JPH05157286A - 空気調和機の電気品箱 - Google Patents
空気調和機の電気品箱Info
- Publication number
- JPH05157286A JPH05157286A JP32293391A JP32293391A JPH05157286A JP H05157286 A JPH05157286 A JP H05157286A JP 32293391 A JP32293391 A JP 32293391A JP 32293391 A JP32293391 A JP 32293391A JP H05157286 A JPH05157286 A JP H05157286A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component box
- electric
- air
- instrument box
- electric instrument
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気調和機の低圧側冷媒配管自体から放出さ
れる冷気により電気発熱部品の冷却を行うとともに、電
気品箱からの排気熱の温度を下げることができるような
空気調和機の電気品箱を提供することを目的とする。 【構成】 電気品箱１３の後方下部に冷媒配管を通すた
めのＬ型の切欠き１４をまず設けてから、このＬ型切欠
き１４部分前面に、通気性を良くするようにスリット穴
を設けた底板１５を設けることによって、前記電気品箱
１３の後方下部に冷媒配管配置部としての空洞部分を形
成し、冷媒配管１６を通す。 【効果】 電気発熱部品の冷却および電気品箱からの排
気熱の温度を下げるために、冷媒配管からの冷気が直接
利用されるので、効率的な冷却が可能である。
れる冷気により電気発熱部品の冷却を行うとともに、電
気品箱からの排気熱の温度を下げることができるような
空気調和機の電気品箱を提供することを目的とする。 【構成】 電気品箱１３の後方下部に冷媒配管を通すた
めのＬ型の切欠き１４をまず設けてから、このＬ型切欠
き１４部分前面に、通気性を良くするようにスリット穴
を設けた底板１５を設けることによって、前記電気品箱
１３の後方下部に冷媒配管配置部としての空洞部分を形
成し、冷媒配管１６を通す。 【効果】 電気発熱部品の冷却および電気品箱からの排
気熱の温度を下げるために、冷媒配管からの冷気が直接
利用されるので、効率的な冷却が可能である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和機の低圧側
冷媒配管の冷気を利用して、電気品箱内の電気発熱部品
を効率よく冷却するために、電気品箱後方下部に冷媒配
管配置部を設けた、空気調和機の電気品箱に関するもの
である。
冷媒配管の冷気を利用して、電気品箱内の電気発熱部品
を効率よく冷却するために、電気品箱後方下部に冷媒配
管配置部を設けた、空気調和機の電気品箱に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】図５は、例えば実公昭６３−９１９３に
示された従来の空気調和機の電気品箱の斜視図であり、
電気品箱１は、電気部品放熱用のフィン型放熱板２、冷
却・換気用ファン３、トランジスタモジュール４、ダイ
オードモジュール５、リアクトル６およびコンデンサ７
を示している。圧縮機能力制御用としてトランジスタイ
ンバータを用いる場合、そのインバータを構成する主要
部品であるトランジスタモジュール４、ダイオードモジ
ュール５などの発熱により温度上昇が起こるため、冷却
手段が必要となる。従って、前記トランジスタモジュー
ル４、ダイオードモジュール５は、電気部品放熱用フィ
ン型放熱板２に直接取付け、さらに電気品箱１の下部お
よび横上部に冷却・換気用ファン３を設け、電気品箱１
の周囲の空気を電気品箱１の下部より吸込み、前記電気
部品放熱用フィン型放熱板２を強制冷却するとともに、
電気品箱１内のリアクトル６およびコンデンサ７などの
他の発熱部品も冷却するため、それらから発生される熱
気を横上部の冷却・換気用ファン３により外部へ排気す
る構造であった。
示された従来の空気調和機の電気品箱の斜視図であり、
電気品箱１は、電気部品放熱用のフィン型放熱板２、冷
却・換気用ファン３、トランジスタモジュール４、ダイ
オードモジュール５、リアクトル６およびコンデンサ７
を示している。圧縮機能力制御用としてトランジスタイ
ンバータを用いる場合、そのインバータを構成する主要
部品であるトランジスタモジュール４、ダイオードモジ
ュール５などの発熱により温度上昇が起こるため、冷却
手段が必要となる。従って、前記トランジスタモジュー
ル４、ダイオードモジュール５は、電気部品放熱用フィ
ン型放熱板２に直接取付け、さらに電気品箱１の下部お
よび横上部に冷却・換気用ファン３を設け、電気品箱１
の周囲の空気を電気品箱１の下部より吸込み、前記電気
部品放熱用フィン型放熱板２を強制冷却するとともに、
電気品箱１内のリアクトル６およびコンデンサ７などの
他の発熱部品も冷却するため、それらから発生される熱
気を横上部の冷却・換気用ファン３により外部へ排気す
る構造であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の電気品箱では、電気品箱周囲の空気を電気
品箱下部より吸込み、電気発熱部品を冷却するが、空気
調和機が密閉の機械室等で使用された場合電気品箱から
の排気熱により空気調和機周囲の空気温度が上昇し、こ
の温度上昇した空気を用いて再び電気発熱部品を冷却し
ようとするので、冷却効率が悪く、電気発熱部品の寿命
の短期化を引き起こすなどの問題があった。
ような従来の電気品箱では、電気品箱周囲の空気を電気
品箱下部より吸込み、電気発熱部品を冷却するが、空気
調和機が密閉の機械室等で使用された場合電気品箱から
の排気熱により空気調和機周囲の空気温度が上昇し、こ
の温度上昇した空気を用いて再び電気発熱部品を冷却し
ようとするので、冷却効率が悪く、電気発熱部品の寿命
の短期化を引き起こすなどの問題があった。
【０００４】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、電気品箱の後方下部に空洞
部分を設けて、この空洞部分に冷却器から圧縮機へ通じ
る低圧側冷媒配管を配置することによって、低圧側冷媒
配管自体から放出される冷気により電気発熱部品の冷却
を行うとともに、電気品箱からの排気熱の温度を下げる
ことができるような空気調和機の電気品箱を提供するこ
とを目的とする。
ためになされたものであり、電気品箱の後方下部に空洞
部分を設けて、この空洞部分に冷却器から圧縮機へ通じ
る低圧側冷媒配管を配置することによって、低圧側冷媒
配管自体から放出される冷気により電気発熱部品の冷却
を行うとともに、電気品箱からの排気熱の温度を下げる
ことができるような空気調和機の電気品箱を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
の電気品箱は、空気調和機の低圧側冷媒配管自体が放出
する冷気を用いて、電気品箱内の電気発熱部品を冷却す
るために、電気品箱の後方下部に冷媒配管を通すための
Ｌ型の切欠きをまず設けてから、このＬ型切欠き部分全
面に、通気性を良くするようにスリット穴を設けた底板
を設けることによって、前記電気品箱の後方下部に冷媒
配管配置部としての空洞部分が形成される。前記空洞部
分に冷媒配管を配置することにより、電気発熱部品の冷
却が行われるとともに、電気品箱から排出される排気熱
の温度が下げられる。
の電気品箱は、空気調和機の低圧側冷媒配管自体が放出
する冷気を用いて、電気品箱内の電気発熱部品を冷却す
るために、電気品箱の後方下部に冷媒配管を通すための
Ｌ型の切欠きをまず設けてから、このＬ型切欠き部分全
面に、通気性を良くするようにスリット穴を設けた底板
を設けることによって、前記電気品箱の後方下部に冷媒
配管配置部としての空洞部分が形成される。前記空洞部
分に冷媒配管を配置することにより、電気発熱部品の冷
却が行われるとともに、電気品箱から排出される排気熱
の温度が下げられる。
【０００６】
【作用】この発熱においては、電気品箱後方下部の空洞
部分に設置された空気調和機の低圧側冷媒配管から放出
される冷気は、底板のスリット穴を通過して電気品箱内
の電気発熱部品を冷却する。また、前記低圧側冷媒配管
から放出される冷気は、電気品箱内に取付けている冷却
・排気ファンによって電気品箱より排出される排気熱の
温度をも下げる働きをする。従って、効率的な冷却が可
能となる。
部分に設置された空気調和機の低圧側冷媒配管から放出
される冷気は、底板のスリット穴を通過して電気品箱内
の電気発熱部品を冷却する。また、前記低圧側冷媒配管
から放出される冷気は、電気品箱内に取付けている冷却
・排気ファンによって電気品箱より排出される排気熱の
温度をも下げる働きをする。従って、効率的な冷却が可
能となる。
【０００７】
実施例１．以下、この発明の実施例を図面とともに説明
する。図１は、この発明に関する空気調和機の全体構成
図、図２は、この発明に関する空気調和機の電気品箱の
斜視図、図３および図４は、この発明によるこの発明に
関する空気調和機の電気品箱の風路説明図であるが、電
気品箱内部の電気部品の配置は図５に示される従来の電
気品箱内部の配置と同様である。
する。図１は、この発明に関する空気調和機の全体構成
図、図２は、この発明に関する空気調和機の電気品箱の
斜視図、図３および図４は、この発明によるこの発明に
関する空気調和機の電気品箱の風路説明図であるが、電
気品箱内部の電気部品の配置は図５に示される従来の電
気品箱内部の配置と同様である。
【０００８】次に、この実施例による構造を図１および
図２、図３、図４により説明する。図１に示すように、
空気調和機８は、圧縮機９、凝縮器１０、膨張弁１１、
冷却器１２からなる冷媒回路および電気発熱部品を内装
する電気品箱１３を備えている。電気品箱１３の後方下
部にはＬ型切欠き１４を設け、さらにそのＬ型切欠き１
４全面にスリット穴を設けた底板１５を設置することに
より、前記電気品箱１３の後方下部に空洞部分を形成
し、空気調和機８の冷媒回路の一部である冷却器から圧
縮機へ行く低圧側冷媒配管１６が前記空洞部分を通るよ
うに配置する。従って、前記低圧側冷媒配管１６より放
出される冷気により、電気発熱部品であるトランジスタ
モジュール４、ダイオードモジュール５を取付けている
フィン型放熱板２が効率的に冷却されるとともに、電気
品箱１３内のリアクトル６、コンデンサ７等の他の発熱
部品もこの冷気により冷却されるため、電気品箱１３内
に取付けられている冷却・排気ファン３により排出され
る排気熱の温度も下げられる。
図２、図３、図４により説明する。図１に示すように、
空気調和機８は、圧縮機９、凝縮器１０、膨張弁１１、
冷却器１２からなる冷媒回路および電気発熱部品を内装
する電気品箱１３を備えている。電気品箱１３の後方下
部にはＬ型切欠き１４を設け、さらにそのＬ型切欠き１
４全面にスリット穴を設けた底板１５を設置することに
より、前記電気品箱１３の後方下部に空洞部分を形成
し、空気調和機８の冷媒回路の一部である冷却器から圧
縮機へ行く低圧側冷媒配管１６が前記空洞部分を通るよ
うに配置する。従って、前記低圧側冷媒配管１６より放
出される冷気により、電気発熱部品であるトランジスタ
モジュール４、ダイオードモジュール５を取付けている
フィン型放熱板２が効率的に冷却されるとともに、電気
品箱１３内のリアクトル６、コンデンサ７等の他の発熱
部品もこの冷気により冷却されるため、電気品箱１３内
に取付けられている冷却・排気ファン３により排出され
る排気熱の温度も下げられる。
【０００９】上記のように構成された電気品箱は、後方
下部にＬ型の切欠きを設け、低圧側冷媒配管を設置して
いるが、冷媒配管のかわりに冷水の配管を設置した場合
でも同様の効果を得ることが可能である。
下部にＬ型の切欠きを設け、低圧側冷媒配管を設置して
いるが、冷媒配管のかわりに冷水の配管を設置した場合
でも同様の効果を得ることが可能である。
【００１０】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、電気品
箱下部にＬ型の切欠きを設け、そのＬ型切欠きにより形
成される空洞部分に空気調和機の低圧側冷媒配管を通す
ことによって、その冷媒配管からの冷気を直接利用し、
電気発熱部品の冷却をするとともに電気品箱からの排気
熱の温度を下げることができるので、電気品箱内部を効
率良く冷却するとともに、密閉の機械室でも周囲温度の
上昇を防ぐことが可能である。また、電気品箱の後方下
部にＬ型の切欠きを設けているため、低圧側冷媒配管を
取付けた後でも上部から電気品箱を置くだけの構造のた
め、作業性が良いという利点を有する。
箱下部にＬ型の切欠きを設け、そのＬ型切欠きにより形
成される空洞部分に空気調和機の低圧側冷媒配管を通す
ことによって、その冷媒配管からの冷気を直接利用し、
電気発熱部品の冷却をするとともに電気品箱からの排気
熱の温度を下げることができるので、電気品箱内部を効
率良く冷却するとともに、密閉の機械室でも周囲温度の
上昇を防ぐことが可能である。また、電気品箱の後方下
部にＬ型の切欠きを設けているため、低圧側冷媒配管を
取付けた後でも上部から電気品箱を置くだけの構造のた
め、作業性が良いという利点を有する。
【図１】この発明による空気調和機の電気品箱の全体構
成図である。
成図である。
【図２】この発明による空気調和機の電気品箱の斜視図
である。
である。
【図３】この発明による空気調和機の電気品箱（側面）
の風路説明図である。
の風路説明図である。
【図４】この発明による空気調和機の電気品箱（正面）
の風路説明図である。
の風路説明図である。
【図５】従来の空気調和機の電気品箱の斜視図である。
１ 電気品箱 ２ フィン型放熱板 ３ 冷却・排気ファン ４ トランジスタモジュール ５ ダイオードモジュール ６ リアクトル ７ コンデンサ ８ 空気調和機 ９ 圧縮機 １０ 凝縮器 １１ 膨張弁 １２ 冷却器 １３ 電気品箱 １４ Ｌ型切欠き １５ 底板 １６ 低圧側冷媒配管
Claims (1)
- 【請求項１】 圧縮機、凝縮器、膨張弁、冷却器からな
る冷媒回路および電気発熱部品を内装する電気品箱を備
えた空気調和機において、前記電気品箱の後方下部にＬ
型の切欠きを設け、そのＬ型切欠き全面にスリット穴を
設けたＬ型の底板を設置し、前記Ｌ型切欠きにより設け
られた前記電気品箱後方下部の空洞部分を、冷却器から
圧縮機へ通じる低圧側冷媒配管配置部としたことを特徴
とする空気調和機の電気品箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32293391A JPH05157286A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 空気調和機の電気品箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32293391A JPH05157286A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 空気調和機の電気品箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05157286A true JPH05157286A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18149257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32293391A Pending JPH05157286A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 空気調和機の電気品箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05157286A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1134640A (ja) * | 1997-07-24 | 1999-02-09 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
| JP2000255252A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動車用空調機 |
| JP2010153703A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Daikin Ind Ltd | 巻線装置、インバータ装置および空気調和機 |
| KR200467801Y1 (ko) * | 2013-01-21 | 2013-07-04 | 김성준 | 냉각 시스템 |
| JP2014092306A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置の室外機 |
| JP2016099043A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-05-30 | 三菱重工業株式会社 | 冷却ブロックおよび空気調和機 |
| CN106016764A (zh) * | 2016-07-22 | 2016-10-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种电器盒的温度调节装置、电器盒及空气能热水器 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP32293391A patent/JPH05157286A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1134640A (ja) * | 1997-07-24 | 1999-02-09 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
| JP2000255252A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動車用空調機 |
| JP2010153703A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Daikin Ind Ltd | 巻線装置、インバータ装置および空気調和機 |
| JP2014092306A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置の室外機 |
| KR200467801Y1 (ko) * | 2013-01-21 | 2013-07-04 | 김성준 | 냉각 시스템 |
| JP2016099043A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-05-30 | 三菱重工業株式会社 | 冷却ブロックおよび空気調和機 |
| CN106016764A (zh) * | 2016-07-22 | 2016-10-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种电器盒的温度调节装置、电器盒及空气能热水器 |
| CN106016764B (zh) * | 2016-07-22 | 2022-01-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种电器盒的温度调节装置、电器盒及空气能热水器 |
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