JPH0492171A

JPH0492171A - 空気弁

Info

Publication number: JPH0492171A
Application number: JP20603490A
Authority: JP
Inventors: Kazumi Tajiri; 和美田尻
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1990-08-03
Filing date: 1990-08-03
Publication date: 1992-03-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は下水管路などにおいて用いられる空気弁に関す
る。

従来の技術従来の空気弁としては、たとえばＪＩＳ　Ｂ２０Ｇ３に
規格されるものがある。これは、第２図に示すようなも
ので、弁箱１の底部には配管の立上管２に連通する流入
孔１ａが形成されており、弁箱１の上部には大空気孔３
を形成する蓋部４が設けられている。そして、弁箱１の
内部には筒状のガイド部５が設けられており、ガイド部
５は底部開口６および側部間ロアで弁箱１の内部に連通
し、上端開口８で大空気孔３に連通している。また、ガ
イド部５の内部には大空気孔３を開閉する遊動弁体９が
上下動自在に設けられており、遊動弁体９には小空気孔
ＩＯが形成されている。また、遊動弁体９の下方には小
空気孔ＩＯを開閉する球状のフロート弁体１１が上下動
自在に設けられている。

発明が解決しようとする課題上記した従来の構成によれば、立上管２から流入孔１ａ
を通して弁箱１に流入した流体が底部開口６からガイド
部５に流入し、浮力によって上昇するフロート弁体１１
が小空気孔１０を閉塞した状態で遊動弁体９を持ち上げ
、遊動弁体９で大空気孔３を閉塞する。しかし、弁箱１
に流入する流体の勢いが強い場合には、フロート弁体１
１に浮力が働いて遊動弁体９で大空気孔３が閉塞される
前に、流体が側部間ロアから流入して大空気孔３を通っ
て外部に流出する問題があり、さらに流体が下水などで
ある場合には、流体中に含まれる異物が流体の飛沫とと
もに飛散し、付着した異物によって遊動弁体９の開閉が
阻害されたり、小空気孔ＩＯが詰まったりする問題があ
った。

本発明は、上記課題を解決するもので、流体中の異物に
阻害されることなく弁体を確実に開閉することができる
空気弁を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために本発明は、弁箱の底部に配管
に連通ずる流入孔を形成するとともに、上部に大気に連
通ずる空気孔を形成し、弁箱の内部に空気孔を開閉する
フロート弁体を上下動自在に設け、フロート弁体の下方
に弁箱の内部空間を上部空間と下部空間に仕切るフィル
ターを設け、上部空間に連通して洗浄用開閉バルブを設
けた構成としたものである。

また、フィルターをセラミックス材よりなる筒状体に形
成した構成としたちのでる。

作用上記した構成により、流入孔から弁箱の下部空間に流入
した流体は異物をフィルターに濾過されて上部空間に流
入する。また、流体から受ける浮力によってフロート弁
体が持ち上げられ、フロート弁体が空気孔を閉塞する。

そして、流入孔から弁箱の下部空間に流入する空気はフ
ィルターを透過して上部空間に滞留する。

このとき、空気の滞留に伴って液位が降下し、フロート
弁体が引き下げられて空気孔が開放され、弁箱内に滞留
する空気が空気孔を通って外部に排出される。

また、フィルターに付着した異物を除去するときには、
洗浄用開閉バルブを開放して洗浄水を弁箱の内部空間に
供給し、上部空間から下部空間に洗浄水を通水してフィ
ルターに付着した異物を洗い流す。

そして、フィルターをセラミックス材よりなる筒状体に
形成することにより、フィルターの濾過面積が増大し、
透過流量の増大によって速やかな流体の通過が行える。

また、セラミックス材で形成することにより、フィルタ
ー表面からの異物の剥離性が向上する。

実施例以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第１
図において、弁箱２１の底部には配管の立上管２２に連
通ずる流入孔２３が形成れており、弁箱２Ｉの上部開口
を覆って弁箱カバー２４が設けられるとともに、弁箱カ
バー２４の開口を覆ってカバー２５が設けられている。

また、カバー２５には弁箱２１の内外を連通ずる空気孔
２Ｂが形成されており、弁箱２１の内部側に位置する空
気孔２Ｂの開口には空気孔弁座２７が設けられている。

さらに、カバー２５の背面には筒状のガイド２８が垂設
されており、ガイド２８の側部には弁箱２】の内部に連
通ずる貫通孔２９が形成されている。また、ガイド２８
の内部にはフロート弁体３０が上下動自在に配置されて
おり、フロート弁体３０は空気孔弁座２７に当接して空
気孔２６を開閉する。そして、ガイド２８の下端には弁
箱２１の内部空間を上部空間Ａと下部空間Ｂに仕切ると
ともに流入孔２３を覆ってフィルター３１が設けられて
おり、フィルター３１はセラミックス材よりなる筒状体
に形成されている。また、弁箱２１の上部空間Ａに連通
して洗浄用開閉バルブ３２が設けられている。

以下、上記構成における作用について説明する。

立上管２２から流入孔２３を通して弁箱２１の下部空間
Ｂに流入した流体３３は異物をフィルター３１に濾過さ
れて上部空間Ａおよびガイド２８の内部に流入する。そ
して、流体３３から受ける浮力によってフロート弁体３
０が持ち上げられ、フロート弁体３ｏが空気孔弁座２７
に当接して空気孔２６を閉塞する。

この状態で、流入孔２３から流体３３とともに弁箱３１
の下部空間Ｂに流入する空気はフィルター３１を透過し
て上部空間Ａに滞留する。このとき、空気の滞留に伴っ
て液位が降下し、フロート弁体３ｏが引き下げられて空
気孔弁座２７から離間し、空気孔２６が開放されて弁箱
２１の上部空間Ａに滞留する空気が空気孔２６を通って
外部に排出される。そして、空気の排出にともなって液
位が上昇し、再び空気孔２６がフロート弁体３０で閉塞
される。

そして、フィルター３１に付着した異物を除去するとき
には、洗浄用開閉バルブ３２に清水供給管を接続し、洗
浄用開閉バルブ３２を開放して洗浄水を弁箱２１の上部
空間Ａに供給し、上部空間Ａから下部空間Ｂに洗浄水を
通水してフィルター３１に付着した異物を洗い流す。

このとき、フィルター３１は多孔質のセラミックス材よ
りなる筒状体に形成されているので、フィルター３１の
濾過面積が増大し、透過流量の増大によって速やかな流
体３３の通過が行える。また、セラミックス材で形成す
ることにより、フィルター３】の表面が平滑なものとな
り、異物の剥離性が向上する。

尚、フィルター３１は平板な形状に形成しても良いし、
中空糸状の限外濾過膜を用いることも可能である。

発明の効果以上述べたように本発明によれば、流入孔がら弁箱の下
部空間に流入する流体がフィルターで濾過されるので、
流体中の異物がフロート弁体に付着することが無くなり
、フロート弁体の確実な開閉動作が確保することができ
る。また、洗浄用開閉バルブを開放して洗浄水を弁箱の
内部空間に供給することにより、フィルターに付着した
異物を除去することができる。さらに、フィルターは筒
状体に形成して濾過面積を増大させることにより、透過
流量の増大を図って速やかな流体の通過を行うことがで
き、さらにセラミックス材で形成してフィルター表面を
平滑なものとすることにより異物の剥離性を向上させる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す空気弁の全体構成図、
第２図は従来の空気弁の全体構成図である。２１・・・弁箱、２３・・・流入孔、２６・・・空気孔
、３ｏ・・・フロート弁体、３１・・・フィルター

Claims

【特許請求の範囲】１、弁箱の底部に配管に連通する流入孔を形成するとと
もに、上部に大気に連通する空気孔を形成し、弁箱の内
部に空気孔を開閉するフロート弁体を上下動自在に設け
、フロート弁体の下方に弁箱の内部空間を上部空間と下
部空間に仕切るフィルターを設け、上部空間に連通して
洗浄用開閉バルブを設けたことを特徴とする空気弁。２、フィルターをセラミックス材よりなる筒状体に形成
したことを特徴とする請求項１記載の空気弁。