JPH05124483A - 気体を蓄える流出弁付き圧力容器 - Google Patents

気体を蓄える流出弁付き圧力容器

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JPH05124483A
JPH05124483A JP8669292A JP8669292A JPH05124483A JP H05124483 A JPH05124483 A JP H05124483A JP 8669292 A JP8669292 A JP 8669292A JP 8669292 A JP8669292 A JP 8669292A JP H05124483 A JPH05124483 A JP H05124483A
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pressure vessel
control body
outflow
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gas
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JP8669292A
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Gudrun Delonge-Immik
グードルーン・デロンゲ−インミク
Wolfgang Henseler
ヴオルフガング・ヘンゼレル
Wolf-Dietrich Muenzel
ヴオルフ−デイートリヒ・ミユンツエル
Heinz Knoll
ハインツ・クノル
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Daimler Benz AG
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Daimler Benz AG
Mercedes Benz AG
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    • B60R21/268—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の乗客を保護するため圧力容器から気体
袋へ流れる気体の流出特性に，適当な影響を及ぼす。 【構成】 圧力容器１，２，３の流出弁が，所定破断区
域８において圧力容器１，２，３のハウジングに結合さ
れ，容器内部に設けられる火薬装置の所へ延びるピスト
ン５を持つている。流出弁が流出特性に影響を及ぼすた
め，所定破断区域８に続いて火薬装置の方へ延びる制御
体７を含み，この制御体７の断面が流出弁の軸線方向に
変化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，気体を蓄える圧力容器
が，車両の乗客を保護する気体袋を膨らますのに役立
ち，流出弁が所定破断区域の所で圧力容器のハウジング
に結合され，かつ容器内部に設けられる火薬装置の所ま
で延びるピストンを含み，火薬装置の点火の際このピス
トンがハウジングの所定破断区域を突き破つて，気体用
の流出開口を開く，気体を蓄える流出弁付き圧力容器に
関する。
【０００２】
【従来の技術】このような圧力容器はドイツ連邦共和国
特許出願公開第２１１８７４５号明細書から公知であ
る。流出弁は圧力容器の内部に設けられて，容器内部に
一体化される気体発生器内へ突出するピストンを持ち，
このピストンの他端が所定破断区域の範囲で圧力容器の
壁に結合されている。ピストンは円柱状である。気体発
生器の点火後ピストンは圧力容器の壁の所定破断区域を
外方へ押して，圧力容器に蓄えられている気体用の流出
開口を開く。所定破断区域は円形なので，円柱状ピスト
ンが繰出されると，気体に対して円形流出開口が生ず
る。この流出開口の断面は，終端位置までのピストンの
点火方向運動中変化しない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，流出
弁の開放運動中も流出開口の流出特性に適当な影響を及
ぼすことができるように，最初にあげた種類の圧力容器
を改良することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば，ピストンが所定破断区域に続いて容器
内部まで延びる制御体を含み，流出特性に影響を及ぼす
ため，この制御体の断面がピストンの軸線の方向に変化
している。
【０００５】
【発明の効果】こうして所定破断区域の輪郭により外縁
を規定される流出開口の大きさは，流出弁の開放運動中
変化する。この手段により，圧力容器から気体袋への気
体の流出に，流出弁の開放運動中も時間的に影響を及ぼ
すことができる。制御体の形状により，例えば流出特性
曲線のゆるやかな開始によつて，流出過程の始めに気体
袋の過負荷を避けることが可能である。
【０００６】
【実施態様】本発明の構成では，制御体が火薬装置の方
へ先細になつている。従つて流出弁の開放運動が進行す
ると，圧力容器の流出開口が大きくなる。
【０００７】本発明の別の構成では，所定破断区域が円
形の所定破断線を持ち，制御体が回転対称に構成されて
いる。それにより均一な流出状態を保証する円環状流出
開口が生ずる。
【０００８】本発明の別の構成では，制御体が縦断面に
おいて湾曲する外側輪郭を持つている。それにより例え
ば流出時間に関する圧力変化のＳ撚り状特性曲線のよう
に複雑な流出特性を実現することも可能である。
【０００９】別の構成では，圧力容器外において流出弁
の後に，流出弁の方へ軸線方向に広がる内壁を持つデイ
フユーザが設けられて，圧力容器の流出開口を開く位置
に制御体を心出しして固定する。それにより流出弁は，
流出開口の最大流出断面を規定する所定の終端位置をと
る。
【００１０】
【実施例】本発明のそれ以上の利点及び特徴は，従属請
求項及び図面に示されている実施例の以下の説明から明
らかになる。
【００１１】図１による圧力容器１，２，３には，高い
圧力を受ける気体例えば窒素が蓄えられて，車両の乗客
を保護する気体袋を膨らますのに役立つ。実施例におい
て圧力容器１，２，３は，中心の弁保持体１とこの弁保
持体１の両側に気密に接続される２つの容器殻体２，３
とから成つている。圧力容器１，２，３は比較的薄肉
で，軽金属例えばアルミニウムから成つている。圧力容
器１，２，３全体を包囲する図示しない複合繊維巻線
は，圧力容器１，２，３を補強して，この圧力容器が４
００ないし５００ｂａｒの圧力の気体を蓄えることがで
きるようにしている。
【００１２】中心弁保持体１は中空異形部品から成り，
図１において上部にあつて半径方向外方へ向く円形断面
の開口１３を持つている。弁保持体１の開口１３から遠
い方の側に，火薬装置の気体発生器４がこの弁保持体１
内に取付けられている。気体発生器４はほぼ中空円筒状
をなし，開口１３の軸線１２に対して同軸的に弁保持体
１の対応する切欠きへ気密に溶接されている。気体発生
器４の底には火薬を持つ点火器１６が設けられて，事故
の際閉じられる電流回路１５により点火可能である。火
薬として例えば固体が用いられ，その点火の際駆動気体
を発生する。気体発生器４内にピストン５が軸線１２の
方向に摺動可能に案内され，そのピストン棒が気体発生
器４のハウジングを通つて開口１３の方向に外方へ突出
している。気体発生器４は気密に密封されているので，
ピストン５は軸線方向に可動であるが，点火器１６の点
火の際駆動気体が圧力容器１，２，３の内部又は周囲へ
流出することはない。
【００１３】ピストン５のピストン棒上には，回転対称
に形成される制御体７がはまり，図１に示すピストン５
の不動作位置で弁保持体１の開口１３の範囲に終つてい
る。制御体７はピストン５のピストン棒の一部であつて
もよい。制御体７の上縁には環１４が一体に形成され，
開口１３の範囲で弁保持体１のハウジングの対応する切
欠きにはまつて，このハウジングに気密に溶接されてい
る。環１４と制御体７との間には，開口１３の直径にほ
ぼ等しい直径を持つ円形の所定破断区域即ち所定破断線
８がある。制御体７はその上端から始まつて先細にな
り，軸線１２に沿つて気体発生器４の方へ容器内部へ突
出している。図１及び２による実施例では，制御体７は
縦断面において凹な外側輪郭を持つている。
【００１４】これに対し図４による制御体７″は凸な外
側輪郭を持つている。図３による制御体７′は段付けさ
れ，その上部範囲に円錐台状に先細になる外側輸郭を持
ち，凹に丸められる移行部を介して円柱状外側輪郭が続
いている。
【００１５】開口１３より上で軸線１２に対して同軸的
にデイフユーザ９が設けられて，ピストン５と制御体７
とから成る流出弁５，７の後に接続され，圧力容器１，
２，３から気体袋へ流れる気体の反動のない流出と分配
とに役立つ。デイフユーザは，軸線（１２）に対して同
心的な円錐状内壁１０により流出弁５，７の方へ開か
れ，直径上で対向して半径方向外方へ向く４つの円筒状
開口１１を持ち，これらの開口が流出する気体を気体袋
へ導く。流出弁５，７の方へ広がる円錐台状内壁１０
は，流出弁の後述する開放過程において制御体７を開口
１３内に心出し，最大流出開口を開く終端位置に固定す
るように，構成されている。この位置が図２に示されて
いる。
【００１６】図１による流出弁５，７の不動作位置にお
いて気体発生器４内の点火器１６が点火され，燃焼する
固体により生ずる駆動気体がピストン５を上方へ押す
と，流出弁５，７の制御体７が所定破断線８に沿つて環
１４から破断するので，所定破断線８により規定される
開口１３の内壁と制御体７の外側輪郭とによつて，円環
状流出開口が生ずる。デイフユーザ９の方への制御体７
の運動の進行につれて，制御体７の上縁がデイフユーザ
９の円錐台状内壁に当つて，心出しされる終端位置に固
定されるまで，流出開口が増大する。従つて流出開口の
大きさは制御体７の開放過程中常に変化し，開口１３の
所定破断線８の高さに一時的ある制御体７の外側輪郭の
範囲によつて規定される。開放運動の始めには，制御体
７の形状のため流出開口が比較的狭いので，圧力−時間
線図により示される流出開口の流出特性の特性曲線は最
初ゆるやかに上昇する。それにより気体袋の過負荷が回
避される。流出過程中Ｓ撚り状流出特性曲線が圧力−時
間線図に生ずるように，制御体７を形成するのがよい。
制御体７の心出しにより，流出開口及び４つの開口１１
を通る気体の均一な流出が保証される。開口１１は直径
上で対向しているので，気体の反動なしの流出が行わ
れ，これは特に高い圧力のため有利である。
【図面の簡単な説明】
【図１】火薬装置として役立つ気体発生器とこれに結合
される流出弁とを一体化されている圧力容器の一部を切
欠いた側面図で，流出弁が制御体を含み，この流出弁の
後にデイフユーザが接続されている。
【図２】流出弁が圧力容器の流出開口を開きかつデイフ
ユーザにより心出しされる終端位置にある図１の圧力容
器の一部の断面図である。
【図３】流出弁の制御体の実施例の側面図である。
【図４】制御体の別の実施例の図３に対応する側面図で
ある。
【符号の説明】
１，２，３ 圧力容器 ５ ピストン ７，７′，７″ 制御体 ８ 所定破断区域 １２ 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴオルフガング・ヘンゼレル ドイツ連邦共和国テユービンゲン・シユタ ウフエンベルクシユトラーセ88 (72)発明者 ヴオルフ−デイートリヒ・ミユンツエル ドイツ連邦共和国アルトドルフ・リンデン ヴエーク14 (72)発明者 ハインツ・クノル ドイツ連邦共和国シユトウツトガルト80・ シユメルバツハシユトラーセ38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 気体を蓄える圧力容器が，車両の乗客を
    保護する気体袋を膨らますのに役立ち，流出弁が所定破
    断区域の所で圧力容器のハウジングに結合され，かつ容
    器内部に設けられる火薬装置の所まで延びるピストンを
    含み，火薬装置の点火の際このピストンがハウジングの
    所定破断区域を突き破つて，気体用の流出開口を開くも
    のにおいて，ピストン（５）が所定破断区域（８）に続
    いて容器内部まで延びる制御体（７，７′，７″）を含
    み，流出特性に影響を及ぼすため，この制御体（７，
    ７′，７″）の断面がピストン（５）の軸線（１２）の
    方向に変化していることを特徴とする，気体を畜える流
    出弁付き圧力容器。
  2. 【請求項２】 制御体（７，７′，７″）が火薬装置
    （４，１５，１６）の方へ先細になつていることを特徴
    とする，請求項１に記載の圧力容器。
  3. 【請求項３】 所定破断区域が円形の所定破断線（８）
    を持ち，制御体（７，７′，７″）が流出弁（５，７）
    の軸線（１２）に対して回転対称に構成されていること
    を特徴とする，請求項１又は２に記載の圧力容器。
  4. 【請求項４】 制御体（７，７′，７″）が縦断面にお
    いて湾曲する外側輪郭を持つていることを特徴とする，
    請求項３に記載の圧力容器。
  5. 【請求項５】 制御体（７″）が縦断面において凸な外
    側輪郭を持つていることを特徴とする，請求項４に記載
    の圧力容器。
  6. 【請求項６】 制御体（７）が縦断面において凹な外側
    輪郭を持つていることを特徴とする，請求項４に記載の
    圧力容器。
  7. 【請求項７】 制御体（７′）が段状に先細になる外側
    輪郭を持つていることを特徴とする，請求項３に記載の
    圧力容器。
  8. 【請求項８】 圧力容器（１，２，３）外において流出
    弁（５，７）の後に，流出弁（５，７）の方へ軸線方向
    に広がる内壁（１０）を持つデイフユーザ（９）が設け
    られて，圧力容器（１，２，３）の流出開口を開く位置
    に制御体（７，７′，７″）を心出しして固定すること
    を特徴とする，請求項１ないし７の１つに記載の圧力容
    器。
  9. 【請求項９】 デイフユーザ（９）が直径上で対向して
    半径方向外方へ向く複数の開口（１１）を持つているこ
    とを特徴とする，請求項８に記載の圧力容器。
JP8669292A 1991-03-02 1992-02-26 気体を蓄える流出弁付き圧力容器 Pending JPH05124483A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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DE19914106716 DE4106716A1 (de) 1991-03-02 1991-03-02 Druckbehaelter zur speicherung eines gases mit einem ausstroemventil
DE4106716.9 1991-03-02

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JPH05124483A true JPH05124483A (ja) 1993-05-21

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JP (1) JPH05124483A (ja)
DE (1) DE4106716A1 (ja)
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IT (1) ITRM920131A1 (ja)
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