JPH05106631A - 加熱可能及び撓み制御可能のロールを有するロール装置 - Google Patents

加熱可能及び撓み制御可能のロールを有するロール装置

Info

Publication number
JPH05106631A
JPH05106631A JP3245768A JP24576891A JPH05106631A JP H05106631 A JPH05106631 A JP H05106631A JP 3245768 A JP3245768 A JP 3245768A JP 24576891 A JP24576891 A JP 24576891A JP H05106631 A JPH05106631 A JP H05106631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pressure chamber
roll
liquid
roll device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3245768A
Other languages
English (en)
Inventor
Josef Pav
パフ ヨーゼフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kleinewefers GmbH
Original Assignee
Kleinewefers GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kleinewefers GmbH filed Critical Kleinewefers GmbH
Publication of JPH05106631A publication Critical patent/JPH05106631A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/02Shape or construction of rolls
    • B21B27/03Sleeved rolls
    • B21B27/05Sleeved rolls with deflectable sleeves
    • B21B27/055Sleeved rolls with deflectable sleeves with sleeves radially deflectable on a stationary beam by means of hydraulic supports
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/06Lubricating, cooling or heating rolls
    • B21B27/08Lubricating, cooling or heating rolls internally
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/02Rolls; Their bearings
    • D21G1/0206Controlled deflection rolls
    • D21G1/0213Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member
    • D21G1/022Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member the means using fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
    • F16C13/02Bearings
    • F16C13/022Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle
    • F16C13/024Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle
    • F16C13/026Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure
    • F16C13/028Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure with a plurality of supports along the length of the roll mantle, e.g. hydraulic jacks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力室から絞り抵抗を有する還流管を引き出
すことにより、故障の無い運転、しかも、高温下でも支
障のない運転が保証されるようなカレンダー等用ロール
装置を提供する。 【構成】 加熱可能及び撓み制御可能のロール2を備え
るロール装置1がロールシェル5を有し、そのロールシ
ェル5は、ロールシェル5を貫通し、回転不能に保持さ
れているキャリヤ6上において、半径方向に移動可能の
支承エレメント7により支えられる。各支承エレメント
7は、少なくとも1つの支承ポケット9、10をもつ支
承面8、圧力室18に向いている圧力面19とを有す
る。支承ポケット9、10には、導入管24を通じて加
熱液が、導入管28を通じて圧力液が供給される。圧力
室18から、絞り抵抗を有する還流管(路)31が引き
出される。この構成により、圧力室内における圧力液の
停滞、それに伴う障害を惹起する汚物堆積、ならびに加
熱液による圧力液の過熱を防止し、かつ、運転に支障を
もたらさない高温度運転を許すような圧力室内流を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱可能及び撓み制御
可能のロールを備えるカレンダー等におけるロール装置
に関し、更に詳しくは、そのロールのロールシェルが、
ロールシェルを貫通し回転不能に保持されているキャリ
ヤの上に、半径方向に移動可能の静液圧支承エレメント
により支えられており、各支承エレメントは、少なくと
も1つの支承ポケットをもつ支承面と、圧力室に向いて
いる圧力面を有し、上記支承ポケットは圧力下にある加
熱液を導入するための回路機構と連絡しており、また、
上記圧力室は圧力液を導入するための回路機構と連絡し
て構成されている、加熱可能及び撓み制御可能のロール
を有するロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の公知のロール装置(DE-OS 3909
556 )では、加熱液は、支承ポケットに、絞りを介し
て、一定の容積流、ある選ばれた温度、そしてポンプ構
造の故に制限された圧力を以て導入される。この圧力と
は基本的に無関係に、圧力室には、支承エレメントの支
承機能のために必要である圧力液が供給されるが、この
圧力は圧力制御ポンプもしくはポンプの後ろに配置され
る圧力制御弁により決定される。ポンプ及び圧力制御弁
の機能を適正に保持するために、圧力室へ入る前の導入
管上に絞り抵抗をもつバイパス管が分岐して設けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなバ
イパス管を設けることは構造面の複雑化を招くうえに、
コスト的にも高いものになる。しかも、上記の場合、圧
力液は実際問題として圧力室の中に滞留するものである
から、圧力液と共に導入された汚物粒子や破砕物等の異
物が圧力室もしくはピストン及びシリンダにおいて堆積
し、ピストンシールを損傷せしめ、ついには支承エレメ
ントの微細な移動運動を妨げることになる。更に、圧力
液は、支承ポケットを貫流する加熱液により無制限に加
熱される。
【0004】このことは、圧力制御機能にマイナスに作
用する。例えば、単純な作動油などの当該圧力液の温度
限界値が超えられてしまったとき、圧力液は変質ないし
分解し、沈澱堆積が発生し、そのため運転の故障が発生
する。
【0005】本発明の目的は、かかる従来技術の課題に
鑑み、圧力室から絞り抵抗を有する還流管を引き出すこ
とにより、故障の無い運転、しかも、高温下でも支障の
ない運転が保証されるようなロール装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】この目
的達成のため、本発明の基本的手段は、圧力室から絞り
抵抗を有する還流管(路)を導き出して、制御された圧
力液流を圧力室内に発生させることである。この圧力液
流の発生により、圧力室内の異物堆積とその結果として
のピストンシール等の損傷は回避され、同時に圧力液の
無制限の加熱は完全に防止される。そして、貫流容積を
調整すれば、圧力室内の圧力液の温度が限界温度を超え
ることを確実に防止でき、オイルの変質・分解が防止さ
れる。
【0007】特に効果的であることは、圧力室もしくは
圧力室のグループの前に、圧力室の圧力を制御し、全貫
流容積が、少なくとも1つの圧力室を満たすような圧力
制御弁が設けられることである。還流管の存在により、
従来必要とされた圧力制御弁及びポンプを架橋するバイ
パス管が省くことができる。これは、追加の構造上のコ
ストが少なくて済み、圧力液の循環にも拘らず、ポンプ
配管はほとんど変えなくてよいとことを意味する。
【0008】還流管内の絞り抵抗は、特に、固定の絞り
箇所でもって構成することが出来る。圧力室圧力が制御
される領域は、比較的小さいので、そのような固定の絞
り箇所は、コントロールされる還流量をもたらす。この
固定の絞り箇所を調整できるようにすれば、この還流量
をそれぞれの運転上の条件に適合させることができる。
【0009】他の選択可能性として、絞り抵抗を、圧力
室圧力を制御する圧力制御弁により形成することであ
る。還流管が存在するので、圧力制御弁を後ろに設ける
ことが可能である。
【0010】優れた特徴として、圧力室の前に、圧力液
の冷却装置が設けられることである。圧力液が圧力室を
何回も回流しても、圧力液は許容以上の温度には至らな
い。
【0011】更に、圧力液を、荷重を加えたり、熱を導
入したり、過酷な条件で使用することが出来る。効果的
であるのは、圧力室の還流管は、加熱液の還流通路とは
別に、ロールから導き出されていることである。このよ
うにして、加熱液は、圧力液との混合によらずして、ロ
ールシェル内部で冷却されるような構造になっているこ
とである。従って、加熱液は、支承ポケットを通過した
後も、かなり長い間、熱をロールシェルに伝達すること
ができる。
【0012】特に注目すべきは、圧力液と加熱液とに対
して、2つの分離された循環経路がそれぞれのポンプと
タンクを備えて設けることができる点である。このこと
は、両方の循環経路における温度と圧力の適切な調整を
可能にしながら、加熱液循環経路の圧力液循環経路に対
する影響を僅かに抑えることが出来る。このようにし
て、加熱液としてサーマルオイルを、圧力液として作動
油を使用することが可能である。なお、作動油は格別に
安価でありながら、温度の作用により分解しない。
【0013】ある好ましい実施例では、少なくとも1つ
の支承ポケットに加熱装置を介して加熱液を供給してい
る容積型ポンプが、圧力側において分岐管を有し、この
分岐管が、圧力制御弁、圧力室及び還流管を経由して、
両方の液に対して共通のタンクに通じている。この場
合、圧力液と加熱液とは、同種類の液である。それにも
拘らず、支承ポケット及び圧力室に対しては、異なる圧
力値と温度値を設定することが出来る。ここでも、圧力
液に障害となるような作用を発生させることなく、それ
ぞれにおいて最適な数値組み合せを選ぶことができる。
【0014】効果的であるのは、支承面も圧力面も、基
本的に周辺方向において、軸方向におけるよりも大きい
ことである。比較的僅かの液圧力で間隙における大きい
圧延力を得ることができる。低い液圧力は、ポンプに支
障が起こらないので、高温度での作動が許される。高温
にも拘らず、圧力室の還流は制御されるので、熱に弱い
圧力液の分解も防止される。
【0015】目的にかなっていることは、還流管が、導
入管の開口部から距離を置いている圧力室のある箇所か
ら始まっていることである。この構成により、圧力室全
体の貫流が良好となる。そして、停滞領域の発生が防止
される。
【0016】特に効果的であるのは、圧力室を、少なく
とも2つの相互に連絡しているピストン・シリンダ合同
室により形成し、これらの室の一方に導入管を開口せし
め、他方に還流管の起点を置くことができることであ
る。
【0017】更に優れている構造としては、圧力室が圧
力液の流れを偏向させるための装具を有する点である。
これらの装具により、死角あるいは同様の箇所を無くす
ことができる。
【0018】特に、また優れていることは、導入管が、
圧力室に開口している、半径方向の出口孔を有する管筒
に終端部で連結していることである。
【0019】更に、優れた実施例においては、圧力室
が、少なくとも1つのピストン・シリンダ合同室により
形成され、その一方の部分がキャリヤに固定され、他の
部分が支承エレメントに属するように構成されること、
また、還流管はキャリヤに固定された部分を貫通して設
けられるように構成される。従って、還流管の位置は固
定された状態である。
【0020】特に優れているのは、還流管が、キャリヤ
に固定された部分の開放された側壁から抜け出ているこ
とである。そこには、キャリヤ自体が還流管により荷重
を受けることの無いようにスペースが設けられる。
【0021】更に、本発明を発展させ、還流管が、出口
に接続している管の形態で延長されるように構成でき
る。これにより、加熱液と圧力液とがロールシェルの内
部で混合することが防止される。
【0022】
【実施例】本発明を以下に、図面に示す好ましい実施例
により詳しく説明する。
【0023】図1は本発明による圧力液及び加熱液の導
入のためのロール装置の回路図を伴う要部横断面図であ
る。図2は図1の支承エレメントの平面図、図3は図1
の表示の仕方で示された別の実施例にかかるロール装置
の要部横断面図、図4は図3の回路図の変化例である。
【0024】図1のロール装置1は、対向ロール3との
間にロール間隙4を形成しつつこれに協動する、加熱可
能で且つ撓み制御が可能であるロール2を有する。ロー
ル2は、回転不能に保持されているキャリヤ6により貫
通され、回転可能のロールシェル5を有する。このキャ
リヤ6の上において、ロールシェル5は、軸方向に展開
している、相互に密に配置された1列の静液圧支承エレ
メント7により支えられている。この支承エレメント7
は、1列の代わりに、2列もしくは多数列とすることも
できる。
【0025】図1及び図2が示すように、支承エレメン
ト7は支承面8を有し、その面に対して、通路11によ
り互いに連通している2つの支承ポケット9及び10が
形成される。図2の一点鎖線の内側に、圧力有効面Fが
形成され、この面が、室内圧力との相乗効果により、実
際に支承エレメント7により作用を受ける力を発生させ
る。支承エレメント7の下側には、2つのシリンダ12
及び13が存在する。
【0026】これらのシリンダ12、13は、キャリヤ
6に固定されたシリンダ状ピストン14ないしは15と
共に、通路18a を通じて互いに連絡し合う2つのピス
トン・シリンダ合同室(シリンダ空間)16ないしは1
7を形成している。
【0027】このピストン・シリンダ合同室16及び1
7は、ひとつの圧力室18を形成しており、この圧力室
18において、ピストン14及び15に向いている面が
有効圧力面19を形成する。支承面8の圧力有効部分
は、支承ポケット9及び10、その間に存在する隔壁、
及びほぼ半分の外縁(図2の一点鎖線の内側にある縁)
を包括しているが、この圧力有効部分と圧力面19と
は、ほぼ同じ大きさである。シリンダ12及び13の支
承面8に向けられた投影図が、周辺方向において支承面
上に浮き出ている(図2)。ピストン14は、キャリヤ
6のタップ孔21に嵌入しているボルト20によりキャ
リヤ6に取り付けられている。ピストン15は、キャリ
ヤ6のタップ孔23に嵌入しているボルト22により同
様にキャリヤ6に連結されている。図1中の14a、1
5aは、ピストン14、15と支承エレメント7との間
に形成されたピストンシールである。
【0028】1つの支承エレメント7ごとに、あるいは
支承エレメント7のグループごとに設けることができる
加熱液導入管24が、キャリヤ6の中にある軸方向通路
25、タップ孔23、及びボルト22の軸方向孔27に
挿入されている管筒26を通って支承ポケット9及び1
0に連通している。従って、導入経路には絞り弁は存在
しない。同様に、1つの支承エレメント7ごとに、ある
いは支承エレメント7のグループごとに設けることがで
きる圧力媒体導入管28が、キャリヤ6の中にある軸方
向孔29、タップ孔21、及び、ボルト20の軸方向孔
30を通って圧力室18に通じている。
【0029】キャリヤ6に固定されたピストン15には
還流管(路)31が形設されている。すなわち、この還
流管31は、ピストン・シリンダ合同室17から出発し
て、ピストン15の側壁32の開放端のところでロール
シェル5の内部空間33に開口連通している。還流管3
1を形成する孔は、固定の絞り箇所を構成するように制
限された断面を有する。しかし、それに替えて、普通の
断面積の孔に、固定の絞り箇所を形成するような部品を
挿入してもよい。かくして、圧力液は、軸方向孔30を
通ってピストン・シリンダ合同室16に入り、ピストン
・シリンダ合同室17から還流管31を通って流出する
ので、圧力室18の中には、基本的に全ての領域にまで
浸透する圧力液流が発生し、圧力液が停滞するような死
隅角が発生しないわけである。そして、この圧力液流の
発生により、圧力室8内の異物堆積とその結果としての
ピストンシール14a、15aなどの損傷が回避される
とともに、圧力液の無制限の加熱は完全に防止される。
また、貫流容積を調整すれば、圧力室8内の圧力液の温
度が限界温度を超えることを確実に防止でき、オイルの
変質・分解が防止される。
【0030】図1の実施例では、共通の容積型ポンプ3
4が設けられる。このポンプ34は、液を、加熱装置3
8のある第一の分岐路を経て、加熱液導入管24に送
る。他の分岐路は、圧力制御弁40を経由し、加熱液導
入管28に至る。圧力制御弁40を調節することによ
り、圧力室18は望ましい圧力に維持されるが、この圧
力は、間隙4の圧延荷重に対する基準となり、圧力面1
9の作用が考慮されている。圧力室18を経由する循環
経路に、液の一部が分岐されて流入するにも拘らず、一
定の容積流が支承ポケット9及び10に送られるよう
に、ポンプ34が制御される。従って、支承ポケット9
及び10において、圧力面19に作用する圧力を伝達す
るために必要とされる圧力が自動的に設定される。圧力
室18に向かって分岐される流れは、主流に比べて僅か
であるので、いずれにしても大抵の場合、容積流制御は
不要となる。加熱液と圧力液は内部空間33の中で混じ
り合い、一緒になって還流路41を経由してタンク35
に還流される。
【0031】図3の実施例では、同一部分には同番号
が、対応部分には100を加えた番号が用いられる。
【0032】ボルト20の軸方向孔30に、半径方向の
孔43を有し、片側面が閉じられた管筒42が挿入され
ている。この半径方向の孔を通って、導入管128から
導入された圧力液は、半径方向に向きを変え、ピストン
・シリンダ合同室16に流入する。従って、この管筒4
2は、圧力液流の向きを変えるための装具の役目を果た
す。
【0033】還流管131は、ピストン15の中の孔4
4、この孔44の出口に接続している管45及びロール
2の外部に設けられ、タンク47に導かれる管部分46
から構成される。還流管131には、調整可能が望まし
い絞り弁48が組み込まれている。加熱液用ポンプであ
る容積型ポンプ134から分離されているポンプ49
は、圧力室18を通る循環経路の圧送を行う。このポン
プ49は、圧力制御弁40及び冷却装置39を介して圧
力液導入管128と連絡している。容積型ポンプ134
は、容積流測定装置36の指令を受けて働く制御装置3
7を備える。
【0034】この構造では、加熱液としてサーマルオイ
ルを、圧力液として作動油を使用できる。加熱液が、加
熱装置38により過剰に加熱されても、圧力室18の中
の圧力液に及ぼす温度影響は無視できるほど小さい。こ
のことは、また、圧力面19が支承面8の圧力有効部分
より小さい場合、従って、圧力液が加熱液よりも大きい
圧力に支配される場合でも適用される。
【0035】図4の実施例では、同一部分には同番号
が、対応部分には200を加えた番号が用いられる。加
熱液の送りには、一定の送り容積をもつ容積型ポンプ2
34が用いられる。導入管124に一定の容積流を導入
するために、容積流測定装置236が排出弁237に作
用する。圧力液の循環経路において、調整可能の絞り弁
248と圧力制御弁240の順序が置き変わっている。
すなわち、絞り箇所である絞り弁248は、ポンプ49
の後に続き、他方、圧力制御弁240は還流管231に
設けられている。
【0036】なお、図1の実施例では、一定の送り容積
を有する容積型ポンプ34が示され、図3では、制御機
能を有する容積型ポンプが示される。しかし、例えば、
2つだけの異なる数値に切り替える方式の、非常に簡単
な容積流制御の可能性をもつ容積型ポンプ機構も採用の
対象となる。後者は、回転数切替方式ポンプにより、あ
るいは、2つの平行ポンプを有するポンプ機構により実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる回路図を伴うロール
装置の要部横断面図である。
【図2】 支承エレメントの平面図である。
【図3】 本発明の別の実施例にかかる回路図を伴うロ
ール装置の要部横断面図である。
【図4】 図3における回路の変化例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1、101…ロール装置 2…ロール 5…ロールシェル 6…キャリア 7…支承エレメント 8…支承面 9、10…支承ポケット 12、13…シリンダ 14、15…ピストン 16、17…ピストン・シンリダ合同室 18…圧力室 19…圧力面 24、124、28、128…導入管 31…還流管(路) 131、231…還流管 34、134、234…ポンプ 38…加熱装置 39…冷却装置 40、240…圧力制御弁 48、248…絞り箇所(絞り弁)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールシェルが、該ロールシェルを貫通
    し回転不能に保持されているキャリヤの上において半径
    方向に移動可能の静液圧支承エレメントにより支えられ
    ており、各支承エレメントは少なくとも1つの支承ポケ
    ットをもつ支承面と、圧力室に向いている圧力面とを有
    し、上記支承ポケットは圧力下にある加熱液を導入する
    ための回路機構と連絡し、上記圧力室は圧力液を導入す
    るための回路機構と連絡して構成されている加熱可能及
    び撓み制御可能のロールを有するロール装置において、
    上記圧力室(18)から絞り抵抗を有する還流管(3
    1;131;231)が引き出されていることを特徴と
    するロール装置。
  2. 【請求項2】 圧力室(18)もしくは圧力室のグルー
    プの前に、圧力室の圧力を制御し、全貫流容積が、少な
    くとも1つの圧力室(18)を満たすような圧力制御弁
    (40)が設けられることを特徴とする請求項1記載の
    ロール装置。
  3. 【請求項3】 絞り抵抗が、固定の絞り箇所(48)に
    より形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の
    ロール装置。
  4. 【請求項4】 絞り抵抗が、圧力室の圧力を制御する圧
    力制御弁(240)により形成されることを特徴とする
    請求項1記載のロール装置。
  5. 【請求項5】 圧力室(18)の前に、圧力液の冷却装
    置(39)が設けられることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のロール装置。
  6. 【請求項6】 圧力室(18)の還流管(131;23
    1)が、加熱液の還流通路とは別に、ロール(2)から
    導き出されていることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載のロール装置。
  7. 【請求項7】 圧力液と加熱液とに対して、2つの分離
    された循環経路がそれぞれのポンプ(49;134;2
    34)とタンク(47;135)を備えて設けられるこ
    とを特徴とする請求項6記載のロール装置。
  8. 【請求項8】 加熱液としてサーマルオイルを、圧力液
    として作動油を使用することを特徴とする請求項7記載
    のロール装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの支承ポケット(9、1
    0)に加熱装置(38)を介して加熱液を供給している
    容積型ポンプ(34)が、圧力側において分岐管を有
    し、この分岐管が、圧力制御弁(40)、圧力室(1
    8)、及び還流管(31)を経由して、両方の液に対し
    て共通のタンク(35)に通じていることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のロール装置。
  10. 【請求項10】 支承面(8)も圧力面(19)も、基
    本的に周辺方向において、軸方向におけるよりも大きい
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    ロール装置。
  11. 【請求項11】 還流管(31;131)が、導入管
    (28;128)の開口部から距離を置いている圧力室
    (18)のある箇所から始まっていることを特徴とする
    請求項1〜10のいずれか1項に記載のロール装置。
  12. 【請求項12】 圧力室が、少なくとも2つの相互に連
    絡しているピストン・シリンダ合同室(16、17)に
    より形成され、これらの室(16)の一方に導入管(2
    8;128)が開口し、これらの室(17)の他方に還
    流管(31;131)の起点が置かれることを特徴とす
    る請求項11記載のロール装置。
  13. 【請求項13】 圧力室(18)が圧力液の流れを偏向
    させるための装具を有することを特徴とする請求項1〜
    12のいずれか1項に記載のロール装置。
  14. 【請求項14】 導入管(128)が、圧力室(18)
    に開口している、半径方向の出口孔(43)を有する管
    筒(42)に終端部で連結していることを特徴とする請
    求項13記載のロール装置。
  15. 【請求項15】 圧力室(18)が、少なくとも1つの
    ピストン・シリンダ合同室(16、17)により形成さ
    れ、その一方の部分(14、15)がキャリヤに固定さ
    れ、他の部分(12、13)が支承エレメント(7)に
    属するように構成されるとともに、還流管(31;13
    1)はキャリヤに固定された部分(15)を貫通して設
    けられるように構成されることを特徴とする請求項1〜
    14のいずれか1項に記載のロール装置。
  16. 【請求項16】 還流管(31;131)が、キャリヤ
    に固定された部分(15)の開放された側壁(32)か
    ら抜け出ていることを特徴とする請求項15記載のロー
    ル装置。
  17. 【請求項17】 還流管(131)が、出口に接続して
    いる管(45)の形態で延長されるように構成されるこ
    とを特徴とする請求項16記載のロール装置。
JP3245768A 1990-09-27 1991-09-25 加熱可能及び撓み制御可能のロールを有するロール装置 Pending JPH05106631A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4030537A DE4030537C1 (ja) 1990-09-27 1990-09-27
DE4030537.6 1990-09-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05106631A true JPH05106631A (ja) 1993-04-27

Family

ID=6415069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3245768A Pending JPH05106631A (ja) 1990-09-27 1991-09-25 加熱可能及び撓み制御可能のロールを有するロール装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5206978A (ja)
EP (1) EP0477680A3 (ja)
JP (1) JPH05106631A (ja)
DE (1) DE4030537C1 (ja)
FI (1) FI914511A (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4123115A1 (de) * 1991-07-12 1993-01-14 Voith Gmbh J M Hydrostatisch gestuetzte durchbiegungsausgleichswalze, insbesondere fuer papiermaschinen
DE9205796U1 (de) * 1992-04-30 1993-08-26 Eduard Küsters Maschinenfabrik GmbH & Co KG, 47805 Krefeld Walze mit Stützleiste
DE4223359A1 (de) * 1992-07-16 1994-01-20 Escher Wyss Gmbh Heiz- oder Kühlwalze
DE4223715C2 (de) * 1992-07-18 1995-07-20 Escher Wyss Gmbh Walze
DE9211162U1 (de) * 1992-08-20 1994-01-27 Eduard Küsters Maschinenfabrik GmbH & Co KG, 47805 Krefeld Walze
DE4239411C1 (ja) * 1992-09-04 1993-09-02 Sulzer-Escher Wyss Ag, Zuerich, Ch
DE4423212C1 (de) * 1994-07-01 1996-03-07 Escher Wyss Gmbh Walzenanordnung
DE4426512C2 (de) * 1994-07-27 1997-07-17 Voith Sulzer Papiermasch Gmbh Durchbiegungseinstellwalze
DE4429499C1 (de) * 1994-08-19 1995-11-16 Kleinewefers Gmbh Durchbiegungssteuerbare Walze für einen Kalander o. dgl.
CA2187381C (en) * 1995-11-02 1999-05-11 Rolf Van Haag Deflection controllable roller for use in a calender
DE10136271A1 (de) * 2001-07-25 2003-02-13 Voith Paper Patent Gmbh Durchbiegungseinstellwalze
DE10249796A1 (de) * 2002-10-24 2004-05-13 Eduard Küsters Maschinenfabrik GmbH & Co. KG Durchbiegungseinstellwalze

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63503126A (ja) * 1986-04-30 1988-11-17 クレサン 変形可能なケーシングを備える圧延ロール
JPH0211913A (ja) * 1988-05-06 1990-01-17 Sulzer Escher Wyss Ag 加熱可能なたわみ調整ローラ
JPH0217212A (ja) * 1988-02-20 1990-01-22 Eduard Kuesters Mas Fab Gmbh & Co Kg ロール

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE444044B (sv) * 1980-02-29 1986-03-17 Escher Wyss Ag Stodelement med ett vippbart och bojligt stodhuvud
DE3022491C2 (de) * 1980-06-14 1983-01-27 Kleinewefers Gmbh, 4150 Krefeld Druckbehandlungswalze
DE3416210C3 (de) * 1984-05-02 1994-07-14 Kleinewefers Gmbh Walzenpresse für Papier- und ähnliche Bahnen
DE3526283A1 (de) * 1985-07-23 1987-02-05 Kleinewefers Gmbh Durchbiegungssteuerbare und beheizbare walze
DE3767476D1 (de) * 1987-05-09 1991-02-21 Kleinewefers Gmbh Verfahren zum betrieb einer walzenmaschine und steueranordnung zur durchfuehrung dieses verfahrens.
DE3813598C1 (ja) * 1988-04-22 1989-11-23 Eduard Kuesters, Maschinenfabrik, Gmbh & Co Kg, 4150 Krefeld, De
DE3821027A1 (de) * 1988-06-22 1989-12-28 Kuesters Eduard Maschf Kalanderanordnung
DE3835152C1 (ja) * 1988-10-15 1990-04-26 Eduard Kuesters, Maschinenfabrik, Gmbh & Co Kg, 4150 Krefeld, De
DE3925019A1 (de) * 1989-07-28 1991-02-07 Voith Gmbh J M Durchbiegungs-ausgleichswalze fuer walzenpressen
DE4011394C1 (ja) * 1990-04-09 1991-11-28 Sulzer-Escher Wyss Gmbh, 7980 Ravensburg, De
DE4011826C1 (ja) * 1990-04-12 1991-08-01 Eduard Kuesters Maschinenfabrik Gmbh & Co Kg, 4150 Krefeld, De

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63503126A (ja) * 1986-04-30 1988-11-17 クレサン 変形可能なケーシングを備える圧延ロール
JPH0217212A (ja) * 1988-02-20 1990-01-22 Eduard Kuesters Mas Fab Gmbh & Co Kg ロール
JPH0211913A (ja) * 1988-05-06 1990-01-17 Sulzer Escher Wyss Ag 加熱可能なたわみ調整ローラ

Also Published As

Publication number Publication date
EP0477680A2 (de) 1992-04-01
FI914511A0 (fi) 1991-09-25
FI914511A (fi) 1992-03-28
EP0477680A3 (en) 1993-06-09
DE4030537C1 (ja) 1991-10-10
US5206978A (en) 1993-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05106631A (ja) 加熱可能及び撓み制御可能のロールを有するロール装置
US3472214A (en) Fuel heating apparatus
US5286245A (en) Flexure-compensated roll
US5785087A (en) Water hydraulic proportional control valve
US4984343A (en) Hydrostatically supported roll and a sealing element therefor
US6209523B1 (en) Control and safety valve arrangement in a fuel feeding system
US5495963A (en) Valve for controlling pressure and flow
US5657637A (en) Assembly for temperature control of a fountain fluid and/or selected rolls of a printing press
WO2010127825A2 (de) Ausfallsicherer drehsteller für einen kühlmittelkreislauf
DE102005056638A1 (de) Kühlsystem für einen Kraftfahrzeugmotor
DE19912588A1 (de) Fluidtransportsystem
EP2562379B1 (de) Kühlmittelkreislauf
DE10226904B4 (de) Motorkühlsystem eines Kraftfahrzeuges
US6202556B1 (en) Temperature-control apparatus for a printing machine
US4345614A (en) Hydraulic steering and operating device
DE3125709A1 (de) Heizvorrichtung fuer den fahrgastraum eines kraftfahrzeuges
DE3140195C2 (de) Flüssigkeits-Reibungskupplung für das Kühlgebläse einer Brennkraftmaschine
US5277028A (en) Hydraulic flow control with temperature sensitive spring biased bypass valve
DE69206410T2 (de) Abgassystem.
US6289984B1 (en) Temperature-control apparatus for a printing machine
US5590704A (en) Method of heating a jacketed working surface of rotating roller and a rotary roller
US4996862A (en) Flexure-controllable roll having hydrostatic supporting elements provided with piston/cylinder units
DE10359293A1 (de) Ventilanordnung, insbesondere zur Einstellung der Heizmittel-/Kühlmittelströmung in einem Kraftfahrzeug
KR960702581A (ko) 유압 실린더 속도 제어 방법 및 장치
JP2608388B2 (ja) 加熱可能なロール