JPH05131301A - バー材加工旋盤 - Google Patents

バー材加工旋盤

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Publication number
JPH05131301A
JPH05131301A JP31985091A JP31985091A JPH05131301A JP H05131301 A JPH05131301 A JP H05131301A JP 31985091 A JP31985091 A JP 31985091A JP 31985091 A JP31985091 A JP 31985091A JP H05131301 A JPH05131301 A JP H05131301A
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JP
Japan
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bar
spindle
bar material
headstock
chuck
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Pending
Application number
JP31985091A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Momoi
昭二 桃井
Masaki Asai
正樹 浅井
Tokimasa Okumura
時正 奥村
Junji Miwa
潤次 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kiwa Giken KK
Original Assignee
Kiwa Giken KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kiwa Giken KK filed Critical Kiwa Giken KK
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Publication of JPH05131301A publication Critical patent/JPH05131301A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】種々のバー材を、主軸の内部を貫通させずに主
軸へ供給し、加工する。 【構成】バー材40を、素材棚21から移送して、長尺
のままV溝23に積載する。当該バー材40の外径を測
定し、測定結果に応じて、主軸6、15のチャック爪を
交換する。主軸台7を回転させて、主軸15のチャック
15aを、V溝23に向ける。バー材40を主軸15で
保持する。主軸台7を移動させ、V溝23からバー材4
0を引き出す。カッタ30によって、バー材40の種類
に対応した切断態様で、バー材40を切断し、ワーク4
0aを切り出す。主軸台7を回転させ、主軸15に保持
されたワーク40aを主軸台5及び刃物台16に向け
る。ワーク40aの第一工程の加工を行う。主軸台7を
移動させ、ワーク40aを主軸15から主軸6に受渡
す。ワーク40aの第二工程の加工を行う。 【効果】種々のバー材を加工できる。主軸を高速回転し
て加工できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺のバー材を所定の
長さに切断しつつ加工を行うバー材加工旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺のバー材を旋盤において加工
する際には、特開昭63−272405等に開示されて
いるように、主軸の後方に設置されたバーフィーダか
ら、バー材を主軸の内部に送り入れ、主軸の内部を貫通
させて、バー材の先端部を主軸の前方の加工領域に突出
させる形で、バー材を供給している。そして、バー材を
長尺のまま主軸で保持して回転させて、バー材の主軸の
前方に突出した部分に対して所定の加工を行い、その
後、突切り加工を行って、長尺のバー材から所定の加工
を終えた部分を切断するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように主軸の内
部を貫通する形で長尺のバー材を供給する場合には、以
下のような種々の問題点がある。まず、貫通穴が穿設形
成された、主軸、チャック及びその駆動機構(シリンダ
等)を使用しなければならず、更に、当該貫通穴の内径
によって加工可能なバー材の外径が制限される。また、
バー材を長尺のまま回転させるので、バー材が振動し易
く、主軸を高速回転することが出来ず、更に、バー材の
振動を防止するために、ドローチューブ、特開昭64−
20201に開示されるフィラーチューブなどを、主軸
に装着する必要がある。また、フィラーチューブはバー
材と摺動する形で当該バー材を支持するものであるた
め、フィラーチューブを、バー材の外径に応じて適宜交
換する必要があり、バー材としては、ミガキ棒を使用す
る必要があり、黒皮材を使用することが出来ない。ま
た、加工終了後に、突切加工を行って、長尺のバー材か
ら所定の加工を終えた部分を切断するので、突切加工の
時間分だけ、加工時間が長くなってしまう。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、種々の長尺の
バー材の加工を好適に行うことが出来るバー材加工旋盤
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の主軸
(15、56)が設けられた第1の主軸台(7、5
5)、および第2の主軸(6、60)が設けられた第2
の主軸台(5、59、59′)を有し、バー材保持手段
(23)を、バー材(40)を長尺のまま保持する形で
設け、前記第1の主軸台(7、55)を、前記第2の主
軸台(5、59、59′)および前記バー材保持手段
(23)に対して接近離反する形で移動駆動自在に、か
つ、前記第1の主軸(15、56)を前記第2の主軸
(6、60)または前記バー材保持手段(23)に選択
的に対向させ得る形で回転駆動自在に設け、バー材切断
手段(30)を、前記第1の主軸台(7、55)と前記
バー材保持手段(23)間において前記バー材(40)
を切断する形で設け、切断制御手段(91)を、前記バ
ー材(40)の種類に応じて、前記バー材切断手段(3
0)による切断態様を変更する形で設けて構成される。
【0006】また、本発明は、第1の主軸(15、5
6)が設けられた第1の主軸台(7、55)、および第
2の主軸(6、60)が設けられた第2の主軸台(5、
59、59′)を有し、バー材保持手段(23)を、バ
ー材(40)を長尺のまま保持する形で設け、前記第1
の主軸台(7、55)を、前記第2の主軸台(5、5
9、59′)および前記バー材保持手段(23)に対し
て接近離反する形で移動駆動自在に、かつ、前記第1の
主軸(15、56)を前記第2の主軸(6、60)また
は前記バー材保持手段(23)に選択的に対向させ得る
形で回転駆動自在に設け、バー材切断手段(30)を、
前記第1の主軸台(7、55)と前記バー材保持手段
(23)間において前記バー材(40)を切断する形で
設け、チャック爪交換手段(70、70′)を、前記バ
ー材(40)の種類に応じて、前記第1の主軸(15、
56)または前記第2の主軸(6、60)のチャック爪
(6b、15b)を交換する形で設けて構成される。
【0007】また、本発明は、バー材収納手段(21)
を、種々の前記バー材(40)を、前記バー材保持手段
(23)に供給する形で設け、種類判定手段(33、9
2c)を、前記バー材保持手段(23)に供給された前
記バー材(40)の種類を判定する形で設けて構成され
る。
【0008】なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の「作用」の欄についても同様である。
【0009】
【作用】上記した構成により、バー材(40)が、バー
材保持手段(23)から第1の主軸(15、56)の正
面(15a、56a)に向けて、短く切断した形で供給
されるように作用する。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明によるバー材加工旋盤の一実施例
の概略を示す平面図、図2は、図1に示すバー材加工旋
盤の本機の詳細を示す平面図、図3は、図2に示す本機
の正面図、図4は、図2に示す本機の側面図、図5は、
図3に示す本機の第一主軸台の正面方向から投影した断
面図、図6は、図5に示す第一主軸台の側面方向から投
影した断面図、図7は、図1に示すバー材加工旋盤のバ
ー供給装置の詳細を示す平面図、図8は、図7に示すバ
ー供給装置の正面図、図9は、図7に示すバー供給装置
の側面方向から投影した断面図、図10は、図1に示す
バー材加工旋盤の制御ブロック図、図11は、本発明に
よるバー材加工旋盤の別の実施例の概略を示す平面図、
図12は、本発明によるバー材加工旋盤の更に別の実施
例の概略を示す平面図、図13は、図12に示すバー材
加工旋盤の本機の詳細を示す平面図、図14は、図13
に示す本機の正面図、図15は、図13に示す本機の側
面図、図16は、本発明によるバー材加工旋盤の更に別
の実施例の概略を示す平面図、図17は、本発明による
バー材加工旋盤の更に別の実施例の概略を示す平面図、
図18は、図17に示すバー材加工旋盤の本機の詳細を
示す平面図、図19は、図18に示す本機の正面図、図
20は、図18に示す本機の側面図、図21は、図18
に示す本機のチャック爪自動交換装置を示す拡大平面
図、図22は、図21に示すチャック爪自動交換装置の
正面方向から投影した断面図、図23は、図17に示す
バー材加工旋盤のバー供給装置の詳細を示す平面図、図
24は、図23に示すバー供給装置の正面図、図25
は、図23に示すバー供給装置の側面方向から投影した
断面図、図26は、図23に示すバー材供給装置のワー
ク径計測装置の詳細を示す側面方向から投影した断面
図、図27は、図17に示すバー材加工旋盤の制御ブロ
ック図である。
【0011】対向主軸旋盤1は、図1に示すように、本
機2を有しており、本機2には、図2、図3又は図4に
示すように、ベッド3が設けられている。ベッド3の図
2左部には、第二主軸台5が、ベッド3に対して固定さ
れた形で設けられており、第二主軸台5には、第二主軸
6が、軸心CMを、後述の第一主軸台7の移動方向(矢
印A、B方向)に対して平行に、かつ、後述の第一主軸
15の軸心CSと整合し得るように配置した形で、回転
駆動自在に設けられている。そして、第二主軸6の正面
(図中右端)にはチャック6aが装着されている。
【0012】また、ベッド3の図中右部には、第一主軸
台7が、前記第二主軸台5に対して接近離反する形で、
前記第二主軸6の軸心CMに対して平行な矢印A、B方
向(Z1軸方向)に、ベッド3に対して移動駆動自在
に、かつ、移動方向(矢印A、B方向)に対して垂直な
回転中心CRを中心にして矢印C、D方向に、ベッド3
に対して180°回転駆動自在に設けられている。尚、
第一主軸台7の回転中心CRは、構造上、後述の第一主
軸15の軸心CSからずれた位置に配置されているが、
第一主軸台7の回転中心CRを第一主軸15の軸心CS
と交差するように配置してもよい(後述の対向主軸旋盤
1′、1″、51、51′についても同様である)。
【0013】即ち、ベッド3には、キャレッジ9が、図
3に示すように、ベッド3に固設されたガイドレール3
aと摺動する形で、図2に示す駆動モータ9bを介し
て、矢印A、B方向(Z1軸方向)に移動駆動自在に設
けられている。
【0014】キャレッジ9には、図5に示すように、駆
動シリンダ(油圧または空圧シリンダ。以下同様。)1
1が固設されており、駆動シリンダ11には、ピストン
ロッド11aが、後述の主軸台支持軸10の回転中心C
Rに対して垂直な矢印C′、D′方向に移動駆動自在に
設けられている。そして、ピストンロッド11aには、
ラック11bが固設されている。また、キャレッジ9に
は、駆動シリンダ12が固設されており、駆動シリンダ
12には、主軸台支持軸10が、回転中心CRを中心に
して矢印C、D方向に回転自在に、かつ、回転中心CR
に対して平行な矢印E、F方向に昇降駆動自在に設けら
れている。そして、主軸台支持軸10には、ピニオンギ
ヤ10aが周設されており、当該ピニオンギヤ10a
は、前記ピストンロッド11aのラック11bと噛合し
ている。
【0015】従って、主軸台支持軸10は、駆動シリン
ダ11を介して回転中心CRを中心にして矢印C、D方
向に回転駆動自在に、かつ、駆動シリンダ12を介して
回転中心CRに対して平行な矢印E、F方向に昇降駆動
自在に設けられている。また、キャレッジ9には、図6
に示すように、センサ13aが、前記主軸台支持軸10
の矢印E、F方向への昇降位置を検出する形で設けられ
ており、図5に示すように、センサ13b、13cが、
前記主軸台支持軸10の矢印C、D方向への回転位置を
検出する形で設けられている。
【0016】そして、主軸台支持軸10は、キャレッジ
9から図中上方に突出しており、主軸台支持軸10の図
中上端には、第一主軸台7が固着されている。そして、
キャレッジ9の図中上面と第一主軸台7の図中下面に
は、それぞれ、クランプ部材9a、7aが、主軸台支持
軸10の周囲に配置された形で、第一主軸台7(主軸台
支持軸10)の矢印E、F方向への昇降によって係合離
脱するように互いに対向した形で固着されている。
【0017】第一主軸台7には、図2に示すように、第
一主軸15が、第1主軸台7の回転中心CRに対して垂
直な軸心CSを中心にして、回転駆動自在に設けられて
いる。そして、第一主軸15は、第一主軸台7の矢印
C、D方向への回転によって、軸心CSを、前記第二主
軸6の軸心CM又は後述のバー供給装置20のV溝23
上に積載されたバー材40の軸心と選択的に整合し得る
ように、配置されている。そして、第一主軸15の前面
にはチャック15aが装着されている。
【0018】また、ベッド3上の第二主軸台5と第一主
軸台7間には、タレット刃物台16が、主軸軸心CM
(CS)に対して平行な矢印G、H方向(Z2軸方
向)、および、主軸軸心CM(CS)に対して垂直な矢
印I、J方向(X2軸方向)に移動駆動自在に設けられ
ている。即ち、タレット刃物台16は、往復台16cを
有しており、往復台16cは、駆動モータ16c′を介
して、ベッド3に対して矢印G、H方向に移動駆動自在
に設けられている。そして、往復台16c上には、横送
台16bが、図4に示す駆動モータ16b′を介して、
図2矢印I、J方向に移動駆動自在に設けられている。
そして、横送台16b上には、タレット16aが回転割
出自在に設けられている。
【0019】また、第二主軸台5の近傍には、図1に示
すように、搬出コンベア19が、加工済のワーク40a
(後述のようにバー材40から所定の長さに切り出され
た部分)を対向主軸旋盤1外へ搬出し得る形で設けられ
ている。そして、第二主軸台5及び搬出コンベア19の
近傍には、特開昭59−107837に開示されたハン
ドリングロボット等のアンローダ17が、第二主軸6か
ら加工済のワーク40aを受取って前記搬出コンベア1
9上に載置し得る形で設けられている。尚、アンローダ
17は、ワーク40aを第二主軸6から搬出コンベア1
9へ移送し得るものであれば、どのように構成してもよ
く、特開昭59−107837に開示されたハンドリン
グロボットに限定拘束されるものではない。また、加工
済ワーク40aの搬出手段としては、アンローダ17、
搬出コンベア19の代わりに、パーツキャッチャ等を採
用してもよいことは勿論である。
【0020】本機2の図1右方には、バー供給装置20
が設けられており、バー供給装置20は、図7に示すよ
うに、本体20aを有しており、本体20aには、多数
のバー材40が長尺のまま積載収納される素材棚21が
固設されている。素材棚21には、バー材40を担持す
る複数の傾斜フレーム21aが、図中左右方向に所定の
間隔で、図9左下方に傾斜した形で本体20aに固着さ
れており、傾斜フレーム21aの図中左下端には、仕切
板21bが、傾斜フレーム21a上のバー材40の傾動
を係止する形で突設されている。また、素材棚21の図
7左端には案内板21cが、傾斜フレーム21a上に積
載されたバー材40の前端面と当接する形で本体20a
に固着されている。そして、素材棚21の図7右方に
は、案内板25bが、前記案内板21cと対向して、傾
斜フレーム21a上に積載されたバー材40の後端面と
当接する形で設けられており、当該案内板25bは、本
体20aに固設されたレール25cに沿って、矢印
K′、L′方向に手動で移動調整可能な形で設けられて
いる。即ち、案内板25bを矢印K′、L′方向に移動
させることによって、バー材40の長さに応じて、案内
板21c、25b間の距離を調整することが出来る。
尚、案内板25bは、レバー25dを介してレール25
cに対して固定および固定解除され、また、後述の素材
送出ロッド25及び駆動シリンダ25aと一体的に、矢
印K′、L′方向に移動する。
【0021】そして、バー供給装置20には、傾斜フレ
ーム21aの図9下方に、キッカ22が、傾斜フレーム
21a、21aの間隙を貫通して、仕切板21bの図中
上端よりも高い位置まで突出する形で、駆動シリンダ2
2eを介して矢印R、S方向に昇降駆動自在に設けられ
ている。尚、キッカ22は、図8に示すように、長尺の
連結部材22a上に複数個固着されており、連結部材2
2aには、本体20aに固着された2つの駆動シリンダ
22e、22eが、当該連結部材22aを矢印R、S方
向に昇降駆動する形で、当該連結部材22aの図中右側
部分と左側部分にそれぞれ接続されている。そして、連
結部材22aの各駆動シリンダ22eとの接続部分に
は、ラック22bが連結部材22aの移動方向(矢印
R、S方向)に伸延した形で固着されている。また、本
体20aには、長尺の連結棒22dが、連結部材22a
に対して平行に配置された形で、回転自在に設けられて
おり、当該連結棒22dの図中両端には、ピニオンギヤ
22c、22cが固着されている。そして、連結棒22
dの各ピニオンギヤ22c、22cは、前記連結部材2
2aの各ラック22b、22bと噛合している。従っ
て、駆動シリンダ22e、22eは、ラック22b、ピ
ニオンギヤ22c、連結棒22dを介して連動するの
で、キッカ22を矢印R、S方向に昇降駆動する際に、
連結部材22aが図8左右に傾斜することを防止するこ
とが出来、複数のキッカ22を一様な高さに保った状態
で昇降駆動することが出来る。
【0022】バー供給装置20には、素材棚21の図9
左方に、長尺のV溝23が、仕切板21bによって仕切
られた形で設けられている。V溝23は、図1に示すよ
うに、当該V溝23に積載されたバー材40の軸心が、
本機2の第一主軸台7が矢印C方向に180°反転した
際の第一主軸15の軸心CSと整合する形で、第一主軸
台7の移動方向(矢印A、B方向)に対して平行に伸延
した形で配置されている。また、V溝23には、高さ調
整ハンドル23aが、当該V溝23の本体20aに対す
る図9上下方向の高さを手動で調整し得る形で接続され
ている。即ち、バー材40の外径に応じて、高さ調整ハ
ンドル23aを介してV溝23の図9上下方向の高さを
調整することによって、V溝23上に積載した際のバー
材40の軸心を、第一主軸15の軸心CSと整合させる
ことが出来る。そして、V溝23の図7左端部(本機2
側)は、バー材40が通過し得るように開口した形に形
成されており、V溝23の図中右方には、素材送出ロッ
ド25が、案内板25bに固着された駆動シリンダ25
aを介して、V溝23に対して平行な矢印K、L方向に
突出後退駆動自在に設けられている。
【0023】そして、V溝23の図8左端部(本機2
側)には、クランプシリンダ27が、V溝23上に積載
されたバー材40をクランプし得る形で設けられてい
る。そして、クランプシリンダ27の図7左方(本機2
側)には、ストッパ26が、V溝23の図中左端の開口
部分を適宜遮蔽する形で、駆動シリンダ26aを介して
矢印M、N方向に突出後退自在に設けられている。ま
た、バー供給装置20のV溝23の図中左端の開口部分
の左方(本機2側)には、カッタ横送台29が、駆動モ
ータ29aを介して、V溝23の伸延方向に対して垂直
な矢印P、Q方向(X1軸方向)に移動駆動自在に設け
られており、カッタ横送台29には、円板形のカッタ
(鋸)30が、駆動モータ30aを介して回転駆動自在
に設けられている。尚、図示したカッタ30は外刃形で
あるが、内刃形のカッタを採用してもよいことは勿論で
ある。
【0024】また、対向主軸旋盤1には、図10に示す
ように、制御装置80が設けられている。制御装置80
は、主制御部81を有しており、主制御部81には、バ
ス線81aを介して、システムメモリ82、データメモ
リ83、PLC(Program-able Logic Controller)プロ
グラムメモリ85、入出力制御部86、CRTディスプ
レイ87、キーボード等の入力部89、加工プログラム
メモリ90、バー材最適切断パターン制御部91、強電
I/OI/F(強電入出力インターフェイス)92、サ
ーボI/Fプロセッサ(サーボ・インタフェース・プロ
セッサ)93、95等が接続されている。そして、サー
ボI/Fプロセッサ93には、C1軸制御部93a、第
1主軸回転数制御部93b、Z1軸制御部93c、X1
軸制御部93dが接続されている。そして、C1軸制御
部93a及び第1主軸回転数制御部93bには、第一主
軸15を回転駆動する駆動モータが接続されており、Z
1軸制御部93cには、第一主軸台7を移動駆動する駆
動モータ9bが接続されており、X1軸制御部93dに
は、カッタ横送台29を移動駆動する駆動モータ29a
が接続されている。また、サーボI/Fプロセッサ95
には、C2軸制御部95a、第2主軸回転数制御部95
b、Z2軸制御部95c、X2軸制御部95dが接続さ
れている。そして、C2軸制御部95a及び第2主軸回
転数制御部95bには、第二主軸6を回転駆動する駆動
モータが接続されており、Z2軸制御部95cには、タ
レット刃物台16の往復台16cを移動駆動する駆動モ
ータ16c′が接続されており、X2軸制御部95dに
は、タレット刃物台16の横送台16bを移動駆動する
駆動モータ16b′が接続されている。また、強電I/
OI/F92には、第一主軸台7を回転駆動する駆動シ
リンダ11、12、バー供給装置20の各駆動シリンダ
22e、25a、26a、クランプシリンダ27が接続
されており、また、カッタモータ回転数制御部92aを
介して、カッタ30を回転駆動する駆動モータ30aが
接続されている。尚、システムメモリ82には、NCソ
フトが格納されており、データメモリ83には、サーボ
パラメータ等の各種パラメータ、ツールデータ、ツール
セットデータ等の各種データが格納されている。PLC
プログラムメモリ85には、強電シーケンスが格納され
ており、加工プログラムメモリ90には、加工プログラ
ムが格納されている。また、入出力制御部86は、外部
周辺機器との通信を行う。
【0025】対向主軸旋盤1は以上のような構成を有す
るので、当該対向主軸旋盤1において、バー材40を加
工する際には、多数のバー材40が長尺のまま収納され
ているバー供給装置20の素材棚21から、1本の長尺
のバー材40を取り出して、V溝23上に積載する。即
ち、図10に示す主制御部81は、強電I/OI/F9
2を介して駆動シリンダ22eを駆動し、キッカ22を
図9矢印R方向に上昇させる。すると、素材棚21に収
納されている複数のバー材40の内、キッカ22の図中
上方に載置された1本のバー材40が図中上方に押動さ
れ、仕切板21bを越えて、V溝23上に積載される。
この際、バー材40がV溝23に積載されたことは、V
溝23に装着された光電スイッチ等によって検知するこ
とが出来る。尚、その後、キッカ22を駆動シリンダ2
2eを介して矢印S方向に下降させると、素材棚21の
傾斜フレーム21a上に積載されているバー材40が、
仕切板21bによって係止されるまで図中左下方に傾動
して、1本のバー材40がキッカ22の図中上方に載置
される。
【0026】そして、主制御部81は、強電I/OI/
F92を介して駆動シリンダ26aを駆動して、ストッ
パ26を図7矢印M方向に突出させる。すると、V溝2
3の図中左端(本機2側)の開口部分が遮蔽される。次
に、主制御部81は、強電I/OI/F92を介して駆
動シリンダ25aを駆動して、素材送出ロッド25を矢
印K方向に突出させる。すると、V溝23に積載されて
いる1本の長尺のバー材40は、後端部を素材送出ロッ
ド25によって押動されて、本機2側へV溝23上を摺
動し、当該バー材40の先端部がV溝23の図中左端の
開口部分から突出してストッパ26と当接したところ
で、停止する。従って、バー供給装置20から本機2側
へバー材40を送り出す際に、バー材40が第一主軸1
5等に衝突して、第一主軸15等が損傷することを、ス
トッパ26によって未然に防止することが出来る。バー
材40がストッパ26と当接停止したところで、主制御
部81は、強電I/OI/F92を介して、図8に示す
クランプシリンダ27を駆動して、V溝23上の当該バ
ー材40をクランプした後に、駆動シリンダ25aを駆
動して、素材送出ロッド25を図7矢印L方向に後退さ
せ、駆動シリンダ26aを駆動して、ストッパ26を矢
印N方向に後退させる。
【0027】また、主制御部81は、本機2の第一主軸
台7を、図1に実線で示す加工位置から2点鎖線で示す
ワーク受取位置へ、矢印C方向に180°回転させて、
第一主軸15(チャック15a)をバー供給装置20側
に向け、第一主軸15の軸心CSをV溝23上に積載さ
れたバー材40の軸心に整合させる。第一主軸台7を回
転させる際には、まず、強電I/OI/F92を介し
て、図6に示す駆動シリンダ12を駆動して、主軸台支
持軸10及び第一主軸台7をキャレッジ9に対して矢印
E方向に上昇させる。すると、クランプ部材7a、9a
がアンクランプ状態になり、主軸台支持軸10及び第一
主軸台7がキャレッジ9に対して回転可能な状態にな
る。尚、クランプ部材7a、9aがクランプ状態か、ア
ンクランプ状態かは、センサ13aによって検知するこ
とが出来る。次に、強電I/OI/F92を介して、図
5に示す駆動シリンダ11を駆動して、ピストンロッド
11aを矢印C′方向に突出させる。すると、ラック1
1b、ピニオンギヤ10aを介して、主軸台支持軸10
及び第一主軸台7が、キャレッジ9に対して矢印C方向
に180°回転する。尚、第一主軸台7及び主軸台支持
軸10の回転位置(第一主軸15がタレット刃物台16
側に向いた加工位置か、第一主軸15がバー材供給装置
20側に向いたワーク受取位置か)は、センサ13b、
13cによって検知することが出来る。第一主軸台7を
反転させたところで、駆動シリンダ12を駆動して、主
軸台支持軸10及び第一主軸台7を矢印F方向に下降さ
せる。すると、クランプ部材7a、9aがクランプ状態
になり、第一主軸台7がキャレッジ9に対して固定され
る。
【0028】第一主軸15がバー供給装置20側に向い
たところで、主制御部81は、Z1軸制御部93cを介
して駆動モータ9bを駆動して、第一主軸台7をキャレ
ッジ9と一体的に図1矢印B方向に移動させて、第一主
軸15(チャック15a)をバー供給装置20に接近さ
せる。そして、主制御部81は、第一主軸15のチャッ
ク15aを駆動して、V溝23から突出した状態のバー
材40の先端部(図中左端部)を、チャック15aによ
ってクランプする。次に、主制御部81は、強電I/O
I/F92を介してクランプシリンダ27を駆動して、
クランプシリンダ27によるバー材40のクランプ状態
を解除して、バー材40がV溝23に対して移動し得る
状態にする。次に、主制御部81は、Z1軸制御部93
cを介して駆動モータ9bを駆動して、第一主軸台7を
キャレッジ9と一体的に矢印A方向に所定距離だけ移動
させて、第一主軸15(チャック15a)をバー供給装
置20から離反させる。すると、第一主軸15のチャッ
ク15aにクランプされたバー材40は、V溝23上を
図中左方(本機2側)へ摺動する形で、所定長さだけバ
ー供給装置20のV溝23から引き出される。そして、
主制御部81は、強電I/OI/F92を介してクラン
プシリンダ27を駆動して、再び、バー材40をクラン
プシリンダ27によってクランプして、バー材40を、
第一主軸15のチャック15aとクランプシリンダ27
(V溝23)によって保持した状態にする。次に、主制
御部81は、カッタモータ回転数制御部92aを介して
駆動モータ30aを駆動して、カッタ30を回転駆動す
る。同時に、主制御部81は、X1軸制御部93dを介
して駆動モータ29aを駆動して、カッタ横送台29を
矢印P方向へ移動させる。すると、第一主軸15のチャ
ック15aとクランプシリンダ27によって保持された
バー材40が、所定の位置で切断され、第一主軸15
(チャック15a)には、長尺のバー材40から所定の
長さに切り出されたワーク40aが保持された状態とな
る。
【0029】この際、主制御部81は、バー材40の種
類(材質、外径等)に応じて、予め設定されている切断
パターンの中から最適な切断パターンを選択する形で、
バー材40の切断動作を制御する。即ち、入力部89又
は入出力制御部86を介して制御装置80に、素材材
質、素材加工径、素材加工長等のバー材40の種類に関
する情報を、予め入力しておく。すると、主制御部81
は、バー材最適切断パターン制御部91を介して、当該
入力された情報、加工プログラムメモリ90中に格納さ
れている加工プログラム、及び予め制御装置80に入力
されている最適な切断パターンを選択するための情報に
基づいて、予め設定されている切断パターンの中から、
今回加工されるバー材40に最適な切断パターンを選択
する。そして、上述のカッタ30によるバー材40の切
断に際して、主制御部81は、当該選択された切断パタ
ーンに基づいて、カッタモータ回転数制御部92a、C
1軸制御部93a、第1主軸回転数制御部93b、X1
軸制御部93d等を介して、カッタ30の駆動モータ3
0a、第一主軸15の駆動モータ、カッタ横送台29の
駆動モータ29a等を駆動制御する。例えば、カッタ3
0の有効切込量に比してバー材40の外径が大きい場合
には、クランプシリンダ27のクランプ圧力を低圧に切
り換えて、バー材40がV溝23に対して回転可能な状
態にする。そして、第一主軸15を回転させて(2点オ
リエント、3点オリエント等)、カッタ30に対するバ
ー材40の向きを適宜変えて、複数回に分割した形で、
バー材40をカッタ30によって切断する。また、第一
主軸15をC軸制御(若しくは低速の回転数制御)し
て、バー材40を回転させつつ、バー材40をカッタ3
0によって切断することも出来る。尚、バー材40の外
径が小さい場合でも、切断時間を短縮するために、第一
主軸15を回転させつつバー材40を切断するようにし
てもよい。
【0030】こうして、所定の長さのワーク40aがバ
ー材40から切り出されて第一主軸15に保持された状
態となると、主制御部81は、Z1軸制御部93cを介
して駆動モータ9bを駆動して、第一主軸台7を、キャ
レッジ9と一体的に図1矢印A方向へ移動させ、バー供
給装置20から離反させる。そして、主制御部81は、
強電I/OI/F92を介して図5に示す駆動シリンダ
11、12を駆動して、第一主軸台7を、キャレッジ9
に対して矢印D方向へ180°回転させる。すると、第
一主軸15が第二主軸6に対向して、第一主軸15の軸
心CSと第二主軸6の軸心CMが整合すると共に、第一
主軸15に保持されたワーク40a(長尺のバー材40
から切り出された部分)がタレット刃物台16と対向し
得る状態、即ち加工可能な状態になる。従って、本発明
においては、第一主軸15の正面(チャック15a側)
に向けてバー材40が供給され、従来ように主軸の内部
を貫通する形でバー材40が供給されるのではないの
で、第一主軸15等に貫通穴が穿設形成されている必要
はなく、更に、径の大きなバー材40でも加工すること
が出来る。
【0031】そして、主制御部81は、加工プログラム
メモリ90に格納されている所定の加工プログラムに基
づいて、第1主軸回転数制御部93bを介して第一主軸
15を回転駆動すると共に、Z2軸制御部95c、X2
軸制御部95dを介して駆動モータ16c′、16b′
を駆動して、タレット刃物台16を、図2矢印G、H方
向、矢印I、J方向に適宜移動させて、第一主軸15に
保持されたワーク40aについて第一工程の加工を行
う。尚、加工に際して、当該ワーク40aは、上述のよ
うに長尺のバー材40から所定の長さに短く切断されて
おり、従来のようにバー材40を長尺のまま回転させる
のではないので、振動は発生せず、従って、第一主軸1
5を高速回転することが出来る。更に、ドローチュー
ブ、フィラーチューブなどを、第一主軸15に装着する
必要も無く、従って、バー材40としては、ミガキ棒に
限らず、黒皮材を使用することも出来る。
【0032】ワーク40a(長尺のバー材40から切り
出された部分)について第一主軸15側における第一工
程の加工が終了すると、主制御部81は、Z1軸制御部
93cを介して駆動モータ9bを駆動して、第一主軸台
7を矢印A方向へ移動させ、第一主軸台7と第二主軸台
5を接近させる。そして、当該ワーク40aを第一主軸
15のチャック15aから第二主軸6のチャック6aに
受け渡す。次に、主制御部81は、加工プログラムに基
づいて、第2主軸回転数制御部95bを介して第二主軸
6を回転駆動すると共に、Z2軸制御部95c、X2軸
制御部95dを介して駆動モータ16c′、16b′を
駆動して、タレット刃物台16を、矢印G、H方向、矢
印I、J方向に適宜移動させて、第二主軸6に受け渡さ
れたワーク40aについて第二工程の加工(背面加工)
を行う。
【0033】第二主軸6側においてワーク40aの第二
工程の加工が行われている間に、主制御部81は、強電
I/OI/F92を介して駆動シリンダ11、12を駆
動して、第一主軸台7をキャレッジ9に対して矢印C方
向に180°反転させ、第一主軸15(チャック15
a)をバー供給装置20側に向ける。そして、主制御部
81は、Z1軸制御部93cを介して駆動モータ9bを
駆動して、第一主軸台7をキャレッジ9と一体的に矢印
B方向へ移動させ、第一主軸15(チャック15a)を
バー供給装置20に接近させる。そして、主制御部81
は、前述と同様に、駆動モータ9b、29a、30a等
を駆動制御して、第一主軸15のチャック15aでV溝
23上の長尺のバー材40の先端部を把持し、当該バー
材40をV溝23から所定の長さだけ引き出した後にカ
ッタ30で切断して、新たなワーク40aを長尺のバー
材40から切り出す。
【0034】そして、第二主軸6側における前回のワー
ク40aの第二工程の加工が終了すると、第一主軸15
には既に新たなワーク40aが供給されているので、直
ちに、第一主軸15側における新たなワーク40aの第
一工程の加工を開始する。即ち、第二主軸6側において
前回切断されたワーク40aの第二工程の加工が行われ
ている間に、第一主軸5側においてバー材40から新た
なワーク40aを切り出すことが出来るので、従来バー
材の突切加工に要していた時間分だけ、加工時間を短縮
することが出来る。尚、第二主軸6側において第二工程
の加工が終了したワーク40aは、アンローダ17によ
って第二主軸6から搬出コンベア19上に移送され、搬
出コンベア19によって機外(対向主軸旋盤1外)に搬
送される。
【0035】尚、上述の実施例においては、第一主軸台
7を矢印C、D方向へ180°回転させる場合について
述べたが、第一主軸台7に設けられた第一主軸15を第
二主軸6(及びタレット刃物台16上の工具)又はバー
供給装置20のV溝23に選択的に対向させることがで
きればよいので、第一主軸台7の回転角度は180°に
限らない(後述の対向主軸旋盤51、51′の第1主軸
台55についても同様である)。即ち、第一主軸台7の
回転角度は、本機2とバー供給装置20との配置関係に
よって異なる。例えば、図11に示す対向主軸旋盤1′
においては、バー供給装置20から本機2へバー材40
を供給する方向(即ち、V溝23の伸延方向)が第二主
軸6の軸心CMに対して90°の角度を成すように、バ
ー供給装置20が本機2に対して配置されているので、
第一主軸台7を矢印C、D方向に90°回転させること
によって、第一主軸15を第二主軸6(及びタレット刃
物台16上の工具)又はバー供給装置20に選択的に対
向させることが出来る。この場合、バー材供給装置20
からバー材40を引き出すために、第一主軸台7を、矢
印A、B方向に加えて矢印A′、B′方向へも移動駆動
し得る形に構成する。尚、当該対向主軸旋盤1′の構成
要素は、図1に示す対向主軸旋盤1の構成要素と同様で
あるので、各構成要素については、同一の符号を付し
て、説明を省略する。
【0036】また、上述の実施例においては、カッタ3
0をタレット刃物台16とは別個に設けた場合について
述べたが、カッタをタレット刃物台に装着するようにし
てもよい。即ち、図12に示す対向主軸旋盤51は、本
機52を有しており、本機52の図中右方には、バー供
給装置20が設けられており、バー供給装置20の図中
左端部(本機52側)には、ストッパ26、クランプシ
リンダ27が設けられている。尚、図12に示す対向主
軸旋盤51の構成要素の内、図1に示す対向主軸旋盤1
の構成要素と同一の構成要素(バー供給装置20等)に
ついては、同一の符号を付して、説明を省略する。本機
52には、図13、図14又は図15に示すように、ベ
ッド53が設けられており、ベッド53の図13右側部
分には、第一主軸台55が、前述の第一主軸台7と同様
な機構で、矢印A1、B1方向に移動駆動自在に、か
つ、回転中心CR1を中心にして矢印C1、D1方向に
180°回転駆動自在に設けられている。そして、第一
主軸台55には、第一主軸56が、軸心C1を、第一主
軸台55の移動方向(矢印A1、B1方向)に対して平
行に、かつ、後述の第二主軸60の軸心C2と整合し得
るように配置した形で、回転駆動自在に設けられてお
り、第一主軸56の前面にはチャック56aが装着され
ている。また、ベッド53上には、第一タレット刃物台
57が、往復台57cを介して、第一主軸台55の移動
方向(矢印A1、B1方向)に対して平行な矢印G1、
H1方向に移動駆動自在に、かつ、横送台57bを介し
て、第一主軸台55の移動方向に対して垂直な矢印I
1、J1方向に移動駆動自在に設けられている。そし
て、第一タレット刃物台57の横送台57bには、タレ
ット57aが回転割出自在に設けられており、タレット
57aには、旋削工具、回転工具等に加えて、カッタ3
0が回転駆動自在に装着されている。尚、タレット57
a上のカッタ30の回転駆動機構としては、特開平1−
159153等に開示された回転駆動機構と同様なもの
を使用することが出来る。
【0037】そして、ベッド53の図中左側部分には、
第二主軸台59が固設されており、第二主軸台59に
は、第二主軸60が、軸心C2を、第一主軸台55の移
動方向(矢印A1、B1方向)に対して平行に、かつ、
前記第一主軸56の軸心C1と整合し得るように配置し
た形で、回転駆動自在に設けられている。そして、第二
主軸60の前面(図中右端)にはチャック60aが装着
されている。また、ベッド53上には、第二タレット刃
物台61が、往復台61cを介して、第二主軸60の軸
心C2に対して平行な矢印G2、H2方向(Z軸方向)
に移動駆動自在に、かつ、横送台61bを介して、軸心
C2に対して垂直な矢印I2、J2方向(X軸方向)に
移動駆動自在に設けられている。そして、第二タレット
刃物台61の横送台61bには、タレット61aが回転
割出自在に設けられている。
【0038】対向主軸旋盤51は、以上のような構成を
有するので、当該対向主軸旋盤51において、バー材4
0を加工する際には、前述の対向主軸旋盤1と同様に、
図12に示すバー供給装置20の素材棚21から1本の
長尺のバー材40を取り出して、V溝23上に積載す
る。そして、ストッパ26を矢印M方向に突出させた後
に、素材送出ロッド25を矢印K方向に突出させ、V溝
23上に積載されている1本の長尺のバー材40を、ス
トッパ26と当接するまで本機52側に移動させる。そ
して、クランプシリンダ27を介してV溝23上の当該
バー材40をクランプする。また、本機52の第一主軸
台55を、図12中2点鎖線で示す加工位置から実線で
示すワーク受取位置へ、矢印C1方向に180°回転さ
せて、第一主軸56(チャック56a)をバー供給装置
20側に向け、第一主軸56の軸心C1をV溝23上に
積載されたバー材40の軸心に整合させる。そして、第
一主軸台55を矢印B1方向に移動させて、バー供給装
置20に接近させ、V溝23上に積載されているバー材
40の先端部(図中左端部)を第一主軸56のチャック
56aでクランプする。次に、クランプシリンダ27を
アンクランプにした後に、第一主軸台55を、矢印A1
方向に所定距離だけ移動させて、第一主軸56のチャッ
ク56aにクランプされたバー材40を、バー供給装置
20のV溝23から所定の長さだけ引き出す。そして、
再び、クランプシリンダ27を介してバー材40をクラ
ンプする。
【0039】そして、本機52の第一タレット刃物台5
7を、第二主軸台59と第一主軸台55間の図中2点鎖
線で示す加工位置から、第一主軸台55とバー供給装置
20間の図中実線で示すバー材切断位置へ、矢印H1方
向に移動させる。そして、カッタ30を回転駆動すると
共に、第一タレット刃物台57を矢印I1方向へ移動さ
せて、第一主軸56のチャック56aとクランプシリン
ダ27によって保持されたバー材40を切断する。こう
して、ワーク40aが、長尺のバー材40から切り出さ
れて、第一主軸56(チャック56a)に保持された状
態になると、第一主軸台55を、矢印A1方向へ移動さ
せ、矢印D1方向へ180°回転させて、図中2点鎖線
で示すように、第一主軸55を第二主軸60に対向させ
る。すると、第一主軸56の軸心C1が第二主軸60の
軸心C2と整合する。また、第一タレット刃物台57
を、矢印J1方向、矢印G1方向へ移動させて、図中2
点鎖線で示すように、第一主軸56に保持されたワーク
40a(長尺のバー材40から切り出された部分)と対
向し得る状態、即ち加工可能な状態にする。従って、前
述の対向主軸旋盤1と同様に、第一主軸56の前面(チ
ャック56a側)に向けてバー材40(ワーク40a)
を供給することが出来、従来のように主軸の内部を貫通
する形でバー材40を供給するのではないので、第一主
軸56等に貫通穴が形成されている必要はなく、更に、
径の大きなバー材40でも加工することが出来る。更
に、対向主軸旋盤51においては、カッタ30の駆動手
段を別個に設けなくても、第一タレット刃物台57によ
って、長尺のバー材40を切断することが出来る。
【0040】そして、第一主軸56を回転駆動すると共
に、第一タレット刃物台57を矢印G1、H1方向、矢
印I1、J1方向に適宜移動させて、第一主軸56に保
持されたワーク40aについて第一工程の加工を行う。
尚、当該ワーク40aは、上述のように長尺のバー材4
0から所定の長さに短く切断されており、従来のように
バー材40を長尺のまま回転させるのではないので、振
動は発生せず、従って、第一主軸56を高速回転するこ
とが出来る。更に、ドローチューブ、フィラーチューブ
などを、第一主軸56に装着する必要は無く、従って、
バー材40としては、ミガキ棒に限らず、黒皮材を使用
することも出来る。当該ワーク40aについて第一工程
の加工が終了したところで、第一主軸台55を矢印A1
方向へ移動させて、第一主軸台55と第二主軸台59を
接近させ、当該ワーク40aを第一主軸56のチャック
56aから第二主軸60のチャック60aへ受け渡す。
そして、第二主軸56を回転駆動すると共に、第二タレ
ット刃物台61を矢印G2、H2方向、矢印I2、J2
方向に適宜移動させて、第二主軸60に保持された当該
ワーク40aについて第二工程の加工(背面加工)を行
う。
【0041】第二主軸60においてワーク40a(長尺
のバー材40から切り出された部分)の第二工程の加工
が行われている間に、第一主軸台55を矢印C1方向に
180°反転させて第一主軸56(チャック56a)を
バー供給装置20側に向け、第一主軸台55を矢印B1
方向へ移動させて第一主軸56をバー供給装置20に接
近させる。また、第一タレット刃物台57を、矢印H1
方向へ、第一主軸台55とバー供給装置20間のバー材
切断位置まで移動させる。そして、前述と同様にして、
第一主軸56(チャック56a)で長尺のバー材40の
先端を把持し、当該バー材40をバー供給装置20から
所定の長さだけ引き出した後にカッタ30で切断して、
新たなワーク40aを長尺のバー材40から切り出す。
そして、第二主軸60側での前回のワーク40aの第二
工程の加工が行われている間に、第一主軸56側での新
たなワーク40aの第一工程の加工を行う。即ち、第二
主軸60側で前回切断されたワーク40aの第二工程の
加工が行われている間に、上述の対向主軸旋盤1と同様
にバー材40の切断を行うことが出来、更に、対向主軸
旋盤51においては、今回切断されたワーク40aの第
一工程の加工を行うことも出来るので、加工時間を更に
短縮することが出来る。
【0042】尚、上述の実施例においては、第二主軸台
59を固設し、第二タレット刃物台61をX軸方向およ
びZ軸方向に移動駆動自在に設けるように構成した場合
について述べたが、第二主軸台をZ軸方向に移動駆動自
在に設け、第二タレット刃物台をX軸方向のみに移動駆
動自在に設けるように構成してもよい。即ち、図16に
示す対向主軸旋盤51′は、本機52′を有しており、
本機52′の図中右方には、バー供給装置20が設けら
れており、バー供給装置20の図中左端部(本機52′
側)には、ストッパ26、クランプシリンダ27が設け
られている。尚、図16に示す対向主軸旋盤51′の構
成要素の内、図12に示す対向主軸旋盤51の構成要素
と同一の構成要素(バー供給装置20等)については、
同一の符号を付して、説明を省略する。本機52′に
は、ベッド53が設けられており、ベッド53の図中右
側部分には、第一主軸台55、第一タレット刃物台57
が、前述の対向主軸旋盤51と同様に設けられている。
そして、ベッド53の図中左側部分には、第二主軸台5
9′が、第一主軸台55の移動方向(矢印A1、B1方
向)に対して平行な矢印A2、B2方向(Z軸方向)に
移動駆動自在に設けられており、第二主軸台59′に
は、第二主軸60が、軸心C2を、第二主軸台59′の
移動方向(矢印A2、B2方向)に対して平行に、か
つ、第一主軸56の軸心C1と整合し得るように配置し
た形で、回転駆動自在に設けられている。また、ベッド
53上には、第二タレット刃物台61′が、第二主軸台
59′の移動方向に対して垂直な矢印I2、J2方向
(X軸方向)に、移動駆動自在に設けられている。
【0043】対向主軸旋盤51′は以上のような構成を
有するので、ワーク40aのバー材40からの切出し、
及び、第一主軸56側でのワーク40aの第一工程の加
工に関しては、当該対向主軸旋盤51′においても、前
述の対向主軸旋盤51と全く同様にして行うことが出来
る。第一主軸56から第二主軸60への受渡しに関して
は、上述の対向主軸旋盤51と同様に第一主軸台55を
矢印A1、B1方向へ移動駆動することによって行うこ
とが出来、また、第二主軸台59′を矢印A2、B2方
向へ移動駆動することによっても行うことが出来る。そ
して、第二主軸60側でのワーク40aの第二工程の加
工に関しては、第二主軸台59′を矢印A2、B2方向
に移動駆動すると共に、第二タレット刃物台61′を矢
印I2、J2方向に移動駆動することによって行うこと
が出来る。
【0044】また、上述の実施例においては、種々のバ
ー材40について軸心を第一主軸15、56の軸心C
S、C1と整合させるために、バー材40の外径に応じ
て、バー供給装置20のV溝23の高さを手動で調整す
る場合について述べたが、V溝23の高さを、油圧また
は空圧シリンダ等を介して、自動的に調整するようにし
てもよい。また、バー材40の外径に応じて、主軸のチ
ャック爪を、自動的に交換するようにしてもよい。即
ち、図17に示す対向主軸旋盤1″は、本機2″を有し
ており、本機2″図中右方には、バー供給装置20″が
設けられている。尚、図17に示す対向主軸旋盤1″の
構成要素の内、図1に示す対向主軸旋盤1の構成要素と
同一の構成要素については、同一の符号を付して、説明
を省略する。
【0045】本機2″には、図18、図19又は図20
に示すように、ベッド3が設けられており、ベッド3上
には、第一主軸台7、第二主軸台5、タレット刃物台1
6が、前述の対向主軸旋盤1と同様に設けられている。
そして、第二主軸台5には、第二主軸6が回転駆動自在
に設けられている。第二主軸6のチャック6aには、図
22に示すように、複数(この場合は3つ)の爪装着溝
6a′が、軸心CMに対して放射方向(図中上下方向)
に穿設形成されている(尚、図22には1つの爪装着溝
6a′を示す)。そして、各爪装着溝6a′には、爪6
bが、当該爪装着溝6a′に沿って(図22においては
上下方向に)移動する形で着脱自在に装着されている。
【0046】そして、第二主軸台5の上面5aには、チ
ャック爪自動交換装置70が設けられている。尚、チャ
ック爪自動交換装置70については、特公昭62−18
282等に開示されているので、説明を簡略にする。チ
ャック爪自動交換装置70には、爪貯蔵マガジン71
が、図21に2点鎖線で示す交換位置EX1と実線で示
す退避位置との間を、矢印JA、JB方向に駆動シリン
ダ71aを介して移動駆動自在に設けられている。そし
て、爪貯蔵マガジン71には、円筒形のドラム72が、
矢印JC、JD方向に図22に示す割出用駆動モータ7
2bを介して回転駆動自在に設けられている。ドラム7
2には、図21に示すように、多数の爪収納溝72a
が、ドラム72の矢印JC、JD方向の回転によって交
換位置EX2に割り出し得る形で、放射状に配置された
形で設けられている。また、ドラム72の各爪収納溝7
2aは、チャック6aの爪装着溝6a′と整合し得る形
で、図22上下方向に平行に穿設形成されている。そし
て、各爪収納溝72aには、種々の爪6bが、1セット
(この場合は3個)ずつ収納されている。そして、爪貯
蔵マガジン71には、シフタロッド73が、図21に示
す交換位置EX2に割り出された爪収納溝72aに収納
された爪6bと係脱し得ると共に、爪収納溝72aの穿
設方向に対して平行な図22矢印JE、JF方向に、シ
フトシリンダ73aを介して移動駆動し得る形で設けら
れている。
【0047】また、本機2″の第一主軸15のチャック
15aには、第二主軸6のチャック6aと同様に、複数
の爪15bが、着脱自在に装着されている。そして、ベ
ッド3の図18右上部には、チャック爪自動交換装置7
0と同様に構成されたチャック爪自動交換装置70′が
固設されており、チャック爪自動交換装置70′は、第
一主軸台7の矢印A、B方向への移動および矢印C、D
方向への回転によって、第一主軸15のチャック15a
と対向し得る形で配置されている。そして、チャック爪
自動交換装置70′には、種々の爪15bが収納されて
いる。
【0048】バー供給装置20″は、図25に示すよう
に、素材棚21を有しており、素材棚21には、素材投
入装置32が、キッカ22の図中右上方に配置された形
で設けられている。素材投入装置32には、図23に示
すように、2組のスプロケット32b、32bが、素材
棚21の図中左右両側に配置された形で、傾斜フレーム
21aによって支持された形で、駆動モータ32a(及
び軸32c)を介して回転駆動自在に設けられている。
そして、各組のスプロケット32b、32b間には、図
25に示すように、無端状に形成されたチェーン(又は
ベルト)32dが、傾斜フレーム21aに対して平行に
配置された形で、矢印F′方向に旋回自在に張設されて
いる。そして、チェーン32d上には、複数のブロック
32eが、バー材40を1本ずつ支持する形で、所定の
間隔で、チェーン32dから突出した形で固設されてい
る。
【0049】また、バー供給装置20″には、図24に
示すように、V溝23が、高さ調整用駆動シリンダ23
b、23bを介して、本体20aに対して矢印T、U方
向に昇降駆動自在に設けられている。そして、本体20
a上には、ポテンショメータ23cが、当該V溝23の
矢印T、U方向の高さを検出する形で固設されている。
また、V溝23の図中左方(本機2″側)には、ストッ
パ26、クランプシリンダ27が設けられている。
【0050】また、バー供給装置20″には、図23に
示すように、ワーク径計測装置33、33が、V溝23
に形成された切欠部23d、23dの位置に対応した形
で設けられている。ワーク径計測装置33には、図26
に示すように、支持部材33aが、昇降用駆動シリンダ
33bを介して、本体20aに対して矢印T′、U′方
向に昇降駆動自在に設けられている。そして、支持部材
33a上には、開閉部材35、36が、開閉用駆動シリ
ンダ34a、ラック34b、34b′、ピニオンギヤ3
4c、34c′、軸34d、34d′、ピニオンギヤ3
4e、34e′、ラック35b、36bを介して、V溝
23を図中左右両側から挾み込む形で矢印V′、W′方
向に開閉駆動自在に設けられている。そして、開閉部材
35、36には、芯出ブロック35a、36aが、対向
した形で設けられている。芯出ブロック35a、36a
の対向面35a′、36a′は、バー材40の軸心を後
述の接触子37に整合させ得る形で、V字型に形成され
ている。また、開閉部材36には、接触子37が、先端
37aを芯出ブロック36aの対向面36a′に対して
突出後退する形で、矢印V、W方向に移動自在に設けら
れている。そして、接触子37は、先端37aを芯出ブ
ロック36aの対向面36a′から突出する形で、開閉
部材36に固定されたバネ36cを介して矢印W方向へ
押圧されている。そして、支持部材33aには、ポテン
ショメータ38が、ラック37b、ピニオンギヤ38a
を介して、接触子37の矢印V、W方向への移動量を検
出する形で設けられている。尚、接触子37、ポテンシ
ョメータ38については、図23に示された2つのワー
ク径計測装置33の内、どちらか一方に装備すれば十分
である。
【0051】また、対向主軸旋盤1″には、図27に示
すように、制御装置80″が設けられている。制御装置
80″は、強電I/OI/F92を有しており、強電I
/OI/F92には、バー供給装置20″のワーク径計
測装置33の駆動シリンダ33b、34a、素材投入装
置32の駆動モータ32aが接続されている。また、強
電I/OI/F92には、ワーク高さ芯出し制御部92
bを介して、V溝23の駆動モータ23b、ポテンショ
メータ23cが接続されており、ワーク径計測演算部9
2cを介して、ワーク径計測装置33のポテンショメー
タ38が接続されており、AJC(Automatic jaw chan
ger)制御部92dを介して、チャック爪自動交換装置
70(70′)の駆動シリンダ71a、73a、駆動モ
ータ72b等が接続されている。
【0052】対向主軸旋盤1″は以上のような構成を有
するので、バー供給装置20″においてバー材40を素
材棚21からV溝23に移送するに際して、図27に示
す制御装置80″の主制御部81は、強電I/OI/F
92を介して駆動モータ32aを駆動し、図25に示す
素材棚21の素材投入装置32のチェーン32d及びブ
ロック32eを、ブロック32eの1ピッチ分だけ矢印
F′方向へ回転させる。すると、素材投入装置32の図
中最左部に載置されている1本のバー材40が、ブロッ
ク32eによる支持を失って、傾斜フレーム21a上を
図中左下方へ傾動し、キッカ22の図中上方に載置され
る。次に、図27に示す主制御部81は、強電I/OI
/F92を介して駆動モータ22eを駆動し、キッカ2
2を図25矢印R方向に上昇させる。すると、前記バー
材40が、図中上方に押動され、仕切板21bを越え
て、V溝23上に積載される。即ち、素材棚21に大小
様々の径のバー材40が収納されていても、キッカ22
の図中上方には、常に、1本のバー材40しか載置され
ない。従って、小径のバー材40が複数本まとめて素材
棚21からV溝23に移送されるようなことはなく、バ
ー材40を確実に1本ずつ素材棚21からV溝23に移
送することが出来る。
【0053】バー材40がV溝23に載置されると、図
27に示す主制御部81は、強電I/OI/F92を介
して、駆動モータ33bを駆動して、図26に示すワー
ク径計測装置33の支持部材33aを矢印T′方向へ上
昇させた後に、駆動シリンダ34aを駆動して、開閉部
材35、36を矢印W′方向へ移動させる。また、主制
御部81は、強電I/OI/F92、ワーク高さ芯出し
制御部92bを介して、駆動シリンダ23bを駆動し
て、図25に示すV溝23を矢印U方向に下降させる。
すると、上述のようにして素材棚21から移送されたバ
ー材40は、V溝23から離反して、図26に示す開閉
部材35、36の芯出ブロック35a、36aによって
挟持される。この際、芯出ブロック35a、36aの対
向面35a′、36a′はV字型に形成されているの
で、当該バー材40の軸心がワーク径計測装置33の接
触子37と整合する。
【0054】また、開閉部材36が矢印W′方向へ移動
すると、接触子37がバネ36cを介して矢印W方向へ
押動され、接触子37の先端37aがバー材40の外周
面に当接する。尚、接触子37がバー材40に当接して
停止しても、開閉部材36は、バネ36cを圧縮する形
で、更に矢印W′方向へ移動することが出来る。従っ
て、上述のように芯出ブロック35a、36aによって
バー材40を保持することが出来る。そして、図27に
示す主制御部81は、強電I/OI/F92、ワーク径
計測演算部92cを介して、ポテンショメータ38によ
って、接触子37の矢印W方向への移動量を検出する。
そして、接触子37の移動量に基づいて、前記バー材4
0の外径を求める。この際、上述のように接触子37と
当該バー材40の軸心とが整合しているので、バー材4
0の外径は正確に測定される。
【0055】バー材40の外径の測定が終了すると、主
制御部81は、強電I/OI/F92、ワーク高さ芯出
し制御部92bを介して、駆動シリンダ23bを駆動し
て、図25に示すV溝23を矢印T方向に上昇させる。
また、主制御部81は、強電I/OI/F92を介し
て、駆動シリンダ34aを駆動して、図26に示すワー
ク径計測装置33の開閉部材35、36を矢印V′方向
へ移動させた後に、駆動シリンダ33bを駆動して、支
持部材33aを矢印U′方向へ下降させる。すると、上
述のように測定されたバー材40は、開閉部材35、3
6の芯出ブロック35a、36aから離反して、V溝2
3によって挟持される。次に、主制御部81は、強電I
/OI/F92、ワーク高さ芯出し制御部92bを介し
て、ポテンショメータ23cによってV溝23の高さを
検出しつつ駆動シリンダ23bを駆動して、上述のよう
にして測定されたバー材40の外径に応じて、図25に
示すV溝23を矢印T、U方向に適宜昇降する。そし
て、当該V溝23の高さを、バー材40の軸心が第一主
軸15の軸心CSと整合し得るような高さに調整する。
従って、種々の径のバー材40を好適にV溝23によっ
て保持することが出来る。
【0056】次に、図27に示す主制御部81は、V溝
23上に載置されているバー材40から切り出すべきワ
ーク40a(加工すべきワーク40a)の個数、当該ワ
ーク40aの加工に使用すべき加工プログラムPROの
番号(種類)を自動的に判定する。即ち、データメモリ
83には、加工スケジュールMSCが格納されており、
加工スケジュールMSCには、種々の径のワーク40a
(バー材40)に関して、使用すべき加工プログラムP
ROの番号、繰返し数(加工すべき個数)が、ワーク4
0a(バー材40)の外径によって分類された形で(バ
ー材40の外径に基づいて読み出し可能な形で)設定
(登録)されている。そこで、主制御部81は、データ
メモリ83中の加工スケジュールMSCに基づいて、上
述のようにして測定された外径のバー材40に関して、
使用すべき加工プログラムPROの番号、切り出すべき
ワーク40aの個数を判定する。
【0057】そして、ワーク40aを、加工スケジュー
ルMSCにおいて指定された個数だけ、V溝23上のバ
ー材40から切り出し、切り出されたワーク40aを、
順次、加工して行く。ワーク40aの加工に際しては、
加工スケジュールMSCにおいて指定された番号の加工
プログラムPROを、加工プログラムメモリ90から読
み出す。そして、当該加工プログラムPROに基づいて
加工を行う。また、加工スケジュールMSCにおいて指
定された個数だけワーク40aの加工が終了すると、バ
ー材40の残りの全部を、第一主軸台7によってV溝2
3から引き出し、本機2″とバー供給装置20″間に載
置されたバケット等に回収する。そして、V溝23に新
たなバー材40を素材棚21から移送し、当該バー材4
0の外径を測定して、使用すべき加工プログラムPRO
の番号、加工すべきワーク40aの個数を判別する。従
って、種々の径のバー材40を素材棚21にランダムに
収納しても、即ち、バー材40の加工順序がランダムで
あっても、バー材40の加工を、連続して、自動的に行
うことが出来る。
【0058】また、上述のワーク40aの加工に先立っ
て、主制御部81は、上述の加工プログラムPRO中の
爪交換指令に基づいて、本機2″の主軸6、15のチャ
ック6a、15aの爪6b、15bを、ワーク40a
(バー材40)の外径に対応したものに交換する。第二
主軸6のチャック6aの爪6bを交換するに際して、主
制御部81は、強電I/OI/F92、AJC制御部9
2dを介して、駆動シリンダ71aを駆動して、図21
に示すチャック爪自動交換装置70の爪貯蔵マガジン7
1を、図中2点鎖線で示す交換位置EX1まで矢印JA
方向に移動駆動して、第二主軸台5の上面5aからチャ
ック6a側に突出させる。
【0059】そして、先ず、チャック6aに装着されて
いる1セットの不適当な爪6bを、爪貯蔵マガジン71
に回収する。即ち、図27に示す主制御部81は、強電
I/OI/F92、AJC制御部92dを介して、駆動
モータ72bを駆動して、図21に示すドラム72を矢
印JC、JD方向に適宜回転させ、空の爪収納溝72a
を交換位置EX2に割り出す。そして、図27に示す主
制御部81は、サーボI/Fプロセッサ95、C2軸制
御部95aを介して、第二主軸6を適宜回転駆動して、
チャック6aの各爪装着溝6a′を、順次、図22に示
す交換位置EX3に割り出して、爪貯蔵マガジン71の
交換位置EX2に割り出された爪収納溝72aと整合さ
せる。チャック6aの各爪装着溝6a′が交換位置EX
3に割り出されると、図27に示す主制御部81は、強
電I/OI/F92、AJC制御部92dを介して、駆
動シリンダ73aを駆動して、シフタロッド73を、矢
印JF方向に下降させて、当該爪装着溝6a′に装着さ
れている爪6bに係合させる。そして、シフタロッド7
3を当該爪6bと共に矢印JE方向に上昇させて、当該
爪6bを、チャック6aの爪装着溝6a′から取り出し
て、爪貯蔵マガジン71の交換位置EX2に割り出され
た爪収納溝72aに収納する。こうして、チャック6a
の各爪装着溝6a′に装着されている1セットの不適当
な爪6bを、順次、爪貯蔵マガジン71の爪収納溝72
aに回収する。
【0060】チャック6aから爪貯蔵マガジン71への
不適当な爪6bの回収が終了すると、適当な爪6bを爪
貯蔵マガジン71から取り出してチャック6aに装着す
る。即ち、図27に示す主制御部81は、強電I/OI
/F92、AJC制御部92dを介して、駆動モータ7
2bを駆動して、図21に示すドラム72を矢印JC、
JD方向に適宜回転させて、所定の種類の爪6bが収納
された爪収納溝72aを交換位置EX2に割り出す。そ
して、図27に示す主制御部81は、サーボI/Fプロ
セッサ95、C2軸制御部95aを介して、第二主軸6
を適宜回転駆動して、チャック6aの各爪装着溝6a′
を、順次、図22に示す交換位置EX3に割り出して、
爪貯蔵マガジン71の交換位置EX2に割り出された爪
収納溝72aと整合させる。チャック6aの各爪装着溝
6a′が交換位置EX3に割り出されると、図27に示
す主制御部81は、強電I/OI/F92、AJC制御
部92dを介して、駆動シリンダ73aを駆動して、シ
フタロッド73を交換位置EX2に割り出された爪収納
溝72aに収納されている爪6bに係合させる。そし
て、シフタロッド73を当該爪6bと共に矢印JF方向
に下降させて、当該爪6bを、爪貯蔵マガジン71の爪
収納溝72aから取り出して、チャック6aの交換位置
EX3に割り出された爪装着溝6a′に装着する。こう
して、爪貯蔵マガジン71の爪収納溝72aに収納され
ている1セットの適当な爪6bを、順次、チャック6a
の各爪装着溝6a′に装着する。
【0061】また、第一主軸15のチャック15aの爪
15bを交換するに際しては、図27に示す主制御部8
1は、Z1軸制御部93cを介して、駆動モータ9bを
駆動して、図18に示す第一主軸台7を矢印A、B方向
に適宜移動させると共に、強電I/OI/F92を介し
て、駆動シリンダ11、12を駆動して、第一主軸台7
を矢印C、D方向に適宜回転させて、チャック15aを
チャック爪自動交換装置70′に対向させる。そして、
上述のチャック爪自動交換装置70の場合と同様にし
て、不適当な種類の爪15bを、チャック15aから取
り出してチャック爪自動交換装置70′に回収し、適当
な種類の爪15bを、チャック爪自動交換装置70′か
ら取り出してチャック15aに装着する。
【0062】従って、種々の径のバー材40をV溝23
から引き出す際、又は、種々の径のワーク40aを加工
する際に、主軸6、15のチャック6a、15aによっ
て好適にバー材40又はワーク40aを保持することが
出来る。尚、チャック爪交換手段としては、特公昭62
−18282に開示されたチャック爪自動交換装置70
等に限らず、チャック6a、15aの爪6b、15bを
交換し得るものであれば、どのように構成してもよい。
また、チャック爪交換手段は、第一主軸15側または第
二主軸6側のどちらか一方の側のみに設けるようにして
もよい。
【0063】尚、上述の、V溝23の高さ調整用駆動シ
リンダ23b、素材投入装置32、ワーク径計測装置3
3、チャック爪自動交換装置70等は、前述の対向主軸
旋盤1′、51、51′等にも設けることが出来るの
は、勿論である。
【0064】また、上述の実施例においては、第一主軸
台7、55をバー供給装置20、20″に対して移動さ
せることによって、バー材40を第一主軸15、56に
供給する場合について述べたが、バー供給装置20、2
0″に、バー材押動手段(素材送出ロッド25等)を、
チェーン駆動等によって広範囲に亙って移動し得るよう
に設け、当該バー材押動手段によってバー材40を押動
することによって、種々の長さのバー材40を第一主軸
15、56のチャック15a、56aに前方から供給す
るようにしてもよい。
【0065】また、上述の実施例においては、対向主軸
旋盤1、1′、1″、51、51′において加工される
バー材40として、丸棒を使用する場合について述べた
が、バー材40としては、角棒(6角棒、8角棒等)を
使用することも出来る。この際、加工すべきバー材40
が丸棒か角棒かに応じて、上述のチャック爪自動交換装
置70、70′等によって、主軸のチャック爪を自動的
に交換することも出来る。また、上述の実施例において
は、ワーク径計測装置33によってバー材40の外径を
自動的に判別する場合について述べたが、バー材40の
形状(丸棒、角棒等)を自動的に判別する手段を設ける
ように構成してもよい。
【0066】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、第一主軸15、56等の第1の主軸が設けられた第
一主軸台7、55等の第1の主軸台、および第二主軸
6、60等の第2の主軸が設けられた第二主軸台5、5
9、59′等の第2の主軸台を有し、V溝23等のバー
材保持手段を、バー材40を長尺のまま保持する形で設
け、前記第1の主軸台を、前記第2の主軸台および前記
バー材保持手段に対して接近離反する形で移動駆動自在
に、かつ、前記第1の主軸を前記第2の主軸または前記
バー材保持手段に選択的に対向させ得る形で回転駆動自
在に設け、カッタ30等のバー材切断手段を、前記第1
の主軸台と前記バー材保持手段間において前記バー材4
0を切断する形で設け、バー材最適切断パターン制御部
91等の切断制御手段を、前記バー材40の種類(材
質、外径等)に応じて、カッタ30等の前記バー材切断
手段による切断態様を変更する形で設けて構成したの
で、種々のバー材40に関して、バー材40を第1の主
軸で保持した状態で第1の主軸台をバー材保持手段から
離反させることによって、バー材40をバー材保持手段
から所定の長さだけ引き出すことが出来る。そして、バ
ー材切断手段、切断制御手段によって、種々のバー材4
0を、好適に、短く切断することが出来る。従って、バ
ー材40は、第1の主軸の内部を貫通せずに、第1の主
軸の正面(チャック15a側)に向けて供給されるの
で、貫通穴が形成されていない主軸等を使用することが
出来、径の大きいバー材40も加工することが出来る。
また、バー材40は、短く切断した形で(ワーク40a
として)第1の主軸に供給されるので、主軸を高速回転
することが出来、ドローチューブ、フィラーチューブ等
も必要なく、バー材40として、ミガキ棒以外にも、黒
皮材を加工することが出来る。更に、第1の主軸台によ
るワーク40a(バー材40から切り出された部分)の
第一工程の加工が終了すると、第1の主軸台と第2の主
軸台を接近させて、当該ワーク40aを第1の主軸から
第2の主軸へ受渡すことが出来、第2の主軸台によって
当該ワーク40aの第二工程の加工(背面加工)を行う
ことが出来る。そして、第2の主軸台による当該ワーク
40aの加工中に、第1の主軸台およびバー材切断手段
によってバー材40から新たなワーク40aを切り出す
ことが出来るので、加工時間を短縮することが出来る。
【0067】また、本発明によれば、第一主軸15、5
6等の第1の主軸が設けられた第一主軸台7、55等の
第1の主軸台、および第二主軸6、60等の第2の主軸
が設けられた第二主軸台5、59、59′等の第2の主
軸台を有し、V溝23等のバー材保持手段を、バー材4
0を長尺のまま保持する形で設け、前記第1の主軸台
を、前記第2の主軸台および前記バー材保持手段に対し
て接近離反する形で移動駆動自在に、かつ、前記第1の
主軸を前記第2の主軸または前記バー材保持手段に選択
的に対向させ得る形で回転駆動自在に設け、カッタ30
等のバー材切断手段を、前記第1の主軸台と前記バー材
保持手段間において前記バー材40を切断する形で設
け、チャック爪自動交換装置70、70′等のチャック
爪交換手段を、前記第1の主軸または前記第2の主軸の
チャック爪6b、15bを、種々のバー材40に関し
て、前記バー材40の種類(形状、外径等)に応じて交
換する形で設けて構成したので、第1の主軸または第2
の主軸によって種々のバー材40を好適に保持すること
が出来る。そして、バー材40を第1の主軸で保持した
状態で第1の主軸台をバー材保持手段から離反させるこ
とによって、バー材40をバー材保持手段から所定の長
さだけ引き出すことが出来、バー材切断手段によってバ
ー材40を短く切断することが出来る。従って、バー材
40は、第1の主軸の内部を貫通せずに、第1の主軸の
正面(チャック15a側)に向けて供給されるので、貫
通穴が形成されていない主軸等を使用することが出来、
径の大きいバー材40も加工することが出来る。また、
バー材40は、短く切断した形で(ワーク40aとし
て)第1の主軸に供給されるので、主軸を高速回転する
ことが出来、ドローチューブ、フィラーチューブ等も必
要なく、バー材40として、ミガキ棒以外にも、黒皮材
を加工することが出来る。更に、第1の主軸台によるワ
ーク40a(バー材40から切り出された部分)の第一
工程の加工が終了すると、第1の主軸台と第2の主軸台
を接近させて、当該ワーク40aを第1の主軸から第2
の主軸へ受渡すことが出来、第2の主軸台によって当該
ワーク40aの第二工程の加工(背面加工)を行うこと
が出来る。そして、第2の主軸台による当該ワーク40
aの加工中に、第1の主軸台およびバー材切断手段によ
ってバー材40から新たなワーク40aを切り出すこと
が出来るので、加工時間を短縮することが出来る。
【0068】また、本発明は、素材棚21等のバー材収
納手段を、種々の前記バー材40を、前記バー材保持手
段に供給する形で設け、ワーク径計測装置33、ワーク
径計測演算部92c等の種類判定手段を、前記バー材保
持手段に供給されたバー材40の種類(外径等)を判定
する形で設けて構成したので、上述の効果に加えて、種
々のバー材40(ワーク40a)の加工を、当該バー材
40のバー材収納手段から供給される順序がランダムで
あっても、連続して、自動的に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバー材加工旋盤の一実施例の概略
を示す平面図である。
【図2】図1に示すバー材加工旋盤の本機の詳細を示す
平面図である。
【図3】図2に示す本機の正面図である。
【図4】図2に示す本機の側面図である。
【図5】図3に示す本機の第一主軸台の正面方向から投
影した断面図である。
【図6】図5に示す第一主軸台の側面方向から投影した
断面図である。
【図7】図1に示すバー材加工旋盤のバー供給装置の詳
細を示す平面図である。
【図8】図7に示すバー供給装置の正面図である。
【図9】図7に示すバー供給装置の側面方向から投影し
た断面図である。
【図10】図1に示すバー材加工旋盤の制御ブロック図
である。
【図11】本発明によるバー材加工旋盤の別の実施例の
概略を示す平面図である。
【図12】本発明によるバー材加工旋盤の更に別の実施
例の概略を示す平面図である。
【図13】図12に示すバー材加工旋盤の本機の詳細を
示す平面図である。
【図14】図13に示す本機の正面図である。
【図15】図13に示す本機の側面図である。
【図16】本発明によるバー材加工旋盤の更に別の実施
例の概略を示す平面図である。
【図17】本発明によるバー材加工旋盤の更に別の実施
例の概略を示す平面図である。
【図18】図17に示すバー材加工旋盤の本機の詳細を
示す平面図である。
【図19】図18に示す本機の正面図である。
【図20】図18に示す本機の側面図である。
【図21】図18に示す本機のチャック爪自動交換装置
を示す拡大平面図である。
【図22】図21に示すチャック爪自動交換装置の正面
方向から投影した断面図である。
【図23】図17に示すバー材加工旋盤のバー供給装置
の詳細を示す平面図である。
【図24】図23に示すバー供給装置の正面図である。
【図25】図23に示すバー供給装置の側面方向から投
影した断面図である。
【図26】図23に示すバー材供給装置のワーク径計測
装置の詳細を示す側面方向から投影した断面図である。
【図27】図17に示すバー材加工旋盤の制御ブロック
図である。
【符号の説明】
1、1′、1″……バー材加工旋盤(対向主軸旋盤) 5……第2の主軸台(第二主軸台) 6……第2の主軸(第二主軸) 6b……チャック爪 7……第1の主軸台(第一主軸台) 15……第1の主軸(第一主軸) 15b……チャック爪 21……バー材収納手段(素材棚) 23……バー材保持手段(V溝) 30……バー材切断手段(カッタ) 33……種類判定手段(ワーク径計測装置) 40……バー材 40a……ワーク 51、51′……バー材加工旋盤(対向主軸旋盤) 55……第1の主軸台(第一主軸台) 56……第1の主軸(第一主軸) 59、59′……第2の主軸台(第二主軸台) 60……第2の主軸(第二主軸) 70、70′……チャック爪交換手段(チャック爪自動
交換装置) 92c……種類判定手段(ワーク径計測演算部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の主軸が設けられた第1の主軸台、お
    よび第2の主軸が設けられた第2の主軸台を有し、 バー材保持手段を、バー材を長尺のまま保持する形で設
    け、 前記第1の主軸台を、前記第2の主軸台および前記バー
    材保持手段に対して接近離反する形で移動駆動自在に、
    かつ、前記第1の主軸を前記第2の主軸または前記バー
    材保持手段に選択的に対向させ得る形で回転駆動自在に
    設け、 バー材切断手段を、前記第1の主軸台と前記バー材保持
    手段間において前記バー材を切断する形で設け、 切断制御手段を、前記バー材の種類に応じて、前記バー
    材切断手段による切断態様を変更する形で設けて構成し
    たバー材加工旋盤。
  2. 【請求項2】第1の主軸が設けられた第1の主軸台、お
    よび第2の主軸が設けられた第2の主軸台を有し、 バー材保持手段を、バー材を長尺のまま保持する形で設
    け、 前記第1の主軸台を、前記第2の主軸台および前記バー
    材保持手段に対して接近離反する形で移動駆動自在に、
    かつ、前記第1の主軸を前記第2の主軸または前記バー
    材保持手段に選択的に対向させ得る形で回転駆動自在に
    設け、 バー材切断手段を、前記第1の主軸台と前記バー材保持
    手段間において前記バー材を切断する形で設け、 チャック爪交換手段を、前記バー材の種類に応じて、前
    記第1の主軸または前記第2の主軸のチャック爪を交換
    する形で設けて構成したバー材加工旋盤。
  3. 【請求項3】バー材収納手段を、種々の前記バー材を、
    前記バー材保持手段に供給する形で設け、 種類判定手段を、前記バー材保持手段に供給された前記
    バー材の種類を判定する形で設けて構成した請求項1ま
    たは請求項2記載のバー材加工旋盤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001198705A (ja) * 1999-12-16 2001-07-24 Iemca Giuliani Macc It Spa バー面仕上げ装置を備えたバー供給機
CN103009202A (zh) * 2012-12-20 2013-04-03 深圳市华测检测技术股份有限公司 自动倒角机
US11376667B2 (en) 2018-01-25 2022-07-05 Star Micronics Co., Ltd. Machining tool and workpiece measurement method

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