JPH0523296A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH0523296A
JPH0523296A JP3178387A JP17838791A JPH0523296A JP H0523296 A JPH0523296 A JP H0523296A JP 3178387 A JP3178387 A JP 3178387A JP 17838791 A JP17838791 A JP 17838791A JP H0523296 A JPH0523296 A JP H0523296A
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Hiroki Hibino
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優先する湾曲操作手段を切換えた場合に、切
換後の湾曲操作状態に対応する湾曲駆動状態に安全に設
定できる内視鏡装置を提供することを目的とする。 【構成】 湾曲自在の湾曲部を駆動するモータ32、3
3の駆動制御を行う制御回路48と、前記モータ32、
33の駆動制御を行うための操作信号を前記制御回路4
8に出力する把持部側及びリモコン17側スイッチユニ
ット部37及び37aと、これら2つのスイッチユニッ
ト部37及び37aの一方を優先させるための優先スイ
ッチ66と、初期設定の情報を記憶する記憶部67と、
優先スイッチ66を切換した場合に、前記記憶部67の
情報に対応する初期設定状態に設定した後、優先スイッ
チ66で優先された操作信号状態に設定する手段とを有
する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湾曲部を湾曲駆動する
駆動手段に対する複数の湾曲駆動操作手段を切換えた場
合に、初期設定の駆動制御状態に設定する設定手段を設
けた内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来技術】体腔内などに挿入することによって、体腔
内の深部などを観察したり、必要に応じて処置具を用い
ることにより、治療処置なども行うことのできる内視鏡
が医療分野において広く用いられるようになった。又、
工業分野においても、ジェットエンジン内部とかプラン
ト内部などの検査に内視鏡が広く用いられる。
【0003】この内視鏡は屈曲した体腔内にも挿入でき
るように可撓性の挿入部に形成してあると共に、手元側
での操作により、湾曲自在となる湾曲部が設けてある。
上記湾曲部を簡単に湾曲できるように、湾曲部の電気的
駆動手段を設け、手元側でのスイッチなどを操作するこ
とにより、所望とする方向に湾曲できる電動湾曲タイプ
の内視鏡も提案されている。
【0004】この電動湾曲タイプの内視鏡において、術
者が使い易いように手元側での湾曲操作手段を複数設け
たものがある。例えば、内視鏡の操作部或いは把持部に
設けた湾曲操作スイッチなどによる湾曲操作手段と、リ
モートコントロールユニットで形成した湾曲操作手段を
併設し、術者の選択により、いずれか1つを選択的に使
用できる能動状態に設定して、選択された湾曲操作手段
により湾曲操作を行えるようにしている。
【0005】複数の湾曲操作手段の場合には、使用途中
などにおいて、選択した湾曲操作手段を切り換えて、使
用する場合がある。このように使用途中などにおいて、
一方の湾曲操作手段から他方の湾曲操作手段に切換える
と、(a)切換前で選択された以前の湾曲操作手段のス
イッチ設定状態が保持されるタイプと、(b)切換によ
り新しい湾曲操作手段の設定状態に切り換わるタイプと
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】湾曲操作手段を切換
えた場合、上記(a)の(切換前で選択され湾曲操作手
段のスイッチ設定状態保持される)タイプのものでは、
切換を行って新しく操作する術者の意図する動作に素早
く移ることができないとか、切換前の設定状態は術者と
か使用状態などで異なることが多いので、新しい設定状
態にする操作が面倒になるなどの欠点がある。
【0007】又、上記(b)の切換により設定状態が新
しい湾曲操作手段の設定状態に切り換わるタイプのもの
では、切換前の設定状態は術者とか使用状態などで異な
ることが多いので、切換前の状態からの切換後の設定状
態への移行(変化)が予測しにくく、変化の大きい移行
動作が行われてしまう可能性があり、安全性の点で望ま
しくないという欠点がある。
【0008】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、切換えた場合に、一旦、所定の湾曲駆動設定状
態に設定した後、新しい湾曲操作手段に移行できるよう
にして、新しい湾曲設定状態への移行を予測し易く、安
全性などを確保するのに適した内視鏡装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【問題点を解決する手段及び作用】湾曲自在の湾曲部を
湾曲駆動する駆動手段と、前記駆動手段の駆動制御を行
う制御手段と、前記駆動手段の駆動制御を行うための操
作信号を前記制御手段に独立して出力する少なくとも2
つの操作信号出力手段と、前記操作信号出力手段のうち
の1つを優先する優先設定手段とを備えた内視鏡装置に
おいて、前記操作信号出力手段の1つから他の1つを優
先する切換えをした場合、切換後の駆動制御状態を初期
設定状態に設定する設定手段を設けることによって、切
換を行った場合の設定手段が一定の設定状態になり、従
って所望とする湾曲駆動制御状態への移行を予測し易
く、安全性を確保できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に
係り、図1は第1実施例の内視鏡装置の外観を示し、図
2は第1実施例の具体的構成を示し、図3は第1実施例
における湾曲操作手段に対する制御回路の制御内容を示
す。
【0011】図1に示すように第1実施例の内視鏡装置
1は撮像手段を内蔵した電子内視鏡(以下、電子スコー
プと記す)2と、この電子スコープ2に照明光を供給す
る光源装置3と、信号処理を行うビデオプロセッサ(以
下、VPと記す)4と、この電子スコープ2の電気的湾
曲駆動手段に対する制御を行うモータ制御ユニット(以
下、MCUと記す)5と、VP4から出力される標準的
な映像信号を表示するCRTなどのモニタ6とから構成
される。
【0012】上記電子スコープ2は体腔内などに挿入で
きるように細長で可撓性を有する挿入部7と、この挿入
部7の後端に連設された太幅の把持部(操作部)8と、
この把持部8の側部から延出されたユニバーサルケーブ
ル9とからなり、このユニバーサルケーブル9の端部に
取り付けたコネクタ11を光源装置3に着脱自在で接続
することができる。
【0013】上記挿入部7は先端側から硬質の先端部1
2と、湾曲自在の湾曲部13と、可撓性の可撓管部14
とからなる。上記コネクタ11は接続ケーブル15を介
してVP4に着脱自在で接続できる。この接続ケーブル
15の両端にはコネクタ15a及び15bが設けてあ
り、それぞれコネクタ11及びVP4に接続することが
できる。このVP4は接続コード16を介してMCU5
に着脱自在で接続される。つまり、この接続コード16
の両端にはそれぞれコネクタ16a及び16bが設けて
あり、それぞれVP4及びMCU5に着脱自在で接続で
きる。
【0014】上記MCU5には、第2の操作手段として
のリモートコントロールユニット(以下、リモコンと略
記する)17がリモコンケーブル18の端部に設けたコ
ネクタ18aを介して着脱自在で接続できるようになっ
ている。なお、VP4の映像出力は接続ケーブル19を
介してモニタ6に入力される。
【0015】上記ユニバーサルケーブル9のコネクタ1
1を光源装置3に接続することによって、この光源装置
3内の図示しないランプの白色光がライトガイドの端面
に照射され、このライトガイドにより伝送された照明光
は、挿入部7の先端部12側の端面から前方に出射さ
れ、前方の図示しない被検体を照明する。
【0016】照明された被検体は先端部12に設けた図
2に示す対物レンズ23によって、その焦点面に配置さ
れた固体撮像素子としてのCCD24に結像され、この
CCD24により光電変換される。
【0017】このCCD24で光電変換された画像信号
はアンプ25で増幅された後、VP4内のビデオプロセ
ス回路26に入力され、このビデオプロセス回路26に
より、信号処理されて標準的な映像信号が生成され、モ
ニタ6の表示画面に被検体像が表示される。
【0018】上記先端部12の後端に隣接して湾曲自在
に形成された湾曲部13は、図示しない湾曲駒を多数、
上下及び左右で回動自在に縦列接続して形成され、最先
端の湾曲駒などに上下湾曲用ワイヤ27及び左右湾曲用
ワイヤ28の先端が固定されている。これら湾曲ワイヤ
27、28は湾曲部13内及び可撓管部14内を挿通さ
れ、後端は把持部8内のプーリ29及び31にそれぞれ
巻回されている。
【0019】上記プーリ29及び31は電気的湾曲駆動
手段としての例えばDCモータ32及び33のシャフト
32a及び33aにそれぞれ固着されており、これらD
Cモータ32及び33の回転により、それぞれプーリ2
9及び31も回転されることになり、プーリ29及び3
1の回転により、湾曲ワイヤ27及び28はそれぞれ一
方が牽引、他方が弛緩され、牽引された側に湾曲部13
が湾曲される。
【0020】各湾曲駆動用DCモータ32及び33にお
けるプーリ29及び31と反対側に突出するシャフトに
はロータリエンコーダ34及び35が取り付けられ、そ
れぞれDCモータ32及び33の回転量を検出できるよ
うにしている。上記操作部8には第1の湾曲操作手段と
しての湾曲スイッチ部36及びスイッチユニット部37
が設けてある。この湾曲スイッチ部36は上下湾曲スイ
ッチ38と左右湾曲スイッチ39とから構成される。
【0021】この湾曲スイッチ部36を操作して湾曲操
作信号を出力することにより、DCモータ32及び33
を駆動すると、ロータリエンコーダ34及び35により
DCモータ32及び33の回転量が検出され、それぞれ
湾曲角検出回路40及び50に入力される。そして各湾
曲角検出回路40及び50により、湾曲部13の湾曲角
データに変換されて制御回路48に入力される。
【0022】一方、スイッチユニット部37は湾曲スピ
ードを設定するスピード設定スイッチ41、湾曲部13
を小さい角度範囲で振動させるアングルバイブレーショ
ン(AV)ON/OFFスイッチ42、振動の角度範囲
を設定するAV設定スイッチ43、振動の周期を設定す
るAV周期設定スイッチ44、振動のモードを設定する
AVモード設定スイッチ45、湾曲部13をストレート
状態に設定するストレートスイッチ46からなる。
【0023】これら湾曲スイッチ部36及びスイッチユ
ニット部37の各スイッチ信号はMCU5内のインプッ
ト/アウトプットインターフェース(I/O)51を介
して制御回路48に入力される。図2に示すように各ス
イッチ38、39、41ないし46のI/O51側の接
点はそれぞれ抵抗で電源端にプルアップされており、O
Nされると、“0”のON信号を出力する。
【0024】上記制御回路48はI/O51及びドライ
バ52を介してモータ32の正逆転、即ちアップ・ダウ
ン湾曲の制御を行うと共に、I/O51、ドライバ54
を介してモータ33の正逆転、即ちライト・レフト湾曲
の制御を行う。モータ32及び33を駆動する駆動電流
はそれぞれ電流プローブ55及び56を介して電流検出
回路57及び58により検出され、A/Dコンバータ5
9を介して制御回路48に出力される。この制御回路4
8の制御により、例えばドライバ52はモータ32に対
し、アップ湾曲の場合には正の電力、ダウン湾曲の場合
には負の電力を供給する。この供給電力は電流プローブ
55により検出され、さらに電流検出回路57により、
電流値に変換され、A/D変換された後、制御回路48
に出力される。
【0025】上記制御回路48の出力はVP4内の制御
回路61に入力され、制御回路61はビデオプロセス回
路26を制御する。例えば、図示しないフリーズスイッ
チなどを操作した場合、このフリーズスイッチの操作信
号は制御回路48を介してVP4内の制御回路61に入
力され、この制御回路61はビデオプロセス回路26内
のフレームメモリを書き込み禁止状態に設定して、モニ
タ6に静止画像を表示させる。また、制御回路48は湾
曲制御状態を表す情報を制御回路61を介してビデオプ
ロセス回路26に出力し、例えばモニタ6の表示画面の
隅などにその情報を表示し、術者は現在の湾曲制御状態
を知ることができるようにしてある。
【0026】第2の操作手段としてのリモコン17に
は、湾曲スイッチ部36aとスイッチユニット部37a
が設けてある。この湾曲スイッチ部36aは4方向に湾
曲操作するためのジョイスティック64、65で形成さ
れている。ジョイスティック64、65(図2では等価
的に2つのポテンショメータで示している。)は操作棒
を上又は下とか左又は右などの方向に傾けると、その傾
き角に対応してポテンショメータ(64、65)の抵抗
値が変化し、その抵抗値で分圧した電位がA/Dコンバ
ータ59を介して制御回路48に入力される。図2の例
では電位が高い側が上(アップ)あるいは右(ライト)
方向への湾曲を指示する操作信号となり、電位が低い側
が下(ダウン)あるいは左(レフト)方向への湾曲を指
示する操作信号となる。
【0027】一方、スイッチユニット部37aには、上
記把持部8のスイッチユニット部37に設けられている
スイッチ類と同様なスイッチ類、即ちスピード設定スイ
ッチ41a、AV ON/OFFスイッチ42a、AV
設定スイッチ43a、AV周期設定スイッチ44a、A
Vモード設定スイッチ45a、ストレートスイッチ46
aが設けてあると共に、この他に優先スイッチ66が設
けられている。図2では、これらスイッチ41aないし
46a及び66がプルアップされていることを、例えば
記号▽で示す。
【0028】上記優先スイッチ66がONされると、リ
モコン17側の操作手段、つまり各種スイッチ41aな
いし46aの設定並びに湾曲スイッチ部36aの設定
が、電子スコープ2側の操作手段の設定に対して優先さ
れ、制御回路48はリモコン17側の各種スイッチ41
ないし46の設定並びに湾曲スイッチ部36aで設定さ
れた湾曲動作(に関連した動作)に対応する制御を行
う。優先スイッチ66がOFFされると、電子スコープ
2側の操作手段、つまり(各種スイッチ41ないし46
からなる)スイッチユニット部37及び(上下湾曲スイ
ッチ38と左右湾曲スイッチ39とからなる)湾曲スイ
ッチ部36がリモコン17側の操作手段に優先される。
【0029】この第1実施例では上記制御回路48は例
えば図示しないCPUとROMとRAMなどから構成さ
れ、このRAM内又は制御回路48の外部のRAMなど
で形成した記憶部67が設けてある。この記憶部67は
湾曲操作手段の初期設定の湾曲制御状態、つまりスイッ
チユニット部37あるいは37a並びに湾曲スイッチ部
36あるいは36aの初期設定状態を記憶し、途中で優
先スイッチ66の切換が行われると、制御回路48は共
通の初期設定状態に対応する湾曲駆動状態に湾曲部13
を設定する制御を行う。
【0030】そして、この初期設定状態に対応する湾曲
駆動状態に湾曲部13を設定する動作が終了すると、制
御回路48は切換により新しく優先された湾曲操作手段
の設定を取り込み、この取り込んだ内容に対応する湾曲
駆動状態に設定する制御を行うようになっている。
【0031】例えば、優先スイッチ66の切換による優
先使用される湾曲操作手段が切換られると(電子スコー
プ2側の湾曲操作手段からリモコン17側に、又はその
逆の切換が行われると)、その切換を優先スイッチ66
の出力レベルで検出して切換が行われたことを検出し、
制御回路48はこの記憶部67に記憶されている初期設
定のスイッチ状態などの情報に従って、切換後にモータ
32、33などの駆動を制御し、湾曲部13の湾曲状態
を初期設定状態に対応する状態に設定する制御を行う。
その後、新しく優先されたリモコン17側又は電子スコ
ープ2側の湾曲操作手段に対応した湾曲駆動状態に設定
する。
【0032】この第1実施例の作用を図3のフローチャ
ートを参照して以下に説明する。図1に示すように接続
した状態にして、図示しないパワースイッチをONして
使用状態にすると、制御回路48は図3のステップS1
に示すように、優先スイッチ66がONか否かの判断に
より、第1又は第2の(湾曲)操作手段のいずれが選択
されているかを判断する。
【0033】例えば、優先スイッチ66がONならば
(つまりYESの場合)、第2の操作手段としてのリモ
コン17側が選択される。一方、OFFならば(つまり
NOの場合)、第1の操作手段としての把持部8側が選
択される。ステップS2aに示すように、第1の操作手
段としての把持部8側が選択されると、制御回路48は
リモコン17側の入力を禁止した後、ステップS3aに
示すように(記憶部67に記憶された初期設定情報を読
み出し、湾曲部13の湾曲状態を初期設定情報に対応す
る)初期設定状態に設定する。この初期設定の湾曲駆動
状態に湾曲部13が戻って後、ステップS4aに示すよ
うに把持部8側からの入力(設定)の許可をして、この
入力に対応した湾曲駆動状態に設定し、この処理を終
了、或いはステップS1に戻る。
【0034】この場合、上記初期設定(状態)とは、設
定可能な全ての状態に対しての中央状態とみなせるよう
な状態が望ましい。つまり、ある状態から他の状態に変
化させる場合、これらの状態の中央状態が初期設定状態
であれば、これらの変化をスムーズに行わせられるし、
これらの各移行(変化)を安全に行わせることができ
る。この初期設定状態としては、例えばAV ON/O
FFスイッチ42がOFF、スピード設定スイッチ41
がMin、AV周期設定スイッチ44がMin、AVモ
ード設定スイッチ45がUD(アップ・ダウン方向)、
ストレートスイッチ46がOFFに設定された状態とす
ることができる。
【0035】一方、ステップS1の判断で、リモコン1
7側が選択されたと判断すると、ステップS2bに示す
ように、把持部8側の入力を禁止した後、ステップS3
bに示すように記憶部67に記憶された初期設定情報を
読み出し、湾曲部13の湾曲状態を初期設定情報に対応
する初期設定状態に設定する。この初期設定の湾曲駆動
状態に湾曲部13が戻って後、ステップS4bに示すよ
うにリモコン17側の入力(設定)を許可して読み込
み、この読み込みに対応する湾曲駆動状態に移行し、こ
の処理を終了、或いはステップS1に戻る。
【0036】この第1実施例によれば、湾曲駆動の初期
設定状態の情報を記憶する記憶部67を設け、優先スイ
ッチ66が切換えられて一方の湾曲操作手段から他方の
湾曲操作手段の操作信号が優先されると、一旦、湾曲部
13を既定の初期設定状態に設定した後に、新しい他方
の湾曲操作手段の設定に対応する湾曲駆動状態に設定す
るようにしているので、切換前から切換後へ直接移行す
る場合の変化が大きいような操作に対しても、その時間
的変化量を小さくできるし、各移行を安全にできる。
【0037】なお、初期設定の状態は術者により、可変
設定できるようにしても良い。このようにすると、使用
する用途が決まっていたり、使用する術者が限定される
場合など、その用途に最適な初期設定状態に設定するこ
とができる。
【0038】図4は本発明の第2実施例を示す。第1実
施例と同一の構成要素には同符号を付け、その説明を省
略する。この第2実施例は湾曲駆動のDCモータ32及
び33と、ロータリエンコーダ34及び35とがMCU
5内に設けられており、それぞれシャフト32a及び3
3aに取り付けた伝達歯車71及び72は、電子スコー
プ2のコネクタ内に設けられた伝達歯車75及び76に
駆動力を伝達するようにしている。これら伝達歯車75
及び76はプーリ29及び31にそれぞれシャフト73
及び74を介して連結されている。
【0039】上記プーリ29及び31にそれぞれ巻回さ
れた湾曲ワイヤ27及び28はユニバーサルコード9、
把持部8、可撓完部4、湾曲部13内を挿通して先端部
12に固着されている。又、この実施例では第1実施例
における把持部8に設けられた湾曲スイッチ部36とス
イッチユニット部37の代わりに第2のリモコン77が
他方のリモコン17(第1のリモコンと記す)と同様に
MCU5に着脱自在で接続できる。
【0040】この第2のリモコン77は把持部8に設け
られたスイッチユニット部37と同じ機能を有するスイ
ッチユニット部37bと第1のリモコン17のジョイス
ティック64及び65と同様なジョイスティック64a
及び65aで湾曲スイッチ部36bが形成され、スイッ
チユニット部37bはI/O51を介して制御回路48
に入力され、ジョイスティック64a及び65aはA/
Dコンバータ59を介して制御回路48に入力される。
【0041】なお、この実施例では例えば電子スコープ
2は把持部8を有するが、有しない構造でも良い。(有
しない構造の場合には可撓管部14が延出され、この後
端に伝達歯車75及び76などを内蔵したコネクタが取
付られる。)又、第1のリモコン17には第1実施例と
同様に優先スイッチ66が設けてある。なお、湾曲角検
出回路38及び39の出力はI/O51を介して制御回
路48に入力される。この実施例の作用は図3におい
て、ステップS2b及びS3aにおける“把持部側”の
代わりに“第2のリモコン”を用いた表現に置換したも
のと同様であるのでその説明を省略する。この第2実施
例の効果は第1実施例と同様である。
【0042】図5は本発明の第3実施例を示し、この内
視鏡装置は自動挿入機能を有する。この第3実施例では
把持部8に設けられた湾曲スイッチ部36が上下湾曲用
ジョイスティック64c及び左右湾曲用ジョイスティッ
ク65cで構成されている。把持部8に設けられたスイ
ッチユニット部37には優先スイッチ66が設けてあ
る。この実施例ではリモコン17の湾曲スイッチ部36
a及びスイッチユニット部37aの各信号は信号多重化
回路91によって、多重化され、MCU5内のI/F9
2に入力される。このI/F92により、元にもどされ
た後、制御回路48に入力される。
【0043】上記VP4内のビデオプロセス回路26の
出力は湾曲方向検出回路93に入力され、この湾曲方向
検出回路93により、ビデオプロセス回路26の出力画
像における最も暗い暗部の方向を検出し、この暗部の位
置方向を表す信号をMCU5内のI/O51を介して制
御回路48に出力する。制御回路48はこの暗部の位置
方向を表す信号に基づいて、暗部の方向に湾曲部13を
湾曲するようにドライバ52及び/又は53の動作を制
御する制御信号を出力し、モータ32及び/又は33の
回転駆動を制御し、例えば暗部の位置が画像の中心付近
に位置するように制御する。
【0044】さらに、図5では示していないが、この実
施例では挿入部7の外周面に接触するプーリを回転駆動
するモータを有し、制御回路48はこのモータの回転動
作をドライバを介して制御できるよになっており、自動
挿入(オート挿入)モードにおいては、暗部の位置が画
像の中心付近に位置するように制御すると共に、このモ
ータを回転させて挿入部7をオート挿入できるようにし
てある。
【0045】オート挿入を行うオート挿入モードとマニ
ュアルで挿入を行うマニュアル挿入モードとの切換を行
うモード選択スイッチ94が、例えばスイッチユニット
部37に設けてある。なお、この実施例ではモード選択
スイッチ94がマニュアル挿入モードに設定されている
と、優先スイッチ66の切換により、把持部8側操作手
段とリモコン17側操作手段に対する制御回路48の制
御動作は第1実施例と同様の動作となる。
【0046】一方、優先スイッチ66がON又はOFF
の状態でモード選択スイッチ94が切換られると、優先
スイッチ66がON又はOFFで優先されたリモコン1
7側又は把持部8側操作手段(つまりマニュアルの湾曲
操作手段)とオート湾曲操作手段との間で同様の制御動
作を行うようになっている。
【0047】なお、湾曲方向検出回路93は図5ではV
P4内に設けてあるが、別体であっても良い。この実施
例の作用を以下に説明する。上記のように、優先スイッ
チ66の切換に対しては第1実施例と同様であるので、
モード選択スイッチ94の切換に対する動作について図
6のフローを参照して説明する。
【0048】この装置が動作状態に設定されると、制御
回路48はステップS1に示すようにマニュアルである
か否かを例えばモード選択スイッチ94のON(または
OFF)によるレベル“0”(又は“1”)で判断す
る。マニュアルであると判断すると、ステップS2aに
示すようにオート入力が制御回路48に入力されること
が禁止され、つまり湾曲方向検出回路93からの入力が
禁止される。
【0049】そして、ステップS3aに示すように記憶
部67に記憶された初期設定情報が読み出されて、初期
設定状態に設定する動作の制御が行われる。その後、ス
テップS4aに示すように、マニュアル入力、つまり優
先スイッチ66で優先されたリモコン17側あるいは把
持部8側の操作手段の設定情報の読み込みが許可され、
この読み込まれた内容に対応する湾曲駆動状態に湾曲部
13が湾曲駆動され、この処理を終了、或いはさらにマ
ニュアル入力があると、その入力内容に応じた動作を行
うように制御する。
【0050】例えば把持部8側の操作手段が優先されて
いる場合には、初期設定動作の終了後、湾曲スイッチ部
36及びスイッチユニット部37の設定状態が読み込ま
れ、この読み込みが終了すると、その操作に対応する湾
曲駆動状態に設定される。
【0051】一方、ステップS1の判断がオートである
と、ステップS2bに示すようにマニュアル入力が禁止
され、例えば把持部8側の操作手段(湾曲スイッチ部3
6及びスイッチユニット部37)からの入力が禁止さ
れ、ステップS3bに示すように記憶部67に記憶され
た初期設定情報が読み出されて、初期設定状態に設定す
る動作の制御が行われる。その後、ステップS4aに示
すように、オート入力、つまり湾曲方向検出回路93か
らの入力(設定)が許可されて読み込まれ、この読み込
み内容に対応する湾曲駆動状態に設定される。
【0052】第1及び第2実施例では、制御回路48に
は第1の湾曲操作手段と第2の湾曲操作手段からの湾曲
操作信号が入力され、優先スイッチ66で選択された側
の湾曲操作信号に応じた湾曲駆動の制御を行い、優先ス
イッチ66が切換られると、初期設定状態に設定した
後、この初期設定状態から新しい湾曲操作信号に対応し
た湾曲駆動状態に設定するのに対し、この第3実施例で
は、その機能の他に、制御回路48にはマニュアルの湾
曲操作信号とオートの湾曲操作信号が入力され、モード
切換スイッチ94の切換に応じて2つの湾曲操作信号に
対し、同様の作用を行う。従って、この第3実施例の効
果は第1実施例と同様である他に、マニュアルの湾曲操
作とオートの湾曲操作を切換えた場合にも湾曲部13を
一旦初期設定状態に設定後、新しい湾曲操作の設定状態
に設定する。
【0053】なお、本発明は上述したものに限定される
ものでなく、種々の変形例を構成できる。例えば、第1
実施例において、DCモータ32、33の代わりにAC
モータとか、ステッピングモータとか、超音波モータな
どを用いても良い。又、ロータリエンコーダ34、35
の代わりにポテンショメータでも良い。さらに、ジョイ
スティック64、65の代わりにトラックボールでも良
い。又、本発明は3つ以上の湾曲操作手段を有する場合
にも適用できる。さらに、上述した各実施例などを部分
的に組み合わせるようにしても良い。
【0054】なお、例えば第1実施例において、優先ス
イッチ66をいずれのスイッチユニット部37及び37
aにも設けるようにして、例えば時間的に後で操作され
た側のスイッチユニット部37又は37a側を優先する
ようにしても良い。なお、例えば第1実施例において、
湾曲スイッチ部36及び36aと、スイッチユニット部
37及び37aの両方を有しないで、例えば湾曲スイッ
チ部36及び36aのみを有する場合には、切換を行う
と湾曲スイッチ部36及び36aの初期設定状態に設定
される。
【0055】なお、本発明は電気的な駆動手段に限定さ
れるものでなく、形状記憶部材等を伸縮させたりして湾
曲駆動するものでも良いし、流体を用いて湾曲駆動する
ものでも良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも2つの独立した湾曲操作信号の一方から他方を
優先させる切換を行った場合、切換後に一旦、初期設定
状態に設定した後、新しい湾曲操作信号に対応した設定
状態に湾曲駆動する手段を設けてあるので、切換を行っ
た場合、湾曲部の湾曲状態を新しい湾曲操作信号状態に
対応する状態に安全に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡装置の外観図。
【図2】第1実施例の具体的構成を示す構成図。
【図3】第1実施例における2つの湾曲操作手段に対す
る制御回路の処理内容を示すフローチャート図。
【図4】本発明の第2実施例の具体的構成を示す構成
図。
【図5】本発明の第3実施例の具体的構成を示す構成
図。
【図6】複数の湾曲操作信号に対する制御回路の処理内
容を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…電子スコープ 4…VP(ビデオプロセッサ) 5…MCU(モータ制御ユニット) 6…モニタ 7…挿入部 8…把持部 13…湾曲部 17…リモコン 27、28…湾曲ワイヤ 32、33…モータ 36,36a…湾曲スイッチ部 37,37a…スイッチユニット部 41…スピード設定スイッチ 42…AV(アングルバイブレーション)スイッチ 48…制御回路 64、65…ジョイスティック 66…優先スイッチ 67…記憶部
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】複数の湾曲操作手段の場合には、使用途中
などにおいて、選択した湾曲操作手段を切り換えて、使
用する場合がある
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】湾曲操作手段を切換
えた場合について、考慮されていなかった為、術者の意
図する動作に素早く移ることができないとか、術者の意
図しない動作に移ってしまう可能性があるという欠点が
あった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】上記プーリ29及び31にそれぞれ巻回さ
れた湾曲ワイヤ27及び28はユニバーサルコード9、
把持部8、可撓管部14、湾曲部13内を挿通して先端
部12に固着されている。又、この実施例では第1実施
例における把持部8に設けられた湾曲スイッチ部36と
スイッチユニット部37の代わりに第2のリモコン77
が他方のリモコン17(第1のリモコンと記す)と同様
にMCU5に着脱自在で接続できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 挿入部に設けられた湾曲自在の湾曲部
    と、該湾曲部を湾曲駆動する駆動手段と、前記駆動手段
    の駆動制御を行う制御手段と、前記駆動手段の駆動制御
    を行うための、独立した操作信号を前記制御手段に出力
    する少なくとも2つの操作信号出力手段と、前記操作信
    号出力手段のうちの1つを優先する優先設定手段と、前
    記操作信号出力手段の1つから他の1つを優先する切換
    えをした場合、初期設定の駆動制御状態に設定する設定
    手段とを設けたことを特徴とする内視鏡装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018532482A (ja) * 2015-10-09 2018-11-08 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 血管内デバイスのための操縦デバイスのための進化した制御機能並びに関連するシステム及び方法

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