JPH05178073A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH05178073A
JPH05178073A JP34682091A JP34682091A JPH05178073A JP H05178073 A JPH05178073 A JP H05178073A JP 34682091 A JP34682091 A JP 34682091A JP 34682091 A JP34682091 A JP 34682091A JP H05178073 A JPH05178073 A JP H05178073A
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JP
Japan
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refrigerant compressor
air
refrigerant
switch
stop
Prior art date
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Application number
JP34682091A
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English (en)
Inventor
Kunio Iritani
邦夫 入谷
Akira Isaji
晃 伊佐治
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒圧縮機を停止させる操作手段を誤って操
作しても、数分間、冷媒圧縮機が作動しなくなる不具合
をなくす。 【構成】 冷凍サイクル17の運転中に、冷媒圧縮機2
2を停止する信号が、使用者によって操作されるスイッ
チ(操作手段)によって与えられると、制御装置31
が、スイッチが操作されてから、0.5から3秒ほど、
冷媒圧縮機22が停止するのを遅延させる。すると、遅
延時間内に、運転を再開する操作が与えられると、冷媒
圧縮機22は停止せず、冷凍サイクル17の運転を継続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルの冷媒圧
縮機の運転を、使用者に操作される操作手段によって停
止させることのできる空気調和装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルの冷媒圧縮機は、運転の停
止後、冷媒吸入側と冷媒吐出側との圧力差が大きい時
に、運転が再開されると、必要トルクが大きいため起動
不良になったり、頻繁に起動・停止を繰り返すと、内部
の潤滑油が流出して潤滑不足となり、冷媒圧縮機が破損
する可能性がある。そこで、冷媒圧縮機は、一端停止す
ると、1〜3分程度は再起動を禁止して、上記の不具合
を防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷凍サイクルの冷媒圧
縮機を、手動操作によって停止させる操作手段として、
例えば、冷房、暖房、除湿などの運転停止指示を与える
スイッチや、車室内に空気を送る送風機をOFF するスイ
ッチがある。また、空調モード(冷房と暖房、あるいは
除湿など)の切り替えのために、冷媒圧縮機を一旦、停
止させるモード切替えを行うスイッチも、冷媒圧縮機を
手動操作によって停止させる操作手段である。上記の操
作手段は、使用者によって操作されるものであるため、
誤操作される場合がある。そして、誤操作によって、一
旦、冷媒圧縮機が停止すると、冷媒圧縮機は数分間、再
起動が禁止される。つまり、操作手段を誤操作して冷媒
圧縮機を停止すると、数分間、冷凍サイクルを作動させ
ることができなくなる不具合を有していた。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、冷媒圧縮機を停止させ
る操作手段を誤って操作しても、数分間、冷凍サイクル
が作動しなくなる不具合を無くすことのできる空気調和
装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の空気調和装置は、室内への空気通路をなす
ダクトと、このダクトを介して室内へ空気を送る送風機
と、このダクトの内部に配設され、室内へ送られる空気
と冷媒との熱交換を行う熱交換器、および冷媒の吸入、
圧縮、吐出を行う冷媒圧縮機を備える冷凍サイクルと、
使用者によって操作され、前記冷媒圧縮機を停止させる
指示を与える操作手段と、この操作手段により、前記冷
媒圧縮機を停止させる指示が与えられた場合に、遅延さ
せた後に、前記冷媒圧縮機を停止させる制御装置とを具
備する技術的手段を採用した。
【0006】
【発明の作用】冷凍サイクルが作動している状態で、使
用者が操作手段を操作し、操作手段によって冷媒圧縮機
を停止する指示が与えられると、制御装置が冷媒圧縮機
の停止を遅延する。つまり、冷媒圧縮機を停止する指示
が与えられてから、しばらくの間は、冷媒圧縮機は運転
を続ける。このため、冷媒圧縮機を停止する指示を与え
ても、冷媒圧縮機が運転を続ける間に、冷凍サイクルの
運転を再開する指示を使用者が与えることにより、冷媒
圧縮機は停止することなく、冷媒圧縮機の運転を継続す
ることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明の空気調和装置は、上記の作用で
示したように、冷媒圧縮機の作動時に冷媒圧縮機を停止
させる操作手段を誤って操作しても、冷媒圧縮機が運転
を続ける間に冷凍サイクルの運転を再開する指示を与え
ることによって冷媒圧縮機の運転が継続するため、誤操
作により、数分間、冷凍サイクルが作動しなくなる従来
の不具合を無くすことができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の空気調和装置を、自動車用空
気調和装置に適用した実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図5は本発明の実施例を示
すもので、図1は空気調和装置の冷媒回路図、図2は空
気調和装置のダクトの概略構成図である。空気調和装置
1は、車室内に向けて空気を送る空気通路をなすダクト
2を備える。このダクト2は、車室内に配置され、ダク
ト2の一端には、内外気切替手段3を備えた送風機4が
接続されている。内外気切替手段3は、車室内と連通し
て車室内の空気(内気)を導入する内気導入口5と、車
室外と連通して車室外の空気(外気)を導入する外気導
入口6とを備える。そして、内外気切替手段3は、内外
気切替ダンパ7を備え、この内外気切替ダンパ7によ
り、ダクト2内に導かれる空気を内気と外気とで切り替
えることができる。送風機4は、ファンケース8、ファ
ン9、モータ10からなり、モータ10は通電を受ける
とファン9を回転し、内気または外気をダクト2を介し
て室内へ送る。
【0009】ダクト2の他端には、ダクト2内を通過し
た空気を車室内の各部に向けて吹き出す吹出口が形成さ
れている。この吹出口は、乗員の頭胸部に向けて主に冷
風を吹き出すベンチレーション吹出口11と、乗員の足
元に向けて主に温風を吹き出すフット吹出口12と、窓
ガラスに向けて主に温風を吹き出すデフロスタ吹出口1
3とからなる。そして、ダクト2内には、各吹出口へ通
じる空気通路に、各吹出口への空気流を制御するベンチ
レーションダンパ14、フットダンパ15、およびデフ
ロスタダンパ16が設けられている。
【0010】また、ダクト2内には、冷媒と空気との熱
交換を行う冷凍サイクル17の上流側熱交換器18が配
設されている。上流側熱交換器18は、冷媒蒸発器の機
能しか果たさないもので、ダクト2内の空気が全量通過
するように設けられている。この上流側熱交換器18の
下流には、冷媒と空気との熱交換を行う冷凍サイクル1
7の下流側熱交換器19が配設されている。この下流側
熱交換器19は、冷媒凝縮器の機能しか果たさないもの
で、上流側熱交換器18と同様、ダクト2内の空気が全
量通過するように設けられている。この下流側熱交換器
19の下流には、補助ヒータ20が設けられている。こ
の補助ヒータ20は、PTCヒータなどの電気ヒータ
で、通電を受けると発熱してダクト2内を流れる空気を
加熱する。
【0011】本実施例に示す冷凍サイクル17は、アキ
ュムレータサイクルで、上述の上流側熱交換器18およ
び下流側熱交換器19の他に、室外熱交換器21、冷媒
圧縮機22、第1減圧装置23、第2減圧装置24、ア
キュムレータ25、および冷媒の流れ方向を切り替える
流路切替手段を備える。室外熱交換器21は、ダクト2
の外部において車室外の空気と冷媒との熱交換を行うも
ので、冷媒と熱交換する空気を強制的に室外熱交換器2
1へ送る室外ファン26を備える。冷媒圧縮機22は、
冷媒の吸入、圧縮、吐出を行うもので、図示しない電動
モータにより駆動される。この冷媒圧縮機22は、例え
ば電動モータと一体的に密封ケース内に配置される。電
動モータは、インバータ制御によって回転速度が可変す
るもので、電動モータの回転速度の変化によって、冷媒
圧縮機22の冷媒吐出容量が変化する。なお、本実施例
の空気調和装置1は、冷媒圧縮機22の回転速度の変化
による容量変化により、吹き出し温度の制御を行うもの
である。第1減圧装置23は、上流側熱交換器18へ流
入する冷媒を減圧膨張する固定絞りのキャピラリチュー
ブで、第2減圧装置24は室外熱交換器21へ流入する
冷媒を減圧膨張する固定絞りのキャピラリチューブであ
る。アキュムレータ25は、冷凍サイクル内の過剰冷媒
を蓄えるとともに、冷媒圧縮機22に気相冷媒を送り、
液冷媒が冷媒圧縮機22に吸い込まれるのを防ぐように
設けられている。
【0012】冷媒の流路切替手段は、冷房運転時、暖房
運転時および除湿運転時とで、冷媒の流れ方向を切り替
える。具体的には、冷房運転時と他の運転時とで、冷媒
圧縮機22の吐出方向を切り替える四方弁27、暖房運
転時に第1減圧装置23と上流側熱交換器18をバイパ
スさせる第1電磁開閉弁28、除湿運転時に第2減圧装
置24をバイパスさせる第2電磁開閉弁29を備えてな
る。なお、図中の符号30は、冷媒の流れ方向を規制す
る逆止弁である。そして、流路切替手段は、冷房運転
時、暖房運転時および除湿運転時に応じて、次のように
冷媒の流れを切り替える。冷房運転時は、冷媒圧縮機2
2の吐出した冷媒を、四方弁27→室外熱交換器21→
第1減圧装置23→上流側熱交換器18→アキュムレー
タ25→冷媒圧縮機22の順に流す(図中矢印C参
照)。暖房運転時は、冷媒圧縮機22の吐出した冷媒
を、四方弁27→下流側熱交換器19→第2減圧装置2
4→室外熱交換器21→第1電磁開閉弁28→アキュム
レータ25→冷媒圧縮機22の順に流す(図中矢印H参
照)。除湿運転時は、冷媒圧縮機22の吐出した冷媒
を、四方弁27→下流側熱交換器19→第2電磁開閉弁
29→室外熱交換器21(この時、室外ファン26はOF
F )→第1減圧装置23→上流側熱交換器18→アキュ
ムレータ25→冷媒圧縮機22の順に流す(図中矢印D
参照)。
【0013】上述の送風機4、補助ヒータ20、室外フ
ァン26、電動モータ、四方弁27、第1電磁開閉弁2
8、第2電磁開閉弁29、各ダンパを駆動するアクチュ
エータ(図示しない)などの電気部品は、制御装置31
によって通電制御される。制御装置31は、使用者によ
って手動操作される操作パネル32(図3参照)の指示
に従って各電気部品の通電制御を行うもので、操作パネ
ル32は、室内の操作性の良い位置に設置される。操作
パネル32は、各吹き出しモードの設定を行う吹き出し
モード切替スイッチ33、ダクト2より車室内へ吹き出
される風量を設定する風量設定スイッチ34、内外気の
設定を行う内外気設定スイッチ35、各空調モードの設
定および停止を指示する空調モード設定スイッチ36、
暖房運転時に室外熱交換器21の除霜運転を指示する除
霜スイッチ37、温度調節レバー38を備える。
【0014】空調モード設定スイッチ36は、停止スイ
ッチ36a、送風スイッチ36b、冷房スイッチ36
c、暖房スイッチ36d、および除湿スイッチ36eか
らなる。停止スイッチ36aは、送風運転、冷房運転、
暖房運転および除湿運転を停止させる指示スイッチで、
冷房運転、暖房運転または除湿運転時に操作されると、
冷媒圧縮機を停止させる本発明の操作手段である。送風
スイッチ36bは、ダクト2内に吸引された空気を冷却
および加熱することなく車室内へ吹き出させる指示スイ
ッチで、送風スイッチ36bも冷房運転、暖房運転また
は除湿運転時に操作されると、冷媒圧縮機を停止させる
本発明の操作手段である。冷房スイッチ36cは、車室
内を冷房する指示スイッチで、冷房スイッチ36cも暖
房運転または除湿運転時に操作されると、四方弁27を
切り替えるために、冷媒圧縮機を一旦停止させるため、
本発明の操作手段である。暖房スイッチ36dは、車室
内を暖房する指示スイッチで、暖房スイッチ36dも冷
房運転時に操作されると、四方弁27を切り替えるため
に、冷媒圧縮機を一旦停止させるため、本発明の操作手
段である。除湿スイッチ36eは、車室内を除湿する指
示スイッチで、除湿スイッチ36eも冷房運転時に操作
されると、四方弁27を切り替えるために、冷媒圧縮機
を一旦停止させるため、本発明の操作手段である。
【0015】温度調節レバー38は、設定位置に応じて
各空調モードにおける冷媒圧縮機22の回転速度の設定
を行って、空調能力の設定を行うものである。温度調節
レバー38は、図3に示すように、温度調節レバー38
のストローク量に応じてZ1〜Z10の10のゾーンに分
割され、選択された空調モードと設定ゾーンに応じて冷
媒圧縮機22を駆動する電動モータの駆動周波数である
インバータ周波数が設定される。なお、温度調節レバー
38は、冷房運転時にゾーンZ10に設定されると、電力
消費を抑えるために、冷媒圧縮機22を駆動する電動モ
ータが停止するように設けられている。このため、冷房
運転時に冷媒圧縮機22を停止させる本発明の操作手段
である。
【0016】制御装置31は、操作手段によって冷媒圧
縮機22を停止させる指示が与えられても、冷媒圧縮機
22の停止を設定時間(例えば0.5〜3秒ほど)遅延
させるように設けられている。そして、この遅延時間内
に、運転の再開指示が与えられると、冷媒圧縮機22は
停止することなく運転を継続するように設けられてい
る。なお、停止スイッチ36aによって冷媒圧縮機22
の停止指示が与えられた場合は、送風機4の運転は停止
スイッチ36aの指示に従うように設けられ、他の操作
手段により冷媒圧縮機22の停止指示が与えられた場合
は、送風機4の運転は風量設定スイッチ34の設定に従
うように設けられている。
【0017】〔実施例の作動〕次に、本発明にかかる実
施例の作動を、図4および図5のタイムチャートを用い
て簡単に説明する。乗員により操作パネル32の空調モ
ード設定スイッチ36の操作によって冷房運転が指示さ
れ、温度調節レバー38がゾーンZ1 〜Z9 に設定され
ている場合は、冷媒圧縮機22が運転している。 イ)冷房運転中の時間t1 で温度調節レバー38を使用
者が操作し、ゾーンZ10に設定されると、図4の(A)
に示すように、冷媒圧縮機22は、遅延時間Δt1 が経
過するまで運転し、遅延時間Δt1 が経過した時間t2
で停止する。 ロ)一方、冷房運転中の時間t3 で温度調節レバー38
を誤まってゾーンZ10に操作した場合は、図4の(B)
に示すように、遅延時間Δt1 が経過する以前の時間t
4 に、使用者によって再び温度調節レバー38をゾーン
Z1 〜Z9 へ戻すと、冷媒圧縮機22は停止することな
く冷房運転を継続する。 ハ)また、冷房運転中の時間t5 に暖房スイッチ36d
が操作されると、図5の(A)に示すように、冷媒圧縮
機22は、遅延時間Δt1 が経過するまで運転し、遅延
時間Δt1 が経過した時間t6 で停止する。その後、冷
媒圧縮機22を保護するために、保護時間Δt2 (例え
ば1〜3分ほど)冷媒圧縮機22の運転が禁止される。
保護時間Δt2 内に、冷媒流路を暖房運転のための流路
に切替える。そして、保護時間Δt2 が経過した時間t
7 で、冷媒圧縮機の運転を再開して、暖房運転を開始す
る。 ニ)冷房運転中の時間t8 で暖房スイッチ36dを誤っ
て操作した場合は、図5の(B)に示すように、遅延時
間Δt1 が経過する以前の時間t9 に、使用者によって
再び冷房スイッチ36cが操作されると、冷媒圧縮機2
2は停止することなく冷房運転を継続する。
【0018】〔実施例の効果〕本実施例では、上記の作
用で示したように、冷媒圧縮機22の作動時に、冷媒圧
縮機22を停止させる操作手段を誤って操作しても、冷
媒圧縮機22が運転を続ける遅延時間Δt1 内に運転を
再開する指示を与えることによって冷媒圧縮機22の運
転が継続するため、誤操作により数分間、冷房、暖房あ
るいは除湿運転が実施できなくなる不具合が軽減でき
る。また、本実施例の空気調和装置1は、ダクト2内に
配された上流側熱交換器18および下流側熱交換器19
が、常に冷媒蒸発器および冷媒凝縮器の機能に固定され
ているため、各運転モードが切り替わっても、ダクト2
内の熱交換器が冷媒蒸発器から冷媒凝縮器へ切り替わる
ことがない。このため、モード切り替え時に、冷媒蒸発
器のドレン水が蒸発して窓ガラスが曇る不具合を発生し
ない。さらに、本実施例の空気調和装置1は、空気調和
装置1以外の熱源を利用しないため、電気自動車のよう
に余剰熱源を有しない自動車に適している。
【0019】〔第2実施例〕図6は第2実施例を示す操
作パネル32の正面図である。本実施例は、操作パネル
32に節電スイッチ39を設けたものである。この節電
スイッチ39は、冷媒圧縮機22を駆動する電動モータ
の消費電力を少なくするために設けられたもので、節電
スイッチ39が操作されることによって、温度調節レバ
ー38の設定ゾーンに応じて、冷媒圧縮機22が停止す
る範囲が増える。このため、節電スイッチ39も、温度
調節レバー38の設定ゾーンに応じて冷媒圧縮機を停止
させる本発明の操作手段である。
【0020】〔第3実施例〕図7は第3実施例を示す風
量スイッチ40の正面図である。風量スイッチ40は、
風量調節レバー41の設定位置に応じて送風機(第1実
施例参照)の停止および起動を行うとともに、風量調節
レバー41の設定位置に応じて送風機の回転速度の設定
を行うものである。この風量スイッチ40は、冷房運
転、暖房運転または除湿運転時に風量調節レバー41が
OFF 位置に設定されると、冷媒圧縮機を停止させる本発
明の操作手段である。
【0021】この実施例の作動を図8のタイムチャート
を用いて簡単に説明する。 ホ)冷凍サイクルの運転中の時間t10に風量調節レバー
41がOFF 位置に設定されると、図8の(A)に示すよ
うに、時間t10で送風機が停止するが、冷媒圧縮機22
は、遅延時間Δt1 が経過するまで運転し、遅延時間Δ
t1 が経過した時間t11に停止する。 ヘ)冷凍サイクルの運転中の時間t12で風量調節レバー
41を誤まってOFF 位置に操作した場合は、図8の
(B)に示すように、時間t12で送風機は停止するが、
遅延時間Δt1 が経過する以前の時間t13に、使用者に
よって再び風量調節レバー41を送風機のON位置へ戻す
と、冷媒圧縮機22は停止することなく冷凍サイクルの
運転が継続される。
【0022】なお、本実施例の風量スイッチ40のよう
に、風量調節と起動スイッチとが一体となった構成のも
のは、微風を選択する際に、OFF 位置に誤操作し易いた
め、本発明を適用することにより、使い勝手が大変優れ
たものになる。
【0023】〔変形例〕上記の実施例では、冷媒圧縮機
を電動モータによって駆動する例に示したが、エンジン
によって冷媒圧縮機を駆動する空気調和装置に本発明を
適用しても良い。また、冷房、暖房および除湿運転を行
う冷凍サイクルを例に示したが、運転機能の異なる冷凍
サイクルの空気調和装置に本発明を適用しても良い。実
施例に記載した数値は、理解補助のために用いたもの
で、本発明は実施例中の数値に限定されるものではな
く、種々変更可能なものである。自動車用空気調和装置
に適用した例を示したが、家庭用、工業用など他の空気
調和装置に本発明を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の空気調和装置の冷媒回路図であ
る。
【図2】空気調和装置のダクトの概略構成図である。
【図3】操作パネルの正面図である。
【図4】第1実施例の作動を示すタイムチャートであ
る。
【図5】第1実施例の作動を示すタイムチャートであ
る。
【図6】第2実施例の操作パネルの正面図である。
【図7】第3実施例の風量スイッチの正面図である。
【図8】第3実施例の作動を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 空気調和装置 2 ダクト 4 送風機 17 冷凍サイクル 18 上流側熱交換器 19 下流側熱交換器 22 冷媒圧縮機 31 制御装置 36a 停止スイッチ(操作スイッチ) 36b 送風スイッチ(操作スイッチ) 36c 冷房スイッチ(操作スイッチ) 36d 暖房スイッチ(操作スイッチ) 36e 除湿スイッチ(操作スイッチ) 38 温度調節レバー(操作スイッチ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 室内への空気通路をなすダクトと、 (b) このダクトを介して室内へ空気を送る送風機と、 (c) このダクトの内部に配設され、室内へ送られる空気
    と冷媒との熱交換を行う熱交換器、および冷媒の吸入、
    圧縮、吐出を行う冷媒圧縮機を備える冷凍サイクルと、 (d) 使用者によって操作され、前記冷媒圧縮機を停止さ
    せる指示を与える操作手段と、 (e) この操作手段により、前記冷媒圧縮機を停止させる
    指示が与えられた場合に、遅延させた後に、前記冷媒圧
    縮機を停止させる制御装置と、を具備する空気調和装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10297258A (ja) * 1997-04-30 1998-11-10 Honda Motor Co Ltd 車両用エアコンの制御方法および装置

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