JPH0523827B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0523827B2
JPH0523827B2 JP63304185A JP30418588A JPH0523827B2 JP H0523827 B2 JPH0523827 B2 JP H0523827B2 JP 63304185 A JP63304185 A JP 63304185A JP 30418588 A JP30418588 A JP 30418588A JP H0523827 B2 JPH0523827 B2 JP H0523827B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorption
zeolite
temperature
oxidation catalyst
firing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63304185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02152547A (ja
Inventor
Koji Tomita
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BI OORA JAPAN KK
Original Assignee
BI OORA JAPAN KK
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Publication date
Application filed by BI OORA JAPAN KK filed Critical BI OORA JAPAN KK
Priority to JP63304185A priority Critical patent/JPH02152547A/ja
Publication of JPH02152547A publication Critical patent/JPH02152547A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は吸着脱臭作用、並びに殺菌、除菌、
除湿、遠赤外線作用を備えた吸着酸化触媒材に関
するものである。
[従来の技術] 従来の吸着脱臭剤のとしては活性炭やゼオライ
ト(沸石)等の細多孔材料をそのまま利用するも
のが良くしられている。これらは天然の原料を掘
り起こし、天日乾燥して製品にするものである。
また主に青果物の保存用鮮度維持剤として利用さ
れる吸着脱臭剤としては、数Åの細孔を有する炭
素に臭素を吸着させて活性炭とする特公昭55−
50451号公報で開示された方法があり、この方法
で製造される吸着脱臭剤はエチレンガスを除去
し、青果物の鮮度の維持に効果がある旨が記載さ
れている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の吸着脱臭剤では、天然物を
原料とし、物理的な変形を加えることなくそのま
ま利用しているので、均一な細孔を有する脱臭剤
そのものを製造することが困難であり、製品にバ
ラつきが生じ、且つ出来上がつた製品は吸着脱臭
作用が弱い。また天然物として有する特性をその
まま利用し、或はこれを増強して利用しているだ
けであり、従つて比較的短時間に吸着飽和状態と
なり、且つ一度飽和状態になると再活性化ができ
ず、製品としての寿命が短い等の問題点があつ
た。
この発明はかかる課題を解決するためになされ
たもので、吸着脱臭作用が強く、再活性化が可能
で、更に殺菌、除菌、除湿作用ならびに遠赤外線
作用を備えた吸着酸化触媒材を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる吸着酸化触媒材は、原料とし
ての天然ゼオライトを一度粉砕してから造粒し、
500℃から700℃の温度の範囲内で焼成し、その後
100℃から200℃前後の温度へ冷却してから電磁波
を照射してオゾン処理を行うこととしたものであ
る。
[作用] この発明においては、原料としての天然ゼオラ
イトを一度粉砕してから造粒し、500℃から700℃
の温度の範囲内で焼成し、その後100℃から200℃
前後の温度へ冷却して電磁波を照射してからオゾ
ン処理を行うこととしたので、ゼオライトの組成
に物理的および化学的変形が加えられ、吸着脱臭
作用が強く、再活性化が可能となり、更に殺菌、
除菌、除湿作用ならびに遠赤外線作用を発揮でき
るようになる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を説明する。第1図は
この発明による吸着酸化触媒材の製造プロセスの
概略を説明するための図で、図に示すように、こ
の発明による吸着酸化触媒材は原料としての天然
ゼオライトを一度粉砕してから再び所望の大きさ
に造粒し、造粒したものを予備乾燥させてから、
500℃から700℃の温度の範囲内で焼成する。そし
て焼成を終えた後、100℃から200℃の温度下にお
いて電磁波を照射してオゾン処理を行つて製品と
したものであり、以下、これを詳細に説明する。
原料として用いる天然ゼオライトは2Å〜2800
Åの細孔質材料が望ましい。またこの原料を一度
粉砕してから所望の大きさに再び造粒するのは、
製品としての使い良い大きさ、形状にすること
と、その後の焼成加工において均一な焼成を行わ
しめるためである。
次に焼成加工を行うのであるが、この理由は天
然ゼオライトが備えている組成に物理的および化
学的な変形を加えて、天然のゼオライトが備えて
いる吸着脱臭作用を著しく強化し、更に後述する
ように他の特性をも付加するためである。
即ち、天然ゼオライトの表面には反応して官能
基を生ずる官能元としてのシラノールが存在する
ため、焼成加工することによりシラン化合物と反
応して、ゼオライトの表面にSi―O―SiH3また
はSi―O―SiR3(但しRはアルキル基の総称)が
形成される。結合した官能基は、ゼオライトの細
孔入口や細孔内において種々の二次反応を行うよ
うになり、そのため焼成加工後は少しの環境温度
の変化を与えることで、細孔径の大きさを変化さ
せることができるようになる。
ゼオライトの吸着脱臭効果は湿度の拡散係数に
依存すること、この発明においても同様である
が、上述のように少しの環境温度の変化を与える
ことにより細孔径の大きさを変化させることがで
きるので、気体の包蔵が可能になる。即ち、環境
温度を高くして細孔径を大きくし、悪臭分子成分
の吸着を容易にすることができる。
このことは、吸着脱臭作用を著しく高めること
となり、また吸着飽和状態となつても天日乾燥を
行う程度で、再活性化が可能となるという特性を
持たせることができる。
また上述のように細孔径の大きさを積極的に変
化させるようにするため、及び、次の電磁波を照
射してオゾン処理を行う工程においてオゾンを最
大限包含させるために、焼成温度は、第2図に示
すようにゼオライトの熱膨張率が大きくなる500
℃から700℃までの温度範囲が望ましいことが判
明している。
次に焼成加工を終え、細孔径が最大限に大きく
なつたものを100℃から200℃の温度へ冷却してか
ら電磁波を照射させることで、オゾンを効果的に
吸着させる。これを並温に戻すことにより、吸着
したオゾンが長期間保持され、これにより殺菌や
除菌作用を発揮させることができるようになる。
また焼成されることにより、原料のゼオライト
に包含されているアルミナ(Al2O3)が変化する
ことにより、遠赤外線作用を発揮するようにな
る。
第3図は以上のプロセスにより製造されたこの
発明による吸着酸化触媒材の組成および性質を示
す図である。
またこの発明による吸着酸化触媒材の吸着脱臭
作用については、アンモニア,トリメチルアミン
及びカドミウムについては日本食品分析センター
の試験報告書により、アンモニア及び硫化水素に
ついては篠原理水工業株式会社の計量証明書によ
り、カビの抑制効果については篠原理水工業株式
会社の計量証明書により、顕著な効果が照明され
ており、また人体に無害である旨及び遠赤外線作
用等が各種の試験や公的機関によつて照明されて
いる。
[発明の効果] この発明は以上説明したように、原料としての
天然ゼオライトを一度粉砕てから造粒し、500℃
から700℃の温度の範囲内で焼成し、その後100℃
から200℃前後の温度へ冷却してから電磁波を照
射してオゾン処理を行うこととしたので、ゼオラ
イトの組成に物理的および化学的変形が加えら
れ、吸着脱臭作用が強く、再活性化が可能にな
り、更に殺菌、除菌、除湿作用ならびに遠赤外線
作用を発揮できるようになり、安価な材料を原料
として付加価値の高い吸着脱臭剤を得ることがで
き、一般家庭用冷蔵庫、トイレ、部屋の中等の脱
臭、防臭、風呂場のカビ予防等として、防菌、防
臭、防湿、脱臭剤としての使用はもとより、エチ
レンガスの吸着と遠赤外線作用により、青果物、
肉類、魚類等の食料品の鮮度保持剤として抜群の
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による吸着酸化触媒材の製造
プロセスの概略を説明するための図、第2図は焼
成温度と熱膨張率の関係を示す図、第3図はこの
発明による吸着酸化触媒材の組成および性質を示
す図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原料としてゼオライトを用い、このゼオライ
    トを粉砕してから造粒する第1の段階、 この第1の段階により造粒したものを500℃か
    ら700℃の温度の範囲内で焼成する第2の段階、 この第2の段階により焼成したものに100℃か
    ら200℃前後の温度へ冷却してから電磁波を照射
    する第3の段階、 を経て製造されたことを特徴とする吸着酸化触媒
    材。
JP63304185A 1988-12-02 1988-12-02 吸着酸化触媒材 Granted JPH02152547A (ja)

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JP63304185A JPH02152547A (ja) 1988-12-02 1988-12-02 吸着酸化触媒材

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JPH02152547A JPH02152547A (ja) 1990-06-12
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JP4292799B2 (ja) * 2000-12-26 2009-07-08 岩崎電気株式会社 汚染空気の処理装置及びその処理方法

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JPH02152547A (ja) 1990-06-12

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