JPH05211321A - アバランシェフォトダイオード、及びそれを具備する信号処理装置 - Google Patents

アバランシェフォトダイオード、及びそれを具備する信号処理装置

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JPH05211321A
JPH05211321A JP4307874A JP30787492A JPH05211321A JP H05211321 A JPH05211321 A JP H05211321A JP 4307874 A JP4307874 A JP 4307874A JP 30787492 A JP30787492 A JP 30787492A JP H05211321 A JPH05211321 A JP H05211321A
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avalanche
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apd
avalanche photodiode
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Shigetoshi Sugawa
成利 須川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 APDに印加される電圧の変化に起因する光
電変換特性の直線性の劣化を防止する。 【構成】 アバランシェ現象を生じ得る受光部121
と、この受光部で増倍された光信号電荷を蓄積する電荷
蓄積部122と、この電荷蓄積部から前記光信号電荷を
読出す読出し手段124とを備えたアバランシェフォト
ダイオードにおいて、前記受光部と前記電荷蓄積部との
間に、前記受光部にかかる電界を制御する制御手段12
3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアバランシェフォトダイ
オード(以下APDと称する)及びそれを具備する信号
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】APDは、光通信システムに用いられる
光センサーとして開発が進められており、最近では固体
撮像装置への応用も進められている。
【0003】このような従来技術は、特許協力条約に基
づいて公開された国際出願のWO91/02381号に
記載されている。
【0004】なお、固体撮像装置の近年の発展は目ざま
しく、CCD型並びにMOS型固体撮像装置は既に実用
化されている。しかし、高品位テレビジョンや各種監視
用カメラなどの信号処理装置に広範囲へ応用するために
は、より高感度でより高SN比の固体撮像装置の開発が
望まれる。中でも、受光部にAPDを使用した電荷蓄積
型の増倍型固体撮像装置が特に高SN比化の点で有望視
されている。
【0005】上述した固体撮像装置における電荷蓄積動
作は、受光素子の一端の電極を浮遊状態にし、光信号電
荷をそこに一定期間蓄積して読出す動作である。この受
光素子としてAPDを使うと、感度は高くなるが、光信
号電荷の蓄積に伴い、APDの両端に印加されている電
圧が下がりAPD内の電界強度を変化させて、それに伴
いAPDの増倍利得も下がる。その結果、入射光量に対
する出力信号の特性、すなわち光電変換特性の直線性が
くずれてしまう。
【0006】この問題を解決すべく提案された技術の一
例が、テレビジョン学会技術報告11巻28号67−7
2ページに記載されている。この固体撮像装置の例につ
いて図18及び図19を参照して説明する。
【0007】図18は従来の固体撮像装置の等価回路図
である。図19は、従来の固体撮像装置の動作パルスお
よび表面ポテンシャル図である。
【0008】図18において、1画素はAPD401、
コンデンサ402と2つのMOSトランジスタ403,
404からなる。MOSトランジスタ403,404の
ゲートには、図19に示すパルス信号G1,G2が垂直
走査回路405からそれぞれ印加される。
【0009】この装置の動作を図19の動作パルスおよ
び表面ポテンシャル図を用いて説明する。まずリセット
動作として、MOSトランジスタ403,404のゲー
トに同じ正の電圧を加えて、ゲート下のポテンシャル電
位を共にVg −Vt の値まで下げる。APD401、コ
ンデンサ402に蓄積されていた電荷はドレイン側に掃
き出され、APD401の表面ポテンシャルはVg −V
t で平衡に達する(図19の(A))。
【0010】次に、MOSトランジスタ403のゲート
に電圧Vg を印加したままで、MOSトランジスタ40
4をOFFすると、APD401はコンデンサ402と
並列に接続された状態で電荷蓄積状態となる。この電荷
蓄積期間内に光が入射し、APD401でアバランシェ
増倍された信号電荷は、APD401とコンデンサ40
2の2ケ所に蓄積される(図19の(B))。
【0011】蓄積期間終了時には、MOSトランジスタ
403はOFFされる(図19の(C))。この状態で
MOSトランジスタ404のゲートに正の電圧Vg を印
加すると、コンデンサ402に蓄積された信号電荷が出
力信号電荷として外部回路に読出される(図19の
(D))。以降、これらの動作が繰り返される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た固体撮像装置では、電荷蓄積期間内に浮遊状態にある
APDの電極とコンデンサが並列に接続されているの
で、本発明者はコンデンサの容量を大きくすれば、AP
Dの印加電圧の変化が低減され、APDの増倍利得の変
化も低減されて、従って光電変換特性の直線性が改善さ
れると期待していた。しかしながら、本発明者が数多く
の実験を行った結果実際には、大きなコンデンサを付加
しても十分な直線性の改善はなされなかった。
【0013】図20に従来の固体撮像装置の光電変換特
性を示す。図20から明らかなように、APDの接合容
量CAPD (この場合、18pF)の数十倍以上の容量の
コンデンサを付加しても直線性の改善は十分ではない。
また、このように非常に大きなコンデンサを各画素に付
加することは、解像度向上、微細化の観点からも好まし
くない。
【0014】以上、固体撮像装置を例に挙げて、従来例
を詳細に説明したが、電界強度の変化に基づく直線性劣
化の問題は撮像装置だけでなく、アバランシェフォトダ
イオード及びそれを具備する信号処理装置共通の問題で
もある。
【0015】本発明の目的は、上述した技術課題を解決
し、従来より光電変換特性において優れた直線性を呈す
るアバランシェフォトダイオード及びそれを具備する信
号処理装置を提供することにある。
【0016】本発明の別の目的は高感度なアバランシェ
フォトダイオード及びそれを具備する信号処理装置を提
供することにある。
【0017】更に本発明の別の目的はアバランシェフォ
トダイオードにかかる電界強度の変動を抑制できるアバ
ランシェフォトダイオード及びそれを具備する信号処理
装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、ア
バランシェ現象を生じ得る受光部と、この受光部で増倍
された光信号電荷を蓄積する電荷蓄積部と、この電荷蓄
積部から前記光信号電荷を読出す読出し手段とを備えた
アバランシェフォトダイオードにおいて、前記受光部と
前記電荷蓄積部との間に、前記受光部にかかる電界を制
御する制御手段を設けたことを特徴とするアバランシェ
フォトダイオード、及びそれを具備する信号処理装置に
よって達成される。
【0019】また、上記本発明の目的は、アバランシェ
現象を生じ得る受光部と、この受光部で増倍された光信
号電荷を蓄積する電荷蓄積部と、この電荷蓄積部から前
記光信号電荷を読出す読出し手段とを備えたアバランシ
ェフォトダイオードにおいて、前記受光部と前記電荷蓄
積部との間に前記受光部にかかる電界を少なくとも蓄積
期間中に制御する制御手段を設けるとともに、該受光部
の一方の端子の電位を一定期間固定する電位固定手段を
設けたことを特徴とするアバランシェフォトダイオー
ド、及びそれを具備する信号処理装置によって達成され
る。
【0020】本発明は、アバランシュ増倍機能を有する
受光素子部と、受光した光に基づく信号電荷を蓄積する
電荷蓄積部との間に、該受光素子部とりわけアバランシ
ュ増倍部にかかる電界強度を制御する手段を設けたもの
である。
【0021】本発明によれば、該制御手段によりアバラ
ンシュ増倍部にかかる電界強度を一定に保つことがで
き、アバランシュ増倍利得が一定に保たれる。とりわけ
電荷蓄積動作期間に該制御手段を働かせれば、優れた直
線性を示す光電変換特性を有する信号を得ることができ
る。
【0022】つまり、蓄積されるキャリア(電子又は正
孔)に対する電位障壁を制御して、蓄積動作開始時の制
御手段における電位障壁の大きさを蓄積部の初期電位よ
り大きく設定すると共に、受光素子部つまりAPDのカ
ソード又はアノードの初期電位を上記電位障壁の電位と
ほぼ同じ電位とする。
【0023】換言すれば、蓄積開始時にAPDのカソー
ド又はアノードの電位を蓄積部の電位とは異なるように
設定し、光生成キャリアがほとんど蓄積部のみに蓄積さ
れ、APDのフローティング状態にある端子(アノード
又はカソード)には光生成キャリアが実質的に蓄積され
ないように、APD素子部と電荷蓄積部との電位を制御
する。
【0024】より好ましくは電荷蓄積部と出力側回路と
の間に読出し手段としてのゲート手段を設け、上述した
制御手段と該ゲート手段とを協動させて電界強度を一定
に保つ。
【0025】更には、APD素子のフローティング状態
となる端子(アノード又はカソード)を独立的に基準電
位に設定するリセット手段を設けることが望ましい。
【0026】この基準電位は、電荷蓄積動作時の、受光
素子部と電荷蓄積部との間の電位障壁とほぼ等しいか、
暗状態では光生成キャリアが電位障壁を越えて蓄積部に
流れ込まないような若干大きめの電位とする。 [受光素子部]受光素子部としては、受光してキャリア
を発生する光吸収層領域とアバランシェ増倍を行う増倍
層領域とが機能分離されたもの、或いは光吸収領域自体
がアバランシェ増倍を行うもの、のいずれでもよい。
【0027】前者の場合、光吸収層としてはPN又はP
IN接合、ヘテロ接合、又はショットキー接合により空
乏層を内部に形成し得る光起電力型、もしくは光導電型
が採用され得る。又アバランシェ増倍層としてはPN又
はPIN接合を逆バイアスし接合部においてイオン化を
起こすもの、逆バイアス電界により半導体層内でキャリ
アが加速されてイオン化を起こすもの、更にはヘテロ接
合を形成し該接合における伝導帯又は価電子帯の一方に
生じるエネルギー段差によりキャリアが加速されてイオ
ン化を起こすもの、のいずれのタイプであってもよい。
【0028】とりわけ本発明において多大な効果を奏す
るのは逆バイアス電界によりイオン化を起こす“電界加
速型”と称されるタイプである。
【0029】受光素子部の詳細は、前述のWO91/0
2381号公報及び本発明者を含む複数の発明者等によ
り「PHOTOELECTRIC CONVERSIO
NAPPARATUS」というタイトルで米国に199
1年4月3日に出願された特許出願番号667,400
号の明細書、又は、発明者斎藤等に付与された米国特許
第5,093,704号の明細書、等に記載されてい
る。
【0030】そして受光素子部は、シリコン、ゲルマニ
ウム、炭素等のテトラヘドラル系元素を主成分とする半
導体、或いはIII −V族又はII−VI族化合物半導体、ま
たはカルコゲナイド系元素を主成分とする半導体等によ
り形成できる。
【0031】具体的には、単結晶或いは非単結晶のシリ
コン、シリコンゲルマニウム、シリコンカーバイド、シ
リコンゲルマニウムカーバイド、シリコンナイトライ
ド、シリコンオキサイド等であり必要に応じて水素やハ
ロゲン元素、III 族又はV族のドーパントを含む材料が
最も好ましい。一方、化合物半導体としてはGaAs,
GaAlAs等が挙げられ、カルコゲナイド系としては
CdS,CdSSe,SeTe等が挙げられる。
【0032】これら半導体材料は、APDの構成やAP
Dが採用されるシステムに用いられる光の種類、等に応
じて適宜選択される。 [電荷蓄積部]電荷蓄積部には通常のキャパシタが用い
られる。具体的にはPN接合を用いた接合容量、MIS
(金属−絶縁体−半導体)接合を用いた接合容量等が好
ましく用いられる。 [制御手段]制御手段は、APD素子部と電荷蓄積部と
の、それぞれの蓄積開始時の初期電位を上述した設定値
に設定できるものであればよく、トランジスタ等のスイ
ッチ素子が好ましい。より好ましくは、後述するような
MOSゲートが挙げられる。
【0033】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例1につい
て図面を参照しながら説明する。
【0034】図1〜図4は本発明の第1の実施例に係る
固体撮像装置を示す図である。
【0035】図1は、本発明の第1の実施例に係る固体
撮像装置の一画素の断面図である。
【0036】図1において、101はN型シリコン基
板、102はP型ウェル(N型シリコン基板101とP
型ウェル102とは半導体基体を構成する)、103は
APDのアノードを形成するためのP+ 型不純物半導体
領域、104はAPDのカソードを形成するためのN+
型不純物半導体領域、105はアバランシェ増倍された
電荷を蓄積するコンデンサを形成するためのN+ 型不純
物半導体領域、106は信号電荷を読出すためのN+
ドレイン、107はP+ 型チャネルストップ、108は
MOSトランジスタのゲート酸化膜、109は素子分離
を行うための選択酸化領域、110はAPDに印加され
る電圧を一定に保つための制御ゲート電極、111は蓄
積コンデンサを形成するN+ 型不純物半導体領域105
に蓄積した信号電荷を読出すためのパルスを与えるゲー
ト電極、112は信号電荷を取り出すための電極、11
3はゲート電極110,111と読出し電極112との
間に設けられた層間絶縁膜、114は光が入射されるA
PD以外の部分を遮光するための電極、115は読出し
電極112と遮光電極114との間に設けられた層間絶
縁膜を示す。図2は、上記画素を2次元に配列して構成
した本発明の第1の実施例に係る固体撮像装置の等価回
路図である。
【0037】図2において、121は入射光を光電変換
し発生した光電荷をアバランシェ増倍するAPD、12
2はアバランシェ増倍された光信号電荷を蓄積する蓄積
コンデンサ、123はAPD121に印加される電圧を
一定に保つためのMOSトランジスタ、124は蓄積コ
ンデンサ122に蓄積された電荷を読出すためのMOS
トランジスタ、125は制御電圧入力端子126に印加
された制御電圧VG をMOSトランジスタ123のゲー
トに印加するための配線、127は垂直走査回路128
から発生される読出しパルスをMOSトランジスタ12
4のゲートに印加するための配線、129は蓄積コンデ
ンサ122に蓄積された光信号を読出すための垂直配
線、130は垂直配線129を選択するためのMOSス
イッチ、131はMOSスイッチ130に水平走査回路
132から発生されるパルスを印加するための配線、1
33は水平読出し配線、134は光信号電流を電圧に変
換するための抵抗、135は蓄積コンデンサ122のリ
セット電位を設定する電圧VV を印加するための端子、
136は出力端子を示す。
【0038】図3は、本発明の第1の実施例に係る固体
撮像装置の一画素の表面ポテンシャル図である。図3は
一画素の読み出しリセット終了状態(A)と増倍蓄積状
態(B)および読み出しリセット状態(C)時の各表面
ポテンシャルを示したものである。
【0039】以上のように構成された固体撮像装置の動
作について、図1、図3を用いて説明する。
【0040】N型シリコン基板101は0Vに保持し、
APD121のP+ 不純物半導体領域103の電位を設
定するP型ウェル102はアバランシェ増倍が起こるよ
うな適当な負の電位に保持しておく。APD121のN
+ 不純物半導体領域104の電位を設定する制御電圧入
力端子126(110)にはMOSトランジスタ123
のチャネル電位(VG −VT :ここでVT はMOSトラ
ンジスタ123のしきい値電圧)を一定に保つような正
の電圧VG を印加する。ここでVG −VT は少なくとも
蓄積動作中は正の電位に設定し、且つVG はトランジス
タ124のオフ電圧よりも正方向に大きな電位に設定す
る。
【0041】端子135にはMOSトランジスタ123
を常にON状態に保ち、かつ蓄積コンデンサ122から
の光信号の読出しおよびリセットができるような、VG
よりは高い適当な正の電位を印加しておく。このように
設定された状態において、MOSトランジスタ123の
ゲート下のチャネル領域の電位およびAPD121のN
+ 不純物半導体領域104の電位は一定値のVG −VT
に保たれる。
【0042】まず、読出しおよびリセット動作が完了す
るまで、MOSトランジスタ124のゲートに垂直走査
回路128から発生したパルスがφV1,φV2印加されて
MOSトランジスタ124がON状態になっており、蓄
積コンデンサ122の電位は、VG −VT より高い、電
圧VV となっている(図3の(A))。
【0043】次にMOSトランジスタ124がOFFし
増倍蓄積期間となる。このとき、APD領域に入射した
光は、光電変換され、正孔はP+ 不純物半導体領域10
3およびP型ウェル領域102に達し吸収される。電子
はアバランシェ領域であるP+ 不純物半導体領域103
とN+ 不純物半導体領域104との接合部付近において
増倍され、N+ 不純物半導体領域104、MOSトラン
ジスタ123のゲート下のチャネル領域をへて、蓄積コ
ンデンサ122に蓄積される。このときAPD領域の電
位はMOSトランジスタ123により常に一定に保たれ
ており、発生し増倍された光電荷もN+ 不純物半導体領
域104に蓄積されることなく即座に蓄積コンデンサ1
22に導かれるので、増倍利得が変化することはない
(図3の(B))。
【0044】次に水平ブランキング期間に垂直走査回路
128より配線127にパルスを印加し、MOSトラン
ジスタ124をON状態として、蓄積コンデンサ122
に蓄積されたアバランシェ増倍された信号電荷を垂直配
線129に読出す(図3の(C))。この後水平走査期
間の間に水平走査回路132から水平走査パルスを印加
し、MOSスイッチ130を導通して、順番に信号電流
を抵抗134により電圧変換しながら出力端子136よ
り出力する。
【0045】図4、図5は図1に示す固体撮像装置の動
作の2例を説明する為のタイミングチャートである。
【0046】図5の例では蓄積部の信号を一たん垂直線
に読み出すのではなく、MOSトランジスタ124、1
30を同時にオンして信号を出力するものである。
【0047】以上のように構成した本実施例の固体撮像
装置の光電変換特性を図6に示す。本発明の実施例では
アバランシェ増倍の利得が20倍になるように設定して
いる。図6からわかるように光電変換特性の良好な直線
性が得られる。 (実施例2)次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0048】図7は本発明の第2の実施例に係る固体撮
像装置の一画素の断面図である。
【0049】図7において、301はN型シリコン基
板、302はP型ウェル、303はAPDを形成するた
めのN+ 型不純物半導体領域、304はアバランシェ増
倍された電荷を蓄積するコンデンサを形成するためのN
+ 型不純物半導体領域、305は信号電荷を読出すため
のN+ 型ドレイン、306はP+ 型チャネルストップ、
307はMOSトランジスタのゲート酸化膜、308は
素子分離を行うための選択酸化領域、309はAPDに
印加される電圧を一定に保つための制御ゲート電極、3
10は蓄積コンデンサを形成するN+ 型不純物半導体領
域304に蓄積した信号電荷を読出すためのパルスを与
えるゲート電極、311は信号電荷を取り出すための電
極、312はアバランシェ増倍された信号電荷をN+
不純物半導体領域303に導くための電極、313はゲ
ート電極309,310と電極311,312との間に
設けられた層間絶縁膜、314は画素ごとに設けられた
画素電極、315は電極311,312と電極314と
の間に設けられた層間絶縁膜、316はアモルファスシ
リコンゲルマニュウムからアモルファス炭化シリコンま
でゲルマニュウムおよび炭素の組成比を変化させて禁制
帯幅を層の上方向から下方向へ大きくなるように変調し
た層316−1、316−2、316−3、316−
4、316−5の5層を順次積層したアバランシェ増倍
領域、317は入射光を光電変換し、発生した電荷をア
バランシェ増倍領域316に導くためのI型アモルファ
スシリコンからなる受光層、318はP+ 型アモルファ
スシリコン層、319は透明電極を示す。
【0050】本実施例の固体撮像装置は、図2に示した
第1の実施例と同様に2次元的に配列され動作させられ
る。
【0051】以下、本実施例の固体撮像装置の動作につ
いて説明する。
【0052】N型シリコン基板301はOVに保持され
ている。P型ウェル302はMOSトランジスタが正常
に動作するような適当な負の電位、透明電極319はア
バランシェ増倍が起こるような適当な負の電位に保持し
ておく。N+ 不純物半導体領域303の電位を設定する
制御ゲート電極309にはその下のチャネル電位が一定
に保てるような適当な正の電圧VG 、ゲート電極310
にはMOSトランジスタ123を常にON状態に保ち得
かつ蓄積コンデンサからの光信号の読出しおよびリセッ
トができるような、VG よりは高い適当な正の電圧を印
加しておく。このように設定された状態において、制御
ゲート電極309のゲート下のチャネル領域の電位およ
びN+ 不純物半導体領域303の電位は一定値のVG
T に保たれる。
【0053】読出しおよびリセット動作は、図3の
(A)に示した第1の実施例と全く同様に行われる。
【0054】次の増倍蓄積期間においては、入射した光
は受光層317で光電変換され、正孔はP+ アモルファ
スシリコン層318に達し吸収される。電子はアバラン
シェ増倍領域316で増倍され、N+ 不純物半導体領域
303、制御ゲート電極309下のチャネル領域をへ
て、蓄積コンデンサを形成するN+ 不純物半導体領域3
04に蓄積される。このとき積層されたアモルファス層
の電位は常に一定に保たれており、発生し増倍された光
電荷もN+ 不純物半導体領域303に蓄積されることな
く即座に蓄積コンデンサのN+ 不純物半導体領域304
に導かれるので、アバランシェ増倍の利得が変化するこ
とはない。N+ 不純物半導体領域304に蓄積されたア
バランシェ増倍された信号電荷は図1に示した第1の実
施例と同様に電極311をへて出力される。
【0055】以上のように構成した本実施例の固体撮像
装置の光電変換特性も、第1の実施例の特性図である図
6と同様に光電変換特性の良好な直線性を示す。また、
本実施例においては受光部およびアバランシェ増倍部を
積層して形成したために、面積的余裕が生じ、蓄積コン
デンサの容量値を大きくとることができ、ダイナミック
レンジは図1に示したものよりは広がった。
【0056】なお、本発明は上述された実施例1、2に
限定されるものではない。例えば、電位制御手段は、電
界効果トランジスタであればよく、MOSトランジスタ
のかわりに、接合型電界効果トランジスタ(JFE
T)、静電誘導トランジスタ(SIT)などを用いても
よい。蓄積容量は、PN接合のかわりにMOSキャパシ
タなどを用いてもよい。蓄積容量から信号電荷を読み出
すための画素スイッチは、MOSトランジスタのかわり
にバイポーラトランジスタ、JFETなどを用いてもよ
い。読み出し方法は、電圧読出しのかわりに電流読出し
でもよい。画素配列は、2次元配列のかわりに1次元配
列でもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
【0057】以上詳述したように、本発明実施例1、2
によれば、受光部と電荷蓄積部との間に設けられた電位
制御手段により、APDに印加される電位を一定に保つ
ことができ、電荷蓄積期間中にもAPDの増倍利得が一
定に保たれ、従って光電変換特性の直線性の優れた、高
感度、高SN比の固体撮像装置が可能となる。
【0058】以下に説明する実施例の固体撮像装置は、
APDによる受光部と、この受光部で増倍された光信号
電荷を蓄積する電荷蓄積部と、この電荷蓄積部から前記
光信号電荷を読出す読出し手段とを備えた固体撮像装置
において、前記受光部と前記電荷蓄積部との間に前記A
PDに印加される電位を少なくとも蓄積期間中に制御す
る電位制御手段を設けるとともに、該電位を一定期間固
定する電位固定手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0059】以上の構成によれば、受光部と電荷蓄積部
との間に設けられた電位制御手段と、APDの電位を一
定期間固定する電位固定手段とにより、残像を発生させ
ることなくAPDに印加される電位をほとんど一定に保
つことができ、電荷蓄積期間中にもAPDの増倍利得が
一定に保たれる。従って従来のAPD電荷蓄積型固体撮
像素子において生じていた、APDに印加される電圧の
変化に起因する光電変換特性の直線性の劣化を防止する
ことができる。 (実施例3)図8〜図10は本発明の実施例3に係る固
体撮像装置を示す図である。
【0060】図8は、本発明の実施例3に係る固体撮像
装置の一画素の断面図である。
【0061】図8において、1はN型シリコン基板、2
はP型ウェル(N型シリコン基板1とP型ウェル2とは
半導体基体を構成する)、3はAPDを形成するための
+型不純物半導体領域、4はAPDを形成するための
+ 型不純物半導体領域、5はアバランシェ増倍された
電荷を蓄積するコンデンサを形成するためのN+ 型不純
物半導体領域、6は信号電荷を読出すためのN+ 型ドレ
イン、7はAPDのN+ 不純物半導体領域4の電位を一
定期間固定するための電圧を与えるN+ ドレイン、8は
+ 型チャネルストップ、9はMOSトランジスタのゲ
ート酸化膜、10は素子分離を行うための選択酸化領
域、11はAPDに印加される電圧を一定に保つための
制御ゲート電極、12は蓄積コンデンサを形成するN+
型不純物半導体領域5に蓄積した信号電荷を読出すため
のパルスを与えるゲート電極、13は信号電荷を取り出
すための電極、14はAPDのN+ 不純物半導体領域4
の電位を固定するためのパルスを与えるゲート電極、1
5は固定電圧VR が印加された電極、16はゲート電極
11,12,14と電極13,15との間に設けられた
層間絶縁膜、17は光が入射されるAPD以外の部分を
遮光するための電極、18は電極13,15と遮光電極
17の間に設けられた層間絶縁膜を示す。
【0062】図9は、上記画素を2次元に配列して構成
した本発明の実施例3に係る固体撮像装置の等価回路図
である。
【0063】図9において、21は入射光を光電変換し
発生した光電荷をアバランシェ増倍するAPD、22は
アバランシェ増倍された光信号電荷を蓄積する蓄電コン
デンサ、23はAPD21に印加される電圧を一定に保
つためのMOSトランジスタ、24は蓄積コンデンサ2
2に蓄積された電荷を読出すためのMOSトランジス
タ、25はAPD21に印加される電圧を一定期間固定
するためのMOSトランジスタ、26は制御電圧入力端
子27に印加された制御電圧VG をMOSトランジスタ
23のゲートに印加するための配線、28は固定電圧入
力端子129に印加された電圧VR をMOSトランジス
タ25のN+ ドレイン7に導くための配線、30は垂直
走査回路31から発生される読出しパルスをMOSトラ
ンジスタ24およびMOSトランジスタ25のゲートに
印加するための配線、32は蓄積コンデンサ22に蓄積
された光信号を読出すための垂直配線、33は垂直配線
32を選択するためのMOSスイッチ、34はMOSス
イッチ33に水平走査回路35から発生されるパルスを
印加するための配線、36は水平読出し配線、37は光
信号電流を電圧に変換するための抵抗、38は蓄積コン
デンサ22のリセット電位を設定する電圧VV を印加す
るための端子、39は出力端子を示す。
【0064】図10は、本発明の実施例3である固体撮
像装置の一画素の表面ポテンシャル図である。図10は
一画素の読み出しリセット終了の(A)と増倍蓄積の
(B)および読出しリセットの(C)時の各表面ポテン
シャルを示したものである。
【0065】以上のように構成された固体撮像装置の動
作について、図8、図9および図10を用いて説明す
る。
【0066】N型シリコン基板1は0V、APD21の
+ 不純物半導体領域3の電位を設定するP型ウェル2
はアバランシェ増倍が起こるような適当な負の電位に保
つ。APD21のN+ 不純物半導体領域4の電位を制御
する制御電圧入力端子27にはMOSトランジスタ23
のチャネル電位が一定に保てるような適当な正の電圧V
G を印加しておく、固定電圧入力端子29は正の電位V
R に保持する。端子38は、MOSトランジスタ23が
常にON状態となりかつ蓄積コンデンサ22からの光信
号の読出しおよびリセットができるような、VG よりは
高い適当な正の電位VV に保持しておく。
【0067】まず、読出しおよびリセット動作が完了す
る時点で、MOSトランジスタ24およびMOSトラン
ジスタ25のゲートに垂直走査回路31から発生したパ
ルスが印加されており、MOSトランジスタ24,25
がON状態になっており、蓄積コンデンサ22の電位
は、VG −VT より高い電圧VV に、また、APD21
のN+ 不純物半導体領域4の電位はMOSトランジスタ
23のチャネル電位VG−VT にほぼ等しいか、または
若干高めの電圧VR となっている(図10の(A))。
【0068】次にMOSトランジスタ24およびMOS
トランジスタ25がOFFし増倍蓄積期間となる。この
とき、APD領域に入射した光は、光電変換され、正孔
はP+ 不純物半導体領域3およびP型ウェル領域2に達
し吸収される。電子はアバランシェ領域であるP+ 不純
物半導体領域3とN+ 不純物半導体領域4との接合部付
近において増倍され、N+ 不純物半導体領域4、MOS
トランジスタ23のゲート下のチャネル領域をへて、蓄
積コンデンサ22に蓄積される。このときAPD領域の
電位はMOSトランジスタ23によりほとんど一定に保
たれており、発生し増倍された光電荷もN+ 不純物半導
体領域4にほとんど蓄積されることなく蓄積コンデンサ
22に導かれるので、増倍利得が変化することはない。
【0069】しかしながらより正確に見ると、暗状態の
+ 不純物半導体領域4の電荷量と比べると、光照射状
態ではN+ 不純物半導体領域4には若干ながら光電荷が
余分に存在する。このN+ 不純物半導体領域4に存在す
る光電荷量は入射光量によってわずかに変化するので、
+ 不純物半導体領域4の電位も、暗状態でゲート制御
電極により規定される電位から、わずかに変化する。こ
の光照射時に存在する光電荷の影響はAPDの増倍利得
を変化させるほどの印加電圧変化を生じないが、このま
までは残像の発生をもたらすので、後に示すような余分
電荷を固定電位に捨てる動作を行い、残像を生じさせな
いようにする(図10の(B))。
【0070】次に水平ブランキング期間に垂直走査回路
31より配線30にパルスを印加し、MOSトランジス
タ24をONし、蓄積コンデンサ22に蓄積されたアバ
ランシェ増倍された信号電荷を垂直配線32に読出す。
このとき、同時にMOSトランジスタ25もON状態と
なり、光照射によってN+ 不純物半導体領域4に存在し
た余分な光電荷は、N+ ドレイン7を通して捨てられ、
+ 不純物半導体領域4の電位は電圧VR に固定され
る。この電圧固定動作は各フィールド毎に行われるの
で、先の増倍蓄積動作はいつも同じAPD印加電圧のと
ころから始められ、したがって残像が発生することはな
い(図10の(C))。この後水平走査期間の間に水平
走査回路35から水平走査パルスを印加し、MOSスイ
ッチ33を導通して、順番に信号電流を抵抗37により
電圧変換しながら出力端子39より出力する。
【0071】駆動は、前述した実施例同様、図4及び図
5に示すタイミングチャートに基いて行われる。
【0072】以上のように構成した本実施例の固体撮像
装置の光電変換特性を図11に示す。本発明の実施例で
はアバランシェ増倍の利得が20倍になるように設定し
ている。図11からわかるように光電変換特性の良好な
直線性が得られる。また、以上のように構成した本実施
例の固体撮像装置の残像特性を図12に示す。図12か
らわかるように残像も極めて低く抑えられている。 (実施例4)次に、本発明の実施例4について図面を参
照しながら説明する。
【0073】図13は本発明の実施例4に係る固体撮像
装置の一画素の断面図である。
【0074】図13において、1301はN型シリコン
基板、1302はP型ウェル、1303はAPDを形成
するためのN+ 型不純物半導体領域、1304はアバラ
ンシェ増倍された電荷を蓄積するコンデンサを形成する
ためのN+ 型不純物半導体領域、1305は信号電荷を
読出すためのN+ 型ドレイン、1306はAPDのN+
不純物半導体領域1303の電位を一定期間固定するた
めのN+ ドレイン、1307はP+ 型チャネルストッ
プ、1308はMOSトランジスタのゲート酸化膜、1
309は素子分離を行うための選択酸化領域、1310
はAPDに印加される電圧を一定に保つための制御ゲー
ト電極、1311は蓄積コンデンサを形成するN+ 型不
純物半導体領域1304に蓄積した信号電荷を読出すた
めのパルスを与えるゲート電極、1312は信号電荷を
取り出すための電極、1313はAPDのN+ 型不純物
半導体領域1303の電位を固定するためのパルスを与
えるゲート電極、1314は固定電圧VR が印加された
電極、1315はアバランシェ増倍された信号電荷をN
+ 型不純物半導体領域1303に導くための電極、13
16はゲート電極1310,1311,1313と電極
1312,1314,1315との間に設けられた層間
絶縁膜、1317は画素ごとに設けられた画素電極、1
318は電極1312,1314,1315と電極13
17との間に設けられた層間絶縁膜、1319はアモル
ファスシリコンゲルマニュウムからアモルファス炭化シ
リコンまでゲルマニュウムおよび炭素の組成比を変化さ
せて禁制帯幅を層の上方向から下方向へ大きくなるよう
に変調した層1319−1、1319−2、1319−
3、1319−4、1319−5の5層を順次積層した
アバランシェ増倍領域、1320は入射光を光電変換
し、発生した電荷をアバランシェ増倍領域1319に導
くためのI型アモルファスシリコンからなる受光層、1
321はP+ 型アモルファスシリコン層、1322は透
明電極を示す。
【0075】本実施例の固体撮像装置は、図9に示した
実施例3と同様に2次元的に配列され動作させられる。
【0076】以下、本実施例の固体撮像装置の動作につ
いて説明する。
【0077】N型シリコン基板1301は0V、APD
のP+ 不純物半導体領域1321の電位を設定する透明
電極1322はアバランシェ増倍が起こるような適当な
負の電位に保持される。APDのN+ 不純物半導体領域
1303の電位を制御する制御ゲート電極1310には
MOSトランジスタのチャネル電位がほとんど一定に保
てるような適当な正の電圧VG 、電極1314には正の
電圧VR 、電極1312には、MOSトランジスタが常
にON状態となりかつ蓄積コンデンサを形成するN+
純物半導体領域1304からの光信号の読出しおよびリ
セットができるような、VG よりは高い適当な正の電圧
V を印加しておく。
【0078】読出しおよびリセット動作は、図10の
(A)に示した第1の実施例と全く同様に行われる。
【0079】次の増倍蓄積期間においては、入射した光
は受光層1320で光電変換され、正孔はP+ アモルフ
ァスシリコン層1321に達し吸収される。電子はアバ
ランシェ増倍領域1319で増倍され、N+ 不純物半導
体領域1303、ゲート電極1310下のチャネル領域
をへて、蓄積コンデンサを形成するN+ 不純物半導体領
域1304に蓄積される。このとき積層されたアモルフ
ァス層の電位は常に一定に保たれており、発生し増倍さ
れた光電荷もN+ 不純物半導体領域1303にほとんど
蓄積されることなく蓄積コンデンサのN+ 不純物半導体
領域1304に導かれるので、アバランシェ増倍の利得
が変化することはない。N+ 不純物半導体領域1304
に蓄積されたアバランシェ増倍された信号電荷は図8に
示した実施例3と同様に電極1312をへて出力され
る。
【0080】以上のように構成した本実施例の固体撮像
装置の光電変換特性も、実施例3の特性図である図11
と同様に光電変換特性の良好な直線性を示す。また、本
実施例においては受光部およびアバランシェ増倍部を積
層して形成したために、面積的余裕が生じ、蓄積コンデ
ンサの容量値を大きくとることができ、ダイナミックレ
ンジは図11に示したものよりは広がった。また残像に
ついても本実施例の特性は実施例3の特性図である図1
2と同様極めて低く抑えられる。
【0081】なお、本発明は上述された実施例3、4に
限定されるものではない。例えば、電位制御手段は、電
界効果トランジスタであればよく、MOSトランジスタ
のかわりに、接合型電界効果トランジスタ(JFE
T)、静電誘導トランジスタ(SIT)などを用いても
よい。蓄積容量は、PN接合のかわりにMOSキャパシ
タなどを用いてもよい。蓄積容量から信号電荷を読出す
ための画素スイッチは、MOSトランジスタのかわりに
バイポーラトランジスタ、JFETなどを用いてもよ
い。読出し方法は、電圧読出しのかわりに電流読出しで
もよい。画素配列は、2次元配列のかわりに1次元配列
でもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
【0082】以上詳述したように、本実施例3、4によ
れば、受光部と電荷蓄積部との間に設けられた電位制御
手段と受光部のAPDに印加される電位を一定期間固定
する電位固定手段とにより、残像を発生させることなく
APDに印加される電位を一定に保つことができ、電荷
蓄積期間中にもAPDの増倍利得が一定に保たれ、従っ
て光電変換特性の直線性の優れた、高感度、高SN比の
固体撮像装置が可能となる。 (実施例5)図14は本発明の更に別の実施例によるA
PDを用いた固体撮像装置の回路構成図である。
【0083】図15は各部分のポテンシャルプロファイ
ルを示す模式図、図16は図14に示す回路の為のタイ
ミングチャートである。
【0084】画素CELLは、前述した実施例1〜2同
様、APD501と電荷蓄積部503、電位制御用のM
OSゲート502、電荷転送用のMOSゲート504か
らなる構成、又は、前述した実施例3、4同様APD5
01、電荷蓄積部503、電位制御用MOSゲート50
2、電荷転送用MOSゲート504に加えて不図示のリ
セット用トランジスタ(図9の符号25に相当)を設け
た構成からなる。
【0085】まず図15のリセット動作(A)に示すよ
うに、MOSゲート504とMOSトランジスタ510
とがオンして電荷蓄積部503と垂直線505との電位
が基準電圧源507の基準電位VV にリセットされる。
【0086】このVV はAPD501のカソードの電位
より十分高い電位とする。
【0087】次にφV 、φVRのパルスがLOWレベルと
なり、MOSゲート504とMOSトランジスタ510
とはオフ状態となる。図15の蓄積動作(B)のように
この時APD501部への光入射により生成されたキャ
リアのうち電子はMOSゲート502の電位障壁をのり
こえて電荷蓄積部503に蓄積される。
【0088】次いで図15の読み出し動作(C)ではM
OSトランジスタ510はオフ状態のまま、MOSゲー
ト504にHIGHレベルのパルスφV を印加して、垂
直線505の浮遊容量に電荷を読み出す。その後、MO
Sトランジスタ504をオフして、ハイレベルのパルス
φH によりMOSトランジスタ512をオンして垂直線
505の電荷を水平線513の容量に読み出す。こうし
て、直線性に優れた信号が高SN比で得られる。
【0089】本実施例の読み出し動作においては、垂直
線に更に別のMOSトランジスタを介して容量505よ
りも大きな容量素子を接続した回路とし、そこに信号を
読み出すタイプの変形例が採用されてもよい。
【0090】図17は本発明のAPDを用いた通信シス
テム、ファクシミリ、ビデオレコーダー等の信号処理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【0091】ORは画像情報等を担持したオリジナル、
601は結像レンズ、602は本発明のAPDである。
【0092】APDは簡単な通信システムであれば単体
デバイスが採用され、ファクシミリ等であればラインセ
ンサー、ビデオレコーダーであればエリアセンサーの構
成を採用する。
【0093】603は中央演算装置を含む制御回路であ
り、入力ライン612、APDを駆動する為の出力ライ
ン610、電源供給ライン611を介してAPD602
に接続されている。
【0094】604は記録制御回路であり、記録ヘッド
605と接続され情報を記録媒体606に書き込む。
【0095】記録ヘッド605はビデオレコーダーの場
合、磁気ヘッドであり、ファクシミリの場合はサーマル
ヘッドやインクジェットヘッドである。そして記録ヘッ
ド605は通信システムの場合には、ケーブルを介して
別の場所におかれた記録装置で代用される。
【0096】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、APDの
両端の電位が一定となり、APDにかかる電界強度が蓄
積動作中一定に保持されるので、増倍率が変動せず直線
性に優れた光電変換信号を得ることができる。又、直線
性に優れSN比の大きな信号が得られるので信号処理の
為の構成が簡略化されて、低価格の信号処理装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるアバランシェフォトダ
イオードを示す模式的断面図である。
【図2】本発明の実施例1によるアバランシェフォトダ
イオードを用いた固体撮像装置の回路構成図である。
【図3】図2に示す装置の動作を説明する為の模式図で
あり、駆動タイミングとポテンシャルプロファイルを示
している。
【図4】図2に示す装置の動作の一例を説明する為のタ
イミングチャートである。
【図5】図2に示す装置の動作の別の例を説明する為の
タイミングチャートである。
【図6】本発明の実施例2によるアバランシェフォトダ
イオードを示す模式的断面図である。
【図7】本発明の実施例2によるアバランシェフォトダ
イオードを示す模式的断面図である。
【図8】本発明の実施例3によるアバランシェフォトダ
イオードの模式的断面図である。
【図9】本発明の実施例3によるアバランシェフォトダ
イオードを用いた固体撮像装置の回路構成図である。
【図10】図9に示す装置の動作を説明する為の模式図
であり、駆動タイミングとポテンシャルプロファイルを
示す。
【図11】実施例3の固体撮像装置の光電変換特性図で
ある。
【図12】実施例3の固体撮像装置の残像特性図であ
る。
【図13】本発明の実施例4によるアバランシェフォト
ダイオードの模式的断面図である。
【図14】本発明の実施例5によるアバランシェフォト
ダイオードの回路構成図である。
【図15】図14に示すアバランシェフォトダイオード
の動作を説明する為の模式図であり、駆動タイミングと
ポテンシャルプロファイルを示す。
【図16】図14に示すアバランシェフォトダイオード
の動作を説明する為のタイミングチャートである。
【図17】本発明によるアバランシェフォトダイオード
を具備する信号処理装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図18】従来のアバランシェフォトダイオードを用い
た固体撮像装置の回路構成図である。
【図19】図18に示す装置の動作を説明する為の模式
図であり、駆動タイミングとポテンシャルプロファイル
を示している。
【図20】図18に示す装置の光電変換特性を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1,101,301,1301 N型シリコン基板 2,102,302,1302 P型ウェル 3,103 APD形成用P+ 不純物半導体領域 4,104,303,1303 APD形成用N+ 不純
物半導体領域 5,105,304,1304 蓄電用コンデンサ形成
用N+ 不純物半導体領域 6,106,305,1305 N+ 型ドレイン 7,1306 固定電圧用N+ ドレイン 8,107,306,1307 P+ 型チャネルストッ
プ 9,108,307,1308 ゲート酸化膜 10,109,308,1309 選択酸化領域 11,110,309,1310 制御ゲート電極 12,111,310,1311 ゲート電極 13,112,311,1312 信号電荷取出し電極 14,1313 電位固定パルス印加ゲート電極 15,1314 固定電圧VR 印加電極 16,18,113,115,313,315,131
6,1318 層間絶縁膜 17,114 遮光電極 312,1315 信号電荷導入電極 314,1317 画素電極 316,1319 アバランシェ増倍領域 317,1320 受光層 318,1321 P+ 型アモルファスシリコン層 319,1322 透明電極 21,121 APD 22,122 蓄積コンデンサ 23,123 電位制御用MOSトランジスタ 24,124 読出し用MOSトランジスタ 25 電位固定用MOSトランジスタ 26,125 制御電圧用配線 27,126 制御電圧入力端子 28 固定用電圧配線 29 固定電圧入力端子 30,127 読出しパルス用配線 31,128 垂直走査回路 32,129 読出し用垂直配線 33,130 MOSスイッチ 34,131 水平走査パルス用配線 35,132 水平走査回路 36,133 水平読出し配線 37,134 電圧変換用抵抗 38,135 リセット電圧印加端子 39,136 出力端子 VG 制御電圧 VV リセット電圧 VR 固定電圧 501 APD 502 電位制御用のMOSゲート 503 電荷蓄積部 504 電荷転送用のMOSゲート 505 垂直線 507 基準電圧源 510 MOSトランジスタ 512 MOSトランジスタ 513 水平線 OR オリジナル 601 結像レンズ 602 APD 603 制御回路 604 記録制御回路 605 記録ヘッド 606 記録媒体 610 出力ライン 611 電源供給ライン 612 入力ライン

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アバランシェ現象を生じ得る受光部と、
    この受光部で増倍された光信号電荷を蓄積する電荷蓄積
    部と、この電荷蓄積部から前記光信号電荷を読出す読出
    し手段とを備えたアバランシェフォトダイオードにおい
    て、 前記受光部と前記電荷蓄積部との間に、前記受光部にか
    かる電界を制御する制御手段を設けたことを特徴とする
    アバランシェフォトダイオード。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、ゲートに一定の電圧が
    印加される電界効果トランジスタで構成されることを特
    徴とする請求項1記載のアバランシェフォトダイオー
    ド。
  3. 【請求項3】 前記受光部が、前記電荷蓄積部、前記読
    出し手段、前記制御手段が形成されている半導体基体内
    に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のアバランシェフォトダイオード。
  4. 【請求項4】 前記受光部が、前記電荷蓄積部、前記読
    出し手段、前記制御手段とが形成されている半導体基体
    上に積層されて形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のアバランシェフォトダイオード。
  5. 【請求項5】 アバランシェ現象を生じ得る受光部と、
    この受光部で増倍された光信号電荷を蓄積する電荷蓄積
    部と、この電荷蓄積部から前記光信号電荷を読出す読出
    し手段とを備えたアバランシェフォトダイオードにおい
    て、 前記受光部と前記電荷蓄積部との間に、前記受光部にか
    かる電界を少なくとも蓄積期間中に制御する制御手段を
    設けるとともに、該受光部の一方の端子の電位を一定期
    間固定する電位固定手段を設けたことを特徴とするアバ
    ランシェフォトダイオード。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が、ゲートに一定の電圧が
    印加された電界効果トランジスタで構成されることを特
    徴とする請求項5記載のアバランシェフォトダイオー
    ド。
  7. 【請求項7】 前記電位固定手段が、MOSトランジス
    タで構成されることを特徴とする請求項5記載のアバラ
    ンシェフォトダイオード。
  8. 【請求項8】 前記受光部が、前記電荷蓄積部、前記読
    出し手段、前記制御手段、前記電位固定手段が形成され
    ている半導体基体内に一体的に形成されていることを特
    徴とする請求項5記載のアバランシェフォトダイオー
    ド。
  9. 【請求項9】 前記受光部が、前記電荷蓄積部、前記読
    出し手段、前記制御手段、前記電位固定手段とが形成さ
    れている半導体基体上に積層されて形成されていること
    を特徴とする請求項5記載のアバランシェフォトダイオ
    ード。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のアバランシェフォト
    ダイオードを複数有すると共に、前記読出し手段を駆動
    する為のシフトレジスタを具備することを特徴とするア
    バランシェフォトダイオードを具備する信号処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の信号処理装置は、撮
    像装置である信号処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の信号処理装置は通信
    システムに接続されている信号処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の信号処理装置は、記
    録ヘッドを有するファクシミリに搭載されている信号処
    理装置。
  14. 【請求項14】 請求項10記載の信号処理装置は、磁
    気ヘッドを有するビデオレコーダーに搭載されている信
    号処理装置。
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