JPH0515650B2 - - Google Patents

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JPH0515650B2
JPH0515650B2 JP60062017A JP6201785A JPH0515650B2 JP H0515650 B2 JPH0515650 B2 JP H0515650B2 JP 60062017 A JP60062017 A JP 60062017A JP 6201785 A JP6201785 A JP 6201785A JP H0515650 B2 JPH0515650 B2 JP H0515650B2
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JP
Japan
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fine aggregate
fixed casing
stirring shaft
fine
retention
Prior art date
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JP60062017A
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JPS61222947A (ja
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Yasukazu Kimoto
Mitsuyoshi Taguchi
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主にセメントに混練してコンクリー
トにする細骨材の表面を処理するようにした細骨
材の処理装置に関するものである。
(従来の技術) 周知のように、モルタル又はコンクリートをつ
くるために、セメントおよび水と混練する骨材
は、細骨材と粗骨材とに分類される。細骨材は10
mm篩を全部通るとともに5mm篩を85重量%以上通
るもので、一般的には粒径が5mm以下で74μ以上
の砂をいう。又、粗骨材は55mm篩に85重量%以上
留まるもので、一般的には粒径が5mm以上のもの
である。
上記した骨材には、川砂、山砂、民地砂、海砂
などが利用されている。そして、川岸、山岳など
で採取した砂はトロンメル又は振動篩によつて粗
骨材と細骨材とに篩分け、篩分けした細骨材を分
級機に供給している。この分級機では細骨材とし
て利用する粒状物と、細骨材として利用できない
粘土、シルト、有機質、土塊、火山灰塊などの不
純物とに区別するものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した分級機は傾斜状底面を有する水槽の底
部にベルトコンベア、スクリユウコンベア、ロー
タリーなどを設けたもので、細骨材を水槽に供給
し、水中での重力沈降差を利用して前記した粒状
物と不純物とに区分するものである。したがつ
て、粒状物の表面に粘土、シルト、有機質又は酸
化鉄皮膜などが付着していると分離できないし土
塊や風化花崗岩など細骨材として利用できない成
分を充分に除去できない。又、例、えば海砂では
粒状物の表面に塩分が付着しているが、この塩分
も充分に除去することができない。
上記した不純物や塩分を含む細骨材をコンクリ
ートに利用すると、コンクリートの強度が低下し
たり、又は鉄筋などを腐蝕させることになる。
(問題を解決するための手段) そこで本発明は、部記したトロンメル又は振動
篩と分級機との間に設置し、トロンメル又は振動
篩により篩分けられた細骨材を処理して分級機に
供給するための処理装置に係るもので、円筒状に
形成され、当該円筒の一端面の近傍には被処理物
の流入口9を設け、当該円筒の内側面上には当該
円筒の軸方向に沿う方向に延びる細骨材滞留用凸
部3を複数個並設して複数個の細骨材滞留用凹部
2を形成した固定ケーシング1と、 当該固定ケーシング1の内部に設けられるとと
もに当該固定ケーシング1の中心軸と同一の軸を
回転軸として駆動手段により回転駆動される撹拌
軸5と、 当該撹拌軸5から放射状に突出するように設け
られるとともにその突出端が前記細骨材滞留用凹
部2に接近するように設けられた複数の突出体
と、 前記固定ケーシング1の前記流入口9が設けら
れた端面とは反対側の端面の近傍に設けられた被
処理物の吸引口14又は4′と、 当該吸引口14又は4′に接続し、前記固定ケ
ーシング1内の被処理物を強制的に吸引するポン
プ機構15と、 当該ポンプ機構15により吸引された被処理物
を外部に排出する排出口18と、を備え、 前記流入口9から前記固定ケーシング1内に流
入した水と細骨材とからなる被処理物を、前記ポ
ンプ機構15により前記吸引口14又は4′まで
吸引する間に、前記細骨材滞留用凹部2に滞留さ
せるとともに前記駆動手段により回転駆動される
突出体により撹拌し、前記細骨材表面に付着した
付着物を前記細骨材から前記水中へ強制的に分離
させ被処理物を外部へ排出させたことを特徴とす
る。
(作用) 本発明の処理装置によれば、不純物を含む細骨
材を水とともに流入口9に供給し、上記細骨材滞
留用凹部2、上記複数の突出体及び上記ポンプ機
構15との協動作用によつて粒状物に摩擦、剪
断、回転、擦り付けなどの各作用を与えることに
より、粒状物の表面に付着した付着物を水中に強
制的に分離させるとともに、粒状物から不純物を
除去しやすくするのである。
(実施例) 以下に本発明の実施例を図面により説明する。
第1図において、1は固定ケーシングである横
長な円筒状ケーシングで、このケーシング1の内
周面には細骨材滞留用凹部である滞留部2を形成
する。の滞留部2は、図面の実施例ではケーシン
グ1の軸方向に沿う細骨材滞留用凸部である断面
山型の滞留板3…をケーシング1の内面に並設し
たもので、滞留部2の内側が粒状物の処理室4と
なつている。
上記した滞留部2は滞留板3に限らず、網状の
ものでもよいし、ケーシング1の内面を粗面にし
て構成してもよい。
そして、ケーシング1の中心には撹拌軸である
回転軸5を架設し、この回転軸5に処理機構6を
設ける。処理機構6としては、回転軸5から放射
状に延びる突出体である幅狭な複数の羽根7…か
らなる羽根群8を回転軸5に並設したもので、隣
り合う羽根群8の各羽根7の取付位置が異なり、
また各羽根7の先端が滞留部2の内面に接近して
いる。図面の実施例では4つの羽根群8を回転軸
5に並設して処理機構6を構成している。しかし
処理機構6は上記した羽根に限定されず、例えば
回転軸5に強度有る多数本の突出体たるロツドを
放射状に延設したブラシ状のものでもよい。
上記した処理室4の一端には、ケーシング1の
接線方向から上方に延びる流入口である流入部分
9を設ける。そして、該流入部分9から細骨材と
水とを処理室4内に供給するのであるが、処理室
4の他端には回転軸5に設けた繰出機構10を位
置させる。この繰出機構10は横に向く漏斗状ガ
イド枠11の内部に回転軸から放射状に延びる弧
状羽根12…を設けてなり、ガイド枠11の拡径
開口部13が処理機構6に向き、吸引口であるガ
イド枠11の縮径開口部14が処理室4の端面に
臨む。
この繰出機構10は、処理室4で処理された細
骨材を連続的に捕集してガイド枠11の縮径開口
部14から処理室4の端面に排出するのである
が、処理室4の端面外側にはポンプ機構15を設
けて処理室4から排出する細骨材を水とともに吸
引・揚送する。
このポンプ機構15は、ケーシング1と同軸の
ケース16内に、処理室4から延出する回転軸5
に設けたインペラー17…を収納したもので、回
転軸5が高速回転するとインペラー17…も回転
して吸引作用が発生する。そしてケース16の側
面には接続方向に延びて上方に向く排出口である
排出部分18を設ける。
本発明の細骨材の処理装置は上記した構成であ
つて、第5図で示すように採取した原石を篩分け
るトロンメル又は振動篩aと分級機bとの間に設
置する。そして振動篩aの細骨材排出部cと流入
部分9とをパイプ、樋などの流路dで接続すると
ともに、排出部分18に接続するパイプ状流路e
を分級機bの投入口fに連結する。
振動篩aには原石gと水hとが連続的に供給さ
れ、この原石gが粗骨材と細骨材以下の粒状物と
に篩分けられ、粗骨材は排出路iから外部に排出
し、細骨材以下の粒状物は排出部cから水ととも
に流路dを伝わつて流入部分9からケーシング1
の処理室4内に流入する。回転軸5はモータなど
により連続的に高速回転し、処理機構5、繰出機
構10及びポンプ機構15が作動しているので、
処理室4内に水が充満して細骨材以下の粒状物が
処理機構5により撹拌される。また、上記粒状物
は処理機構5の遠心力でケーシング1内周の滞留
部2に溜り、処理機構5の各羽根、強力な水流、
及び細骨材粒子同士によつて直接的にまたは間接
的に摩擦、剪断、擦り付けなどの各作用が与えら
れるので、細骨材の表面に付着する粘土、シル
ト、有機質、酸化鉄膜などが剥離し、水中に強制
的に分離するし、細骨材に混合している土塊、火
山灰塊などの軽質骨材が粉砕する。又、原石が海
砂であれば、粒状物に付着する塩分も除去し、水
中に強制的に分離する。
このように、処理室4内で処理機構6によつて
充分に処理された粒状物は繰出機構10で処理室
4から送り出され、ポンプ機構15の作動で水と
ともに排出部分18から流路eを揚送して分級機
bに供給される。したがつて分級機bでは細骨材
と不純物とが充分に分離しているので、水中での
重力沈降差を利用して細骨材と不純物とを確実に
選別することができ、不純物が細骨材に混入する
ことがほとんどなく、良質な細骨材としてコンク
リートやモルタルに利用することができる。
なお、処理室4の内部はポンプ機構15によつ
て常に吸引作用が与えられているので、水や粒状
物が適正な速度で排出される。また、滞留部2に
溜る粒状物も水とともに移動するので、滞留部2
に止まつていることがない。したがつて、繰出機
構10は無理に設けなくてもよい。
第6図は繰出機構10が無い実施例を示すもの
で、処理室4の端部に吸収口である排出口4′を
形成し、この排出口4′にポンプ機構15を設け
たものであり、説明していない符号は前記実施例
の同一符号と同一の構成であるから説明を省略す
る。この実施例の装置においても、処理室4内で
は処理機構6、強力な水流、及び細骨材粒子同士
によつて直接的にまたは間接的に粒状物に摩擦、
剪断、擦り付けなどの各作用を与えるので、細骨
材と不純物とが確実に分離し、分級機で分離する
ことになる。
(発明の効果) 以上要するに本発明によれば水中で粒状物に摩
擦、剪断、擦り付けなどの作用を与えることによ
り、粒状物に含まれている軽質骨材を粉砕した
り、細骨材に付着している粘土、シルト、塩分な
どを剥離するので、分級機では細骨材と上記不純
物との分離効果を著しく向上することができる。
したがつて多くの不純物を含んでいる原石からで
も良質の細骨材を確保することができ、コンクリ
ートやモルタルとして有効に利用することができ
る。そして、本発明の処理装置はトロンメル又は
振動篩と分級機との間に設置すればよいので、既
設の分級機にでも使用することができ、実用的価
値が著しく高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので第1図は縦
断面図、第2図は第1図−線の断面図、第3
図は第1図−線の断面図、第4図は第1図
−線の断面図、第5図は設置状態の概略系統
図、第6図は他の実施例の概略縦断面図である。 1……ケーシング、2……滞留部、4……処理
室、6……処理機構、15……ポンプ機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円筒状に形成され、当該円筒の一端面の近傍
    には被処理物の流入口9を設け、当該円筒の内側
    面上には当該円筒の軸方向に沿う方向に延びる細
    骨材滞留用凸部3を複数個並設して複数個の細骨
    材滞留用凹部2を形成した固定ケーシング1と、 当該固定ケーシング1の内部に設けられるとと
    もに当該固定ケーシング1の中心軸と同一の軸を
    回転軸として駆動手段により回転駆動される撹拌
    軸5と、 当該撹拌軸5から放射状に突出するように設け
    られるとともにその突出端が前記細骨材滞留用凹
    部2に接近するように設けられた複数の突出体
    と、 前記固定ケーシング1の前記流入口9が設けら
    れた端面とは反対側の端面の近傍に設けられた被
    処理物の吸引口14又は4′と、 当該吸引口14又は4′に接続し、前記固定ケ
    ーシング1内の被処理物を強制的に吸引するポン
    プ機構15と、 当該ポンプ機構15により吸引された被処理物
    を外部に排出する排出口18と、を備え、 前記流入口9から前記固定ケーシング1内に流
    入した水と細骨材とからなる被処理物を、前記ポ
    ンプ機構15により前記吸引口14又は4′まで
    吸引する間に、前記細骨材滞留用凹部2に滞留さ
    せるとともに前記駆動手段により回転駆動される
    突出体により撹拌し、前記細骨材表面に付着した
    付着物を前記細骨材から前記水中へ強制的に分離
    させ被処理物を外部へ排出すること を特徴とする細骨材の処理装置。 2 前記突出体は、 前記撹拌軸5から放射状に突出するように設け
    られるとともにその突出端が前記細骨材滞留用凹
    部2に接近するように設けられた複数の羽根7で
    あること を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の細骨
    材の処理装置。 3 前記突出体は、 前記撹拌軸5からブラシ状に突出するように設
    けられるとともにその突出端が前記細骨材滞留用
    凹部2に接近するように設けられた複数のロツド
    であること を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の細骨
    材の処理装置。
JP6201785A 1985-03-28 1985-03-28 細骨材の処理装置 Granted JPS61222947A (ja)

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JPS61222947A JPS61222947A (ja) 1986-10-03
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5264846B2 (ja) * 2010-09-06 2013-08-14 株式会社古賀建設 砕石および砕砂の製造プラントおよび製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423629A (en) * 1977-07-25 1979-02-22 Sagami Kougiyou Kk Removal of soft rock in raw stone for aggregate
JPS5642981A (en) * 1979-09-14 1981-04-21 Ngk Spark Plug Co Inignition plug and production thereof

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