JPH0499755A - 1,3‐ジニトロ‐4‐(2′,2′,2′‐トリフルオロエトキシ)ベンゼンの製造方法 - Google Patents

1,3‐ジニトロ‐4‐(2′,2′,2′‐トリフルオロエトキシ)ベンゼンの製造方法

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JPH0499755A
JPH0499755A JP2215407A JP21540790A JPH0499755A JP H0499755 A JPH0499755 A JP H0499755A JP 2215407 A JP2215407 A JP 2215407A JP 21540790 A JP21540790 A JP 21540790A JP H0499755 A JPH0499755 A JP H0499755A
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JP
Japan
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reaction
dinitrochlorobenzene
catalyst
benzene
solvent
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JP2215407A
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English (en)
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Yoichiro Isoda
陽一郎 磯田
Kazuya Matsuishi
松石 和也
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HONSYU KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
HONSYU KAGAKU KOGYO KK
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Publication date
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は界面活性剤の中間原料およびフッ素含有ポリイ
ミドの中間原料として有用な1,3−ジニトロ−4−(
2’、2’  2’−トリフルオロエトキシ)ベンゼン
の新規な製造方法に3゜ 関する。
[従来の技術] 従来、1.3−ジニトロ−4−(2’、  2’2′−
トリフルオロエトキシ)ベンゼンを製造するに当り2,
2.2−トリフルオロエタノールと2,4−ジニトロク
ロルベンゼンを原料とする方法としては、金属ナトリウ
ムとトリフルオロエタノールによりアルコラードを合成
した後、2,4−ジニトロクロルベンゼンとの脱塩化ナ
トリウム反応により1.3−ジニトロ−4−(2’  
2’  2’−1リフルオロエトキシ)ベンゼンを製造
する方法がJ 、Chem。
Soc、 (B)、 +165−72 (1970)あ
るいはGer。
0ffenn、DE3229973 (+982) (
特開昭59−29644号)に開示されている。
この方法は非水系反応であり、さらに使用する金属ナト
リウムは禁水性危険物として指定されており、アルコー
ルとの反応および水との接触により水素ガスを発生する
性質がある。
そのため工業的規模における金属ナトリウムの取扱に際
しては発生する水素ガスによる爆発の危険性を防止する
のに細心の注意が要求される。
また、無水炭酸カリウム存在下に2,2゜2−トリフル
オロエタノールと2,4−ジニトロクロルベンゼンを原
料として1,3−ジニトロ−4−(2’  2’  2
’−トリフルオロエトキシ)ベンゼンを製造する方法が
UCRL−14714(1966)に開示されている。
この方法も前記J、Chem、Soc、 (B)、 +
165−72(+970)あるいはGer、0ffen
n、 DE3229973(1982)  (特開昭5
9−29644号)と同様に非水系反応であるため、原
料の水分を厳格に排除することおよび吸湿防止設備等の
配慮が必要となるばかりか高価な2,2.2−トリフル
オロエタノールを理論量に対し大過剰必要とするため、
反応終了後に過剰2,2.2−トリフルオロエタノール
の回収工程が必要であり、回収操作による2、2.2−
トリフルオロエタノールの損失が大きくなるおそれがあ
る。
一方ジメチルスルホキシドを溶剤として2゜2.2−ト
リフルオロエタノールと2,4−ジニトロクロルベンゼ
ンおよび2N−水酸化ナトリウム水溶液により1,3−
ジニトロ−4(2’  2’  2’−トリフルオロエ
トキシ)ベンゼンを合成する方法がActa Chem
、5cand、20(2)、 297−302 (+9
66)に開示されており、この方法では反応液を水で希
釈してから目的物である1、3−ジニトロ−4−(2’
、  2’、  2’−トリフルオロエトキシ)ベンゼ
ンをケーキとして濾過分離している。
この方法は含水系反応であり、かつ溶媒として使用して
いるジメチルスルホキシドは、水に対する溶解度が大き
く、目的物をもよく溶解させる極性溶媒であるため、ジ
メチルスルホキシドを繰り返し使用するには反応濾液の
後処理が厄介である。
即ち、ジメチルスルホキシドを繰り返し使用するには食
塩、水およびジメチルスルホキシドを含有する反応濾液
から水を全量回収しかつ、ジメチルスルホキシドも回収
蒸留する必要があり、工業的に操作が繁雑である。
その他、2,2.2−トリフルオロエタノールと2,4
−ジニトロクロルベンゼンを水溶媒中界面活性剤の存在
下に反応する方法としては、J、Am、Chem、So
c、98(18)、 5663−7](+976)に記
載されているが、この文献は各種アルコキシド類の動力
学的研究であり本発明に関するl、3−ジニトロ−4−
(2’、  2’2’l−リフルオロエトキシ)ベンゼ
ンは単離されていない。
そして、本発明の1,3−ジニトロ−4−(2’  2
’  2’l−リフルオロエトキシ)ベンゼンは水溶媒
中において水酸イオンの作用により解離してしまうこと
が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は従来の2.2.2−トリフルオロエタノ
ールと2.4−ジニトロクロルベンゼンとを反応させる
1、3−ジニトロ−4(2’  2’、  2’−トリ
フルオロエトキシ)ヘンゼンの製造方法における以上の
ような問題点を解決し、工業的に安全で、高価な原料で
ある2、2.2−トリフルオロエタノールの損失が少な
く、反応後処理も簡便であり、かつ反応溶剤の繰り返し
使用が容易である1,3−ジニトロ−4−(2’、  
2’、  2’−トリフルオロエトキシ)ベンゼンの新
規な製造方法を提供することである。
[問題を解決するための手段] 本発明は、2,2.2−トリフルオロエタノールと2,
4−ジニトロクロルベンゼンとを反応させて1,3−ジ
ニトロ−4−(2’2’  2’−トリフルオロエトキ
シ)ベンゼンを製造するに当り、無極性溶剤および第4
級アンモニウム塩の存在下、アルカリ水溶液あるいはア
ルカリ懸濁水を含む2相系もしくは3相系反応を特徴と
する1、3−ジニトロ−4−(2’  2’  2’−
トリフルオロエトキシ)ベンゼンの製造方法である。
ここで使用される無極性溶剤は特に限定しないが、2,
4−ジニトロクロルベンゼン(DNCB’)および目的
生成物である1、3−ジニトロ−4−(2’  2’ 
 2’−トリフルオロエトキシ)ベンゼン(DNTFE
)を溶解させ、かつ水に対する溶解度が小さくアルカリ
に対し安定な溶剤が使用され、好ましくはベンゼン、ア
ルキルベンゼン類であり、特に好ましくはベンゼン、ト
ルエン、キシレン等である。
無極性溶剤の使用量についても特に限定されないが、少
なくとも反応温度においてDNCBが完全に溶解するだ
けの量が必要であり、通常は仕込みDNCBに対し1.
5〜10重量倍が好ましい。
第4級アンモニウム塩は反応を促進する触媒として使用
するものであり、種類については特に限定されないが、
通常はハロゲンを含む第4級アンモニウム塩が好ましく
、例えば、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド
、テトラ−n−ブチルアンモニウムクロライド、テトラ
−n−プチルアンモニウムイオダイド、テトラ−n−ブ
チルアンモニウムフルオライド。
テトラメチルアンモニウムブロマイド、テトラメチルア
ンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムクロ
ライド、テトラメチルアンモニウムフルオライド、テト
ラエチルアンモニウムブロマイド、テトラエチルアンモ
ニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロライ
ド、テトラエチルアンモニウムフルオライド、トリオク
チルメチルアンモニウムブロマイド、トリオクチルメチ
ルアンモニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモ
ニウムブロマイド、ベンジルトリエチルアンモニウムク
ロライド、ペンジルトリエチルアンモニウムイオダイド
、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、ペンジ
ルジメメチルセチルアンモニウムクロライド、塩化コリ
ン、臭化コリン等が挙げられる。
第4級アンモニウム塩の添加量についても特に限定しな
いが、あまり少なすぎると反応促進の効果かうすいため
、−船釣には仕込みDNCBに対し0.1〜5重量%が
好ましい。
アルカリ水溶液あるいは懸濁液についても特に限定する
ものではないが、水酸化ナトリウム(NaOH) 、水
酸化カリウム(KOI()、炭酸カリウム(KヨCO,
)、炭酸ナトリウム(Na、 CO,) 、炭酸水素カ
リウム(KIICO,)、炭酸水素ナトリウム(NaH
CO,) 、水酸化カルシウム(Ca(0)1)、) 
、水酸化マグネシウム(Mg(OH,)) 、炭酸カル
シウム(CaCO,)、炭酸マグネシウム(MgCO,
)等の水溶液あるいは懸濁水が好ましく、より好ましく
は水酸化ナトリウム(NaOH) 、水酸化カリウム(
KOH) 、炭酸カリウム(K、Co、) 、炭酸ナト
リウム(Na、Co、 )等の水溶液および水酸化カル
シウム(Ca (OH)、 )の懸濁水である。
反応性および経済性を考慮すると特に好ましいのは水酸
化ナトリウム(Nasty)あるいは水酸化カリウム(
KOH)水溶液である。
アルカリ水溶液あるいは懸濁水の濃度についても特に限
定するものでないが、濃度が薄いと反応が遅くなり、潰
すざると不溶物が多く生成しやすいため、好ましくは1
0〜30%である。
また使用量も特に限定しないが、少なくとも仕込み2,
2.2−トリフルオロエタノール(TFE)のモル数よ
り多くした方が好ましく、通常は仕込み2,2.2−)
リフルオロエタノールの1.0〜22.0モル倍である
原料の仕込みモル比(TFE/DNCB>は特に限定し
ないが、未反応DNCBをなくすには少なくとも仕込み
モル比(TFE/DNCB)  1以上が必要であり、
モル比を大きくするほど反応が速く完結する。しかしT
FEをより有効に使いたい時はモル比を小さくするほど
TFEに対する収率は向上する。
従って、未反応DNCBをなくしかつTFEを最小量に
抑えるには通常仕込みモル比は1.0〜2.0の範囲に
することが好ましい。
反応温度についても特に限定しないが、温度が低いと反
応が遅く、高いと速くなるため、−船釣には室温以上で
かつ反応液の還流温度以下であり、好ましくは30〜8
0℃の範囲である。
反応はガスクロマトグラフィー分析により追跡が出来る
反応終了後、反応液を濾過し、不溶物を除去した後分液
し、オイル層から反応溶剤を回収蒸留して目的とする1
、3−ジニトロ−4−(2′,2′,2′−トリフルオ
ロエトキシ)ベンゼンが得られる。
一方、回収溶剤はそのまま次回の反応に繰り返し使用出
来、分液した水層は一部抜取りすることにより次回の反
応に繰り返し使用も可能である。
[実施例] 以下実施例により、本発明の1,3−ジニトロ−4−(
2’  2’  2’−トリフルオロエトキシ)ベンゼ
ンの製造方法について詳細に説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例1 撹拌器、温度計、滴下ろ斗および逆流コンデンサーを備
えた3000C四ツロフラスコに2.4−ジニトロクロ
ルベンゼン(DNCB) 20g (0,099mol
)およびトルエン40gを仕込み均一溶液とし、触媒テ
トラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド0.1gおよ
び2,2.24リフルオロ工タノール15g (0,1
5mol)を仕込む。
内温を40℃に保持しつつ、激しく撹拌しながら16%
NaOH水溶液40g  (0,16mol)を約1時
間で滴下した。
その後40℃付近で1時間撹拌を続けた後、撹拌しつつ
60℃まで昇温し、さらに2時間反応を継続した。
反応の終点はガスクロマトグラフィー分析により未反応
の2,4−ジニトロクロルベンゼンがほとんど消費され
た時点とした。(全反応時間的4.5時間) 反応液に水30gおよびトルエン40gを添加し室温付
近まで冷却した後、濾過により黄色不溶物(2,4−ジ
ニトロフェノールのNa塩)を除去し、濾液を分液した
オイル層をエバポレターにかけ溶剤トルエンを減圧留去
して橙褐色ケーキ25.1gを得た。
このケーキはガスクロマトグラフィー分析による純度(
GC純度) 99.00%であ番ハ収率(対仕込DNC
B) 94.4mo1%であった。
さらにガスクロマトグラフィーマススペクトル(GCマ
ス分析)および赤外吸収スペクトル(IR分析)の結果
、目的とする1、3−ジニトロ−4−(2’  2’ 
 2’−トリフルオロエトキシ)ベンゼンであることを
確認した。
反応条件およびGC純度、収率等の結果について表1に
まとめて示す。
表中2,4−ジニトロクロルベンゼンはDNCB、触媒
テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイドはTBAB
の略記号で表し、反応時間は16%NaOH水溶液の滴
下開始から反応終了までの全時間で示した。
実施例2〜8 実施例1における触媒TBABの代わりに下記に示す各
種触媒を各々O0I g (0,5iut%対仕込DN
CB)使用した以外は実施例1に準じた原料および溶剤
を仕込み、さらに実施例1に準じて反応(+6%NaO
H水溶液の滴下1時間を含め40℃で2時間撹拌し、そ
の後60℃に昇温しで所定時間撹拌)した。
その後実施例1に準じて後処理を行い、目的とする1、
3−ジニトロ−4−(2’  2’2’−1−リフルオ
ロエトキシ)ベンゼンを得た。
実施fJ2   触媒 :テトラメチル7ン干ニウムク
ロライド (TMAC)実施例3  触媒 : トリオ
クチルメチル7ンモニウムクロライド (TOMAC)
実施例4  触媒 :テトラーn−ブチルアンモニウム
クロライド (TBAC)実施例5  触媒 :ペンジ
ルトリメチルアンモニウムクロライド (BTMAC)
実施?I6   触媒:ベンジルトリエチルアンモニウ
ムクロライド (BTEAC)実施例7  触媒 :ベ
ンジルジメル中チルアンモニウムクロライド (BMC
AC)実施例8 触媒:塩化コリン(ChC)反応条件
およびGC純度、収率等の結果について表1にまとめて
示す。
表中2,4−ジニトロクロルベンゼンはDNCB 、触
媒は上記の略記号で表し、反応時間は16%NaOH水
溶液の滴下開始から反応終了までの全時間で示した。
実施例9〜11 実施例1における16%NaOH水溶液40g(0,1
6mol)の代わりに下記に示す各種濃度のNaOH水
溶液(0,16mol )あるいは16%KOH水溶液
40 g (0,16mol)を使用した以外は実施例
1に準じた原料、溶剤および触媒を仕込み、さらに実施
例1に準じて反応(16%NaOH水溶液の滴下1時間
を含め40℃で2時間撹拌し、その後60℃に昇温しで
所定時間撹拌)した。
その後実施例1に準じて後処理を行い、目的とする1、
3−ジニトロ−4−(2’  2’2′−トリフルオロ
エトキシ)ベンゼンを得た。
実施例924%NaOH水溶液/TBAB触媒0.5w
t%(対DNCB)実施例1010%NaOH水溶液/
TBAB触媒0゜5wt%(対DNCB)実施例11 
16%KOH水溶液/TBAB触媒0.5wt%(対D
NCB)反応条件およびGC純度、収率等の結果につい
て表2にまとめて示す。
表中2.4−ジニトロクロルベンゼンはDNCB 、触
媒テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイドはTBA
Bの略記号で表し、反応時間はアルカリ水溶液の滴下開
始から反応終了までの全時間で示した。
なお、実施例IOにおいては目的物中の不純物の大部分
は未反応2,4−ジニトロクロルベンゼン(DNCB)
であった。
実施例I2 実施例1における16%NaOH水溶液40g(0,1
6mo1)の代わりに20%に、Co、水溶液110g
 (0,16mol)を使用した以外は実施例1に準じ
た原料、溶剤および触媒を仕込み、激しく撹拌しながら
60℃で所定時間反応した。
反応開始後2時間目において反応液をガスクロマトグラ
フィー分析した結果、反応率は36%であった。
反応終了後、実施例1に準じて後処理を行い、目的とす
る1、3−ジニトロ−4−(2’2′ 2′−トリフル
オロエトキシ)ベンゼンと未反応2,4−ジニトロクロ
ルベンゼン(DNCB)との混合物25.7gを得た。
反応条件およびGC純度(60,50%)、収率(59
,0mol)等の結果について表2にまとめて示す。
表中2.4−ジニトロクロルベンゼンはDNCB、触媒
テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイドはTBAB
の略記号で表し、反応時間は触媒TBAB添加時点から
反応終了までの全時間で示した。
実施例13〜16 実施例12における20%に、 CO,水溶液110g
(0,16mol )の代わりに下記に示す各種炭酸塩
水溶液(0,16mol )を使用し、かつ触媒TBA
Bを所定量使用した以外は実施例12に準じた原料、溶
剤および触媒を仕込み、激しく撹拌しながら60℃で所
定時間反応した。
その後実施例1に準じて後処理を行い、目的とする1、
3−ジニトロ−4−(2’、2’2′−トリフルオロエ
トキシ)ベンゼンを得た。
実施例1320%に、■、水WiJTF3AB触媒2.
0wt%(対[)実施例1418%陽、■、水溶液/T
BAB触媒0.5wt%(対DNCB)実施例1520
%険吐刀、水溶液/TBAB触媒1,0wt%(対IE
B)実施例1620%Kl−III、水溶液ハ[触媒1
.0wt%(対cf1cB)反応条件およびGC純度、
収率等の結果について表2にまとめて示す。
表中2,4−ジニトロクロルベンゼンはDNCB、触媒
テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイドはTBAB
の略記号で表し、反応時間は触媒TBAB添加時点から
反応終了までの全時間で示した。
なお、上記実施例13−16においては目的物中の不純
物の大部分は未反応2,4−ジニトロクロルベンゼンで
あった。
実施例I7 実施例12における・20%に、 Go、水溶液110
g(0,16mol )の代わりにCa(OH)、 1
1.8 g (0,16mol)および水47.2g 
(含水率20%のCa(OH)。
懸濁水相当)を使用した以外は実施例12に準じた原料
、溶剤および触媒を仕込み、激しく撹拌しながら60℃
において懸濁状態で反応した。
その後実施例1に準じて後処理を行い、目的とする1、
3−ジニトロ−4−(2’  2’2′−トリフルオロ
エトキシ)ベンゼンと未反応2,4−ジニトロクロルベ
ンゼン(DNCB)との混合物18.7gを得た。
反応条件およびGC純度(71,8%)、収率(50,
5%)などの結果について表3にまとめて示す。
表中2,4−ジニトロクロルベンゼンはDNCB、触媒
テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイドはTBAB
の略記号で表し、反応時間は触媒TBAB添加時点から
反応終了までの全時間で示した。
実施例18〜20 実施例12における20%に、Co、水溶液110g(
0,16m1ol )の代わりに下記に示す各種アルカ
リ懸濁水(含水率20%のアルカリ(0,16IIol
)懸濁水)を使用した以外は実施例12に準じた原料、
溶剤および触媒を仕込み、激しく撹拌しながら60℃に
おいて懸濁状態で反応した。
その後実施例1に準じて後処理を行い、目的とする1、
3−ジニトロ−4−(2’、2’2′〜トリフルオロエ
トキシ)ベンゼンと未反応2.4−ジニトロクロルベン
ゼン(DNCB)との混合物18.7gを得た。
実施例18 20%Mg(01−1)、懸濁水/TB屈
触媒O9騰L%(対疋)実施例1920%CaQ]、懸
濁水/TBAB触媒0.5wt%(討究1)実施例20
20%鬼■8懸濁水/TB訃触媒0.5wt%(対開口
)反応条件およびGC純度、収率等の結果について表3
にまとめて示す。
表中2.4−ジニトロクロルベンゼンはDNCB、触媒
テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイドはTBAB
の略記号で表し、反応時間は触媒TBAB添加時点から
反応終了までの全時間で示した。
比較例1 実施例12における触媒TBABを使用しないこと以外
は実施例12に準じて原料、溶剤および20%に、 C
D、懸濁水を仕込み、60℃で2時間撹拌したが目的物
は全く生成しなかった。
反応条件および結果について表4にまとめて示す。
表中2,4−ジニトロクロルベンゼンはDNCBと略記
した。
なお、上記比較例1において反応液は溶剤を除くと全て
未反応2,4−ジニトロクロルベンゼン(DNCB)で
あった。
比較例2 実施例14における触媒TBABを使用しないこと以外
は実施例14に準じて原料、溶剤および18%Na、C
O,水溶液を仕込み、60℃で2時間撹拌したが目的物
は全く生成しなかった。
反応条件および結果について表4にまとめて示す。
表中2.4−ジニトロクロルベンゼンはDNCBと略記
した。
なお、上記比較例2において反応液は溶剤を除くと全て
未反応2,4−ジニトロクロルベンゼン(DNCB)で
あった。
比較例3 実施例18における触媒TBABを使用しないこと以外
は実施例18に準じて原料、溶剤および20%Mg (
Oll) 、懸濁水を仕込み、60℃で2時間撹拌した
が目的物は全く生成しなかった。
反応条件および結果について表4にまとめて示す。
表中2.4−ジニトロクロルベンゼンはDNCBと略記
した。
なお、上記比較例3において反応液は溶剤を除くと全て
未反応2,4−ジニトロクロルベンゼン(DNCB)で
あった。
比較例4 比較例1における20%に、 CO,水溶液の代わりに
無水Na、C0,7,5g (0,07mol)使用し
無水系とした以外は比較例1に準じた原料および溶剤を
仕込み、さらに比較例1に準じて反応したが、比較例1
は同様全く目的物は得られなかった。
反応条件および結果について表4にまとめて示す。
表中2.4−ジニトロクロルベンゼンはDNCBと略記
した。
なお、上記比較例4において反応液は溶剤を除くと全て
未反応2,4−ジニトロクロルベンゼン(DNCB)で
あった。
比較例5 実施例1における触媒TBABを使用しないこと以外は
実施例1に準じて原料、溶剤および16%NaOH水溶
液を仕込み、実施例1に準じて反応した。
全反応時間10時間において、反応率が88.2%であ
り、触媒の存在する実施例1〜8に比べるとあきらかに
反応が遅いことを認めた。
その後実施例1に準じて後処理を行い、目的とする1、
3−ジニトロ−4−(2’  2’2′−トリフルオロ
エトキシ)ベンゼンと未反応2,4−ジニトロクロルベ
ンゼン(DNCB)との混合物23.8 gを得た。
反応条件および結果について表4にまとめて示す。
表中2.4−ジニトロクロルベンゼンはDNCBと略記
した。
比較例6 実施例11における触媒TBABを使用しないこと以外
は実施例11に準じて原料、溶剤および16%KOH水
溶液を仕込み、実施例11に準じて反応した。
全反応時間7時間において、反応率が78.7%であり
、触媒の存在する実施例11に比べるとあきらかに反応
が遅いことを認めた。
その後実施例11に準じて後処理を行い、目的とする1
、3−ジニトロ−4−(2’  2’2′−トリフルオ
ロエトキシ)ベンゼンと未反応2,4−ジニトロクロル
ベンゼン(DNCB )との混合物22.6 gを得た
反応条件および結果について表4−にまとめて示す。
表中2.4−ジニトロクロルベンゼンはDNCBと略記
した。
比較例7 実施例18における触媒TBABを使用しないこと以外
は実施例18に準じて原料、溶剤および20%Ca(O
H)ヨ懸濁水を仕込み、実施例I8に準じて反応した。
全反応時間6時間において、反応率が23.8%であり
、触媒の存在する実施例18に比べるとあきらかに反応
が遅いことを認めた。
その後実施例18に準じて後処理を行い、目的とするl
、3−ジニトロ−4−(2’  2’2′−トリフルオ
ロエトキシ)ベンゼンと未反応2,4−ジニトロクロル
ベンゼン(DNCB)との混合物17.6 gを得た。
反応条件および結果について表4にまとめて示す。
表中2,4−ジニトロクロルベンゼンはDNCBと略記
した。
以下余白 [発明の効果] 本発明の方法は公知方法に比較して、高価な2,2.2
−トリフルオロエタノールの損失が少なく、反応後の後
処理も簡便となり、かつ反応溶剤の繰り返し使用が容易
となった。
従って、本発明方法は1.3−ジニトロ−4−(2’、
  2’  2’−トリフルオロエトキシ)ベンゼンを
中間原料として界面活性剤およびフッ素含有ポリイミド
等を製造するに際し効率的かつ経済的に目的物を製造す
ることが出来るため、実質的で工業化価値が極めて高い
ものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、2,4−ジニトロクロルベンゼンと2,2,2−ト
    リフルオロエタノールから1,3−ジニトロ−4−(2
    ′,2′,2′−トリフルオロエトキシ)ベンゼンを製
    造するに当り、無極性溶剤および第4級アンモニウム塩
    の存在下、アルカリ水溶液あるいはアルカリ懸濁水を含
    む2相系もしくは3相系反応を特徴とする1,3−ジニ
    トロ−4−(2′,2′,2′−トリフルオロエトキシ
    )ベンゼンの製造方法。
JP2215407A 1990-08-15 1990-08-15 1,3‐ジニトロ‐4‐(2′,2′,2′‐トリフルオロエトキシ)ベンゼンの製造方法 Pending JPH0499755A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012001475A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Kawaguchi Kagaku Kogyo Kk ニトロ体の製造方法

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