JPH051096U - 防音装置 - Google Patents

防音装置

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JPH051096U
JPH051096U JP4752691U JP4752691U JPH051096U JP H051096 U JPH051096 U JP H051096U JP 4752691 U JP4752691 U JP 4752691U JP 4752691 U JP4752691 U JP 4752691U JP H051096 U JPH051096 U JP H051096U
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真一 野元
昇 時岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は中間層を一番軟らかい3層構造とす
ることにより、騒音と振動の減衰効果を高めた防音装置
を得ることを目的とする。 【構成】 防音装置の構成をゴム硬度を第1の可撓管1
1>第2可撓管12<第3の可撓管15の関係とした3
層構造とし、先ず第1の可撓管11の膨脹と収縮により
第2の可撓管12に伝達する騒音と振動を規制し、次
に、第2の可撓管の膨脹と収縮により伝達された騒音と
振動を大きく減衰し、かつ、膨脹と収縮をする第2の可
撓管が第3の可撓管に当接する際に生じる新たな騒音と
振動を凸部14の弾性により防止し、さらに、第3の可
撓管15の膨脹と収縮により第2の可撓管12より伝達
された騒音と振動を減衰させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不快な騒音が生じる医療用の吸着式酸素濃縮器等の装置に配管とし て利用される防音装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、不快な騒音を生じる機器に対する騒音低減の要望が強くなっている。そ の機器の一例である医療用の吸着式酸素濃縮器に使用されている防音装置につい て、図を参照して説明する。
【0003】 図4及び図5において、吸着式酸素濃縮器に内蔵された不快な騒音の主発生源 であるロータリー式コンプレッサー1の吸気口管2と排気口管3とには、吸気用 配管と排気用配管となる各可撓管4の一端がそれぞれ接続されている。その各可 撓管4の他端はそれぞれ各消音器5(半線にて示す)に接続され、各消音器5に よりロータリー式コンプレッサー1の騒音が消音されている。前記可撓管4は、 ゴム硬度約50度程度のゴム層を外層6と内層7からなる2層に構成し、その外 層6と内層7の間には耐圧処理用の網状の繊維層8が設けられている。前記可撓 管4の外側壁面には、ゴム系材料や合成樹脂材料からなる振動吸収性と防音性の よい防音材9が貼り付ける等の処理により防音装置として設けられ、可撓管4か らの騒音と振動の放出を減じている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ロータリー式コンプレッサー1が所定の圧力レベル間で加圧と 減圧とを繰り返すことにより生じる共振周波数の振動は平均1KHzと高域であり 、コンプレッサー1から放出される振動とその振動により生じる騒音を防音材9 だけで減じることは不十分であり、吸着式酸素濃縮器外への振動の影響が大きく 、充分な静音性を得ることができなかった。又、前記所定の圧力レベル間で加圧 と減圧とを繰り返すロータリー式コンプレッサー1は、その加圧時の加圧圧力値 の変動と減圧時の減圧圧力値の変動がそれぞれ生じているため、その変動によっ てロータリー式コンプレッサー1の振動は周波数変動を生じることとなり、その 周波数変動は大きなうなり音となって可撓管4から放出され、吸着式酸素濃縮器 の騒音レベルの均一化が困難なものとなっていた。
【0005】 本考案はかかる問題点を解決し、振動吸収性と防音性が良好な防音装置を提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の防音装置は、第1の可撓管の外側壁面を覆うように第2の可撓管を配 設し、その第2の可撓管の外側壁面と内側壁面の少なくともどちらか一方に突出 する複数の凸部を形成し、前記第2の可撓管の外側壁面を覆うように第3の可撓 管を設けるとともに、前記第2の可撓管の硬度を前記第1の可撓管及び第3の可 撓管の硬度より低くしたことを特徴としたものである。
【0007】
【作用】
本考案の防音装置は上記のように構成されているので、第1の可撓管に伝達さ れた騒音と振動の一部をその第1の可撓管に生じる差の少ない膨脹と収縮の繰り 返しにより熱エネルギーに転換して減じながら硬度の低い第2の可撓管に放出さ れる騒音と振動を規制する第1の段階と、その第1の可撓管から放出された騒音 と振動を前記第2の可撓管による差の大きい膨脹と収縮の繰り返しによる内部摩 擦により熱エネルギーに転換して大きく減じながら第3の可撓管に放出する第2 の段階と、その第3の可撓管に放出された騒音と振動の一部を前記第3の可撓管 による差の小さい膨脹と収縮の繰り返しにより熱エネルギーに転換して減じなが ら外方に放出する第3の段階を経ることにより、騒音と振動が従来と比べて減衰 されるので、良好な振動と騒音の減衰効果を得ることができる。
【0008】 さらに、第2の可撓管の外側壁面あるいは内側壁面に設けられた複数の凸部の 弾性により、前記第2の可撓管の膨脹と収縮の繰り返し過程で生じる第3の可撓 管の内側壁への圧力や衝撃等の外力が吸収されるので、その外力によって生じる 騒音と振動をなくすることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例の防音装置について図面を参照しながら説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例の防音装置の断面図、図2はその防音装置をロータリ ー式コンプレッサーに取り付けた状態を示す要部断面図、図3は防音装置がロー タリー式コンプレッサーに取り付け際に用いられる取り付け具を示す斜視図であ る。
【0011】 図1において、11はゴム硬度を約50度に設定したゴム系材料からなる第1 の可撓管11であり、その第1の可撓管11は第1の可撓管の内筒孔16に伝達 された図2に示すごとく従来例を示した図5のロータリー式コンプレッサー11 の吸気口管2及び排気口管3からの騒音と振動が規制される。第1の可撓管11 の外側壁面の外方には、ゴム硬度約40度のゴム系材料からなる第2の可撓管1 2が前記外側壁面を覆うように配設されている。
【0012】 第1の可撓管11と第2の可撓管12との間には、前記第1の可撓管11に伝 達された騒音や振動、及び第1の可撓管から第2の可撓管に伝達された騒音や振 動によって生じる第1及び第2の可撓管11のそれぞれの膨脹と収縮の繰り返し 過程が少なくとも損なわれないようにするための所定の隙間空間13が形成され ている。
【0013】 第2の可撓管12の内側壁面には、先端が第1の可撓管11の外側壁面に当接 するように等ピッチで突出する複数の帯状の位置決め用凸部17が形成され、第 1の可撓管11が第2の可撓管12より外れ難くないように位置規制している。 尚、その位置決め用凸部17の形状及び前記第1の可撓管11の当接状態は前記 所定の隙間空間13の効果が失われないよう配慮されている。
【0014】 又、第2の可撓管12の外側壁面には外方に突出する複数の帯状の凸部14が 均等なピッチで形成されている。その凸部14の外方には第2の可撓管12の外 側壁面を覆うようにゴム硬度を約50度に設定したゴム系材料からなる第3の可 撓管15が設けられることにより、膨脹と収縮とを繰り返す第2の可撓管12の 動きを規制するようになっている。
【0015】 但し、その第2の可撓管12の動きに対する前記規制は、第2の可撓管12の 動きによって第3の可撓管15の内側壁面に凸部14が当接しても凸部14が弾 性変形するようになっているので、騒音と振動が吸収できなくなるほど規制され ることがないものである。
【0016】 以上の構成からなる防音装置は、従来例を示す図5における可撓管4に替えて 使用され、従来公知の取り付け手段、例えば、図3に示すネジ18の締め付けに よって本体19の径が小さくなる取り付け具20により、図2に示すようにロー タリー式コンプレッサーの吸気口管2及び排気口管3に防音装置はそれぞれ取り 付けられている。
【0017】 したがって、ロータリー式コンプレッサー1から第1の可撓管11の内筒孔1 6に伝達された騒音と振動は、先ず、第1の段階として、第1の可撓管11に膨 脹と収縮の繰り返しを生じさせるが、第1の可撓管11の硬さによって第1の可 撓管11の膨脹と収縮の繰り返しは差の少ないものとなり、その繰り返しによっ て騒音と振動との一部を熱エネルギーに転換して減じられながら、ゴム硬度の低 い第2の可撓管に放出されるので、第2の可撓管12及び第3の可撓管15のそ れぞれの膨脹と収縮が大きすぎることがないように初期の段階にて規制されるこ ととなる。
【0018】 第2の段階として、その第1の可撓管11から放出された騒音と振動は、前記 第2の可撓管12による差の大きい膨脹と収縮の繰り返しにより熱エネルギーに 転換して大きく減じられながら、第3の可撓管に放出されるとともに、前記第2 の可撓管12の膨脹と収縮の繰り返し過程で第3の可撓管の内側壁への当接する 際に生じる圧力や衝撃等の外力は、複数の凸部の弾性により吸収されて前記外力 によって生じる新たな騒音と振動をなくしている。
【0019】 第3の段階として、その第3の可撓管に放出された騒音と振動は、その一部を 前記第3の可撓管による差の小さい膨脹と収縮の繰り返しにより熱エネルギーに 転換して減じられ、その減衰した騒音と振動が外方に放出される。
【0020】 すなわち、上記第1〜第3の段階をそれぞれ通る過程、特に第2の段階を通る 過程において、騒音と振動が大きく減衰されることとなり、図4で説明した従来 の消音材9が設けられた可撓管4に比べて減衰効果を得ることができる。さらに 、振動の周波数変動によって生じていたうなり音が従来に比べて減衰することが できたので、吸着式酸素濃縮器外への振動の影響を少なくすることができる。
【0021】 尚、本実施例においては、第1の可撓管11,第2の可撓管12,第3の可撓 管13のゴム強度をそれぞれ50度,40度,50度としたが、そのゴム強度の 関係は、第2の可撓管12が一番軟らかいものとなるように、第1の可撓管11 >第2可撓管12<第3の可撓管15の関係であればよいことは言うまでもない 。
【0022】 又、本実施例においては、凸部14は連続形状である帯状で等ピッチとなるよ う形成したが、凸部14の役割を満足するならばどのように設定してもよい。例 えば、点形状等の不連続形状や不等ピッチでもよいことは言うまでもない。
【0023】 又、本実施例においては、凸部14は第2の可撓管の外側壁面に設け、かつ、 第1の可撓管11と第2の可撓管12との間に所定の隙間空間13を形成したが 、それに替えて、凸部14を第2の可撓管の内側壁面に設け、かつ、第2の可撓 管12と第3の可撓管15との間に所定の隙間空間13を形成しても同様な効果 を得ることは言うまでもない。
【0024】
【考案の効果】
以上のように本考案の防音装置は、第1の可撓管に伝達された騒音と振動の一 部を第1の可撓管の差の小さい膨脹と収縮の繰り返しにより熱エネルギーに転換 して減じることにより、第1の可撓管から放出される騒音と振動を規制する第1 の段階と、その第1の可撓管から放出された騒音と振動を、前記第2の可撓管に よる差の大きい膨脹と収縮の繰り返しにより熱エネルギーに転換して大きく減じ ながら第3の可撓管に放出する第2の段階と、その第3の可撓管に放出された騒 音と振動の一部を前記第3の可撓管による差の小さい膨脹と収縮の繰り返しによ り熱エネルギーに転換して減じながら外方に放出する段階を経るので、騒音と振 動が従来と比べて減衰されることとなり、良好な振動と騒音の減衰効果を得るこ とができる。
【0025】 さらに、第2の可撓管の外側壁面と内側壁面の少なくともどちらか一方に設け られた複数の凸部の弾性により、前記第2の可撓管の膨脹と収縮の繰り返し過程 で生じる第3の可撓管の内側壁への圧力や衝撃等の外力が吸収されるので、その 外力によって生じる騒音と振動をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における防音装置の断面図
【図2】同防音装置を取り付けた可撓管の断面図
【図3】同防音装置の取付具を示す斜視図
【図4】従来の消音材を貼り付けた可撓管の断面図
【図5】同可撓管を取り付けた吸着式酸素濃縮器の要部
斜視図
【符号の説明】
11 第1の可撓管 12 第2の可撓管 13 隙間空間 14 凸部 15 第3の可撓管 16 内筒孔 17 位置決め凸部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】第1の可撓管と、その第1の可撓管の外側
    壁面を覆うように設けられた第2の可撓管と、その第2
    の可撓管の外側壁面と内側壁面の少なくともどちらか一
    方に形成された突出する複数の凸部と、その前記第2の
    可撓管の外側壁面を覆うように設けられた第3の可撓管
    とからなるとともに、前記第2の可撓管を前記第1の可
    撓管及び第3の可撓管よりも軟らかくしたことを特徴と
    する防音装置。
JP1991047526U 1991-06-24 1991-06-24 防音装置 Expired - Lifetime JP2500860Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299773A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Cci Corp 防音管部材
CN108061371A (zh) * 2017-12-22 2018-05-22 珠海格力电器股份有限公司 隔音结构、压缩机组件以及空调器

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JPS6338796A (ja) * 1986-08-04 1988-02-19 株式会社 三ツ葉電機製作所 ポンプの脈動防止構造

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