JPH05168453A - 充填成形品の製造方法 - Google Patents

充填成形品の製造方法

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JPH05168453A
JPH05168453A JP3343573A JP34357391A JPH05168453A JP H05168453 A JPH05168453 A JP H05168453A JP 3343573 A JP3343573 A JP 3343573A JP 34357391 A JP34357391 A JP 34357391A JP H05168453 A JPH05168453 A JP H05168453A
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JP
Japan
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mold
filling
product
filled
molded product
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Pending
Application number
JP3343573A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuji Akutagawa
篤二 芥川
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Akutagawa Confectionery Co Ltd
Original Assignee
Akutagawa Confectionery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充填成形型の凹凸部に直接振動を与えること
によって充填時、充填材または弾性成形型内に残る空気
を除去し、表面や内部に空洞を生じさせることなく充填
成形品を製造できる方法を提供する。 【構成】 弾性成形型10を無端チェーンコンベア4で
連続的に間歇移動させることによって、型10内に充填
装置8のノズル8aで取出口3まで流動状のチョコレー
ト材料6を充填できる位置へ移送する。型10の製品成
形部1の凹凸模様1aはこの充填位置にて振動板7の上
面7aに当接し、振動板7によって微細振動する。次
に、充填装置8が下降し、微細振動する型10内へノズ
ル8aからチョコレート材料6を取出口3まで充填す
る。この時、型10は微細振動しているので、チョコレ
ート材料6を凹凸模様1aに空気を残すことなく充填で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弾性成形型に充填し
た流動状の充填材から充填成形品を製造する方法、詳細
には充填時充填材または弾性成形型内に残る空気を除去
し、表面や内部に空洞を生じさせることなく充填成形品
を製造できる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チョコレート菓子、氷菓子など、流動状
の充填材から立体模様を有する成形品を複製し、かつ量
産するために、ゴムや樹脂からなる弾性成形型が知ら
れ、この弾性成形型に流動状の充填材を充填し、これを
固化し、次いで離型する充填成形品の製造方法及びその
装置が種々提案されている。
【0003】例えば、弾性成形型を搬送するコンベア下
部にバイブレーターを設け、これによって弾性成形型を
振動させ、チョコレート材料が充填された型から気泡を
除去した後、冷却固化し、ついで離型する充填成形品の
製造方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法では、直接型を振動させるのではなく、コ
ンベアを振動させるので効率が悪く、かつ弾性体の成形
型であるため振動を吸収するので微細な振動をさせ、型
から気泡を十分除去することはできず、従って弾性成形
型の充填部に凹凸模様がある場合、この凹凸模様内の空
気を抜くことができず、固化して得られた成形品表面や
その内部には残った空気による空洞ができ、商品価値を
大きく喪失するという問題点があった。
【0005】この発明は、上記問題点を解消すべくなさ
れたもので、その目的は弾性成形型の凹凸部に直接振動
を与えることによって充填時、充填材または弾性成形型
内に残る空気を除去し、表面や内部に空洞を生じさせる
ことなく充填成形品を製造できる方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的に
鑑みてなされたもので、その要旨は、内部に流動状の充
填材を充填・固化することによって成形品を得るため
の、凹凸模様を有する製品成形部と、該製品成形部の成
形品の取出口に連続して一体に成形した型保持部とから
なる弾性成形型へ前記充填材を充填する第1の工程と、
該型に充填した充填材を固化する第2の工程と、該型か
ら固化した該充填材を離型する第3の工程とからなる充
填成形品の製造方法において、前記第1の工程は前記型
の製品成形部に当接する振動子を用い、該振動子によっ
て振動した前記製品成形部内へ前記充填材を充填するこ
とを特徴とする充填成形品の製造方法にある。
【0007】また、この発明の要旨は、内部に流動状の
充填材を充填・固化することによって成形品を得るため
の、凹凸模様を有する製品成形部と、該製品成形部の成
形品の取出口に連続して一体に成形した型保持部とから
なる弾性成形型へ前記充填材を充填する第1の工程と、
該型に充填した充填材を固化する第2の工程と、該型か
ら固化した該充填材を離型する第3の工程とからなる充
填成形品の製造方法において、前記型の製品成形部に当
接する振動子を用い、前記第1から第2の工程間におい
て該型に充填した充填材を該振動子によって振動するこ
とを特徴とする充填成形品の製造方法にある。
【0008】流動状の充填材としては、成形品としての
チョコレート菓子、氷菓子用液体、ゼリー菓子などの食
品、石鹸、ろう、せっこうなどの日用品等を得るため
に、初め液状であったものを冷却、加熱等によって固体
に凝固できるものが含まれ、流動状時には、粘着性を有
し、弾性成形型の製品成形部に付着する。
【0009】弾性成形型は、ラテックスゴムなどのゴム
製又は樹脂製のものであって、液体などの流動状のもの
から弾性を有する膜状に固化されたものをいい、充填材
を充填して固化成形する製品成形部と、この製品成形部
の開口端にある取出口から連続して成形品の自動製造装
置に固定する型保持部とから成る。なお、ここで型保持
部は製品成形部に対して平板状のものだけでなく、漏斗
状、筒状及びこれらの複合形状などが考えられる。ま
た、製品成形部と、型保持部とがなす取出口を均一厚
で、かつ腕曲に形成した弾性成形型を用いれば、型の外
面から押圧することによって、型の取出口を容易に拡開
することができるので望ましいが、拡開することができ
れば、この型に限定されない。
【0010】
【作用】この発明では、弾性成形型の製品成形部に当接
する振動子を用い、この振動子によって振動した製品成
形部内へ流動状の充填材を充填した後、これを固化し、
次いで固化した充填材を離型して充填成形品を製造する
ようにしている。
【0011】また、この発明では、弾性成形型の製品成
形部へ流動状の充填材を充填した後、製品成形部をこれ
に当接する振動子によって振動し、充填材の気泡を除去
した後、これを固化し、次いで固化した充填材を離型し
て充填成形品を製造するようにしている。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る充填材成形品の製造方法
の一実施例を添付図面に基づいて説明する。なお、流動
状の充填材としては、前述のように成形品としてのチョ
コレート菓子、氷菓子、ゼリー菓子、バター、チーズな
どの食品や、消しゴム、石鹸、ろう、せっこう、コンク
リートなどの日用品等を得るために、初め液状であった
ものを冷却、加熱等によって固体に凝固できるものが種
々考えられるが、本発明の方法によれば、どの充填材も
同様に充填できるので、本実施例では代表的な充填材と
して、チョコレート菓子を得るための流動状のチョコレ
ート材料の場合だけを例示して説明し、他の充填材の場
合を省略する。
【0013】まず、流動状のチョコレート材料を注入・
充填してバラの花形状を有するチョコレート成形品を得
る膜状の製品成形部1と、この成形部1の端部の取出口
3に連続する型保持部2とからなる弾性成形型10をそ
の取出口3が下方に開口するように自動連続チョコレー
ト成形装置(図示せず)の型取付け板4’に固定する。
なお、弾性成形型10は、製品成形部1の取出口3の外
側の角度、すなわち製品成形部1と型保持部2とが交差
する外側を均一厚で、かつ腕曲に形成しており、製品成
形部1には成形品においてバラの花形状の凹凸を作るの
ための凹凸模様1aを有する。
【0014】次にこの弾性成形型10を用いて、チョコ
レート菓子を得るための製造工程を簡単に説明する。
【0015】弾性成形型10を固定した型取付け板4’
を無端チェーンコンベア4に所定間隔を置いて取付け、
型10を連続的に間歇移動させることによって、弾性成
形型10内にノズル8aで型10の取出口3まで流動状
のチョコレート材料6を充填する充填工程の昇降可能な
充填装置8の充填位置へ移送する。
【0016】この充填位置の無端チェーンコンベア4の
下方にはコンベア4から型10の製品成形部1までの距
離h離れた位置に振動板7を備え、振動板7は後述のク
ーリングトンネル9の入口9a(図2参照)まで延び、
充填位置から入口9aまでの区間において上下左右に微
細振動する。また、振動板7はテフロン等によってコー
ティングし、滑り易く加工した上面7aを有し、上記区
間の振動板7上を製品成形部1が摩耗することなく滑動
できる。さらに、振動板7は距離hに従って昇降可能で
あり、その両端付近は周波数変調(FM)装置7bに接
続され、周波数変調(FM)装置7bはこれによる可変
振動数で振動板7を上下左右に微細振動することができ
る。
【0017】そして、移送された型10の製品成形部1
は充填位置にて振動板7の上面7aに当接し(図1
(a)参照)、振動板7によって直接微細振動させる。
次に、充填装置8が下降し、微細振動する型10の取出
口3よりわずか上方に位置させたノズル8aからチョコ
レート材料6を取出口3まで充填し(図1(b)参
照)、充填後充填装置8を上昇させる(図1(c)参
照)。この時、型10は微細振動しているので、チョコ
レート材料6を型10の製品成形部1、特にその凹凸模
様1aに空気を残すことなく充填できる。
【0018】次に、固化工程としてチョコレート材料6
を冷却固化するために無端チェーンコンベア4によって
内部を約4〜7℃に保ったクーリングトンネル9内ヘ移
送する。この時、振動板7によってクーリングトンネル
9内ヘ移送時の型10を微細振動させ(図2参照)、充
填したチョコレート材料6が含んだ気泡または充填時に
型10内に残った気泡を抜く。
【0019】その後、気泡を抜いた型10をクーリング
トンネル9に約10分間通過させ、チョコレート材料6
を冷却固化し、次いで型10から固化したチョコレート
材料6すなわち成形品を離型する離型工程の離型装置
(図示せず)、例えば反転した弾性成形型10を負圧室
に入れて成形型の外周を負圧吸引にすることにより、弾
性成形型10の取出口3よりチョコレート成形品を降下
させ、これを負圧室の下方に予め設けた成形品の搬送用
のコンベアによって回収し、一方離型した型10を再び
上記充填工程へ移送し、各工程を繰返しチョコレート成
形品を量産製造する。
【0020】ここで、本実施例では振動板7を充填位置
から固化工程のクーリングトンネル9まで延長し、1個
の振動板で弾性成形型10を連続して微細振動させ気泡
を抜くことが効率が良くの望ましいが、適所にて分割
し、2以上の振動板を設けることによって弾性成形型1
0を微細振動させ気泡を抜くこともできる。この場合、
例えば充填位置に1個設け、充填後固化工程への移送経
路に別のものを設けることができる。また、振動板7に
振動を与える周波数変調(FM)装置7bの個数及び取
付位置は振動板7に振動を与えることができれば特に限
定されない。
【0021】
【発明の効果】この発明の方法によれば、充填工程時、
弾性成形型の製品成形部を直接微細に振動させる振動子
を用いて型を微細振動させながら充填材を充填するの
で、弾性成形型の凹凸模様内には空気が残らないように
流動状の充填材を充填でき、従って表面や内部に空洞を
生じさせることなく充填成形品を製造できる。
【0022】また、固化工程前、充填材を充填した弾性
成形型の製品成形部を直接微細に振動させる振動子を用
いて型を微細振動させながら型を固化工程へ移送するの
で、充填材の気泡を除去することができ、従って表面や
内部に空洞を生じさせることなく充填成形品を製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c)は各々、弾性成形型を
充填位置に位置決めした後、振動子によって微細振動さ
せながら、流動状の充填材を充填装置によって充填して
いる主な状態の説明図である。
【図2】充填工程後の弾性成形型を固化工程へ移送する
までの状態の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 13/16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に流動状の充填材を充填・固化する
    ことによって成形品を得るための、凹凸模様を有する製
    品成形部と、該製品成形部の成形品の取出口に連続して
    一体に成形した型保持部とからなる弾性成形型へ前記充
    填材を充填する第1の工程と、該型に充填した充填材を
    固化する第2の工程と、該型から固化した該充填材を離
    型する第3の工程とからなる充填成形品の製造方法にお
    いて、前記第1の工程は前記型の製品成形部に当接する
    振動子を用い、該振動子によって振動した前記製品成形
    部内へ前記充填材を充填することを特徴とする充填成形
    品の製造方法。
  2. 【請求項2】 内部に流動状の充填材を充填・固化する
    ことによって成形品を得るための、凹凸模様を有する製
    品成形部と、該製品成形部の成形品の取出口に連続して
    一体に成形した型保持部とからなる弾性成形型へ前記充
    填材を充填する第1の工程と、該型に充填した充填材を
    固化する第2の工程と、該型から固化した該充填材を離
    型する第3の工程とからなる充填成形品の製造方法にお
    いて、前記型の製品成形部に当接する振動子を用い、前
    記第1から第2の工程間において該型に充填した充填材
    を該振動子によって振動することを特徴とする充填成形
    品の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0767540A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Nisshin Riyouki Kogyo Kk 添加物供給装置
KR100902617B1 (ko) 2007-06-01 2009-06-15 차성용 초 제조장치
JP2014139307A (ja) * 2012-12-22 2014-07-31 Neige Corporation:Kk ゲル状洗浄料の製造方法
JP2016022464A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 光映工芸株式会社 成形体の成形方法

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