JPH05200806A - 金型装置 - Google Patents

金型装置

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JPH05200806A
JPH05200806A JP4014225A JP1422592A JPH05200806A JP H05200806 A JPH05200806 A JP H05200806A JP 4014225 A JP4014225 A JP 4014225A JP 1422592 A JP1422592 A JP 1422592A JP H05200806 A JPH05200806 A JP H05200806A
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治 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンダーカット面を有するスリーブを無理抜
きするとき、このスリーブを有する成形品が大きく変形
することを防ぐ。 【構成】 突き出し板57,58にスリーブ突き出しピン66
を固定する。このスリーブ突き出しピン66内に、アンダ
ーカット面3を形成するアンダーカットピン67を摺動自
在に嵌合する。このアンダーカットピン67は、スプリン
グ71により押されて、スリーブ突き出しピン66とともに
スリーブ2を突き出す。このスリーブ2が可動側型板46
から抜けた後は、可動側取付け板49の段差面75の規制に
より、アンダーカットピン67は止まる。この状態で、ス
リーブ突き出しピン66がスリーブ2を突き出し、このス
リーブ2がアンダーカットピン67から外れる。 【効果】 無理抜きに際し、スリーブ突き出しピン66に
よりスリーブ2を直接突き出すので、成形品に負担がか
からない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック成形のた
めの金型装置に係わり、特に、アンダーカット面のある
突起部を有する成形品を2段突き出しにより突き出す機
構を有する金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、光ディスクと称する情報記録装
置においては、ディスク状の光学的記録担体がディスケ
ットに内蔵される。このディスケットは、図4から図6
に一部を示してある一対のプラスチック製ディスケット
部材1を接合してなるものである。このような一対のデ
ィスケット部材1の接合には、逆テーパー嵌合を利用す
る。すなわち、一方のディスケット部材1の内面には、
ほぼ円筒形状のスリーブ2が突出形成されており、この
スリーブ2は、外周面が円柱形状になっているが、内周
面がスリーブ2の先端に向かって次第に径の小さくなる
円錐形状の逆テーパー面3になっている。これに対し
て、他方のディスケット部材1の内面には、先端に向か
って次第に径の大きくなる円錐形状の突起が形成されて
いる。そして、この突起を前記スリーブ2内にプラスチ
ック製ディスケット部材1自体の弾性を利用して嵌合す
ることにより、両ディスケット部材1を互いに止める。
【0003】前記ディスケット部材1は、プラスチック
の一体成形品であるが、その成形には、図4から図6に
示すような金型装置が利用される。ここで、この金型装
置について説明する。11は固定型、12は可動型で、これ
ら固定型11および可動型12は、互いに図示上下方向に移
動して開閉し、型締時に相互間にディスケット部材1の
形状をしたキャビティ13を形成するものである。前記固
定型11は、ディスケット部材1の外面を形成する固定側
型板14に、キャビティ13へ開口する図示していないゲー
トが設けられている。このゲートは、図示していない
が、ランナーおよびスプルーなどを介して射出成形機の
ノズルに連通するものである。一方、前記可動型12は、
ディスケット部材1の内面を形成する可動側型板15と、
この可動側型板15の背面(図示下面)に固定された可動
側受け板16と、この可動側受け板16の背面に図示してい
ないスペーサブロックを介して固定され射出成形機の可
動側プラテンに取付けられる可動側取付け板17とを有し
ている。なお、前記可動側型板15には、ディスケット部
材1の突起部であるスリーブ2を形成するための貫通孔
18が図示上下方向に形成されている。そして、前記可動
型12側には、成形されたディスケット部材1を可動型12
から離型させるための突き出し機構20が設けられてい
る。すなわち、前記可動側受け板16と可動側取付け板17
との間に、相互に固定された突き出し板21,22が相対的
に上下動可能に支持されている。この突き出し板21,22
は、図示していないが、スプリングにより可動側受け板
16に対して図示下方へ付勢されている。また、前記突き
出し板22の背面には、射出成形機の突き出しロッド23に
より押される突き出しロッド受け24がボルト25により固
定されており、この突き出しロッド受け24は、可動側取
付け板17に形成された貫通孔26に位置している。そし
て、前記突き出し板21,22には、突き出しピン27が図示
上方へ突出させて固定されており、これら突き出しピン
27は、可動側受け板16および可動側型板15を図示上下方
向へ貫通して先端がキャビティ13に臨んで位置するもの
である。また、前記可動側型板15、可動側受け板16およ
び突き出し板21,22を図示上下方向に移動可能に貫通し
てアンダーカットピン31が設けられている。このアンダ
ーカットピン31は、前記可動側型板15の貫通孔18に図示
上部が摺動自在に嵌合されているが、アンダーカットピ
ン31の上端面には、前記ディスケット部材1のスリーブ
2の逆テーパー面3を形成するための凸部32が形成され
ている。この凸部32は、図示上側先端に向かって次第に
径の大きくなる円錐形状になっている。したがって、前
記逆テーパー面3は、固定型11および可動型12の型開方
向(図示上下方向)に対しアンダーカット形状をなすア
ンダーカット面になっている。また、前記アンダーカッ
トピン31の外周面中間部には、可動側受け板16の図示下
面に接離自在に当接する上向きの段差面33が形成されて
いる。これとともに、前記アンダーカットピン31の外周
面下部には、鍔部34が形成されており、一方、突き出し
板21には、前記鍔部34が図示下方から当接する下向きの
段差面35が成形されている。さらに、前記アンダーカッ
トピン31は、その鍔部34と可動側取付け板17との間に位
置してアンダーカットピン31に巻装されたスプリング36
により図示上方へ付勢されている。
【0004】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。ディスケット部材1の成形に際しては、まず
図4に示すように、固定型11と可動型12とを型締して、
これら固定型11と可動型12との間にキャビティ13を形成
する。なお、この型締状態においては、図示していない
スプリングにより図示下方へ付勢された突き出し板21の
段差面35にアンダーカットピン31の鍔部34が突き当たっ
て、このアンダーカットピン31は、スプリング36の付勢
に抗して下降状態にあり、アンダーカットピン31の下端
面が可動側取付け板17に突き当たっている。そして、射
出成形機のノズルから射出される溶融樹脂をキャビティ
13内に流し込む。このキャビティ13内に充填された樹脂
が固化した後、固定型11と可動型12とを型開する。この
型開に伴い、まず成形されたディスケット部材1は、固
定型11から離れる。そして、ある程度型開が進行する
と、図5に示すように、射出成形機の突き出しロッド23
が突き出しロッド受け24に突き当たり、突き出し板21,
22が可動型12に対して相対的に図示上昇するようにな
る。それに伴い、突き出し板21,22とともに上昇する突
き出しピン27によりディスケット部材1が突き出され
て、このディスケット部材1が可動型12から離れる。こ
のとき、スプリング36により図示上方へ付勢されたアン
ダーカットピン31も突き出し板21,22と一体的に上昇
し、ディスケット部材1のスリーブ2を突き出す。この
スリーブ2は、最終的に可動側型板15の貫通孔18から抜
ける。スリーブ2が貫通孔18から抜けた後、アンダーカ
ットピン31の段差面33が可動側型板16の図示下面に突き
当たり、その後は、可動側型板15に対しアンダーカット
ピン31が上昇できなくなり、図6に示すように、突き出
し板21,22および突き出しピン27のみが上昇し続けるこ
とになる。このように、スリーブ2の逆テーパー面3を
形成するアンダーカットピン31が止まるのに対して、突
き出しピン27は上昇し続けるため、図6に鎖線で示すよ
うに、スリーブ2が弾性的に拡径しながらアンダーカッ
トピン31の凸部32から外れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、前記従
来の金型装置では、アンダーカット面である逆テーパー
面3のあるスリーブ2を有するディスケット部材1を2
段突き出しにより突き出すとき、スリーブ2が可動側型
板15から抜けた後、アンダーカットピン31を止めるとと
もに、スリーブ2から離れて位置している突き出しピン
27による突き出しを続けて、アンダーカットピン31から
スリーブ2を外すようにしていたため、その無理抜きの
際、図6に鎖線で示すように、ディスケット部材1がス
リーブ2の周囲で大きく曲がってしまい、このディスケ
ット部材1に品質上悪影響を与える問題があった。すな
わち、最悪の場合には、ディスケット部材1に塑性変形
や破損が生じるおそれがあった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、アンダーカット面のあるスリーブのよう
な突起部を有する成形品を2段突き出しにより突き出し
て、アンダーカット面を無理抜きするとき、成形品が大
きく変形して、この成形品に品質上悪影響をきたすこと
を防止できる金型装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、開閉自在の固定型と可動型との間で成形
される成形品であって、前記可動型側へ突出しかつ固定
型および可動型の型開方向に対してアンダーカット形状
となるアンダーカット面のある突起部を有する成形品を
成形する金型装置において、前記可動型側に固定型およ
び可動型の開閉方向へ移動可能に設けられ前記アンダー
カット面を形成するとともに前記突起部を可動型から突
き出す第1の突き出し部材と、前記可動型側に前記第1
の突き出し部材に接してかつこの第1の突き出し部材と
は独立に前記開閉方向へ移動可能に設けられ前記突起部
を可動型から突き出す第2の突き出し部材とを備えたも
のである。
【0008】
【作用】本発明の金型装置では、型締された固定型と可
動型との間で成形品を成形するが、このとき、可動型側
にある第1の突き出し部材により、可動型側へ突出した
突起部における固定型および可動型の型開方向に対して
アンダーカット形状となるアンダーカット面が形成され
る。ついで、固定型と可動型とを型開するが、それに伴
い、まず成形品が固定型から離れた後、可動型に対し第
1の突き出し部材と第2の突き出し部材とが固定型およ
び可動型の開閉方向へ一体的に移動して、突起部を可動
型から突き出す。さらに、この可動型から突起部が抜け
た後、第1の突き出し部材が止まって、第2の突き出し
部材のみが移動し続け、第1の突き出し部材に接してい
る第2の突き出し部材により突起部が突き出されること
により、この突起部が弾性的に変形しながら、この突起
部のアンダーカット面が第1の突き出し部材から外れ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の金型装置の一実施例につい
て、図1から図3を参照しながら説明する。なお、この
金型装置により成形される成形品は、前述のような光デ
ィスク用ディスケット部材1であり、このディスケット
部材1は、内周面が逆テーパー面3になった突起部であ
るスリーブ2を有している。金型装置において、41は固
定型、42は可動型で、これら固定型41および可動型42
は、互いに図示上下方向に移動して開閉し、型締時に相
互間にディスケット部材1の形状をしたキャビティ43を
形成するものである。前記固定型41は、ディスケット部
材1の外面を形成する固定側型板44に、キャビティ43へ
開口するゲート45が設けられている。このゲート45は、
図示していないが、ランナーおよびスプルーなどを介し
て射出成形機のノズルに連通するものである。一方、前
記可動型42は、ディスケット部材1の内面を形成する可
動側型板46と、この可動側型板46の背面(図示下面)に
固定された可動側受け板47と、この可動側受け板47の背
面にスペーサブロック48を介して固定され射出成形機の
可動側プラテンに取付けられる可動側取付け板49とを有
している。なお、前記可動側型板46には、ディスケット
部材1の突起部であるスリーブ2を形成するための貫通
孔50が図示上下方向に形成されている。そして、前記可
動型42側には、成形されたディスケット部材1を可動型
42から離型させるための突き出し機構55が設けられてい
る。すなわち、前記可動側受け板47と可動側取付け板48
との間に、ボルト56により相互に固定された突き出し板
57,58が相対的に上下動可能に支持されている。この突
き出し板57,58は、図示していないが、スプリングによ
り可動側受け板47に対して図示下方へ付勢されている。
また、前記突き出し板58の背面には、射出成形機の突き
出しロッド59により押される突き出しロッド受け60がボ
ルト61により固定されており、この突き出しロッド受け
60は、可動側取付け板49に形成された貫通孔62に位置し
ている。そして、前記突き出し板57,58には、突き出し
ピン63が図示上方へ突出させて固定されており、これら
突き出しピン63は、可動側受け板47および可動側型板46
を図示上下方向へ貫通して先端がキャビティ43に臨んで
位置するものである。また、前記突き出し板57,58に
は、第2の突き出し部材としての円筒形状のスリーブ突
き出しピン66が図示上方へ突出させて固定されている。
このスリーブ突き出しピン66は、可動側受け板47を図示
上下方向へ貫通して、図示上部が可動側型板15の貫通孔
18に摺動自在に嵌合されており、ディスケット部材1の
スリーブ2を可動型42から突き出すものである。さら
に、前記スリーブ突き出しピン66内には、スリーブ2を
可動型42から突き出す第1の突き出し部材としてのアン
ダーカットピン67がその軸方向すなわち図示上下方向へ
摺動自在に貫通されている。このアンダーカットピン67
の上端面には、ディスケット部材1のスリーブ2の逆テ
ーパー面3を形成するための凸部68が形成されている。
この凸部68は、図示上側先端に向かって次第に径の大き
くなる円錐形状になっている。したがって、前記逆テー
パー面3は、固定型11および可動型12の型開方向(図示
上下方向)に対しアンダーカット形状をなすアンダーカ
ット面になっている。また、前記アンダーカットピン67
の下部は、突き出し板58を摺動自在に貫通しているが、
アンダーカットピン67の外周面下部には、鍔部69が形成
されており、一方、突き出し板58には、前記鍔部69が図
示下方から当接する下向きの段差面70が成形されてい
る。そして、前記アンダーカットピン67は、その鍔部69
と可動側取付け板49との間に位置してアンダーカットピ
ン67に巻装されたスプリング71により図示上方へ付勢さ
れている。さらに、前記アンダーカットピン67の図示下
端部には、ボルト72が下方から螺着されており、このボ
ルト72は、可動側取付け板49に形成された貫通孔73内に
位置している。そして、この貫通孔73の内周面中間部に
は、前記ボルト72の頭部74が図示下方から当接する下向
きの段差面75が形成されている。なお、型締時における
前記ボルト72の頭部74および段差面75間の距離は、アン
ダーカットピン67の凸部68の高さよりも大きくなってい
る。
【0010】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。ディスケット部材1の成形に際しては、まず
図1に示すように、固定型41と可動型42とを型締して、
これら固定型41と可動型42との間にキャビティ43を形成
する。なお、この型締状態においては、図示していない
スプリングにより図示下方へ付勢された突き出し板58の
段差面70にアンダーカットピン67の鍔部69が突き当たっ
て、このアンダーカットピン67は、スプリング71の付勢
に抗して下降状態にあり、アンダーカットピン67の下端
面が可動側取付け板49に突き当たっている。そして、射
出成形機のノズルから射出される溶融樹脂をキャビティ
43内に流し込む。このキャビティ43内に充填された樹脂
が固化した後、固定型41と可動型42とを型開する。この
型開に伴い、キャビティ43内で固化した樹脂であるディ
スケット部材1は、まず固定型41から離れる。そして、
ある程度型開が進行すると、図2に示すように、射出成
形機の突き出しロッド59が突き出しロッド受け60に突き
当たり、突き出し板57,58が可動型42に対して相対的に
図示上昇するようになる。それに伴い、突き出し板57,
58と一体的に上昇する突き出しピン63,66によりディス
ケット部材1が突き出されて、このディスケット部材1
が可動型42から離れる。このとき、スプリング71により
図示上方へ付勢されたアンダーカットピン67も突き出し
板57,58と一体的に上昇し、スリーブ突き出しピン66と
ともにディスケット部材1のスリーブ2を突き出す。こ
のスリーブ2は、最終的に可動側型板46の貫通孔50から
抜ける。スリーブ2が貫通孔50から抜けた後、アンダー
カットピン67に螺着されたボルト72の頭部74が可動側取
付け板49の貫通孔73の段差面75に図示下方から突き当た
り、その後は、可動側型板46に対しアンダーカットピン
67が上昇できなくなり、図3に示すように、突き出し板
57,58および突き出しピン63,66のみが上昇し続けるこ
とになる。このように、スリーブ2の逆テーパー面3を
形成するアンダーカットピン67が止まるのに対して、ス
リーブ突き出しピン66は上昇し続けるため、このスリー
ブ突き出しピン66によって突き出されることにより、ス
リーブ2が弾性的に拡径しながらアンダーカットピン67
の凸部68から外れる。
【0011】前記実施例の構成によれば、アンダーカッ
ト面である逆テーパー面3のあるスリーブ2を有するデ
ィスケット部材1を2段突き出しにより突き出して、ス
リーブ2を無理抜きするために、逆テーパー面3を形成
するアンダーカットピン67の外周に円筒状のスリーブ突
き出しピン66を摺動自在に嵌合し、これらアンダーカッ
トピン67およびスリーブ突き出しピン66を一体的に移動
させてスリーブ2を可動側型板46の貫通孔50から抜いた
後、アンダーカットピン67を止め、スリーブ突き出しピ
ン66のみを移動させてアンダーカットピン67からスリー
ブ2を外すので、成形品であるディスケット部材1が大
きく変形して、このディスケット部材1に品質上悪影響
をきたすことを防止できる。すなわち、アンダーカット
ピン67からスリーブ2を外すとき、アンダーカットピン
67の外周側に設けたスリーブ突き出しピン66によりスリ
ーブ2を直接突き出すので、ディスケット部材1に無理
な力が加わらず、このディスケット部材1に負担がかか
らず、ディスケット部材1に塑性変形や破損が生じるこ
とを防止できる。
【0012】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、ばね71を動力源として、射出成形機の
突き出しロッド59に突き出し板57,58を介して連動させ
てアンダーカットピン67を作動させたが、このアンダー
カットピンは、油圧シリンダー装置などにより駆動して
もよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、可動型側へ突出しかつ
アンダーカット面のある突起部を有する成形品を成形す
る金型装置において、前記アンダーカット面を形成する
とともに前記突起部を可動型から突き出す第1の突き出
し部材と、この第1の突き出し部材に接してかつこの第
1の突き出し部材とは独立に移動可能に設けられ前記突
起部を可動型から突き出す第2の突き出し部材とを備え
ているので、両突き出し部材を一体的に移動させて突起
部を可動型から抜いた後、第1の突き出し部材を止め
て、この第1の突き出し部材に接している第2の突き出
し部材により突起部を直接突き出して、第1の突き出し
部材から突起部のアンダーカット面を外すことにより、
このアンダーカット面の無理抜きに際して、成形品が大
きく変形することを防止できて、この成形品に負担がか
からず、したがって、成形品に塑性変形や破損が生じる
ことを防止でき、この成形品に品質上悪影響をきたすこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形用金型装置の一実施例を示すもの
で、型締状態における一部の断面図である。
【図2】同上型開の初期時の断面図である。
【図3】同上さらに型開が進行した状態の断面図であ
る。
【図4】従来の成形用金型装置の一例を示すもので、型
締状態における一部の断面図である。
【図5】同上型開の初期時の断面図である。
【図6】同上さらに型開が進行した状態の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスケット部材(成形品) 2 スリーブ(突起部) 3 逆テーパー面(アンダーカット面) 41 固定型 42 可動型 66 スリーブ突き出しピン(第2の突き出し部材) 67 アンダーカットピン(第1の突き出し部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在の固定型と可動型との間で成形
    される成形品であって、前記可動型側へ突出しかつ固定
    型および可動型の型開方向に対してアンダーカット形状
    となるアンダーカット面のある突起部を有する成形品を
    成形する金型装置において、前記可動型側に固定型およ
    び可動型の開閉方向へ移動可能に設けられ前記アンダー
    カット面を形成するとともに前記突起部を可動型から突
    き出す第1の突き出し部材と、前記可動型側に前記第1
    の突き出し部材に接してかつこの第1の突き出し部材と
    は独立に前記開閉方向へ移動可能に設けられ前記突起部
    を可動型から突き出す第2の突き出し部材とを備えたこ
    とを特徴とする金型装置。
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