JPH05233422A - メモリ参照要求処理方式 - Google Patents

メモリ参照要求処理方式

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JPH05233422A
JPH05233422A JP4032368A JP3236892A JPH05233422A JP H05233422 A JPH05233422 A JP H05233422A JP 4032368 A JP4032368 A JP 4032368A JP 3236892 A JP3236892 A JP 3236892A JP H05233422 A JPH05233422 A JP H05233422A
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memory
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queue
memory reference
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Toshiaki Kawamura
俊明 河村
Koji Nakamura
幸二 中村
Akio Yamamoto
章雄 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチプロセッサシステムにおいて、記憶制
御装置内の、各命令プロセッサからのメモリ参照要求を
格納するリクエスト・キューにおけるメモリ読み出し要
求の待ち時間を低減する。 【構成】 記憶制御装置(SC)3には、命令プロセッ
サIP0、IP1のそれぞれからの該SCへのメモリ参
照要求を到着順に格納するリクエスト・キューがある。
SC3は、IP0およびIP1のそれぞれについて、原
則、リクエスト・キュー内のメモリ読み出し要求を優先
的に選択して処理し、該メモリ読み出し要求と同一領域
に書き込みを行うメモリ書き込み要求がキュー内に存在
する場合のみ、メモリ書き込み要求を先に選択して処理
する。なお、IP0とIP1の間の処理対象のメモリ参
照要求が競合する場合には、あらかじめ定めた優先順位
に従っていずれか一方のメモリ参照要求を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、マルチプロ
セッサ・システムの情報処理システムに係り、特に、そ
の記憶制御装置での複数の命令プロセッサからのメモリ
参照要求を処理する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムでは、命令プロセッサ
の処理を高速化するために、命令プロセッサ(以下、I
Pという)内に主記憶装置(以下、MSという)の一部
の写しを保持するバッファ記憶装置を設けることが広く
行われている。バッファ記憶装置(以下、BSという)
に対するメモリ参照要求は、メモリ読み出し要求とメモ
リ書き込み要求の2種類に大別されるが、これら2種類
の要求が競合した場合には、メモリ読み出し要求を優先
するのが一般的である。なぜなら、メモリ読み出し要求
はその処理が終了して読み出しデータが演算器に到着し
ないと次の処理を行うことができないが、メモリ書き込
み処理はそれが終了しなくても次の処理を続行すること
が可能であるからである。
【0003】これと同様のことが、MSの制御を行なう
記憶制御装置(以下、SCという)に対するIPからの
メモリ参照要求に関しても行われる。すなわち、IPに
おいてSCに対するメモリ読み出し要求とメモリ書き込
み要求が競合した場合は、メモリ読み出し要求を優先し
てSCに送出し、その後にメモリ書き込み要求を送出す
るのが一般的である。従来、このIPからSCに送出さ
れたメモリ参照要求は、一旦、SC内のリクエスト・キ
ューに格納され、SCでは要求の到着順序と同じ順序で
処理されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】情報処理システムの高
速化のための重要な課題としてシステムクロック周期
(マシンサイクル)の短縮およびマルチプロセッサ化が
ある。
【0005】第一の課題であるマシンサイクルの短縮に
ついては、半導体技術の進歩による信号の伝搬遅延の短
縮によるところが大きいが、これに比べ、半導体装置を
登載する基板間を接続するケーブル等の伝搬遅延の改善
は小さい。したがって、半導体の信号伝搬遅延が小さく
なり、マシンサイクルが短くなるに連れ、IPとSCの
間の信号転送に必要なマシンサイクル数は大きくなる傾
向にある。SC内に存在するリクエスト・キューの重要
な役割の1つは、IPからのメモリ参照要求をバッファ
リングして、IPとSC間の信号転送時間を吸収し、I
PからSCへのメモリ参照要求を連続して発行可能とす
ることであり、IPとSC間の信号転送に必要なマシン
サイクル数が増加すると、このキューの段数も増加させ
る必要がある。
【0006】また、第二の課題であるマルチプロセッサ
化によりSCに接続されるIPの数が増加すると、SC
の利用率が高くなり、上記SCのリクエスト・キューで
のメモリ参照要求の待ち時間が増加する。さらに、この
待ち時間はリクエスト・キューの段数の増加に伴い増加
する傾向にある。
【0007】以上をまとめると、マシンサイクルの短縮
によるSCのリクエスト・キュー段数の増加と、マルチ
プロセッサによるSCの利用率の増加は、ともにSCの
リクエスト・キューでのメモリ参照要求の待ち時間の増
加を引き起こす。マルチプロセッサにおいて高速な処理
を行うためには、この待ち時間を短縮することが最も重
要な課題である。
【0008】この課題に対して、例えば特開平64−3
755号公報には、SCの利用率を低減して待ち時間を
低減するアプローチが示されている。ここに示されてい
る技術は、MS及びIP内の第1のキャッシュであるB
Sの他に、SC内に第2のキャッシュであるワーク記憶
(WS)を有する3階層記憶方式において、同一ライン
(ラインはWSへの登録単位)に対するメモリ参照要求
が連続する場合に、WSのアドレス・アレイであるWA
Aの検索を最初の参照要求だけについて行い、後続のメ
モリ参照要求についてはWAAの検索を行わず、最初の
参照要求時のWAA検索結果を用いることにより、WA
Aの利用率を低減し、SCの利用率を低減するというも
のである。これは、SCの利用率を低減することにより
リクエスト・キューでの待ち時間の低減を図るものであ
るが、前述のSCのリクエスト・キューの段数の増加に
よる待ち時間の増加に関しては効果を持たない。
【0009】本発明の目的は、複数のIPと該複数のI
Pからのメモリ参照要求を処理するSCを具備する情報
処理システムにおいて、SCのリクエスト・キューの段
数の増加による待ち時間の増加を、特にメモリ読み出し
要求に関して低減したメモリ参照要求処理方式を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明は、複数のIPと該複数のIPからのメモリ
参照要求を処理するSCを具備するマルチプロセッサシ
ステムにおいて、SC内のリクエスト・キューに格納さ
れたメモリ参照要求について、原則、メモリ読み出し要
求をメモリ書き込み要求より優先して処理し、SCへの
メモリ参照要求の到着順序と実際の処理順序とを異なら
しめたことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記メモリ読み出し要求
を優先して処理する際、該メモリ読み出し要求と同一領
域に書き込みを行うメモリ書き込み要求がキュー内に存
在するかどうか調べ、存在すればキュー内のメモリ書き
込み要求を先に処理することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明は、複数の命令プロセッサ
の処理対象のメモリ参照要求が競合した場合、あらかじ
め定めた優先順位に従って各IPのメモリ参照要求を処
理することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、SC内のリクエスト・キューに格
納されたメモリ参照要求のうち、メモリ読み出し要求を
メモリ書き込み要求より優先的に処理することにより、
メモリ読み出し要求のリクエスト・キューにおける待ち
時間を短縮することができる。これにより、IPからの
メモリ参照要求のSCにおける処理時間が短縮され、高
速な処理を行うことができる。他方、メモリ書き込み要
求のリクエスト・キューでの待ち時間は増加するが、既
に述べたようにメモリ書き込み処理が終了しなくてもI
Pでは次の命令の処理が可能であり、この待ち時間増加
による性能の低下は小さい。また、メモリ読み出し要求
と同一領域に書き込みを行うメモリ書き込み要求がキュ
ー内に存在する場合、メモリ書き込み要求を先に処理す
ることにより、メモリ書き込みとメモリ読み出しの順序
性が保証される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面により
説明する。
【0015】図2は本発明が対象としているマルチプロ
セッサシステムの一例の概略ブロック図である。本シス
テムは、命令プロセッサ0(IP0)1と命令プロセッ
サ1(IP1)2、これらIP0,IP1からのメモリ
参照要求を処理する記憶制御装置(SC)3、及び該S
C3からアクセスされる主記憶装置(MS)4からな
る。また、本実施例では、IP0,IP1内の第1のキ
ャッシュであるバッファ記憶装置(BS)11、21に
加え、SC3内にも第2のキャッシであるワーク記憶装
置(WS)31を有しており、MS4とともに3階層記
憶方式を採っている。
【0016】図1は、本発明の一実施例のSC3の詳細
を示す図である。SC3は、MS4のデータをライン単
位で記憶するWS31および該WS31に記憶されてい
るデータのMSアドレスを登録しているアドレス・アレ
イ(WAA)48を有する。ここでは、WS31の各カ
ラムは4ローからなり、WAA48の各カラムも4ロー
からなるとしている。
【0017】IP0、IP1からのメモリ参照要求のア
ドレスは、それぞれ信号線71、72を介して、該SC
3に受け付けられる。IP0からのメモリ読み出し要求
のアドレスはIP0のメモリ読み出し要求キュー32に
格納され、メモリ書き込み要求のアドレスはIP0のメ
モリ書き込み要求キュー33に格納される。同様に、I
P1からのメモリ読み出し要求およびメモリ書き込み要
求のアドレスは、それぞれIP1のメモリ読み出し要求
キュー36、IP1のメモリ書き込み要求キュー37に
格納される。メモリ書き込み要求に関しては、アドレス
の他に書き込みデータがIP0,IP1から送出される
が、該IP0およびIP1からの書き込みデータは信号
線73、74を介してそれぞれIP0の書き込みデータ
キュー40、IP1の書き込みデータキュー41に格納
される。図1では、メモリ読み出し要求キュー32およ
び33は2段のキュー構成であり、メモリ書き込み要求
キュー33、34および書き込みデータキュー40、4
1は4段のキュー構成となっている。
【0018】以下、IP0からのメモリ参照要求を例に
とり、その処理を説明する。コンペア回路34は、メモ
リ読み出し要求キュー32の先頭に格納されているアド
レスと、メモリ書き込み要求キュー33に格納されてい
る全てのアドレスを比較し、一致するものが1つでもあ
れば値”1”を出力する回路である。当然のことなが
ら、メモリ書き込み要求キュー33のうち、実際に書き
込み要求が格納されていないものについては比較の対象
からはずされる。また、メモリ読み出し要求キュー32
にメモリ読み出し要求が1つも格納されていないときに
も、コンペア回路34の出力は”1”となる。セレクタ
35は、メモリ読み出し要求キュー32とメモリ書き込
み要求キュー33のいずれかを選択するセレクタであ
り、コンペア回路34の出力が値”0”のときはメモリ
読み出し要求キュー32を、値”1”のときはメモリ書
き込み要求キュー33を選択する。
【0019】以上の制御により、セレクタ35の出力に
は、メモリ読み出し要求キュー32に要求が存在し、か
つ、このキューの先頭に格納されている読み出しアドレ
スが、メモリ書き込み要求キュー33に格納されている
どの書き込みアドレスとも等しくないときに、メモリ読
み出し要求キュー32の内容が出力され、それ以外の場
合にはメモリ書き込み要求キュー33の内容が出力され
る。
【0020】ここで、読み出しと書き込みのアドレスの
比較を行っているのは、同一領域に対するメモリ書き込
みとメモリ読み出しの順序を保証するためである。すな
わち、単にメモリ読み出しを優先的に処理すると、メモ
リ読み出しが同一領域に対する先行のメモリ書き込みよ
り先に処理され、書き込んだ結果が読み出したデータに
反映されない可能性があるからである。なお、この場
合、メモリ読み出し要求がメモリ読み出し要求キュー3
2に留まっている間に、そのメモリ読み出し要求と同一
領域に対するメモリ書き込み要求がIP0から送出され
た場合も、書き込み要求、読み出し要求の順に処理され
ることにより、本来読み出しデータには反映されるべき
でない後続のメモリ書き込み要求によるデータが読み出
しデータに反映されることがあり得る。この問題に対し
ては、IP0が読み出し要求をSC3に送出した際に
は、読み出し処理が完了して読み出しデータがSC3か
ら該IP0に送出されるまでの期間、後続のメモリ書き
込み要求をSC3に送出しないように制御することによ
り解決することができる。
【0021】IP1からのメモリ参照要求に関しても、
上記IP0からのメモリ参照要求と同様の制御が行わ
れ、選択されたメモリ参照要求のアドレスがセレクタ3
9から出力される。セレクタ42はセレクタ35および
セレクタ39のいずれかの出力、即ち、IP0およびI
P1のいずれかのメモリ参照要求のアドレスを選択する
セレクタであり、また、セレクタ43はセレクタ42で
選択されるアドレスに対するメモリ参照要求がメモリ書
き込み要求の場合に、IP0の書き込みデータキュー4
0およびIP1の書き込みデータキュー41のいずれか
を選択するセレクタであり、該セレクタ42およびセレ
クタ43はプライオリティ制御部44の出力である信号
線75の値にしたがって、プライオリティを得たIP0
あるいはIP1のメモリ参照要求のアドレスおよび書き
込みデータをそれぞれ出力する。
【0022】セレクタ42から出力されたメモリ参照ア
ドレスは、レジスタ45に格納されるとともに、セレク
タ46を介してWAA48のアドレスレジスタ47に転
送され、WAA48の検索に用いられる。WAA48に
はWS31に格納されているデータのライン単位のMS
アドレスが登録されている。ここで、ラインとはWS3
1に格納されるデータ量の単位であり、例えば256バ
イトである。WAAアドレスレジスタ47のメモリ参照
アドレスの下位部分によって読み出されたWAA48の
該当カラムの4ローの内容は、コンペア回路49により
アドレスレジスタ47のメモリ参照アドレスの上位部分
と比較される。この比較の結果、一致するものがあった
場合、すなわち所望のデータがWS31に登録されてい
る場合には、コンペア回路49の一致出力をエンコーダ
51でエンコードすることにより、所望のデータが格納
されているロー番号を得ることができる。このロー番号
とセレクタ46から出力されたアドレスとからWS31
のアドレスが得られ、WSアドレスレジスタ52に転送
される。ここで、メモリ参照要求がメモリ読み出し要求
であれば、WSアドレスレジスタ52に格納されたアド
レスで読み出されたWS31の内容がセレクタ54を介
して読み出しデータレジスタ55に格納され、信号線7
7あるいは78によってメモリ読み出し要求元のIP0
あるいはIP1に転送される。メモリ参照要求がメモリ
書き込み要求であれば、セレクタ43によって選択され
た書き込みデータがセレクタ50を介してWS書き込み
データレジスタ53に格納され、このデータがWSアド
レスレジスタ52で示されるWS31の領域に書き込ま
れる。
【0023】次に、WAA48を索引した結果、所望の
データがWS31に登録されていなかった場合の処理を
説明する。この場合、ライン転送(LT)と呼ばれる処
理が起動され、MS4から所望のデータが格納されてい
るラインの内容が読み出され、WS31に格納される。
即ち、コンペア回路49で一致が検出されない場合、レ
ジスタ45のメモリ参照アドレス(LTアドレス)がセ
レクタ46を介してMSアドレスレジスタ56に格納さ
れる。MSアドレスレジスタ56に格納されたアドレス
は信号線76によってMS4に転送され、MS4から読
み出されたデータは信号線79によってSC3に転送さ
れる。このデータはセレクタ50を介してWS書き込み
レジスタ53に格納され、レジスタ45からセレクタ4
6を介してWSアドレスレジスタ52に転送されたLT
アドレスで示されるWS31の領域に格納される。さら
に、レジスタ45の内容はセレクタ46を介してWAA
アドレスレジスタ47にも転送され、その上位部分がW
AA48に登録される。このLTを起動したメモリ参照
要求がメモリ読み出し要求であった場合には、MS4か
ら転送されたMSデータはセレクタ54を介してWS読
み出しレジスタ55にも転送され、IP0あるいはIP
1に転送される。メモリ書き込み要求であった場合に
は、WS31へのMSデータ書き込み終了後、セレクタ
43から出力される書き込みデータがセレクタ50を介
してWS書き込みレジスタ53に格納され、WS31に
書き込まれる。
【0024】以上がLT処理の概略であるが、あるIP
のメモリ参照要求がLTを起動した場合、該IPの後続
のメモリ参照要求は、LT処理が終了するまで処理を待
たされる。これは、メモリ参照順序を保証するためのも
のであり、この制御はプライオリティ制御部44によっ
て行われる。
【0025】なお、実際のLT動作時には、図1に示し
た構成の他に、LT時にWS31から追い出すローを決
定する手段および、追い出すラインがWS31に登録さ
れた後に更新されている場合には、このラインの内容を
MS4に書き戻す手段等が必要であるが、LT動作それ
自体は周知であり、本発明を説明する上でも特に重要で
はないため省略してある。
【0026】また、本実施例では、命令プロセッサの数
を2個としたが、これを3個以上に拡張することは容易
である。さらに、本実施例ではSC3にもキャッシュで
あるWSを含む3階層記憶の構成としたが、本発明はS
C3内にキャッシュを持たない2階層記憶の方式でも実
施することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、複数のIPからのメモ
リ参照要求を処理するSC側で、該SC内のリクエスト
・キューに格納されたメモリ参照要求のうち、メモリ読
み出し要求をメモリ書き込み要求より優先的に処理する
ことにより、メモリ読み出し要求のリクエスト・キュー
における待ち時間を短縮することができる。これによ
り、IPからのメモリ参照要求のSCにおける処理時間
が短縮され、高速な処理を行うことができる。また、こ
の場合、メモリ読み出し要求と同一領域に書き込みを行
うメモリ書き込み要求がキューに存在する場合はメモリ
書き込み要求を先に処理することにより、メモリ書き込
みとメモリ読み出しの順序性も保証される。
【0028】特に、本発明は多段層記憶構成で、メモリ
読み出し要求の直前に、WSに登録されていない(LT
を起動する)メモリ書き込み要求が存在するような場合
に、このメモリ書き込み処理に先立ってメモリ読み出し
要求の処理を行う効果は大きい。さらに、SCに接続さ
れるIP台数が増加するにしたがい、SCのリクエスト
・キューに滞留するメモリ参照要求の数は増える傾向に
あり、この場合も本発明の効果は大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における記憶制御装置(S
C)の詳細図である。
【図2】本発明が対象とする情報処理システムの一例の
概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 命令プロセッサ0(IP0) 2 命令プロセッサ1(IP1) 3 記憶制御装置(SC) 4 主記憶装置(MS) 11 バッファ記憶装置(BS) 21 バッファ記憶装置(BS) 31 ワーク記憶装置(WS) 32 IP0のメモリ読み出し要求キュー 33 IP0のメモリ書き込み要求キュー 34 コンペア回路 35 セレクタ 36 IP1のメモリ読み出し要求キュー 37 IP1のメモリ書き込み要求キュー 38 コンペア回路 39 セレクタ 40 IP0の書き込みデータキュー 41 IP1の書き込みデータキュー 42,43 セレクタ 44 プライオリティ制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の命令プロセッサと、該複数の命令
    プロセッサからのメモリ参照要求を処理する記憶制御装
    置とを具備してなる情報処理システムにおいて、 前記記憶制御装置は、前記複数の命令プロセッサからの
    メモリ参照要求を格納するキューを有し、該キューに格
    納されたメモリ参照要求のうち、メモリ読み出し要求を
    メモリ書き込み要求より優先して処理することを特徴と
    するメモリ参照要求処理方式。
  2. 【請求項2】 前記メモリ読み出し要求を優先して処理
    する際、該メモリ読み出し要求と同一領域に書き込みを
    行うメモリ書き込み要求がキュー内に存在するかどうか
    調べ、存在すればキュー内のメモリ書き込み要求を先に
    処理することを特徴とする請求項1記載のメモリ参照要
    求処理方式。
  3. 【請求項3】 複数の命令プロセッサの処理対象のメモ
    リ参照要求が競合した場合、あらかじめ定めた優先順位
    に従って各命令プロセッサのメモリ参照要求を処理する
    ことを特徴とする請求項1あるいは2記載のメモリ参照
    要求処理方式。
  4. 【請求項4】 記憶制御装置は、各命令プロセッサ毎
    に、メモリ読み出し要求を格納する第1のキューと、メ
    モリ書き込み要求を格納する第2のキューと、前記第1
    のキューの先頭のメモリ読み出し要求のアドレスと前記
    第2のキューのすべてのメモリ書き込み要求のアドレス
    を比較する手段と、該比較結果により、前記第1のキュ
    ーの先頭のメモリ読み出し要求あるいは前記第2のキュ
    ーのメモリ書き込み要求を選択する手段とを有すると共
    に、 さらに、複数の命令プロセッサ間のメモリ参照要求の処
    理の優先順位を決定する手段と、該決定された優先順位
    にもとづいて、前記各命令プロセッサ毎にそれぞれ選択
    されたメモリ読み出し要求あるいはメモリ書き込み要求
    のうちの一つを選択する手段を有することを特徴とする
    請求項1、2および3記載のメモリ参照要求処理方式。
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