JPH05208591A - 自動製図機の残芯排出装置 - Google Patents

自動製図機の残芯排出装置

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JPH05208591A
JPH05208591A JP4039192A JP4039192A JPH05208591A JP H05208591 A JPH05208591 A JP H05208591A JP 4039192 A JP4039192 A JP 4039192A JP 4039192 A JP4039192 A JP 4039192A JP H05208591 A JPH05208591 A JP H05208591A
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JP4039192A
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Toru Hayashi
徹 林
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Mutoh Industries Ltd
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Mutoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノック式ペンシルを用いる自動製図機におい
て、給芯動作終了時にペンシルを振動させることで、残
芯排出を確実なものにする。 【構成】 複数本の鉛筆芯42を内蔵したノック機構3
4と、このノック機構の上下動作により把持開放動作が
行われる芯チャック機構36と、この芯チャック機構に
対して相対的に上下して鉛筆芯の保持位置を変化する鉛
筆芯変位管38と、この変位管を下方に押し下げるスプ
リング64とを有するノック式ペンシル20を上下動可
能なペンホルダ22で保持し、このペンホルダを降下さ
せて作画し、またこのペンホルダを上昇させて芯出し及
び給芯を行う自動製図機において、前記鉛筆芯変位管の
みで保持された残芯を前記芯チャック機構で保持された
新芯で押し出す給芯動作の終了時に、前記ペンシルを軸
方向に振動させて前記残芯を前記変位管から強制的に落
下させる残芯排出手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノック式ペンシルを用
いて作画する自動製図機において、短い残芯を確実に排
出する自動製図機の残芯排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X−Yプロッタと呼ばれる自動製図機
は、コンピュータから出力される作画データを基に作画
用のペンシルを移動させて順次作画を行うものである。
このペンシルは複数本の鉛筆芯を内蔵し、その内の1本
を順番に繰り出しながら使用するノック式であるため、
内部にはこの動作に必要な鉛筆芯変位管(中駒)や芯チ
ャック機構等を備えている。
【0003】鉛筆芯変位管は中心部に鉛筆芯を貫通させ
て保持するゴム環を有し、スプリングの弾性で芯チャッ
ク機構から遠ざかろうとする。芯チャック機構は鉛筆芯
を保持して把持、開放動作を行い、開放時に変位管がス
プリングの弾性で遠ざかると、その分鉛筆芯が芯チャッ
ク機構から繰り出される。この動作が「芯出し」にな
る。この芯チャック機構が鉛筆芯を把持している時は、
上記のように変位管がスプリングの弾性により遠ざかろ
うとしても鉛筆芯は引き出されない。これとは逆に、変
位管の先端を後述する下部ノック板に衝合させること
で、上記スプリングの弾性に抗して変位管を芯チャック
機構に接近させたときも、鉛筆芯は変位できない。但
し、このときは鉛筆芯の先端が、変位管の移動量だけ変
位管から外部に突出する。
【0004】上述した芯出し動作を何回も繰り返すうち
に、やがて旧芯(残芯)は短くなってその後端が新チャ
ック機構から外れる(「芯切れ」)。この芯切れ状態に
なると、残芯は変位管のゴム環でのみ保持されて不安定
になるため、作画には適さなくなる。そこで、この残芯
を芯チャック機構内の新芯で追い出す「給芯」動作が必
要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の給芯は、芯チャ
ック機構を一時開放して新芯を落下させる動作と、変位
管を上昇させて芯チャック機構により把持された新芯に
より残芯を押し出す動作とを複数回繰り返すことで行わ
れている。この給芯動作の最後には、変位管のゴム環に
後端部が保持された残芯を完全に落下させる必要がある
が、作画面が水平でない場合にはこの残芯落下が不完全
になることがある。例えば、作画面が45゜傾いている
場合は、水平時に比べて残芯は落下しににくなる。この
給芯動作は作画面から外れた残芯排出位置において行わ
れるが、残芯排出動作が確実になされていないと、その
後の作画時に残芯が落下して作画面を汚す原因にもな
る。
【0006】本発明は、この様なノック式ペンシルを用
いる自動製図機において、給芯動作時にペンシルを振動
させることで、残芯排出を確実なものにすることを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、複数本の鉛筆芯42を内蔵したノック機構
34と、このノック機構の上下動作により把持開放動作
が行われる芯チャック機構36と、この芯チャック機構
に対して相対的に上下して鉛筆芯の保持位置を変化する
鉛筆芯変位管38と、この変位管を下方に押し下げるス
プリング64とを有するノック式ペンシル20を上下動
可能なペンホルダ22で保持し、このペンホルダを降下
させて作画し、またこのペンホルダを上昇させて芯出し
及び給芯を行う自動製図機において、前記鉛筆芯変位管
のみで保持された残芯を前記芯チャック機構で保持され
た新芯で押し出す給芯動作の終了時に、前記ペンシルを
軸方向に振動させて前記残芯を前記変位管から強制的に
落下させる残芯排出手段を備えてなることを特徴として
いる。
【0008】
【作用】給芯動作の最後にペンシルを振動させると、鉛
筆芯変位管で僅かにその後端が保持されている残芯で
も、この振動により強制的に変位管からふるい落とされ
るため、作画面が傾斜し、それに対応してペンシルを傾
けて作画する場合でも確実に残芯を排出することができ
る。即ち、給芯動作を終了したらペシンルをダウン位置
に降下させ、変位管の先端を下部ノック板に当接させ
る。この状態でペンシルを振動させると、変位管が振動
の都度ペンシル内に入り込み、新芯の先端が通常の給芯
動作完了時より更に変位管内に進入する。従って、この
振動の1回目で概ね残芯は押し出されるが、念のため複
数回振動させることで、変位管に付着している残芯でも
確実に落下させるようにする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。先ず、図1及び図2を参照して自動製図機におけ
る作画ヘッドの説明をする。これらの図において、2は
X−Yプロッタの作画ヘッドであり、用紙載置部材4上
の用紙6に対して、X−Yの2軸方向に相対的に移動可
能に支持されている。作画ヘッド2の基盤8にはムービ
ングコイルから成る昇降駆動装置10が固定され、この
駆動装置10の昇降出力体12に昇降体14が固定さ
れ、この昇降体14は基盤8に固定されたガイド軸1
6,18に昇降自在に支持されている。
【0010】昇降体14には、ノック式ペンシル20を
脱着自在に保持するペンホルダ22が設けられている。
基盤8に立設された取付板24には、上部ノック板26
が固定されている。この上部ノック板26は、ペンシル
20のフランジ28の上方に位置して配置され、この上
部ノック板26のU字状の溝穴26a(図4参照)に、
ペンシル20のノック管34aが遊嵌配置されている。
【0011】一方、基板8には、下部ノック板30が固
設され、この下部ノック板30は、前期ペンシル20の
鉛筆芯変位管38のガイドを兼用している。下部ノック
板30の、前方が開放された溝穴31(図3参照)に前
記変位管38の先端突部38a(図4参照)がスライド
自在に嵌合し得るように構成され、変位管38の下部水
平面は、下部ノック板30の溝穴31の周囲の段部水平
面30aに係止されるように構成されている。
【0012】基板8には、フォトセンサを用いた変位管
検出センサ29がペンシル20に向けて配設されてい
る。このセンサ29は、ペンシル20を所定位置まで上
昇させたとき、ノック管34aのフランジ28が上部ノ
ック板26に係合する手前でペンシル20の鉛筆芯変位
管38がペンシル20のケース40の先端から突出して
いるか、あるいはケース40の内部方向に後退している
か否かを検出する高さ位置に配置されている。68は基
板8に固設されたストローク検出用フォトセンサであ
り、昇降体14に取り付けられた変位板70との相互作
用によって、昇降体14の昇降変位を電気信号に変換し
て、コントローラにフィードバックするためのものであ
る。
【0013】X−Yプロッタの機体には、複数ノック式
ペンシルを保持するストッカが配設され、このストッカ
と作画ヘッド2のペンホルダ22との間で、相互ペンシ
ルの交換を自動的に行なうことができるように構成され
ているが、この部分の図示及び説明は省略してある。
【0014】次に、ノック式ペンシル20の構造を図4
を参照して説明する。図中、34はノック機構、36は
芯チャック機構、38は鉛筆芯変位管、40はケースで
ある。ノック機構34は複数の鉛筆芯42を保持する芯
通路44を有するノック管34aと、ノックスプリング
46を有している。
【0015】芯チャック機構36は、先割れしたチャッ
ク部材48と、このチャック部材48に取りつけられる
ボール50と、管体53を介して内ケース62に固定さ
れたチャックケース52、および2つのチャックスプリ
ング54,56を有している。前記チャック部材48は
チャックスプリング54,56の弾発力によって内部の
芯42を圧接保持している。
【0016】鉛筆芯変位管38はペンシル20の先端部
に設けられ、その中心部に適当な摩擦力を持って鉛筆芯
42を保持するゴム環60を有している。この鉛筆芯変
位管38は上下にスライド可能に支持されており、スプ
リング64により下方向に付勢されている。
【0017】次にノック式ペンシル20の作用を説明す
る。芯通路44内に保持された1本の鉛筆芯42は芯チ
ャック機構36の上部に形成された漏斗状部材66によ
りその芯通路内に取りこまれる。ここでは先に取り込ま
れた鉛筆芯(旧芯)を第1の鉛筆芯42aとし、後から
取り込まれる鉛筆芯(新芯)を第2の鉛筆芯42bとす
る。
【0018】ノック機構34を1回または複数回上下
し、その数だけチャック部材48の開放及び把持動作を
行わせることにより、第1の鉛筆芯42aは自重で落下
して芯チャック機構36のチャック部材48に把持され
る。この時、第1の鉛筆芯42aの先端は、一般的には
鉛筆芯変位管38のゴム環60の上端に当接するまで落
下する。この状態で鉛筆芯変位管38を上下動させるこ
とにより第1の鉛筆芯42aは除々に繰り出される。
【0019】この動作を、さらに詳しく説明すると、こ
のペンシル20の芯チャック機構36は、鉛筆芯を把持
した状態において、鉛筆芯を取り出す方向と鉛筆芯を押
しもどす方向には極めて強い保持力を有するように構成
されている。従って、鉛筆芯変位管38が上方向に移動
する時には第1の鉛筆芯42aは、チャック部材48に
把持されているので第1の鉛筆芯42aは変位せず、従
って、鉛筆芯変位管38が第1の鉛筆芯42aに対して
位置変化する。
【0020】この状態からチャック部材48を開放する
と、鉛筆芯変位管38は、スプリング64の弾発力によ
り元の位置に復帰する。このとき、ゴム環60の摩擦力
により第1の鉛筆芯42aが変位管38の上下ストロー
ク分だけ引き出される。これで第1の鉛筆芯42aがペ
ンシル20の先端から出ると作画を行うことができる。
【0021】次に作画動作を説明する。この作画動作
は、ペンダウン、ペンアップ、芯出し、芯なし検出、給
芯等の各動作を伴う。作画動作がスタートし、ホストコ
ンピュータからコントローラに作画命令が入力される
と、コントローラは昇降駆動装置10を通電制御し、昇
降体14を下降する。この状態において、鉛筆芯変位管
38は、図4に示す如く、スプリング64の弾発力によ
って、ケース40から最も長く突出した状態にある。昇
降体14が下降すると、変位管38の水平面は下部ノッ
ク板30に係止され、鉛筆芯42aの先端はケース40
からの下降力によって用紙載置部材4の用紙6面に圧接
する(ペンダウン状態)。
【0022】コントローラが作画命令によって、作画ヘ
ッド2を用紙6に対して相対的にX−Y方向に移動する
と、作画ヘッド2の用紙6に対する相対的移動軌跡に沿
って用紙6上に鉛筆芯42aによる作画が行なわれる。
この作画を行なっているうちに、鉛筆芯42aが消耗す
ると、この鉛筆芯42aの減りに伴ってケース40は、
昇降駆動装置10からの下降力によって下降し、鉛筆芯
42aの用紙6に対する筆圧は常に一定に保持される。
【0023】ケース40が下降すると、下部ノック板3
0により定位置に係止されている変位管38は、スプリ
ング64の弾発力に抗してケース40内に次第に後退し
ていく。作画中におけるペンアップ動作は、昇降駆動装
置10の昇降出力体12が若干上昇することにより行わ
れる。昇降出力体12の上昇により、ケース40がその
下降位置から若干上昇し、これと連動して鉛筆芯42a
が用紙6面から上昇する。
【0024】作画中鉛筆芯42aが消耗し、ケース40
が所定の最下降位置まで下降すると、この下降位置の信
号は、ストローク検出用センサ70によってコントロー
ラに供給される。コントローラは、ケース40が最下降
位置まで下降したか否かを判断し、下降したと判断する
と、昇降駆動装置10を駆動制御してケース40を所定
の最大上昇位置まで上昇させる。このケース40の最大
上昇位置までの上昇過程において、フランジ28が上部
ノック板26に係止される手前で、コントローラは、セ
ンサ29がオンか否かを判断する。
【0025】変位管38が、ケース40内に最も後退し
た状態(図2参照)においては、変位管38はセンサ2
9によって検出されない。即ちセンサ29はオフの状態
にある。この状態は、鉛筆芯42aが未だ充分に長く、
芯チャック機構36によって把持されていることを示し
ている。即ち鉛筆芯42aが芯チャック機構36によっ
て把持されている場合には、変位管38はケース40の
上昇により、下部ノック板30との係合が解除されて
も、芯42aとの摩擦によりケース40内に引込んだ状
態を保持する。コントローラは、この変位管38が引込
んだ状態を認識すると、「芯あり」と判断し、作画を続
行する。
【0026】ケース40の上昇により、フランジ28が
上部ノック板26と係合して、これにより押し下げられ
ると、芯チャック機構36が開放され、スプリング64
の弾発力によって、変位管38はケース40から最大量
突出する方向に変位する。このとき、ゴム環60の摩擦
力によって、鉛筆芯42aは変位管38の変位ストロー
ク分、芯チャック機構36から繰り出される。これが
「芯出し」動作である。
【0027】次に鉛筆芯42aが磨耗して短くなり、芯
チャック機構36から外れた場合(芯なし状態)につい
て説明する。鉛筆芯42aが短くなり、芯チャック機構
36から外れた状態において、ケース40が上昇する
と、変位管38はスプリング64の弾発力によってケー
ス40に対して、図1に示すように、最大突出位置まで
突出する。コントローラは、フランジ28が上部ノック
板26に係止される手前で、センサ29がオンか否かを
判断する。この場合、変位管38は図5のようにセンサ
29の検出軸線上に位置しているので、センサ29は変
位管38を検出してオンとなる。従って、コントローラ
は、センサ29のオンにより「芯なし」と判断する。
【0028】次に、芯なし検出後の「給芯」動作と「給
芯完了認識」動作を図5〜図9を参照して説明する。鉛
筆芯変位管38のゴム環60に保持された旧芯42aが
図5のように短くなったときは、給芯動作に移行し、ケ
ース40の昇降動作をくり返し行う。先ず、図6のよう
にケース40を上昇して、上部ノック板26によりケー
ス40に対して、ノック管34aが相対的に押し下げら
れると、芯チャック機構36に把持されていた新芯42
bが開放されて自重で落下し、その下端が旧芯42a上
端に当接する。旧芯がない場合は、鉛筆芯変位管38の
ゴム環60の上端に当接する。
【0029】次に、ケース40を図7のように下降して
下部ノック板30により、鉛筆芯変位管38がケース4
0に対して相対的に押し上げられると、芯チャック機構
36に把持された新芯42bにより係止されている旧芯
42aは、鉛筆芯変位管38内を該鉛筆芯変位管38の
上昇ストローク分だけ下方向に繰り出される。
【0030】再び、ケース40を図6のように上昇させ
ると、鉛筆芯変位管38は下部ノック板30からの圧力
が解除され、スプリング64の弾発力によって旧芯42
aを保持したまま、ケース40に対して突出方向に移動
し、この移動によって旧芯42aと新芯42bとの間に
は、鉛筆芯変位管38の突出ストロークと同じ長さの間
隔が生じる。ケース40が更に上昇して、ノック管34
aが上部ノック板26に係合して芯チャック機構36が
開放されると、新芯42bは、自重により旧芯42aに
衝突する位置まで下方向にくり出される。
【0031】上記動作をくり返し行なうことにより、新
芯42bは鉛筆芯変位管38のゴム環60に圧入し、こ
の新芯42bにより押し出された旧芯42aは図8のよ
うに鉛筆芯変位管38から離脱して下方に落下する。新
芯42bが鉛筆芯変位管38のゴム環60に圧入する
と、鉛筆芯変位管38は、ケース40が図9のように上
昇し、鉛筆芯変位管38に対する下部ノック板30から
の押し上げ力が解除されても、ケース40の奥方向に後
退した状態を保持する。この後退状態は、ノック管34
aが上部ノック板26に係合して、芯チャック機構36
が開放されるまで保持される。これが給芯動作である。
【0032】コントローラは、ノック管34aが上部ノ
ック板26に係合する手前で、鉛筆芯変位管38がケー
ス40の先端から所定量突出しているか否かを、センサ
29の出力により認識し、図9のように鉛筆芯変位管3
8が、ケース40から所定量突出していない場合即ち後
退している場合に「給芯の完了」を認識する。
【0033】図10は本発明の残芯排出制御を示すフロ
ーチャートである。この残芯排出制御は給芯制御の一部
に組み込まれている。従って、ステップA1の前までに
前述した給芯動作が行われ、その完了を確認するため
に、変位管(中駒)38をセンサ29で検出できる高さ
になるまで、ペンシルがダウンさせられる(ステップA
1)。この状態でセンサ29の出力をリードし(ステッ
プA2)、そのセンサ出力から中駒が出ているか否かを
判定する(ステップA3)。
【0034】前述したように中駒が出ていると給芯動作
が完了していないので、給芯動作を継続するが、中駒が
出ていなければ少なくとも新芯が変位管38のゴム環6
0で保持されている状態と判断できる。従来はこの段階
で残芯排出と認識しているが(ステップA5)、本発明
ではこの前にペンシル20を微振動させて強制的に残芯
を落下させる残芯排出振動処理を行う。この微振動は、
変位管38を下部ノック板30に当接させた状態にし
て、ペンシル20を軸方向に例えば1mmの振幅で高速
度に往復運動させるように行う。
【0035】この様な残芯排出振動処理を行うと、ゴム
環60に僅かにその後端が保持されている残芯であって
も強制的に落下させられるため、重力方向の成分が減少
する傾斜作画面に対する作画時でも、確実に残芯を排出
することができる。この給芯動作は作画面から外れた残
芯排出位置において行われるため、残芯排出動作が確実
になされていれば、その後の作画時に残芯が落下して作
画面を汚すことも回避される。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ノッ
ク式ペンシルを用いる自動製図機において、給芯動作終
了時にペンシルを振動させるようにしたので、ペンシル
を傾斜させて作画する場合でも、確実に残芯排出を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 作画ヘッドの側面図である。
【図2】 作画ヘッドの異なる状態の側面図である。
【図3】 下部ノック板の外観図である。
【図4】 ノック式ペンシルの断面図である。
【図5】 芯なし状態のペンシルの部分断面図である。
【図6】 給芯開始時のペンシルの部分断面図である。
【図7】 給芯動作中のペンシルの部分断面図である。
【図8】 給芯完了時のペンシルの部分断面図である。
【図9】 給芯完了認識時のペンシルの部分断面図であ
る。
【図10】 本発明の残芯排出制御のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2…作画ヘッド、6…作画面、20…ペンシル、22…
ペンシルホルダ、26…上部ノック板、28…フラン
ジ、29…変位管検出用センサ、30…下部ノック板、
34…ノック機構、36…芯チャック機構、38…鉛筆
芯変位管、42…鉛筆芯、64…スプリング、68…ス
トローク検出用センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の鉛筆芯42を内蔵したノック機
    構34と、このノック機構の上下動作により把持開放動
    作が行われる芯チャック機構36と、この芯チャック機
    構に対して相対的に上下して鉛筆芯の保持位置を変化す
    る鉛筆芯変位管38と、この変位管を下方に押し下げる
    スプリング64とを有するノック式ペンシル20を上下
    動可能なペンホルダ22で保持し、このペンホルダを降
    下させて作画し、またこのペンホルダを上昇させて芯出
    し及び給芯を行う自動製図機において、 前記鉛筆芯変位管のみで保持された残芯を前記芯チャッ
    ク機構で保持された新芯で押し出す給芯動作の終了時
    に、前記ペンシルを軸方向に振動させて前記残芯を前記
    変位管から強制的に落下させる残芯排出手段を備えてな
    ることを特徴とする自動製図機の残芯排出装置。
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