JPH05240650A - 光ファイバージャイロ用光集積回路 - Google Patents

光ファイバージャイロ用光集積回路

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JPH05240650A
JPH05240650A JP31102191A JP31102191A JPH05240650A JP H05240650 A JPH05240650 A JP H05240650A JP 31102191 A JP31102191 A JP 31102191A JP 31102191 A JP31102191 A JP 31102191A JP H05240650 A JPH05240650 A JP H05240650A
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JP
Japan
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waveguide
substrate
input
light
optical fiber
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JP31102191A
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Hiroshi Mori
宏 森
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板中への光波の放射及び放射光の導波路へ
の再混入を抑制し得るように構成した光ファイバージャ
イロ用光集積回路を提供する。 【構成】 基板(1)の対向端面(1a,1b)に夫々
入出力ポートを有する導波路(11,13,18,2
0)間に、偏光子6を介して相互に接続される3×3型
方向性結合器(14,21)を夫々設け、該方向性結合
器から導かれる各導波路中に金属膜コート(15,1
6,17,22,23,24)を夫々施すと共に、その
各導波路の基板端面位置には無反射コート(25,2
6,27,28,29,30)を夫々施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバーコイル中
を伝播する光波が受けるサニャックシフトを利用した、
干渉型光ファイバージャイロにおける信号処理用光集積
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】干渉型光ファイバージャイロにおいて、
変調,Y−分岐或いは偏光子等の機能を、単一の結晶基
板上に形成した導波路を利用して集積化することが提案
され、実際にその有効性が確認されている。この場合の
結晶基板としては、LiNbO 3 によって代表される誘
電体や、InP,GaAsによって代表される化合物半
導体を利用することができる。一般にジャイロチップと
呼ばれているこの種光集積回路のうち、変調機能とY−
分岐機能をLiNbO3 基板上に設置したデバイス構造
の光集積回路を用いて光ファイバージャイロを構成し
た、典型的な装置構成を図4に示す。
【0003】図中、1はLiNbO3 等から成る結晶基
板であってこの基板は、入出力導波路2,3、Y−分岐
4,5、導波路型偏光子6、導波路7,8、位相変調器
9,10より構成されている。変調器9,10は、夫々
変調用電極9a,10aに電圧を印加することによって
駆動され、これら変調器の出力は入出力ポート7a,8
aに夫々接続されている。Lは光ファイバーFを介して
導波路2へ光波を入力するためのレーザー光源、Cは両
端が入出力ポート7a,8aに接続されている光ファイ
バーコイル、Dは光ファイバーFを介して導波路3に接
続されている検出器である。レーザー光源L,検出器D
は、光ファイバーFを介すことなく、入出力導波路2,
3に夫々直接接続されてもよい。
【0004】次に、かかる構成より成る光ファイバージ
ャイロの動作について説明する。レーザー光源Lより導
波路2に導かれた光波は、Y−分岐4においてそのパワ
ーの1/2が偏光子6に達し、その他の1/2のパワー
は基板1中に放射される。これは、単一モード導波路に
よるY−分岐が有する一般的な性質である。偏光子6を
透過した光波は、Y−分岐5においてそのパワーが導波
路7と導波路8に等分され、夫々変調器9,10に向か
う。導波路7側へ導かれた光波は、変調器9において、
変調用電極9aに鋸歯状波電圧を印加して該変調器を駆
動することにより生ずる結晶の電気光学効果を通じて周
波数のシフトを受けた後、更に光ファイバーコイルCに
おいてサニャックシフトを受けて変調器10に達する。
ここで、変調用電極10aには正弦波電圧が印加されて
いる。一方、Y−分岐5において導波路8側へ導かれた
光波は、変調器10において位相変調を受けた後、光フ
ァイバーコイルCにおいてサニャックシフトを受け、更
に変調器9において周波数のシフトを受けるようになっ
ている。
【0005】このように、光ファイバーコイルC中を伝
播する、伝播方向が異なる夫々の光波は、その伝播方向
の違いにより夫々逆符号のサニャックシフトを受けるた
め、Y−分岐5における干渉光強度は、光ファイバーコ
イルCの回転角速度に応じて変化する(S. Ezekiel and
H. J. Arditty, ‘Fiber-Optic Rotation Sensors'in
‘Fiber-Optic Rotation Sensors and Related Technol
ogies', Springer and Verlag, pp2-26, 1982 参
照)。従って、検出器Dにおいて、この干渉光から変調
器10の変調周波数と同じ周波数成分を検出することに
より、サニャックシフトに比例して強度変化する信号を
のみを得ることができる。更に、この強度変化を相殺す
るように変調器9を駆動するための鋸歯状波の印加電圧
周波数を調節すれば、この周波数の値から光ファイバー
コイルCの回転角速度が計測できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、単一モード導波路によるY−分岐が有する一般的な
性質により、導波路2より導かれる光波のパワーの1/
2は、Y−分岐4において原理上放射光となり、基板表
面と微少な角度を成して基板1中に放射される。そし
て、このような放射光の一部は、基板1の裏面,端面或
いは基板内部の散乱体によって反射され、再び導波路中
に混入する。
【0007】他方、Y−分岐5においては放射光を生ず
ることなくパワー分岐を行うことができるが、光ファイ
バーコイルCを透過した後、導波路7,8内をY−分岐
5に向かって夫々伝播する光波の位相差によっては、Y
−分岐5においても放射光を発する。即ち、導波路7,
8内を夫々伝播する光波の位相差が、2mπ(m:整
数)のときはY−分岐5において伝播する総ての光波の
パワーは偏光子6に達するが、位相差が(2m+1)π
のときは総ての光波のパワーは放射光として基板1中に
放射されてしまう。
【0008】干渉現象を利用して測定を行う光ファイバ
ージャイロにおいて、導波光と異なる位相履歴を有する
このような放射光が導波路中に再混入すると、これは干
渉系のノイズとなってジャイロの測定精度を著しく低下
させる結果となって、好ましくない(H. J. Arditty
等, ‘Test Results of an Integrated Fiber-Optic Gy
roscope Brass Board', First International Conferen
ce on Optical Fiber Sensor, 26-28 April 1983, 参
照)。
【0009】従って、本発明の目的とするところは、干
渉型光ファイバージャイロに用いる光集積回路におい
て、二つのY−分岐導波路をひとつの基板上に集積化し
た場合に生ずる、光波の基板中への放射及び放射光の導
波路への再混入を抑制し得るように構成した光ファイバ
ージャイロ用光集積回路を提供し、これにより光ファイ
バージャイロの測定精度を高めることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による光集積回路は、基板上に、該基板の対向
端面に夫々一対の入出力ポートを有するように導波路を
形成し、該導波路対間に夫々3×3型方向性結合器を設
けると共に該3×3型方向性結合器の中央入出力ポート
を相互に接続して導波路を形成し、該3×3型方向性結
合器の他方の各導波路中には光波を減衰させるための金
属膜コートを夫々施し、若しくは上記他方の各導波路の
基板端面位置に光波を基板外へ放射させるための無反射
コートを夫々施し、又は上記金属膜コートと無反射コー
トを夫々共に施して構成されている。又、上記方向性結
合器を相互に繋ぐ導波路上に導波路型偏光子が設けられ
ている。
【0011】
【作用】本発明によれば、方向性結合器は放射を伴わ
ず、而もY−分岐が備える全ての機能を有しているの
で、上記従来例における光集積回路の二つのY−分岐
は、二つの3×3型方向性結合器で代用することができ
る。図3は、かかる方向性結合器の動作原理を示しお
り、図中、40は中央導波路、41,42は中央入出力
ポート、43,44,45,46は外側入出力ポートで
ある。この方向性結合器は、結合器の完全結合長を1
c、中央導波路40の結合部の長さSをS=1c/(2
√2)と選定した場合に、下記(1)乃至(3)に示す
特性を有している。
【0012】(1)光波を中央入出力ポート41より入
力したとき、外側入出力ポート45,46には入力光波
のパワーが1/2づつ等分されて出力され、中央入出力
ポート42のパワーは零となる。 (2)光波を外側入出力ポート43より入力したとき、
パワーの1/2が中央入出力ポート42に出力され、外
側入出力ポート45,46には1/4に分配されたパワ
ーが夫々出力される。 (3)外側入出力ポート45,46からパワーが等量の
光波を各々入力した場合は、入力光波の互いの位相差が
2mπのときは、中央入出力ポート41に入力光波の総
量のパワーが出力され、外側入出力ポート43,44の
パワーは零となる。位相差が(2m+1)πのときは、
中央入出力ポート41のパワーは零となり、外側入出力
ポート43,44に各々等量のパワーが出力される。
【0013】従って、これらの特性を利用することによ
り、例えば図4に示した上記従来例において、Y−分岐
4の代わりにかかる方向性結合器を設け、中央入出力ポ
ート42を偏光子6に、外側入出力ポート43をレーザ
ー光源Lに、外側入出力ポート44を検出器Dに夫々接
続すると共に、これら入出力ポートに繋がる他方の導波
路即ち入出力ポート41,45,46を基板1の端面ま
で導くように構成すれば、上記(1)及び(2)の特性
により、単一モード導波路中に用いるY−分岐が有する
性質に起因して生ずる光波の放射をなくすことができ
る。
【0014】同様に、Y−分岐5の代わりに方向性結合
器を設け、中央入出力ポート41を偏光子6に、外側入
出力ポート45を導波路7に、外側入出力ポート46を
導波路8に夫々接続すると共に、入出力ポート42,4
3,44を基板1の端面まで導くように構成すれば、上
記(3)の特性により、Y−分岐5を用いたときの放射
光に相当する光波は、外側入出力ポート43,44に沿
って基板1の端面まで夫々導波され、導波路を伝播する
光波の位相の違いにより生ずる放射光をなくすことがで
きる。
【0015】又、上記方向性結合器の外側入出力ポート
に接続される各導波路において、金属膜コートを施すこ
とにより、不要光の伝播損失を増大させて該導波路を伝
播する光波のパワーを減衰させることができる。更に、
基板端面まで導波された光波が該端面の屈折率の不連続
によって反射波を生じ、これが導波路中に再混入して干
渉ノイズとなることを防止するため、各導波路に光波を
基板外へ放射するための無反射コートを施せば、基板内
へ放射される光波は皆無となる。
【0016】
【実施例】以下、図1を参照して本実施例について説明
する。図中、図4に示した従来例における要素と実質上
同一の要素には同一の符号を用いてその説明は省略す
る。図1において、11は基板1上に形成されていて基
板端面1aに入出力ポート11aを有する導波路、12
は基板1上に形成されていて一方が偏光子6の一方の入
出力端に接続されていて他方が基板端面1aに導かれた
導波路、13は基板1上に形成されていて基板端面1a
に入出力ポート13aを有する導波路、14は導波路1
1乃至13間に設けられた3×3型方向性結合器、15
は方向性結合器14を出て基板端面1bに至る導波路1
1の途中に施された金属膜コート、16は方向性結合器
14を出て基板端面1bに至る導波路13の途中に施さ
れた金属膜コート、17は導波路12の途中に施された
金属膜コートである。
【0017】18は基板1上に形成されていて基板端面
1bに入出力ポート18aを有する導波路、19は基板
1上に形成されていて一方が偏光子6の他方の入出力端
に接続されていて他方が基板端面1bに導かれた導波
路、20は基板1上に形成されていて基板端面1bに入
出力ポート20aを有する導波路、21は導波路18乃
至20間に設けられた3×3型方向性結合器で、この方
向性結合器21の中央導波路19と前記方向性結合器1
4の中央導波路12とは偏光子6を介して接続されてい
る。22は方向性結合器21を出て基板端面1aに至る
導波路18の途中に施された金属膜コート、23は方向
性結合器21を出て基板端面1aに至る導波路20の途
中に施された金属膜コート、24は導波路19の途中に
施された金属膜コートである。
【0018】25,26,27,28,29,30は光
波を基板1の外へ放出させるために基板端面1a又は1
bに至る各導波路の基板端面に施された無反射コート、
31は導波路11及び18の交差位置に設けられた交差
導波路、32は導波路13及び20の交差位置に設けら
れた交差導波路であり、この交差導波路31,32は導
波路が交差することにより交差する他方の導波路への光
波の混入を抑えるため、2本の直線導波路の交差角度θ
は微少な角度となっている(図2参照)。尚、図示しな
いが、図4と同様に、入出力ポート11aはレーザー光
源Lに、入出力ポート13aは検出器Dに、入出力ポー
ト18a,20aは光ファイバーコイルCの両端に夫々
接続されている。
【0019】基板1としてx−カットのLiNbO3
用い、y−方向に沿って各導波路を形成した。導波路は
Ti拡散法によって作製し、導波路のパターニングはフ
ォトリソグラフィー法によりTi金属膜を厚さ500
Å,幅4μmに成型した後、1000°Cにおいて5時
間熱拡散することによって行った。作製された導波路
は、レーザー光源Lとして用いた波長0.83μm,T
Eモード偏波(光波の電場が基板表面と平行)の入力光
に対して、単一モード導波路であること及び伝播損失が
十分小さいことを確認した。
【0020】又、方向性結合器14,21は、上記導波
路作製の際のTi拡散条件において、方向性結合器の三
つの導波路の間隔gを5μmとしたとき(図3参照)、
完全結合長1cは4.86mmとなることを確かめた。
そこで、中央導波路の結合部長S=1.72mmと選定
することにより所望の方向性結合器が得られた。交差導
波路31,32における導波路の交差角度はθ=2°と
した。尚、一般には方向性結合器の導波路の間隔gの値
は5μmに選ぶ必要はなく、他の値に対しても完全結合
長1cの値が決まり、結合部長SをS=1c/(2√
2)と選定することによって所望の方向性結合器が得ら
れる。又、方向性結合器の作製再現性に関しても、方向
性結合器を同一の条件下で数回作製したときの完全結合
長1cのバラツキは5%以下に収まっていた。このこと
は、図1の光集積回路において、入出力ポート11aか
ら導かれた光波のパワーのうち、その1/2にほぼ等し
いパワーが偏光子6に達することを示している。更に、
方向性結合器21から金属膜コート24を施した導波路
へ達するパワーは、入出力ポート18a,20aに達す
るパワーに比べて−12dB抑制することができた。
【0021】金属膜コートは、Ti拡散導波路上に真空
蒸着法によって厚さ300Å,伝播方向の長さ2mmの
Ti金属膜を蒸着することにより作製した。この金属膜
コートにおける伝播損失は5dB/mmと評価できた。
金属膜コート17,24を施した各導波路は、不要光が
往復通過することを考慮すれば、−20dBの不要光抑
制効果がある。尚、本実施例による方法以外にも、A
l,Ti,Au等の金属物質をスパッター蒸着法,真空
蒸着法等により導波路上にコートすることで伝播損失を
5dB/mm以上増大させることができるが、伝播損失
を効率的に増大させるためには、導波路の実効屈折率や
コートする金属の誘電率,厚さ等を効果的に調節する必
要がある。
【0022】無反射コートは、各導波路端面に143n
m(光源の波長の1/4の光学的厚さ)のSiO2 を蒸
着することにより形成した。これにより各無反射コート
での残留反射光のパワーは、−30dB程度に抑制する
ことができた。コートする材料として、TiO2 ,Zr
2 等の透明物質を用いてもよい。
【0023】金属膜コート15,16,22,23を施
した導波路は、同じく金属膜コート17,24を施した
導波路とは異なり、交差導波路31,32との組み合わ
せにより機能する。交差導波路32で交差する、金属膜
コート16が施された導波路によりこれを説明すれば、
該導波路には、入出力ポート11aから導かれる光波の
パワーの1/4が達し、この光波は交差導波路32を通
過した後、無反射コート30に導かれる。この途中で金
属膜コート16において−10dBの減衰を受ける。そ
して、該導波路の方向性結合器の結合部からの傾斜角度
Фに対して交差導波路32の交差角度θをθ=2Ф=4
°とすることによって(図2及び図3参照)、交差相手
の導波路への光波の混入を−30dB以下とすることが
できる。交差相手の導波路即ち導波路20へ混入する僅
かなパワーの光波は、金属膜コート23において−10
dBの減衰を受けるため、方向性結合器21に達する光
波即ち不要光は−50dB以下に抑えることができる。
一方、無反射コート30へ導かれた光波は、その多くが
基板1外へ放出されて残留反射光は−40dB以下とな
るが、この反射光は金属膜コート16で再び減衰される
ので、不要光として方向性結合器14へ混入する光波は
−50dB以下となる。他方の交差導波路31において
も同様に機能する。
【0024】次に上記実施例の作用について説明する。
レーザー光源Lより入出力ポート11aに導かれた光波
は、方向性結合器14において基板1中への放射を伴わ
ずに、そのパワーの1/2が偏光子6に達し、その他の
パワーは金属膜コート15,16が施された各導波路に
導かれて減衰し、更に無反射コート28,30を介して
基板1外へ放出される。方向性結合器21においては、
光波のパワーは導波路18,20に等分されて夫々変調
器9及び10に向かう。導波路18に導かれた光波は、
変調器9によって周波数シフトを受けた後、光ファイバ
ーコイルCに入射してサニャックシフトを受け、更に変
調器10に達してここで位相変調を受ける。一方、導波
路20に導かれた光波は、変調器10によって位相変調
を受けた後、光ファイバーコイルCに入射してサニャッ
クシフトを受け、更に変調器9で周波数シフトを受け
る。
【0025】サニャックシフトを受けた後、周波数変調
された光波と位相変調された光波は、導波路18と20
に導かれて方向性結合器21に達して干渉を起こし、基
板1中への放射を伴わずにその一部のパワーは偏光子6
に導かる。その他のパワーは金属膜コート22,23が
施された各導波路に導かれて減衰し、更に無反射コート
25,27が施された基板端面まで導かれて基板1外へ
放出される。
【0026】偏光子6,方向性結合器14を経て導波路
13に導かれた光波の干渉強度は、光ファイバーコイル
Cの回転角速度に応じて変化する。この干渉光から変調
器10の変調周波数と同じ周波数成分を検出器Dによっ
て検出すれば、サニャックシフトに比例して強度変化す
る信号を得ることができる。更に、この強度変化を相殺
するように変調器9を駆動するための鋸歯状波の印加電
圧周波数を調節すれば、この周波数の値から光ファイバ
ーコイルCの回転角速度が計測できる。
【0027】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、基板中への
放射及び放射光の導波路への再混入を効果的に抑制し、
干渉系のノイズを低減し得るように構成した光集積回路
を提供することができ、これにより高精度の光ファイバ
ージャイロを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバージャイロ用光集積回
路の一実施例の構成図である。
【図2】図1の要部拡大図で交差導波路の構成を説明す
るための図である。
【図3】方向性結合器の動作原理図である。
【図4】従来の光集積回路を用いた光ファイバージャイ
ロの構成図である。
【符号の説明】
1 基板 6 導波路型偏光子 9,10 位相変調器 11,12,13,18,19,20 導波路 14,21 3×3型方向性
結合器 15,16,17,22,23,24 金属膜コート 25,26,27,28,29,30 無反射コート 31,32 交差導波路 L レーザー光源 C 光ファイバーコ
イル D 検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバージャイロ用光集積回路にお
    いて、基板上に、該基板の対向端面に夫々一対の入出力
    ポートを有するように導波路を形成し、該導波路対間に
    夫々3×3型方向性結合器を設けると共に該3×3型方
    向性結合器の中央入出力ポートを相互に接続して導波路
    を形成し、該3×3型方向性結合器の他方の各導波路中
    には光波を減衰させるための金属膜コートを夫々施し、
    若しくは上記他方の各導波路の基板端面位置に光波を基
    板外へ放射させるための無反射コートを夫々施し、又は
    上記金属膜コートと無反射コートを夫々共に施して構成
    したことを特徴とする光集積回路。
  2. 【請求項2】 上記方向性結合器を相互に繋ぐ導波路上
    に偏光子を設けた、請求項1に記載の光集積回路。
JP31102191A 1991-11-12 1991-11-26 光ファイバージャイロ用光集積回路 Pending JPH05240650A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000314814A (ja) * 1999-03-02 2000-11-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 光アッテネータ、それを有する平面導波路型光回路及びそれを有するアッテネーション・システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000314814A (ja) * 1999-03-02 2000-11-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 光アッテネータ、それを有する平面導波路型光回路及びそれを有するアッテネーション・システム

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