JPH0510682Y2 - - Google Patents

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JPH0510682Y2
JPH0510682Y2 JP1989075718U JP7571889U JPH0510682Y2 JP H0510682 Y2 JPH0510682 Y2 JP H0510682Y2 JP 1989075718 U JP1989075718 U JP 1989075718U JP 7571889 U JP7571889 U JP 7571889U JP H0510682 Y2 JPH0510682 Y2 JP H0510682Y2
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top plate
hand grip
grip portion
handle
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、オフイス等で好適に使用されるワゴ
ンに関するものである。
[従来の技術] 近時、書類その他を収納しておくためのワゴン
を各自が専用し、そのワゴンを机の天板下に配置
して机の袖部として使用する例が少なくない。ま
た、フロア等に共通のテーブルを配置してある場
合には、必要に応じて前記ワゴンを天板下から引
き出して移動させることにより、前記テーブルの
近傍で使用する例も多くなりつつある。
しかして、従来のワゴンは、前面に形成された
前面手掛部に手を掛けることにより、机等の天板
下に出し入れしたりフロア内等を移動させるよう
になつている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、この種のワゴンは、机等の天板下に
配置して使用し得るようにしているため、その背
丈が比較的低い位置に抑えられている。このた
め、フロア内等を移動させる際には、ワゴンの天
板よりもさらに低い位置に形成されている前面手
掛部に手を掛けて、中腰に近い状態で移動させて
いるのが現状であり、移動がスムーズに行い難
い。
しかも、かかるワゴンの側面及び背面には、手
を掛け得る程の凹凸部分がなく、平坦な面に形成
されているため、ワゴンを持ち上げ難い。そのた
め、フロア等の床面に段差が存在する場合には、
少なくとも一人がワゴンの下面を持ち上げて数人
で移動させている場合が多く、移動に手間がかか
るという不具合がある。
なお、このような不具合を解消する方策として
は、天板の前端面や、上面、あるいは背面等に把
手を突設することが考えられるが、単に把手を突
設すると種々の問題が生じる。すなわち、引出し
を有したワゴンにおいて、その天板の前端面に把
手を突設すると、引出しに対する収納操作や、取
出し操作の際に、その把手が邪魔になり、引出し
の有効開口面積が不当に制限されるという問題が
生じる。また、天板の上面に把手を突設しておく
と、ワゴンを机天板の下に挿入できるようにした
場合、ワゴン天板の上面と机天板の下面間に把手
の突出寸法以上の隙間を形成する必要が生じ、ワ
ゴンの背丈が不当に低くならざるを得ない。ま
た、背面に把手を突設した場合には、同じくワゴ
ンを机天板の下に挿入する場合に、その把手が机
のインナーパネル等に衝突し易くなる。
本考案は、このような課題を一挙に解消するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、次のよ
うな構成を採用したものである。
すなわち、本考案にかかるワゴンは、天板の前
端面に設けた前面手掛部と、この前面手掛部に近
接させて天板の上面に形成した上面手掛部とを具
備してなることを特徴とする。
引出しの収納スペースが狭くなるのを防止する
には、天板の前縁部分に、側板の上面より下方に
垂下する垂下部を設け、その垂下部に前記前面手
掛部を形成するとよい。
ワゴンを持ち上げ易くするには、その前面に前
面手掛部を設けるとともに、背面に背面手掛部を
設けておくとよい。
引出しの収納空間が狭められるのを回避すると
ともに、ワゴンを持ち上げ易くするには、前面手
掛部を天板の前端面に設け、背面手掛部を天板の
後縁に形成しておくとよい。
天板全体の厚みを抑えるとともに、ワゴンを持
ち上げた際に天板にワゴンの荷重をかかるのを特
に回避したい場合には、背面手掛部を背板に形成
しておくとよい。
[作用] このような構成のものであれば、ワゴンを天板
の下に出し入れする際には、その前面上縁部に位
置する前面手掛部を利用した出し入れすることが
できるので、比較的短い距離での移動が行い易く
なる。上面手掛部を利用すると、比較的楽な姿勢
でワゴンを牽引することができるので、フロア内
やフロアから他のフロアへの移動が行い易くな
る。また、前面手掛部と上面手掛部とを近接させ
ておけば、双方の手掛部にこれらを挟持するよう
にしてハンドルを装着することができる。そのた
め、天板上に多数の書類等を載せて、これらを前
記ハンドルでささえるようにすれば、一度に多量
の書類等を運ぶことも可能となる。
天板の前縁部分を下方に垂下させて、その垂下
部に前面手掛部を形成しておけば、引出しの収納
空間に対応する部分の天板の厚みが抑えられるの
で、収納空間を狭くする必要がない上に、天板の
軽量化が図り易い。
前面手掛部と背面手掛部に手を掛ければ、ワゴ
ンを持ち上げ易くなるので、フロア等に段差が存
在しても、楽な姿勢でワゴンを移動させることが
可能となる。
前面手掛部と背面手掛部を天板の前端面と後縁
にそれぞれ形成しておけば、引出しの収納空間が
狭められるようなことがない。しかも、双方の手
掛部は、ワゴンの上縁部に位置することになるの
で、ワゴンが持ち上げ易くなる。
背面手掛部を背板に形成しておけば、天板全体
の厚みが抑え易くなるとともに、ワゴンを持ち上
げた際の荷重が天板にかかることがないので、天
板を薄肉のものにすることも可能である。
また、前記前面手掛部、上面手掛部、および、
背面手掛部を、対応面に対して略面一に一体形成
してあるので、把手を突設する場合に比べて部品
点数を削減することができるだけでなく、次のよ
うな利点が得られる。まず、前面手掛部を天板の
前端面に面一に設けておけば、引出し内への収納
や、取出しに際して、その前面手掛部が一切障害
とならない。また、天板の上面に上面手掛部を略
面一に形成しておけば、ワゴンを机天板の下に挿
入できるようにした場合でも、ワゴン天板の上面
と机天板の下面間の隙間を最小限に止めることが
可能となる。さらに、背面に背面手掛部を略面一
に形成しておけば、同じくワゴンを机天板の下に
挿入する場合でも、背面手掛部が机のインナーパ
ネル等に衝突するおそれがなくなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1〜第5図に示すワゴン1は、引出し2,
3,4をワゴン本体5に複数段に設け、そのワゴ
ン本体5の上面開口部に蓋着した天板6に前面手
掛部61と上面手掛部62を形成したものであ
る。
ワゴン本体5は、左右の側板51と、背板52
と、基台53とを具備してなり、その基台53の
下面側の四隅部近傍にキヤスタ7を有している。
天板6は、ワゴン本体5の上面開口部に着脱可
能に固着した合成樹脂製のもので、その前縁部分
に、前記側板51の上面51aより下方に垂下す
る垂下部6aを設け、その垂下部6aに前記前面
手掛部61を形成してある。前面手掛部61は、
天板6の前端面6bの中央部分に凹状に形成して
あり、その上縁61aを下方に垂下させてある。
すなわち、この前面手掛部61は、図面に明示さ
れているように、天板6の前端面6bに面一に一
体形成してある。上面手掛部62は、前面手掛部
61に近接させて天板6の上面6cに凹状に形成
してあり、その前縁62aを斜め上方に突出させ
てある。すなわち、この上面手掛部62は、図面
に明示されているように、天板6の上面6cに略
面一に一体形成してある。天板6の上面後縁部分
には、後方に向かつて漸次低くなる傾斜部63を
設けてある。
このような構成のものであれば、ワゴン1を机
等の天板の下に出し入れする際には、前面手掛部
61を利用して移動させることができるので、比
較的短い距離の移動を簡便に行うことができる。
しかも、この前面手掛部61は、天板6の前縁部
分を下方に垂下させて、その垂下部6aに形成し
てあるので、引出し2の収納空間に対応する部分
の天板6の厚みを比較的薄肉にすることができ
る。すなわち、引出し2の収納空間が天板6によ
つて狭められることができない上に、天板6を無
理なく軽量化することができる。
一方、上面手掛部62は、ワゴン1の最上端に
位置しているため、略起立姿勢で上面手掛部62
に手を掛けることができる。したがつて、フロア
内でワゴン1を移動させたり、フロアから他のフ
ロアへワゴン1を移動させたい場合には、楽な姿
勢で該ワゴン1を自由に移動させることができ
る。
さらに、前面手掛部61と上面手掛部62を近
接させておくと、単一の手掛部しか有しないもの
に比べて、格別なハンドル等を装着し易くなる。
また、近時、ローパーテイシヨンと称される間
仕切壁をフロアに立設し、この間仕切壁に逆L字
形のブラケツトを介して天板を保持させ、その天
板の下に前記ワゴン1を配置して使用する形態も
少なくない。しかして、ワゴン1の天板6の上面
後縁部分に、後方に向かつて漸次低くなる傾斜部
63を設けておけば、ワゴン1を天板の下に入れ
る際に、ワゴン1の天板6の上面後縁部分が前記
ブラケツトに当たり難くなり、ワゴン1を奥まで
挿入できるとともに、ワゴン1の天板6に傷がつ
くのを有効に回避することができる。
なお、第6図及び第7図に示すワゴン101
は、引出し102,103,104をワゴン本体
105に複数段に設け、そのワゴン本体105の
上面開口部に蓋着した天板106に前面手掛部1
61と上面手掛部162と背面手掛部164をそ
れぞれ対応面に対して略面一に一体形成したもの
である。
ワゴン105は、左右の側板151と、背板1
52と、基台153とを具備してなり、その基台
153の下面側の四隅部近傍にキヤスタ(図示せ
ず)を有している。
天板106は、ワゴン本体105の上面開口部
に着脱可能に固着した合成樹脂製のもので、その
前縁部分に、前記側板151の上面151aより
下方に垂下する垂下部106aを設け、その垂下
部106aに前記前面手掛部161を形成してあ
る。前面手掛部161は、天板106の前端面1
06bの中央部分に凹状に形成してあり、その上
縁161aを下方に垂下させてある。上面手掛部
162は、前面手掛部161に近接させて天板1
06の上面106cに凹状に形成してあり、その
前縁162aを斜め上方に突出させてある。ま
た、天板106の後縁部分に、側板151の上面
151aより下方に垂下する垂下部106dを設
け、その垂下部106dに前記背面手掛部164
を前記前面手掛部161と同様に形成してある。
このような構成のワゴン101によれば、前面
手掛部161と背面手掛部164に手を掛けて該
ワゴン101を持ち上げることができる。そのた
め、フロア等の床面に段差が存在しても、ワゴン
101を持ち上げて容易に移動させることができ
る。また、前面手掛部161と背面手掛部164
を、天板106の前縁部分と後縁部分にそれぞれ
設けた垂下部106a,106dに形成しておけ
ば、引出し102の収納空間に対応する部分の天
板106の厚みを抑えることができるので、引出
し102の収納空間が天板106によつて狭めら
れることがない上に、天板106を無理なく軽量
化することができる。
第8図に示すワゴン201は、引出し202,
203,204をワゴン本体205に複数段に設
け、そのワゴン本体205の上面開口部に蓋着し
た天板206に前面手掛部(図示せず)と上面手
掛部262を設け、背板252に背面手掛部26
4を形成したものである。
ワゴン本体205は、左右の側板251と、背
板252と、基台253とを具備してなり、その
基台253の下面側の四隅部近傍にキヤスタ(図
示せず)を有している。
前面手掛部は、天板206の前縁部分に設けた
垂下部206aに形成してあり、上面手掛部26
2は、前面手掛部に近接させて天板206の上面
206cに形成してある。背面手掛部264は、
前記背板252の上縁部に形成してある。
このような構成のワゴン201によれば、該ワ
ゴン201を持ち上げた際にその荷重が天板20
6と背板252に分散されることになるので、天
板206の厚みを無理なく抑えることができ、特
に軽量化し易くなる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案では、ワゴンの天
板に前面手掛部と上面手掛部を設け、これらをワ
ゴンの移動距離に対応させて使い分けるようにし
ているので、机等の天板の下に自由に出し入れし
て利用することができるとともに、比較的長い距
離の場合でも楽な姿勢で迅速にワゴンを移動させ
ることができる。
しかも、天板の前縁部分を下方に垂下させて、
その垂下部に前面手掛部を形成するようにしてい
るので、天板の厚みを無理なく抑えることができ
るとともに、引出しの収納空間を狭くするような
不具合を招くことがない。
また、前面手掛部と背面手掛部を利用すれば、
楽な姿勢でワゴンを持ち上げることができるの
で、フロア等に段差が存在する場合でも、容易に
ワゴンを移動させることができる。
なお、前面手掛部と背面手掛部を天板の前端面
と後縁にそれぞれ形成しておけば、これらがワゴ
ンの上縁部に位置することになるので、楽な姿勢
でワゴンを持ち上げることができる上に、引出し
の収納空間が狭められるようなことがない。
また、背面手掛部を背板に形成しておけば、ワ
ゴンを持ち上げた際の荷重に背板に分散させるこ
とができるので、天板全体の厚みを抑えて薄肉の
ものにすることも容易となる。
なお、前述した前面手掛部、上面手掛部、およ
び、背面手掛部は、それぞれ対応面に対して略面
一に一体形成してあるので、把手を突設する場合
に比べて部品点数を削減することができ、さら
に、次のような効果を得ることができる。まず、
前面手掛部を天板の前端面に面一に設けておけ
ば、引出し内への収納や取出しに際して、その前
面手掛部が一切障害とならない。そのため、引出
しの有効開口面積を不当に狭めることなしに、前
述した諸効果を奏するものとする。また、天板の
上面に上面手掛部を略面一に形成しておけば、ワ
ゴンを机天板の下に挿入できるようにした場合で
も、ワゴン天板の上面と机天板の下面間の隙間を
最小限に止めることが可能となる。そのため、ワ
ゴンの背丈が不当に制限されることなしに前述し
た諸効果を奏し得るものとなる。さらに、背面に
背面手掛部を略面一に形成しておけば、同じくワ
ゴンを机天板の下に挿入する場合でも。背面手掛
部が机のインナーパネル等に衝突するおそれがな
くなる。したがつて、該ワゴンを机天板の下側空
間に対して不具合なく自由に出し入れして使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全体を
示す斜視図、第2図は右側面図、第3図は正面
図、第4図は第3図における−線矢視断面
図、第5図は斜視図、第6図及び第7図は前面手
掛部及び背面手掛部を設けてなるワゴンの斜視
図、第8図は背面手掛部を背板に設けてなるワゴ
ンの斜視図である。 1……ワゴン、6……天板、6a……垂下部、
6b……前端面、6c……上面、51……側板、
51a……上面、52……背板、61……前面手
掛部、62……上面手掛部、164,264……
背面手掛部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 引出しを有したワゴンであつて、天板の前端
    面に該前端面と略面一に一体形成した前面手掛
    部と、この前面手掛部に近接させて天板の上面
    に該上面と略面一に一体形成した上面手掛部と
    を具備してなることを特徴とするワゴン。 2 天板の前縁部分に、側板の上面より下方に垂
    下する垂下部を設け、その垂下部に前面手掛部
    を形成していることを特徴とする請求項1記載
    のワゴン。 3 引出しを有したワゴンであつて、天板の前端
    面に前面手掛部を該前端面と略面一に一体形成
    するとともに、背面に背面手掛部を該背面と略
    面一に一体形成したことを特徴とするワゴン。 4 前面手掛部に近接させて天板の上面に上面手
    掛部を該上面と略面一に一体形成したことを特
    徴とする請求項3記載のワゴン。 5 前面手掛部を、天板の前端面に設けているこ
    とを特徴とする請求項3記載のワゴン。 6 背面手掛部を、天板の後縁に形成しているこ
    とを特徴とする請求項3又は5記載のワゴン。 7 背面手掛部を、背板に形成していることを特
    徴とする請求項3又は5記載のワゴン。
JP1989075718U 1989-06-28 1989-06-28 Expired - Lifetime JPH0510682Y2 (ja)

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JPH0313848U JPH0313848U (ja) 1991-02-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021065556A (ja) * 2019-10-25 2021-04-30 株式会社オカムラ ワゴン及び天板付き什器システム
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JPS629942B2 (ja) * 1981-12-31 1987-03-03 Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp
JPH01119206A (ja) * 1987-10-30 1989-05-11 Toto Ltd 厨房設備

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JPS629942U (ja) * 1985-07-03 1987-01-21

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