JPH05110392A - 状態保持回路を具備する集積回路 - Google Patents

状態保持回路を具備する集積回路

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JPH05110392A
JPH05110392A JP3267432A JP26743291A JPH05110392A JP H05110392 A JPH05110392 A JP H05110392A JP 3267432 A JP3267432 A JP 3267432A JP 26743291 A JP26743291 A JP 26743291A JP H05110392 A JPH05110392 A JP H05110392A
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circuit
state
potential
capacitor
threshold voltage
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JP3267432A
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English (en)
Inventor
Osamu Nishii
修 西井
Masabumi Miyamoto
正文 宮本
Makoto Hanawa
誠 花輪
Motonobu Tonomura
元伸 外村
Koichi Seki
浩一 関
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速動作が可能で、十分小さな消費電力で動作
するハードウェア・スタンバイモードを備える集積回路
を提供する。 【構成】コンデンサ108とスイッチ107とからなる
状態保持回路を具備し、主電源が切断された時に制御信
号によってスイッチ107を遮断することによってコン
デンサ108に電荷を保持する。状態保持回路はCMO
S回路102〜106を有し、スイッチ107を構成す
るMOSトランジスタのしきい電圧はCMOS回路のM
OSトランジスタのしきい電圧より高く設定される。 【効果】CMOS回路102〜106のしきい電圧は低
い電圧に設定されているため、高速動作が可能となる。
一方、スイッチ素子107のMOSトランジスタのしき
い電圧は高い電圧に設定されており、リーク電流が小さ
くなり、状態保持特性が改善されるとともに消費電力を
低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に係り、
特にコンデンサとスイッチ素子とからなる状態保持回路
を具備し、この状態保持回路がCMOS回路を含んだ半
導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CMOS回路については1989年に培
風館から発行された「CMOS超LSIの設計」菅野卓
雄監修、飯塚哲哉編の第8頁から第21頁、「2.2節
MOSトランジスタの特性」から「2.5節 スタテ
ィック型回路とダイナミック回路」の部分に記述されて
いる。
【0003】現在、高集積の半導体論理IC(集積回
路)は主にCMOS回路、またBiCMOS回路を用い
ている。なお、BiCMOS回路とはMOSトランジス
タとバイポーラトランジスタの両方を使用する回路であ
るが、BiCMOS回路の典型的使用形態は、CMOS
回路の信号の負荷駆動能力を高めるためバイポーラトラ
ンジスタをバッファとして追加した形態である。以下、
CMOS回路について議論して行く。
【0004】CMOS回路の特徴は、低消費電力である
ことは従来より良く知られている。CMOS論理回路が
低消費電力動作に適する理由を、以下にCMOSインバ
ータを例にとり説明する。
【0005】図2(a)は、公知のCMOSインバータ
の回路図である。CMOSインバータ回路201は、P
チャネル型MOSトランジスタ(以下PMOSトランジ
スタ、あるいは単にPMOSと略す)202と、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ(以下NMOSトランジス
タ、あるいは単にNMOSと略す)203からなる。
【0006】MOSトランジスタには、しきい電圧とい
うパラメータがある。しきい電圧はON状態とOFF状
態の動作の境界点に関係する電圧であり、半導体の製造
プロセスにより値をコントロールできる。現在のMOS
トランジスタにおいて、PMOS202とNMOS20
3の標準的なしきい電圧Vthは0.8V(ボルト)であ
る。211は入力信号、212は出力信号である。イン
バータ201の機能は入力信号211の論理否定を出力
信号212に出力することである。
【0007】PMOSの動作を端的に示すと、ゲート
(図のG)端子が高電位(以下電位Hと称する)の時に
は、ドレイン(図のD)端子とソース(図のS)端子の
間がOFF状態とよばれる、ほぼ絶縁状態になり、ゲー
ト端子が低電位(以下電位Lと称する)の時には、ドレ
イン端子とソース端子の間がON状態とよばれる、ほぼ
導通状態になる。続いてNMOSの動作を端的に示す
と、ゲートが電位Hの時には、ドレインとソースの間が
ON状態になり、ゲートが電位Lの時には、ドレインと
ソースの間がOFF状態になる。
【0008】またPMOS、NMOSともゲートとドレ
インの間、またゲートとソースの間は十分な絶縁状態に
ある。
【0009】なお、PMOSのしきい電圧は典型的PM
OSで負になるように符号をとる流儀が多いが、本願中
では今述べた流儀と逆の符号をとり、典型的PMOSの
しきい電圧が正になる流儀を使用している。これはしき
い値の大小の議論がNMOSとPMOSとで共通にする
ためである。
【0010】なおCMOSインバータ201は図2
(b)のようにゲート表記される。
【0011】図3はCMOSインバータ201の入力信
号の電位と、インバータ201の消費電流との関係を、
消費電流を対数表示してグラフ表示したものである。た
だし条件としてインバータ201の出力端212には何
も負荷は接続していないとする。また電源電圧は2.5
Vである。
【0012】図3の中で303はNMOSのしきい電圧
0.8Vに等しい地点、304は電源電圧2.5Vから
PMOSのしきい電圧0.8Vを減じた1.7Vに等し
い地点である。グラフの303よりも左側、また304
よりも右側の領域では消費電流が少なくなっている。
【0013】点301では消費電流が10^(−11)
A(アンペア)程度時わめて少ない(尚、本願ではx^
yを「xのy乗」と読む)。その理由はNMOS203
のドレイン端子・ソース間がOFF状態となることによ
る。同様に点302でも消費電流が10^(−11)A
程度時わめて少ないが、その理由はPMOS202のド
レイン端子・ソース端子間がOFF状態となることによ
る。
【0014】CMOS論理回路においてほとんどの信号
のとる値は信号遷移期間を除いては完全な電位Hか、完
全な電位Lのいずれであり、信号値遷移期間以外はCM
OSインバータの電流消費は図3に示したように極めて
少ない。また、信号値遷移期間以外は電流消費が極めて
少ないという性質はCMOSのインバータのみならずN
AND、NORといった多入力論理回路においても成立
する。
【0015】以上が、CMOS論理回路が低消費電力動
作に適する理由である。
【0016】また、CMOS回路の遅延時間とMOSト
ランジスタのしきい電圧Vthの間の関係については前述
の「CMOS超LSIの設計」内の第111頁から第1
31頁、「4.3節 CMOS回路の遅延時間」の部分
に説明がなされている。それによればMOSトランジス
タの寸法、電源電圧Vcc、負荷容量Cを一定に保った場
合、CMOSインバータ1段あたりの信号伝達遅延時間
は、理論計算により、およそ(Vcc−Vth)の2乗に反
比例すると述べられている。その結果により、CMOS
回路の遅延時間を少なくするためにはしきい電圧Vth
小さくした方がよい。
【0017】また従来のCMOS論理回路の状態保持回
路の構成例を図4に示す。図4はスタティックラッチと
呼ばれるものである。401−404はPMOSトラン
ジスタ、405−408はNMOSトランジスタであ
る。MOSトランジスタによって形成される回路41
1、412はクロックドインバータ(以下、CIVと略
す)とよばれる。また回路409はCMOSインバータ
である。
【0018】このラッチの動作を以下に示す。423
(CKN)、424(CK)はともにクロック制御信号
であり、論理的反転関係に保たれつつ制御される。42
3(CKN)=電位L、424(CK)=電位Hの時に
は、CIV411はデータ入力信号421(IN)のイ
ンバータとしてはたらき、CIV412の出力はハイイ
ンピーダンス状態となるので、結果としてデータ出力信
号422(OUT)は421(IN)の論理レベルに等
しい。
【0019】また423(CKN)=電位H、424
(CK)=電位Lの時には、CIV411の出力はハイ
インピーダンス状態となり、CIV412は422(O
UT)のインバータとしてはたらくので、CIV412
とインバータ409によって正のフィードバック回路が
形成され1ビットの状態値を永久的に保持する。状態は
422(OUT)の電位、あるいはノード427の電位
に対応している。
【0020】なお、CIVのゲート記法を図5に示す。
図5(a)のCIV411は、図5(b)のようにゲー
ト表記される。
【0021】また従来のCMOS論理回路の状態保持回
路の別の構成例を図6に示す。図6はダイナミックラッ
チと呼ばれるものである。601はCIV、602はC
MOSインバータ、603はコンデンサである。コンデ
ンサ603の容量は一例をあげると10^(−14)F
(ファラッド)である。
【0022】このラッチの動作を以下に示す。613
(CKN)、614(CK)はともに制御信号であり、
論理的反転関係に保たれつつ制御される。613(CK
N)=電位L、614(CK)=電位Hの時には、CI
V601はデータ入力信号611(IN)のインバータ
としてはたらくので、結果としてデータ出力信号612
(OUT)は611(IN)に等しい。
【0023】613(CKN)=電位H、614(:C
K)=電位Lの時には、CIV601はハイ・インピー
ダンス状態となるので、その時は出力信号612(OU
T)はコンデンサ603に蓄積された電位値の否定を出
力する。すなわちコンデンサ603に蓄積された電荷の
大小が状態値に対応している。
【0024】コンデンサに蓄積された電荷はリーク抵抗
によって徐々に放電するため、この状態保持時間には限
界がある。例えばリーク抵抗をR=10^11Ω(オー
ム)とすると、コンデンサの容量は先に述べたようにC
=10^(−14)F(ファラッド)であり、状態保持
限界時間tはおよそt=CR=10^(−3)秒、すな
わち1ミリ秒である。しかし、たいていの応用例では制
御信号613(CKN)、614(CK)はマイクロコ
ンピュータ等のクロック信号が使用され、必要とされる
状態保持時間は1ミリ秒よりも長くない。例えばクロッ
ク周波数が10MHzの時には1クロックの半分、すな
わち5.0×10^(−8)秒間状態を保持できれば十
分である。
【0025】また、別の従来技術として、論理集積回路
の内部状態を保持しつつ、通常動作時よりも低消費電力
の動作をさせる方法が「日経マイクロデバイス」199
0年10月号第90頁−第91頁に記載されている。上
記文献によれば16ビットMPU (Micro Processing U
nit)にCMOSのスタティック回路を用いることによ
り、動作可能なクロック周波数の下限を0(すなわちク
ロック停止)にまでさげたと述べられている。また動作
クロック周波数と消費電流の間の関係がグラフに表示さ
れている。また、電源電圧=3Vの条件下で、クロック
停止時と8MHz(メガヘルツ)動作時の消費電流はそ
れぞれ5.0×10^(−5)A、3.5×10^(−
2)Aであり前者は後者の約1000分の1程度とな
る。
【0026】上記文献にて示される動作クロック周波数
と消費電流の間の関係のグラフは連続関数となっている
ため、グラフから読み取れる範囲の非常に低いクロック
周波数で該16ビットMPUが動作すること、またクロ
ック周波数低減を極限までおしすすめた状態がクロック
停止であると推測できる。その場合、該16ビットMP
Uは、そのクロックを停止した場合にも制御に必要な内
部状態を保持しつづけていると考えられる。またクロッ
ク停止時に消費電力が少ないのは、図3の説明で記した
ようにクロック停止時には内部信号値の遷移がまったく
起こらないので、CMOS回路の消費電流が少ないこと
が最大の理由であると考えられる。
【0027】このように内部の状態を保持したまま消費
電力を低減する動作モードを、本願中ではハードウェア
・スタンバイモードとよぶ。クロック周波数を0にす
る、あるいは下げることはハードウェア・スタンバイモ
ード実現のためのすぐれた一方法である。また、現在の
CMOSの論理集積回路のほとんどはクロック周波数を
標準値より下げると消費電力が小さくなるので、これは
すべて本願でいうハードウェア・スタンバイモードを潜
在的に備えていると考えることができる。
【0028】ハードウェア・スタンバイモードを利用し
た低消費電力動作は、ソフトウェアが内部の状態をLS
Iの外部メモリに退避した後に内部ハードウェアの電源
を切断し、再開時には退避情報を回復する電力低減方法
に比べて、状態退避、回復の手順が不要であり、シンプ
ルに実現できるという利点がある。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】上記の「従来の技術」
の項でCMOSインバータを例にして述べたように、C
MOS回路はそのMOSトランジスタのしきい電圧Vth
が小さいほど高速動作する。しかしながら、Vthを下げ
ることは別の問題を生むことが本発明者等の検討により
明らかとされた。以下に、これを説明する。
【0030】図7に現在の標準的値よりも低いしきい電
圧Vth=0.2VのMOSトランジスタを用いたあるC
MOSインバータの入力信号の電位と、インバータの消
費電流との関係を、消費電流を対数表示してグラフ表示
したものである。ただし図3の場合と同様にインバータ
の出力端212には何も負荷は接続していないとする。
また電源電圧は2.5Vである。
【0031】図7の中で703はNMOSのしきい電圧
0.2Vに等しい地点、704は電源電圧2.5Vから
PMOSのしきい電圧0.2Vを減じた2.3Vに等し
い地点である。
【0032】図7の中で入力信号が完全な電位L、また
電位Hの時、701、702の点より消費電流が10^
(−6)Aであるとよみとれる。この電流値は図3にお
いて同じ条件の場合の値である10^(−11)Aに比
べて10^5、すなわち10万倍大きい。その理由はV
thを下げると、入力電位=0でのNMOSのOFF状態
の絶縁度と入力電位=VccでのPMOSのOFF状態の
絶縁度とが弱くなるためである。
【0033】この事実は、図7のMOSトランジスタを
用いた集積回路は信号値の遷移期間以外の消費電力が、
図5のMOSトランジスタを用いた場合のそれと比べ1
0^5倍程度大きいことに示している。
【0034】前記「日経マイクロデバイス」の例ではC
MOS回路は信号の遷移期間以外は消費電流が十分小さ
いことがハードウェア・スタンバイモードの消費電力低
減につながっていた。しかし、仮に高速動作の要請から
しきい値電圧の低いMOSトランジスタを用いた集積回
路では上述の「従来の技術」の項で述べたハードウェア
・スタンバイ状態を実施した場合、消費電力低減の効果
が十分に得られないと言う問題がある。
【0035】以上説明したように動作速度向上のために
MOSトランジスタのしきい電圧を下げると信号の遷移
期間以外の消費電流が増大する問題は、特に電源電圧が
低い場合に顕著な問題となる。
【0036】以上より、本発明の目的は、高速動作が可
能である一方、なおかつ十分小さな消費電力で動作する
ハードウェア・スタンバイモードを備える集積回路を提
供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに本発明の代表的な実施形態によれば、コンデンサと
スイッチ素子とからなる状態保持回路を具備し、主電源
が切断された時に所定の電位に保たれる制御信号によっ
て上記スイッチ素子を遮断することによって上記コンデ
ンサに電荷を保持するように構成された半導体集積回路
であって、上記状態保持回路の入力もしくは出力と上記
スイッチ素子もしくは上記コンデンサとの上記コンデン
サとの間に接続されたCMOS回路を有し、上記スイッ
チ素子を構成するMOSトランジスタのしきい電圧は上
記CMOS回路のMOSトランジスタのしきい電圧より
高く設定されてなることを特徴とする。
【0038】
【作用】状態保持回路のCMOS回路のMOSトランジ
スタのしきい電圧は低い電圧に設定されているため、こ
のCMOS回路は高速動作が可能となる。一方、スイッ
チ素子を構成するMOSトランジスタのしきい電圧は高
い電圧に設定されており、リーク電流が小さくなるの
で、状態保持特性が改善されるとともに消費電力を一層
低減することが可能となる。
【0039】以下に、本発明の具体的実施形態を説明す
る。
【0040】すなわち、半導体集積回路の中の保持すべ
き状態値のそれぞれにコンデンサを保持し、また集積回
路の主電源を切断した時に所定の電位に設定される制御
信号によって該コンデンサに接続されたスイッチ素子を
制御する。集積回路の主電源を切断した時に、該制御信
号を適切に設定することにより、該スイッチ素子をOF
F状態とすることができる。その時コンデンサに蓄積さ
れた電荷は保持されつづける。スイッチ素子の実現方法
は任意であるが、高集積性と動作の確実性の点から、M
OSトランジスタを用いことは好ましい選択である。あ
る場合にはコンデンサに接続されたスイッチ素子が複数
個あり、そのすべてをOFF状態にした時のみ、電荷の
保持が確実に行われる場合も考えられる。また、ある場
合はCMOSのNAND回路のNMOSトランジスタの
接続方法にみられるようにスイッチ素子が直列接続して
ある場合など、直列接続されたスイッチ素子のいずれか
1つのOFF状態とすることにより電荷の保持が確実に
行われる場合も考えられる。
【0041】以上を統一して、カットMOS集合という
概念を用いて整理する。該制御信号により制御された、
いくつかのMOSトランジスタをOFFにすることによ
り該コンデンサの電荷の保持を可能とする時、そのMO
Sトランジスタの集合をカットMOS集合とよぶ。この
概念は以下の実施例を通じて理解されるであろう。
【0042】また回路の状態値を該コンデンサに格納す
る手段と、該コンデンサのそれぞれに蓄積された値を増
幅し、増幅された値を該コンデンサに再度書き込む手段
を設ける。本発明の好適な実施例においてはカットMO
S集合に属するMOSは他のMOSトランジスタにくら
べてしきい電圧Vthが高いMOSトランジスタが使用さ
れる。
【0043】本発明を用いた集積論理回路においては主
電源を切断するハードウェア・スタンバイモードが可能
である。ハードウェア・スタンバイモード時には、まず
コンデンサ上に論理値を保持する。その後カットMOS
集合に属するMOSトランジスタがOFF状態になる。
続いて該集積回路の主電源を切断する。コンデンサの値
はカットMOS集合がOFF状態であるからリークしに
くくなっていて、一定時間保持される。主電源の切断
中、ある周期をもって値の再書き込みをおこなう。この
動作をリフレッシュとよび、その周期をリフレッシュ周
期とよぶ。リフレッシュ周期は集積回路の中の保持すべ
き状態値が失われないのに十分なように設定される。リ
フレッシュ処理時には該コンデンサのそれぞれに蓄積さ
れた値を増幅し、増幅された値を該コンデンサに再度書
き込む。リフレッシュ処理のためリフレッシュ周期ごと
に電力消費があるが、リフレッシュ処理は全体からみれ
ばごく短時間である。
【0044】本状態保持回路を用いると、集積回路の主
電源をほとんどの時間切断しつつ、状態値を保持するハ
ードウェア・スタンバイ動作を行うことができる。従っ
て、従来の論理集積回路でみられたように、動作速度向
上のためMOSトランジスタのしきい電圧Vthを下げる
とハードウェア・スタンバイモード時の電力消費低減効
果が小さくなる問題が、本発明を用いることによって有
効に低減できる。加えて、カットMOS集合のみMOS
トランジスタのしきい電圧Vthを高くした場合には、ハ
ードウェア・スタンバイモード内のリフレッシュ周期を
長くすることができる。
【0045】
【実施例】図1に本発明の実施例による状態保持回路の
一例を示す。101が状態保持回路全体である。回路1
01は3個のCIV102、103、104、2個のイ
ンバータ105、106、1個のNMOSトランジスタ
107、および1個のコンデンサ108を有する。
【0046】また回路101は9本の端子をもつ。11
1(IN)はデータ入力信号で、112(OUT)はデ
ータ出力信号で、113(CK1N)、114(CK
1)はCIV102のクロック制御信号であり、論理的
反転関係に保たれつつ制御される。115(STR)は
状態退避(ストア)用の制御信号である。116(RC
LN)、117(RCL)は状態回復(リコール)用の
制御信号であり論理的反転関係に保たれつつ制御され
る。118(CK2N)、119(CK2)はCIV1
03のクロック制御信号であり、論理的反転関係に保た
れつつ制御される。コンデンサ108の電荷はノード1
21(D2)に蓄積される。またコンデンサ108への
電荷の蓄積はNMOS107によって制御される。
【0047】本実施例を通じてとくに指定のないMOS
トランジスタの標準しきい電圧は0.2Vである。NM
OS107は標準のNMOSよりも高いしきい電圧0.
8Vを使用している。図のNMOS107に波線を記し
てある。これは一般的記法ではないが、本願では他のN
MOSよりも高いVthとなっていることを示す。標準し
きい電圧0.2VのNMOSはCIV102、103、
105、インバータ105、106等のCMOSを構成
するものであり、これらのCMOSのPMOSのしきい
電圧も標準しきい電圧0.2Vとなっている。
【0048】CIV104は116(RCLN)、11
7(RCL)によって制御される。回路101は通常時
にはスタティックラッチとしてはたらく。そのときCI
V102、103、インバータ105が機能する。通常
時には状態は103、105の正のフィードバックによ
って保存され、状態値は112(OUT)とノード12
0(D1)の電位に対応する。
【0049】また、スタンバイモード時にはノード12
1に電荷を蓄積し、その電荷量によって状態を保持す
る。
【0050】状態の退避は120(D1)の電位をNM
OS107経由で121(D2)に伝えることにより達
成される。また状態の回復は121(D2)よりインバ
ータ106、CIV104経由で120(D1)に伝達
することにより達成される。また状態のリフレッシュは
121(D2)よりインバータ106、CIV104経
由で120(D1)に増幅しつつ伝達し、次いで120
(D1)の電位をNMOS107経由でノード121
(D2)に伝えることにより達成される。
【0051】回路101のすべての電源は主電源より供
給される。
【0052】それ以外の詳細な説明は、以下に動作タイ
ミングを用いて説明する。なお、以下すべてのタイミン
グ図で横軸は時間であり右側が時間の正の方向である。
【0053】図8は回路101の状態退避動作のタイミ
ングを示している。
【0054】801の期間では回路101は通常のクロ
ック動作するスタティックラッチとして働いている。8
01の期間中113(CK1N)、114(CK1)、
118(CK2N)、119(CK2)にはクロックが
入力している。また115(STR)、117(RC
L)は電位Lに、116(RCLN)は電位Hに保たれ
る。そのため120(D1)の値は121(D2)に伝
達されていない。またCIV104の出力はハイインピ
ーダンス状態であり121(D2)の値は120(D
1)に影響しない。
【0055】802の期間で回路101は状態退避動作
を行っている。802の期間中、制御信号113、11
4、118、119、116、117の設定によりCI
V102、103、104のうち103のみがインバー
タとして動作し、103、105の正のフィードバック
により状態値120(D1)は保持されている。まずク
ロック113、114、118、119が停止する。つ
いで時刻804で115(STR)が電位Hになり、そ
のときNMOS107はON状態となるため120(D
1)の値がNMOS107経由で121(D2)に伝達
される。伝達された結果の121(D2)の値を正確に
述べると次のようになる。120(D1)が電位Lのと
き121(D2)も電位Lになる。120(D1)が電
位Hのときは121(D2)は電位HからNMOS10
7のVthを差し引いた電位になる。ついで時刻805
で115(STR)が電位Lになり、そのときNMOS
107はOFF状態となるため121(D2)に蓄積さ
れた値の保持が開始する。時刻806に主電源が切れ
る。主電源が切れた後には信号111−114、116
−120の値は保証不能となる。しかし115(ST
R)の値は電位Lであることを外部より保証する。その
結果期間803においても121(D2)に蓄積された
状態値は保持される。
【0056】図9に回路101の状態リフレッシュ動作
のタイミングを示している。期間901中、主電源は切
れている。期間902がリフレッシュ処理である。時刻
904に電源が入る。902の期間中、制御信号11
3、114、118、119、116、117の設定に
よりCIV102、103、104のうち104のみが
インバータとして動作し、121(D2)に保持された
値がインバータ106、CIV104経由で120(D
1)に与えられる。121(D2)上の信号値は、主電
源切断中にリークのため弱められているが(正確に言え
ば保持開始時の値から若干H側、あるいはL側に電位の
ずれを起こしている)、インバータ106、CIV10
4に電圧増幅作用があり、120(D1)に与えられる
値は完全な電位H、あるいは完全な電位Lになってい
る。
【0057】ついで時刻905で115(STR)が電
位Hになり、そのときNMOS107はON状態となる
ため120(D1)の値がNMOS107経由で121
(D2)に再書き込みされる。ついで時刻906で11
5(STR)が電位Lになり、そのときNMOS107
はOFF状態となるため121(D2)に再蓄積された
値の保持が開始する。時刻907に主電源が切れ、期間
903は期間803と同様の主電源切断期間となる。
【0058】リフレッシュは以上の手続きにより達成さ
れる。121(D2)に電荷の再書き込みが行われるた
め、リフレッシュを適当な周期で行うことにより、状態
値をいつまでも保持できる。
【0059】図10は回路101の状態回復動作のタイ
ミングを示している。
【0060】期間1001中、主電源は切れている。
【0061】期間1002は状態回復動作を行ってい
る。時刻1004に電源が入る。1002の期間中、制
御信号113、114、118、119、116、11
7の設定によりCIV102、103、104のうち1
04のみがインバータとして動作し、121(D2)に
保持された値がインバータ106、CIV104経由で
120(D1)に与えられる。時刻1005で118
(CK2N)=電位L、119(CK2)=電位H、1
16(RCLN)=電位H、117(RCL)=電位L
に切り替わる。この時点で時刻804の寸前と、状態値
も等しく、制御信号の値も等しい。
【0062】期間1003は通常状態である。再びクロ
ックが信号113、114、118、119に入り、論
理回路は期間801に引き続く動作を行う。
【0063】本発明を用いた別の状態保持回路の例を図
11に示す。1101が状態保持回路全体である。回路
1101は2個のCIV1102、1103、1個のイ
ンバータ1104、1個のNMOS1105トランジス
タ、および1個のコンデンサ1106を有する。
【0064】また回路1101は7本の外部端子をも
つ。1111(IN)はデータ入力信号である。111
2(OUT)はデータ出力信号である。1113(CK
1N)、1114(CK1)はCIV1102のクロッ
ク制御信号であり、論理的反転関係に保たれつつ制御さ
れる。1115(ST−RC)は状態退避および回復用
の制御信号である。1116(CK2N)、1117
(CK2)はCIV1103のクロック制御信号であ
り、論理的反転関係に保たれつつ制御される。
【0065】コンデンサ1106の電荷はノード112
1(D2)に蓄積される。またコンデンサ1106への
電荷の蓄積はNMOS1105によって制御される。N
MOS1105のしきい電圧は回路1101内の他のN
MOSのしきい電圧よりも高い。
【0066】なお、コンデンサ1106の容量は、ノー
ド1120(D1)に付加した素子と配線の容量の総和
の3倍の容量値である。
【0067】回路1101のすべての電源は主電源より
供給される。
【0068】回路1101の状態退避、リフレッシュ、
回復方法は回路101のそれと同様であるがいくつかの
相違点がある。
【0069】相違点の1つめは状態の回復はノード11
21(D2)よりNMOS1105経由でノード112
0(D1)に伝達することにより達成されることであ
る。
【0070】相違点の2つめは状態のリフレッシュ方法
である。状態のリフレッシュはノード1121(D2)
の電荷をNMOS1105経由で1120(D1)に伝
達し、次いでその電荷の作用によって得られた電位を1
103と1104により形成されるフィードバックルー
プで増幅し、最後に1120(D1)の電位をNMOS
1105経由で1121(D2)に伝えることにより達
成される。
【0071】以下に回路1101の動作の詳細について
説明する。
【0072】回路1101の状態退避動作の手順につい
ては図8と同様である。
【0073】すなわち制御信号1113(CK1N)、
1114(CK1)、1116(CK2N)、1117
(CK2)は、それぞれ図8において同一名の信号11
3(CK1N)、114(CK1)、118(CK2
N)、119(CK2)が制御されたのとまったく同一
の方法で制御される。制御信号1115(ST−RC)
は図8において115(STR)が制御されたのと同一
の方法で制御される。1115(ST−RC)が電位H
になると1121(D2)に電荷が蓄積され、その後1
115(ST−RC)が電位Lになる。
【0074】回路1101の状態リフレッシュ動作の手
順を図12に示す。
【0075】期間1201で主電源は切れている。
【0076】期間1202でリフレッシュ動作を行って
いる。まず時刻1205で主電源が入る。このとき制御
信号1113、1114、1116、1117の設定に
よりCIV1102、1103はいずれもハイインピー
ダンス状態にある。この時点での1120(D1)の電
位には特に意味はない。時刻1206に1115(ST
−RC)が電位Hになる。そのためNMOS1105が
ON状態となり1121(D2)に蓄積された電荷と1
120(D1)の電荷が電荷共有状態になる。コンデン
サ1106の容量の方が1120(D1)に付加した容
量より大きいので、1121(D2)に蓄積されていた
電位に近い電位が1120(D1)、1121(D2)
の両方に与えられる。
【0077】時刻1207に1116(CK2N)が電
位Lに、1117(CK2)が電位Hになる。これによ
りCIV1103はインバータとしてはたらき、110
3、1104により正のフィードバックが形成される。
このフィードバック機構は1120(D1)の電位を増
幅する。すなわち1120(D1)がもし弱い電位Hに
あるならば、それを完全な電位Hに引上げ、反対にもし
弱い電位Lにあるならば、それを完全な電位Lに引下げ
る。この増幅動作と同時に、増幅された値はNMOS1
105を経由して1121(D2)に伝えられる。
【0078】時刻1208に1115(ST−RC)は
電位Lとなる。NMOS1105はOFF状態となり1
121(D2)の電荷の保持が開始する。
【0079】回路1101の状態回復動作の手順につい
て説明する。図12で説明したように1121(D2)
に保持された値はリフレッシュ動作により1120(D
1)に伝送することができる。図12における1208
の時点で再びクロックを信号1113、1114、11
16、1117に与えればその後状態を退避した時点以
降の動作を行えることは、回路101について図9、図
10で行った説明との類似性より明らかである。
【0080】以上の説明を通じ1115(ST−RC)
は状態保持を伴う主電源切断中、電位Lに保たれる。
【0081】本発明を用いたさらに別の状態保持回路の
例を図13に示す。1301が状態保持回路全体であ
る。回路1301は2個のCIV1302、1303、
1個のインバータ1304、4個のNMOS1305、
1307、1308、1309および1個のコンデンサ
1306を有する。
【0082】NMOS1307、1308のゲート幅は
ともにNMOS1309のゲート幅の20倍である。
【0083】また回路1301は7本の外部端子をも
つ。その外部端子は1311(IN)、1312(OU
T)、1313(CK1N)、1314(CK1)、1
315(ST−RC)、1316(CK2N)、131
7(CK2)であるが、その信号の意味するところは図
11の7本の外部端子の同一名称の信号と同様であるの
で説明は省略する。
【0084】コンデンサ1306の電荷はノード132
1(D2)に蓄積される。またコンデンサ1306への
電荷の蓄積はNMOS1305によって制御される。N
MOS1305のしきい電圧は回路1301内の他のN
MOSのしきい電圧より高い。
【0085】なお、コンデンサ1306の容量は、ノー
ド1320(D1)に付加した素子と配線の容量の総和
の10分の1の容量値である。
【0086】回路1301のすべての電源は主電源より
供給される。
【0087】回路1301の状態退避、リフレッシュ、
回復手順は図11の回路1101のそれと同一である。
【0088】回路1301の回路1101との相違点
は、状態のリフレッシュ、および回復時に1321(D
2)に蓄積された電位はNMOS1307、1308経
由で1320(D1)に与えられることにある。
【0089】回路1301の状態のリフレッシュの動作
タイミングは回路1101の場合と同一であるから、回
路1101に対する説明図図12の制御信号を用いて説
明する。制御信号は同一名称の信号に置きかえることに
よって読むことができる。時刻1206に1315(S
T−RC)が電位Hになる。もしコンデンサ1306に
蓄積されていた状態値が電位Hならば、NMOS130
7、1308の両方がON状態となる。NMOS130
9もまたON状態となる。しかし先に記したNMOSの
ゲート幅に関する関係により、NMOS1307、13
08のパスの電流駆動能力はNMOS1309の電流駆
動能力の10倍程度あるので、1320(D1)はほぼ
電源電圧Vccに近い電位Hとなる。
【0090】もしコンデンサ1306に蓄積されていた
状態値が電位Lならば、時刻1206に、NMOS13
08がOFF状態であるため、NMOS1307、13
08経由で1320(D1)を電位Hに駆動するパスは
機能しない。NMOS1309はON状態となり、13
20(D1)は電位Lとなる。
【0091】以上の説明を通じ1315(ST−RC)
は状態保持を伴う主電源切断中、電位Lに保たれる。
【0092】本発明を用いたさらに別の状態保持回路の
例を図14に示す。1401が状態保持回路全体であ
る。回路1401は2個のCIV1412、1413、
1個のインバータ1410、および1個のコンデンサ1
411を有する。
【0093】CIV1412は2個のPMOS140
2、1403、2個のNMOS1406、1407から
なる。またCIV1413は2個のPMOS1404、
1405、2個のNMOS1408、1409からな
る。そのうちPMOS1403、1405、NMOS1
406、1408のしきい電圧は他のMOSトランジス
タのしきい電圧より高い。
【0094】また回路1401は6本の外部端子をも
つ。その外部端子は1421(IN)、1422(OU
T)、1423(CK1N)、1424(CK1)、1
425(CK2N)、1426(CK2)であるが、そ
の信号の意味するところは図11の外部端子のうち11
15(ST−RC)を除いた6本と同一名称の信号と同
様であるので説明は省略する。
【0095】コンデンサ1411の電荷はノード143
1(D1)に蓄積される。
【0096】回路1401の状態退避、リフレッシュ、
回復方法は回路1101のそれと類似であるが、いくつ
かの相違点がある。
【0097】第1の相違点は、回路1401は回路11
01における状態退避および回復用の制御信号すなわち
1115(ST−RC)を有しないことである。
【0098】第2の相違点は、回路1401では状態値
を保持するノードとして、状態保持回路が通常動作時に
状態値を保持するノードと同一のノード1431が使用
されていることである。
【0099】第3の相違点は、回路1401では状態を
保持したまま主電源を切断している期間中、1423
(CK1N)、1425(CK2N)は電位Hに、14
24(CK1)、1426(CK2)は電位Lに設定さ
れることである。
【0100】この設定により、主電源の切断中PMOS
1403、1405、NMOS1406、1408はす
べてOFF状態となり、ノード1431の電位は保持さ
れる。その他の点では回路1401は図11の回路11
01と同様であり、それ以外の説明は省略する。
【0101】本発明は、コンデンサ、集積回路の主電源
を切断したときにも、電位H、あるいは電位Lに保たれ
る制御信号(ここでは特殊制御信号と略す)、カットM
OS集合を含む。以上に説明した各例につき、それらの
対応を示す。
【0102】図1に示した回路101では、コンデンサ
は108、特殊制御信号は115、カットMOS集合は
107である。
【0103】図11に示した回路1101では、コンデ
ンサは1106、特殊制御信号は1115、カットMO
S集合は1105である。
【0104】図13に示した回路1301では、コンデ
ンサは1306、特殊制御信号は1315、カットMO
S集合は1305である。
【0105】図14に示した回路1401では、コンデ
ンサは1411、特殊制御信号は1423、1424、
1425、1426、カットMOS集合は1403、1
405、1406、1408である。
【0106】図15に回路101を用いた論理システム
の図を示す。このシステムは4相クロック1521(T
1)、1522(T2)、1523(T3)、1524
(T4)を使用する。4相クロックの内容を説明すると
1521(T1)にデューティ比50%の矩形波のクロ
ックを与え、1522(T2)、1523(T3)、1
524(T4)には1521(T1)を基準として、時
間軸の向きにそれぞれ4分の1周期、4分の2周期、4
分の3周期遅れたクロックを与えるものである。150
1、1504はランダムロジックの如き組み合わせ論理
である。1502、1503、1505はそれぞれが、
図4に示すスタティックラッチを複数個含む。1506
は状態保持回路101の集合である。このシステムの入
力信号は1511、1512で、このシステムの出力信
号は1513、1514である。1502内のラッチの
制御信号1525は1521(T1)より作成される。
同様に1503内のラッチの制御信号1526は152
2(T2)より作成される。1504内のラッチの制御
信号1527は1523(T3)より作成される。15
07、1508、1509は入力クロックより論理的反
転関係にある信号、すなわち図4の423(CKN)、
424(CK)を作成する機能をもつ。
【0107】1506内の状態保持回路101の制御信
号集合1528は、信号113、114、115、11
6、117、118、119の集合と等しい。1510
は1524(T4)、スタンバイ信号である1529
(STBY)、状態退避制御信号である1530(ST
ORE)から制御信号集合1524を作成する。
【0108】本システムにおいて1501−1509の
電源は主電源より供給される。1510の電源は副電源
より供給される。
【0109】状態保持を伴う主電源切断中、状態は15
06に保持されている。図15の形式の論理システムで
は、クロックの1周期のうちの1ヵ所のタイミングで情
報を保持すれば主電源再投入後に再開することが可能で
ある。
【0110】
【発明の効果】本発明に示された状態保持回路をノート
型パソコンの如き情報処理装置に使用すると集積回路の
主電源をほとんどの時間切断しつつ、バックアップ用補
助電池で状態値を保持するハードウェア・スタンバイ動
作を行うことができる。
【0111】従来の論理集積回路でみられたように、動
作速度向上のためMOSトランジスタのしきい電圧Vth
を下げるとハードウェア・スタンバイモード時の電力消
費低減効果が小さくなる問題が、本発明を用いることに
よって有効に低減できる。
【0112】加えて、カットMOS集合のみMOSトラ
ンジスタのしきい電圧Vthを高くした場合には、ハード
ウェア・スタンバイモード内のリフレッシュ周期を長く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の状態保持回路の1番目の実施例の回路
図である。
【図2】公知のCMOSインバータの回路図およびゲー
ト記法である。
【図3】CMOSインバータ201の入力信号の電位と
消費電流の関係を示したグラフである。
【図4】従来のCMOS状態保持回路の一例であるスタ
ティックラッチである。
【図5】図4のクロックドインバータ411のMOSト
ランジスタの回路図とゲート記法である。
【図6】従来のCMOS状態保持回路の一例であるダイ
ナミックラッチである。
【図7】しきい電圧の低いCMOSインバータの入力信
号の電位と消費電流の関係を示したグラフである。
【図8】図1の状態保持回路101の状態退避動作のタ
イミング図である。
【図9】図1の状態保持回路101の状態リフレッシュ
動作のタイミング図である。
【図10】図1の状態保持回路101の状態回復動作の
タイミング図である。
【図11】本発明の状態保持回路の2番目の実施例の回
路図である。
【図12】図11の状態保持回路1101の状態リフレ
ッシュ動作のタイミング図である。
【図13】本発明の状態保持回路の3番目の実施例の回
路図である。
【図14】本発明の状態保持回路の4番目の実施例の回
路図である。
【図15】本発明の状態保持回路を用いた論理システム
の構成図である。
【符号の説明】
101…状態保持回路、102,103,104…クロ
ックドインバータ、105,106…インバータ、10
7…しきい値の高いNMOSトランジスタ,108…コ
ンデンサ、111…データ入力信号、112…データ出
力信号、113,114,118,119…クロック信
号、115…状態退避制御信号、116,117…状態
回復制御信号、120,121…ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外村 元伸 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 関 浩一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサとスイッチ素子とからなる状態
    保持回路を具備し、主電源が切断された時に所定の電位
    に保たれる制御信号によって上記スイッチ素子を遮断す
    ることによって上記コンデンサに電荷を保持するように
    構成された半導体集積回路であって、 上記状態保持回路の入力もしくは出力と上記スイッチ素
    子もしくは上記コンデンサとの上記コンデンサとの間に
    接続されたCMOS回路を有し、 上記スイッチ素子を構成するMOSトランジスタのしき
    い電圧は上記CMOS回路のMOSトランジスタのしき
    い電圧より高く設定されてなることを特徴とする半導体
    集積回路。
  2. 【請求項2】上記CMOS回路は上記コンデンサに格納
    された値を増幅し上記コンデンサに再び書き込むリフレ
    ッシュ動作を実行することを特徴とする請求項1記載の
    半導体集積回路。
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