類で
    ある請求項1ないし4記載の組成物。
  6. 【請求項6】組成物が、水産用飼料組成物である請求項
    1ないし5記載の組成物。
JP3334850A 1990-12-21 1991-12-18 水溶性ビタミン類を含有する組成物 Withdrawn JPH0525042A (ja)

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