JPH05138382A - レーザ加工機のピアツシング方法 - Google Patents

レーザ加工機のピアツシング方法

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JPH05138382A
JPH05138382A JP3332789A JP33278991A JPH05138382A JP H05138382 A JPH05138382 A JP H05138382A JP 3332789 A JP3332789 A JP 3332789A JP 33278991 A JP33278991 A JP 33278991A JP H05138382 A JPH05138382 A JP H05138382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piercing
laser beam
work
pulse frequency
laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP3332789A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Hayashi
清一 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融金属の吹き上り防止とピアッシング時間
の短縮を図る。 【構成】 レーザ光5によりワーク2の加工を行うレー
ザ加工機において、ワーク2のピアッシング開始時レー
ザ光5のパルス周波数を低い値に設定し、ピアッシング
の進行とともに徐々にパルス周波数を上昇させてピアッ
シングを完了するようにしたもので、低い周波数よりピ
アッシングを開始するため、溶融金属の吹き上りが防止
できると共に、パルス周波数を徐々に上げることにより
短時間でピアッシングを完了することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はレーザビームを使用し
てワークを加工するレーザ加工機のピアッシング方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来レーザ加工機でワークを切断加工す
る場合、まずワークにピアッシングを行い、その後ピア
ッシング位置より加工を行う方法が一般に採用されてい
る。またワークが厚板などの場合ピアッシングに多くの
時間を必要とすることから、従来からピアッシング時間
を短縮する方法が種々提案されている。例えば特開平3
−118989号公報には、ピアッシング時の最適レー
ザ出力値より低い値でピアッシングを開始し、その後最
適レーザ出力値までレーザ出力を徐々に上昇させた後、
ピアッシングが終了するまでその状態を保持するように
したレーザ加工方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の方法
ではピアッシング時溶融した金属が吹き上らないように
するためには、ピアッシングに長時間を要し、特にワー
クが厚板の場合ピアッシングに25〜40秒(ワークが
SS400、板厚16mmの場合)もかかるため生産性
が悪い不具合がある。この発明は上記不具合を改善する
目的でなされたもので、溶融金属の吹き上りを防止しつ
つ短時間でピアッシングができるようにしたレーザ加工
機のピアッシング方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、レーザ光によりワークの加工を行うレー
ザ加工機において、ワークのピアッシング開始時レーザ
光のパルス周波数を低い値に設定し、ピアッシングの進
行とともに徐々にパルス周波数を上昇させてピアッシン
グを完了するようにしたものである。
【0005】
【作 用】上記方法によりピアッシング開始時の溶融
金属の吹き上りが防止できると共に、短時間でピアッシ
ングを完了することができる。
【0006】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1はこの発明方法を実施するレーザ加工機の
概略構成図で、この図で1は加工ヘッド、2は加工すべ
きワークを示す。上記加工ヘッド1内にはレーザ発振器
3より発振され、かつミラー4により加工ヘッド1内に
導かれたレーザ光5を、ノズル1aよりワーク2上へ集
光するレンズ6が設けられている。またレンズ6の下側
には加工中ノズル1aよりワーク2へ向けて噴出される
アシストガスの供給口1bが設けられていて、このアシ
ストガス供給口1bにアシストガスコントローラ7によ
り流量制御されたアシストガスが供給されるようになっ
ている。
【0007】一方図中8はNC装置で、このNC装置8
によりサーボコントローラ9を介して上記加工ヘッド1
がX軸及びZ軸方向へ、そしてワーク2がY軸方向へ移
動制御されるようになっている。またレーザ発振器3も
NC装置8によりパルスコントローラ10を介して次の
ように制御される。
【0008】いま例えば材質SS400、板厚16mm
のワーク2をピアッシングすべく、ワーク2を加工ヘッ
ド1の下方に位置させ、ピアッシングを開始すると、N
C装置8の指令によりピアッシング位置に加工ヘッド1
が位置決めされ、次に加工ヘッド1を下降させてノズル
1aの先端からワーク2までのギャップ量aが最適値に
保持される。その後NC装置8からの指令によりパルス
コントローラ10がレーザ発振器3のパルス条件を制御
することにより、まず周波数f1 に設定されたレーザ光
5が発振器3より加工ヘッド1へ送られてワーク2のピ
アッシングが開始される。その後レーザ発振器3より出
力されるレーザ光5のパルス周波数は図2に示すように
徐々に上昇され、ワーク2のピアッシングが完了するピ
アッシング設定時間T内の所定時間tにf7 まで上昇さ
れる。
【0009】またピアッシング中はレーザ出力、アシス
トガス圧及びギャップ量は一定に維持されると共に、ワ
ーク2のピアッシングが完了すると、レーザ光5のパル
ス周波数は予め設定された加工周波数にまで上昇されて
ワーク2の切断が開始されるようになる。ちなみに材質
がSS400、板厚が16mmのワーク2を下記の条件
でピアッシングしたところ、従来のパルス周波数を一定
にしてピアッシングした場合に比べて約半分の時間でピ
アッシングを完了することができた。
【0010】
【表1】
【0011】また上記実施例ではピアッシング開始とと
もにレーザ光5のパルス周波数f1 を連続的にf7 まで
上昇まで上昇させるようにしたが、図3に示すように段
階的に上昇させるようにしても同様な効果が得られるも
のである。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、ピアッ
シング開始時にはレーザ光のパルス周波数を低い値に設
定し、徐々に周波数を上昇させてピアッシングを完了す
るようにしたことから、ピアッシング開始時発生する溶
融金属の吹き上りが防止でき、これによって溶融金属に
よりノズルが損傷されることが少なくなるため、ノズル
の寿命向上が図れるようになる。またピアッシング中に
レーザ光のパルス周波数を上昇させることにより、従来
の一定の周波数でピアッシングしていたときに比べて約
1/2の時間でピアッシングが完了するため、ピアッシ
ング時間の短縮により生産性の向上が図れるようになる
と共に、材料への蓄熱が少なくなるため、材料が加熱す
ることにより生じる切断不良も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法に実施するレーザ加工機の一実施
例を示す概略構成図である。
【図2】この発明方法の一実施例を示す作用説明図であ
る。
【図3】この発明方法の他の実施例を示す作用説明図で
ある。
【符号の説明】
1…加工ヘッド、2…ワーク、5…レーザ光。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光5によりワーク2の加工を行う
    レーザ加工機において、ワーク2のピアッシング開始時
    レーザ光5のパルス周波数を低い値に設定し、ピアッシ
    ングの進行とともに徐々にパスル周波数を上昇させるこ
    とを特徴とするレーザ加工機のピアッシング方法。
  2. 【請求項2】 レーザ光5のパルス周波数を連続的に上
    昇させてなる請求項1記載のピアッシング方法。
  3. 【請求項3】 レーザ光5のパルス周波数を段階的に上
    昇させてなる請求項1記載のピアッシング方法。
JP3332789A 1991-11-22 1991-11-22 レーザ加工機のピアツシング方法 Pending JPH05138382A (ja)

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JPH05138382A true JPH05138382A (ja) 1993-06-01

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0974417A2 (en) 1998-07-23 2000-01-26 Nippei Toyama Corporation Laser beam machining method and laser beam machine

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0974417A2 (en) 1998-07-23 2000-01-26 Nippei Toyama Corporation Laser beam machining method and laser beam machine
US6198070B1 (en) 1998-07-23 2001-03-06 Nippei Toyama Corporation Laser beam machining method and laser beam machine
EP0974417A3 (en) * 1998-07-23 2004-01-07 Nippei Toyama Corporation Laser beam machining method and laser beam machine

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