JPH051361Y2 - - Google Patents

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JPH051361Y2
JPH051361Y2 JP5558488U JP5558488U JPH051361Y2 JP H051361 Y2 JPH051361 Y2 JP H051361Y2 JP 5558488 U JP5558488 U JP 5558488U JP 5558488 U JP5558488 U JP 5558488U JP H051361 Y2 JPH051361 Y2 JP H051361Y2
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main cutting
blade
blades
cutting
spiral
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、工作物に対して面取り、切抜き、
穴開けなどの切削加工を行うために用いるルータ
ビツトに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ルータビツトには、軸方向に平行な刃先
を持つ直刃ルータビツト、刃先が軸方向に対し平
面を成し、掬い面がネジ面でないリード付ルータ
ビツト、また、掬い面がネジ面を成すスパイラル
ルータビツトなどがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
直刃ルータビツトは、スパイラルルータビツト
に比較して切削性能が劣り、その刃先形状から深
穴加工時の切屑排除性が悪く。しかも、バリや欠
けを生じる欠点がある。
リード付ルータビツトは、半径方向の掬い角が
軸方向長で変化するため、刃長を長く設定するこ
とには不向きである。そして、このリード付ルー
タビツトでは、切削した被加工物の表裏面にバリ
や欠けが発生する欠点がある。
また、スパイラルルータビツトでは、直刃ルー
タビツトおよびリード付ルータビツトに比較し、
切削性能に優れ、スパイラル状を成している刃の
形態から切屑排除能力を持つているものの、刃が
スパイラル状であることに起因して軸方向の切削
分力が働くため、依然としてバリ、欠けを生じさ
せる欠点がある。
そこで、この考案は、切削性能および切屑排除
能力を持ち、バリや欠けなどの発生を防止して加
工精度を改善したルータビツトを提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案のルータビツトは、上記課題を解決す
るため、バリ、欠けなどの発生が直刃またはスパ
イラル刃のみからなる単種刃構成に起因すること
に着目し、切削性能および切屑排除能力を持つス
パイラル状の刃に対して異種刃を位置的および形
状的な関係を以て組み合わせ、両者の相互作用に
よつて加工精度を改善したものである。すなわ
ち、この考案のルータビツトは、たとえば、第1
図に示すように、スパイラル状に形成された主体
切刃16,18と、この主体切刃16,18の刃
先に対して逆捩じれの関係を持ち、かつ、主体切
刃16,18より軸方向長が短く、主体切刃1
6,18の後端部より僅かに延長して主体切刃1
6,18間に設置した抑え刃28,30とを備え
たものである。
〔作 用〕
上述の構成とすれば、主体切刃16,18のみ
が存在する領域では、スパイラル状の主体切刃1
6,18のみによる主切削が行われ、主体切刃1
6,18と抑え刃28,30とが併存する領域で
は、主体切刃16,18の主切削に対し、主体切
刃16,18と逆捩じれの関係を有する抑え刃2
8,30の切削により、切削とともに相互的な抑
え効果が得られる。すなわち、主体切刃16,1
8と抑え刃28,30との併存域では、主切削の
段階で生じたバリが主体切刃16,18および抑
え刃28,30の相互的な剪断作用によつて切削
かつ除去され、さらに、剪断作用によつて被切削
物には欠けも生じない。
そして、抑え刃28,30の後端部は主体切刃
16,18の後端部より僅かに延長されているの
で、主体切刃16,18の切削終了まで主体切刃
16,18および抑え刃28,30の相互作用が
得られ、ルータビツトを貫通させた場合の表裏面
側のバリが除去され、欠けが防止される。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は、この考案のルータビツ
トの一実施例を示す。
ルータビツトは、木工用フライス盤の回転主軸
のチヤツクにシヤンク2を以て固定され、加工
時、特定速度で回転される。シヤンク2には、そ
の端面縁部に面取り部4が形成されているととも
に、端面に直径方向に回り止め溝6が形成されて
いる。回り止め溝6には、図示しないチヤツク内
の係合突部が係合されるので、ルータビツトと回
転主軸との一体的な回転が得られる。
そして、シヤンク2の延長上には、シヤンク2
と一体を成す径大部8に面取りによつて半径方向
に対向してスパイラル状を成す刃台10,12が
形成されており、この刃台10,12の頂部に
は、第5図に示すように、角部をV字型に切り落
とした受部14が形成され、この受部14にはス
パイラル状の主体切刃16,18が固着されてい
る。各主体切刃16,18の周面を成す刃体部2
0は、刃台10,12の周面部22より僅かに高
い段差を以て外周方向に突出させてある。
また、径大部8の刃台10,12間には、面取
りによつて軸方向に僅かに先端方向を刃台10,
12に傾斜させた刃台24,26が形成されてお
り、この刃台24,26には、断面がほぼ台形状
を成し、主体切刃16,18の刃先に対し、逆捩
じれの関係を持つ抑え刃28,30が固着されて
いる。
各抑え刃28,30の周面を成す刃体部32
は、主体切刃16,18と同様に刃台24,26
の周面部34より僅かに高い段差を成して外周方
向に突出させてある。
そして、刃台24,26には、角部をV字型に
切り落とした受部36が形成されて抑え刃28,
30が固着されている。抑え刃28,30は、そ
の先端部側を主体切刃16,18側に僅かに接近
させ、その後端部側を主体切刃16,18から離
間させてあるので、主体切刃16,18の刃先に
対して逆捩じれの関係に設定されている。また、
抑え刃28,30の軸方向長は、主体切刃16,
18の全長のほぼ半分より若干短く、その後端部
が主体切刃16,18の後端部より僅かにシヤン
ク2側に延長されて設定され、先端部は俯角を成
す傾斜面に面取りされている。
このように構成されているので、主体切刃1
6,18による主切削によつて生じ得るバリ、欠
けも、主体切刃16,18に対して抑え刃28,
30が逆捩じれ関係を持つことから、主体切刃1
6,18のみの主切削に対し、抑え刃28,30
の抑え込み効果が相互的に得られる。すなわち、
主体切刃16,18の切削および抑え刃28,3
0の抑え効果の相互作用によつて、両者が存在す
る領域では、単一のスパイラル刃のみに比較し、
複合的な刃体構成から加工精度が高められ、バリ
や欠けが生じない良好な切削状態が得られる。
そして、主体切刃16,18による主切削で
は、主体切刃16,18がスパイラル状を成すこ
とから、スパイラル刃のみからなる従来のルータ
ビツトと同様に優れた切削性能および切屑排除能
力が得られる。
なお、実施例では主体切刃16,18に対して
抑え刃28,30の逆捩じれ関係を刃台24,2
6を傾斜させて設定したが、この刃台24,26
に形成された受部36側の位置的な変位、あるい
は抑え刃28,30の刃形態によつても達成でき
る。
また、実施例では主体切刃16,18および抑
え刃28,30を個別に刃台10,12,24,
26に固着する構成としたが、被切削物の材質と
して木目形態や硬度などに対応した刃体構成とし
て、たとえば、一体的な刃体構成とすることもで
きる。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案によれば、優れた切削性
能および切屑排除能力が得られるとともに、バ
リ、欠けなどが防止されて加工精度が改善され、
被切削肌性状の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案のルータビツト
の一実施例を示す側面図、第3図は第1図に示し
たルータビツトの左側面図、第4図は第1図に示
したルータビツトの右側面図、第5図は第1図に
示したルータビツトの−線断面図である。 16,18……主体切刃、28,30……抑え
刃。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スパイラル状に形成された主体切刃と、 この主体切刃の刃先に対して逆捩じれの関係を
    持ち、かつ、前記主体切刃より軸方向長が短く、
    前記主体切刃の後端部より僅かに延長して前記主
    体切刃間に配置された抑え刃とを備えたルータビ
    ツト。
JP5558488U 1988-04-25 1988-04-25 Expired - Lifetime JPH051361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5558488U JPH051361Y2 (ja) 1988-04-25 1988-04-25

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JP5558488U JPH051361Y2 (ja) 1988-04-25 1988-04-25

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Publication Number Publication Date
JPH01158104U JPH01158104U (ja) 1989-11-01
JPH051361Y2 true JPH051361Y2 (ja) 1993-01-14

Family

ID=31281486

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JPH01158104U (ja) 1989-11-01

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