JPH05242896A - 熱電池用正極活物質並びにその製造法およびそれを用いた熱電池 - Google Patents

熱電池用正極活物質並びにその製造法およびそれを用いた熱電池

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JPH05242896A
JPH05242896A JP4039082A JP3908292A JPH05242896A JP H05242896 A JPH05242896 A JP H05242896A JP 4039082 A JP4039082 A JP 4039082A JP 3908292 A JP3908292 A JP 3908292A JP H05242896 A JPH05242896 A JP H05242896A
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JP
Japan
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positive electrode
active material
electrode active
iron
thermal cell
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JP4039082A
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Akinori Awano
彰規 粟野
Kazunori Haraguchi
和典 原口
Takeshi Hatanaka
剛 畑中
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はリチウム/二硫化鉄系熱電池の正極
活物質を改良した熱電池用正極活物質並びにその製造法
およびそれを用いた熱電池に関し、放電時の正極層内の
内部抵抗の上昇を減少させ、高い作動電圧を供給し、小
型で軽量な熱電池を提供することを目的とする。 【構成】 鉄粉もしくは少なくとも表面が鉄酸化物また
は水酸化鉄である鉄粉と、金属イリジウム粉末と硫黄を
出発物質としてこれらを混合する工程と、その混合物を
350°C〜500°Cの温度下で加熱合成する工程
と、得られた合成物を粉砕する工程により、イリジウム
含有比が5〜20重量%である二硫化鉄と二硫化イリジ
ウムの複合化合物からなる熱電池用正極活物質を製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱電池用正極活物質並
びにその製造法およびそれを用いた熱電池に関し、特に
リチウム/二硫化鉄系熱電池の正極活物質を改良した熱
電池用正極活物質並びにその製造法およびそれを用いた
熱電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱電池は、常温では不活性であるが、高
温に加熱すると活性になり、外部へ電力を供給しうるよ
うになる電池で、貯蔵型電池の一種である。従って、5
〜10年あるいはそれ以上の貯蔵後においても製造直後
となんら電池特性が変わらないので緊急用電源に利用さ
れている。本電池は、高温で作動させるために電極反応
が進みやすく分極も少ないので高密度放電特性にすぐ
れ、さらに、使用希望時には起動信号を入れると瞬時に
電力を取り出せるなどの特長を有する。しかし近年で
は、益々高出力化が望まれており、特に高電位を必要と
する場合が多い。一方リチウムを負極とする二硫化鉄系
熱電池における素電池の開路電圧は、約2.2〜2.3
V出力する。また放電時の作動電圧は、放電が進むにつ
れて正極反応の場は、集電部から離れた正極層の深部で
起こるようになり電気的抵抗が増加して平均作動電圧も
1.6〜1.8Vとして設計しなければならない。その
ため、高電圧出力が必要になる場合、素電池の積層枚数
が増え電池の体積や重量が増加してしまい、電池の小
型、軽量化が難しくなるという短所を有していた。
【0003】この課題を解決するために従来用いられて
来た技術は、二硫化鉄を正極活物質とする正極合剤中
に、良導電性物質を添加する方法が検討されており、具
体的には次の2点が検討された。 (1)導電材としてステンレス粉末を、正極合剤中に添
加する。 (2)導電材として黒鉛粉末を、正極合剤中に添加す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の
(1)、(2)の手法とも次の様な問題点があり実用的
ではなかった。すなわち上記(1)の場合、当初はステ
ンレス薄板が正極集電板にも用いられていることから正
極活物質FeS2 と反応しにくい材料と予想して使用し
た。しかし、その結果、正極合剤中の電子伝導性は向上
するが、粉末のステンレスを使用するため反応性が高く
二硫化鉄とステンレス粉末中の鉄が次式の反応 FeS2 +Fe→2FeS により二硫化鉄が分解反応を起こしやすいため、かえっ
て放電容量を低下させるという致命的な欠点があった。
また、上記(2)の場合には、黒鉛粉末がかさ高く、正
極層が厚くなり素電池の体積ひいては電池の大型化を招
くという問題を生じた。
【0005】本発明は、この様な従来の課題を解消し、
放電時にも正極層内の内部抵抗を上昇させることなく高
い作動電圧を供給し、小型で軽量な熱電池を提供すると
ともに、その正極活物質並びにその製造法を提案するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の熱電
池用正極活物質はイリジウム含有比が5〜20重量%で
ある二硫化鉄と二硫化イリジウムの複合化合物からな
る。
【0007】また、本発明の熱電池用正極活物質の製造
法は鉄粉もしくは少なくとも表面が鉄酸化物または水酸
化鉄である鉄粉と、金属イリジウム粉末と硫黄を出発物
質としてこれらを混合する工程と、その混合物を350
°C〜500°Cの温度下で加熱合成する工程と、得ら
れた合成物を粉砕する工程とからなり、前記合成物中の
イリジウム含有比を5〜20重量%とする。
【0008】また、本発明の熱電池は前記正極活物質を
用いるもので、正極活物質に電解質およびバインダーを
混合して正極合剤とし、負極のリチウムもしくはリチウ
ム合金と、電解質を保持させたバインダーの粉末からな
る電解質層を組み合わせて素電池を成型して、これと発
熱剤とを組み合わせることでリチウム/二硫化鉄系熱電
池を構成する。
【0009】
【作用】本発明による製造法を用いれば、鉄が硫化物化
する際に同時にイリジウムも硫化物化するために、二硫
化鉄の結晶格子内にイリジウムが組み込まれた二硫化鉄
と二硫化イリジウムの複合化合物ができる。このイリジ
ウムは電子伝導度に寄与する最外殻の電子が鉄よりも1
個多く、二硫化物化したとき電子伝導度は著しく増加す
る。そのため正極合剤中の内部抵抗が低下し、その結果
素電池の作動電圧は高くなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図を用いて説明する。
【0011】図1は実施例の製造工程を示している。出
発物質としては、鉄粉とイリジウム粉および硫黄を用
い、鉄粉およびイリジウム粉に関しては、350mes
h以下の粒径の粉末を用いた。原料の混合比は、合成す
る正極活物質中のイリジウム含有量が所定の重量%にな
り、かつ鉄もイリジウムも二硫化物となるように設定し
た。例えば、イリジウムを10重量%含有する正極活物
質を製造する場合には、鉄粉を36.6重量%、金属イ
リジウムを10重量%、そして硫黄を53.4重量%と
する混合比を設定する。この時の硫黄の量は鉄とイリジ
ウムが、二硫化鉄となるために必要な量としている。本
実施例では、一回の混合重量を500gとし、それぞれ
秤取された原料を磁性のボールミル混合機にて1時間混
合した。その後、混合物を磁性のルツボに入れて蓋を
し、さらに蓋付きの鉄製の容器に入れて電気炉により、
450°Cで3時間加熱合成を行った。加熱合成として
は、270°Cから690°Cまで可能ではあるが、3
50°C未満では硫化反応の進行が遅く、500°Cを
越える温度では生成した二硫化鉄が分解し始めるので工
業的には350°C〜500°Cの範囲が好ましい。合
成物は冷却した後、磁性の乳鉢に入れて粉砕し200m
esh以下の粒度とした。また今回の実施例では前記の
加熱合成工程と粉砕工程を3回繰り返して行い、最終の
合成物を正極活物質とした。1回の加熱合成でも硫化物
化は可能であるが、より高品位な硫化物、すなわち、よ
り二硫化物化させるためには、複数回の加熱合成工程と
粉砕工程を繰り返すことが好ましい。
【0012】また、上記の実施例では原料の1つに鉄粉
を用いているが、特開昭58−115031号公報に開
示されている手法によって作られた、少なくとも表面が
水酸化鉄である鉄粉を用いても同様の効果のある正極活
物質が得られ、且つ鉄の硫化も促進されて高品位なもの
が得られる。
【0013】図2(A)は、本実施例のイリジウム含有
率10重量%の正極活物質のX線回折パターンを示して
おり、図2(B)は従来の正極活物質のX線回折パター
ンを示している。図2中、△印で示すIrS2 のものと
特定できる回折ピークと、●印で示すFeS2 のものと
特定できる回折ピークが存在しており、両者の結晶構造
がそれぞれ単独にまた混ざりあって存在している。以上
のような、本発明により合成された正極活物質を用いて
図3に示すような断面の素電池を構成し、さらに図4の
ような積層型熱電池を試作した。図3の素電池4は、本
実施例による正極活物質とLiCl−KCl溶融塩電解
質と電解質を保持するためのSiO2 バインダーとの混
合物からなる正極層1と、負極活物質のリチウムを鉄粉
によって固定化した負極層2、およびLiCl−KCl
溶融塩をMgOバインダーに保持させた粉体の成型層か
らなる電解質層3の一体成型体として構成されている。
このように構成された素電池4を用いて、積層型熱電池
を試作した。図4は、素電池を用いた積層型熱電池の断
面図である。図中、4は図3の素電池で、必要数を直列
積層構成することで容易に所望の電圧が得られ、塩素酸
カリウムと鉄粉との均一混合物からなる発熱剤5と交互
に積層する。尚、図中、6、7は発熱パッドを示す。8
は点火器で、そのリード線は一対の点火器用端子9に接
続され、この端子よりパルス電流を通電すると火炎を発
してヒートパッド10を燃焼し、その火炎は、導火帯1
1に燃焼伝幡され、発熱パッド6、7を着火し、発熱剤
5を溶融、活性化させる。12、13は正、負極出力端
子で積層スタックの最上部と最下部から取り出した内部
リード線14、15と接続する。16は断熱材、17は
電池蓋、18は電池ケースでいずれもステンレス鋼から
なりそれらの嵌合部を溶接密封する。
【0014】以上のように構成した積層型熱電池により
正極活物質の評価を行った。図5は、本発明の正極活物
質中のイリジウム含有量を変化させて、それぞれ積層型
熱電池を試作し、電流密度500mA/cm2 の定電流
放電を行ったときの正極活物質の利用率を求めた結果で
ある。正極活物質のイリジウム含有率は利用率に影響を
与えており、特にイリジウム含有率が5〜20重量%の
範囲では、利用率が45%以上となり、電池の小型、軽
量化の点から工業的価値が大きい領域といえる。
【0015】次に本実施例の効果を比較例と比べて述べ
る。図6は直径43mmの素電池を15セル直列接続
し、外径55mm、高さ38mmの積層型電池に組込ん
だものにおける電流密度500mA/cm2 の定電流放
電試験結果を示した図である。また、ここでセル抵抗を
調べるため、放電開始から20秒間隔でオープン電圧も
同時に計測し、オープン電圧と負荷時の電圧差からセル
1枚当たりの抵抗を読み取った。その読み取った結果
を、図7に示した。なお素電池の直列数は15である。
図6中、曲線Aは本発明の実施例電池の放電カーブを示
し、曲線Bは従来例電池の放電カーブを示す。従来例電
池は、作動直後から1セル当たりの作動電圧が低く2.
0Vに満たないもので、終止電圧24Vまでの持続時間
も短いという結果であった。本発明実施例電池は、平均
作動電圧が1セル当たりで2.1Vあり、従来例電池と
電圧レベルを比較すると約1セル分高いことになる。ま
た、このことより終止電圧24Vまでの持続時間も従来
例電池と比べて1.3倍と放電特性が改良される。ま
た、図7に示す結果より、放電中のセル抵抗は、本発明
実施例電池の方が従来例電池よりも約13%小さい。こ
のセル抵抗の違いは、正極活物質の違いによるもので、
本発明実施例電池の正極活物質に含まれる二硫化イリジ
ウムの電子伝導度が向上したためと考えられる。以上の
結果より、放電特性が改良される。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、以上の説明から明らか
なように、正極活物質として二硫化鉄単独ではなく、二
硫化鉄と二硫化イリジウムの複合化合物を用いるもの
で、これを用いた電池は平均作動電圧レベルが向上し、
正極活物質の利用率を改善できる。従って小型で軽量な
高性能熱電池を提供することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における製造工程図
【図2】正極活物質のX線回折パターン図
【図3】素電池の断面図
【図4】同素電池を用いて構成された積層型熱電池の縦
断面図
【図5】本発明の実施例による正極活物質のイリジウム
含有量と正極利用率の関係を示す図
【図6】本発明実施例と従来例の放電電圧曲線図
【図7】セル抵抗を示す図である
【符号の説明】 1 正極層 2 負極層 3 電解質層 4 素電池 5 発熱剤 6 発熱パッド 7 発熱パッド 8 点火器 10 ヒートパッド 11 導火帯 12 正極出力端子 13 負極出力端子 14 リード線 15 リード線 16 断熱材 17 電池蓋 18 電池ケース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イリジウム含有比が5〜20重量%であ
    る二硫化鉄と二硫化イリジウムの複合化合物からなる熱
    電池用正極活物質。
  2. 【請求項2】 鉄粉もしくは少なくとも表面が鉄酸化物
    または水酸化鉄である鉄粉と、金属イリジウム粉末と硫
    黄を出発物質としてこれらを混合する工程と、その混合
    物を350°C〜500°Cの温度下で加熱合成する工
    程と、得られた合成物を粉砕する工程とからなり、前記
    合成物中のイリジウム含有比を5〜20重量%とする熱
    電池用正極活物質の製造法。
  3. 【請求項3】 加熱合成工程と合成物の粉砕工程とを複
    数回繰り返し行う請求項2記載の熱電池用正極活物質の
    製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の正極活物質を用いた熱電
    池。
JP4039082A 1992-02-26 1992-02-26 熱電池用正極活物質並びにその製造法およびそれを用いた熱電池 Pending JPH05242896A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009007200A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Kuraray Luminas Co Ltd 硫化イリジウムの製造方法
US8088508B2 (en) 2005-01-31 2012-01-03 Panasonic Corporation Thermal battery

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US8088508B2 (en) 2005-01-31 2012-01-03 Panasonic Corporation Thermal battery
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