JPH05174433A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH05174433A
JPH05174433A JP3342326A JP34232691A JPH05174433A JP H05174433 A JPH05174433 A JP H05174433A JP 3342326 A JP3342326 A JP 3342326A JP 34232691 A JP34232691 A JP 34232691A JP H05174433 A JPH05174433 A JP H05174433A
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JP
Japan
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recording
layer
dielectric layer
film
dielectric
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JP3342326A
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English (en)
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Nobutake Kagami
信武 加賀美
Yuichiro Doi
祐一郎 土居
Yuko Nakamura
祐子 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録磁性層3の下部に隣接して設けられる誘
電体層2として緻密性の高い誘電体層を設ける。さらに
は、記録磁性層3の下部に隣接して設けられる誘電体層
2を緻密性の高い誘電体膜と緻密性の低い誘電体膜より
なる多層構造とするとともに緻密性の高い誘電体膜が記
録磁性層3側となるように形成する。 【効果】 高記録感度であるとともに機械的特性に優
れ、光変調記録方式,磁界変調記録方式のいずれの記録
方式を採用した場合でも良好な記録再生特性が得られる
光磁気記録媒体が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録方式として磁界変調
記録方式を使用する光磁気記録媒体として好適な光磁気
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録方式は、磁性薄膜を部分的に
キュリー点または温度補償点を越えて昇温し、この部分
の保磁力を消滅させて外部から印加される記録磁界の方
向に磁化の向きを反転することを基本原理とするもの
で、光ファイルシステムやコンピュータの外部記憶装
置、あるいは音響,映像情報の記録装置等において実用
化されつつある。
【0003】そして、この光磁気記録方式に用いられる
光磁気記録媒体としては、ポリカーボネート等からなる
透明基板の一主面に、膜面と垂直方向に磁化容易軸を有
し且つ磁気光学効果の大きな記録磁性層(例えば希土類
−遷移金属合金非晶質薄膜)や反射層,誘電体層を積層
することにより記録部を形成し、透明基板側からレーザ
光を照射して信号の読み取りを行うようにしたものが知
られている。
【0004】ところで、光磁気記録方式には、大きく分
けて光変調記録方式と磁界変調記録方式があり、オーバ
ーライト可能であることから、磁界変調記録方式への期
待が高まっている。
【0005】上記磁界変調記録方式は、印加磁界を高速
で反転することにより磁性薄膜に情報信号を書き込むも
のであって、磁界印加は、通常、コイル等の磁界反転が
可能な磁界発生手段を有する磁気ヘッドにより行われ
る。上記高速反転磁界を印加する磁気ヘッドでは、諸々
の制約から100Oe程度の非常に小さい磁場しか発生
できず、しかも記録周波数を高くしていくと、コイルの
発熱により発生する磁力が低下する。このため、磁界変
調記録方式において使用する光磁気記録媒体としては1
00Oe以下の磁界でも安定な信号記録が可能であるこ
とが要求されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来より使
用されている光磁気記録媒体は、100Oe程度の低記
録磁界で記録を行うには感度が不足し、磁界変調記録方
式で信号記録を行った場合には、磁気ヘッドからの距離
が若干変動しただけでも信号脱落等が生じる。特に、カ
ーオーディオ装置等,振動や衝撃のかかり易い状況に置
かれる記録再生装置で使用した場合には、実用的な特性
が得られず、磁界変調記録方式用の光磁気記録媒体とし
ては適当とは言えない。
【0007】そこで、本発明はこのような従来に実情に
鑑みて提案されてものであり、感度が高く、磁界変調記
録方式,光変調記録方式のいずれの記録方式を採用した
場合でも安定な信号記録を行うことができる光磁気記録
媒体を提供するとを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明者らが光磁気記録媒体の感度は記録磁性層
の保磁力を低減させることにより向上できるとの考えか
ら鋭意検討を重ねた結果、記録磁性層の保磁力は、該記
録磁性層の下部に隣接して設けられた誘電体層の緻密性
に大きく影響を受け、上記誘電体層の緻密性が高い場合
に保磁力が低下し、低記録磁界によっても安定な記録を
行うことが可能となることを見い出すに至った。
【0009】本発明の光磁気記録媒体は、このような知
見に基づいて提案されたものであり、透明基板上に少な
くとも誘電体層,記録磁性層が形成されてなる光磁気記
録媒体において、上記誘電体層は温度25℃なる条件下
で5%緩衝フッ酸によってエッチングしたときのエッチ
ングレートが20Å/分以下であることを特徴とするも
のである。
【0010】また、透明基板上に少なくとも誘電体層,
記録磁性層が形成されてなる光磁気記録媒体において、
上記誘電体層は、温度25℃なる条件下で5%緩衝フッ
酸によってエッチングしたときのエッチングレートが4
0Å/分以上の誘電体膜と、温度25℃条件下で5%緩
衝フッ酸によってエッチングしたときのエッチングレー
トが20Å/分以下の誘電体膜が交互に積層されてなる
多層構造を有し、かつ記録磁性層に隣接する誘電体膜が
温度25℃なる条件下で5%緩衝フッ酸によってエッチ
ングしたときのエッチングレートが20Å/分以下の誘
電体膜であることを特徴とするものである。
【0011】本発明の光磁気記録媒体は、透明基板の一
主面に誘電体層および記録磁性層が形成されてなるもの
である。
【0012】基板は、厚さ数mm程度の円板状の透明基
板であって、その材質としては、アクリル樹脂,ポリカ
ーボネート樹脂,ポリオレフィン樹脂,エポキシ樹脂等
のプラスチック材料の他、ガラス等も使用される。
【0013】上記記録磁性層は、膜面に垂直な方向に磁
化容易方向を有する非晶質磁性薄膜であって、磁気光学
特性に優れることは勿論、室温にて大きな保磁力を持
ち、且つ200℃近辺にキュリー点を持つことが望まし
い。このような条件に叶った記録材料としては、希土類
−遷移金属合金非晶質薄膜等が挙げられ、なかでもTb
FeCo系非晶質薄膜が好適である。
【0014】このような非晶質磁性薄膜は、スッパタリ
ング,分子線エピキタシー,真空薄膜形成技術により成
膜することができ、実用的な磁気光学特性を達成する観
点からは、膜厚を100〜10000Å程度に選ぶこと
が望ましい。なお、上記記録磁性層には、耐蝕性を向上
させる目的で、Cr等の添加元素が添加されていてもよ
い。
【0015】上記誘電体層は、耐蝕性の向上や多重反射
によるカー回転角の増大(カー効果エンハンスメント)
を目的として、基板と記録磁性層の間に設けられるもの
である。
【0016】ここで、記録磁性層をレーザ光の照射によ
り保磁力が十分に低減するものとし、高記録感度化を達
成するためには、基板と記録磁性層の間に設けられる誘
電体層は温度25℃下で5%緩衝フッ酸によってエッチ
ングしたときのエッチングレートが20Å/分以下であ
ることが重要である。
【0017】すなわち、誘電体層を上記条件下で緩衝フ
ッ酸によってエッチングしたときのエッチングレート
は、誘電体層の緻密性の基準となるものであり、誘電体
層は緻密な程、エッチングレートが低くなり、エッチン
グレートが20Å/分以下である誘電体層は、隙間がな
く、極めて緻密性の高いものであると言える。
【0018】一方、記録磁性層において、その保磁力は
下部に隣接して設けられている膜の緻密性に影響を受
け、下部に設けられている膜が緻密である程、磁化反転
が容易になり、保磁力が低下する。したがって、エッチ
ングレートが20Å/分以下である誘電体層を記録磁性
層の下部に形成すれば、記録磁性層の保磁力が低減し、
低記録磁界によっても安定な信号記録を行われる光磁気
記録媒体が得られることとなる。しかも、上記誘電体層
が緻密である場合、水分やO2 の侵入防止効果も増大
し、耐蝕性を向上させる上でも有利となる。
【0019】ところで、誘電体層は、緻密性があまり高
いと内部応力が増大し、クラックが生じたり、基板の反
りを引き起こす虞れがある。そこで、本願第2の発明に
おいては、さらに、上記誘電体層を、温度25℃で5%
緩衝フッ酸によってエッチングしたときのエッチングレ
ートが40Å/分以上の低緻密性誘電体膜と、温度25
℃で5%緩衝フッ酸によってエッチングしたときのエッ
チングレートが20Å/分以下の高緻密性誘電体膜が交
互に積層されてなる多層構造とし、かつ記録磁性層に隣
接する誘電体膜が高緻密性誘電体膜となるように形成す
ることとする。このような構成とすることにより、記録
磁性層の保磁力は記録磁性層下部に隣接して設けられた
高緻密性誘電体膜によって低減し、また内部応力は低緻
密性誘電体膜によって低減され、記録感度および機械的
特性の向上が同時に達成されることとなる。
【0020】上記誘電体層としては、Si3 4 ,Al
N等の窒化物,SiO2 ,Al2 3 等の酸化物,Al
SiNO等が挙げられるが、酸素及び水分子を透過させ
ず、酸素を含まない物質で且つ使用レーザ光を十分透過
し得る物質が望ましく、窒化珪素あるいは窒化アルミニ
ウム等が好適である。
【0021】これら誘電体層は、酸化物,窒化物,オキ
シナイトライド等の材料を真空薄膜形成技術により成膜
することにより得られる。なお、上記誘電体層をスパッ
タリング法で成膜する場合、成膜される誘電体層の緻密
性は、スパッタガス圧,投入パワーを調節するとにより
制御することが可能である。上記誘電体層の膜厚は、カ
ー回転角増幅効果,酸化防止効果を十分に得る点から、
50〜5000Åとすることが好ましい。
【0022】さらに、上記光磁気記録媒体においては、
上記記録磁性層上に、さらに誘電体層,反射層,保護層
等を設けるようにしてもよい。
【0023】記録磁性層上に設ける上記誘電体層は、上
述の記録磁性層下部に設ける誘電体層と同様、緻密性の
高いものであっても差し支えないが、緻密性を高くして
も記録磁性層下部に設ける場合と異なり保磁力低減効果
はほとんど期待できないので、特に緻密性を高くする必
要はなく、通常の条件で成膜して良い。、
【0024】上記反射層は、記録磁性層を透過したレー
ザ光をも反射させることによりカー効果にファラデー効
果を相乗させ、回転角を拡大するものであり、非磁性金
属の蒸着膜が好適である。また、この反射膜は、熱的に
良導体であることが望ましく、入手の容易さ等を考慮す
ると、アルムニウムが適している。
【0025】上記保護層は、記録磁性層を衝撃や外部環
境との接触による腐食から保護するために設けられるも
ので、たとえばスピンコーターによって塗布された紫外
線硬化樹脂が硬化せしめられることによって形成された
ものである。なお、上記保護膜の材料も特に限定される
ものではないが、スピンコーターにより塗布することが
でき、しかる後に硬化して十分な強度の皮膜を形成でき
る材料であればよく、通常、紫外線硬化樹脂等が用いら
れる。
【0026】
【作用】透明基板上に少なくとも誘電体層,記録磁性層
が形成されてなる光磁気記録媒体において、上記誘電体
層として、温度25℃で5%緩衝フッ酸によってエッチ
ングしたときのエッチングレートが20Å/分以下の誘
電体層,すなわち緻密性の高い誘電体層を設けると、上
記記録磁性層の保磁力が低減し、低記録磁界によっても
安定な信号記録が得られるようになる。
【0027】これは、以下の理由によるものと考えられ
る。
【0028】すなわち、記録磁性層において、下部に設
けられている誘電体層が緻密性の低い誘電体層である場
合、該記録磁性層の構成原子が誘電体層の隙間に入り込
み、これにより、磁壁エネルギー分布にゆらぎが生じ
る。このため、磁界印加による磁壁移動が困難になり、
高い保磁力を示すようになる。一方、下部に設けられて
いる誘電体層が緻密性の高い誘電体層である場合には、
該記録磁性層の構成原子が誘電体層の隙間に入り込むこ
とがほとんどないので、磁壁移動が容易なものとなる。
したがって、低保磁力となり、低記録磁界によっても容
易に磁化反転し、安定な信号記録が達成されるものと推
測される。
【0029】また、さらに本願第2の発明においては、
上記誘電体層を、温度25℃下で5%緩衝フッ酸によっ
てエッチングしたときのエッチングレートが40Å/分
以上の低緻密性誘電体膜と温度25℃下で5%緩衝フッ
酸によってエッチングしたときのエッチングレートが2
0Å/分以下の高緻密性誘電体膜が交互に積層されてな
る多層構造とし、且つ記録磁性層に隣接する誘電体膜が
高緻密性誘電体膜となるように形成している。誘電体層
は、緻密性が高い程内部応力が高くなり、クラッシュが
生じたり、基板の反りを引き起こすが、高緻密性誘電体
膜とともに低緻密性誘電体膜を設ければ、誘電体層全体
としての内部応力が低減するので、上記不都合の発生が
防止され、機械的特性にも優れたものとなる。
【0030】
【実施例】本発明の好適な実施例について実験結果に基
づいて説明する。
【0031】実験例1 本実験例は、光磁気記録媒体において、直流反応性スパ
ッタリングにて成膜された誘電体層の緻密性と記録磁界
感度特性の関係について検討を行った例である。
【0032】本実験例では、図1に示すような、ポリカ
ーボネート基板1上に膜厚1100Åの第1のSi3
4 誘電体層2,膜厚230ÅのTbFeCo記録磁性層
3,膜厚400Åの第2のSi3 4 誘電体層4,膜厚
600ÅのAl反射層5の4層構造の記録部6を有し、
さらに上記記録部上に紫外線硬化樹脂保護層7が形成さ
れてなる光磁気ディスクを以下のようにして作製した。
【0033】まず、基板上にPドープSiターゲットを
使用して直流マグネトロン反応性スパッタリング法にて
第1のSi3 4 誘電体層を成膜した。その際、スパッ
タガス圧を調節して成膜される膜の緻密性を変化させ、
緻密性の異なる3種類の第1のSi3 4 誘電体層を成
膜した。各第1のSi3 4 誘電体層のスパッタ条件お
よび緻密性の指標として温度25℃条件下、5%緩衝フ
ッ酸(純水にフッ酸濃度が5%となるようにフッ化アン
モニウムとフッ化水素の比が100:12である混酸を
添加してなる緩衝液)でエッチングしたときのエッチン
グレートを表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】次いで、各第1のSi3 4 誘電体層上に
TbFeCo記録磁性層,第2のSi3 4 誘電体層お
よびAl反射層を順次スパッタリングにて成膜して記録
部を形成した。そして、さらに上記記録部上に覆う如く
紫外線硬化樹脂を塗布して硬化することにより紫外線硬
化樹脂保護層を形成し、各光磁気ディスク(サンプルデ
ィスク1,サンプルディスク2,比較ディスク1)を作
製した。
【0036】なお、第2のSi3 4 誘電体層は直流マ
グネトロン反応性スパッタリング法にて、41SCCM
Arガスと39.0SCCMN2 ガスの混合ガス雰囲気
中、ガス圧0.50Pa,投入パワー4.0kWのスパ
ッタ条件で成膜した。TbFeCo記録磁性層およびA
l反射層はそれぞれTbFeCo合金ターゲット,Al
ターゲットを使用して直流マグネトロンスパッタリング
にて成膜した。また、スパッタリングにはいずれも静止
対向スパッタマシンを使用した。
【0037】このようにして作製された各光磁気ディス
クについて、種々の強度の記録磁界によって記録を行
い、キャリアーレベルおよびノイズレベルを測定し、記
録磁界感度特性について調べた。キャリアーレベルおよ
びノイズレベルの測定結果を図2に、CN比を図3に示
す。なお、信号記録は、記録周波数を720kHz,線
速を1.35m/秒に設定して行った。
【0038】図2および図3からわかるように、第1の
Si3 4 誘電体層のエッチングレートが20Å/分以
下のサンプルディスク1,サンプルディスク2において
は、低記録磁界で記録を行った場合でも、高いCN比を
示し、磁界変調記録方式で印加される±100Oe弱の
記録磁界において、49dB以上と十分実用的なCN比
が得られる。
【0039】これに対して、第1のSi3 4 誘電体層
のエッチングレートが20Å/分以上である比較ディス
ク1では、キャリアレベルが飽和する記録磁界強度が高
く、±100Oe弱程度の記録磁界では実用的なCN比
が得られない。
【0040】実験例2 本実験例は、光磁気記録媒体において、高周波反応性ス
パッタリング法にて成膜された誘電体層の緻密性と記録
磁界特性の関係について検討を行った例である。
【0041】Si3 4 誘電体層をSiターゲットを使
用して高周波マグネトロン反応性スパッタリング法にて
成膜した以外は、実験例1と同様にして第1のSi3
4 誘電体層の緻密性が異なる5種類の光磁気ディスク
(サンプルディスク3,サンプルディスク4,サンプル
ディスク5,比較ディスク2,比較ディスク3)を作製
した。
【0042】各第1のSi3 4 誘電体層を成膜する際
のスパッタ条件および第1のSi3 4 誘電体層を温度
25℃条件下で5%緩衝フッ酸によってエッチングした
ときのエッチングレートを表2に示す。なお、第2のS
3 4 誘電体層は、64SCCMArガスと16SC
CMN2 ガスの混合ガス雰囲気中で、スパッタガス圧
0.50Pa,投入パワー4kWに設定して成膜した。
【0043】
【表2】
【0044】このようにして作製された各光磁気ディス
クについて実験例1と同様にして記録磁界感度特性を検
討した。各光磁気ディスクの外部記録磁界の強度による
CN比の変化を図4に示す。
【0045】図4からわかるように、実験例1の場合と
同様、第1のSi3 4 誘電体層のエッチングレートが
20Å/分以下であるサンプルディスク3〜サンプルデ
ィスク5においては、磁界変調方式において印加される
±100Oe弱の記録磁界によって記録を行った場合で
も十分実用的なCN比が得られるが、第1のSi3 4
誘電体層のエッチングレートが20Å/分以上である比
較ディスク2,比較ディスク3では、±100Oe弱程
度の記録磁界では実用的なCN比が得られない。
【0046】したがって、以上の結果から第1の誘電体
層として5%緩衝フッ酸でエッチングしたときにエッチ
ングレートが20Å/分以下の誘電体膜を設けること
は、記録感度の高い光磁気記録媒体を得る上で有効であ
ることがわかった。また、上記効果は、誘電体膜の成膜
方法として、直流反応性スパッタリング,高周波反応性
スパッタリングのいずれの方法を採用した場合でも発揮
され、本発明は光磁気ディスクの製造方法を問わず、適
用できることがわかった。
【0047】実験例3 光磁気記録媒体において、第1の誘電体層の緻密性をあ
まり高くすると、誘電体層にクラックが入ったり、基板
に反りが生じる等の不都合が生じる場合がある。このよ
うな不都合は、誘電体層の緻密性が高いことが内部応力
の増大を引き起こし、このことが原因となって生じるも
のと考えられる。
【0048】そこで、本実験例では、第1の誘電体層を
緻密性の高い誘電体膜と緻密性の低い誘電体膜により構
成すれば、誘電体層全体として内部応力が低減し、上記
不都合が解消されるとの考えから、第1の誘電体層をエ
ッチングレートが低い誘電体膜とエッチングレートが高
い誘電体膜により構成し、かつエッチングレートが低い
誘電体膜が記録磁性層側となるように形成した光磁気記
録媒体について、誘電体層の内部応力および記録感度特
性について調べた。
【0049】先ず、第1の誘電体層の緻密性と内部応力
の関係を検討するために、Siウェハー上に、直流マグ
ネトロン反応性スパッタリング法にてスパッタガス圧を
変化させて緻密性の異なる各種Si3 4 誘電体膜(サ
ンプル膜1,サンプル膜2,サンプル膜3)を成膜し、
内部応力を調べた。各Si3 4 誘電体膜のスパッタ条
件、5%緩衝フッ酸でエッチングしたときのエッチング
レートおよび内部応力を表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】表3からわかるように、Si3 4 誘電体
膜においては、エッチングレートが低い程、内部応力が
高くなることがわかる。そこで、次に、表3に示すサン
プル膜のうち2つを選び、それぞれのスパッタ条件で基
板上に2層のSi3 4 誘電体膜(膜厚はそれぞれ50
0Åである。)を成膜し、誘電体層を形成した。そし
て、各誘電体層について内部応力を調べた。その結果を
表4に示す。
【0052】
【表4】
【0053】まず、実験例2,実験例3において示され
たように、光磁気記録媒体において、記録磁性層の保磁
力を低下させるためには記録磁性層側となる誘電体膜の
エッチングレートが20Å/分以下であることが要求さ
れる。エッチングレートが20Å/分以下の誘電体膜
は、表3中の誘電体膜のうちでは、サンプル膜1,サン
プル膜2である。
【0054】そこで、上部Si3 4 誘電体膜がサンプ
ル膜1あるいはサンプル膜2である誘電体層の内部応力
を見ると、いずれの場合においても、下部Si3 4
電体膜がサンプル膜3である場合,すなわちエッチング
レートが高い誘電体膜である場合に最も内部応力(それ
ぞれ3.8×109 dyne/cm2 ,5.6×10 9
dyne/cm2 )が小さくなる。また、この下部誘電
体膜がサンプル膜3である誘電体層を目視により観察し
た結果、クラックや基板の反り等がなく、極めて良好な
膜質であった。
【0055】したがって、このことから、エッチングレ
ートが低い高緻密性誘電体膜とエッチングレートが高い
低緻密性誘電体膜により誘電体層を構成すれば、高緻密
性誘電体膜のみで誘電体層を構成する場合に比べて誘電
体層全体の内部応力が低くくなり、機械的特性が向上す
ることがわかった。
【0056】次に、エッチングレートが低い誘電体膜と
エッチングレートが高い誘電体膜よりなる第1の誘電体
層が形成された光磁気ディスクの記録磁界特性について
検討した。
【0057】図5に示すような、ポリカーボネート基板
11上に膜厚550Åの下部Si3 4 誘電体膜12,
膜厚550Åの上部Si3 4 誘電体膜18,膜厚23
0ÅのTbFeCo記録磁性層13,膜厚400Åの第
2のSi3 4 誘電体層14,膜厚600ÅのAl反射
層15の4層構造の記録部16を有し、さらに上記記録
部上に紫外線硬化樹脂保護層17が形成されてなる光磁
気ディスクを以下のようにして作製した。
【0058】まず、サンプル膜3のスパッタ条件で下部
Si3 4 誘電体膜成膜し、次いでサンプル膜1,サン
プル膜2のいずれかのスパッタ条件で上部Si3 4
電体膜を成膜して第1のSi3 4 誘電体層を形成し
た。次いで、このようにして形成された第1のSi3
4 誘電体層上に実験例1と同様な条件にてTbFeCo
記録磁性層,Al反射層,紫外線硬化樹脂保護層を形成
して各種光磁気ディスク(サンプルディスク6,サンプ
ルディスク7)を作製した。
【0059】そして、作製された光磁気ディスクについ
て記録磁界感度特性について検討した。記録磁界による
キャリアーレベルおよびノイズレベルの変化を図6に、
CN比の変化を図7に示す。なお、信号記録は記録周波
数を4.93MHz,ディスク回転数を2400rp
m,パルス幅を51msecに設定して行い、測定半径
は30mmである。
【0060】また、比較として、上部Si3 4 誘電体
膜をサンプル膜3のスパッタ条件で成膜した光磁気ディ
スク(比較ディスク4)についても同様にして記録磁界
特性を調べた。その結果を図6および図7に併せて示
す。
【0061】図6および図7からわかるように、上部誘
電体膜がサンプル膜1あるいはサンプル膜2である光磁
気ディスクは、いずれも100Oe付近の記録磁界で記
録を行った場合でもCN比が高く、実用的な記録感度を
有している。これに対して、上部誘電体膜がサンプル膜
3である光磁気ディスクでは、100Oe付近の記録磁
界では十分なCN比が得られず、良好な電磁変換特性を
示さない。
【0062】したがって、これらの結果から、第1の誘
電体層をエッチングレートが低い誘電体膜とエッチング
レートが高い誘電体膜より構成し、かつ記録磁性層側を
エッチングレートが低い誘電体膜となるように形成する
ことにより、記録感度の向上および内部応力の低減が同
時に達成され、極めて高性能な光磁気ディスクが得られ
ることが確認された。
【0063】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の光磁気記録媒体においては、記録磁性層下部に隣接
して設けられる上記誘電体層が温度25℃で5%緩衝フ
ッ酸によってエッチングしたときのエッチングレートが
20Å/分以下であるので、100Oe程度の低記録磁
界下であっても高記録感度を得ることが可能である。
【0064】さらに、誘電体層を温度25℃で5%緩衝
フッ酸によってエッチングしたときのエッチングレート
が20Å/分以下である誘電体膜と温度25℃で5%緩
衝フッ酸によってエッチングしたときのエッチングレー
トが40Å/分以上である誘電体膜とを交互に積層され
てなる多層構成とし、かつ記録磁性層に隣接する誘電体
膜が温度25℃で5%緩衝フッ酸によってエッチングし
たときのエッチングレートが20Å/分以下である誘電
体膜となるように形成することにより、誘電体層の内部
応力も低減し、高記録感度であるとともに機械的特性に
優れた光磁気記録媒体とすることができる。
【0065】したがって、本発明によれば、光変調記録
方式,磁界変調記録方式のいずれの方式を適用した場合
でも良好な記録再生特性が得られ、適用範囲の広い光磁
気記録媒体を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明の光磁気記録媒体の一構成例を
示す要部概略断面図である。
【図2】第1の誘電体層が直流反応性スパタリングにて
成膜された光磁気記録媒体の外部記録磁界強度とキャリ
アレベル,ノイズレベルの関係を示す特性図である。
【図3】第1の誘電体層が直流反応性スパタリングにて
成膜された光磁気記録媒体の外部記録磁界強度とCN比
の関係を示す特性図である。
【図4】第1の誘電体層が高周波反応性スパタリングに
て成膜された光磁気記録媒体の外部記録磁界強度とCN
比の関係を示す特性図である。
【図5】本願第2の発明の光磁気記録媒体の1構成例を
示す要部概略断面図である。
【図6】第1の誘電体層が高緻密性誘電体膜と低緻密性
誘電体膜よりなる光磁気記録媒体の外部記録磁界強度と
キャリアレベル,ノイズレベルの関係を示す特性図であ
る。
【図7】第1の誘電体層が高緻密性誘電体膜と低緻密性
誘電体膜よりなる光磁気記録媒体の外部記録磁界強度と
CN比の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1・・・透明基板 2・・・第1のSi3 4 誘電体層 3・・・記録磁性層 4・・・第2のSi3 4 誘電体層 5・・・反射層 6・・・保護層
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、さらに上記誘電体層を、温度25℃
下で5%緩衝フッ酸によってエッチングしたときのエッ
チングレートが40Å/分以上の低緻密性誘電体膜と温
度25℃下で5%緩衝フッ酸によってエッチングしたと
きのエッチングレートが20Å/分以下の高緻密性誘電
体膜が交互に積層されてなる多層構造とし、且つ記録磁
性層に隣接する誘電体膜が高緻密性誘電体膜となるよう
に形成している。誘電体層は、緻密性が高い程内部応力
が高くなり、クラックが生じたり、基板の反りを引き起
こすが、高緻密性誘電体膜とともに低緻密性誘電体膜を
設ければ、誘電体層全体としての内部応力が低減するの
で、上記不都合の発生が防止され、機械的特性にも優れ
たものとなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】このようにして作製された各光磁気ディス
クについて、種々の強度の記録磁界によって磁界変調記
録を行い、キャリアーレベルおよびノイズレベルを測定
し、記録磁界感度特性について調べた。キャリアーレベ
ルおよびノイズレベルの測定結果を図2に、CN比を図
3に示す。なお、信号記録は、記録周波数を720kH
z,線速を1.35m/秒に設定して行った。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このようにして作製された各光磁気ディス
クについて光変調記録方式における記録磁界感度特性を
検討した。各光磁気ディスクの外部記録磁界の強度によ
るCN比の変化を図4に示す。なお、信号記録は記録周
波数を4.93MHz,パルス幅51ns,ディスク回
転数2400rpm,測定半径30mmに設定して行っ
た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】図4からわかるように、実験例1の場合と
同様、第1のSi誘電体層のエッチングレートが
20Å/分以下であるサンプルディスク3〜サンプルデ
ィスク5においては、光変調方式において印加される1
00Oe弱の記録磁界によって記録を行った場合でも十
分実用的なCN比が得られるが、第1のSi誘電
体層のエッチングレートが20Å/分以上である比較デ
ィスク2,比較ディスク3では、100Oe弱程度の記
録磁界では実用的なCN比が得られない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】そこで、上部Si誘電体膜がサンプ
ル膜1あるいはサンプル膜2である誘電体層の内部応力
を見ると、いずれの場合においても、下部Si
電体膜がサンプル膜3である場合,すなわちエッチング
レートが高い誘電体膜である場合に最も内部応力(それ
ぞれ5.6×10dyn/cm,3.8×10
yn/cm)が小さくなる。また、この下部誘電体膜
がサンプル膜3である誘電体層を目視により観察した結
果、クラックや基板の反り等がなく、極めて良好な膜質
であった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】図5に示すような、ポリカーボネート基板
11上に膜厚550Åの下部Si誘電体膜12,
膜厚550Åの上部Si誘電体膜13,膜厚23
0ÅのTbFeCo記録磁性層14,膜厚400Åの第
2のSi誘電体層15,膜厚600ÅのAl反射
層17の4層構造の記録部16を有し、さらに上記記録
部上に紫外線硬化樹脂保護層18が形成されてなる光磁
気ディスクを以下のようにして作製した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】まず、サンプル膜3のスパッタ条件で下部
Si誘電体膜成膜し、次いでサンプル膜1,サン
プル膜2のいずれかのスパッタ条件で上部Si
電体膜を成膜して第1のSi誘電体層を形成し
た。次いで、このようにして形成された第1のSi
誘電体層上に実験例1と同様な条件にてTbFeCo
記録磁性層,第2のSi誘電体層,Al反射層,
紫外線硬化樹脂保護層を形成して各種光磁気ディスク
(サンプルディスク6,サンプルディスク7)を作製し
た。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】そして、作製された光磁気ディスクについ
て記録磁界感度特性について検討した。記録磁界による
キャリアーレベルおよびノイズレベルの変化を図6に、
CN比の変化を図7に示す。なお、信号記録は記録周波
数を4.93MHz,ディスク回転数を2400rp
m,パルス幅を51nsecに設定して行い、測定半径
は30mmである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1・・・透明基板 2・・・第1のSi誘電体層 3・・・記録磁性層 4・・・第2のSi誘電体層 5・・・反射層 6・・・記録層 7・・・保護層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に少なくとも誘電体層,記録
    磁性層が形成されてなる光磁気記録媒体において、 上記誘電体層は温度25℃なる条件下で5%緩衝フッ酸
    によってエッチングしたときのエッチングレートが20
    Å/分以下であることを特徴とする光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 透明基板上に少なくとも誘電体層,記録
    磁性層が形成されてなる光磁気記録媒体において、 上記誘電体層は、温度25℃なる条件下で5%緩衝フッ
    酸によってエッチングしたときのエッチングレートが4
    0Å/分以上の誘電体膜と、温度25℃条件下で5%緩
    衝フッ酸によってエッチングしたときのエッチングレー
    トが20Å/分以下の誘電体膜が交互に積層されてなる
    多層構造を有し、かつ記録磁性層に隣接する誘電体膜が
    温度25℃なる条件下で5%緩衝フッ酸によってエッチ
    ングしたときのエッチングレートが20Å/分以下の誘
    電体膜であることを特徴とする光磁気記録媒体。
JP3342326A 1991-11-30 1991-11-30 光磁気記録媒体 Pending JPH05174433A (ja)

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