JPH05223060A - ポンプの過流量防止回路 - Google Patents

ポンプの過流量防止回路

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JPH05223060A
JPH05223060A JP5873192A JP5873192A JPH05223060A JP H05223060 A JPH05223060 A JP H05223060A JP 5873192 A JP5873192 A JP 5873192A JP 5873192 A JP5873192 A JP 5873192A JP H05223060 A JPH05223060 A JP H05223060A
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JP
Japan
Prior art keywords
pump
pumps
rotation speed
control system
controller
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5873192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kojiro Hamano
恒次郎 浜野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転数制御機能を有する複数のポンプを含
み、これら複数のポンプを並列に運転して大型のポンプ
設備を構成するものにおいて、複数のポンプが並列運転
中に1台のポンプがトリップした場合に、残留ポンプが
過流量運転状態になってポンプが損傷するのを防止する
回路を提供すること。 【構成】 各ポンプ10,11の回転数制御系に他ポン
プのトリップ信号に応答して回転数をトリップ前の回転
数での最大運転点A2に制限する回転数上昇ブロック回
路を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポンプの過流量防止回路
に関し、回転数制御機能を有する複数のポンプで並列運
転する設備に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】大型のポンプ設備においては、大容量の
ポンプを1台で運用する場合もあるが、流量の制御性、
ポンプの保守性等から小容量のポンプを複数台並列に運
用することが行われている。通常、各ポンプは、回転数
を可変することができる駆動機に連結され、各駆動機は
ポンプ回転数制御器に接続されている。ポンプ回転数制
御器はポンプ流量制御系からのポンプ負荷をそれぞれ分
担して受け持ち、全体で大きなポンプ負荷に対応するよ
うにしている。
【0003】図5はたとえば2台のポンプが並列運転の
場合のポンプ特性を示している。ここで、曲線1は2台
のポンプが定格回転数で運転されたとき、曲線2は2台
のポンプが正常運転状態にあるとき、曲線3は1台のポ
ンプが定格回転数で運転されたとき、曲線4は1台のポ
ンプが制御回転数で運転されたときの揚水量対圧力の変
化を示し、曲線5は2台のポンプが正常運転時のシステ
ムロス、曲線6はポンプに接続された制御弁が全開時の
システムロスを示している。図示のように、ポンプの運
転台数に応じて揚水量が比例的に増加している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2台のポン
プが並列運転中に、何らかの原因によって1台のポンプ
がトリップすることがある。通常のポンプ流量制御で
は、1台のポンプがトリップした場合には、そのポンプ
による水量分が不足するため、残留のポンプに対しポン
プ負荷を増加させ、回転数を上昇させるよう制御するこ
とになる。
【0005】すなわち、図6において、2台のポンプが
正常に運転中の場合の一方のポンプの運転点をA1とす
ると、他のポンプがトリップすれば、流量制御系はポン
プの回転数を上昇させようとするため、残留ポンプの運
転点はA2に移行し、さらにポンプ配管系の制御弁が全
開することで運転点は定格回転数のA3まで移行するこ
とになる。しかし、この運転点A3はポンプの定格点A0
を越えており、ポンプは過流量運転状態になっている。
この過流量運転状態の場合、有効吸込みヘッドが不足し
てキャビテーションが発生し、ポンプを損傷する場合が
ある。
【0006】本発明は上記事情にかんがみてなされたも
ので、複数のポンプを並列運転している時に1台のポン
プがトリップした場合に残留ポンプが過流量運転状態に
ならないようにするポンプの過流量防止回路を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に対し、本発明
によれば、回転数制御機能を有する複数のポンプで構成
され、これら複数のポンプを並列に運転してなるポンプ
設備において、各ポンプの回転数制御系に他ポンプのト
リップ信号に応答して回転数をそのときの回転数での最
大運転点に制限する回転数上昇ブロック回路を備えたこ
とを特徴とするポンプの過流量防止回路が提供される。
【0008】
【作用】上記手段によれば、他ポンプがトリップしてト
リップ信号が発信された場合、過流量防止回路が応答し
て残留ポンプの回転数上昇を防止する。このとき、残留
ポンプの運転点はポンプ定格点A0時の流量より小さい
値となり、流量の異常増加が防止され、有効吸込みヘッ
ドも確保され、ポンプの健全性が保たれる。
【0009】
【実施例】図1は本発明によるポンプの過流量防止回路
を適用したポンプの流量制御系統を示し、図2はポンプ
の特性図を示している。図1はポンプが2台の場合の例
を示したもので、図中、符号10は第1のポンプ、11
は第2のポンプ、12は第1のポンプ10の駆動機、1
3は第2のポンプ11の駆動機、14は第1ポンプ回転
数制御器、15は第2ポンプ回転数制御器、16はポン
プ流量制御器である。これに過流量防止回路が付加され
る。
【0010】過流量防止回路は、第1ポンプトリップ信
号17に応答して第2ポンプ回転数制御器15に対しポ
ンプ回転数の上昇をブロックさせる制御系18と第2ポ
ンプトリップ信号19に応答して第1ポンプ回転数制御
器14に対しポンプ回転数の上昇をブロックさせる制御
系20とから成っている。
【0011】図1によれば、2台あるポンプのうち1台
がトリップした場合、たとえば第1のポンプ10がトリ
ップした場合、第1ポンプトリップ信号17が発信さ
れ、第2ポンプ回転数制御器15に入力される。第2ポ
ンプ回転数制御器15では第2のポンプ11の運転点
を、第1のポンプ10がトリップする前の運転点、すな
わち図2に示した常用点A1から第1ののポンプ10が
トリップ前の回転数での最大揚水量点であるA2に保持
し、第1のポンプ10がトリップ後はそれ以上の回転数
の上昇をブロックするようにしている。これにより、残
留ポンプの運転点は定格回転数まで上昇した時の最大揚
水量A3まで移行することなく、A2点に留められ、第2
のポンプ11は過流量で運転されることがなくなる。
【0012】図3は本発明の別な実施例を示す。図中、
図1に示したものと同一の部分については同一の符号を
付してある。図3において、符号21は主蒸気流量発信
器、22は主給水ヘッダ圧力発信器、23は主蒸気ヘッ
ダ圧力発信器、24は差圧演算器、25は流量・差圧演
算器であり、これらによってポンプ流量制御器をなして
いる。26はポンプ回転数制御器、27,28は自動・
手動切替制御器である。29,30は蒸気加減弁、3
1,32は蒸気タービンであり、第1のポンプ10及び
第2のポンプの駆動機を構成している。第1ポンプトリ
ップ信号17及びその制御系18と第2ポンプトリップ
信号19及びその制御系20とはそれぞれ、自動・手動
切替制御器27及び28に接続されている。
【0013】図3の例はポンプ負荷を蒸気タービン3
1,32の回転数制御で調整するものである。通常、蒸
気タービンの回転数制御は、ポンプ吐出系の主給水ヘッ
ダ圧力発信器22からの主給水ヘッダ圧力と蒸気発生設
備出口の主蒸気ヘッダ圧力発信器23からの主蒸気ヘッ
ダ圧力との差圧を差圧演算器24で検出し、主蒸気流量
発信器21からの主蒸気流量により規定された差圧プロ
グラム信号を流量・差圧演算器25から発信している。
【0014】ポンプ回転数制御器26は流量・差圧演算
器25の信号を受け、各ポンプ用の自動・手動切替制御
器27,28を介してタービンの蒸気加減弁29,30
に制御信号を送り、回転数制御を行っている。
【0015】図3の系において、2台のポンプ10,1
1が運転中に、1台たとえば第1のポンプ10がトリッ
プすると、第2のポンプ11の運転点は、図2のA1
2を通ってA3に移行しようとする。もちろん、運転点
3はポンプ定格回転数ではあるが、残留ポンプは過流
量となり、押込圧力不足でキャビテーションが発生し、
ポンプが損傷したり、駆動機容量の不足が生じることが
ある。
【0016】そこで、第1ポンプトリップ信号17によ
り、自動・手動切替制御器28を手動に切替えて蒸気タ
ービン32の回転数上昇を押さえて第1のポンプ10が
トリップした時点の回転数とし、最大運転点を図2のA
2として、第2のポンプ11を保護するのである。
【0017】図4は本発明の他の実施例を示したもの
で、図中、図1に示したものと同一の部分には同一の符
号を付してある。図4によれば、ポンプ流量制御器16
とポンプ回転数制御器14,15との間に、自動・手動
切替制御器33を設けてあり、これに第1ポンプトリッ
プ信号17及び第2ポンプトリップ信号19による回転
数上昇をブロックさせる制御系を接続してある。この構
成によれば、ポンプトリップ信号が発信されることで、
自動・手動切替制御器33がポンプ流量制御器16から
の信号母線をブロックし、ポンプの回転数上昇を防止す
るようにしている。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、大型化、複雑化してい
るポンプ設備において、経済的に構成することができ
る。すなわち、従来では、並列運転からのトリップ対応
として残留ポンプを健全に保持するために、ポンプを過
剰に大きくしたり、また必要押込圧力の小さなポンプを
採用することでも対応可能であるが、いずれも不経済で
ある。本発明では、これを回路的に対応したことで、経
済的なポンプ設備とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるポンプの過流量防止回路を適用し
たポンプの流量制御系統を示す図である。
【図2】ポンプの特性を示した説明図である。
【図3】本発明によるポンプの過流量防止回路の別の実
施例を示したポンプの流量制御系統図である。
【図4】本発明によるポンプの過流量防止回路の更に別
の実施例を示したポンプの流量制御系統図である。
【図5】2台のポンプが並列運転時の特性を示した説明
図である。
【図6】他のポンプがトリップ時の残留ポンプの特性を
示した説明図である。
【符号の説明】
10,11 ポンプ 12,13 駆動機 14,15 ポンプ回転数制御器 16 ポンプ流量制御器 17,19 ポンプトリップ信号 18,20 制御系 21 主蒸気流量発信器 22 主給水ヘッダ圧力発信器 23 主蒸気ヘッダ圧力発信器 24 差圧演算器 25 流量・差圧演算器 26 ポンプ回転数制御器 27,28 自動・手動切替制御器 29,30 蒸気加減弁 31,32 蒸気タービン 33 自動・手動切替制御器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転数制御機能を有する複数のポンプで構
    成され、これら複数のポンプを並列に運転してなるポン
    プ設備において、各ポンプの回転数制御系に他ポンプの
    トリップ信号に応答して回転数をそのときの回転数での
    最大運転点に制限する回転数上昇ブロック回路を備えた
    ことを特徴とするポンプの過流量防止回路。
JP5873192A 1992-02-13 1992-02-13 ポンプの過流量防止回路 Withdrawn JPH05223060A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5873192A JPH05223060A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ポンプの過流量防止回路

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JP5873192A JPH05223060A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ポンプの過流量防止回路

Publications (1)

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JPH05223060A true JPH05223060A (ja) 1993-08-31

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ID=13092655

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JP5873192A Withdrawn JPH05223060A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ポンプの過流量防止回路

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JP (1) JPH05223060A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1286058A2 (de) * 2001-08-23 2003-02-26 Demag Ergotech Wiehe GmbH Hydrauliksystem für Spritzgiessmaschinen
CN103104453A (zh) * 2011-11-11 2013-05-15 三菱重工业株式会社 冷却系统的控制方法及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1286058A2 (de) * 2001-08-23 2003-02-26 Demag Ergotech Wiehe GmbH Hydrauliksystem für Spritzgiessmaschinen
EP1286058A3 (de) * 2001-08-23 2006-03-15 Demag Ergotech GmbH Hydrauliksystem für Spritzgiessmaschinen
CN103104453A (zh) * 2011-11-11 2013-05-15 三菱重工业株式会社 冷却系统的控制方法及装置

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518