JPH05123993A - マイクロマニピユレータ - Google Patents

マイクロマニピユレータ

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JPH05123993A
JPH05123993A JP28601791A JP28601791A JPH05123993A JP H05123993 A JPH05123993 A JP H05123993A JP 28601791 A JP28601791 A JP 28601791A JP 28601791 A JP28601791 A JP 28601791A JP H05123993 A JPH05123993 A JP H05123993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
micro
moving
load
gripper
micro gripper
Prior art date
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Pending
Application number
JP28601791A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Imai
克行 今井
Tadashi Miura
忠 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Publication of JPH05123993A publication Critical patent/JPH05123993A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微動器具の荷重に起因する移動装置の動作不
良を改善する。 【構成】 マイクロマニピュレータ用移動装置3は、マ
イクログリッパ15を移動するためのものである。この
装置は、微動部11と荷重軽減装置12とを備えてい
る。微動部11は、マイクログリッパ15を保持しかつ
移動するためのものである。荷重軽減装置12は、微動
部11が受けるマイクログリッパ15による荷重を軽減
するので、微動部11はマイクログリッパ15を滑らか
に移動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロマニピュレー
タ、特に、微小器具を移動するためのマイクロマニピュ
レータに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば細胞等に微小注射を行ったり、
細胞内の電位を測定しようとする場合は、マイクロマニ
ピュレータが用いられる。一般的なマイクロマニピュレ
ータでは、顕微鏡視野下で微小針や微小ピペット等の微
小器具を操作して、シャーレ等の容器内に入れられた細
胞等の微小な被処理物に所定の処理を施すことができ
る。
【0003】微小器具は、移動装置によって前後左右上
下方向(XYZ方向)に駆動するアームの先端に取り付
けられており、移動装置によるアームの駆動によって微
小器具が被処理物に対し処理を施す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のマイクロマ
ニピュレータでは、微小器具の荷重により、移動装置が
正常に動作しない場合がある。本発明の目的は、微小器
具の荷重に起因する移動装置の動作不良を改善すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマイクロマ
ニピュレータは、微小器具により被処理物に処理を施す
ためのものである。このマイクロマニピュレータは、駆
動装置と荷重軽減装置とを備えている。前記駆動装置
は、微小器具を保持しかつ移動するためのものである。
前記荷重軽減装置は、駆動装置が受ける微小器具による
荷重を軽減するためのものである。
【0006】
【作用】本発明に係るマイクロマニピュレータでは、駆
動装置が受ける微小器具による荷重を荷重軽減装置が軽
減する。そのため、駆動装置は微小器具の荷重による動
作不良を起こしにくい。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のマイクロマニピ
ュレータの概略図である。図において、マイクロマニピ
ュレータは、ベース1上に載置された顕微鏡2と、顕微
鏡2の側方に配置された1対の移動装置3,4と、顕微
鏡2及び移動装置3,4を制御するための制御装置5と
を有している。
【0008】顕微鏡2は、その中央部に操作台6を有し
ており、操作台6には被処理物が入れられたシャーレ等
の容器7が載置されるようになっている。操作台6の下
方には対物レンズ8が載置されており、対物レンズ8の
下端部にはテレビカメラ9が接続されている。操作台6
は、図示しない駆動機構によって水平方向及び上下方向
に駆動され得る。
【0009】移動装置3,4は、ベース1上に載置され
ており、ベース1上に固定された粗動部10と、粗動部
10の上部に取り付けられた微動部11と、微動部11
の上部に取り付けられた荷重軽減装置12とを主に有し
ている。粗動部10は、図示しないステッピングモータ
により、ベース1に対して数十μm単位の動きを垂直方
向及び水平方向に行い得る。各微動部11の顕微鏡2側
端部には、アーム13,14が設けられている。このア
ーム13,14は、微動部11内に設けられた電磁駆動
装置により、垂直方向及び水平方向に1μm単位の動き
を行い得る。一方のアーム13の先端には、マイクログ
リッパ15が取り付けられている。マイクログリッパ1
5は、先端に微小物を挟持するための挟持部(図示せ
ず)を有しており、被処理物を捕足するために用いられ
るものである。マイクログリッパ15は、図2に示すよ
うに、上方に延びる吊り上げ部15aを有している。他
方のアーム14の先端には、マイクロピペット16が取
り付けられている。マイクロピペット16は、ガラスキ
ャピラリーであり、容器7側先端が円錐状に成形されて
いる。マイクロピペット16の他端には、図示しないポ
ンプから延びるチューブ16aの一端が接続されてい
る。
【0010】制御装置5は、CRT17と、操作パネル
18と、制御ユニット19とを有している。操作パネル
18には、粗動部10及び微動部11を遠隔操作するた
めのジョイスティックや種々のボタンが設けられてい
る。また、制御ユニット19内には、CPU,ROM,
RAM等から構成されるマイクロコンピュータ(図示せ
ず)が設けられている。このマイクロコンピュータによ
って、顕微鏡2、移動装置3,4、CRT17、吸引ポ
ンプ(図示せず)等が制御される。
【0011】図2を参照して、荷重軽減装置12を説明
する。ここでは、マイクログリッパ15が取り付けられ
た微動部11側の荷重軽減装置12について説明する。
荷重軽減装置12は、微動部11上に固定された箱状の
カバー21と、カバー21の側面に設けられた蓋部22
とで外形を形成している。カバー21の図左端部には、
開口21aが設けられている。カバー21と蓋部22
は、それぞれのヒンジ部21bとヒンジ22aとが回動
自在に連結されている。そのため、蓋部22の側方に設
けられた把手24を上方に移動させると、荷重軽減装置
12の内部を操作できる。
【0012】荷重軽減装置12の内部は、2つの滑車2
5,26と、ワイヤ27と、おもり29とから主に構成
されている。2つの滑車25,26は、回転軸が互いに
平行になるよう配置されている。ワイヤ27は、回転ロ
ーラ25,26間に掛けられている。ワイヤ27の一端
は開口21aから外部に突出しており、マイクログリッ
パ15の吊り上げ部15aに固定されている。ワイヤ2
7の他端には、係止棒28が取り付けられている。
【0013】おもり29は、ブロック状の部材であり、
上部に複数の係止部30を有している。各係止部30
は、紙面と直交する方向に並べて配置された1対のフッ
クから構成されている。各係止部30には、ワイヤ27
の一端に取り付けられた係止棒28を引っかけて固定し
得る。また、おもり29のマイクログリッパ15側に
は、ヒンジ部31が設けられている。このヒンジ部31
はカバー21内に設けられたヒンジ部21cと回動自在
に連結されている。
【0014】マイクロピペット16側の駆動装置4の荷
重軽減装置12は、上述の構造と同様であり、マイクロ
グリッパ15側の荷重軽減装置12とは形状が対称に構
成されている。次に、前記実施例の作用効果について説
明する。移動装置3側の荷重軽減装置12では、ワイヤ
27の先端に取り付けられた係止棒28が、1の係止部
30に係止されて固定される。ここでは、ワイヤ27が
おもり29により図2の矢印方向に引っ張られ、マイク
ログリッパ15は上方に引き上げられた状態となる。こ
れにより、アーム13にはマイクログリッパ15の荷重
が加わりにくくなる。したがって、微動部11内に設け
られた電磁駆動装置は、アーム13がマイクログリッパ
15を保持しているにもかかわらず、アーム13を滑ら
かに移動することができる。
【0015】なお、マイクログリッパ15とおもり29
とのバランスは、おもり29に設けられた係止部30を
適宜選択してワイヤ27の係止棒28を係止することに
より調整できる。たとえばマイクログリッパ15の重量
が小さければ図2の左端の係止部30に係止棒28を係
止し、マイクログリッパ15の重量が大きくなるにした
がって図2より右側の係止部30を選択して係止棒28
を係止する。したがって、荷重軽減装置12は、マイク
ログリッパ15の重量が異なる場合でも、マイクログリ
ッパ15の重量に応じて微動部11が受ける荷重を軽減
できる。
【0016】移動装置4側の微動部11も、荷重軽減装
置12による同様の作用により、マイクロピペット16
を滑らかに移動することができる。次に、上述のマイク
ロマニピュレータによる細胞の処理操作について説明す
る。ここでは、DNA溶液を細胞に注入する場合を例と
して説明する。なお、被処理細胞は、予め緩衝液ととも
に容器7内に入れられているものとする。また、マイク
ロピペット16の本体内には、予めDNA溶液が吸入さ
れているものとする。
【0017】操作パネル18から移動装置3の移動指令
を入力すると、粗動部10と微動部11とがそれにした
がって作動し、マイクログリッパ15は指令通りに操作
台6上を垂直方向及び水平方向に移動する。このような
移動により、マイクログリッパ15の先端は、容器7内
に配置される。そして、マイクログリッパ15の先端を
被処理細胞に近づけて被処理細胞を挟持する。同様に移
動装置4を駆動してアーム14を操作台6上で水平方向
及び垂直方向に移動させ、マイクロピペット16の先端
を容器7内に配置する。さらに、アーム14を移動して
マイクロピペット16の先端を被処理細胞に突き刺す。
この状態で、図示しないポンプによりマイクロピペット
16の内圧を高めると、ピペット内のDNA溶液が被処
理細胞内に注入される。これにより、DNA溶液の注入
動作が完了する。
【0018】このような処理操作は、上述のようにマイ
クログリッパ15及びマイクロピペット16が滑らかに
移動するため、滞りなく行える。さらに、荷重軽減装置
12内のおもり29は、ヒンジ部31によりカバー21
に固定されているため、マイクログリッパ15等の移動
時に振動しにくい。よって、マイクログリッパ15等
は、おもり29の振動を受けにくく、被処理細胞に対し
て正確な処理が施せる。
【0019】〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、おもり29とワイヤ27とに
より微小器具を上方に引き上げて微動部が受ける荷重を
軽減させたが、本発明はこれに限られない。たとえば、
図3に示すような荷重軽減装置40を用いてもよい。こ
の荷重軽減装置40は、突出部41とコイルスプリング
42とから構成されている。突出部41は、微動部11
上に固定された棒状の部材であり、先端がマイクログリ
ッパ15の上方に位置するよう屈曲されている。コイル
スプリング42は、突出部41の先端に設けられたフッ
ク部41aとマイクログリッパ15の係止部15aとの
間に着脱可能に取り付けられている。このコイルスプリ
ング42がマイクログリッパ15を上方に引き上げるこ
とで、マイクログリッパ15が微動部11に加える荷重
は軽減される。なお、マイクログリッパ15を異なる重
量のものと交換する場合には、マイクログリッパの重量
に合わせてコイルスプリング42を交換する。 (b) 顕微鏡は実施例で述べたものに限らず、通常の
倒立顕微鏡あるいは(IC状の微小物をグリップする目
的等の場合に)金属顕微鏡であってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るマイクロマニピュレータ用
移動装置では、駆動装置が受ける微小器具による荷重は
荷重軽減装置により軽減されている。そのため、駆動装
置は動作不良を起こしにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略図。
【図2】前記実施例の一部断面正面図。
【図3】他の実施例の図2に相当する図。
【符号の説明】
3,4 移動装置 10 粗動部 11 微動部 12,40 荷重軽減装置 15 マイクログリッパ 16 マイクロピペット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微小器具により被処理物に処理を施すため
    のマイクロマニピュレータであって、 前記微小器具を保持しかつ移動するための駆動装置と、 前記駆動装置が受ける前記微小器具による荷重を軽減す
    るための荷重軽減装置と、 を備えたマイクロマニピュレータ。
JP28601791A 1991-10-31 1991-10-31 マイクロマニピユレータ Pending JPH05123993A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6940640B2 (en) 2002-02-15 2005-09-06 Olympus Optical Co., Ltd. Inverted microscope
EP2508308A1 (de) * 2011-04-07 2012-10-10 KUKA Roboter GmbH Verfahren und Handhabungssystem zum automatisierten Bewegen eines schwerkraftkompensierten Lastkörpers

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6940640B2 (en) 2002-02-15 2005-09-06 Olympus Optical Co., Ltd. Inverted microscope
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US8812158B2 (en) 2011-04-07 2014-08-19 Kuka Roboter Gmbh Method and handling system for automatically moving a gravity-compensated load body

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