JPH0518680U - 篩用金網 - Google Patents

篩用金網

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JPH0518680U
JPH0518680U JP7690391U JP7690391U JPH0518680U JP H0518680 U JPH0518680 U JP H0518680U JP 7690391 U JP7690391 U JP 7690391U JP 7690391 U JP7690391 U JP 7690391U JP H0518680 U JPH0518680 U JP H0518680U
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wire mesh
wire
mesh
metal
resistant material
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Application number
JP7690391U
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English (en)
Inventor
隆三 長谷川
Original Assignee
三信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磨耗に強く、製造中、使用中に折損すること
がなく長期の寿命を有する篩用金網を提供する。 【構成】 篩用金網は、製造中及び使用中に折損しない
程度の金属網材11を用いて形成される金網10の原料
接触部12に耐磨耗材料13を固着させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉱石、砕石、コークス等の原料を振動あるいは回転させて所定の粒 度に篩い分けるための耐磨耗性を強化した篩用金網に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉱石、砕石、コークス等の塊状物である原料を篩い分ける振動篩用また は回転篩用金網(トロンメル)は、各種の断面を持つ金属網材を波状あるいは、 直線状等に型付加工し、該金属網材を織機で平織、トン・キャップ、フラット・ トップ織等に織り、端部をフック加工して、そのフックを金属ロッド等に掛止し て所定の形状を形成するという工程で行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、耐磨耗性を有する硬度の高い硬鋼線材を用いて、前記従来の工 程を経て篩用金網を製造すれば、型付加工またはフック加工中に、度々折損が発 生していた。 また、篩用金網は、原料を振動や回転等により、所定の粒度に篩い分けるので 、磨耗が激しく硬度の高い金属網材料を用いることが望まれていた。 更に、篩用金網の硬鋼線材を織らずに溶接して組み合わせても、溶接の熱によ り焼入れ状態となり、更に硬度が上がり折損するので、硬度が高く磨耗に強い硬 鋼線材を用いることが出来ないという問題点があった。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、磨耗に強く、製造中、使用 中に折損することがなく、長期の寿命を有する篩用金網を提供することを目的と する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の篩用金網は、製造中及び使用中に折損しない程 度の金属網材を用いて形成された金網の原料接触部に耐磨耗材料を固着して構成 されている。 また、請求項2記載の篩用金網は、請求項1記載の篩用金網において、耐磨耗 材料が固着された金属網材の断面形状は正四角形あるいは上辺が下辺より長い台 形として構成されている。 そして、請求項3記載の篩用金網は、請求項1または請求項2記載の篩用金網 において、耐磨耗材料は肉盛溶接によって金属網材に固着して構成されている。 更に、請求項4記載の篩用金網は、請求項1または請求項2記載の篩用金網に おいて、耐磨耗材料は溶射加工によって金属網材に固着して構成されている。 最後に、請求項5記載の篩用金網は、請求項4記載の篩用金網において、耐磨 耗材料はセラミックによって構成されている。 ここで、前記篩用金網は金属網材を用いて金網を形成して、その後原料接触部 に耐磨耗材料を固着させたものでも良いし、耐磨耗材料を金網の部品である金属 網材の所定部に固着した後、該金網を形成したものでも良い。 前記金網に固着させる耐磨耗材料は、原料接触部たる金網上面全体に固着させ ても良いが、原料の接触頻度の大きい部分にのみ固着させても良い。 前記篩用金網を形成する金属網材は、その断面が円形、長方形、正方形、逆台 形等の種々の断面形状のものを用いることが出来る。 耐磨耗材料が固着された金属網材の断面形状は両側部が垂直であるか、下方に 向かって幅が狭くなっていることが好ましい。 耐磨耗材料としては硬鋼材料、セラミック、サーメットを用いることが好まし い。 原料接触部とは、主として篩面をいう。
【0005】
【作用】
請求項1〜5記載の篩用金網の製造工程においては、製造中及び使用中に折損 しない程度の金属網材を用いて形成し、その後金網の原料接触部に耐磨耗材料を 固着させる。従って、フック加工等の工程において前記篩用金網が折損すること がない。 また、振動篩用または回転篩用金網に前記篩用金網を用た篩い分ける過程にお いては、該篩用金網の振動または回転により鉱石、砕石、コークス等の塊状物で ある原料が原料接触部に摺動して振動しながら、あるいは、原料接触部に落下、 転動、衝突し、該塊状物をその大小によって篩い分け落下させる。 そして、前記過程においては、前記金属網材と該金属網材に固着された耐磨耗 材料が、軟鋼と硬鋼を積層させたものと同様の性質を有し、金属網材が前記衝突 等の衝撃を受けても金属網材の粘りにより折損を防ぎ、耐磨耗材料が磨耗度合い を少なくする。 特に、請求項2記載の篩用金網においては、前記篩用金網の磨耗の度合いが少 ないことと共に、金属網材の断面形状は正四角形、あるいは上辺が下辺より長い 台形であるので、金属網材間に鉱石等の原料が付着することなく落下するので、 目詰まりを引き起こすことがない。 また、請求項3及び4記載の篩用金網においては、原料接触部に固着させる耐 磨耗材料を肉盛溶接または溶射加工によって形成する。 更に、請求項5記載の篩用金網においては、耐磨耗材料としてセラミックを原 料接触部に固着して形成する。
【0006】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施例に係る篩用金網に用いる金網線材の断面図、 図2は同篩用金網を用いた振動篩用金網の一部切り欠いた斜視図である。 図1に示すように、本考案の一実施例に係る篩用金網に用いる金網線材10は 、軟鋼からなる金属網材11と、該金属網材11の上部に固着された原料接触部 12を有する肉盛溶接による硬鋼からなる耐磨耗材料13を有し、その断面が正 四角形を形成して構成されている。図2の振動篩用金網14は、図示しない篩機 本体に取付けられる両側部に設けられた取付具15と、該取付具15の内側に設 けられ、フラット・トップ織り(網の上面の凸凹を少なくする様にしたもの)に よって形成された金属網材11と、該金属網材11の端部を挟持する挟持部材1 6と、前記金属網材11に硬鋼素材で肉盛溶接された耐磨耗材料13が形成され た篩用金網17とを有して構成される。
【0007】 以下これらについて詳しく説明する。 振動篩用金網14の製造工程では、金属線材11をフラット・トップ織りによ って篩用金網17を形成し、該篩用金網17の端部を挟持部材16を用いて挟持 させる。その後、取付具15を設け、最後に篩用金網17の原料接触部に硬鋼素 材の耐磨耗材料13を肉盛溶接して振動篩用金網14を形成する。 前記篩機本体に振動篩用金網14を取付け、篩用金網17上に鉱石、砕石、コ ークス等の原料である塊状物を載置し、該振動篩用金網14を振動させると、前 記鉱石等の塊状物が原料接触部12上を摺動、転動及び上下動して塊状物の大き さによって前記篩用金網17の隙間から落下して篩い分けがなされる。前記落下 する原料は、金網線材10の側面が垂直になっているので、金網線材10の側壁 に付着することなく落下して目詰まりを引き起こすことがない。 また、前記原料接触部12には塊状物が摺動、衝突して磨耗を引き起こすが、 原料接触部12を形成する素材は硬鋼による耐磨耗材料13であり、該磨耗は僅 かである。 更に、前記篩機による塊状物の上下動による金網線材10への衝突に対しても 、金属網材11が軟鋼であるので金網線材10が折損することはない。 なお、金属網材11と耐磨耗材料13からなる金網線材10の断面形状は本実 施例に用いた正四角形のものに限らず、図3の他の実施例に示すように、断面が 逆台形の金属網材18に全体の断面形状が逆台形となるように耐磨耗材料19を 肉盛溶接した金網線材20でも良く、また図4の他の実施例に示すように、断面 が円形の金属網材21の上部に耐磨耗材料22を肉盛溶接して上面及び側面を平 面とした金網線材23でも良い。 前記本実施例ではフラット・トップ織りによる篩用金網17を用いたが、他の 形式の、例えば平織り等による金網を用いることも当然可能である。
【0008】
【考案の効果】
請求項1〜5記載の篩用金網においては、その製造過程において金属網材を所 定形状に形成した後耐磨耗材料を固着させるので、折損が生じることがない。 また、原料を篩い分けても金属網材の原料接触部に耐磨耗材料が固着されてい るので磨耗の度合いが少なく、耐久性を得ることができる。 そして、金網を形成する金属網材には、製造中及び使用中に折損しない程度の 金属網材を用いているので、特別な装置等を必要とせず製造できると共に、使用 中には原料等の衝撃によって金属網材が破損することがない。 特に、請求項2記載の篩用金網においては、耐磨耗材料が固着された金属網材 の断面形状は正四角形あるいは上辺が下辺より長い台形となっているので、原料 の目詰まりが防止でき、更には篩面を形成する耐磨耗材料の面積が大きいので、 摩耗が少なく長期の寿命を有すると共にメンテナンスに要する労力を軽減するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る篩用金網に用いる金網
線材の断面図である。
【図2】同篩用金網を用いた振動篩用金網の一部切欠斜
視図である。
【図3】本考案の他の実施例に用いる金網線材の断面図
である。
【図4】本考案の他の実施例に用いる金網線材の断面図
である。
【符号の説明】
10 金網線材 11 金属網材 12 原料接触部 13 耐磨耗材料 14 振動篩用金網 15 取付具 16 挟持部材 17 篩用金網 18 金属網材 19 耐磨耗材料 20 金網線材 21 金属網材 22 耐磨耗材料 23 金網線材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造中及び使用中に折損しない程度の金
    属網材を用いて形成される金網の原料接触部に耐磨耗材
    料を固着させたことを特徴とする篩用金網。
  2. 【請求項2】 耐磨耗材料が固着された金属網材の断面
    形状は正四角形あるいは上辺が下辺より長い台形である
    請求項1記載の篩用金網。
  3. 【請求項3】 耐磨耗材料は肉盛溶接によって金属網材
    に固着されている請求項1または2記載の篩用金網。
  4. 【請求項4】 耐磨耗材料は溶射加工によって金属網材
    に固着されている請求項1または2記載の篩用金網。
  5. 【請求項5】 耐磨耗材料はセラミックからなる請求項
    4記載の篩用金網。
JP7690391U 1991-08-28 1991-08-28 篩用金網 Pending JPH0518680U (ja)

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