JPH05226361A - 電界効果トランジスタ - Google Patents

電界効果トランジスタ

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JPH05226361A
JPH05226361A JP2500092A JP2500092A JPH05226361A JP H05226361 A JPH05226361 A JP H05226361A JP 2500092 A JP2500092 A JP 2500092A JP 2500092 A JP2500092 A JP 2500092A JP H05226361 A JPH05226361 A JP H05226361A
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JP
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effect transistor
polysilicon
gate portion
film
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JP2500092A
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Inventor
Hideaki Matsuhashi
秀明 松橋
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/43Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/49Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET
    • H01L29/4983Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET with a lateral structure, e.g. a Polysilicon gate with a lateral doping variation or with a lateral composition variation or characterised by the sidewalls being composed of conductive, resistive or dielectric material

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 LDD構造のFETにおいてn- 層によるソ
ース領域及びドレイン領域間の直列抵抗増加を従来より
低減でき、かつホットキャリアによる劣化の少ないFE
Tを提供する。 【構成】 ゲート電極41を、第1の材料で構成した主
ゲート部分41aと、該主ゲート部分41aのソース・
ドレイン領域側の両端にそれぞれ設けられ第2の材料で
構成した端部ゲート部分41b,41cとの、3つの部
分で構成する。さらに、第1及び第2の材料を、当該電
界効果トランジスタがnチャネルのものの場合は前記第
1の材料の方が前記第2の材料より仕事関数が大きくな
るように、又、当該電界効果トランジスタがpチャネル
のものの場合は前記第1の材料の方が前記第2の材料よ
り仕事関数が小さくなるように選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電界効果トランジス
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタの一種としてMO
S(Metal Oxide Semiconductor )型の電界効果トラン
ジスタ(MOSFET)がある。そして、このMOSF
ETの一種として、例えば文献(アイイーディーエム
(IEDM)テクニカル ダイジェスト、p.651,
(1981))に開示のような、LDD(Lightly Dope
dDrain )構造のMOSFETがある。図5(A)は、
その説明に供する図であり、LDD構造のMOSFET
をそのゲート長方向に沿って切って示した断面図であ
る。
【0003】このMOSFETでは、シリコン基板11
の、素子分離領域13で囲われた部分の所定位置上に、
ゲート絶縁膜15を介してゲート電極17が設けられて
いる。さらに、このゲート電極17の、ソース・ドレイ
ン領域側の側壁にサイドウオール19がそれぞれ設けら
れている。さらに、このシリコン基板11の、サイドウ
オール17下にほぼ当たる領域に、n- 層21がそれぞ
れ設けられ、さらにこのシリコン基板11の、前記n-
層21に隣接する部分にソース・ドレイン領域23がそ
れぞれ設けられている。なお、図5(A)中25は当該
MOSFET製造中にイオン注入用マスクとして使用さ
れた絶縁膜である。
【0004】このようなLDD構造のMOSFETで
は、ソース・ドレイン領域23とチャネル領域(シリコ
ン基板11のゲート電極17下の部分)との間にn-
21を設けたことによりドレイン領域近傍での横方向電
界が小さくなるので、ホットキャリアの発生量は、従来
最も一般的なシングルドレイン構造のMOSFET(図
5(B)参照)に比べ、少なくなる。このため、ホット
キャリア耐性が大幅に改善できた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LDD
構造を有するMOSFETではn- 層21の不純物濃度
が低いためソース領域及びドレイン領域間の直列抵抗が
高くなるので、その分ドレイン電流が減少するという問
題点があった。
【0006】さらに、n- 層21上にはゲート電極がな
い構造となっているため、n- 層21が形成されている
基板部分にキャリアを積極的に誘起できない。このた
め、このn- 層部分はホットキャリア注入によって発生
したトラップや界面準位により簡単に空乏化されるので
上記直列抵抗増加は起こり易いという問題点があった。
【0007】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり従ってこの発明の目的は、上述の問題点を解決
できる構造を有する電界効果トランジスタを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明の電界効果トランジスタによれば、ゲート
電極を、第1の材料で構成した主ゲート部分と、該主ゲ
ート部分のソース・ドレイン領域側の両端にそれぞれ設
けられ第2の材料で構成した端部ゲート部分との、3つ
の部分で構成してあり、しかも、前述の第1及び第2の
材料を、当該電界効果トランジスタがnチャネルのもの
の場合は前述の第1の材料の方が前述の第2の材料より
仕事関数が大きくなるように、又、当該電界効果トラン
ジスタがpチャネルのものの場合は前述の第1の材料の
方が前述の第2の材料より仕事関数が小さくなるように
選択してあることを特徴とする。
【0009】なお、この発明の実施に当たり、前述の第
1の材料と第2の材料とが熱処理により互いに反応する
ものである場合、前述の主ゲート部分及び端部ゲート部
分間に両材料同士の反応を阻止するための阻止層を設け
ることができる。ただし、ここでいう反応とは両材料が
反応して新たな物質を構成する場合は勿論のこと一方の
材料の構成成分の一部が他方の材料中に拡散してしまう
ような場合など、この発明の目的を損ねる種々の現象を
含むものとする。例えば、第1及び第2の材料のうちの
一方がn+ ポリシリコンであり他方がp+ ポリシリコン
である場合等の不純物の相互拡散もここでいう反応に含
まれるものとする。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、LDD構造において
- 層が形成されていた部分に当たる基板部分上にもゲ
ート電極即ち端部ゲート部分が設けられた構造の電界効
果トランジスタが得られる。このため、この端部ゲート
部分によってこの端部ゲート部分下の基板部分のキャリ
ア密度を制御することができるので、n- 層が形成され
ていた部分での抵抗増加を軽減できる。したがって、L
DD構造で問題とされていたソース領域及びドレイン領
域間の直列抵抗増加を従来より軽減できる。
【0011】また、主ゲート部分及び端部ゲート部分各
々の構成材料を仕事関数に着目して適正化してあるの
で、当該トランジスタの主ゲート部分での閾値電圧の絶
対値の方が端部ゲート部分での閾値電圧の絶対値より大
きくなる。このため、この電界効果トランジスタでは、
端部ゲート部分下のトランジスタ部分がオン状態になっ
ても、ゲート電圧がより高くされて主ゲート部分下のト
ランジスタ部分がオン状態になるまではドレイン電流は
流れないので、サブスレッショルド特性は主ゲート部分
下のトランジスタ部分によって主に決まる。つまり、こ
の電界効果トランジスタは、端部ゲート電極下の基板部
分がホットキャリアによって劣化してもその影響を受け
ずらいものとなるので、従来のものに比べ、閾値電圧、
サブスレッショルド係数、gm 等の変動が生じにくいも
のになる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の電界効果ト
ランジスタの実施例について説明する。なお、以下の説
明で用いる各図はこの発明を理解できる程度に各構成成
分の寸法、形状及び配置関係を概略的に示してある。
【0013】1.構造説明 図1(A)及び(B)は、LDD構造のMOSFETに
この発明を適用した例を説明するための図である。特に
(A)は阻止層43(詳細は後述する。)を必要とする
場合の例、(B)は阻止層43を必要としない場合の例
を示してある。いずれの図も実施例のMOSFETをそ
のゲート長方向に沿って切って示した断面図である。た
だし、中間絶縁膜、コンタクトホール、配線などは、こ
の発明の説明に不要であるため、図示を省略してある。
【0014】この図1(A)及び(B)において、31
は半導体基板としての例えばシリコン基板、33は素子
間分離のためのフィールド酸化膜、35はゲート絶縁
膜、37はソース・ドレイン領域、39はソース・ドレ
イン領域に比べ不純物濃度が低い拡散層(n- 層)、4
1はゲート電極である。
【0015】この電界効果トランジスタは、ゲート電極
41を、第1の材料で構成した主ゲート部分41aと、
該主ゲート部分41aのソース・ドレイン領域37側の
両端にそれぞれ設けられ第2の材料で構成した端部ゲー
ト部分41b,41cとの、3つの部分で構成してあ
り、しかも、前記第1及び第2の材料を、当該電界効果
トランジスタがnチャネルのものの場合は第1の材料の
方が第2の材料より仕事関数が大きくなるように、又、
当該電界効果トランジスタがpチャネルのものの場合は
第1の材料の方が第2の材料より仕事関数が小さくなる
ように選択してあることを特徴としている。
【0016】なお、図1(A)において、43は、主ゲ
ート部分41aを構成する第1の材料と端部ゲート部分
41b,41cを構成する第2の材料とが熱処理によっ
て反応する材質のものである場合にこの反応を阻止する
ためにこれらの間に設けられる阻止層である。第1及び
第2の材料がそのような心配のないものの場合は阻止層
43は設けなくとも良い(図1(B)参照)。また、図
1(A)及び(B)において、45は、ソース・ドレイ
ン領域を形成する際に行なうイオン注入(LDD構造に
おけるn- 層形成の際のイオン注入も含む)の際に主ゲ
ート部分41aにイオンが注入されるのを防止するため
のものである。
【0017】ここで、主ゲート部分41aは従来のLD
D構造のMOSFETのゲート電極が設けられる位置に
設けてあり、端部ゲート電極41b,41cは従来のL
DD構造のMOSFETのサイドウオールが設けられる
位置にサイドウオールと同様な形状で設けてある。
【0018】また、主ゲート部分41aを構成する第1
の材料と端部ゲート部分41b,41cを構成する第2
の材料は、設計に応じた種々のものとできる。nチャネ
ル、pチャネルの各電界効果トランジスタを構成する場
合に第1の材料及び第2の材料として好適なものの例及
びこれら材料の仕事関数と、阻止層が必要な場合の阻止
層43の構成材料例とを、下記の表1にまとめて示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1に示したnMOSの例1及びpMOS
の例1の場合、阻止層としてのSiO2 、シリコン窒化
酸化膜(SiON)又はシリコン窒化膜(SiN)は、
+ポリシリコン及びp+ ポリシリコン間の不純物の相
互拡散を防止する。また、表1に示したnMOSの例3
及びpMOSの例3の場合、阻止層としての窒化タング
ステン膜は、タングステンとポリシリコンとが反応して
タングステンシリサイドとなることを防止する。
【0021】2.製造方法の説明 次に、この発明の理解を深めるために、この発明の電界
効果トランジスタの製造方法の一例について、図1
(A)に示した実施例の電界効果トランジスタであって
表1中の例1のnMOSを製造する例により説明する。
図2〜図4はその説明に供する工程図である。何れの図
もこの製造方法例での主な工程での試料の様子を図1に
対応する位置での断面図で示したものである。
【0022】先ず、シリコン基板31にフィールド酸化
膜33を公知の方法により形成する。次に、このシリコ
ン基板31にゲート絶縁膜35を例えば熱酸化法により
例えば10nm程度の膜厚に形成する(図2(A))。
【0023】次に、MOSFETの閾値電圧を所望の値
にするためにゲート絶縁膜35上からシリコン基板31
に例えばボロン(B)を100KeVのエネルギーで
1.4×1012cm-2のドーズ量で注入して(図2
(B))、チャネル領域(図示せず)を形成する。
【0024】次に、ゲート電極41の主ゲート部分41
a(図1参照)形成用薄膜を形成するために、前記チャ
ネル領域形成済みのシリコン基板31上に低圧化学気相
成長法(LPCVD法)により例えば300nm程度の
膜厚にポリシリコン(多結晶シリコン)膜を形成する。
その後、このポリシリコン膜の抵抗を下げかつ仕事関数
を所定の値に設定するために、このポリシリコン膜に例
えばフッ化ホウ素(BF2 )を70KeVのエネルギー
で1.0×1015cm-2のドーズ量で注入する。これに
より、仕事関数が約5.2eVのp+ ポリシリコン膜4
1xがシリコン基板31上側に得られる(図2
(C))。
【0025】次に、イオン注入のマスクを形成するため
に例えばCVD法によりこの試料上全面にシリコン酸化
膜(図示せず)を形成する。さらに、このシリコン酸化
膜上に前記p+ ポリシリコン膜41xを主ゲート部分4
1a(図1参照)の形状にパターニングするためのマス
クとしてレジストパターン(図示せず)を形成する。そ
して、これらシリコン酸化膜及びp+ ポリシリコン膜4
1xの不要部分をエッチングして、主ゲート部分41a
及びイオン注入用マスクとしての絶縁膜45をそれぞれ
形成する(図3(A))。
【0026】次に、ドレイン近傍の横方向電界を緩和す
るためシリコン基板31に対し例えばリン(P)を30
KeVのエネルギーで1.0×1012cm-2のドーズ量
で注入する。これにより、主ゲート部分41a両側のシ
リコン基板部分にn- 層39が形成される(同図3
(A))。
【0027】次に、熱酸化法により主ゲート部分41a
の表面を酸化することにより主ゲート部分41a側壁に
阻止層43としてのSiO2 膜を形成する(図3
(B))。このSiO2 膜の形成の際に処理雰囲気を亜
酸化窒素(N2 O)ガス或いはアンモニア(NH3 )ガ
スに適時変えて例えばRTA(Rapid Thermal Annelin
g)法により試料を熱処理をしてSiO2 膜を窒化酸化
膜(SiON)としこれを阻止層43としても良い。こ
の方が、主ゲート部分の構成材料であるp+ ポリシリコ
ン及び端部ゲート部分の構成材料であるn+ ポリシリコ
ン間での不純物の相互拡散の防止がより図れる。
【0028】次に、端部ゲート部分41b,41c(図
1参照)を形成するためにこの試料上にLPCVD法に
よりポリシリコン膜41yを300nm程度の膜厚に形
成する(図3(C))。
【0029】次に、反応性イオンエッチング法によりこ
のポリシリコン膜41yの不要部分をエッチングするこ
とにより、阻止層43の、主ゲート部分41a側とは反
対側面に、ポリシリコン膜から成るサイドウオール43
zを形成する(図4(A))。このサイドウール43z
の幅W(図4(A)参照)は200nm程度になる。
【0030】次に、この試料に対し、例えば砒素(A
s)を40KeVのエネルギーで1.0×1016cm-2
のドーズ量で注入する。これにより、ソース・ドレイン
領域37が形成でき、また、サイドウオール41zにも
砒素が注入されるためこのサイドウオールは仕事関数が
約4.1eVのn+ ポリシリコン膜となり端部ゲート部
分41b,41cが形成できる(図4(B))。
【0031】次に、図1では省略していたが、この試料
上全面にCVD法等により例えばPSG(Phospho Sili
cate Glass)膜又はBPSG(Boro−Phospho Silicate
Glass)等の絶縁膜51を中間絶縁膜として形成し、そ
の後、ソース・ドレイン領域37の不純物活性化のため
の熱処理を行なう(図4(C))。
【0032】その後、中間絶縁膜へのコンタクトホール
(図示せず)の形成、ソース電極、ドレイン電極(図示
せず)等の配線の形成を行なう。なお、主ゲート部分4
1aと端部ゲート部分41b,41cとは図4(C)に
示した工程が終了した時点では阻止層43によって絶縁
されているので、コンタクトホールや配線を形成する工
程において別途に接続する。これにより、図1を用いて
説明した実施例の電界効果トランジスタが得られる。
【0033】また、表1の中の他の型のMOSFET
も、図2〜図4を用いて説明した方法に準じた方法によ
り容易に形成できる。
【0034】例えば、表1中の例1のpMOSの形成
は、図2〜図4を用いて説明した手順において、用いる
不純物を反対導電型のものとし、またイオン注入条件を
所定の条件とすることにより行なえる。
【0035】また、表1中の、主ゲート部分41aをタ
ングステンで構成したものの場合は、タングステンの成
膜を例えばスパッタ法等の好適な方法で行なうこと以外
は、図2〜図4を用いて説明した方法に準じた方法によ
り形成できる。なお、この場合、タングステン膜を主ゲ
ート部分41aの形状にパターニングする際に下地であ
るゲート絶縁膜35がエッチングされないようタングス
テンとシリコン酸化膜とのエッチング選択比が高くなる
ようにエッチング条件を設定することが必要である。ま
た、阻止層43として窒化タングステンを用いる場合そ
の形成は例えば主ゲート部分41aの形状にパターニン
グされたタングステンをアンモニア雰囲気において例え
ばRTA法により850℃の温度で30分程度加熱する
ことにより行なえる。
【0036】また、表1中の、主ゲート部分41aをT
iNで構成したものの場合は、TiN膜の成膜を例えば
反応性スパッタ法等の好適な方法で行なうこと以外は、
図2〜図4を用いて説明した方法に準じた方法により形
成できる。ただし、この場合は、主ゲート部分41aの
構成材料であるTiN膜と、端部ゲート部分41b,4
1cの構成材料であるn+ またはp+ ポリシリコンとは
反応しないので阻止層43の形成工程は不要である。な
お、TiN膜を主ゲート部分41aの形状にパターニン
グする際に下地であるゲート絶縁膜35がエッチングさ
れないようTiN膜とシリコン酸化膜とのエッチング選
択比が高くなるようにエッチング条件を設定することが
必要である。
【0037】上述においては、この発明の電界効果トラ
ンジスタの実施例について説明したが、この発明は上述
の実施例に限られない。
【0038】例えば、上述の実施例ではこの発明をLD
D構造のMOSFETに適用した例であったが、端部ゲ
ート電極41b,41c下の基板部分に低不純物濃度層
39を設けない構成であってもこの発明は適用可能であ
る。
【0039】また、上述の実施例で述べた主ゲート部分
41aや端部ゲート部分41b,41cの構成材料、こ
れらの仕事関数、また阻止層43の構成材料はこの発明
の範囲内の一例にすぎず他の好適な材料に変更できる。
【0040】また、上述の実施例で述べた製造方法は単
なる例示にすぎない。従って、この発明の電界効果トラ
ンジスタが上述の製造方法に拘束されるものではない。
【0041】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の電界効果トランジスタによれば、LDD構造に
おいてn- 層が形成されていた部分に当たる基板部分上
にもゲート電極即ち端部ゲート部分が設けられた構造に
なるのでこの端部ゲート部分によってこの端部ゲート部
分下の基板部分のキャリア密度を制御することができ
る。このため、n- 層が形成されていた部分での抵抗増
加を軽減できるから、LDD構造で問題とされていたソ
ース領域及びドレイン領域間の直列抵抗増加を従来より
軽減できる。
【0042】また、主ゲート部分及び端部ゲート部分各
々の構成材料を仕事関数に着目して適正化してあるの
で、この電界効果トランジスタでは、端部ゲート部分下
のトランジスタ部分がオン状態になっても、ゲート電圧
がより高くされて主ゲート部分下のトランジスタ部分が
オン状態になるまではドレイン電流は流れない。このた
め、サブスレッショルド特性は主ゲート部分下のトラン
ジスタ部分によって主に決まる。つまり、この電界効果
トランジスタは、端部ゲート電極下の基板部分がホット
キャリアによって劣化してもその影響を受けずらいもの
となるので、従来のものに比べ、閾値電圧、サブスレッ
ショルド係数、gm 等の変動が生じにくいものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は、実施例の電界効果トラン
ジスタをそれぞれ示した断面図である。
【図2】(A)〜(C)は、実施例の電界効果トランジ
スタの製法例を示した工程図である。
【図3】(A)〜(C)は、実施例の電界効果トランジ
スタの製法例を示した図2に続く工程図である。
【図4】(A)〜(C)は、実施例の電界効果トランジ
スタの製法例を示した図3に続く工程図である。
【図5】(A)及び(B)は、従来技術の説明に供する
図である。
【符号の説明】
31:半導体基板 33:フィールド酸化膜 35:ゲート絶縁膜 37:ソース・ドレイン領域 39:低不純物濃度層 41:ゲート電極 41a:主ゲート部分 41b,41c:端部ゲート部分 43:阻止層 45:絶縁膜 41x:p+ ポリシリコン 41y:ポリシリコン 41z:サイドウオール 51:絶縁膜(中間絶縁膜)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極を、第1の材料で構成した主
    ゲート部分と、該主ゲート部分のソース・ドレイン領域
    側の両端にそれぞれ設けられ第2の材料で構成した端部
    ゲート部分との、3つの部分で構成してあり、 前記第1及び第2の材料を、当該電界効果トランジスタ
    がnチャネルのものの場合は前記第1の材料の方が前記
    第2の材料より仕事関数が大きくなるように、又、当該
    電界効果トランジスタがpチャネルのものの場合は前記
    第1の材料の方が前記第2の材料より仕事関数が小さく
    なるように選択してあることを特徴とする電界効果トラ
    ンジスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電界効果トランジスタ
    において、 前記第1の材料と前記第2の材料とが熱処理により互い
    に反応するものである場合、前記主ゲート部分及び端部
    ゲート部分間に前記反応を阻止するための阻止層を設け
    たことを特徴とする電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電界効果トランジスタ
    において、 前記第1の材料と第2の材料とをn+ ポリシリコン及び
    + ポリシリコンの組から選択したことを特徴とする電
    界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電界効果トランジスタ
    において、 前記第1の材料をタングステンとし、前記第2の材料を
    + ポリシリコン及びp+ ポリシリコンから選択したこ
    とを特徴とする電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の電界効果トランジスタ
    において、 前記第1の材料を窒化チタン(TiN)とし、前記第2
    の材料をn+ ポリシリコン及びp+ ポリシリコンから選
    択したことを特徴とする電界効果トランジスタ。
JP2500092A 1992-02-12 1992-02-12 電界効果トランジスタ Withdrawn JPH05226361A (ja)

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Cited By (7)

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