JPH05143818A - 大量輸送機関の乗客管理装置 - Google Patents

大量輸送機関の乗客管理装置

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JPH05143818A
JPH05143818A JP33568091A JP33568091A JPH05143818A JP H05143818 A JPH05143818 A JP H05143818A JP 33568091 A JP33568091 A JP 33568091A JP 33568091 A JP33568091 A JP 33568091A JP H05143818 A JPH05143818 A JP H05143818A
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JP
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load
seating
seat
passenger
conductors
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JP33568091A
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English (en)
Inventor
Hiroteru Komatsu
弘暉 小松
Yukimi Otsuka
幸美 大塚
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大量輸送機関の着座乗客数や乗客着座位置な
どの着座状況を運転者などの乗務員に報知し、乗客の管
理の手間を省く。 【構成】 大量輸送機関の各座席に荷重検知体Aと荷重
検知体Aに接続した検知判別処理回路20を配置し、そ
の出力信号を演算処理部Eで総和し、乗務員から確認し
易い位置に配置した、表示部Dの着座数表示部24に着
座総数をデジタル表示し、着座位置表示部25に着座位
置を点灯表示することにより着座状況を乗務員に報知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、長距離運行バ
ス、電車、飛行機、船など大量輸送機関の、各座席に乗
客が着座したか否かを検知し、着座乗客数や乗客着座位
置などの着座状況を正確に運転者などの乗務員に報知す
る大量輸送機関の乗客管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、高速自動車道の発達により、遠距
離の都市間を結ぶバス路線が設けられることが多くなっ
た。例えば東京と弘前を結ぶノクターン号や仙台と弘前
を結ぶキャッスル号などがある。また、バスを用いた観
光旅行も盛んであり、人の移動手段としてバスの用いら
れること近年ますます多い。そのような長距離バスで
は、乗客が全員揃っているかを、出発時や、サービスエ
リアなどでの休憩時に確認する必要が生じる。このよう
なとき、バスの乗務員は、カウンターなどを用いて乗客
数の確認を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カウン
ターを用いて乗客数の確認を行うと、時間がかかるうえ
煩雑となる。さりとて単に座席の荷重負荷部に圧力セン
サーなどを配置しただけでは、乗客(人)が着座したの
か、乗客(人)以外の例えば荷物(物)などが置かれた
のかの判別を容易に行うことが出来ない問題が生じる。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、大量輸送機関内の着座乗客数や乗客着座位置など
の着座状況を運転者などの乗務員に報知できるようにす
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による大量輸送機
関の乗客管理装置は、大量輸送機関の各座席の荷重負荷
部に設置される複数の荷重検知部と、この複数の荷重検
知部からの検知出力に基づいて座席に乗客が着座したか
否かを判別する判別部と、この判別結果に基づき乗客の
着座状況を報知する表示処理部とを有することを特徴と
するものである。
【0006】また上記手段において、好ましくは各座席
の荷重負荷部に荷重検知部がマトリックス状に配設され
ていることを特徴とする。更に好ましくは座席の荷重負
荷部に重ねて敷設される2枚の可撓性シートと、それぞ
れの可撓性シートの対向面に設けられた複数本の可撓性
シートの導電体と、対向する導電対の対面部の間隔を保
つスペーサとが設けられて、前記導電体どうしのマトリ
ックス状の対面部により複数の荷重検知部が形成されて
いることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記手段では、座席の荷重負荷部に設置された
荷重検知部により荷重を検知したときに、荷重を検知し
た荷重検知部からの出力によって判別部が機能し、乗客
が着座したのか、乗客以外の例えば荷物などが置かれた
のかが判別できる。その判別結果に基づき、着座乗客数
や乗客着座位置などの着座状況を運転者などの乗務員に
表示処理部を介して報知することができる。また複数の
荷重検知部の構造として、2枚の可撓性シートと、この
可撓性シートとの間にてマトリックス状に形成された導
電体を使用することにより、人が座ったときに違和感の
ない荷重検知部を構成できるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明をバスに適用した場合の実施例
について図面を参照して説明する。図1はバスの座席を
示す斜視図、図2はバスの座席の荷重負荷部に設置され
た荷重検知部の配置を示す平面図、図3は荷重検知部を
構成する可撓性シートおよび導電体の分解斜視図、図4
はその一部拡大図、図5は荷重検知部の拡大断面図、図
8は、バスの各座席の荷重負荷部に荷重検知部を設置し
たときの全体構成図、図9は乗務員に着座状態を報知す
るための表示部の構成例を示す正面図である。図1に示
す座席1の荷重負荷部の一部をなす着座部1aには本発
明の特徴をなす荷重検知体Aが設置されている。この荷
重検知体Aは座席の内部で且つ座席の表面シートの内側
に設置されている。
【0010】図3に示すように、荷重検知体Aは、2枚
重ねにしたゴムなどの絶縁材料の可撓性シート10,1
1を備えている。下側の可撓性シート10の上面には複
数本の帯状の導電体12が設けられ、上側の可撓性シー
ト11の上面には複数本の帯状の導電体13が設けら
れ、両可撓性シート10と11が重ねられた状態で、図
2に示すように、導電体12と13の重ね合わせ部によ
りS1〜S9で示すマトリックス構成の荷重検知部が形
成されている。
【0011】荷重検知体Aの構造をさらに詳しく説明す
ると、図4に示すように可撓性シート10の上面には複
数本の溝10aが形成され、前記導電体12はこの溝1
0aの内部に埋設された状態で接着固定されている。こ
の導電体12は例えばシリコンゴムの内部にカーボン微
粒子が混在した導電性ゴムにより構成されている。この
下側の導電体12の表面にはシリコンインクなどの非導
電性材料による所望厚さのスペーサパターン14が形成
されている。このスペーサパターン14は、導電体12
の表面の両縁部を覆う縁パターン14aと、この縁パタ
ーン14aの間にて細かな格子状に形成された格子パタ
ーン14bとから構成されている。
【0012】また図3に示すように、上側の可撓性シー
ト11の下面にも複数本の溝11aが形成されて、前記
導電体13はこの溝11a内に埋設されて接着固定され
ている。この導電体13も導電体12と同じ導電性ゴム
により構成されている。そして図4に示すように、この
導電体13の下面すなわち対向面(図4では対向面を上
向きにして示している)の両縁部には、シリコンインク
などの非導電性材料による所定厚さのスペーサパターン
15が形成されている。両縁のスペーサパターン15の
間では導電体13が露出している。
【0013】図2、図3及び図5からわかるように、可
撓性シート10と可撓性シート11とが重ねられた状態
では、両導電体12,13がパターン14,15の厚さ
分の隙間16を介してマトリックス状に対向しており、
この導電体12,13どうしの対向面部が各々荷重検知
部S1〜S9を構成している。いま図5において矢印で
示すように、上側の可撓性シート11に上方から圧力が
加わると、圧力を受けた部分が変形し、荷重検知部S1
〜S9のうち変形領域内にある荷重検知部S1〜S9の
導電体12,13が格子パターン14bの隙間16を介
して互いに接触する。この時に導電体12,13が互い
に接触する接触面積は、作用する圧力の大きさに影響さ
れ、圧力が大きいと各荷重検知部S1〜S9において導
電体12と13とが接触する面積が増大する。逆に圧力
が小さいと接触面積は減少する。よって導電体12と1
3に所定の電圧を与えると、導電体12と13の接触面
積の大小に応じた電流が両導電体12と13の間に流れ
ることになる。すなわち荷重が作用していないときに
は、各荷重検知部S1〜S9において導電体12と13
の間に電流が流れず、荷重が作用したときには、その荷
重の大きさに応じて導電体12と13との間に流れる電
流が変化することになる。
【0014】上述したように導電体12の上面の両縁部
には縁パターン14aが導電体13の下面の両縁にはス
ペーサパターン15が形成されているが、この縁パター
ン14aとスペーサパターン15をそれぞれ設けること
により、前記圧力の変化による電流値の増減を正確に検
知できるようになる。すなわち、帯状の導電体12と1
3とが格子パターン14bを介して対面した状態で両者
に圧力を与えると、導電体12と13の縁部が圧力によ
りだれを生じて、この縁部を介して導電体12と13ど
うしが優先して接触してしまう。この縁部どうしの接触
面積は比較的大きいため、この縁部に非導電性のパター
ンが無い場合には、縁部間に比較的大きな電流が流れ
る。この縁部どうしの間を流れる電流の存在により、格
子パターン14bの隙間16を介して導電体12と13
とが接触する面積の変化による電流値を正確に取り出す
ことができなくなる。よって導電体12,13のそれぞ
れの縁部に非導電性のパターンを設けることにより、圧
力の変化に応じた電流値を正確に検出できるようにな
る。
【0015】また図3に示すように、可撓性シート10
と11には互いに同じ位置となる取付穴10bと11b
が形成され、この取付穴10bと11bとにより、各可
撓性シート10と11が、座席1の着座部1aの表面シ
ートの内側に取り付けられる。図1に示すようにバスの
座席1の着座部1aには止め釦2が取り付けられて、こ
の部分が窪んだ形状となっている場合がある。前記可撓
性シート10と11の取付穴10bと11bをこの止め
釦2にて固定することも可能である。取付穴10bなら
びに11bをこの止め釦2により固定した場合、この固
定部を導電体12と13との対面部すなわちマトリック
ス状の荷重検知部S1〜S9よりある程度離しておくこ
とにより、止め釦2による固定力が可撓性シート10と
11ならびに導電体12と13のそれぞれの可撓性によ
り吸収できることになる。よって、この止め釦2による
固定力のため、荷重検知部S1〜S9に圧力が作用する
ことがなく、導電体12と13との対向部による検知動
作にほとんど影響は生じない。
【0016】図6は上記荷重検知体Aに接続される検知
判別処理回路20の一構成例を示している。各導電体1
2と13のそれぞれは、マトリックススイッチ21の入
力部21aと21bにそれぞれ接続される。マトリック
ススイッチ21はマルチプレクサ24の制御により切り
換えられ、この制御によりこれらの入力部21aと21
bが順番に切り換えられ、各荷重検知部S1〜S9が順
番に検知状態となる。マトリックススイッチ21からの
出力部には電源25が設けられ、マトリックススイッチ
21により順番に切り換えられる荷重検知部S1〜S9
ごとに導電体12と13との間に電流が流れるか否かの
検出およびその電流値の検出が行われる。この検出出力
は、A/D変換部22によりデジタル信号に変換され、
判別部としてのマイクロコンピューター23により処理
される。
【0017】上記のマイクロコンピューター23では、
各荷重検知部S1〜S9に電流が流れたか否かのON−
OFFの判断及び各荷重検知部S1〜S9での検出電流
値により、座席1の着座部1aに作用した荷重が人によ
るものかあるいは人以外のものによるものなのかの判別
が行われる。
【0018】図7はその判別動作の一例を示している。
まずステップ(a)では、図2に示す9カ所の荷重検知
部S1〜S9がすべてOFF(導電体12と13の間に
電流が流れていない状態)であるか否かを判断し、全て
がOFFであれば着座部1aに荷重が作用していないと
判断し、全てがOFFでなければすなわち荷重検知部S
1〜S9のいずれかがONであれば、着座部1aに荷重
が作用したと判断し、次のステップ(b)以下に移行す
る。
【0019】ステップ(b)では、荷重検知部S1〜S
9のうちの4点以上がONとなっているかの判断を行
う。荷重検知部S1〜S9のうちのONとなっているの
が3カ所未満であれば、人以外のものによる荷重である
と判断する。
【0020】ステップ(c)では、荷重検知部のうちS
2,S5,S8が全てOFFであるか否かを判断する。
着座部1aに人が座った場合、S2,S5,S8の中央
の縦一列が全てOFFとなることはない。よってS2,
S5,S8が全てOFFの場合には人以外のものによる
荷重であると判断する。同様にステップ(d)では、中
央の横一行の荷重検知部S4,S5,S6が全てOFF
の場合には人以外のものの荷重であると判断する。
【0021】次にステップ(e)では9カ所の荷重検知
部S1〜S9のそれぞれにおいて導電体12と13との
間に流れる電流値の総和が所定値以下であるか否かを判
断する。全ての荷重検知部S1〜S9において流れる電
流の総和が所定値(例えば2mA)以上であれば、着座
部1aに作用した荷重が人以外のものによると判断す
る。
【0022】ステップ(f)では、荷重検知部S1〜S
9のうちいずれかにおいて検知された電流値が、各荷重
検知部S1〜S9の全てにおいて検出された電流値の総
和の40%以上であるか否かを判断する。いずれかの荷
重検知部における検出電流値が検出された電流値の総和
の40%以上の場合には、人以外のものによる荷重であ
ると判断する。
【0023】さらにステップ(g)では、荷重検知部S
4とS6の検出電流値の和が、全ての荷重検知部S1〜
S9における検出電流値の総和の50%以上であるか否
かを判断する。人の場合には両縁の荷重検知部S4とS
9の検出電流値の和が検出電流値の総和の50%以上と
なることはない。よってS4とS9による検出電流の和
が50%以上である場合には人以外の荷重であると判断
する。
【0024】そして上記ステップ(a)ないし(g)の
全ての条件を満足した場合に、着座部1aにおける荷重
が人が座ったためのものであると判断する。なお上記ス
テップ(a)ないし(g)により人が座ったと一度判断
された以降は、全ての荷重検知部S1〜S9による検出
電流値が全てゼロになるまでは、仮にステップ(b)な
いし(g)の条件のうちいずれかが欠けたとしても、人
が検知された状態を保つ。これにより、一度人が着座部
1aに座った後に体を極端に動かしたとしても、人が検
知された状態が維持できるようになる。以上のように、
着座部1aに設けられた荷重検知部S1〜S9の検知信
号をマイクロコンピューター23にて判別処理すること
により、座席1へ人の着座の有無を判別することが出来
る。
【0025】さらに図1に示すように座席1の背もたれ
部1bや座席1の前方の床面にも上記荷重検知体Aと同
様の荷重検知体B,Cを設けることができる。これら検
知体B,Cには図6に示す検知判別処理回路20のマイ
クロコンピューター23で荷重検知体A,B,Cからの
信号を順次に処理させることができる。このようにし
て、荷重検知体BとCのいずれか一方あるいは両方を荷
重検知体Aと併用することにより乗客の着座検知の信頼
性を高めることが可能である。
【0026】上記荷重検知体BとCは、例えば、2枚重
ねられた可撓性シートとその対向面にそれぞれ設けられ
た導電体と、両導電体の間に介在する非導電性のスペー
サなどから構成され、荷重が作用していないときには両
導電体の間には電流が流れず、また荷重が作用したとき
には、その荷重の大小に応じて導電体間の電流値が増減
できるようにしておく。すなわち前記荷重検知体Aにお
ける各荷重検知部S1〜S9の1カ所を拡大したような
構造にしておく。
【0027】たとえば荷重検知体AとBを併用すれば、
荷重検知体Aに作用した荷重を図7に示したステップに
より判断した後にさらに荷重検知体Bに荷重が作用して
いるか否かを判断する。そして図7に示したステップに
より着座部1aに人が座ったと判断されたときに、荷重
検知体Bが1回でも荷重を検知したら人が座ったものと
判断すればよい。
【0028】また荷重検知体AとCを併用した場合には
荷重検知体Cに人が足を乗せ、その荷重を検知した一定
時間後に着座部1aの荷重検知体Aによる検知を開始
し、図7のステップで人であると判断されたときに、人
が座ったものと判断すればよい。さらに背もたれ部1b
に設けられた荷重検知体Bを使用した場合、背もたれ部
1bを倒すと、荷重検知体Bにより検知される荷重が増
大し、検出電流値が増大するため、この増大により、座
席の背もたれ部が倒されたか否かを判断できる。
【0029】図8は、上述した荷重検知体Aと同一構成
の荷重検知体A1〜Anと各荷重検知体A1〜Anに接
続された検知判別処理回路20とを用いたバスの乗客着
座判別表示装置の全体構成図である。図8を参照する
と、バスは補助席も含め全部でn個の乗客用座席を備え
ており、各座席には荷重検知体A1〜Anが設けられて
おり、各荷重検知体A1〜Anには図6に示す検知判別
処理回路20がそれぞれに設けられている。
【0030】各検知判別処理回路20のマイクロコンピ
ューター23は、対応する検知体の荷重検知部S1〜S
9にて検出された検知信号に基づき、図7に示すフロー
チャートにより対応する座席に乗客が着座したか否かの
判別を行う。
【0031】この結果、座席に乗客が着座したと判断さ
れたとき乗客着座の判別結果とその座席位置情報が座席
毎の荷重検知体についている検知判別処理回路20のマ
イクロコンピューター23から出力されて表示処理部F
に入力される。表示処理部Fはマイクロコンピューター
からなる演算処理部Eにと表示部Dとを有する。演算処
理部Eは各座席から送られてくる判別結果に基づき、着
座数の総和を求め、この演算結果である着座乗客数と、
乗客がどこに着座しているかの着座位置情報を表示部D
に表示させることができる。
【0032】表示部Dはバスの運転者などの乗務員が確
認し易いように運転席または助手席などの乗務員席から
見やすい位置に設置される。例えば、フロントインスト
ルメントパネルの中央部などが適当である。
【0033】この実施例では図9に示すように表示部D
は、乗客の着座数の総和をLEDなどを用いてデジタル
表示する着座数表示部24と着座位置を点灯表示する着
座位置表示部25とを有している。着座数表示部24は
乗客数に応じた桁数の7セグメントなどのLED表示器
である。例えば、乗客数が99人までなら2けた表示と
する。着座位置表示部25はバスの座席の配置を補助席
も含めて簡略表示をしたものである。着座と判断した座
席にあたるところを点灯表示する。なお、上記実施例で
は、表示部DにLEDを用いたがLCDやCRTにて着
座乗客数や乗客着座位置を表示してもよい。また、表示
も7セグメントに限らずドット表示などでもよい。
【0034】したがって、この表示部Dを見るだけで、
乗務員は着座乗客数や乗客着座位置を正確かつ容易に乗
務員席に居ながらにして知ることができる。これによ
り、カウンターを用いて数えると言う手間が省かれ、乗
客の管理を簡便にして正確に行うことが出来る。
【0035】さらにこの実施例では演算処理部Eに、前
回チェック時の着座総数及び着座位置情報を記憶部に記
憶する機能がある。着座総数や着座位置について前回チ
ェック時の情報と照合し、異なる場合に着座数表示部2
4に着座数と共に差の数を表示させたり、前回チェック
時と異なる着座位置を異なる色もしくは点滅状態で識別
可能に着座位置表示部25に表示させたりすることが出
来るものとなっている。
【0036】また、上記実施例では、乗客が着座してい
るか否かの判別を、実施例では座席毎に荷重検知体Aに
付いているマイクロコンピューター23にて行い、演算
処理部E(マイクロコンピューター)は検知判別処理回
路20より得られた信号の総和を求めるために使ってい
るが、個々のマイクロコンピューター23の代わりに演
算処理部Eにて順番に各座席の検知判別処理を行い着座
の有無の判別を行うようにしてもよい。すなわち、演算
処理部Eが検知判別処理回路20の一部を兼ねていても
よい。
【0037】なお上記実施例では、図2に示すように、
荷重検知体Aを構成する荷重検知部S1〜S9で示す9
カ所の荷重検知部が形成されているが、この荷重検知部
の数は9カ所に限られず、それ以上または以下であって
もよい。また複数の荷重検知部がマトリックス構成でな
く、独立した圧力センサにより構成されていてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、大量輸送
機関のそれぞれの座席の荷重負荷部に配置した荷重検知
部と判別部により、作用した荷重が乗客によるものか乗
客以外の例えば荷物などが置かれたのかを正確に判別で
きるので、表示処理部をつうじて運転席などの乗務員席
にて乗客の着座状況を正確かつ容易に確認できることと
なり長距離バスなどの乗務員の乗客管理の手間を削減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗客着座判別表示装置に用いられ
る荷重検知部を備えたバスの座席を示す斜視図。
【図2】座席の荷重負荷部にマトリックス配置された複
数の荷重検知部の配置を示す平面図。
【図3】荷重検知体の主要部の構造を示す分解斜視図。
【図4】荷重検知体を構成する導電体の構造を示す拡大
斜視図。
【図5】荷重検知部の拡大断面図。
【図6】荷重検知体に接続される検知判別処理回路を示
すフローチャート図。
【図7】図6の装置による着座判別動作を示すブロック
図。
【図8】本発明による乗客着座判別表示装置をバスの座
席に取り付けたときの一実施例を示す全体構成図。
【図9】表示部の構成例を示す正面図。
【符号の説明】
1 座席 1a 着座部 1b 背もたれ部 A,B,C 荷重検知体 10,11 可撓性シート 12,13 導電体 14,15 スペーサパターン 20 検知判別処理回路 23 マイクロコンピューター D 表示部 E 演算処理部 F 表示処理部 24 着座数表示部 25 着座位置表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大量輸送機関の各座席の荷重負荷部に設
    置される複数の荷重検知部と、この複数の荷重検知部か
    らの検知出力に基づいて座席に乗客が着座したか否かを
    判別する判別部と、この判別結果に基づき乗客の着座状
    況を報知する表示処理部とを有することを特徴とする大
    量輸送機関の乗客管理装置。
  2. 【請求項2】 荷重検知部が各座席の荷重負荷部にマト
    リックス状に配設されていることを特徴とする請求項1
    記載の大量輸送機関の乗客管理装置。
  3. 【請求項3】 座席の荷重検知体に重ねて敷設される2
    枚の可撓性シートと、各々の可撓性シートの対向面に設
    けられた複数本の可撓性シートの導電体と、対向する導
    電対の対面部の間隔を保つスペーサとが設けられて、前
    記導電体どうしのマトリックス状の対面部により複数の
    荷重検知部が形成されている請求項1記載の大量輸送機
    関の乗客管理装置。
JP33568091A 1991-11-25 1991-11-25 大量輸送機関の乗客管理装置 Withdrawn JPH05143818A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016013327A1 (ja) * 2014-07-23 2016-01-28 ボッシュ株式会社 巻回体及び巻回体の製造方法

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WO2016013327A1 (ja) * 2014-07-23 2016-01-28 ボッシュ株式会社 巻回体及び巻回体の製造方法
JPWO2016013327A1 (ja) * 2014-07-23 2017-04-27 ボッシュ株式会社 巻回体及び巻回体の製造方法

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