JPH0524895Y2 - - Google Patents

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JPH0524895Y2
JPH0524895Y2 JP1983106083U JP10608383U JPH0524895Y2 JP H0524895 Y2 JPH0524895 Y2 JP H0524895Y2 JP 1983106083 U JP1983106083 U JP 1983106083U JP 10608383 U JP10608383 U JP 10608383U JP H0524895 Y2 JPH0524895 Y2 JP H0524895Y2
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sheet
holding plate
plate
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pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は液晶セルの形成に使用する2枚の平
板を所望する微小な間〓で接着するために用いる
圧着装置に関するものである。
液晶表示装置においては、2枚のガラス板をあ
る間〓でかつガラス板対向面内(以下面内と略称
する)の間〓差を一定にして周辺をシールする必
要がある。液晶表示装置の一例を第1図に示す。
この液晶表示装置は、透明導電膜をコートした
ガラス板1上に接着性のシール剤3、例えばエポ
キシ樹脂を印刷などによつて一定量塗布し、その
上に透明導電膜をコートしたガラス板2を重ね
る。そして、後者のガラス板2の上から圧力をか
けてシール剤3を押潰し、ガラス板1とガラス板
2を所望する微小な間〓で保持させてシールして
得る液晶セルの構成部材を有する。この部材を以
下空セルと称する。この空セルの中に液晶材料4
を注入して液晶セルを形成する。前記空セルのシ
ール剤3は液晶材料4を密閉するという機能だけ
ではなく、ガラス板1とガラス板2とを所望の微
小な間〓に保持するという機能をもつている。ガ
ラス板1とガラス板2の間〓は、液晶表示装置の
動作電圧や応答時間などの特性に関係しているた
め、商品化するには前記間〓および面内の間〓差
を一定範囲内にしなければならない。
しかし、液晶表示装置を商品化するためには、
例えば6ミクロンから9ミクロンまでという微小
な間〓範囲内にしなければならず、このように空
セルを安定して歩留りよく容易に製造し、量産化
することは非常な困難があつた。
従来、空セルを作るための圧着機は剛体で構成
していた。第2図は従来の圧着機の一例を示す。
第2図において、5は下保持板、6は上保持板で
あり、7は上保持板6に圧力をかけるシリンダ、
8は下保持板5に上保持板6を取付ける据付台で
ある。
前記のように構成された従来の圧着機は、下保
持板5と上保持板6との間に圧着しようとする2
枚のガラス板を置き、上保持板6を下降させてシ
リンダ7により圧力をかけ、所望する間〓と面内
の間〓差とを有するように作つていた。所望する
間〓は、前記シリンダ7の加圧力によつて制御
し、また面内の間〓差を抑えるために、下保持板
5と上保持板6とをそれぞれ所望する間〓差内の
平面度にし、かつ下保持板5と上保持板6の間の
平面度を所望する間〓差内にしなければならなか
つた。
このためには、例えば1ミクロン程度の平面度
が必要とされるので、両保持板を大面積にするこ
とが困難であり、多数同時に圧着を行なうことが
できず、量産性に乏しかつた。さらに保持板が剛
体であるため、平面全体に均一に圧力をかけるこ
とが大面積になるほど困難であつた。そして圧着
と同時に熱をかける場合には剛体であると歪が発
生し易いという欠点があつた。
前述したように、剛体を用いた従来の圧着機
は、平面度を得るために非常にコスト高となり、
また、量産する上で大面積化が行ないにくく、剛
体の歪発生などにより耐久性に問題があり、間〓
差の小さい空セルを安定して歩留りよく作る上に
欠点があつた。
この考案は上記従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、下保持板上に可撓性のある
第1シートを設けるとともに、金属板と一体に形
成され、該金属板の外側を湾曲させてなる突起部
を有し、上保持板の下面に間〓を介して取付けら
れた第2シートを設け、さらに、上保持板とこれ
に取付けた第2シートの間へ圧力流体を供給する
加圧手段により、前記両シート間に設置した液晶
セルの形成に使用する2枚の平板を所望の微小間
〓に、第1シートおよび第2シートに設けた区画
内で圧着することにより、平板を全面均一に加圧
することができ、面内の間〓差がほとんどなく接
着でき、又液晶セルの形成に使用する多数組の2
枚の平板を同時に圧着することのできる圧着装置
を提供することを目的とする。
以下この考案の一実施例を図面に基いて説明す
る。
この考案の一実施例を示す第3図において、5
は下保持板であり、この下保持板5上に設置され
た第1シート10は下保持板5の平面度の不均一
性(バラツキ)を吸収するためのゴム、合成樹脂
などの弾性体のシート9a及びこのシート9aの
上に設けた金属、合成樹脂などの可撓性のあるシ
ート9bから成る。この可撓性のあるシート9b
上に間〓を保持し、また位置ずれ防止のための治
具11を置く。また上保持板6の下面にゴム、合
成樹脂、金属などからなる可撓性のある第2シー
ト12を配置し、このシート12の周辺部を上保
持板6の周辺部に取付ける。上保持板6に設けた
流体の出入口13から上保持板6とこれに取付け
た第2シート12との間に気体または液体を送り
込み、これらによつてシート12を介して均一に
圧力を加えるように構成してある。
なお、第3図中14はシート12を上保持板6
に取付けるための締付具、15は上保持板6を下
保持板5に取付ける締付具であり、この実施例で
はかぎ形のロツクを用いた場合を示している。
前記圧着装置で上保持板に取りつける可撓性シ
ート12は、第4図a,bに、その断面とその平
面を示すように、りん青銅板または、ステンレス
製の網などの金属板12bを、シリコン、ゴムな
どの可撓性材料12aで包み込んで一体型とし、
また上保持板に固着する周辺部には、均一に加圧
するために円形に湾曲部12cを設けているので
上保持板との間に圧力流体が導入されたとき、可
撓性シート12の中央が風船状に凸ふくらみする
ことなく、全面均一に水平状態で平板を加圧し圧
着することができる。又、下保持板5のシート9
aと9bとを兼用させても差支えない。
前述した構成の圧着装置で、液晶表示装置の空
セルを圧着する場合について説明する。第1図に
示したものを、可撓性のあるシート9b上の治具
11に嵌めて置き、例えば空セル上のシール剤付
近にだけ圧力がかかり、空セル中央部には圧力が
かからないように中をくり抜いたゴム、合成樹脂
などの可撓性のある板を重ねて、可撓性のあるシ
ート12を介して圧力をかける。(なお、前記治
具11の厚さは空セルに重ねた可撓性のある板の
厚さとほぼ同程度にしておけばよい。)なお空セ
ルのガラス板間の間〓はシール剤の粘度に依存し
た流体の圧力によつて容易に制御できる。
前述したように構成された圧着装置では、圧着
する物体にかかる圧力は、圧力媒体が流体である
ために一様にかかり、また可撓性のあるシートの
外周側を湾曲させてなる突起部で区画した内部を
介して流体の圧力が伝達されるために圧力の一様
性が損われることがなく、水平状態で加圧するこ
とができる。従つて圧着された2枚の板の面内の
間〓差がほとんどない。そして、従来のように保
持板のそれぞれの平面度が所望する間〓差とほぼ
同程度であることが必要とされることがなくな
り、所望する間〓差より下保持板5は!?かに低い
平面度でよくなり、また上保持板6の平面度は問
題とされなくなる。さらに下保持板5と上保持板
6との平行度が従来のように問題となることがな
い。これらによつて、液晶表示装置のような微小
な間〓と間〓差にすることが必要な場合の圧着装
置の製造費を安価にすることができる。
しかも、広い面積に圧力をかける場合に、従来
のように平面度が問題とならないため、容易に圧
力の一様性を損うことなく圧力をかけることがで
きる。このことは、治具11を大きくするだけで
例えば第5図に示すような形の治具を用いること
により、液晶表示装置の同時多数圧着を行なうこ
とができ、量産化ができる利点がある。なお、治
具11には第5図から明らかなように治具11の
各々の穴11aから空気を抜くための溝11bが
形成されている。
この考案において、前記実施例では圧着を常温
で行なつているが、下保持板5と上保持板6のそ
れぞれに熱源を取付けて、温度をかけた状態で圧
力を加えても同様の圧着効果が得られる。
2枚の板を接着する接着剤としては、例えば熱
硬化性のエポキシ樹脂を用いた場合に有用であ
る。
圧力媒体である流体の圧力によつて間〓を制御
するため、圧力調整用のバルブを前記圧着装置に
取付けることにより、使用し易い装置にすること
ができる。
以上説明したように、この考案によれば、金属
板と一体に形成された可撓性の第2シートにおけ
る区画内を加圧手段により液晶セルの形成に使用
する2枚の平板に押圧させるように構成したた
め、第2シートが可撓性であるにもかかわらず、
区画内の中央が風船状にふくらむことなく、平板
全面を可撓的に均一に加圧させることができ、面
内の間〓差が殆どない平板の接着構造を効率よく
形成させることが可能となる。
また、液晶セルの形成に使用する多数組の平板
を同時に圧着させることができ、特に、2枚の板
の間〓が10ミクロン以下である液晶表示装置の液
晶セルの製造において一層の量産効果を得ること
ができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図aは一般的な液晶表示装置のセルの一例
を示す平面図およびbはそのbb線拡大断面
図、第2図は従来の圧着装置の一例を示す断面
図、第3図はこの考案の一実施例を示す断面図、
第4図aはこの考案の一実施例に用いる可撓性シ
ートの断面図で、第4図bにおけるaa線の
断面図である。第4図bはその平面図、第5図
a,bおよびcはこの考案の圧着装置に用いる治
具の他例を示すそれぞれ平面図、正面図および側
面図である。 1,2……ガラス板、3……シール剤、4……
液晶材料、5……下保持板、6……上保持板、9
a……弾性体のシート、9b……可撓性のあるシ
ート、10……可撓性のある第1シート、11…
…治具、12……可撓性のある第2シート、12
a可撓性材料、12bは金属材料、12cは湾曲
部、13……流体の出入口。なお、図中同一符号
は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに対向配置された上下保持板と、該下保持
    板上に設けられた可撓性の第1シートと、該第1
    シート上に配置された間〓保持及び位置ずれ防止
    用の治具と、金属板と一体に形成され、該金属板
    の外側を湾曲させてなる突起部を有し、前記突起
    部の外側が前記上保持板の下面に間〓を介して取
    付けられた可撓性の第2シートと、該第2シート
    と前記上保持板との間の間〓に圧力流体を供給し
    て前記第2シートを上記第1シート側に押圧させ
    る加圧手段とを備え、前記治具に液晶セルの形成
    に使用する2枚の平板を接着剤を介して保持さ
    せ、前記加圧手段により前記第2シートの突起部
    による区画内を前記平板に押圧させるようにした
    ことを特徴とする圧着装置。
JP10608383U 1983-07-07 1983-07-07 圧着装置 Granted JPS6013526U (ja)

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JP10608383U JPS6013526U (ja) 1983-07-07 1983-07-07 圧着装置

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JP10608383U JPS6013526U (ja) 1983-07-07 1983-07-07 圧着装置

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Publication Number Publication Date
JPS6013526U JPS6013526U (ja) 1985-01-29
JPH0524895Y2 true JPH0524895Y2 (ja) 1993-06-24

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55159414A (en) * 1979-05-30 1980-12-11 Alps Electric Co Ltd Production of liquid crystal cell
JPS57101818A (en) * 1980-12-17 1982-06-24 Seiko Epson Corp Producing device for liquid crystal display device
JPS57188018A (en) * 1981-05-15 1982-11-18 Nissan Motor Co Ltd Production of display element

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JPS6013526U (ja) 1985-01-29

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