JPH05178037A - ラジアルタイヤ - Google Patents
ラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JPH05178037A JPH05178037A JP34693591A JP34693591A JPH05178037A JP H05178037 A JPH05178037 A JP H05178037A JP 34693591 A JP34693591 A JP 34693591A JP 34693591 A JP34693591 A JP 34693591A JP H05178037 A JPH05178037 A JP H05178037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber layer
- hard rubber
- bead
- section
- cord
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/06—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
- B60C15/0603—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the bead filler or apex
- B60C15/0607—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the bead filler or apex comprising several parts, e.g. made of different rubbers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラジアルタイヤにおけるビード部の耐久性を
向上する。 【構成】 ビードフィラー6 はハードゴム層11とソフト
ゴム層12よりなっている。前記ハードゴム層11は、ビー
ドコアー5 上に配置されて断面ほぼ三角形状の第１ハー
ドゴム層11A と該ゴム層11A の三角頂点部位11B に一体
に連設されていてタイヤ内面側において径外方向に延伸
した薄膜状の第２ハードゴム層11C とからなり、前記第
１ハードゴム層11A の三角頂点部位11B は、前記コード
折返部8 の径外端近傍に位置し、前記ソフトゴム層12の
径内端は、第１ハードゴム層11A とコード折返部8 との
間で楔状に介在する楔部12A に形成されている。
向上する。 【構成】 ビードフィラー6 はハードゴム層11とソフト
ゴム層12よりなっている。前記ハードゴム層11は、ビー
ドコアー5 上に配置されて断面ほぼ三角形状の第１ハー
ドゴム層11A と該ゴム層11A の三角頂点部位11B に一体
に連設されていてタイヤ内面側において径外方向に延伸
した薄膜状の第２ハードゴム層11C とからなり、前記第
１ハードゴム層11A の三角頂点部位11B は、前記コード
折返部8 の径外端近傍に位置し、前記ソフトゴム層12の
径内端は、第１ハードゴム層11A とコード折返部8 との
間で楔状に介在する楔部12A に形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジアルタイヤに係
り、特に、高負荷連続走行時の耐久性に優れたラジアル
タイヤに関する。
り、特に、高負荷連続走行時の耐久性に優れたラジアル
タイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】ラジアルタイヤでは、乗心地や横剛性等
を改善するためビード部とサイドウォールの下部に断面
楔状のビードフィラーを追加している。この場合、耐久
性向上のためビードフィラーのゴムに硬軟をつけて複合
構造としたものが、特開昭52-15004号（従来例の１）、
特開昭53-83206号（従来例の２）等がある。
を改善するためビード部とサイドウォールの下部に断面
楔状のビードフィラーを追加している。この場合、耐久
性向上のためビードフィラーのゴムに硬軟をつけて複合
構造としたものが、特開昭52-15004号（従来例の１）、
特開昭53-83206号（従来例の２）等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来例の１および従来
例の２はいずれも、ハードゴム層とソフトゴム層との断
面積がほぼ同程度とされていたため、負荷時に応力の集
中し易いコード端末の応力緩和が不足し、一方、ビード
部の剛性確保が不充分となり、耐久性の点で問題があっ
た。
例の２はいずれも、ハードゴム層とソフトゴム層との断
面積がほぼ同程度とされていたため、負荷時に応力の集
中し易いコード端末の応力緩和が不足し、一方、ビード
部の剛性確保が不充分となり、耐久性の点で問題があっ
た。
【０００４】そこで本発明は、ハードゴム層とソフトゴ
ム層との断面形状を工夫することによって、コード端末
の応力緩和を充分に確保しつつビード部の剛性を確保し
た耐久性に優れたラジアルタイヤを提供することが目的
である。
ム層との断面形状を工夫することによって、コード端末
の応力緩和を充分に確保しつつビード部の剛性を確保し
た耐久性に優れたラジアルタイヤを提供することが目的
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対のビード
コア5 上のそれぞれに位置されて断面楔状として径外方
向に延伸された硬度の高いハードゴム層11と硬度の低い
ソフトゴム層12とからなるビードフィラー6 を備え、ラ
ジアルカーカスコード7 の両端部をビードトウ側からビ
ードコア5 を囲んでビードヒールに向って折返されたコ
ード折返部8 を備えているラジアルタイヤにおいて、前
述の目的を達成するために次の技術的手段を講じてい
る。
コア5 上のそれぞれに位置されて断面楔状として径外方
向に延伸された硬度の高いハードゴム層11と硬度の低い
ソフトゴム層12とからなるビードフィラー6 を備え、ラ
ジアルカーカスコード7 の両端部をビードトウ側からビ
ードコア5 を囲んでビードヒールに向って折返されたコ
ード折返部8 を備えているラジアルタイヤにおいて、前
述の目的を達成するために次の技術的手段を講じてい
る。
【０００６】すなわち、本発明は、前記ハードゴム層11
は、ビードコアー5 上に配置されて断面ほぼ三角形状の
第１ハードゴム層11A と該ゴム層11A の三角頂点部位11
B に一体に連設されていてタイヤ内面側において径外方
向に延伸した薄膜状の第２ハードゴム層11C とからな
り、前記第１ハードゴム層11A の三角頂点部位11B は、
前記コード折返部8 の径外端近傍に位置し、前記ソフト
ゴム層12の径内端は、第１ハードゴム層11A とコード折
返部8 との間で楔状に介在する楔部12A に形成されてい
ることを特徴とするものである。
は、ビードコアー5 上に配置されて断面ほぼ三角形状の
第１ハードゴム層11A と該ゴム層11A の三角頂点部位11
B に一体に連設されていてタイヤ内面側において径外方
向に延伸した薄膜状の第２ハードゴム層11C とからな
り、前記第１ハードゴム層11A の三角頂点部位11B は、
前記コード折返部8 の径外端近傍に位置し、前記ソフト
ゴム層12の径内端は、第１ハードゴム層11A とコード折
返部8 との間で楔状に介在する楔部12A に形成されてい
ることを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】本発明によれば、ビード部の剛性は、ビードコ
アー5 上に配置されて断面ほぼ三角形状の第１ハードゴ
ム層11A と該ゴム層11A の三角頂点部位11B に一体に連
設されていてタイヤ内面側において径外方向に延伸した
薄膜状の第２ハードゴム層11C を有することから、充分
に確保する。
アー5 上に配置されて断面ほぼ三角形状の第１ハードゴ
ム層11A と該ゴム層11A の三角頂点部位11B に一体に連
設されていてタイヤ内面側において径外方向に延伸した
薄膜状の第２ハードゴム層11C を有することから、充分
に確保する。
【０００８】一方、前記第１ハードゴム層11A の三角頂
点部位11B は、前記コード折返部8の径外端近傍に位置
し、前記ソフトゴム層12の径内端は、第１ハードゴム層
11Aとコード折返部8 との間で楔状に介在する楔部12A
に形成されていて、薄膜状の第２ハードゴム層11C を有
することから、コード端末近傍の応力緩和区域は充分と
なる。つまり、コード端末は、ハードゴム層三角頂点部
位11B より5 〜15mm高い位置にあり、応力が最も集中し
易く、このコード端末部近傍をハードゴム層とソフトゴ
ム層で応力緩和という点で最適化にする。
点部位11B は、前記コード折返部8の径外端近傍に位置
し、前記ソフトゴム層12の径内端は、第１ハードゴム層
11Aとコード折返部8 との間で楔状に介在する楔部12A
に形成されていて、薄膜状の第２ハードゴム層11C を有
することから、コード端末近傍の応力緩和区域は充分と
なる。つまり、コード端末は、ハードゴム層三角頂点部
位11B より5 〜15mm高い位置にあり、応力が最も集中し
易く、このコード端末部近傍をハードゴム層とソフトゴ
ム層で応力緩和という点で最適化にする。
【０００９】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
ると、全体構成を示した図１（Ａ）において、本発明に
係るラジアルタイヤ1 は、左右一対のビード部2 をサイ
ドウォール部3 およびトレッド部4 を介して断面トロイ
ダル形に連設してなる。左右のビード部2 には金属線等
を束ねてなる断面六角形状のビードコア5 が埋設してあ
り、このビードコア5 上に断面楔状のビードフィラー6
が備えられているとともに、ラジアルカーカスコード7
の両端部をビードトウ側からビードコア5 を取囲んでビ
ードヒールに向って折返されたコード折返部8 とされ、
カーカスコード7 のクラウン部にはベルト層9 を備えて
いる。なお、ビード部2 は車輪のリム10に嵌着されてい
る。
ると、全体構成を示した図１（Ａ）において、本発明に
係るラジアルタイヤ1 は、左右一対のビード部2 をサイ
ドウォール部3 およびトレッド部4 を介して断面トロイ
ダル形に連設してなる。左右のビード部2 には金属線等
を束ねてなる断面六角形状のビードコア5 が埋設してあ
り、このビードコア5 上に断面楔状のビードフィラー6
が備えられているとともに、ラジアルカーカスコード7
の両端部をビードトウ側からビードコア5 を取囲んでビ
ードヒールに向って折返されたコード折返部8 とされ、
カーカスコード7 のクラウン部にはベルト層9 を備えて
いる。なお、ビード部2 は車輪のリム10に嵌着されてい
る。
【００１０】図１（Ｂ）参照すると、ビードフィラー6
はハードゴム層11とソフトゴム層12とからなり、ハード
ゴム層11のゴム硬度は70〜95、好ましくは85〜95とさ
れ、一方、ソフトゴム層12のゴム硬度は55〜70、好まし
くは60〜70とされている。ハードゴム層11は断面略三角
形状とされた第１ハードゴム層11A と該ゴム層11A の三
角頂点部位11B に連設してタイヤ内面側において厚みｔ
を1.5mm 〜2.5mmの薄膜状として径外方向に延伸した第
２ハードゴム層11C よりなっており、第１ハードゴム層
11A はビードコア5 の上面を全面にわたって覆ってお
り、三角頂点部位11B はコード折返部8 の端末8Bの近
傍、具体的には端末8Bより5 〜10mm低い径内位置（Ｌ）
にあり、更に、第２ハードゴム層11C はフィラー径外端
6Aより5〜15mm低い径内位置Ｌ1 にある。
はハードゴム層11とソフトゴム層12とからなり、ハード
ゴム層11のゴム硬度は70〜95、好ましくは85〜95とさ
れ、一方、ソフトゴム層12のゴム硬度は55〜70、好まし
くは60〜70とされている。ハードゴム層11は断面略三角
形状とされた第１ハードゴム層11A と該ゴム層11A の三
角頂点部位11B に連設してタイヤ内面側において厚みｔ
を1.5mm 〜2.5mmの薄膜状として径外方向に延伸した第
２ハードゴム層11C よりなっており、第１ハードゴム層
11A はビードコア5 の上面を全面にわたって覆ってお
り、三角頂点部位11B はコード折返部8 の端末8Bの近
傍、具体的には端末8Bより5 〜10mm低い径内位置（Ｌ）
にあり、更に、第２ハードゴム層11C はフィラー径外端
6Aより5〜15mm低い径内位置Ｌ1 にある。
【００１１】ソフトゴム層12の径内部は三角形状の第１
ハードゴム層11A とコード折返部8との間に介在される
断面楔状の楔部12A とされ、第１ハードゴム層11Aでビ
ード部2 の剛性を確保しているとともに楔部12A によっ
てコード折返部8 における端末8Aに集中する応力を緩和
し、コード剥離、セパレーションを防止している。以上
のように構成されたラジアルタイヤ1 を自動車（トラッ
ク、バス等）のリム10に嵌着して使用するとき、横剛性
に対してはソフトゴム層12の内側に薄膜状の第２ハード
ゴム層11C が一体に備えられ、しかも、ビードコア5 上
に断面三角形状の第１ハードゴム層11A があることか
ら、充分に抵抗し、一方、コード折返部8 の端末8Aに集
中する応力はソフトゴム層12の楔部12A によって緩和
し、ここに、端末8Aのセパレーション、層間剥離等を防
止する。なお、ビード耐久性能は試験した処20％向上し
ていた。
ハードゴム層11A とコード折返部8との間に介在される
断面楔状の楔部12A とされ、第１ハードゴム層11Aでビ
ード部2 の剛性を確保しているとともに楔部12A によっ
てコード折返部8 における端末8Aに集中する応力を緩和
し、コード剥離、セパレーションを防止している。以上
のように構成されたラジアルタイヤ1 を自動車（トラッ
ク、バス等）のリム10に嵌着して使用するとき、横剛性
に対してはソフトゴム層12の内側に薄膜状の第２ハード
ゴム層11C が一体に備えられ、しかも、ビードコア5 上
に断面三角形状の第１ハードゴム層11A があることか
ら、充分に抵抗し、一方、コード折返部8 の端末8Aに集
中する応力はソフトゴム層12の楔部12A によって緩和
し、ここに、端末8Aのセパレーション、層間剥離等を防
止する。なお、ビード耐久性能は試験した処20％向上し
ていた。
【００１２】また、ハードゴム層11を採用することによ
り、タイヤ成形後の未加硫タイヤ（グリーンタイヤ）に
おいて加硫待ちでしばらく放置した際、ビード部がその
自重によって撓みシワができ加硫時にエアー入り等の不
良を招くのを、防止することもできる。
り、タイヤ成形後の未加硫タイヤ（グリーンタイヤ）に
おいて加硫待ちでしばらく放置した際、ビード部がその
自重によって撓みシワができ加硫時にエアー入り等の不
良を招くのを、防止することもできる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、ビード耐久
性能が大幅に向上できるし、また、グリーン形状でのビ
ードフィラーの変形も抑えることができる。
性能が大幅に向上できるし、また、グリーン形状でのビ
ードフィラーの変形も抑えることができる。
【図１】図１（Ａ）は全体構成図、図１（Ｂ）は要部の
断面図である。
断面図である。
１ ラジアルタイヤ ２ ビード部 ５ ビードコア ６ ビードフィラー ７ カーカス ８ コード折返部 １１ ハードゴム層 １１Ａ 第１ハードゴム層 １１Ｃ 第２ハードゴム層 １２ ソフトゴム層 １２Ａ 楔部
Claims (1)
- 【請求項１】 一対のビードコア(5) 上のそれぞれに位
置されて断面楔状として径外方向に延伸された硬度の高
いハードゴム層(11)と硬度の低いソフトゴム層(12)とか
らなるビードフィラー(6) を備え、ラジアルカーカスコ
ード(7) の両端部をビードトウ側からビードコア(5) を
囲んでビードヒールに向って折返されたコード折返部
(8) を備えているラジアルタイヤにおいて、 前記ハードゴム層(11)は、ビードコアー(5) 上に配置さ
れて断面ほぼ三角形状の第１ハードゴム層(11A) と該ゴ
ム層(11A) の三角頂点部位(11B) に一体に連設されてい
てタイヤ内面側において径外方向に延伸した薄膜状の第
２ハードゴム層(11C) とからなり、 前記第１ハードゴム層(11A) の三角頂点部位(11B) は、
前記コード折返部8 の径外端近傍に位置し、前記ソフト
ゴム層(12)の径内端は、第１ハードゴム層(11A) とコー
ド折返部(8) との間で楔状に介在する楔部(12A) に形成
されていることを特徴とするラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34693591A JPH05178037A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34693591A JPH05178037A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178037A true JPH05178037A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18386818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34693591A Pending JPH05178037A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05178037A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007230400A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
| JP2008037314A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 重荷重用タイヤ |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34693591A patent/JPH05178037A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007230400A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
| JP2008037314A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 重荷重用タイヤ |
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