JPH049737A - 電子顕微鏡観察用試料の薄膜化方法及びその装置 - Google Patents

電子顕微鏡観察用試料の薄膜化方法及びその装置

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JPH049737A
JPH049737A JP11424390A JP11424390A JPH049737A JP H049737 A JPH049737 A JP H049737A JP 11424390 A JP11424390 A JP 11424390A JP 11424390 A JP11424390 A JP 11424390A JP H049737 A JPH049737 A JP H049737A
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JP
Japan
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sample
plasma
ion beam
thinning
electron microscopy
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JP11424390A
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English (en)
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Yasuhiro Ayukawa
鮎川 保弘
Tomio Nomura
野村 富夫
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の1 本発明は、電子顕微鏡での観察に使用する試料を薄膜化
する方法及びその薄膜化に使用する薄膜化装置に関する
支末立且I 電子顕微鏡で試料を観察するために、試料を樹脂等の包
埋材で包埋した後、試料を研摩、切削及び粉砕のいずれ
かの方法を用いて薄膜化することを行なっている。
これらのうち、研摩により試料を薄膜化する方法では、
手作業の研摩で粗仕上げされた試料を、プラズマのイオ
ンを用いて研磨することにより最終の仕上げをする手法
が採られる。
が  しよ と る しかしながら、プラズマのイオンを用いた薄膜化作業で
は、導電性の試料の場合にはこれを比較的容易に薄膜化
することができるが、非導電性の試料の場合には、試料
表面にプラズマのイオンビームによるチャージングが生
じて帯電し、帯電したイオンが試料表面に後から照射さ
れて来るプラズマのイオンビームを反発するので、試料
を効率よ(薄膜化することが望めない。
試料表面がイオンで帯電すると、 (1)試料のエッヂング速度を大幅に低下させる、 (2)試料表面が粗く仕上がる、 (3)試料の広範囲に亙る薄膜化が不可能である、 (4)チャージングの際に試料が高温となり、低融点の
試料では薄膜化が困難になる、等の問題が生じる。
従って本発明の目的は、プラズマのイオンビームな用い
て電子顕微鏡観察用試料をエツチングして薄膜化するに
際し、プラズマのイオンビームによる試料表面のチャー
ジングを防止して、導電性の試料でも効率よくエツチン
グして薄膜化することを可能とした電子顕微鏡観察用試
料の薄膜化方法及びその装置を提供することである。
な   るだめの 上記目的は本発明に係る電子顕微鏡観察用試料の薄膜方
法及びその装置にて達成される。要約すれば本発明は、
包埋材で包埋された電子顕微鏡観察用包埋試料を真空中
で回転しながら、前記試料の少なくとも一方の面にプラ
ズマのイオンビームを照射してエツチングすることによ
り、前記試料を薄膜化する電子顕微鏡観察用試料の薄膜
化方法において、前記試料の前記少なくとも一方の面に
導電性物質の微粒子を付着させながら、前記プラズマの
イオンビームによる前記少なくとも一方の面のエツチン
グを行なうことを特徴とする電子顕微鏡観察用試料の薄
膜化方法である。好ましくは、前記試料の前記少なくと
も一方の面への前記導電性物質の微粒子の付着は、前記
試料の回転に同期させて一方向から行なわれる。
又、本発明は、真空引きされた筒体と、その先端の枠台
上に包埋材で包埋された電子顕微鏡観察用包埋試料を載
置して前記筒体内に挿入すると共に前記試料を回転する
ための、前記筒体に設けられた試料支持体と、前記筒体
内に前記試料の少なくとも一方の面側に配設された、前
記少なくとも一方の面にプラズマのイオンビームを照射
してエツチングすることにより前記試料を薄膜化するた
めのプラズマ銃とを備えてなる電子顕微鏡観察用試料の
薄膜化装置において、前記プラズマ銃からの前記試料の
前記少なくとも一方の面への前記プラズマのイオンビー
ムの一部を受けて、前記少なくとも一方の面へ導電性物
質の微粒子を付着するための導電性物質のターゲットを
、前記筒体内に前記試料に近接して配設したことを特徴
とする電子顕微鏡観察用試料の薄膜化装置である。好ま
しくは、前記プラズマ銃からの前記ターゲットへの前記
プラズマのイオンビームの一部を通過させるスリットが
設けられた。前記試料の回転速度と同速度で同期して回
転するチョッパーが、前記ブラズマ銃と前記ターゲット
との間の位置に配設される。
実」L例 以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
第1図は、本発明の薄膜化方法を実施するための薄膜化
装置の一実施例を示す垂直縦断面図である。
第1図に示すように、本薄膜化装置は、真空ポンプ等の
図示しない真空手段により真空引きされた筒体1と、筒
体lの下部に設けられた試料支持体2と、筒体1内に配
設された少なくとも1つのプラズマ銃、本実施例では上
下2つのアルゴン陽イオンのプラズマ銃3a、3bとを
備える。本発明によれば、更に筒体1内に導電性物質の
ターゲット4を備え、本実施例によれば更にチョッパー
5を備える。
試料支持体2は、包埋材8で包埋された試料18(第3
図参照)載置する枠台7を鉛直のピストトン6の先端に
設けてなり、第2図に示すように、枠台7上に載置され
た包埋材8で包埋の試料18をピストン6により、筒体
1内に挿入してその中心部に水平に位置させ、そこで水
平面内で回転するようになっている。上記の包埋材8で
包埋した試料18は、第1図に示す筒体1の上部に設け
た排気室16により筒体1内の真空を破らないようにし
て、枠台7上に載置して筒体1内に挿入され、又、薄膜
化後に枠台7を筒体1内から引き出して外部に取り出さ
れる。
上下のプラズマ銃3a、3bは、回転可能な取付部材9
に取り付けて筒体1内に互に180度の間隔をおいて配
設され、筒体1の中心部に位置された試料18に対し、
取付部材9の回転で位置調整することにより所望の同一
角度でその上面側、下面側にそれぞれ位置されている。
上下のプラズマ銃3a、3bは共にその外周面に複数個
の照射孔】0を有し、そのうちの試料18に向けたそれ
ぞれの1つの照射孔10からアルゴン陽イオンのプラズ
マのイオンビームな、回転する試料、18の上面、下面
に照射して、試料18を上面、下面からエツチングする
ようになっている。
尚、試料18の下面側に配設した下の銃3bはなくても
よく、又、作動させなくてもよい。本実施例では、上の
プラズマ銃3aのみを作動させ、下のプラズマ銃3bは
作動させていない。
上記導電性物質のターゲット4は、上のプラズマ銃3a
又は取付部材9に取り付けた適宜な支持部材により、本
実施例では第1図に示すように、上のプラズマ銃3aに
取り付けた支持部材12により、筒体l内に試料18の
上面側に試料18に近接して、プラズマのイオンビーム
11の一部を受けるように配設されている。
導電性物質のターゲット4は、第3図に示すように、上
のプラズマ銃3aがらの試料18の上面へのプラズマの
イオンビーム11の一部を受けて導電性物質の微粒子1
3を飛散することにより、上面へ導電性物質の微粒子】
3を付着して、試料18の上面へのプラズマのイオンビ
ーム11によるチャージングを防止するためのものであ
る。試料18の上面に導電性物質の微粒子13を付着す
ると、上面のプラズマのイオンビーム11による帯電イ
オンが微粒子13により逃がされるので、試料18が非
導電性の物質であっても上面がチャージングすることが
防止され、このためプラズマのイオンビーム11による
試料18のエツチングを効率よ(行なうことが可能とな
る。
ターゲット4を構成する導電性物質としては、試料18
の観察目的に応じて種々のものを選択し得るが、代表的
にはグラファイト、銅、金等が効果的である。本実施例
では、ターゲット4を構成する導電性物質としてグラフ
ァイトを使用している。
この導電性物質の微粒子13を試料18の上面に付着さ
せる時間は、イオンビーム11による試料]8の上面か
らのエツチング時間の1/2〜1/lO程度あれば十分
である。そして試料18の上面への導電性物質の微粒子
13の付着を試料18の一定の方向に行なえば、試料1
8の上面に導電性物質によるシャドーイング効果を得る
ことができ、電子顕微鏡で試料18の表面粗さを観察す
る上で効果的である。
そこで、本実施例では、上のプラズマ銃3aとと導電性
物質のターゲット4との間の位置に上述したチョッパー
5を、上のプラズマ銃3a又は取付部材9に取り付けた
適宜な支持部材により、本実施例では第1図に示すよう
に、上のプラズマ銃3aに取り付けた支持部材14によ
り支持して設けている。チョッパー5は、上のプラズマ
銃3aからのプラズマのイオンビーム11の一部を通過
して、ターゲット4を照射させるためのスリットが設け
られ、支持部材14へのチョッパー5の取付端に設けた
図示しないモータにより、試料18の回転速度と同速度
で同期して回転するようになっている。
これにより、チョッパー5のスリットがターゲット4上
に位置したときにのみ上のプラズマ銃3aからのプラズ
マのイオンビーム11がターゲット4を照射して、ター
ゲット4から導電性物質の微粒子13を飛散し、導電性
物質の微粒子13を試料18の上面へ試料18の一定の
方向に付着する。
本発明の薄膜化方法では、以上のような薄膜化装置を用
いて包埋材8で包埋した試料18を薄膜化する。
これによれば、上のプラズマ銃3aからのアルゴン陽イ
オンのプラズマのイオンビーム11により試料18を上
面からエツチングして、薄膜化するに際して、導電性物
質のターゲット4によりプラズマのイオンビーム11の
一部を受けて導電性物質の微粒子13を飛散することに
より、導電性物質の微粒子13を試料18の上面に付着
しながらエツチングを行なうので、プラズマのイオンビ
ーム11による上面のチャージングが防止され、このた
め試料18が非導電性の物質であっても、プラズマのイ
オンビーム11により試料18を効率よくエツチングす
ることができる。
又、チョッパー5によりそのスリットがターゲット4上
に位置したときにのみ、上のプラズマ銃3aからのプラ
ズマのイオンビーム11でターゲット4を照射させるの
で、導電性物質の微粒子13を試料18の上面へ試料1
8の一定の方向に付着することができ、試料18の上面
に導電性物質によるシャドーイング効果を得ることがで
きる。
以上の実施例では、上下のプラズマ銃3a、3bのうち
上のプラズマ銃3aのみを作動させる場合を示したが、
下のプラズマ銃3bを合わせて作動させる場合でも、導
電性物質のターゲット4は、試料18の上面側に設ける
だけでよい。しかしながら、ターゲット4と同様な導電
性物質のターゲットを試料18の下面側に設けることを
妨げるものではない。又、チョッパー5を設けて試料1
8の上面に導電性物質によるシャドーイング効果を得る
ようにすれば、試料18の表面の粗さを電子顕微鏡で観
察する上で効果的であるが、その必要がない場合には必
ずしもチョッパー5を設けることを要しない。
免豆立皇1 以上説明したように、本発明では、試料をプラズマのイ
オンビームで電子顕微鏡観察用試料をエツチングして、
試料を薄膜化するに際し、導電性物質の微粒子を試料に
付着させながらエツチングしているので、プラズマのイ
オンビームによる試料表面のチャージングが防止され、
このため、次のような優れた効果が得られる。
(1)試料のエツチング速度を大幅に向上する。
(2)試料のチャージングがなくなるために低融点の試
料にもプラズマによる薄膜化を実施することができる。
(3)試料表面を滑らかに仕上げることができる。
(4)試料の広範囲に亙る薄膜化が可能で、電子顕微鏡
による観察面を拡大できる。
(5)試料表面にシャドーイング効果を得ることも可能
であり、これにより試料表面の粗さを観察することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の薄膜化方法を実施するための薄膜化
装置の一実施例を示す垂直縦断面図である。 第2図は、第1図の薄膜化装置の要部を示す斜視図であ
る。 第3図は、第1図の薄膜化装置により試料をエツチング
するところを示す断面図である。 3a。 二部体 :試料支持体 3b:プラズマ銃 :導電性物質のターゲット :チョッパー :枠台 :包埋材 :プラズマのイオンビーム :微粒子 :試料 第

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)包埋材で包埋された電子顕微鏡観察用試料を真空中
    で回転しながら、前記試料の少なくとも一方の面にプラ
    ズマのイオンビームを照射してエッチングすることによ
    り、前記試料を薄膜化する電子顕微鏡観察用試料の薄膜
    化方法において、前記試料の前記少なくとも一方の面に
    導電性物質の微粒子を付着させながら、前記プラズマの
    イオンビームによる前記少なくとも一方の面のエッチン
    グを行なうことを特徴とする電子顕微鏡観察用試料の薄
    膜化方法。 2)前記試料の前記少なくとも一方の面への前記導電性
    物質の微粒子の付着を、前記試料の回転に同期させて一
    方向から行なう請求項1記載の電子顕微鏡観察用試料の
    薄膜化方法。 3)真空引きされた筒体と、その先端の枠台上に包埋材
    で包埋された電子顕微鏡観察用試料を載置して前記筒体
    内に挿入すると共に前記試料を回転するための、前記筒
    体に設けられた試料支持体と、前記筒体内に前記試料の
    少なくとも一方の面側に配設された、前記少なくとも一
    方の面にプラズマのイオンビームを照射してエッチング
    することにより前記試料を薄膜化するためのプラズマ銃
    とを備えてなる電子顕微鏡観察用試料の薄膜化装置にお
    いて、前記プラズマ銃からの前記試料の前記少なくとも
    一方の面への前記プラズマのイオンビームの一部を受け
    て、前記少なくとも一方の面へ導電性物質の微粒子を付
    着するための導電性物質のターゲットを、前記筒体内に
    前記試料に近接して配設したことを特徴とする電子顕微
    鏡観察用試料の薄膜化装置。 4)前記プラズマ銃からの前記ターゲットへの前記プラ
    ズマのイオンビームの一部を通過させるスリットが設け
    られた、前記試料の回転速度と同速度で同期して回転す
    るチョッパーを、前記プラズマ銃と前記ターゲットとの
    間の位置に配設した請求項3記載の電子顕微鏡観察用試
    料の薄膜化装置。
JP11424390A 1990-04-27 1990-04-27 電子顕微鏡観察用試料の薄膜化方法及びその装置 Pending JPH049737A (ja)

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