JPH05242418A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH05242418A JPH05242418A JP7826392A JP7826392A JPH05242418A JP H05242418 A JPH05242418 A JP H05242418A JP 7826392 A JP7826392 A JP 7826392A JP 7826392 A JP7826392 A JP 7826392A JP H05242418 A JPH05242418 A JP H05242418A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic head
- core
- gap
- head core
- Prior art date
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- Pending
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- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ヘッドの磁気効率を向上させ、磁気ヘッ
ドの特性を向上させる。 【構成】 ３本の棒体を有した磁気ヘッドコア５と、こ
の磁気ヘッドコア５の左右棒体に巻回されるコイル４
ａ，４ｂと、磁気ヘッドコアのギャップとは反対側の棒
体側面に密着して固定したバックコア１とを備え、この
バックコア１の磁気ヘッドコア５と密着する面に高透磁
率金属磁性膜３を形成する。この高透磁率金属磁性膜３
の介在により、もれ磁束が低減できるため磁気効率が向
上し、磁気ヘッドの特性を向上させることができる。
ドの特性を向上させる。 【構成】 ３本の棒体を有した磁気ヘッドコア５と、こ
の磁気ヘッドコア５の左右棒体に巻回されるコイル４
ａ，４ｂと、磁気ヘッドコアのギャップとは反対側の棒
体側面に密着して固定したバックコア１とを備え、この
バックコア１の磁気ヘッドコア５と密着する面に高透磁
率金属磁性膜３を形成する。この高透磁率金属磁性膜３
の介在により、もれ磁束が低減できるため磁気効率が向
上し、磁気ヘッドの特性を向上させることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドに関し、特
に、フロッピィディスク装置の磁気ヘッドに関する。
に、フロッピィディスク装置の磁気ヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、従来の磁気ヘッドを示す斜視図
である。この磁気ヘッドは、磁気ヘッドコア５にコイル
４ａ，４ｂを捲回し、閉回路を構成するためバックコア
６を取り付けている構造となっている。この従来の磁気
ヘッドは、磁気ヘッドコア５とバックコア６の接合面は
小さく、接合面でのもれ磁束があった。
である。この磁気ヘッドは、磁気ヘッドコア５にコイル
４ａ，４ｂを捲回し、閉回路を構成するためバックコア
６を取り付けている構造となっている。この従来の磁気
ヘッドは、磁気ヘッドコア５とバックコア６の接合面は
小さく、接合面でのもれ磁束があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
磁気ヘッドでは、バックコアがコイル等の規制もあり構
造的に幅がとれず接触面積が小さいため、組立作業や部
材等のバラツキによる影響を受け易く、磁気効率が低下
することがあるという問題があった。
磁気ヘッドでは、バックコアがコイル等の規制もあり構
造的に幅がとれず接触面積が小さいため、組立作業や部
材等のバラツキによる影響を受け易く、磁気効率が低下
することがあるという問題があった。
【０００４】また、磁気コアとバックコアの接合面では
少なからずもれ磁束があり、この点でも磁気効率を低下
させていた。この結果磁気効率の低下により再生波形の
非対称など磁気ヘッドの諸特性の低下につながるという
欠点があった。
少なからずもれ磁束があり、この点でも磁気効率を低下
させていた。この結果磁気効率の低下により再生波形の
非対称など磁気ヘッドの諸特性の低下につながるという
欠点があった。
【０００５】そこで、本発明の課題は、磁気効率を向上
させ、磁気ヘッドの特性を良くする点にある。
させ、磁気ヘッドの特性を良くする点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明は、磁気記録および再生を行なう磁気ギャ
ップを備えた磁気ヘッドコアと、前記磁気ヘッドコアに
捲回したコイルと、前記磁気ヘッドコアの前記ギャップ
とは反対側のコアの側面に密着して固定したバックコア
とを具備した磁気ヘッドにおいて、前記バックコアの前
記磁気ヘッドコアと密着する面に高透磁率金属磁性膜を
形成したものである。
るため本発明は、磁気記録および再生を行なう磁気ギャ
ップを備えた磁気ヘッドコアと、前記磁気ヘッドコアに
捲回したコイルと、前記磁気ヘッドコアの前記ギャップ
とは反対側のコアの側面に密着して固定したバックコア
とを具備した磁気ヘッドにおいて、前記バックコアの前
記磁気ヘッドコアと密着する面に高透磁率金属磁性膜を
形成したものである。
【０００７】また、磁気記録および再生を行なう磁気ギ
ャップを備えた磁気ヘッドコアと、前記磁気ヘッドコア
に捲回したコイルと、前記磁気ヘッドコアの前記ギャッ
プとは反対側のコアの側面に密着して固定したバックコ
アとを具備した磁気ヘッドにおいて、前記磁気ヘッドコ
アの前記バックコアと密着する面に高透磁率金属磁性膜
を形成したものである。
ャップを備えた磁気ヘッドコアと、前記磁気ヘッドコア
に捲回したコイルと、前記磁気ヘッドコアの前記ギャッ
プとは反対側のコアの側面に密着して固定したバックコ
アとを具備した磁気ヘッドにおいて、前記磁気ヘッドコ
アの前記バックコアと密着する面に高透磁率金属磁性膜
を形成したものである。
【０００８】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１は本発明の第１の実施例に係る磁気ヘッ
ドを示す斜視図である。図２は本発明の第１の実施例に
係るバックコアを示す斜視図である。
説明する。図１は本発明の第１の実施例に係る磁気ヘッ
ドを示す斜視図である。図２は本発明の第１の実施例に
係るバックコアを示す斜視図である。
【０００９】第１の実施例に係る磁気ヘッドにおいて、
５は従来と同様の磁気ヘッドコアであって、３本の棒体
を有し、磁気記録および再生を行なう磁気ギャップを備
えている。この磁気ヘッドコア５の左右棒体にはコイル
４ａ，４ｂが捲回されている。
５は従来と同様の磁気ヘッドコアであって、３本の棒体
を有し、磁気記録および再生を行なう磁気ギャップを備
えている。この磁気ヘッドコア５の左右棒体にはコイル
４ａ，４ｂが捲回されている。
【００１０】１は磁気ヘッドコアの前記ギャップとは反
対側の棒体側面に密着して固定したバックコアである。
このバックコア１の前記磁気ヘッドコア５と密着する面
には、高透磁率金属磁性膜３が形成されている。
対側の棒体側面に密着して固定したバックコアである。
このバックコア１の前記磁気ヘッドコア５と密着する面
には、高透磁率金属磁性膜３が形成されている。
【００１１】この高透磁率金属磁性膜３は、パーマロ
イ、センダストなどからなり、その製造方法は、バック
コアの場合スライスを行なう前にスパッタ等により該高
透磁率金属磁性膜を形成する。そのため、容易に製造可
能である。
イ、センダストなどからなり、その製造方法は、バック
コアの場合スライスを行なう前にスパッタ等により該高
透磁率金属磁性膜を形成する。そのため、容易に製造可
能である。
【００１２】従って、この第１の実施例に係る磁気ヘッ
ドによれば、磁気ヘッドコア５とバックコア１の接合面
との間に高透磁率金属磁性膜３を介在させる構成となっ
ているため、もれ磁束が低減し磁気効率が向上する。よ
って、作業および部材のバラツキの影響が吸収され、ま
た、磁気効率が向上させられ、磁気ヘッドの特性が向上
し安定する。
ドによれば、磁気ヘッドコア５とバックコア１の接合面
との間に高透磁率金属磁性膜３を介在させる構成となっ
ているため、もれ磁束が低減し磁気効率が向上する。よ
って、作業および部材のバラツキの影響が吸収され、ま
た、磁気効率が向上させられ、磁気ヘッドの特性が向上
し安定する。
【００１３】さらに詳細に説明すると、磁気ヘッドコア
とバックコアとの接合面には、通常微小なギャップが存
在しており、磁気ヘッドコアおよびバックコアのエッジ
（角部）からは対向するコアへ磁束が到達せずに外部へ
まわり込んでしまう。
とバックコアとの接合面には、通常微小なギャップが存
在しており、磁気ヘッドコアおよびバックコアのエッジ
（角部）からは対向するコアへ磁束が到達せずに外部へ
まわり込んでしまう。
【００１４】このもれ磁束を高透磁率金属磁性膜により
導きよせ対向するコアへ到着させることができる。この
ことにより記録時にはコイル４ａ、４ｂに励起した磁束
は効率よくリードライトギャップへ到達し、また、読出
時にはリードライトギャップから誘導された磁束は効率
よくコイル４ａ、４ｂと鎖交し読出出力を十分に保つこ
とができる。また、読出波形の非対称性も改善される。
導きよせ対向するコアへ到着させることができる。この
ことにより記録時にはコイル４ａ、４ｂに励起した磁束
は効率よくリードライトギャップへ到達し、また、読出
時にはリードライトギャップから誘導された磁束は効率
よくコイル４ａ、４ｂと鎖交し読出出力を十分に保つこ
とができる。また、読出波形の非対称性も改善される。
【００１５】これらのことにより近年の大容量フロッピ
ィディスク装置のような高記録密度化にも対応でき、読
出出力が大きい、波形非対称性が小さいなど磁気ヘッド
の特性が向上し安定する。
ィディスク装置のような高記録密度化にも対応でき、読
出出力が大きい、波形非対称性が小さいなど磁気ヘッド
の特性が向上し安定する。
【００１６】図３は、本発明の第２の実施例に係る磁気
ヘッドを示す斜視図である。図４は、本発明の第２の実
施例に係る磁気ヘッドコアを示す斜視図である。
ヘッドを示す斜視図である。図４は、本発明の第２の実
施例に係る磁気ヘッドコアを示す斜視図である。
【００１７】この第２の実施例に係る磁気ヘッドは、第
１の実施例と異なって、前記磁気ヘッドコア２は、前記
バックコア６と密着する面に、高透磁率金属磁性膜３を
形成している。これによっても、上記と同様の作用効果
を奏する。
１の実施例と異なって、前記磁気ヘッドコア２は、前記
バックコア６と密着する面に、高透磁率金属磁性膜３を
形成している。これによっても、上記と同様の作用効果
を奏する。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気ヘッド
によれば、磁気ヘッドコアとバックコアとの間に高透磁
率金属磁性膜が介在するので、もれ磁束を低減し磁気効
率を向上させることができる。そのため、組立作業で生
じるバラツキや部材のバラツキが吸収でき、また、磁気
効率が向上するため磁気ヘッドの諸特性が向上し安定す
るという効果がある。
によれば、磁気ヘッドコアとバックコアとの間に高透磁
率金属磁性膜が介在するので、もれ磁束を低減し磁気効
率を向上させることができる。そのため、組立作業で生
じるバラツキや部材のバラツキが吸収でき、また、磁気
効率が向上するため磁気ヘッドの諸特性が向上し安定す
るという効果がある。
【図１】本発明の第１の実施例に係る磁気ヘッドを示す
組立斜視図である。
組立斜視図である。
【図２】本発明の第１の実施例に係るバックコアを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図３】本発明の第２の実施例に係る磁気ヘッドを示す
組立斜視図である。
組立斜視図である。
【図４】本発明の第２の実施例に係る磁気ヘッドコアを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図５】従来の磁気ヘッドの組立斜視図である。
１ バックコア ２ 磁気ヘッドコア ３ 高透磁率金属磁性膜 ４ａ，４ｂ コイル ５ 磁気ヘッドコア ６ バックコア
Claims (2)
- 【請求項１】 磁気記録および再生を行なう磁気ギャッ
プを備えた磁気ヘッドコアと、前記磁気ヘッドコアに捲
回したコイルと、前記磁気ヘッドコアの前記ギャップと
は反対側のコアの側面に密着して固定したバックコアと
を具備した磁気ヘッドにおいて、前記バックコアの前記
磁気ヘッドコアと密着する面に高透磁率金属磁性膜を形
成したことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項２】 磁気記録および再生を行なう磁気ギャッ
プを備えた磁気ヘッドコアと、前記磁気ヘッドコアに捲
回したコイルと、前記磁気ヘッドコアの前記ギャップと
は反対側のコアの側面に密着して固定したバックコアと
を具備した磁気ヘッドにおいて、前記磁気ヘッドコアの
前記バックコアと密着する面に高透磁率金属磁性膜を形
成したことを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7826392A JPH05242418A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7826392A JPH05242418A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05242418A true JPH05242418A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13657100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7826392A Pending JPH05242418A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05242418A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01220108A (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-01 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気ヘッドのコア組立体 |
| JPH02173909A (ja) * | 1988-12-26 | 1990-07-05 | Nec Corp | 磁気ヘッド |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP7826392A patent/JPH05242418A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01220108A (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-01 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気ヘッドのコア組立体 |
| JPH02173909A (ja) * | 1988-12-26 | 1990-07-05 | Nec Corp | 磁気ヘッド |
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