JPH0515360U - コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板取付けタイプのコネクタにおい
て、プリント基板上の配線からのノイズの輻射による誤
動作を防止する。 【構成】 プリント基板１の配線に対し前段に位置する
コネクタ２に入来信号のノイズ除去用フィルタ３を一体
に組込み、プリント基板１の配線にノイズが入来するこ
とを阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、プリント基板取付けタイプのコネクタに関し、特に入力信号のノイ ズ除去を行なうコネクタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、プリント基板に外部信号を入力するためのコネクタには、入力信号のノ イズを除去するフィルタが設けられておらず、この種のフィルタはコネクタとは 別にプリント基板上に実装されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のように、フィルタをコネクタとは別にプリント基板上に実装した場合、 コネクタとフィルタとの間をプリント基板上の配線で電気的に接続する必要があ る。

【０００４】 ノイズを含む入力信号がフィルタに入力されるまでにプリント基板上の配線を 通して伝送されることとなり、このため、プリント基板上の配線を伝送されるノ イズが隣接する配線上の信号に輻射されて他信号にノイズが混入する現象が引き 起され、誤動作が生じるという問題があった。

【０００５】 本考案の目的は、プリント基板上の隣接する配線相互間での入来ノイズの輻射 を防止するコネクタを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、本考案に係るコネクタにおいては、プリント基板に 装着され該プリント基板に外部信号を入力するためのコネクタであって、 コネクタ本体に、該コネクタに入力された外部信号のノイズを除去するフィル タを有するものである。

【０００７】

【作用】

本考案では、プリント配線板に装着されたコネクタにフィルタを一体に組込み 、ノイズがプリント基板上の配線に伝送されるのを阻止し、プリント基板上の配 線に伝送される他信号に入来ノイズが混入することを防止したものである。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図により説明する。

【０００９】 図１は、本考案の一実施例を示す斜視図、図２は図１のフィルタを示す回路図 である。

【００１０】 図１において、プリント基板１の端縁には、図示しないコネクタが結合される コネクタ２が取付けられ、コネクタ２にフィルタ３が一体に組込まれている。

【００１１】 図２に、図１に示すフィルタ３の具体例を示す。図２に示すように、コネクタ ２の入力ピン２１，２２…２ｎより入力された信号は、抵抗Ｒ１１，Ｒ１２…Ｒ １ｎ，Ｒ２１，Ｒ２２…Ｒ２ｎ，コンデンサＣ１１，Ｃ１２…Ｃ１ｎによりある 程度平滑される。

【００１２】 その後、コンパレータ４１，４２…４ｎにおいて抵抗Ｒ３１，Ｒ３２…Ｒ３ｎ とＲ４１，Ｒ４２…Ｒ４ｎにより分圧して設定された基準電圧と比較され、コン パレータ４１，４２…４ｎ及び抵抗Ｒ５１，Ｒ５２…Ｒ５ｎにより信号１１，１ ２…１ｎが出力される。

【００１３】 このようにコネクタ２の入力ピン２１，２２…２ｎより入力された信号は、コ パレータ４１，４２…４ｎを介すことによって、改めてノイズのない信号として 生成される。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように本考案によれば、フィルタをコネクタに内蔵したため、入 来信号のノイズがプリント基板上の配線に伝送されることがなく、近傍の配線を 通る信号にノイズが輻射せず、ノイズによる誤動作を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】図１に示したフィルタの回路図である。

【符号の説明】

１ プリント基板 ２ コネクタ ３ フィルタ １１，１２…１ｎ 信号 ２１，２２…２ｎ コネクタ入力ピン Ｒ１１，Ｒ１２…Ｒ１ｎ，Ｒ２１，Ｒ２２…Ｒ２ｎ，Ｒ
３１，Ｒ３２…Ｒ３ｎ ，Ｒ４１，Ｒ４２…Ｒ４ｎ，Ｒ５１，５２…Ｒ５ｎ 抵
抗 Ｃ１１，Ｃ１２…Ｃ１ｎ コンデンサ ４１，４２…４ｎ コンパレータ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリント基板に装着され該プリント基板
   に外部信号を入力するためのコネクタであって、 コネクタ本体に、該コネクタに入力された外部信号のノ
   イズを除去するフィルタを有することを特徴とするコネ
   クタ。