JPH0521592U - リモコン用コードクリツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リモコン自体にクリップを取り着けないため
厚みが増すこともなく、快適な装着性をもたらし、また
リモコンの装着方向を限定することもないため、男性と
女性とで衣類の前合わせ方向を気にすることも無くリモ
コンの方向を一定にできるリモコン用コードクリップ。 【構成】 相対した一対の弾性を有する直線型板部２ｂ
および馬蹄形型板部２ｃより成り、その先端に衣類６等
を挟むべく爪部２ｂａ，２ｃａ１，２ｃａ２を設け、且
つ、その根元にはコード３ｂを保持すべく相対した一対
の突起部２ｂｂ，２ｃｂ１，２ｃｂ２を設けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ラジオ受信機やテープレコーダ等電子機器のリモコンコードの保持 を行なうリモコン用コードクリップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、イヤホンコードの途中にリモコンを有する電子機器は、そのリモコンを 衣類等に保持するためクリップを有している。

【０００３】 以下図５、図６及び図７を参照にしながら、従来のラジオ受信機等の電子機器 のリモコンのクリップの一例について説明する。

【０００４】 図５は従来のリモコンのクリップを示すものである。図５において、１１は電 子機器のリモコン本体、１２はそのクリップであり、クリップ１２は先端にリモ コン本体１１に圧接する係止部１２ａを設けている。１３ａ及び１３ｂはコード であり、上記リモコン本体１１と電子機器、１４及びイヤホン１５ａ，１５ｂと の間に配置されている。

【０００５】 上記図５で示した従来のリモコン１１のクリップ１２を側面より見たものが図 ６である。この図６に示すように、クリップ１２の係止部１２ａに衣類の一部１ ６を挟むことにより、リモコン１１をその衣類の一部１６に固定し使用するもの である。

【０００６】 更に図７は、図６で示したリモコン１１のクリップ１２を使用し、衣類６に止 めて使用した状態を示す図である。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記のような従来のクリップは、リモコン自体にクリップを取り 付けるため厚みが増し、装着時邪魔になりやすい。またリモコンの装着方向を限 定するため、男性と女性とでは衣類の前合わせ方向が逆であるためリモコンが逆 転してしまうという問題点を有していた。

【０００８】 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、衣類と同時にコードを挟むことにより、 上記課題を解決するコードクリップを提供することを目的としてなされたもので ある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案のリモコン用コードクリップは、相対した一 対の弾性を有する直線型板部および馬蹄形型板部より成り、その先端に衣類等を 挟む爪部を設け、且つ、その根元にはリモコンに接続されたコードを保持すべく 相対した一対の突起部を設けたものである。

【００１０】

【作用】

本考案は上記した構成によって、装着時厚みが増すこともなく、快適な装着性 をもたらし、且つ、装着方向を限定することがないため、男性と女性とで衣類の 前合わせ方向を気にすることも無くリモコンの方向を一定にできるものである。

【００１１】

【実施例】

以下本考案のリモコン用コードクリップを図１、図２、図３および図４を参照 にしながら説明する。

【００１２】 図１は本考案の実施例のリモコン用コードクリップを示すものである。図１に おいて、１は電子機器のリモコンであり、２はクリップである。クリップ２はそ の基部２ａより、相対した一対の弾性を有する直線型板部２ｂ，馬蹄形型板部２ ｃと，衣類を保持するためその先端にそれぞれ爪部２ｂａ，２ｃａ１，２ｃａ２ を設けてある。また板部２ｂ，２ｃの根元にはリモコンコードを保持するための 突起部２ｂｂ，２ｃｂ１、２ｃｂ２をそれぞれ設けている。３ａ及び３ｂは上記 リモコン１に接続されたコードであり、そのコード３ａはリモコン１と電子機器 、４との間を、またコード３ｂはリモコン１とイヤホン５ａ，５ｂとの間をそれ ぞれ接続するものである。

【００１３】 図２は本考案のクリップの正面方向を示す図、図３は本考案のクリップの側面 方向を示す図である。このクリップ２の基部２ａと、突起部２ｂｂ，２ｃｂ１、 ２ｃｂ２との間にリモコン１に接続された上方側のコード３ｂを通すことにより 、クリップ２をコード３ｂに固定する。そしてこの後、衣類６を爪部２ｂａ，２ ｃａ１、２ｃａ２の間に挟むことによりクリップ２を衣類６に固定することがで きる。

【００１４】 図４は図１、図２および図３で示したリモコン１のクリップ２を使用した状態 を示す図であり、図４において６はリモコン１を留める衣類である。この図４の ように図１、図２および図３で説明したコード３ｂに固定してあるクリップ２を 衣類６に挟み、リモコン１を衣類６に固定する。このときクリップ２は、リモコ ン１の上方側のコード３ｂに固定され、リモコン１の取り付け位置、角度を規制 しないため、クリップ２をどのような衣類６に固定しようともリモコン１はその 自重で常に一定に垂れ下がった状態を保持することとなる。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように本考案のリモコン用コードクリップは、リモコン自体にクリップ を取り着けないため厚みが増すこともなく、快適な装着性をもたらす。またリモ コンの装着方向を限定することもないため、男性と女性とで衣類の前合わせ方向 を気にすることも無くリモコンの方向を一定にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の第一の実施例におけるクリップの構
成を示す斜視図

【図２】 本考案の第一の実施例におけるクリップの正
面図

【図３】 本考案の第一の実施例におけるクリップの側
面図

【図４】 本考案の第一の実施例におけるクリップの使
用状態を示す図

【図５】 従来の実施例におけるクリップを示す斜視図

【図６】 従来の実施例におけるクリップの側面図

【図７】 従来の実施例におけるクリップの使用状態を
示す図

【符号の説明】

１ 電子機器のリモコン ２ クリップ ２ｂ 直接型板部 ２ｃ 馬蹄形型板部 ２ｂａ，２ｃａ１，２ｃａ２ 爪部 ２ｂｂ，２ｃｂ１，２ｃｂ２ 突起部 ３ コード ４ 電子機器 ５ イヤーホン ６ 衣類

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 相対した一対の弾性を有する直線型板部
   および馬蹄形型板部より成り、その先端に衣類等を挟む
   爪部を設け、且つ、その根元にはリモコンに接続された
   コードを保持すべく相対した一対の突起部を設けたこと
   を特徴とするリモコン用コードクリップ。