JPH05235614A - 水平及び垂直偏波切換フィードホーン - Google Patents
水平及び垂直偏波切換フィードホーンInfo
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- JPH05235614A JPH05235614A JP3611392A JP3611392A JPH05235614A JP H05235614 A JPH05235614 A JP H05235614A JP 3611392 A JP3611392 A JP 3611392A JP 3611392 A JP3611392 A JP 3611392A JP H05235614 A JPH05235614 A JP H05235614A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水平及び垂直偏波切換フィードホーンに関
し、円形導波管から出力される同軸モードの電磁波を、
２つのモード変換器を介して導波管モードの電磁波に変
換することにより、帯域特性を広くし、変換損失を低減
させる。 【構成】 円形TMモードの電磁波を伝播せしめる円形導
波管３の一端に、管軸同士が直線となる向きにし、終端
面７を介してTE11モードの電磁波を伝播せしめる円形導
波管２と接合し、他端に管軸同士が直角となる向きにし
て方形導波管１０を接合し、円形導波管２の内部の終端
面７に垂直な回転軸を有するプローブ６を設けて、同プ
ローブ６を回転させ、複数の電磁波に対して受信する方
を選択してプローブ６に結合させ、プローブ６により同
軸モードで電磁波を円形導波管３の内部に伝えて、円形
TMモードの電磁波を励振し、円形TMモードの電磁波を導
波管モードに変換して方形導波管１０から出力を取り出
すようにしている。
し、円形導波管から出力される同軸モードの電磁波を、
２つのモード変換器を介して導波管モードの電磁波に変
換することにより、帯域特性を広くし、変換損失を低減
させる。 【構成】 円形TMモードの電磁波を伝播せしめる円形導
波管３の一端に、管軸同士が直線となる向きにし、終端
面７を介してTE11モードの電磁波を伝播せしめる円形導
波管２と接合し、他端に管軸同士が直角となる向きにし
て方形導波管１０を接合し、円形導波管２の内部の終端
面７に垂直な回転軸を有するプローブ６を設けて、同プ
ローブ６を回転させ、複数の電磁波に対して受信する方
を選択してプローブ６に結合させ、プローブ６により同
軸モードで電磁波を円形導波管３の内部に伝えて、円形
TMモードの電磁波を励振し、円形TMモードの電磁波を導
波管モードに変換して方形導波管１０から出力を取り出
すようにしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水平偏波及び垂直偏波
で送信されてくる通信衛星（ＣＳ）の電波を受信する水
平及び垂直偏波切換フィードホーンに関する。通信衛星
の電波は、円偏波を使用している衛星放送の電波と異な
り、直線偏波方式が採用されており、同じ帯域内でより
多くのチャンネルが伝送できるようにするため、垂直偏
波及び水平偏波の電波が使用されている。従って、一台
のパラボラアンテナで水平偏波及び垂直偏波の電波を受
信するため、水平及び垂直偏波切換フィードホーンが使
用され、同水平及び垂直偏波切換フィードホーンから水
平偏波信号と垂直偏波信号とを選択して取り出し、ＣＳ
コンバータに入力して通信衛星（ＣＳ）からの電波を受
信するようにしている。
で送信されてくる通信衛星（ＣＳ）の電波を受信する水
平及び垂直偏波切換フィードホーンに関する。通信衛星
の電波は、円偏波を使用している衛星放送の電波と異な
り、直線偏波方式が採用されており、同じ帯域内でより
多くのチャンネルが伝送できるようにするため、垂直偏
波及び水平偏波の電波が使用されている。従って、一台
のパラボラアンテナで水平偏波及び垂直偏波の電波を受
信するため、水平及び垂直偏波切換フィードホーンが使
用され、同水平及び垂直偏波切換フィードホーンから水
平偏波信号と垂直偏波信号とを選択して取り出し、ＣＳ
コンバータに入力して通信衛星（ＣＳ）からの電波を受
信するようにしている。
【０００２】
【従来の技術】従来は、図５に示すような水平及び垂直
偏波切換フィードホーンが使用され、円形導波管２の内
部の終端面７に垂直な回転軸を有するプローブ２３を設
け、同プローブ２３を終端面７に設けた開口８から外側
に延長して方形導波管２０の内部に挿入し、同方形導波
管２０の内部で絶縁軸２１に接いで方形導波管２０を貫
通させ、同方形導波管２０の外部に設けた駆動部５に連
結して、前記プローブ２３を前記円形導波管２の管軸を
中心として回転させて、導入された水平偏波、あるいは
垂直偏波の電磁波に対して、受信する方を選択してプロ
ーブ２３に結合させて、同プローブ２３により電磁波を
同軸モードで他端に伝えて、同プローブ２３の方形導波
管２０の内部に挿入された部分で電磁波を励振させ、方
形導波管２０の先端に設けた導波管接続用フランジ２２
にコンバータの入力用フランジを接続して、同方形導波
管２０を介して電磁波を導波管モードでコンバータに信
号入力し、同コンバータで信号処理を行うようにしてい
た。
偏波切換フィードホーンが使用され、円形導波管２の内
部の終端面７に垂直な回転軸を有するプローブ２３を設
け、同プローブ２３を終端面７に設けた開口８から外側
に延長して方形導波管２０の内部に挿入し、同方形導波
管２０の内部で絶縁軸２１に接いで方形導波管２０を貫
通させ、同方形導波管２０の外部に設けた駆動部５に連
結して、前記プローブ２３を前記円形導波管２の管軸を
中心として回転させて、導入された水平偏波、あるいは
垂直偏波の電磁波に対して、受信する方を選択してプロ
ーブ２３に結合させて、同プローブ２３により電磁波を
同軸モードで他端に伝えて、同プローブ２３の方形導波
管２０の内部に挿入された部分で電磁波を励振させ、方
形導波管２０の先端に設けた導波管接続用フランジ２２
にコンバータの入力用フランジを接続して、同方形導波
管２０を介して電磁波を導波管モードでコンバータに信
号入力し、同コンバータで信号処理を行うようにしてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、終端
面７に設けた開口８の端面とプローブ２３で構成される
同軸線路で円形導波管２と方形導波管２０を接続して、
電磁波を伝送するようにしており、同同軸線路の外部導
体が方形導波管２０の内部で急に広がり、特性インピー
ダンスが急に大きくなるため不整合となり、同軸モード
の電磁波を導波管モードに変換する際の損失が大きくな
り、また、帯域特性も狭くなるといった問題点があっ
た。本発明は、円形導波管２から出力される同軸モード
の電磁波を、２つのモード変換器を使用して、導波管モ
ードの電磁波に変換して出力することにより、帯域特性
を広くすると共に、同軸モードの電磁波を導波管モード
に直接変換することにより生じていた変換損失を低減さ
せることを目的とする。
面７に設けた開口８の端面とプローブ２３で構成される
同軸線路で円形導波管２と方形導波管２０を接続して、
電磁波を伝送するようにしており、同同軸線路の外部導
体が方形導波管２０の内部で急に広がり、特性インピー
ダンスが急に大きくなるため不整合となり、同軸モード
の電磁波を導波管モードに変換する際の損失が大きくな
り、また、帯域特性も狭くなるといった問題点があっ
た。本発明は、円形導波管２から出力される同軸モード
の電磁波を、２つのモード変換器を使用して、導波管モ
ードの電磁波に変換して出力することにより、帯域特性
を広くすると共に、同軸モードの電磁波を導波管モード
に直接変換することにより生じていた変換損失を低減さ
せることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】図１は、本発明の一実施
例を示す、水平及び垂直偏波切換フィードホーンの一部
切欠き斜視図であり、同図に示すように、一端に電磁波
を導入し得る開口部１を設け、他端に終端面７を設け
た、円形ＴＥ１１モードの電磁波を伝播せしめる円形導
波管２と、同円形導波管２と管軸同士が直線となる向き
にして終端面７の外側に接合した、円形ＴＭモードの電
磁波を伝播せしめる円形導波管３と、同円形導波管３と
管軸同士が直角となる向きにして、前記終端面７との接
合部と反対側の前記円形導波管３の端面に接合した、方
形ＴＥモードの電磁波を出力せしめる方形導波管１０と
からなり、円形導波管２の内部終端面７のほぼ中央に垂
直な回転軸を有するプローブ６を設けて、同終端面７に
設けた開口８より前記円形導波管３の内部に挿入し、同
円形導波管３の内部で絶縁軸９に接いで同円形導波管３
と前記方形導波管１０とを貫通させて、同方形導波管１
０の外部に設けた駆動部５に連結して、前記プローブ６
を前記円形導波管２の管軸を中心として回転させ、同円
形導波管２に導入された複数の電磁波に対して受信する
方を選択して前記プローブ６に結合させ、前記円形導波
管３を介して前記方形導波管１０から出力を取り出すよ
うにしたものである。
例を示す、水平及び垂直偏波切換フィードホーンの一部
切欠き斜視図であり、同図に示すように、一端に電磁波
を導入し得る開口部１を設け、他端に終端面７を設け
た、円形ＴＥ１１モードの電磁波を伝播せしめる円形導
波管２と、同円形導波管２と管軸同士が直線となる向き
にして終端面７の外側に接合した、円形ＴＭモードの電
磁波を伝播せしめる円形導波管３と、同円形導波管３と
管軸同士が直角となる向きにして、前記終端面７との接
合部と反対側の前記円形導波管３の端面に接合した、方
形ＴＥモードの電磁波を出力せしめる方形導波管１０と
からなり、円形導波管２の内部終端面７のほぼ中央に垂
直な回転軸を有するプローブ６を設けて、同終端面７に
設けた開口８より前記円形導波管３の内部に挿入し、同
円形導波管３の内部で絶縁軸９に接いで同円形導波管３
と前記方形導波管１０とを貫通させて、同方形導波管１
０の外部に設けた駆動部５に連結して、前記プローブ６
を前記円形導波管２の管軸を中心として回転させ、同円
形導波管２に導入された複数の電磁波に対して受信する
方を選択して前記プローブ６に結合させ、前記円形導波
管３を介して前記方形導波管１０から出力を取り出すよ
うにしたものである。
【０００５】
【作用】本発明は上記した構成により、円形導波管２か
ら出力される同軸モードの電磁波を、導波管モードに変
換して出力するようにしており、図３は、本発明の原理
説明図であり、同図に示すように、円形導波管２と円形
導波管３を第１モード変換器１２を介して接続し、円形
導波管２から出力される同軸モードの電磁波を円形ＴＭ
０１モードの電磁波に変換し、円形導波管３と方形導波
管１０を第２モード変換器１３を介して接続し、円形導
波管３の内部を伝播する円形ＴＭ０１モードの電磁波を
方形ＴＥ０１モードの電磁波に変換して方形導波管１０
から出力するようにしており、従来例のように、同軸モ
ードの電磁波を導波管モードに直接変換して出力する方
法と比較し、帯域特性を広くすると共に、同軸モードの
電磁波を導波管モードに直接変換することにより生じて
いた変換損失を低減させることができる。
ら出力される同軸モードの電磁波を、導波管モードに変
換して出力するようにしており、図３は、本発明の原理
説明図であり、同図に示すように、円形導波管２と円形
導波管３を第１モード変換器１２を介して接続し、円形
導波管２から出力される同軸モードの電磁波を円形ＴＭ
０１モードの電磁波に変換し、円形導波管３と方形導波
管１０を第２モード変換器１３を介して接続し、円形導
波管３の内部を伝播する円形ＴＭ０１モードの電磁波を
方形ＴＥ０１モードの電磁波に変換して方形導波管１０
から出力するようにしており、従来例のように、同軸モ
ードの電磁波を導波管モードに直接変換して出力する方
法と比較し、帯域特性を広くすると共に、同軸モードの
電磁波を導波管モードに直接変換することにより生じて
いた変換損失を低減させることができる。
【０００６】
【実施例】図１は、本発明の一実施例を示す、水平及び
垂直偏波切換フィードホーンの一部切欠き斜視図であ
り、図中、図５で示したものと同一のものは同一の記号
で示しており、垂直方向をＹ軸とし、水平方向をＸ軸と
する〔以下、図２（Ａ）及び（Ｂ）において同じ）。２
は円形導波管であり、一端にホーン形状として電磁波を
効率良く円形導波管２に導入できるような開口部１を設
け、他端に導入された電磁波を反射させることができる
終端面７を設け、円形導波管２の直径は、円形ＴＥ１１
モードの電磁波を通過域とし、円形ＴＭ０１モードの電
磁波が遮断域となるように設定している。３は円形導波
管であり、円形ＴＭ０１モードの電磁波が通過域となる
ような直径とし、円形導波管２より直径の大きい円形導
波管３を管軸同士が直線となる向きにして円形導波管２
の終端面７の外側に接合している。１０は方形導波管で
あり、方形ＴＥ０１モードの電磁波を伝播できるような
形状にしてあり、円形導波管３と管軸同士が直角となる
向きにして、前記終端面７との接合部と反対側の円形導
波管３の端面に方形導波管１０を接合している。
垂直偏波切換フィードホーンの一部切欠き斜視図であ
り、図中、図５で示したものと同一のものは同一の記号
で示しており、垂直方向をＹ軸とし、水平方向をＸ軸と
する〔以下、図２（Ａ）及び（Ｂ）において同じ）。２
は円形導波管であり、一端にホーン形状として電磁波を
効率良く円形導波管２に導入できるような開口部１を設
け、他端に導入された電磁波を反射させることができる
終端面７を設け、円形導波管２の直径は、円形ＴＥ１１
モードの電磁波を通過域とし、円形ＴＭ０１モードの電
磁波が遮断域となるように設定している。３は円形導波
管であり、円形ＴＭ０１モードの電磁波が通過域となる
ような直径とし、円形導波管２より直径の大きい円形導
波管３を管軸同士が直線となる向きにして円形導波管２
の終端面７の外側に接合している。１０は方形導波管で
あり、方形ＴＥ０１モードの電磁波を伝播できるような
形状にしてあり、円形導波管３と管軸同士が直角となる
向きにして、前記終端面７との接合部と反対側の円形導
波管３の端面に方形導波管１０を接合している。
【０００７】円形導波管２の内部終端面７のほぼ中央に
垂直な回転軸を有するプローブ６を設けて、同終端面７
に設けた開口８より前記円形導波管３の内部に挿入し、
同円形導波管３の内部で絶縁軸９に接いで同円形導波管
３と方形導波管１０とを貫通させ、同方形導波管１０の
外部に設けた駆動部５に連結して、プローブ６を円形導
波管２の管軸を中心として回転させて、円形導波管２に
導入された複数の電磁波（水平偏波及び垂直偏波）に対
して受信する方を選択してプローブ６に結合させて、円
形導波管３を介して方形導波管１０から出力を取り出す
ようにしている。方形導波管１０の出力開口部側には導
波管接続用フランジ等を設けて、同導波管接続用フラン
ジにコンバータの入力用フランジを接続して、方形導波
管１０を介して電磁波を導波管モードでコンバータに信
号入力し、同コンバータで信号処理を行うようにする。
垂直な回転軸を有するプローブ６を設けて、同終端面７
に設けた開口８より前記円形導波管３の内部に挿入し、
同円形導波管３の内部で絶縁軸９に接いで同円形導波管
３と方形導波管１０とを貫通させ、同方形導波管１０の
外部に設けた駆動部５に連結して、プローブ６を円形導
波管２の管軸を中心として回転させて、円形導波管２に
導入された複数の電磁波（水平偏波及び垂直偏波）に対
して受信する方を選択してプローブ６に結合させて、円
形導波管３を介して方形導波管１０から出力を取り出す
ようにしている。方形導波管１０の出力開口部側には導
波管接続用フランジ等を設けて、同導波管接続用フラン
ジにコンバータの入力用フランジを接続して、方形導波
管１０を介して電磁波を導波管モードでコンバータに信
号入力し、同コンバータで信号処理を行うようにする。
【０００８】図２（Ａ）は、図１のａ−ａ線方向の断面
図であり、例えば、通信衛星から送信されてくる水平偏
波の電界がＸ軸に平行な向きで、垂直偏波の電界がＹ軸
に平行な向きで円形導波管２に入射されたとする。水平
偏波を受ける場合は、駆動部５を回転させてプローブ６
の先端の折り曲げた部分をＸ軸方向に向け、垂直偏波を
受ける場合は、駆動部５を回転させてプローブ６の先端
の折り曲げた部分をＹ軸方向に向けることにより、水平
偏波、あるいは垂直偏波をプローブ６に結合させること
ができる。水平偏波、あるいは垂直偏波とプローブ６と
の結合を効果的にするため、図１に示すように、プロー
ブ６の先端の折り曲げ部分と終端面７間の距離を、水平
偏波、あるいは垂直偏波の電磁波の波長の約１／４の長
さとしている。
図であり、例えば、通信衛星から送信されてくる水平偏
波の電界がＸ軸に平行な向きで、垂直偏波の電界がＹ軸
に平行な向きで円形導波管２に入射されたとする。水平
偏波を受ける場合は、駆動部５を回転させてプローブ６
の先端の折り曲げた部分をＸ軸方向に向け、垂直偏波を
受ける場合は、駆動部５を回転させてプローブ６の先端
の折り曲げた部分をＹ軸方向に向けることにより、水平
偏波、あるいは垂直偏波をプローブ６に結合させること
ができる。水平偏波、あるいは垂直偏波とプローブ６と
の結合を効果的にするため、図１に示すように、プロー
ブ６の先端の折り曲げ部分と終端面７間の距離を、水平
偏波、あるいは垂直偏波の電磁波の波長の約１／４の長
さとしている。
【０００９】図２（Ｂ）は、図１のｂ−ｂ線方向の断面
図であり、図２（Ｃ）は、方形導波管の出力側開口から
みた正面図であり、方形導波管１０は一端を出力側開口
とし、他端を終端面４とし、方形導波管１０の出力側開
口からみた断面の形状は、長辺方向の長さをｄとし、短
辺方向の長さをｅとすると、ｅの長さは、ほぼｄ／２に
なるようにして、方形ＴＥ０１モードの電磁波を伝播で
きるようにしている。長辺方向となる面に垂直に円形導
波管３を接合しており、同接合部位の方形導波管１０の
管壁を開放して開口１１を設けて、開口１１で円形導波
管３と方形導波管１０とを接続している。Ｙ軸方向の円
形導波管３の管壁と方形導波管１０の終端面４との接合
位置は、円形導波管３の管軸方向に終端面４をずらせて
接合するようにしてあり、円形導波管３の管壁と終端面
４間の距離ｃは、０〜ｒ（円形導波管３の半径）の間で
調整して、円形導波管３に対して方形導波管１０のイン
ピーダンスが整合するようにしている。
図であり、図２（Ｃ）は、方形導波管の出力側開口から
みた正面図であり、方形導波管１０は一端を出力側開口
とし、他端を終端面４とし、方形導波管１０の出力側開
口からみた断面の形状は、長辺方向の長さをｄとし、短
辺方向の長さをｅとすると、ｅの長さは、ほぼｄ／２に
なるようにして、方形ＴＥ０１モードの電磁波を伝播で
きるようにしている。長辺方向となる面に垂直に円形導
波管３を接合しており、同接合部位の方形導波管１０の
管壁を開放して開口１１を設けて、開口１１で円形導波
管３と方形導波管１０とを接続している。Ｙ軸方向の円
形導波管３の管壁と方形導波管１０の終端面４との接合
位置は、円形導波管３の管軸方向に終端面４をずらせて
接合するようにしてあり、円形導波管３の管壁と終端面
４間の距離ｃは、０〜ｒ（円形導波管３の半径）の間で
調整して、円形導波管３に対して方形導波管１０のイン
ピーダンスが整合するようにしている。
【００１０】図３は、本発明の原理説明図であり、図３
を参照して、図１に示すように構成された水平及び垂直
偏波切換フィードホーンの作用について説明する。モー
ド変換器１２としては、円形導波管２と円形導波管３を
終端面７を介して接合し、同終端面７に設けた開口８と
プローブ６とで前記両円形導波管を接続し、円形導波管
２の内部に導入された水平偏波及び垂直偏波の電磁波に
対して、受信する方を選択してプローブ６に結合させ、
プローブ６と開口８の端面で構成される同軸線路で電磁
波を円形導波管３の内部に伝え、円形導波管３の内部に
挿入したプローブ６の部分で円形ＴＭ０１モードの電磁
波を励振して、同軸モードの電磁波を円形ＴＭ０１モー
ドの電磁波に変換するようにしている。
を参照して、図１に示すように構成された水平及び垂直
偏波切換フィードホーンの作用について説明する。モー
ド変換器１２としては、円形導波管２と円形導波管３を
終端面７を介して接合し、同終端面７に設けた開口８と
プローブ６とで前記両円形導波管を接続し、円形導波管
２の内部に導入された水平偏波及び垂直偏波の電磁波に
対して、受信する方を選択してプローブ６に結合させ、
プローブ６と開口８の端面で構成される同軸線路で電磁
波を円形導波管３の内部に伝え、円形導波管３の内部に
挿入したプローブ６の部分で円形ＴＭ０１モードの電磁
波を励振して、同軸モードの電磁波を円形ＴＭ０１モー
ドの電磁波に変換するようにしている。
【００１１】モード変換器１３としては、円形導波管３
と管軸同士が直角となる向きにして、前記終端面７との
接合部と反対側の円形導波管３の端面に方形導波管１０
を接合し、Ｙ軸方向の円形導波管３の管壁と方形導波管
１０の終端面４との接合位置を、円形導波管３の管軸方
向に終端面４をずらせて、同接合部位の方形導波管１０
の管壁を開放して開口１１を設けて、開口１１で円形導
波管３と方形導波管１０とを接続するようにしており、
円形導波管３中を円形ＴＭ０１モードの電磁波が伝播
し、円形導波管３の端面に接合した方形導波管１０から
方形ＴＥ０１モードの電磁波を出力することができる。
と管軸同士が直角となる向きにして、前記終端面７との
接合部と反対側の円形導波管３の端面に方形導波管１０
を接合し、Ｙ軸方向の円形導波管３の管壁と方形導波管
１０の終端面４との接合位置を、円形導波管３の管軸方
向に終端面４をずらせて、同接合部位の方形導波管１０
の管壁を開放して開口１１を設けて、開口１１で円形導
波管３と方形導波管１０とを接続するようにしており、
円形導波管３中を円形ＴＭ０１モードの電磁波が伝播
し、円形導波管３の端面に接合した方形導波管１０から
方形ＴＥ０１モードの電磁波を出力することができる。
【００１２】図４は、円形導波管２と円形導波管３と方
形導波管１０の接合状態と、電界分布を示す説明図であ
り、円形導波管２の内部は導入された垂直偏波の電界の
向きを示しており、プローブ６の先端の折り曲げた部分
を垂直偏波の電界の向きと同一にして、プローブ６に垂
直偏波の電界を結合させ、円形導波管３の内部でプロー
ブ６により、円形ＴＭ０１モードの電磁波を励振させる
ようにしている。円形ＴＭ０１モードの電磁波は、円形
導波管３の円周方向には電界のピークがなく、円形導波
管３の管軸に沿った方向に電界のピークを一つ有する電
界分布となる。円形導波管３と管軸同士が直角となる向
きにして、終端面７との接合部と反対側の円形導波管３
の端面に方形導波管１０を接合しており、方形導波管１
０の開口は、図２（Ｃ）に示すような形状としており、
短辺方向ｅには電界のピークがなく、長辺方向ｄに電界
のピークを一つ有する電界分布となって、方形導波管１
０から方形ＴＥ０１モードの電磁波が出力される。装置
本体の大きさを抑え、コストの低減を図るためには、円
形導波管３は、円形ＴＭ０１モードの電磁波を伝播させ
る構造のものとし、方形導波管１０は、方形ＴＥ０１モ
ードの電磁波を伝播させる構造のものとすることが望ま
しいが、他のモード、例えば、円形ＴＭ０２モードや方
形ＴＥ０２モード等を伝播させる構造のものにしても良
い。
形導波管１０の接合状態と、電界分布を示す説明図であ
り、円形導波管２の内部は導入された垂直偏波の電界の
向きを示しており、プローブ６の先端の折り曲げた部分
を垂直偏波の電界の向きと同一にして、プローブ６に垂
直偏波の電界を結合させ、円形導波管３の内部でプロー
ブ６により、円形ＴＭ０１モードの電磁波を励振させる
ようにしている。円形ＴＭ０１モードの電磁波は、円形
導波管３の円周方向には電界のピークがなく、円形導波
管３の管軸に沿った方向に電界のピークを一つ有する電
界分布となる。円形導波管３と管軸同士が直角となる向
きにして、終端面７との接合部と反対側の円形導波管３
の端面に方形導波管１０を接合しており、方形導波管１
０の開口は、図２（Ｃ）に示すような形状としており、
短辺方向ｅには電界のピークがなく、長辺方向ｄに電界
のピークを一つ有する電界分布となって、方形導波管１
０から方形ＴＥ０１モードの電磁波が出力される。装置
本体の大きさを抑え、コストの低減を図るためには、円
形導波管３は、円形ＴＭ０１モードの電磁波を伝播させ
る構造のものとし、方形導波管１０は、方形ＴＥ０１モ
ードの電磁波を伝播させる構造のものとすることが望ま
しいが、他のモード、例えば、円形ＴＭ０２モードや方
形ＴＥ０２モード等を伝播させる構造のものにしても良
い。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
円形導波管内のプローブの部分に、円形導波管に導入さ
れた水平偏波及び垂直偏波に対し、受信する方を選択し
て電磁波をプローブに結合させ、同プローブにより同軸
モードで円形導波管から電磁波を取り出し、２つのモー
ド変換器を使用して、同軸モードの電磁波を導波管モー
ドの電磁波に変換して出力することができ、従来例のよ
うに、同軸モードの電磁波を導波管モードに直接変換し
て出力する方法と比較し、帯域特性を広くすると共に、
同軸モードの電磁波を導波管モードに直接変換すること
により生じていた変換損失を低減させることができ、高
性能の水平及び垂直偏波切換フィードホーンを提供する
ことができる。
円形導波管内のプローブの部分に、円形導波管に導入さ
れた水平偏波及び垂直偏波に対し、受信する方を選択し
て電磁波をプローブに結合させ、同プローブにより同軸
モードで円形導波管から電磁波を取り出し、２つのモー
ド変換器を使用して、同軸モードの電磁波を導波管モー
ドの電磁波に変換して出力することができ、従来例のよ
うに、同軸モードの電磁波を導波管モードに直接変換し
て出力する方法と比較し、帯域特性を広くすると共に、
同軸モードの電磁波を導波管モードに直接変換すること
により生じていた変換損失を低減させることができ、高
性能の水平及び垂直偏波切換フィードホーンを提供する
ことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す、水平及び垂直偏波切
換フィードホーンの一部切欠き斜視図である。
換フィードホーンの一部切欠き斜視図である。
【図２】（Ａ）は、図１のａ−ａ線方向の断面図であ
り、（Ｂ）は、図１のｂ−ｂ線方向の断面図であり、
（Ｃ）は、方形導波管の出力側開口からみた正面図であ
る。
り、（Ｂ）は、図１のｂ−ｂ線方向の断面図であり、
（Ｃ）は、方形導波管の出力側開口からみた正面図であ
る。
【図３】本発明の原理説明図である。
【図４】円形導波管２と円形導波管３と方形導波管１０
の接合状態と、電界分布を示す説明図である。
の接合状態と、電界分布を示す説明図である。
【図５】従来例を示す、水平及び垂直偏波切換フィード
ホーンの一部切欠き斜視図である。
ホーンの一部切欠き斜視図である。
１ 開口部 ２ 円形導波管 ３ 円形導波管 ４ 終端面 ５ 駆動部 ６ プローブ ７ 終端面 ８ 開口 ９ 絶縁軸 １０ 方形導波管 １１ 開口 １２ モード変換器 １３ モード変換器 １４ 切欠き線 １５ 切欠き線 ２０ 方形導波管 ２１ 絶縁軸 ２２ フランジ ２３ プローブ
Claims (1)
- 【請求項１】 一端に電磁波を導入し得る開口部を設
け、他端に終端面を設けた、円形ＴＥ１１モードの電磁
波を伝播せしめる第１円形導波管と、同第１円形導波管
と管軸同士が直線となる向きにして前記終端面の外側に
接合した、円形ＴＭモードの電磁波を伝播せしめる第２
円形導波管と、同第２円形導波管と管軸同士が直角とな
る向きにして、前記終端面との接合部と反対側の同第２
円形導波管の端面に接合した、方形ＴＥモードの電磁波
を伝播せしめる方形導波管とからなり、前記第１円形導
波管の内部終端面のほぼ中央に垂直な回転軸を有するプ
ローブを設けて、同終端面に設けた開口より前記第２円
形導波管の内部に挿入し、同第２円形導波管の内部で絶
縁軸に接いで同第２円形導波管と前記方形導波管とを貫
通させて、同方形導波管の外部に設けた駆動部に連結し
て、前記プローブを前記第１円形導波管の管軸を中心と
して回転させ、同第１円形導波管に導入された複数の電
磁波に対して受信する方を選択して前記プローブに結合
させ、前記第２円形導波管を介して前記方形導波管から
出力を取り出すことを特徴とする水平及び垂直偏波切換
フィードホーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3611392A JPH05235614A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 水平及び垂直偏波切換フィードホーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3611392A JPH05235614A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 水平及び垂直偏波切換フィードホーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05235614A true JPH05235614A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=12460727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3611392A Pending JPH05235614A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 水平及び垂直偏波切換フィードホーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05235614A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102394375A (zh) * | 2011-07-15 | 2012-03-28 | 中国工程物理研究院电子工程研究所 | 一种双频宽带波纹喇叭馈源天线 |
| CN108646304A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-10-12 | 常州感通威视微波科技有限公司 | 有源成像系统 |
| KR20220055435A (ko) * | 2020-10-26 | 2022-05-03 | 서강대학교산학협력단 | 금속선 모드 변환기 |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP3611392A patent/JPH05235614A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102394375A (zh) * | 2011-07-15 | 2012-03-28 | 中国工程物理研究院电子工程研究所 | 一种双频宽带波纹喇叭馈源天线 |
| CN108646304A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-10-12 | 常州感通威视微波科技有限公司 | 有源成像系统 |
| CN108646304B (zh) * | 2018-07-02 | 2024-03-12 | 常州感通威视微波科技有限公司 | 有源成像系统 |
| KR20220055435A (ko) * | 2020-10-26 | 2022-05-03 | 서강대학교산학협력단 | 금속선 모드 변환기 |
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