JPH05113349A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH05113349A
JPH05113349A JP3301065A JP30106591A JPH05113349A JP H05113349 A JPH05113349 A JP H05113349A JP 3301065 A JP3301065 A JP 3301065A JP 30106591 A JP30106591 A JP 30106591A JP H05113349 A JPH05113349 A JP H05113349A
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Application number
JP3301065A
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English (en)
Inventor
Naoaki Hayakawa
直亮 早川
Masahiko Sato
雅彦 佐藤
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ表示とデジタル表示とを狭いスペー
ス内に混在することにより、高密度表示を得る。 【構成】 透明な表示板44の前面側に指針48を配設し、
不透過性の表示板34にバーグラフ表示部36と、透明な透
視窓部34Aと開口部34Bとを設け、表示板34の背後に着
色透光層31を有する円板状の指示板24を配設する。表示
ボックス55に2つの数字切り換え表示用のVFD60, 61
を設け、この表示光を鏡58, 59にそれぞれ反射させ、前
方へ照射する。VFD60の表示像は表示板44の背後に表
示され、VFD61の表示像は透視窓部34Aの背後に表示
される。 【効果】 表示板44, 34に指針48, バーグラフ表示する
指示板24をアナログ表示させ、この表示板44, 34にデジ
タル表示を重ねて表示することにより、平面的なスペー
スが少なくて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ表示とデジタ
ル表示とを単一の表示領域内に複合表示する表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車,オートバイ等の車
輌用表示装置は、走行速度,エンジン回転数,燃料残量
あるいはエンジン冷却水温等の各表示内容を表示する場
合、目盛,数字等の指標部を設けた表示板の前面側に任
意の表示器を駆動源とする指針を配設し、この指針を表
示器の表示値に応じて回動させることにより、視認者に
指針と指標部とを対比判読させるアナログ表示式の表示
手段と、複数の短冊状のセグメントを整列配置した螢光
表示管(VFD)あるいは発光ダイオード(LED)列
等の発光式表示器に前記セグメント群から成るバーグラ
フ表示部を設け、このバーグラフ表示部に表示器の表示
値に応じて各セグメントをON/OFF制御し、視認者
にセグメント数の増減あるいはバーグラフ表示部全体に
おける単一のONセグメントの位置(バーグラフのレベ
ル表示)の増減を視認判読させるデジタル表示式の表示
手段とが知られている(例えば、実公平1−20652
号公報参照)。また、この他にもデジタル表示式の表示
手段は、車速,燃料残量などの運転情報や時刻などの一
般情報をインストルメントパネルに設けたメータ内のV
FD等の発光式表示器にデジタル表示していたが、最近
運転者がこれら情報を見るのに前方視界から大きく視線
を移動させなくともすむように、これらの運転情報を運
転者前方の光学系部材、例えばフロントガラスあるいは
フロントガラスに蒸着またはコーティングなどにより形
成されたコンバイナに投影させることにより、表示像を
フロントガラスの外側の前方視野内に結像させて遠方表
示し、その表示像(虚像)と視野内の風景とが重なるよ
うに見えるようにした表示手段、いわゆるヘッドアップ
ディスプレー(例えば実開昭63−81721号公報参
照)や、光学系部材への外光の影響を軽減するために、
インストルメントパネルに設けられたメータ内のVFD
等の発光式表示器の表示像をその表示器の前面側に設け
た凹面レンズや集光レンズなどの光学系部材により表示
器の奥行き方向に結像させて遠方表示する表示手段(例
えば実開昭62−105822号公報,実開昭63−1
95929号公報参照)が知られている。そして、一般
的に前記各表示手段は、各表示内容毎にいずれか1つの
表示手段を選定して採用する。これは、複合型表示装置
のように、単一の透視窓の背後に複数の表示内容を混在
させて表示する場合でも同様に、表示内容毎に1つの表
示手段を選定して並設するよう構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、単一の表示装置に複数の表示手段を並設した
場合、それぞれの表示状態を視認可能に表示するため、
平面的なスペースを確保して表示装置自体の大型化が問
題となっていた。
【0004】また、他の問題点は、各表示内容を単一の
表示手段によって表示するため、各表示内容が単調な表
示となり、商品価値を向上させにくいということであ
る。これは、複合型表示装置の場合であっても、複数の
表示内容を混在させて個々に表示手段を異ならせること
もできるが、各表示内容毎の表示状態には変わりない。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前記従来例の問題点に着目し
て考えられたものであり、複数の表示手段を並設しなが
ら装置全体を小型化して高密度表示を得る表示装置の提
供を目的とする。また、他の目的は、単一の表示内容を
複数の表示手段を組合せて表示することによって、視認
者が奥行き感を得ることのできる表示装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は表示板にアナログ表示する表示手段と、発
光式表示器にデジタル表示する表示手段とを前後に並設
するものである。また、本発明は前記デジタル表示を
鏡,レンズ等の光学系部材によって前記表示板よりも奥
行方向に遠焦点表示し、また、前記2つの表示手段が同
一の表示内容を表示するものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、アナログ表示式の表示手段の
背後にデジタル表示式の表示手段が表示され、高密度表
示を得る。また、デジタル表示式の表示手段が、実際の
配設位置よりも遠焦点表示されたり、あるいは両表示手
段が同一の表示内容を表示するため、視認者が表示内容
を確認する場合、両表示手段を視認することになり、視
認者は表示位置の差によって奥行き感が得られる。
【0008】
【実施例】図1乃至図6は本発明の一実施例を適用した
車輌用表示装置を示すものであり、本実施例では図1に
示すように走行速度表示用の表示装置1と、エンジン回
転数表示用の表示装置2とを、1枚の化粧パネル3の開
口部から視認可能に配設しており、以下表示装置1につ
いて詳述するが、表示装置2も同様の構造であるので詳
細な説明は省略する。
【0009】例えばABS,ポリプロピレン等の合成樹
脂材料から成る有底中空筒状ケース4は、底壁4A前面
に表示器、本実施例では従来公知の交叉線輪型可動磁石
式計器である計器本体5(通称「ボビン計器」)を収納
固定し、白色系内周面の側壁4B下側の一部に内外を連
通する開放部4Cを形成し、この側壁4Bに沿って例え
ばアクリル樹脂等の透明材料から成る中空筒状の導光体
6を収納し、この導光体6の前端全周および後端全周に
外面を45度にカットした照射部7および受光部8を形成
し、また導光体6の後端側外周面には、後方に伸長する
3個の取付脚部9を適宜間隔を有して形成し、導光体6
の下側の2個の取付脚部9間を切断して内外を連通する
開放部6Aを形成し、前記取付脚部9の前側には導光体
6の前端部に開放する凹状のガイド部10を形成し、前記
取付脚部9にケース4の透光11を介してケース4の後方
からネジ12を締付けることにより、導光体6をケース4
に固定する。前記計器本体5と導光体6との間の空隙に
は、計器本体5周囲側を隆起させて傾斜面13を形成した
少なくとも前面が白色系の環状反射板14を配設し、前記
受光部8と傾斜面11との間に光源である環状の冷陰極管
(CCT)15を配設し、このCCT15の前面側に表面が
シボ加工された透光性材料から成る円板状の光拡散板16
を配設し、反射板14および光拡散板16にそれぞれ3個の
取付腕部17および18を形成し、両取付腕部17,18を順次
切欠溝部9に案内させながら取付脚部10の前端に位置決
め状態で載置することによって、反射板14および光拡散
板16から成るライトボックス19を構成する。そして、こ
のライトボックス19は、CCT15を点灯させることによ
り、光拡散板16を介しての前方照明を行うと共に、受光
部8を介して導光体6への光線入射の効率向上を成して
いる。また、前記反射板14および光拡散板16は、前記導
光体6の開放部6Aに対応して、下側の2個の取付腕部
17間を切断した開放部14Aおよび下側の2個の取付腕部
18間に周縁から中央まで切り込んだ前後に貫通する略矩
形形状の開口部16Aを形成している。そして、CCT15
は、2個の電極引き出し口15A間で分断された開放部分
を前記開放部14Aおよび開口部16Aに対応配置してい
る。
【0010】前記計器本体5は、第1の指針軸20の先端
に光拡散板16の開口部16Aを通して受片21と取付ボス22
とが十字状に一体形成された保持部材23を圧入固定し、
例えばポリカーボネート等の透明な合成樹脂材料から成
る円板状の指示板24の中央孔25に取付ボス22を貫通させ
てこの指示板24を受片21の前面に当接し、平板状の抑え
部材26の中心孔27に取付ボス22を貫通させながら、指示
板24の前面側から抑え部材26の固定ピン28を指示板24お
よび受片21の透孔29および30に挿通させた後、固定ピン
28の先端を受片21に接着あるいは溶着することにより、
指示板24を指針軸20に固定して、計器本体5の表示値に
応じた指示動作に合わせて指示板24を回動させるように
なっている。
【0011】前記指示板24は、計器本体5の表示値に応
じて指針軸20を介して回転駆動されるものであり、表示
装置1外部の検出機器から計測値に応じた信号が計器本
体5に入力され、この入力信号に応じた計器本体5によ
る回動指示範囲に応じて、所望の範囲に所望の色彩の着
色透光層31を印刷形成している。尚、本実施例では、指
示板24の周縁側 180度の範囲に所定幅の青色系の着色透
光層31を形成している。そして、この指示板24の周縁に
は係止凸部32を突設し、この係止凸部32を計器本体5の
0点指示表示状態でストッパ部材33に突き当てて回動最
下点を規定している。このストッパ部材33は、導光体6
の上側のガイド部10に沿わせながら光拡散板16の取付腕
部18前面に位置決め載置している。
【0012】例えばアクリル,ポリカーボネート等の透
明な合成樹脂材料から成る円形平板状の第1の表示板34
は、指示板24の回動時に着色透光層31の通過する領域前
方位置、本実施例では周縁側 180度の範囲に複数の透光
性のセグメント35列から成るバーグラフ表示部36と、透
視窓部34Aとを残して前面全域に黒色系塗料から成る遮
光層37を印刷形成している。また、バーグラフ表示部36
は、個のセグメント35が1km/h を示し、10km/h 毎に
セグメント35より幅広の不透過部分を設けて目盛部36A
としている。この表示板34の周縁には3個の取付腕部38
を形成し、下側の2個の取付腕部38の間には、周縁から
透視窓部34Aの下側近くまで切り込んだ前後に貫通する
略矩形形状の開口部34Bを形成し、前記取付腕部38は導
光体6のガイド部10に案内されながら1個の取付腕部38
はストッパ部材33の前面に当接し、残りの2個の取付腕
部38は光拡散板16の取付腕部18の前面に当接している。
【0013】例えばABS,ポリプロピレン等の不透光
性合成樹脂材料から成る中空円筒状の遮光板39は、内面
を黒色系に、外面を白色系にそれぞれ塗装し、外周面に
は前後方向に沿って伸びる3個の取付脚部40を突設する
と共に、下側の2個の取付脚部40間を切断して内外を連
通する開放部39Aを形成し、各取付脚部40の軸線上に
は、前端および後端にそれぞれ開放する凹状のガイド部
41および42を形成している。そして、この遮光板39は、
取付脚部40を導光体6のガイド部10に沿わせながら表示
板34の取付腕部38の前面に位置決め載置すると同時に、
前記ガイド部42内に前記取付腕部38を挿入しながら導光
体6内周面と表示板34周縁との間隙に遮光板39の後端を
挿入することによって、導光体6内の表示板34前面側周
縁に収納配設している。この時、導光体6の照射部7
は、遮光板39の前方に延出している。そして、この遮光
板39の内面後端側には、発泡性柔軟材料から成る洩光防
止部材43を遮光板39の内面形状に沿わせて環状に接着固
定し、これを表示板34前面周縁に押し当てて導光体6と
表示板34との間隙からの洩光を遮断している。
【0014】例えばアクリル,ポリカーボネート等の透
明な合成樹脂材料から成る円板状の第2の表示板44は、
前面に目盛(いずれも0km/h から10km/h 毎に付与)
を示す反射性良好の指標部45を形成し、周縁に3個の取
付腕部46を側方に延設し、平板面中央に貫通孔44Aを穿
設し、この貫通孔44Aに中空筒状の軸受部材47を固着し
ている。そして、この表示板44は、遮光板39の前記ガイ
ド部41に案内しながら取付脚部40の前面に位置決め載置
している。また、この表示板44の前面側には指針48を回
動可能に配設し、この指針48は、受片21の取付ボス22の
前端に圧入固定された第2の指針軸49を表示板34中央の
貫通孔34Cに挿通させた後、軸受部材47に回動可能に挿
通させ、この指針軸49の先端に固着している。尚、本実
施例では、指標部45および指針48は、導光性6を介して
CCT15の光線によって照射部7から照明されるもので
あり、アルミニウム等の金属材料を用いて立体的に設け
ることにより、反射効率を高めているが、もちろん白系
色の塗料にて印刷形成する等、他の手段でもよい。ま
た、指標部45は、表示板34の目盛部36Aに空間を介して
重合するよう、垂直前方位置に形成している。
【0015】例えば黒色系、茶色系等の着色が施された
例えばアクリル樹脂等の透光性を有するスモーク板から
成る透視板50は、周縁に金属製のリング部材51を固着
し、このリング部材51の周縁に3個の取付腕部52を形成
し、この取付腕部52を遮光板39のガイド部41に案内させ
ながら表示板44の取付腕部46の前面に当接することによ
り、内部を薄暗くした表示用の窓として機能する。
【0016】光不透過性合成樹脂材料から成る表示ケー
ス53と側板54とに分割形成された表示ボックス55は、前
後に離間して2個の表示筒部55A,55Bを形成し、この
表示筒部55A,55B間に前記指示板24の通路となる間隙
を設け、この表示筒部55A,55Bの先端側には、前面に
開口する表示窓部56,57を形成し、両表示窓部56,57
は、前方から見たときに重ならないように、後側の表示
窓部57を前後の表示窓部56の上方まで延設している。こ
の表示ボックス36は、各表示窓部56,57の後方に45度の
角度で上端前傾姿勢の鏡等の光反射性を有する光学系部
材58,59をそれぞれ配設し、各光学系部材58,59の下方
の所望の距離 l-1,l-2を隔てて、走行距離を数字によ
ってデジタル表示する螢光表示管(VFD)から成る表
示器60、走行速度を数字によってデジタル表示するVF
Dから成る表示器61を配設し、各表示器60,61を後述す
る駆動回路からの電気信号によって表示値を切り換え表
示するための支持用回路基板62,63に固定して構成され
るものであり、各回路基板62,63は、ケース53の開放口
からガイド溝部64,65にそれぞれ案内されながらスライ
ド係合されると共に、側板54によって表示ケース53の開
放口を閉塞することにより、脱落防止されている。ま
た、表示器61と光学系部材59との間には、収差の極めて
少ない非球面樹脂レンズから成る光学系部材66を配設
し、この光学系部材66と表示器61との間には、km/h と
いう速度単位を固定表示するためのランプボックス67を
配設し、ランプボックス67内の電球(図示しない)を点
灯させてランプボックス67前面に配置した単位形状を表
示する表示板(図示しない)を透過照明する。
【0017】すなわち、表示器61は、表示像となる数字
形態の表示光61Aを光学系部材66を介して上方へ照射
し、この表示光61Aを光学系部材59に反射させて前方を
照射することにより、視認者が表示窓部57を通して直接
視認することになる光学系部材59上の虚像表示を l-2の
長さよりさらに奥行方向に遠焦点表示する。つまり、表
示器61と光学系部材66,59とは、走行速度をデジタル表
示させる第1のデジタル表示式の表示手段68を構成して
いる。また、ランプボックス67は、単位表示となる表示
光67Aを光学系部材66を介して上方へ照射し、この表示
光67Aを光学系部材59に反射させて前方へ照射すること
により、前記表示手段68と同様の表示状態となる。ま
た、表示器60は、表示像となる数字形態の表示光60Aを
上方へ照射し、この表示光60Aを光学系部材58に反射さ
せて前方へ照射することにより、視認者が表示窓部56を
通して直接視認することになる光学系部材58上の虚像表
示を l-1の長さだけ光学系部材58の後方(奥行方向)に
遠焦点表示する。つまり、表示器60と光学系部材58と
は、走行距離をデジタル表示させる第2のデジタル表示
式の表示手段69を構成している。
【0018】以上のように構成される表示装置1は、導
光体6の取付脚部9の前面側に、反射板14, 光拡散板1
6, 表示板34の取付腕部17, 18, 38、遮光板39の取付脚
部42および表示板44, リング部材51の取付腕部46, 52を
順次積み重ねた状態で、前面側からネジ70を各取付腕部
52, 46, 38, 18, 17および取付脚部42に挿通して取付脚
部9に締付けた後、表示ボックス55の後側の表示筒部55
Bをケース4の開放部4Cを介して導光体6,反射板14
の開放部6A,14Aに挿入し、表示窓部57を第1の表示
板34の透視窓部34A,指示板24の中央透明部分および光
拡散板16の開口部16Aの背後に配設し、これと一緒に表
示ボックス55の前側の表示筒部55Aをケース4の開放部
4Cを介して導光体6,遮光板39の開放部6A,39Aお
よび第1の表示板34の開口部34Bに挿入し、表示窓部56
を第2の透明な表示板44の背後に配設し、表示ボックス
55を適宜固定手段によりケース4に固定することによ
り、表示装置1の組み付けが完了する。そして、計器本
体5は、ケース4後面側に配設された前記駆動回路を構
成するプリント配線板71に電気コード(図示しない)を
介して電気的に接続し、外部からプリント配線板71に入
力される検知信号に応じて指針軸20を所定角度回動し、
この指針軸20に固定された指示板24および指針軸49を介
して固定された指針48を同じ角度回動させる。また、表
示器60,61もプリント配線板71に接続し、入力される信
号に応じて表示値を切換え表示している。尚、図3中、
4Dは後面カバーである。
【0019】すなわち、前記指示板24は、表示板34の後
面側で回動することに伴って、バーグラフ表示部36の各
セグメント35に回動角度に応じた数だけ着色透光層31を
表示させる。つまり、指示板24と表示板34とは、走行速
度をバーグラフ表示させる第1のアナログ表示式の表示
手段72を構成している。また、前記指針48は、表示板44
の前面側で回動することに伴って指示位置を指標部45に
対比することにより表示させる。つまり、指針48と表示
板44とは、走行速度をアナログ表示させる第2のアナロ
グ表示式の表示手段73を構成している。
【0020】次に、以上の構造から成る表示装置1の表
示状態について説明する。
【0021】まず、表示装置1に電源が投入されると、
CCT15,表示器60, 61およびランプボックス67内の電
球が点灯する。この時、第1のアナログ表示式の表示手
段72は、指示板24の係止凸部32がストッパ部材33に突き
当たった状態で停止しているので、表示板34のバーグラ
フ表示部36の背後には指示板24の無色透明部分が位置し
ており、着色透光層31は表示板34のバーグラフ表示部36
の形成されない下半側後方および表示ボックス55表示筒
部55Aの背後に隠蔽されることになり、全セグメント35
はCCT15の発光色(白系色)がそのまま通過する。ま
た、第2のアナログ表示式の表示手段73は、前述の如く
指示板24がストッパ部材33によって回動範囲の最下位置
に停止しているので、指針48が表示板44の0km/h を表
示する指標部45を指示して停止している。また、第1の
デジタル表示式の表示手段68は、表示器61に表示された
数字「0」および単位「km/h 」を表示し、この表示光
61Aおよび67Aを光学系部材59に反射して前方へ照射す
る。また、第2のデジタル表示式の表示手段69は、不揮
発メモリー等に記憶されている積算計数値を表示器60に
表示させ、この表示光60Aを光学系部材58に反射して前
方へ照射する。すなわち、透視板50を介して視認される
表示状態は、導光体6の照射部7からの照明光線によっ
て、表示手段73の指針48および指標部45が視認されると
共に、表示手段73の後方に離間してバックライト照明に
よる白色系の複数セグメント35が透明な表示板44を介し
て視認され、アナログ表示によって0km/h を確認でき
る。同時に、表示手段68によって表示板44, 34の後方に
透視窓部34Aおよび指示板24を介して表示器61の表示像
が遠方表示され、デジタル表示によっても0km/h を確
認できる。また、表示手段69によって、表示板44の背後
に走行距離をデジタル表示している。本実施例では、表
示手段68, 69は遠焦点表示しているため、いずれの表示
像も表示板44, 34の後方に視認されることとなる(図5
参照)。
【0022】次に、計器本体5が20km/h を表示した場
合、前記表示手段72は、指示板24が右回転して着色透光
層31の0km/h 側の端辺をバーグラフ表示部36の20km/
h を示す目盛部36Aの垂直後方位置まで回転移動させる
ことによって、0km/h 〜20km/h の間の全セグメント
35を青系色に透光表示すると共に、20km/h を超える全
セグメント35を白系色のまま透光表示する。また、前記
表示手段73は、指示板24の回転と一緒に指針48が20km/
h を表示する指標部45を指示する。また、デジタル表示
式の表示装置68, 69は、いずれも入力信号に応じて表示
器61, 60の数値を切り換え表示するものであり、表示器
61には20km/h を表示し、表示器60には走行積算値デー
タに加算表示している。すなわち、透視板50を介して視
認される表示状態は、指針48と指標部45とを対比判読す
る背後に、バーグラフ表示部36が指針48の下位レベル側
(20km/h 未満)を青系色に、上位レベル側(20km/h
超)を白系色になるよう指針48を界にして色分けされた
表示が視認され、アナログ表示によって20km/h を確認
できる。同時に、表示手段68, 69によって、表示板44,
34の後方に走行速度および走行距離が遠焦点表示され、
デジタル表示によって20km/h および走行距離を確認で
きる(図6参照)。
【0023】この後、計器本体5の指示値に応じて指示
板24および指針48が同一角度だけ回転するように連動す
ると共に、回路基板63, 62の入力信号に応じて表示器6
1, 60が表示値を切り換え表示するため、透視板50を介
して視認される表示状態は、常時指針48の回動とバーグ
ラフ36の増減とによるアナログ表示と、数値切り換えに
よるデジタル表示とが視認される。
【0024】また、再び計器本体5,表示器61および60
が0km/h を指示する場合、指針板24がストッパ部材33
に係止凸部32を突き当てるまで左回転し、図5の表示状
態になる。そして、表示装置1への電源が遮断されると
CCT15,表示器61および60が消灯し、光透過率の低い
透視板50を介して内部を視認できなくなり、ブラックフ
ェースになる。
【0025】従って、本実施例の表示装置1は、アナロ
グ表示式の表示手段72, 73と、デジタル表示式の表示手
段68, 69とを前後に重ねて配設したので、平面的な表示
スペース(透視板50の大きさ)を小さくして、高密度表
示を得ることができる。また、本実施例では、表示手段
68, 69を、いずれも遠焦点表示させているため、アナロ
グ表示式の表示手段73の前方にデジタル表示式の表示手
段69を配設していながら、視認者が透視板50を介して視
認する表示状態は、前記表示手段73の背後に前記表示手
段69が視認されることになり、前後に小さいスペースで
あっても表示位置を適宜選定でき、高密度実装できると
いう効果もある。また、前記表示装置1は、アナログ表
示式の表示手段72, 73とデジタル表示式の表示手段68と
を連動させると共に、前記表示手段68を前記表示手段7
2, 73の後方位置に遠焦点表示させるため、視認者は、
走行速度を単一表示内容としたアナログ表示とデジタル
表示との組合せ表示による奥行き感を得ることができ、
従来例に比べて商品価値を向上させやすくなる。また、
本実施例では、表示装置1の前方から視認者(運転手)
が視認する場合、第2のアナログ表示式の表示手段73,
第1のアナログ表示式の表示手段72, 第2のデジタル表
示式の表示手段69, ランプボックス67による単位表示お
よび第1のデジタル表示式の表示手段68の順に視認者の
手前側から表示装置1の奥行方向後側に視認されるた
め、5段階で表示されより一層奥行き感を得ることがで
きるという附随的な効果も有している。
【0026】また、表示装置2は、その内部について図
示省略するが、前記表示装置1の第1,第2のアナログ
表示式の表示手段72, 73と、第2のデジタル表示式の表
示手段69を備え、いずれもエンジン回転数を表示してお
り、前記表示装置1と同様の作用を得る。
【0027】なお、前記実施例では、2つのアナログ表
示式の表示手段と、2つのデジタル表示式の表示手段と
を前後に並設しているが、いずれか一方の表示手段を1
つにしたり、両方の表示手段を1つにしたり、その適用
例は適宜考えられるものであり、本発明は、少なくとも
1つのアナログ表示式の表示手段と、少なくとも1つの
デジタル表示式の表示手段とが前後に並設されていれば
適用可能である。
【0028】また、デジタル表示式の表示手段は、VF
Dによる表示器以外にも発光ダイオードやバックライト
付液晶等、発光表示できるものであれば任意に設定して
よく、そのデジタル表示も数字表示に限らずバーグラフ
表示等断続的な表示を適宜設定すればよい。特に、前記
実施例では、アナログ表示式のバーグラフ表示を開示し
ており、これは指示板24の回動によりセグメント35幅内
に青系色を除々に見せていくように連続移動している
が、デジタル表示式のバーグラフ表示であれば各セグメ
ント35の幅に関係なくセグメント35を一括色変更して表
示できるので、デジタル表示式の方が喚起作用に優れて
いる。
【0029】また、アナログ表示式の表示手段は、可動
線輪型可動磁石式の計器本体を駆動源としているが、他
の種類の計器本体であってもよいことはもちろんであ
り、さらに、本発明は、車輌用計器に限らず様々な機器
に適用することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は表示板に
アナログ表示する表示手段と、発光式表示器にデジタル
表示する表示手段とを前後に並設することにより、高密
度表示を可能にし、また、本発明は前記デジタル表示を
鏡,レンズ等の光学系部材によって前記表示板よりも奥
行方向に遠焦点表示し、また、本発明は前記2つの表示
手段が同一の表示内容を表示することにより、複数の表
示手段を重ねて単一の表示内容を表示するため、視認者
に奥行き感を与えることのできる表示装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輌用表示装置の正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す表示ボックスの断面図
である。
【図5】本発明の一実施例の表示状態の一例を示す正面
図である。
【図6】本発明の一実施例の表示状態の他例を示す正面
図である。
【符号の説明】
1,2 表示装置 4 ケース 5 計器本体(表示器) 15 冷陰極管(CCT) 24 指示板 34 第1の表示板 34A 透視窓部 44 第2の表示板 48 指針 50 透視板(スモーク板) 55 表示ボックス 60, 61 表示器 58, 59, 66 光学系部材 60A, 61A, 67A 表示光 68 第1のデジタル表示式の表示手段 69 第2のデジタル表示式の表示手段 72 第1のアナログ表示式の表示手段 73 第2のアナログ表示式の表示手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示板にアナログ表示する表示手段と、
    発光式表示器にデジタル表示する表示手段とを前後に並
    設することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記デジタル表示を鏡,レンズ等の光学
    系部材によって前記表示板よりも奥行方向に遠焦点表示
    することを特徴とする請求項1の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記2つの表示手段が同一の表示内容を
    表示することを特徴とする請求項1または請求項2の表
    示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010030330A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
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