JPH05122850A - クリツクノイズ低減装置 - Google Patents

クリツクノイズ低減装置

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JPH05122850A
JPH05122850A JP3279202A JP27920291A JPH05122850A JP H05122850 A JPH05122850 A JP H05122850A JP 3279202 A JP3279202 A JP 3279202A JP 27920291 A JP27920291 A JP 27920291A JP H05122850 A JPH05122850 A JP H05122850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
click noise
power supply
constant
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3279202A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Oya
達朗 大矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3279202A priority Critical patent/JPH05122850A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的接点をもつリレー等を使用することな
く、電源スイッチ操作時における、音声信号の増幅手段
クリックノイズを低減できる、優れたクリックノイズ低
減装置を提供する。 【構成】 音声信号を増幅する増幅手段15に電圧を供
給する安定化電源回路4ないし12に、電源スイッチ1
がオンとなった後の一定時間、安定化電源を徐々に起動
する遅延手段を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声信号処理装置に用
いるバランス出力アンプのクリックノイズを低減するク
リックノイズ低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、音声信号を増幅する増幅器は、
供給電源が投入されるとクリックノイズを発生し、耳障
りであるばかりでなく、ときにはスピーカを破損する場
合もある。そこで、従来よりこのようなクリックノイズ
を低減する対策がとられてきた。
【0003】図2に従来のクリックノイズ低減装置の構
成の回路図を示す。図2において、1はオンとなること
により交流電源を入力する電源スイッチ、2は入力され
る一次側の交流電圧を所定の電圧に変換して二次側から
出力するトランス、3はトランス2から出力される交流
電圧を正及び負の直流電圧に変換する整流器、4は整流
器3からの正及び負電圧を平滑するコンデンサである。
【0004】5及び6は正及び負の定電圧を生成する定
電圧回路を形成する制限抵抗及び定電圧ダイオード、2
1及び22は正及び負の定電圧に含まれるリップル成分
やノイズ成分を除去するフィルタ回路を形成する抵抗及
びコンデンサである。9及び18は正又は負の定電圧が
印加されるとオンとなって、整流器3から出力される正
電圧VCC又は負電圧VEEを出力端子13又は14か
ら出力するダーリントン結合のドライブ及びパワートラ
ンジスタである。すなわち、整流器3以降の各要素によ
り安定化電源回路を構成している。
【0005】また、15は入力される音声信号を増幅し
て2系統の音声信号を出力するバランス出力アンプ(以
下、BTLアンプという)であり、上記安定化電源から
電圧を供給される。19は電源スイッチ1がオンとなっ
た後ミュート信号を発生するミュート信号発生器、20
はミュート信号を受けたときオフとなるリレーである。
リレー20の接点は音声出力端子16及び17に接続さ
れている。
【0006】次に、上記従来の構成の動作について説明
する。まず、電源スイッチ1がオンとなり、トランス
2、整流器3を経て安定化電源回路が起動し、出力端子
13及び14に定常状態前の正及び負の電圧が発生す
る。BTLアンプ15はこのような過渡状態の電圧でも
動作し、出力に直流オフセット電圧を発生する。このオ
フセット電圧は入力側にフィードバックされ、増幅され
て再び出力される。このような循環が瞬時に発生するこ
とにより、入力に音声信号が供給されなくても、クリッ
クノイズがBTLアンプから出力される。
【0007】この対策のために、電源スイッチ1がオン
となった後の過渡状態において、整流器3からミュート
信号発生器19に供給される電圧が所定電圧範囲でない
ときは、ミュート信号をリレー20に与えてこれをオフ
にして、音声出力端子16及び17にクリックノイズが
伝わらないようにしていた。その後定常状態になり、ミ
ュート信号発生器19に所定以上の電圧が印加される
と、ミュート信号の発生が停止して、リレー20がオン
となっていた。
【0008】以上の如く、従来のクリックノイズ低減装
置においては、ミュート信号発生器19およびリレー2
0を用いて、クリックノイズが発生する過渡状態では、
BTLアンプの出力と出力端子の間を断とするように制
御している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、音声信号の信号線に機械的接点をもつリレーが
挿入されるために、経年変化等によるリレーの接点不良
が生じるという問題があった。
【0010】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、機械的接点をもつリレー等を使用すること
なく、クリックノイズを低減できるクリックノイズ低減
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、音声信号を増幅する増幅手段に電圧を供給
する安定化電源回路に、電源スイッチがオンとなった後
の一定時間、安定化電源を徐々に起動する遅延手段を設
けた構成とする。
【0012】
【作用】従って本発明によれば、遅延手段による起動の
遅延時間を任意に設定して、音声信号の増幅手段を徐々
に立ち上げることにより、クリックノイズを低減できる
効果を有する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の回路図であり、1はオン
となることにより交流電源を入力する電源スイッチ、2
は入力される一次側の交流電圧を所定の電圧に変換して
二次側から出力するトランス、3はトランス2から出力
される交流電圧を正及び負の直流電圧に変換する整流
器、4は整流器3からの正及び負電圧を平滑するコンデ
ンサである。
【0014】5及び6は正及び負の定電圧を生成する定
電圧回路を形成する制限抵抗及び定電圧ダイオード、7
及び8は時定数用抵抗及びコンデンサによって時定数が
決定され、定電圧回路からの定電圧の立ち上がり時間を
遅延する遅延手段としての時定数回路である。9は時定
数回路からの電圧で駆動するドライブトランジスタ、1
0はドライブトランジスタ9に応じて動作し、正電圧V
CC又は負電圧VEEを出力端子13又は14から出力
するパワートランジスタである。また、11はパワート
ランジスタ10のコレクタ電圧すなわち、正電圧VCC
又は負電圧VEE4をドライブトランジスタ9にフィー
ドバックする電圧帰還用ダイオード、12はドライブト
ランジスタ9のエミッタに接続された制限抵抗であり、
電圧帰還用ダイオード11及び制限抵抗12により帰還
回路を形成し、パワートランジスタ10の出力の安定化
を図っている。すなわち、4ないし12の要素により安
定化電源回路を構成している。また、15は入力される
音声信号を増幅して2系統の音声信号を音声出力端子1
6及び17から出力する増幅手段としてのBTLアンプ
であり、上記安定化電源から電圧を供給される。
【0015】次に、上記構成の動作について説明する。
電源スイッチ1がオンとなると、トランス2、整流機3
及び抵抗5を経て定電圧ダイオード6のカソードに定電
圧が発生する。この定電圧は、設定された時定数用抵抗
7及び時定数用コンデンサ8からなる時定数回路により
立ち上がり時間が遅延される。この時定数回路は見かけ
上は従来例におけるフィルタ回路と同じ構成となってい
るが、従来例におけるフィルタ回路の時定数は、300
msecないし1sec程度であり、本実施例では50
sec程度の大きな時定数となっている。そのためドラ
イブトランジスタ9のベースは徐々に高く又は低くなっ
ていくので、そのコレクタ電流すなわちパワートランジ
スタ10のベース電流も徐々に増加していく。その結
果、パワートランジスタ10のコレクタ電圧すなわち正
電圧VCC又は負電圧VEEが、徐々に高く又は低くな
っていく。
【0016】従って、時定数回路の時定数を適切に設定
することにより、BTLアンプ15に供給する電圧を適
切な速度で定常状態に移行させ、聴感に感じるようなク
リックノイズが発生しないように、BTLアンプ15を
静かに立ち上がるようにすることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、上記実施例で明らかな
ように、音声信号を増幅する増幅手段に電圧を供給する
安定化電源内に、自身の起動を遅延させる遅延手段を設
けて、増幅手段を徐々に立ち上げることにより、リレー
等の機械的接点部材を使用することなく、電源スイッチ
の操作時に発生するクリックノイズを低減する効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリックノイズ低減装置の実施例の回
路図
【図2】従来のクリックノイズ低減装置の回路図
【符号の説明】
1 電源スイッチ(スイッチ手段) 2 トランス 3 整流器 4 平滑コンデンサ 5 制限抵抗 6 定電圧ダイオード 7 時定数用抵抗 8 時定数用コンデンサ 9 ドライブトランジスタ 10、18 パワートランジスタ 11 電圧帰還用ダイオード 12 制限抵抗 13 正電圧出力端子 14 負電圧出力端子 15 バランス出力アンプ(BTLアンプ:増幅手段) 16、17 音声出力端子 19 ミュート信号発生器 20 リレー 21 フィルタ用抵抗 22 フィルタ用コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される音声信号を増幅する増幅手段
    と、この増幅手段に電圧を供給する安定化電源と、この
    安定化電源を起動させるスイッチ手段とを備え、上記安
    定化電源は上記スイッチ手段が起動された後、一定時間
    この安定化電源の起動を遅延させる遅延手段を有するこ
    とを特徴とするクリックノイズ低減装置。
  2. 【請求項2】 遅延手段は抵抗及びコンデンサからなる
    時定数回路で構成されることを特徴とする請求項1記載
    のクリックノイズ低減装置。
JP3279202A 1991-10-25 1991-10-25 クリツクノイズ低減装置 Pending JPH05122850A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345148A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Toshiba Corp 超音波流量計
JP2006189593A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Brother Ind Ltd 液晶表示装置

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