JPH05183856A - 記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】電源を入れた状態又はスタンバイモードに入れ
た状態における無操作持続時間が所定の設定時間を超え
た場合、自動的に装置の電源を切り又は回転ドラムを含
む駆動係を自動的に停止させる記録再生装置において、
当該設定時間を任意に設定し得るようにした記録再生装
置を提案しようとするものである。 【構成】当該記録再生装置に設定時間を任意に設定し得
るシヤツトオフ時間設定手段を設けたことにより、ユー
ザは装置の用途に応じた所望の設定時間を自由に設定又
は変更し得、かくしてユーザの使い勝手を向上し得る記
録再生装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段（図１及び図３） 作用（図１及び図３） 実施例 （１）第１実施例（図１及び図２） （２）第２実施例（図３〜図７） （３）他の実施例（図８） 発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は記録再生装置に関し、例
えばビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）に適用して好適な
ものである。

【０００３】

【従来の技術】従来、例えばＶＴＲデツキ、カメラ一体
型ＶＴＲ等の記録再生装置には、電源を入れた状態又は
スタンバイモードに入れた状態で所定時間（以下シヤツ
トオフ時間と呼ぶ）記録、再生、早送り及び巻戻し等の
動作をさせずに無操作状態のまま放置した場合、ビデオ
テープの保護及びバツテリの浪費防止等のために、自動
的に装置の電源を切り又は回転ドラムを含む駆動係を停
止させる、いわゆるシヤツトオフ機能を有するものがあ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のシヤ
ツトオフ機能においては、シヤツトオフ時間は製品によ
つて予め決めており、従つてバツテリの寿命を重視する
場合には長すぎると共に例えば編集作業のようにシヤツ
トオフ時間を十分に取りたい場合には短すぎるといつた
装置の用途によつては不便な場合があつた。

【０００５】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、電源を入れた状態又はスタンバイモードに入れた状
態における無操作持続時間が所定の設定時間を超えた場
合、自動的に装置の電源を切り又は回転ドラムを含む駆
動係を自動的に停止させる記録再生装置において、当該
設定時間を任意に設定し得るようにした記録再生装置を
提案しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、電源を入れた状態又はスタンバイ
モードに入れた状態における無操作持続時間が所定の設
定時間Ｔ１又はＴ２を超えた場合、自動的に装置１又は
１０の電源を切り又は回転ドラム７を含む駆動系を自動
的に停止させる記録再生装置１又は１０において、設定
時間Ｔ１又はＴ２を任意に設定するシヤツトオフ時間設
定手段２又は８を設けた。

【０００７】

【作用】記録再生装置１又は１０に設定時間Ｔ１又はＴ
２を任意に設定し得るシヤツトオフ時間設定手段２又は
８を設けたことにより、ユーザは装置の用途に応じた所
望の設定時間Ｔ１又はＴ２を自由に設定又は変更し得、
かくしてユーザの使い勝手を向上し得る記録再生装置を
実現できる。

【０００８】

【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。

【０００９】（１）第１実施例 図１において、１は全体としてカメラ一体型ＶＴＲを示
し、制御回路２はモード切換えスイツチ３がＶＴＲモー
ド入力端３Ａ又はカメラモード入力端３Ｂに入れられる
とこれに応動して、当該選択モードに応じた電源制御信
号Ｓ１を電源ブロツク５に送出し、これによりそれぞれ
ビデオ回路ブロツク（図示せず）又はカメラ回路ブロツ
ク（図示せず）を立ち上がらせるようになされている。

【００１０】制御回路２は、この状態で、再生、記録及
び停止キー等を含む複数の選択モードキーからなる操作
キー４が操作されるとこれに応動して必要に応じてドラ
ムモータ駆動回路６に制御信号Ｓ２を送出してドラムモ
ータ７の回転を制御する。この実施例の場合、制御回路
２はＣＰＵ（中央処理ユニツト）を含むコンピユータ構
成でなり、デジタル−アナログポート２Ａを介して抵抗
回路網で構成されたシヤツトオフ時間設定回路８に接続
されている。

【００１１】シヤツトオフ時間設定回路８は、それぞれ
が所定の抵抗値を有する５つの抵抗Ｒ１〜Ｒ５からなる
直列抵抗回路９を有し、当該直列抵抗回路９は抵抗Ｒ５
側の一端を電源電圧＋Ｂに接続し、抵抗Ｒ１側の他端及
び各接続中点をそれぞれスイツチＳＷ１〜ＳＷ５を介し
て接地するようになされている。

【００１２】かくしてシヤツトオフ時間設定回路８は、
スイツチＳＷ１〜ＳＷ５のいずれもがオン操作されてい
ないとき抵抗Ｒ４及びＲ５の接続中点Ｐ１に得られる電
源電圧＋Ｂをシヤツトオフ時間設定出力として制御回路
２のポート２Ａに供給すると共に、スイツチＳＷ１〜Ｓ
Ｗ５のいずれかがオン操作されたときには当該オン操作
されたスイツチＳＷ１〜ＳＷ４又はＳＷ５に応じた分圧
電圧をシヤツトオフ時間設定出力として制御回路２に供
給するようになされている。

【００１３】これにより制御回路２は当該入力電圧値に
よつて操作されたスイツチＳＷ１〜ＳＷ４又はＳＷ５を
検出することができ、これに基づいて図２のシヤツトオ
フ処理手順を実行することによりシヤツトオフ時間Ｔ１
を決定するようになされている。

【００１４】この実施例の場合、制御回路２はスイツチ
ＳＷ１〜ＳＷ４又はＳＷ５のオン操作に対し、それぞれ
２分、４分、６分、８分又は10分のシヤツトオフ時間を
設定するようになされている。制御回路２は、スイツチ
ＳＷ１〜ＳＷ４又はＳＷ５がオン操作されている状態で
ＶＴＲ１の電源が入れられたとき、シヤツトオフ処理手
順ＲＴ０に入る。

【００１５】すなわち、制御回路２はステツプＳＰ１に
おいてＶＴＲ１の電源が入れられると、ステツプＳＰ２
に進んで操作されたスイツチＳＷ１〜ＳＷ４又はＳＷ５
に応じたシヤツトオフ実行時間Ｔ１を当該制御回路２の
メモリに格納して記憶した後、ステツプＳＰ３において
時間計測用タイマ（図示せず）をリセツトさせると共に
カウントを開始させる。

【００１６】続くステツプＳＰ４において、制御回路２
は、操作キーが操作されることによる操作キー入力があ
るか否か及び操作キー入力に基づく動作を実行してこれ
が継続中か否かを判定し、肯定結果を得るとステツプＳ
Ｐ３に戻り時間計測用タイマをリセツトして新たにカウ
ントを開始させ、これに対し否定結果を得るとステツプ
ＳＰ５に進む。

【００１７】このステツプＳＰ５において制御回路５は
時間計測用タイマのカウント数値ｔがステツプＳＰ２に
おいて記憶したシヤツトオフ時間Ｔ１と同じ又はそれ以
上になつたか否かを判定する。

【００１８】ここで否定結果が得られると、このことは
シヤツトオフ実行時間Ｔ１が未だ経過していないことを
意味し、このとき制御回路５はステツプＳＰ４に戻つて
以後ステツプＳＰ５において肯定結果が得られるまでス
テツプＳＰ４−ＳＰ５−ＳＰ４のループを繰り返す。

【００１９】これに対してステツプＳＰ５において肯定
結果が得られると、このことはシヤツトオフ実行時間が
経過したことを意味し、このとき制御回路５はステツプ
ＳＰ６に進んで電源ブロツク５に電源制御信号Ｓ１を送
出して電源をシヤツトオフさせ、かくしてステツプＳＰ
７においてシヤツトオフ処理手順ＲＴ０を終了する。

【００２０】以上の構成において、ユーザは予め所望の
シヤツトオフ実行時間Ｔ１に対応するシヤツトオフ時間
設定スイツチＳＷ１〜ＳＷ５をオン操作しておくと、こ
のシヤツトオフ時間設定出力はＶＴＲ１の電源が入れら
れたとき制御回路２に取り入れられ（ステツプＳＰ
１）、制御回路２は当該操作されたスイツチＳＷ１〜Ｓ
Ｗ４又はＳＷ５に応じたシヤツトオフ時間Ｔ１をメモリ
に記憶し（ステツプＳＰ２）た後、時間計測用タイマを
リセツトすると共にカウントを開始させ（ステツプＳＰ
３）かくしてシヤツトオフ実行時間Ｔ１を計数し始め
る。

【００２１】この後制御回路２は、操作キー入力の有無
又は無動作状態が継続中か否かを判定する（ステツプＳ
Ｐ４）と共に、やがて時間計測用タイマのカウント数値
ｔがシヤツトオフ時間Ｔ１に達すると（ステツプＳＰ
５）、電源ブロツク５に電源制御信号Ｓ１を送出して
（ステツプＳＰ６）ＶＴＲ１の電源をシヤツトオフさせ
る。

【００２２】以上の構成によれば、ユーザが予め所望の
シヤツトオフ実行時間Ｔ１と対応するスイツチＳＷ１〜
ＳＷ４又はＳＷ５をオン操作しておけば、ＶＴＲ１の電
源が入れられたとき制御回路２は、シヤツトオフ処理手
順ＲＴ０に基づき時間Ｔ１でＶＴＲ１をシヤツトオフす
ることができ、これによりユーザはＶＴＲ１の用途に応
じて所望のシヤツトオフ時間を設定し得、かくしてユー
ザの使い勝手を向上し得るＶＴＲ１を実現し得る。

【００２３】（２）第２実施例 図３は第２実施例を示すもので、図１との対応部分に同
一符号を付して図３に示すように、カメラ一体型ビデオ
テープレコーダ１０のリモートコントローラ１１はその
操作パネル４０（図６）に配設された操作キーが操作さ
れたとき赤外線リモートコントロール信号Ｓ１０を受光
部１２に射出し、受光部１２は、リモートコントロール
信号Ｓ１０を受信すると受信信号Ｓ１１として制御回路
２に供給する。

【００２４】制御回路２は受信信号Ｓ１１に応じてキヤ
ラクタ発生信号Ｓ１２をキヤラクタ発生回路１３のキヤ
ラクタ発生回路２０に供給し、発生されたキヤラクタを
表すキヤラクタ信号Ｓ２０を合成回路２１においてビデ
オ基板部２２から供給される映像信号Ｓ２１に重畳させ
た後、表示信号Ｓ２２として出力増幅回路２３を介して
モニタ１４に与えさせ、かくしてモニタ１４において受
信信号Ｓ１１に対応するキヤラクタを表示させる。

【００２５】ここでこの実施例の場合、制御回路２はマ
イクロコンピユータ構成のＣＰＵ（中央処理ユニツト）
を有し、ＶＴＲ１０の電源が入れられたときこのＣＰＵ
によつて図２について上述したシヤツトオフ処理手順Ｒ
Ｔ０のステツプＳＰ１に入る。この実施例の場合、特に
制御回路２は図２のステツプＳＰ２において、ユーザが
リモートコントローラ１１の操作パネル４０（図６）に
配設されたメニユーキー（図示せず）を操作すると、こ
れにより得られる受信信号Ｓ１１に基づき図４に示すサ
ブルーチンシヤツトオフ時間設定処理手順ＲＴ１を実行
する。

【００２６】制御回路２はサブルーチンＲＴ１のステツ
プＳＰ１０においてキヤラクタ形成回路部１３にキヤラ
クタ発生信号Ｓ１２を送出してモニタ１４にメニユー画
面３０（図５）を表示させる。メニユー画面３０はシヤ
ツトオフ時間設定モード３２を含むいくつかの設定モー
ド選択枝が表示されて構成される。

【００２７】このメニユー画面３０においてカーソル３
１は、図６に示すリモートコントローラ１１の操作パネ
ル４０のアツプダウンキー４１及び４２の押圧操作に応
じて上又は下に移動することにより任意のメニユーを選
択できるようになされ、このようにしてメニユーを選択
した状態においてリモートコントローラ１１の入力（Ｅ
ＸＥ）キー４３が押圧操作されたとき当該メニユーによ
つて表された設定モードを指定できるようになされてい
る（ＳＰ１１）。

【００２８】かくして制御回路２は、続くステツプＳＰ
１１においてシヤツトオフ時間設定モードが選択される
と表示モードを切り換え、ステツプＳＰ１２に進んでモ
ニタ１４に図７に示すシヤツトオフ時間設定画面５０を
表示させる。このシヤツトオフ時間設定画面５０は、シ
ヤツトオフ時間を示すシヤツトオフ時間表示部５１を有
し、ステツプＳＰ１３においてリモートコントローラ１
１の操作パネル４０に配設された数字キー４４の１つが
設定操作されたとき設定時間を表示するようになされて
いる。

【００２９】かくしてシヤツトオフ時間表示部５１に表
示された時間を表すデータは、続くステツプＳＰ１４に
おいてリモートコントローラ１１の入力（ＥＸＥ）キー
４１がデータ取込み操作されたとき制御回路２が内部メ
モリにシヤツトオフ設定時間Ｔ２として取り込む。かく
して制御回路２はステツプＳＰ１５において当該シヤツ
トオフ時間設定処理手順ＲＴ１を終了してメインルーチ
ンのステツプＳＰ３に戻る。

【００３０】その後制御回路２は、図１の第１実施例の
場合と同様にしてステツプＳＰ４〜ＳＰ７の処理を実行
する以上の構成によれば、ＶＴＲ１０の電源が入れられ
たとき、ユーザがモニタ１４の表示画面を見ながらリモ
ートコントローラ１１を用いてＶＴＲ１０の用途に応じ
て所望のシヤツトオフ時間Ｔ２を設定し得、かくして一
段と使い勝手が良いＶＴＲ１０を実現できる。

【００３１】（３）他の実施例 なお上述の第１及び第２の実施例においては、制御回路
２がＶＴＲ１又は１０の電源をシヤツトオフする場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばＶＴＲ
１及び１０がスタンバイモードに入れられている場合に
は、所望のシヤツトオフ時間経過後に制御回路２がドラ
ムモータ駆動回路６等に制御信号Ｓ２を送出してドラム
モータ７を含む駆動系の回転を停止させるようにしても
良い。

【００３２】また上述の第１及び第２実施例において
は、本発明をＶＴＲ１又は１０に適用する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、他の記録再生装置に
も広く適用し得る。

【００３３】さらに上述の第２実施例においては、シヤ
ツトオフ時間設定画面５０においてシヤツトオフ時間を
設定する際、リモートコントローラ１１の数字キー４４
を用いて所望のシヤツトオフ時間をモニタ１４に表示さ
せる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図
８に示すように、予め設定されたシヤツトオフ時間選択
条件をモニタ１４に表示し、当該選択条件の中からカー
ソル３１を用いて所望のシヤツトオフ時間を選択するよ
うにしても良い。

【００３４】

【発明の効果】上述のように本発明によれば、電源を入
れた状態又はスタンバイモードに入れた状態における非
操作持続時間が所定の設定時間を超えた場合、自動的に
装置の電源を切り又は回転ドラムを含む駆動係を自動的
に停止させる記録再生装置において、当該設定時間を任
意に設定し得る設定手段を設けたことにより、ユーザは
装置の用途に応じた所望の設定時間を自由に設定及び変
更し得、かくしてユーザの使い勝手を一段と向上し得る
記録再生装置を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例によるＶＴＲ１の全体構成
を示すブロツク図である。

【図２】制御回路２によるシヤツトオフ処理手順を示す
フローチヤートである。

【図３】本発明の第２実施例によるＶＴＲ１０の全体構
成を示すブロツク図である。

【図４】制御回路２によるシヤツトオフ時間Ｔ２の時間
設定の処理手順を示すフローチヤートである。

【図５】モニタ１４に表示される設定モード選択画面を
示す略線的正面図である。

【図６】リモートコントローラ１１の操作パネルを示す
略線的正面図である。

【図７】モニタ１４に表示されるシヤツトオフ時間設定
画面５０を示す略線的正面図である。

【図８】モニタ１４に表示されるシヤツトオフ時間設定
画面の変形例を示す略線的正面図である。

【符号の説明】

１、１０……ＶＴＲ、２……制御回路、４……操作キ
ー、５……電源ブロツク、６……ドラムモータ駆動回
路、７……ドラムモータ、８……抵抗回路網、１１……
リモートコントローラ、１２……受光部、１３……キヤ
ラクタ形成回路部、１４……モニタ、ＳＷ１〜ＳＷ５…
…シヤツトオフ時間設定スイツチ、Ｓ１……電源制御信
号、Ｓ２……制御信号、Ｓ１１……受信信号、Ｓ１２…
…キヤラクタ発生信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電源を入れた状態又はスタンバイモードに
   入れた状態における無操作持続時間が所定の設定時間を
   超えた場合、自動的に装置の電源を切り又は回転ドラム
   を含む駆動系を自動的に停止させる記録再生装置におい
   て、 上記無操作持続時間についての設定時間を任意に設定す
   るシヤツトオフ時間設定手段を具えることを特徴とする
   記録再生装置。