JPH05212279A - 吸着剤 - Google Patents

吸着剤

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Publication number
JPH05212279A
JPH05212279A JP1635792A JP1635792A JPH05212279A JP H05212279 A JPH05212279 A JP H05212279A JP 1635792 A JP1635792 A JP 1635792A JP 1635792 A JP1635792 A JP 1635792A JP H05212279 A JPH05212279 A JP H05212279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seed
adsorbent
waste
carbonized
seeds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1635792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushiro Nakagawa
和城 中川
Yuji Tachibana
優治 橘
Koji Ito
浩二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYODO KUMIAI RATESUTO
Original Assignee
KYODO KUMIAI RATESUTO
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Publication date
Application filed by KYODO KUMIAI RATESUTO filed Critical KYODO KUMIAI RATESUTO
Priority to JP1635792A priority Critical patent/JPH05212279A/ja
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来廃棄焼却されている梅の種を有効利用する
事により省資源化を図り、吸着性能などの化学的性質に
優れ安価な吸着剤を提供する事を目的としている。 【構成】梅の種を炭化、必要に応じてさらに賦活させて
なる構成となっている。すなわち、廃棄物としての梅の
種を所定の炭化装置中に投入し、窒素と酸素をバランス
を調整しつつ装置内に供給しながら炭化させることで得
られる。そして、必要に応じて得られた炭化物をさらに
賦活しても構わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、梅の実を取り除いた
後の廃棄物としての梅の種を利用した吸着能に優れた吸
着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、梅の種はそのまま磨いて工芸品と
して色々なものが作られ、土産用又は日用品などとして
利用されている。だが、まだその大半は廃棄物として焼
却されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、廃棄物として
焼却するには、燃料等が必要であるとともに、大気汚染
の原因ともなる。一方、埋め立てを行なえば、上記のよ
うな廃棄物は、自然に分解するので大気汚染の問題が無
くなるのであるが、昨今はゴミ戦争と言われるようにご
みの投棄場所がなく、非常に遠方まで運搬して投棄した
り、処理費用が嵩むという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みて、従来
廃棄焼却されている梅の種を有効利用する事により省資
源化を図り、吸着性能などの化学的性質に優れ安価な吸
着剤を提供する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、梅の種を炭化、必要に応じてさら
に賦活させてなることを特徴とする吸着剤を要旨として
いる。すなわち、廃棄物としての梅の種を所定の炭化装
置中に投入し、窒素と酸素をバランスを調整しつつ装置
内に供給しながら炭化させることで得られる。そして、
必要に応じて得られた炭化物をさらに賦活しても構わな
い。
【0006】なお、ここで言う 梅の種とは、生梅、加
工梅などをいう。そして、これらの紛砕したものや、そ
のままの種などが使用できる。
【0007】
【作用】上記構成によれば、廃棄物として処理されてい
る梅の種を炭化あるいはさらに賦活することで、焼却な
どによる炭酸ガスの発生等が防止され、かつ、これを吸
着剤として使用することで、省資源化を図るとともに、
廃棄物の有効利用を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例を参照しつつ
詳しく説明する。 (実施例1)酸素及び窒素が同時又は交互に自動的に入
り、流量が調整できるステンレス製の炭化装置を用意し
た。この炭化装置中に原料として梅の種を適度な大きさ
に砕き、減圧下で70〜100℃で加熱して液状成分を
除去したのち、200〜300℃になるまで昇温し、そ
の温度で3〜5時間係留した。その後、自然放冷して常
温になった時点で装置から取り出して黒色の炭化物を得
た。 (実施例2)300〜500℃で3〜5時間係留した以
外は、実施例1と同様にして黒色の炭化物を得た。 (実施例3)窒素及び水蒸気が同時に入り、その流量調
節ができるようにした高温電気炉を用意し、実施例1お
よび実施例2で得た炭化物をこの電気炉に入れて800
〜900℃の温度で30〜60分間賦活した。 (実施例4)賦活温度を900〜1100℃とした以外
は、実施例3と同様にして賦活した。
【0009】以下実施例1〜4で得られた炭化物および
賦活炭化物を用いてベンゼン吸着能メチレンブルー吸着
能、ヨウ素吸着能および、アンモニア吸着能をそれぞれ
試験した。その結果を下記表1に示す。なお、ベンゼン
吸着能、メチレンブルー吸着能、ヨウ素吸着能は、JI
S K−1474(−1975) JIS K−147
0(−1967)に準した方法により試験した。また、
アンモニア吸着能は10リットルの真空デシケーターを
最初に真空にしておき、予め1000ppmに調整した
アンモニアガスを5リットル注入し、窒素ガスで常圧に
戻し、初期濃度を設定する。この時、デシケーター中シ
ャーレーに1g秤量した試料を採り蓋をして入れてお
き、底部ではガスが一定になる様に攪拌する。10分
後、初期濃度を測定し、その後、試料の測定を行った。
ただし試料は恒温乾燥機で3時間乾燥した。
【0010】また、比較として、市販の脱臭剤(吸着
剤)としての商品キムコジャイアント(アメリカンドラ
ッグ社製のヤシ殻活性炭)および商品名ノンスメル(白
元本舗社製の活性炭、活性繊維、植物精油を成分とする
もの)のアンモニア吸着能を併せて調査し、その結果を
下記表2に示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】表1〜表2にみるように、実施例1〜4で
得られた吸着剤は、いずれも比較例の市販の吸着剤に比
べその吸着性能が優れている。
【0014】
【発明の効果】本発明にかかる吸着剤は、以上のように
梅の種を炭化必要に応じて賦活させてなるので、従来の
ように焼却などを行なう廃棄物処理が不要となるととも
に、それに伴う大気汚染もなくなる。しかも、従来のヤ
シ殻活性炭のように、原料を外国からの輸入に頼る必要
がなく、低コストで提供できるとともに、その吸着性能
も優れている。
【0015】また、吸着性能以外にも、加熱すると遠赤
外線が出るという性能がある。すなわち、粉砕した物、
もしくはそのままの形態で、マットレス又は枕の中に入
れ使用する事で、炭化物から出る遠赤外線が、体を温
め、血液の循環を良くする。足腰の冷え症の場合、マッ
トレスに入れることで、患部を暖め健康促進に効目があ
る。
【0016】また、枕に入れる事により、そのぬくもり
で安眠できると言う効果もある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】梅の種を炭化・必要に応じてさらに賦活さ
    せてなる事を特徴とする吸着剤。
JP1635792A 1992-01-31 1992-01-31 吸着剤 Pending JPH05212279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1635792A JPH05212279A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 吸着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1635792A JPH05212279A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 吸着剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05212279A true JPH05212279A (ja) 1993-08-24

Family

ID=11914103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1635792A Pending JPH05212279A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 吸着剤

Country Status (1)

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JP (1) JPH05212279A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004050565A1 (ja) * 2002-11-29 2004-06-17 Asahi Breweries,Ltd. 成形炭を利用した水槽浄化装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004050565A1 (ja) * 2002-11-29 2004-06-17 Asahi Breweries,Ltd. 成形炭を利用した水槽浄化装置

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