JPH05130971A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH05130971A
JPH05130971A JP3299196A JP29919691A JPH05130971A JP H05130971 A JPH05130971 A JP H05130971A JP 3299196 A JP3299196 A JP 3299196A JP 29919691 A JP29919691 A JP 29919691A JP H05130971 A JPH05130971 A JP H05130971A
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JP
Japan
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coil
tube
built
diameter
channel tube
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Application number
JP3299196A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kira
仁 吉良
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、内蔵物の充填率を低く押さえ、各内
蔵物が独立して自由に動けるようにして、耐久性を向上
した内視鏡を提供することにある。 【構成】チャンネルチューブ13にコイル22を巻き付
け、前記コイル22の手元側端部付近における最大径部
40を、外径が先端側より手元側に至り大径から小径に
変化する他の内蔵部材の径変化点のうち、最も先端側の
径変化点よりも手元側に位置させたものである。したが
って、内蔵物の充填率を低く押さえられ、各内蔵物が独
立して自由に動けるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿入部に挿通したチュ
ーブの外周に保護用コイル体を巻き付けた内視鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】軟性内視鏡において、その挿入部(管)
の中には、観察光学系部材、照明光学系部材、チャンネ
ルチューブ、送気送水チューブ等の様々な部材が内蔵さ
れている。この内視鏡の挿入部は、体内に挿入されると
きにおいて複雑に曲がりくねる。さらに、観察方向を任
意に選択することを可能にするため、挿入部の先端側部
分に湾曲管部を設け、これを湾曲するようにしている。
この湾曲管部の部分では、特に、激しく湾曲するため、
この内部に位置する内蔵物も激しく湾曲させられること
になる。
【0003】したがって、この種の内視鏡では、観察光
学系部材、照明光学系部材等が湾曲させられることによ
る破損を防止するため、それらの内蔵部材に保護チュー
ブを被嵌して保護するようにしたものが知られている
(実開昭60−63814号公報を参照)。
【0004】また、チャンネルチューブには、湾曲管部
の湾曲あるいは挿入部の曲がり作用によって誘起される
そのチャンネルチューブ自体の座屈を防止するためにチ
ューブ外周に溝を付け、その溝に沿って補強用コイルを
巻き付けたものが知られている(実公昭59−4000
2号公報)。
【0005】一方、この種の軟性内視鏡はその挿入部が
体内で複雑に曲がりくねるが、この際、前記挿入部内に
収納される内蔵物は、その内腔で各々が全く独立した動
きをする。このため、その挿入管内の内蔵物は、他の内
蔵物に拘束されることなく自由に動ける必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記チャン
ネルチューブの外周に巻装される座屈防止用コイルは、
内視鏡挿入部における湾曲管部の部分に対応した個所に
おいて特に必要とされている。しかし、従来の内視鏡で
は、そのチャンネルチューブの略全長にわたり、コイル
が巻き付けられており、このため、コスト面で不利な構
造となっている。
【0007】また、その可撓性チューブ外周にコイル体
を巻き付けたチャンネルチューブは、その全長を通して
最も太くなる部分が、コイル体の端部近傍に生じる。こ
のチャンネルチューブにおいて補強用コイル体が必要と
なる部分は、内視鏡挿入部における湾曲管部内に対応す
る部分であるが、湾曲管部内に対応する部分にのみコイ
ル体を付設すると、最も太くなる部分が、この湾曲管部
内に位置してしまう。
【0008】しかも、この湾曲管部内には、他の内蔵
物、例えば観察光学系部材や照明光学系部材等が挿通さ
れているが、それらの部材には、湾曲管部の湾曲による
各光学系等の部材の破損を防ぐための保護用チューブが
それぞれ被装して設けられている。この結果、各内蔵物
は、その湾曲管部内において手元側よりも径が大きくな
っている。
【0009】そして、前記チャンネルチューブのコイル
巻付け部分は、同じ湾曲管部内において他の内蔵物の最
も太い部分と一緒に位置することとなる。しかも、チャ
ンネルチューブにおいてのコイル体の端部近傍にあるチ
ャンネルチューブ最大径部と他の内蔵物の大径部が同一
個所に集中し、そのチャンネルチューブの最大径部によ
って他の内蔵物の動きが止められる。そして、動きを止
められた内蔵物は座屈等を起こし、破損し易くなるとい
う虞れがあった。
【0010】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、先端側での内蔵物の充填
率を低く押さえ、各内蔵物が独立して自由に動けるよう
にして、耐久性を向上した内視鏡を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】前記課題を解
決するために本発明は、挿入部内に複数の内蔵部材を収
納した内視鏡において、可撓性チューブにコイル体を巻
き付けた内蔵部材を有し、前記コイル体の手元側端部付
近におけるその内蔵部材の最大径部を、外径が先端側よ
り手元側に至り大径から小径に変化する他の内蔵物の径
変化点のうち、最も先端側の径変化点よりも手元側に位
置させたものである。したがって、内蔵物の充填率を低
く押さえられ、各内蔵物が独立して自由に動けるように
なる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1の(a)は、内視鏡の挿入部1を概略的に示
している。この挿入部1の基端は図示しない操作部に連
結されている。この挿入部1は、基端側に位置する可撓
管部2と、この可撓管部2の先端に連結された湾曲管部
3と、この湾曲管部3の先端に連結される先端硬性部4
とから構成されている。前記可撓管部2は外力によって
湾曲する。
【0013】前記湾曲管部3は、複数の湾曲駒5を互い
に枢支して連結することにより構成した湾曲芯6の外周
に樹脂製の外皮7を被覆してなり、この湾曲管部3は、
内視鏡の挿入部1内に挿通するとともにその先端を前記
先端硬性部4に連結した操作ワイヤ8,8を前記操作部
側で押引き操作することにより、その牽引する向きへ強
制的に湾曲させられるようになっている。
【0014】前記先端硬性部4には、外部に開口する通
孔9が形成されている。この先端硬性部4には、この他
にも、対物レンズ系11や図示しない照明レンズ系な
ど、内視鏡として必要なものが設けられている。内視鏡
の挿入部1内には、複数の内蔵物が挿通して収納されて
いる。すなわち、イメージガイドファイバ等の観察光学
系部材12、処置具挿通用チャンネルチューブ13、ラ
イトガイドファイバ等の照明光学系部材14などの複数
の内蔵物が挿通されている。観察光学系部材12と照明
光学系部材14はファイバ素子束を弾性チューブで覆う
ことにより構成されている。
【0015】前記観察光学系部材12の先端は、先端硬
性部4に取付け固定されるとともに前記対物レンズ系1
1に対して光学的に連結されている。また、照明光学系
部材14の先端は、先端硬性部4に取付け固定されると
ともに前記照明レンズ系に対して光学的に連結してい
る。前記処置具挿通用チャンネルチューブ13の先端は
前記通孔9に連通するように前記先端硬性部4に取付け
固定されている。
【0016】前記処置具挿通用チャンネルチューブ13
は、フッ素樹脂材で成形された可撓性を有するチューブ
からなり、このチャンネルチューブ13の基端側は前記
操作部に導かれ、その操作部に形成された処置具挿入口
(図示しない。)に連結されている。
【0017】チャンネルチューブ13の先端は、図1の
(a)で示すように、先端硬性部4に形成した通孔9の
基端に直接に嵌め込んで例えば接着固定するようにして
もよいが、図2で示すように別部材の接続パイプ16を
介して接続してもよい。この場合の接続パイプ16は、
その先端側部分17が前記通孔9の基端に直接に嵌め込
んで固定されており、接続パイプ16の基端側開放端1
8は、いわゆるラッパ状に拡げて形成されている。この
基端側開放端18にはチャンネルチューブ13の先端部
19を被嵌してそれを接着固定している。
【0018】なお、この被嵌部外周に糸を巻き付けると
ともにその糸を接着して固定するようにしてもよい。こ
のような処置具挿通用チャンネルチューブ13は、その
内腔によって、鉗子、カテーテル、高周波治療具等の内
視鏡用処置具を体腔内へ挿通するためのチャンネル20
を形成している。また、このチャンネル20を利用して
吸引を行うこともできるようになっている。
【0019】さらに、前記チャンネルチューブ13の外
周には、底部の断面形状が円弧状の、いわゆるアール形
状をなす溝21が螺旋状に形成されている。そして、こ
の溝21には、ばね性のある材料によって形成されたコ
イル22の素線が、その溝21に沿って密に巻き付けら
れている。
【0020】この場合、図5で示すように前記溝21の
底部のアール形状の半径r1 と、コイル22の素線径の
半径r2 の関係は、等しく形成してもよいが、ここで
は、{r1 ≧r2 }となっている。このため、チャンネ
ルチューブ13を湾曲させた際、コイル22が溝21か
ら脱線することを防止することができる。
【0021】溝21の深さd1 と、コイル22の素線径
2 (=2×r2 )の関係は、{D2 ≧1.5×d1
となっている。これによりコイル22の補強性能が向上
する。なお、巻付け前のコイル22の巻き内径d2 (図
示せず)と溝21の底部分における径D1 との関係は
{D1 ≧d2 }となっている。これによりチャンネルチ
ューブ13に対するコイル22の巻付け密着度が強く維
持し、チャンネルチューブ13の耐久性を向上できる。
【0022】一方、内視鏡のチャンネルチューブ13
は、曲げによる座屈を防止するため、ある程度の肉厚が
必要となるが、溝21の部分は外周にコイル22が巻き
付けられることにより、座屈に対する補強がなされるこ
ととなる。このため、溝21の部分の肉厚t1 は、コイ
ル22の補強がなされていない部分のチャンネルチュー
ブ13の肉厚t0 よりも薄くて済む。溝21の部分、つ
まりは内視鏡の湾曲管部3におけるチャンネルチューブ
13の径を細くすることができ、それだけ湾曲管部3に
おいての内蔵物をスムーズに動かすことが可能となる。
【0023】なお、コイル22の代りに、あらかじめ溝
21のピッチと同寸法あるいは近い寸法によって巻かれ
た疎巻コイル(図示せず)を用いてもかまわない。この
疎巻コイルを用いるとチャンネルチューブ13へのコイ
ル巻付け作業が容易になる。また、通常、溝21とコイ
ル22は、右巻きのものを用いるが、これは左巻きに構
造を変えても何ら問題はない。
【0024】これらチューブ巻付用コイル22の端部
は、チャンネルチューブ13に巻き付いた際、そのチャ
ンネルチューブ13を傷付けないために、コイル素線の
切断は、図1の(b)で示すように、その素線軸方向に
対して垂直な面で切断せず、斜めに切断した切断面23
を有している。
【0025】また、上述した溝21が成形されている部
分と、溝21の端部より数10mmの範囲(図4中でL
1 )のチャンネルチューブ外表面には、いわゆるテトラ
エッチ処理が施してある。なお、ここで、チャンネルチ
ューブ内面までテトラエッチ処理を実施するとそのチャ
ンネル内面の滑り性が損なわれ、処置具の挿通性を悪く
する。
【0026】前記コイル22の両端部22a,22bの
付近では、特に剛性の高い接着剤によりチャンネルチュ
ーブ13にそのコイル22を接着固定している。これに
よりコイル22の両端部22a,22bを確実に固定し
ずれを防止する。また、特に、コイル22の先端側端部
22a付近において接続パイプ16等の固定部からの急
激な屈曲を防止する。
【0027】さらに、上述のごとくコイル22が巻き付
けられたチャンネルチューブ13の外表面には、前記テ
トラエッチ処理を施した範囲(図4中L1 )とほぼ同じ
範囲にわたり、剛性の低い樹脂層25が形成されてい
る。この樹脂層25の厚さは、約0.05〜0.1mm
となっている。
【0028】この樹脂層25に被覆された部分におい
て、図6で示すように、コイル22の部分の外径D
3 と、コイル22の端部22a,22bの直後の外径D
4 とは、{D4 >D3 }の関係となっている。
【0029】なお、図6で示すように、樹脂層25を被
覆していないために、フッ素樹脂材が露出している部分
の外径D5 とコイル22の部分の外径D3 は、{D5
3}の関係となっている。さらに、前記D4 とD5
関係は{D4 >D5 }となっている。
【0030】なお、樹脂層25は、コイル22の全てを
覆うほどに形成する必要はなく、溝21とコイル22の
隙間26にのみ樹脂層25を形成してもよい。このよう
にすることにより、チャンネルチューブ13のコイル2
2を巻付けた部分における径を極力細くすることが可能
となる。
【0031】なお、上述したチャンネルチューブ13の
先端を、接続パイプ16の基端側開放端18にその外周
を被覆するように嵌合させ、接着固定させているが、こ
の際、図2で示すように、チャンネルチューブ13に巻
き付いているコイル22の先端が、接続パイプ16の開
放側終端の位置と同位置になるまで、そのチャンネルチ
ューブ13の先端部が接続パイプ16に押し込まれてい
る。なお、コイル22の先端部分が、接続パイプ16の
開放側終端面の位置を越え、接続パイプ16の外周側に
まで達するようにしてもよい。また、接続パイプ16に
嵌合するチャンネルチューブ13の先端部外周をテグス
等で縛って接続パイプ16からの抜け力量を高めてもよ
い。
【0032】このような接続方法をとることにより、以
下のような効果が発生する。チャンネルチューブ13の
コイル22の両端部分には、剛性の高い接着剤が用いら
れており、他の部分より硬くなる。また、図2で示すよ
うに、コイル22の先端が接続パイプ16の基端側部分
の外周に達するまで押し込んで被嵌すれば、接続パイプ
16の端部におけるチャンネルチューブ13の急激な曲
がりを防止でき、チャンネルチューブ13の緩やかな曲
がり形状を支えることができる。これにより、接続パイ
プ16の端部でのチャンネルチューブ13の座屈や破れ
といった破損を防ぐことが可能となる。
【0033】なお、チャンネルチューブ13と接続パイ
プ16の他の接続構造を図8で示す。すなわち、チャン
ネルチューブ13において接続パイプ16と嵌合する部
分L2 の内径を、接続パイプ16のラッパ状に拡がった
部分の最大径と同じもしくは近い値まで確保するように
形成しておく。このようにすれば、容易に嵌め込んで接
続できるとともに、その接続パイプ16に嵌合するチャ
ンネルチューブ13の先端部外周に樹脂が被覆されてい
てもそれがひび割れするようなことがない。
【0034】つまり、チャンネルチューブ13を接続パ
イプ16に押込む際の作業が楽に行える。また、接続強
度を高める。なお、接続パイプ16と嵌合する部分L2
の外周をテグス等の糸で縛り付けて固定してもよい。
【0035】ところで、前記チャンネルチューブ13に
溝21を形成する方法の1つとして、加熱金型による成
形方法が考えられる。すなわち、図9で示すように、2
体からなる金型31の各内側に溝21の凸凹形状を逆転
させた形状を形成しておく。そして、図9の(a)で示
すように、その2体の金型31の間に、フッ素樹脂から
なるチャンネルチューブ13を配置し、この2体の金型
31を閉じ、加熱する。これによって、金型31の内側
形状をチャンネルチューブ13の周面部に転写させて溝
21を成形するものである。
【0036】しかし、このような方法で溝21を成形す
ると、どうしても金型31の合せ部分にパーティングラ
イン32が生じる。これに、コイル22を単に巻き付け
ると、パーティングライン32の突起により、コイル2
2が真円性を失い、長円を描いてしまう。こうなると、
コイル22の長径方向と短径方向で、チャンネルチュー
ブ13の変形を防止しようとする力に不釣合が生じ、チ
ャンネルチューブ13の座屈を引き起こし易くなる。
【0037】そこで、発生するパーティングライン32
を、あらかじめコイル22の真円ラインよりも内側に成
形する。つまり、図9の(b)で示すように、破線がコ
イル22の真円軌道の内側に位置するように欠け部33
を上下面に形成する。
【0038】このように溝形状を形成することにより、
コイル22をチャンネルチューブ13に対して真円に巻
き付けることが可能となり、座屈に対して耐性を向上さ
せることが可能となる。なお、前記溝21を形成する別
の方法として、ねじの転造と同様の方法でもよいし、ま
た、ワイヤを巻き付けて溝21を設けても良い。
【0039】図3は、内視鏡の挿入部1内に配置する主
な内蔵物の最大径部分の位置関係を示している。観察光
学系部材12と照明光学系部材14にはそれぞれある程
度弾性的な可撓性のある材料から筒状に形成した保護部
材として保護チューブ部材25,26が被嵌して付設さ
れている。この保護チューブ部材35,36は、挿入部
1の湾曲管部3の範囲内または湾曲管部3の範囲を含め
て可撓管部2に至る範囲まで設けられ、その内蔵部材に
おける大径部を構成している。なお、この保護チューブ
部材35,36の先端は挿入部1の先端硬性部4の部材
に直接に取着されているが、図示しない接続パイプを用
いたり、その光学系部材12,14を露出する状態で途
切れていてもよい。
【0040】また、前記チャンネルチューブ13の外周
には、前述したようにコイル22が同じく保護部材とし
て設けられている。この保護部材としてのコイル22
も、他の内蔵物の保護部材と同様に挿入部1の湾曲管部
3の範囲内または湾曲管部3の範囲を含めて可撓管部3
に至る範囲で設けられている。チャンネルチューブ13
の最大径部40は、コイル22の手元側基端近傍におい
てそれのチューブ材料自体または樹脂層25によって大
径に形成されたものである。もっとも、このチャンネル
チューブ13のチューブ材料自体に最大径部40が形成
されない場合には、コイル22の手元側基端がその内蔵
部材としての組立て体たるチャンネルチューブ13の最
大径部となる。
【0041】観察光学系部材12と照明光学系部材14
は、保護チューブ部材35,36を設けた各部分がその
保護部材としての最大径部をなし、さらに、その手元側
基端が、先端側より手元側に至り大径から小径に変化す
る内蔵物の径変化点を構成している。さらに、挿入部1
の基端側より軸方向において、照明光学系部材14の保
護チューブ部材36の基端側端部、チャンネルチューブ
13の最大径部40、そして観察光学系部材12の保護
チューブ部材35の基端側端部の順でそれらは異なる個
所に位置している。
【0042】そして、照明光学系部材14の保護チュー
ブ部材36の基端側端部と、観察光学系部材12の保護
チューブ部材35の基端側端部とは、各内蔵部材の最大
径部であると同時に、先端側より手元側に外径が大径か
ら小径に変化する径変化点であるが、この径変化点より
も、前記チャンネルチューブ13の最大径部40が手元
側に位置している。
【0043】このチャンネルチューブ13の最大径部4
0が、他の内蔵物の径変化点のうち最も先端側の径変化
点よりも手元側に位置させた上述の構成とすることによ
り、各内蔵物の最大径部分が同一個所に集中することが
なくなり、挿入部1内で各内蔵物同志が干渉し合うこと
がなく、内蔵物が自由かつ円滑に動くことが可能とな
る。その結果、内蔵物の耐性の向上を図ることができ
る。
【0044】なお、本発明は以上のものに限定されるも
のではない。例えばチャンネルチューブの最大径部を観
察光学系部材の保護部材の端部より操作部側に位置させ
てもよい。また、送気送水用のチューブが挿入部内で合
流し、先端側では一本のチューブから構成されている場
合は、チャンネルチューブの最大径部を前記合流部より
先端側にすることが望ましい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡挿入部先端側において、全ての内蔵物の最大径部が
同一個所に集中することがなくなるため、内蔵物同志が
干渉し合う程度の軽減が図られ、挿入部内において内蔵
物が自由に動くことが可能になる。また、内蔵物の破損
が減り、耐性に富んだ内視鏡が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は内視鏡の挿入部を概略的に示す断面
図、(b)はコイルの端面図。
【図2】チャンネルチューブの先端を接続する部分の断
面図。
【図3】湾曲部内における各内蔵物の関係を示す説明
図。
【図4】チャンネルチューブの断面図。
【図5】チャンネルチューブの溝とコイルの素線の関係
を示す説明図。
【図6】チャンネルチューブの溝とコイルの素線の状態
を示す断面図。
【図7】チャンネルチューブの溝とコイルの素線の状態
を示す断面図。
【図8】チャンネルチューブの先端を接続パイプに接続
する部分の断面図。
【図9】(a)はチャンネルチューブの溝を成形する方
法を説明する断面図、(b)はそのチャンネルチューブ
の縦断面図。
【符号の説明】
1…挿入部、2…可撓管部、3…湾曲管部、12…観察
光学系部材、13…チャンネルチューブ、14…照明光
学系部材、22…コイル、25…保護チューブ部材、2
6…保護チューブ部材、40…最大径部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】さらに、上述のごとくコイル22が巻き付
けられたチャンネルチューブ13の外表面には、前記テ
トラエッチ処理を施した範囲(図4中Ll)とほぼ同じ
範囲にわたり、剛性の低い樹脂層25が形成されてい
る。この樹脂層25の厚さは、約0.05〜0.mm
となっている。樹脂剤にはポリウレタン系、ポリエステ
ル系、シリコーン系、ゴム系等がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部内に複数の内蔵部材を収納した内
    視鏡において、 可撓性チューブにコイル体を巻き付けた内蔵部材を有
    し、前記コイル体の手元側端部付近におけるその内蔵部
    材の最大径部を、外径が先端側より手元側に至り大径か
    ら小径に変化する他の内蔵物の径変化点のうち、最も先
    端側の径変化点よりも手元側に位置させたことを特徴と
    する内視鏡。
JP3299196A 1991-11-14 1991-11-14 内視鏡 Pending JPH05130971A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013088791A1 (ja) * 2011-12-16 2013-06-20 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 樹脂チューブ
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