JPH05182129A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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Publication number
JPH05182129A
JPH05182129A JP29300791A JP29300791A JPH05182129A JP H05182129 A JPH05182129 A JP H05182129A JP 29300791 A JP29300791 A JP 29300791A JP 29300791 A JP29300791 A JP 29300791A JP H05182129 A JPH05182129 A JP H05182129A
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JP
Japan
Prior art keywords
terminal
magnetic head
terminals
tip
bobbin
Prior art date
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Pending
Application number
JP29300791A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Hayakawa
雄一 早川
Asaaki Oka
雅顕 岡
Yoshiyuki Fujii
良行 藤井
Ryoichi Nagasawa
亮一 長沢
Makoto Miyazaki
誠 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOZAN DENKI KOGYO KK
TAIYO KOKI KK
NEC Corp
NEC Gunma Ltd
Original Assignee
KOZAN DENKI KOGYO KK
TAIYO KOKI KK
NEC Corp
NEC Gunma Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KOZAN DENKI KOGYO KK, TAIYO KOKI KK, NEC Corp, NEC Gunma Ltd filed Critical KOZAN DENKI KOGYO KK
Priority to JP29300791A priority Critical patent/JPH05182129A/ja
Publication of JPH05182129A publication Critical patent/JPH05182129A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】予備はんだ作業の容易で、かつ小型化がはかれ
る廉価なコイル1を用いる磁気ヘッド装置を提供する。 【構成】磁気ヘッド装置のボビン2と端子3とを同一の
部材により一体成形する。そして、この端子3の断面形
状が端子の長手方向に沿って変化させる。すなわち、先
端部の断面形状がそれぞれ他の箇所よりも大きくして、
からげた線材が緩んで抜けないようにする。また、反対
に先端部に尖った箇所を設けることにより、はんだディ
ップ時のはんだの表面張力によるはんだの逃げを防ぎ作
業を容易にする。更に、端子3の先端部を分割すること
により、はんだディップの際にその個所を溶融し縮小さ
せると、磁気ヘッド装置が小型になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッド装置に関し、
特にフレキシブルディスク用磁気ヘッド装置のコイルに
用いるボビンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気ヘッド装置の主要部
であるコア部は、図5に示すように、コア11の2つの
コア脚部11a,11bにはボビン13に巻装されたコ
イル12a,12bがそれぞれ装着されている。このボ
ビン13は、一般に合成樹脂により形成され、その端部
にはコイル巻線の端末処理を行う端子14が設けられて
いる。
【0003】この端子14は、ボビン13の成形時に、
金属製端子を成形金型に組み込んで成形するもの、もし
くは、ボビン13を成形した後、金属製端子を圧入する
ものなどがある。
【0004】また、このボビン13は形状が小型である
ため、金属製端子を用いる代りに、合成樹脂によりボビ
ンと端子とを一体成形したものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の磁気ヘッド装置のコイルの端子が金属製である場合に
は、端子の形成加工を要するため、その材料費と共に加
工工数が必要となり、磁気ヘッド装置の製造原価が高く
なるという欠点がある。
【0006】また、ボビンと同一部材(合成樹脂)によ
り一体成形を行った端子は、端子が棒状であるため、コ
イルの端末処理のための線材の巻き付け、いわゆる、
“からげ”た後の巻着状態が十分でなく、線材が緩んで
外れ易いという欠点がある。
【0007】線材をからげた端子は予備はんだのための
はんだディップ処理を施すが、その際に、図6(a)に
示すように、金属製端子15の場合には、溶融はんだ1
9が金属製端子15と共に線材18にも付着し、完全に
はんだディップされるが、図6(b)に示すように、ボ
ビン17と同一の部材により一体成形された合成樹脂製
端子16の場合には、はんだの表面張力によって溶融は
んだ19の表面に凹み(はんだの逃げ)を生じる、この
ため、はんだディップ処理が困難になる。特に、端子の
先端が広い(大きい)場合にこの傾向が著しい。
【0008】また、端子の寸法は、予め線材のからげ代
(しろ)を考慮して長めに作られているが、これが磁気
ヘッド装置の小型化を阻害する要因の1つになってい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁性部材から
なるヘッドコアと、このヘッドコアに装着される複数の
端子を有するボビンと、このボビンに巻装されるコイル
とを備える磁気ヘッド装置において、ボビンと複数の端
子とを同一の部材により一体成形し、かつ複数の端子の
断面形状が端子の長手方向に沿って変化させる。
【0010】すなわち、これらの端子の先端部の断面形
状がそれぞれ他の部分よりも大きくする。これにより、
端子に線材をからげた後に緩んで端子から外れることが
なくなる。
【0011】また、端子の先端部に凸部、もしくは先端
部を鋭角部を設けることにより、はんだの表面張力によ
る逃げを少なくする。
【0012】更に、端子の先端部近傍が端子の長手方向
に平行に複数に分割にすることにより、はんだディップ
の際にはんだの熱を利用して余分な先端部を溶融させ、
端子長を縮小する。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例のコイルを示す側
面図である。
【0015】本発明の磁気ヘッド装置は、磁性部材から
なるヘッドコアと、このヘッドコアに装着される複数の
端子を有するボビンと、このボビンに巻装されるコイル
とを備えており、これらの構成は公知であるため説明を
省略するが、図1に示す本実施例によるコイル1に用い
られたボビン2と端末処理用の端子3とは同一の部材
(熱可塑性樹脂)により射出成形(インジェクション成
形)されている。そして、この端子3は、その断面形状
が長手方向に沿って変化している。
【0016】最近の熱可塑性樹脂は、溶融はんだの熱に
も十分に耐える耐熱特性(例えば、熱変形温度:220
〜350℃,熱劣化による減量開始温度:560℃)を
有するものが出現しており、本実施例のボビン2及び端
子3には、このような材質が望ましい。
【0017】図2(a)〜図2(f)は、本発明の第1
の実施例による端子の形状を示す斜視図であって、端子
の先端部の断面形状がそれぞれ他の箇所よりも大きくな
っている。
【0018】図中、図2(a),図2(b)に示す端子
は、端子の全長もしくはその一部がテーパ状をなしたも
のである。また、図2(c)に示す端子は、図2
(a),図2(b)に示す端子の変形であって、端子の
機械的強度を確保するための基部の断面形状が大きくし
たものである。そして、図2(d),図2(e)に示す
端子は、それぞれ逆L字形及びT字形をなすものであ
る。更に、図2(f)に示す端子は、切り欠き部を設け
たものである。
【0019】このように、図2(a)〜図2(f)に示
すこれらの端子は、いずれも先端部の断面形状が他の箇
所よりも大きくなっているため、端子に線材をからげた
後の巻着状態がよく、緩んで端子から外れることがな
い。
【0020】次に、図3(a)〜図3(c)は、本発明
の第2の実施例による端子の形状を示す斜視図であっ
て、端子の先端部の断面形状がそれぞれ他の箇所よりも
小さくなっている。
【0021】図中、図3(a)に示す端子は、端子の先
端部を尖らしたものである。また、図3(b)に示す端
子は、図2(c)に示す端子の変形である。次に、図3
(c)に示す端子は、矢印形状のなすものである。図3
(d)に示す端子は、端子の先端部に突起を設けたもの
である。そして、図3(e),図3(f)に示す端子
は、先端部にV字形及びU字形をなすものであって、こ
の先端部のエッジ(かど)部は鋭角をなす箇所、すなわ
ち、尖った箇所を備えている。
【0022】このように、図3(a)〜図3(f)に示
すこれらの端子は、いずれの先端部も尖った箇所が設け
られているため、端子に線材をからげた後のはんだディ
ップの際に、溶融したはんだの表面張力による表面の凹
み(はんだの逃げ)が小さくなり作業が容易になる。
【0023】次に、図4(a),図4(b)は、本発明
の第3の実施例による端子の形状を示す斜視図であっ
て、端子の先端部近傍が端子の長手方向に平行にそれぞ
れ複数に分割(分岐)している。
【0024】図中、図4(a)は端子に線材をからげる
前の状態を示している。なお、本実施例では端子先端部
4が2分割されている。
【0025】この後、端子に線材のからげを行った後、
所定の条件(例えば、300℃,0.5秒間)ではんだ
ディップを行う。これにより、図4(b)に示すよう
に、はんだ5は端子にからげた線材6に完全に付着する
と共に、端子先端部は溶融したはんだの熱によって端子
の先端部の分割部分が熱せられ、かつ溶融して短かくな
り余分な箇所が無くなる。
【0026】なお、本発明の第1の実施例は、第2の実
施例に示す端子にもそれぞれ併用してもよいことは明白
である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ヘッ
ド装置は、ボビンと端子とが同一の部材により一体成形
されているため、その材料費も廉価である。また、端子
の断面形状が端子の長手方向に沿って異っているため、
線材をからげた後も緩んで外れることなく、その後に行
う予備はんだの作業が容易になり、磁気ヘッド装置の製
造原価が低減する。
【0028】更に、端子の先端部近傍が端子の長手方向
に沿って複数に分割してあるため、はんだディップを施
した際に、分割した端子の先端部がはんだの熱により溶
融して縮小し、すなわち、はんだディップ後の端子長が
短くなり、磁気ヘッド装置の小型化に寄与できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のコイルを示す側面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例による端子の形状を示す
斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施例による端子の形状を示す
斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施例による端子のはんだディ
ップ前後の形状を示す斜視図である。
【図5】従来の磁気ヘッド装置の主要部(コア部)を示
す斜視図である。
【図6】従来の端子の材質の差によるはんだディップの
状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 コイル 2 ボビン 3 端子 4 端子先端部 5 はんだ 6 線材 11 コア 11a,11b コア脚 12a,12b コイル 13 ボビン 14 端子 15 金属製端子 16 合成樹脂製端子 17 ボビン 18 線材 19 溶融はんだ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000165033 群馬日本電気株式会社 群馬県太田市大字西矢島32番地 (72)発明者 早川 雄一 東京都港区芝五丁目7番1号日本電気株式 会社内 (72)発明者 岡 雅顕 東京都調布市下石原2−47−10株式会社太 陽光機内 (72)発明者 藤井 良行 群馬県吾妻郡中之条町大字伊勢町乙872番 地光山電気工業株式会社内 (72)発明者 長沢 亮一 群馬県吾妻郡中之条町大字伊勢町872番地 光山電気工業株式会社内 (72)発明者 宮崎 誠 群馬県太田市大字西矢島32番地群馬日本電 気株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性部材からなるヘッドコアと、このヘ
    ッドコアに装着される複数の端子を有するボビンと、こ
    のボビンに巻装されるコイルとを備える磁気ヘッド装置
    において、前記ボビンと前記複数の端子とを同一の部材
    により一体成形し、かつ前記複数の端子の断面形状が端
    子の長手方向に沿って変化するようにしたことを特徴と
    する磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の端子の先端部の断面形状がそ
    れぞれ他よりも大きくなるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の端子の先端部の断面形状がそ
    れぞれ他よりも小さくなるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の端子の先端部がそれぞれ凸部
    もしくは鋭角部を含むことを特徴とする請求項1記載の
    磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の端子の先端部近傍が端子の長
    手方向に平行にそれぞれ複数に分割していることを特徴
    とする請求項1記載の磁気ヘッド装置。
JP29300791A 1991-11-08 1991-11-08 磁気ヘッド装置 Pending JPH05182129A (ja)

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JP29300791A JPH05182129A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 磁気ヘッド装置

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JP29300791A JPH05182129A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 磁気ヘッド装置

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JPH05182129A true JPH05182129A (ja) 1993-07-23

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ID=17789273

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JP29300791A Pending JPH05182129A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 磁気ヘッド装置

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JP (1) JPH05182129A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013077257A1 (ja) * 2011-11-24 2013-05-30 三洋電機株式会社 光ピックアップ装置

Cited By (1)

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